• 検索結果がありません。

周囲環境の変化が木質ボードの性質に及ぼす影響

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "周囲環境の変化が木質ボードの性質に及ぼす影響"

Copied!
9
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)Title. 周囲環境の変化が木質ボードの性質に及ぼす影響. Author(s). 大矢, 智; 矢永, 国良. Citation. 北海道教育大学紀要. 自然科学編, 49(2): 25-32. Issue Date. 1999-02. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/510. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (自然科学編) 第4 9巻 第2号. 平 成 11 年 2 月. Journal of Hokkaido Univers i ion (NaturaI Sciences) Vol ty of Educat 49 2 . ,No.. February,1999. 周囲環境の変化が木質ボードの性質に及ぼす影響 智*・ 矢 永. 大矢. 国良**. * 北海道教育大学札幌校木材加工学研究室 札幌 00 2 8502 ‐. ” 北海道大学農学部木材工学研究室 85 89 札幌 060 ‐. Effects of Bnvironmenta1 Factors on the Properties of△ 4DF and partiC1e Board. * satoru OHYA* and Kuniyoshi YANAGA* * Wood Process ing Laboratory, Sapporo CamL pus, Hokkaido Uni i ion, Sapporo o02 ty of Educat vers ‐8502 ** Laborator of Wr d E i icul ty of Agr oo ng neering, Facul ture y , Hokkaido Uni ty, Sapporo 0 60 8589 versi ‐. Abstract. Medium densi iberboard Q収DF) and part ty f ic le board (PB) are be ing used in larger quant i - ies and Wi t th a Widervariety 。f uses than ever before‐ Li le attent tt ion has been gi ven, however, to the propert ies of△ 4DF and PB which change when there is l i le al t ion 。f environmental t terat factors such as those experienced in homes , ‐ Relat i ty and tem perature are regarded as basic environmentalfactors ve humidi , ln th i s study, two series of tests Were performed‐ The ob t 。f one test was to clarify the j ec effects of temperature 。n the mechanical propert ies 。f A4DF and PB‐ The other test was i fy the effects of re lat i ty on the mechanicalpropert performed to clar ve humidi ies of A 江DF and. PB-工n both series bending tests were conducted Young’s m。dulus er unit we i , p - ght (丑ノ今), lect ion andload atthe proport def ionall imi t lect ion at the maximum , maximum load, andthe def load (maximum def lect ion) were measured‐ Changes of these factors Wi th al ion of the terat environmentalfactors Were examined. Resul ts obtained were as fol lows ial ly PB . 工f temperature became higher, △江DF and espec began to show more br i le propert tt ies after proport ional l imi t i ty became ve humidi . 工f relat higher af ionall imi t le propert ies whi le PB began , ter proport ,△4DF began to show more ducti , to show more br i l t t e properties. The. 互/γ. of MDF and PB decreased Wi th the increase of. temperature and re 1at ive humidi ty. Changes in temperature resu1 fects on the ted in 1arger ef. 互/γ of MDF than. on that of PB ive humidi ty resul ted in ‐ on the other hand, changes in relat. largereffects onthe 互ノア of PB than 。n that of M DF . ‐. ( 2 5 ).

(3) . 大矢. 128. 1. 緒. 智・矢永. 国良. 本研究では, 特に以上の点に着目し, MDF 並び にパーティク ルボー ドの性質が, 周囲環境の変化に. 言. と も な っ て, どのよう に変 化する の かについ て の基. 木材は, 比強度が高い, 断熱性が大きいな どの性 質を持っ た優 れた材料である が, 反面, ばらつき が大きい, 生物材料であるため工業的に品質をコン. 礎的実験を行なった. 2. 実験方法及 び検討項目. トロー ルする こと がで きな い な どの 欠点 を持 っ てい. 2. 1 試験体 試験体は, 市販のMDF (輸入品) , パーティクル. る.. また, 森林資源の枯渇によって, 大径・長材が自 由 に求め られなくな っ て きていることが, 問題になっ. ボー ド (PB) (イ ワク ラ科 学製) を 使用 した. てき て いる.. (Tabl el) .. そこで, 近年, 木質材料と言われる再構成材料が, 建築物, 家具などを始めとした, さま ざまな分野で. Tabl el. l ine out s of specimen‐ Numbe r. 多用 さ れる よう にな っ てきて いる.. ive Adhe s. i - 主要な木質材料 と して は, 合板, MDF (Med. oflayer. パ ー ティ ク ル ボー ドが i berboard) ty f um densi ,. MDF. MUF. I. ある. MDFや パー ティ ク ル ボー ドな どは, 合 板 と 対 比 して 木質 ボー ド類 と 呼 ばれる. ヨーロ ッ パ で は. PB. MUF. 3. formaldehyde resln. la Legend: MUF:me ‐ ‐urea ] mine. 木質 ボー ド類の使用が盛んであるが, 我が国では合 板 が多用 さ れている. こ れは, 我 が国で は, こ れま. 試験体の寸 法 は, 幅12mm, 厚 さ12mm,長 さ300. で東南アジア地域の熱帯雨林より容易に大径材を安 く入手できたためであるが, 近年, 地球環境問題へ の関心の高まりから, 熱帯林の伐採を抑制する動き. m mとした (Fi g . なお, 試験体の長さ 方向が, .1) ボー ドの長辺方向と平行になるように採材した. 各条件につき, 5体ずつを供試した‐. が活発化し, 我が国のラワン合板の製造や消費に対 するこの姿勢は見直しを余儀なくされている. このような中, 今後, 木質ボー ド類は, 使用量が 増加する とともに, これまで使用さ れていなかった 用途にも使用されるようになると思われる.. Load 12. . 木質材料は, 木材を小さなエレメ ントにして, そ れらのエレメ ントを接着剤 などを用いて, 再構成し. uge l a ga 250. た材料である. このため, 周囲環境の変化に対する, 木質材料の性質変化の傾向や度合は, 木材のそれと は異 な っ て いる と考 えら れる.. しかし, 木質 ボー ド類の基礎的な性質についての }されてきたが 周囲環境変 7 多くの 資料が収集1‐ ,. 300 t:mr n un l Fig.I SchenQat ic diagrann ofbending tes ts .. 2. 2. 実験方法 実 験の概 要. 化にともなう木質ボー ド類の性質変化に関する知見. 2. 2‐ 1. は多くはない. また, 材料の強度的性質を評価する際には, 荷重. 本研究では, 以下の2つの実験を行なった. 実験1 (一定湿度のもとでの温度変化) :. だけでなく, エネルギーに関 しても注目する必要が あると思われる が, 既往の研究ではその点について は十分には検討さ れていない. ( 26 ). 15℃, 25℃, 35℃, 45℃の各温度条件下で調湿 後, 破壊まで曲 げ荷重をかけ, 得られた荷重-た わみ曲線より, 曲げ強さな どを計算した..

(4) . 周囲環境の変化が木質ボー ドの性質に及 ぼす影響. 湿 度 はす べ て65%R‐H‐と した‐. 5% 本実験では, 実験前に, 全試験体を15℃, 6 R‐H‐に調湿し, その とき の比 重及びヤング係数 を測定し, 各温度条件に用いる試験体の材質がほ. 129. 得られた荷重-たわみ曲線より, ヤング係数 E, 比例眼たわみ yp と最大たわみ γ鵬 ‐ , 曲げ比例 限 度 びp と 曲 げ強さ び 鵬L を求めた. なお, 最大たわ. みは, 最大荷重時のたわみとした.. ぼ一 定 になる よう に グルー プ分 け した.. 3. 結果及び考察. 試験後, 全乾法により, 試験時の含水率を測定. 3. 1 一定湿度条件下での温度の影響 (実験工). し た.. 実験ロ (一定温度のもとでの湿度変化) :. 3. 1. 1. 強度. 一般に, 比重と木質材料の強度との間には, 強い. 25%R,日, , , 55%R‐日‐ , 35%R,日リ 45%R‐日‐. 6 5%R‐H.の各湿度条件下で調湿後, 破壊まで曲 げ荷重をかけ, 曲げ強さなどを計算した.. ) まず その 相 関 がある こ と が 認 め ら れ て い る1 . ,. 点についての確認を行なった. Fig.2 に, 本実験で用いた試験体の比重 とヤン. 温度 はす べ て35℃ と した.. 5% 本実験では, 実験前に, 全試験体を35℃, 2. グ係数の関係を示す (調湿温度と調湿湿度は, それ. R‐H.に調 湿 し, そ の と き の 比 重 及 び ヤ ン グ係 数. ぞれ15℃ と65%R.H.) ‐ PBで は, 両 者 の 間 に 明 ら. を測定し, 各湿度条件に用いる試験体の材質がほ ぼ一定になるようにグループ分けした.. かな相関関係があっ た. 一方, MDFでは, 相関は 必ずしも明確ではなかっ た.. 試験後, 全乾法により, 試験時の含水率を測定 した.. に」 o ^ 甫 w. 2. 2. 2. 50. 調湿. の又 or 仁コ0〉f と のhw )のコーラUo「 の. 所定の温・湿度条件に設定した恒温恒湿槽 (SANPLATEC 製 :STC‐1) 中 に, 重 量 が一 定 に なるまで試験体を放置して調湿した. ただし, 試験体内部の含水率傾斜の有無について は, 確 認 しな か っ た.. 2. 2. 3. 寸法及び重量測定. 各 条件 で調湿 後, マイ ク ロメ ー タ ー を用 い て, 試 ,験体 の厚 さや 幅 を1 /loommの オ ー ダー ま で 測 定 し. MDF o. 40. 0. ① 0. lx‐88. 33 yキ178. 30. R=0.600 , 〃=28. 0.7. 50. 0‐725 0‐75 0‐775. PB. 0つ. 40 oo o. た. ま た, 電子 天 秤 を用 い て, 重 量 を 1 /loog の. 9x‐59.68 ー137. yキ. オーダーまで測定した. それゆえ, 有効数字はいず れも4桁である. 2. 2. 4. 僕 o 。. 30. R=0‐ 877 〃=29. 0.7. 0.725 0‐75 0‐775. Speci f ic grav i ty. 曲 げ試 験. 曲 げ試 験 は, ス パ ン250mm , 中 央集 中荷 重方 式 で. 行なった (Fi g ‐1) . 荷重面は, 製品時のボー ド表 面 と した‐. 曲げ試験中の荷重点直下の変位をダイヤルゲージ. Fig・ 2 Re lat ionshipsbe f i ic gravi tweenspec ty and Young’ s modulus. Note:The spec imens were condi ioned in the cha・nber t. で測 定 し, そ の値 を荷 重 とと も に コ ン ピ ュ ー タ ー に 取り 込み, フロ ッ ピ ー ディ ス ク に記 録 した. (27). lat i ty are whose te llperature and re ve humidi 15℃ and 65%, respec i ly. t ve.

(5) . 130. 大矢. 智.矢永. この理由は不明だが, 本実験で用いた試験体の比. 国良. その結果, 15℃から45℃に温度が上昇したとき,. 重の範囲が狭かったことに関係する可能性がある.. ぴp/ び 眠 . は, MDFで は56 .2% か ら67 .4% に増. すなわち, 今回の試験体ではもともとの材質の ばら つきが非常に小さかっ たため, 相関が明確には出な. 加 した. 一 方, PBで は75 ‐0% か ら92.2% に 増 加 し. かったと思われる. しかし, より広い比重範囲の試 験体に対しては, 比重とヤング係数の間には相関が. なお, MDFとPBの びP/r 並 び に ぴ 岬 . /r を. た.. 比較すると, いずれの温度でも, また, どちらの値 もPBよりも MDFの方が大きく, MDF の方が強. あると思われる‐ そこで, もともとの試験体の性質のばらつきが実. 度的に優れていることが確 認された‐ また, MDF. 験結果に与える影響を軽減するために, 得られた結. の びp/r は, い ず れ の 温 度 で もPBの びp/r の 約. 果を比重 rで割ることにする (材料の性質を論ずる. 1 .5倍となり, 両者の比は, 温度にはあまり影響さ. 上で, 「重量当たり」 で評価することは重要であろ う. この点からも比重で割った値について検討する. れな か っ た. 同 様 に, MDF と PB の び 鵬 /r の .. 比も, 温度にはあまり影響されなかっ た (MDFの. ことは, 意味があると思われる) . MDF, PBとも, 調湿温度 (以下, 単に温度とい. び 岬 ./r は, PB の約 2 倍) .. う) が上昇すると, びm酬. /r は明らか に低下し. 3. 1. 2. た (Fi g.3) . 一 方, びp/ r は, MDFで は ほ ぼ-. 定であったが, PBではわずかに増加した. 1 ‘ 1 ・ 1 . 1 1 1. 600 ′. .. . ----- .トー- ー -- -‐ 、 ‐-- ~ ー、 ” 、ー、ー. た わみ. 強度 を比重 で割 っ て正 規化 したこ と に合 わせ て ,. たわみも比重で割って正規化した (本来, 比重で割 る場合には, それが比重に比例していなくては意味 がない. しかし, たわみが比重と比例するかどうか. 400. が不明であるため, その意味については若干疑問が 残る. ただし, 本論文では, 「重量当たり」 の性質. 200. を論ずる目的から, 用いることにする) . なお, 本節では, 荷重とたわみの結果を総合して, MDF. 以下 の点 につ いて順 に, 検討 して いく.. ①温度が上がれば, 物理的性質にどのような影響. 1 r 1 , 1 , 1 - I. O. l0. b. 20. 30. 40. 50. 1 」 1 1 1 1 1 キ ー. 300. h--- -;\~ r ‐ 6-. 200,一馴. 0r. が現 れる のか.. ②その際, MDFとPB では, どちらの方が影響. - .-、-、”. が大 きい のか.. ③MDFとPBのどちらが強度的 に優れているの. 0. o. ,. ”. -. か.. 温度 とた わみ の 関係 をFi g .4 に示 す.. 100 PB. O. MDF, PBと も, 温 度 の 上 昇 に と も な っ て ,. 1 r r ‐ 1 1 1 1 1. 10. 20. 30. 40. y脱L/r はわず か に, γp/r は 明 ら か に増 加 した.. 50. oC Temperature( ) 3 Ef f Fig. t ect s oftemperature on bending s ress at. その結果, 1 5℃から45℃に温度が上昇したとき, “ /γ岬 .は, MDF で は42.4% か ら55.0% に 増 加 した. 一 方, PB では67 .0% か ら87 .1% に増 加 した.. ionall t imi ing strength t (op) andbend propor. (ぴm。J. Not lat ive humidi ty i 5%. e: Re s6 Legend:○:Bending st ionall t imi ress at propor t ,● Bending strength r:spec i f ic gravi ty. ,. ぴp/ びm酬 や γp/ γ膿. が 大 き い こ と は, そ の. 材料が脆性的な挙動を示すことを意味するので, MDF, PBと も, 温度 の上昇 にと もな っ て 脆 性 的 , になる こ と がわ かる (特 に, PBで は, 35℃や45℃. ( ) 28.

(6) . 周囲環境の変化が木質ボー ドの性質に及ぼす影響. 験を行い, 1つの試験体について, 温度が異なった. 20. 1 . 1 1 1 1 1 1 1. 2 つ の ヤ ン グ係 数の データ を 得た.. - - ー--輿」---- ----- 苓ーー ÷ -----恩--→--● -. ( EE)ミ ミ 毒 E 仁oB ①遍 O. ー. そこで, 試験体の ばらつきの影響を除去するため (言い換えれ ば, 温度の影響をより明確にするため) ,. -. 10. 15℃での比ヤング係数E/rに対する, 各温度条件. 【】. - -. ;】. ・1. ー. M DF. . ‐. での 互/r の比 (指 数) に つ い て 検 討 す る (Fi g‐. -. 5) .. 1 1 1 ≠ , 1 ‐ , ー 1 - I. 0. 10. 20. 30. 100. 50. 40. 10. ミ 。. 0. ‐. 竪 山. ‐. o. o. ‐. 冊. ー. -. ー. 呉. ・ 、・ 、 、 、 、 、 、. 80 8 0. -. PB. 90. O 心. -. o. 5一. O. 131. 70. 10. 20. 30. 40. 30. 40. 50. 0C Temperature( ). 1 1 1・1 1 - 1 1 1. 10. 20. 50. Fig. 5 af f ts oftemL ec I Young’ s mLodulus per pera七ure ol. oC Temperature( ). t weight unl .. 4 Ef Fig. fec f l ion at propor ts oft t emL ec - Perature on de. Not 1at ive hul idi 5%. ty i e: Re l . s6 Legend: 0 : MDF,. i。nall imi t t じら) and that a t maximum load. 0:Particle board, 互℃ : Young’s. ’ taryte m Lodulusat arbi lnperature 5: Young s , 忍,. も一“J.. 5℃。 modulus when temperature i s1. Not lat i idi ty i e: Re ー ユ ve huエ s 65%‐ )ef l ion at proport ionall imi : ):. t t Legend:( ec , ・ :1 )e f .ec ion at braking point t ‐. MDF , PB とも, 低い温度から温度が上昇した で は, op/ 〃 膿. , γp/γm鎚 の値 が, い ず れも90 .. 際の 亙/rの減少は, 高い温度からの温度上昇によ. %前後となっ ており, 比例限を過ぎた後, す ぐに破. る減少よりも大きく, 温度の影響は相対的に低温域. 壊 している) .. で大 き い. こ の た め, Fi g.5 は 曲 線 に な っ た (な. な お, MDF と PB の び P / 〃 臓 .並 び にyp/. お, y= 〆ェBと いう 指 数曲 線式 で 回帰 する と, デー. γ鯛 .を比 較 する と, い ず れ の 温 度 で も, ま た, ど. タ と比 較的よく 一 致 した. た だ し, そ の 意 味につ い. ちらの値も MDFよりもPBの方が明らかに大きかっ. ては不明である) .. た. すなわち, いずれの温度でも, PBの方がより 脆性的と言えるだろう‐ ま た, PB の方 が温度 変 化 に と も なう びp/ 〃 膿. . や yp/γm酬.の値 の 変化 が 大 き く, PB の方が温度. 変化の影響を大きく受けることがわかる.. 45℃ での 指 数の値 は, 約80% にな っ てお り, E/. rの値は, 温度に大きく影響されることがわかる. MDF と PB の 指 数 の 値 を 比 較 す る と, MDF よ りもPB の方が幾分大きかった. このことから, 温 度変化がβ/rに及ぼす影響は, PB の方が小さい と言える (温度変化が強度やたわみに与える影響は,. 3. 1. 3. ヤ ン グ係 数. 逆 にPBの方 が大 き か っ た. こ の 点に つ い て は, 今. 後, さらに検討していきたい) .. 2. 2. 1で述 べ たよう に, すべ て の 試験体 を, 一 度15℃, 65%R.H‐に調湿 し, そ の 時 点 で の ヤ ン. グ係数を測定後, 各温度に調湿し直した後, 曲げ試. なお, 互/r は, 15℃ で は, MDF, PB とも に, 4 約5 ‐5×10 (kgf/c雌) であ っ た が, 温 度 が 高 く な. ( 9 2 ).

(7) . 大矢. 132. 智・矢永. 国良. MDFと同様に, 比例眼以後, 脆性的になるこ とが. ると, PB の方が幾分大きかった.. わかる. 3. 1. 4. ま とめ. 一定温度条件下での湿度の影響 (実験ロ). 3. 2. MDFで は, 温 度 の 上 昇 に と も な っ て, E/r が. 小さくなるとともに, 比例限たわみの増加と最大荷 重の減少が起こる (比例限荷重や最大たわみは変化. 3. 2. 1. しな い) .. 験1の結果と同様に, 実験ロの結果も, すべて比重 で割って正規化した.. を示 す. 実 Fi g.7に, ぴp/r と び 岬, ./r の結 果. すなわち, 温度の上昇にともなって, 比例域にお いて, 荷重-たわみ曲線が少し寝るとともに, 比例. . ▼ 一ー ‐ .---‐ ▼---- 」 - ・- -…-- ・-- -. 奪 ----- ‐- ‐- --- y : . 巨. .. ... 1 1 ー 1 1 1 1 1 1 1 1. 600. 限以後, やや脆性的になることがわかる (以上の結 果をFi g . .6に模式的に表した) Lowt amre emper. 強度. 4oo. . MDF. -. 0. -. ミ 200 Q b. .--一. 益. 0. E b. Hight e empe ra加r. 穣. . 1 ! , l 「 - 1 ・ 1 , l r l t l ,. 40. 60. 1 1 1 ・ 1 1 1 1 1 1 1. 300. の. .三 . -. MDF. 20. の. . -. 200. --.--栴イ . ----.--…- =----え-- 0 「J {J 。 0. . 0. PB 11 11 - 1111 1 , I 20 40 60. i Relat d i t ve humi y(%) lat ive humidi t ty on bending s 7 Ef f Fig. t ress ec s of re. ing strength ionall imi t t(ぴp)andbend at propor ) (ぴ闘. ‐ .. Deaect lon. 5℃‐ Note:Temperature i s3 lat ionshiPsbe tween 6 Schemat icdiagrams ofthe re Fig.. 3. Legend:Same as Fig.. f ion and load. lec de t idi lat i 5%. Note: Re ty is 6 〔 1 ve hu刀 i i . ionall imi t Legend:○:Proport , ● :Break ng po nt. は ほ ぼ 一 定 で, 調 湿 湿 度 PB で は, o 膿, ./r. (以下, 単に湿度という) には影響されなかっ た. 一 方, PB で は, 温度 の上昇 に と も な っ て, 互/. rの減少, 比例限たわみの増加, 最大荷重の減少 だ けでなく, 比例限荷重の増加も生ずる. ただし, 比 例眼荷重の増加割合は, 比例眼たわみの増加割合に 比べ, 小さいので, 仮にこれを無視すれば, 模式的 には MDFと同様な図 となる (Fi g.6). 結局,. 一 方, ぴp/r は, 湿 度 が 大 き く な る と, 明 ら か に. 大きくなった. すなわち, 湿度が25%R.H.から65 %R.H.に上昇 する と, ぴp/ ぴ 鵬. .9% か ら .は, 73. 89 .8%に増加し, 湿度の上昇にともなって, 脆性的 な挙動を示すようになった (特に, 湿度45%R.H. ~65%R.H.で は, びp/r は ぴm鎚 /r の90% 弱 と. ) ( 30.

(8) . 133. 周囲環境の変化が木質ボードの性質に及ぼす影響. なっており, 比例眼を越えてすぐに破壊していた) . 一 方, MDFで は, ぴp/r, ぴ 麟. ./r と も, 湿. た め, “ /γm. .1% に増 加 した. .8% から86 .は, 68 一 方, MDFで は, 湿 度 の上 昇 と と も に, γ鵬. ./. 度にはほとんど影響されなかった. このため, 湿度 が上 昇 しても, ぴp/ ぴ 鵬 .は明確には増加しなかっ. rはわずかに増加したが, γp/“刻まとん ど変化し. た(50 .2%~54 .8% の 間を変動 した が, 湿 度 と の 関. %の間の値をとったが, 湿度との関係は明確ではな. 係は不明確であった) .. か っ た.. は 39.4% ~45.4 な か っ た. こ のた め, γp/ym . . ,. 以上の結果より, 温度の上昇による影響は,MDF. は PB ま た, op/ ぴ 闘. と 同 様 に, γp/ γ鵬. . , .. の方が大きかった.. で は小 さ い が, PB で は大き い こ と がわ かる.. 以上の結果からも, PB の方が湿度の影響 を受け. ま た, PB の 方 が びp/ 〃 鵬. .が大 きい の で, 実 験. 1での実験条件下と同様に, 実験江での実験条件下 で も, MDF よりもPB の方が脆性的である ことが わ かる.. や すく, かつ 脆 性 的 である こ と がわ かる.. なお, 以上で述べた, 湿度上昇がMDFやPBの機 械的性質に与える影響は, 温度上昇による影響と傾 向 が ほむ藍頃似 している.. たわみ. 3. 2. 2. 3. 2. 3. Fi g.8 に, た わ みの結 果 を示 す.. 25%R.H.での E/r に対する, 各設定湿度条件. PBで は, 湿 度の上 昇 と と も に, “ /r は増 加 し た が, ym. /r は ほ と ん ど変 化 しな か っ た. こ の 20. ヤ ン グ係 数. での 互/r の比 (指 数) を, Fi g.9 に示 す.. l i 1 1 1 1 1 1 1 1 ー. - - ; ’ - - ・〆‐. -- --; ニ メーず 〆‐. .唖 E ( E E)ミ愛 ミ x. ー. -. . . . “ . . - . . . ( ー. . 5 琶①忘 ロ. 20. 10. U. - - U. 0. - ). -. MDF. - 20. 40. 60. 40. 60. Rel i d i t at vehumi y(%). 1 1 1 1 1 1 1 … ー i l. ー. Fig‐9 Ef f i idi lat t ty on Young’smLod ec s of re ve huロ・ ulus ‐. . ー 一 ’ -- ■-. -▼- ““ J.“-. -- ▲★.--.- !---- - -・ . i”--. Note:Tempreature i 5℃‐ s3. ight t we Per unl .. o. 二. 5. 。. 。. ー. 0. … 20. o. Legend: ○, ● :Sameas Fig. 5 日 .: Youngs modulus , ER .. -. lat ivehulnidi taryre ty, 五も:Young s庄 atarbl ーod- PB. 1 1 40. o. lat i ty i ulus when re s 25%‐ ve hu1nidi. -. 1 60. 温度上昇に伴う 互/rの低下が曲線的であ っ たの に対して, 湿度上昇に伴う 互/rの低下は直線的で. Relat i di t ve humi y(%). あ っ た. 8 Ef f Fig. 工at ive hu f lec ion atpro‐ t ty on de t ec s of re 1midi ionall imi t t(“) and that a t maximum load por. (%。J.. MDF, PB と も, 指 数 の 値 は, 65%R.H.(大 き. く湿度を変化させた条件) でも9 0%以上と比較的大. Note:Te 5℃‐ s3 1L re i peratu ‐. きく, 温度変化の影響に比べ, 湿度変化の影響は小. 4. Legend:Sa1 1 ・e as Fig.. さ か っ た.. (31 ).

(9) . 134. 大矢. 智・矢永. 国良. また, 指数の値は, PBよりもMDFの方が大きく, 湿度変化が E/r に及 ぼす影響はMDFの方が小さ. このため, 湿度が増加すると, 比例域がより長くな るとともに, 塑性的な挙動を示す期間が短くなり,. か っ た‐. 脆性的な挙動を示すことになる (MDFのよう に,. なお, 35℃, 25%R.H.で の 彦/r は, MDF, 4 PB と も, 約4 .9×10 (kgf/c孟)で あ っ た が, 高 い. 互/rの変化を無視すれば, このことはより はっ き りする) .. 湿度では MDF の方が幾分大きかった. 3. 2‐ 4. 4. 結. 論. 周囲湿度や周囲温度の日常的な範囲での変化が, MDF並びにPB の性質に及 ぼす影響を検討した.. ま とめ. 0に示す. 以上の結果を模式的にFi g .1. その結 果, 以 下 のこ と が明 ら か にな っ た.. ( 1 )温度上昇にともなって, 比例眼以後, MDF, PBとも脆性的になる. 特に, PBで, それが著し . 2 ( )湿度上昇にともなって, 比例限以後, MDFで は延性的に, PB では脆性的になる. ( 3 )温度や湿度の上昇にともなって, MDF, PBと も比ヤング係数は減少する. なお, 温度上昇の影響 は MDF の方が, 湿度上昇の影響はPB の方が大き く受ける. ところで, 木質ボー ドの性質にもっ とも影響を与 温度変化は, えるのは, 含水率だと思われる‐ また,・ 含水率の低下による強度の向上, 熱による軟化が同 時に引き起こされていると考えられる. 今後は, 両. 者の影響を分離し, 木質材料の性質変化を定量的に 予測できるように試みる予定である. Deaect lon. 参考文献. ionshipsbe 1O Schemat icdiagramsofthere lat Fig. tween def lec ion and load. t. 2( 5 1977) 1) 斉藤藤市, 橋本誠:木材学会誌, 23 ‐ . , 45. Note:Temperature i 5℃. s3. 8 ) 54( 197 2) 斉藤藤市, 深沢正晶: 木材学会誌, 24 … . , 51. Legend:San 〔 l e as Fig.6 .. 259 3) 大熊幹章, 岩下睦, 佐野弥三郎 : 木材工業, 32, 257 ‐ 1977 ) ( .. MDF では, 湿度の増加とともに, 大きく変化す るのは最大たわみだけなので, 比例眼以後, より延. ) 09 512(1977 4) 大熊幹章, 森泉周:木材学会誌, 23 ‐ ‐ ,5 ) 13 518( 1977 5) 大熊幹章, 森泉周:木材学会誌, 23 ‐ ‐ ,5 3 6) Suzuki to,F・: Mo庵u即Z Gαたたりs九も 3 , 298- ,S.;Sai. 性的な挙動を示すこ とがわかる. なお,互/r の変. 3 03(1 987) . 38(199 1) 7) 鈴木滋彦, 斉藤藤市:木材学会誌, 37 ‐ . , 31. 化 は小さ い の で, Fi g.10ではこ れを 無視 した. 一方, PBで は, 湿 度 の増加 と とも に, 互/r が 幾. 分小さくなるとともに, 比例眼の荷重とたわみがと もに増加し, 最大荷重及び最大たわみはほとんど変 わらない. また, より詳細に検討すると, 比例眼荷 重と比例限たわみの増加割合はほぼ同程度であった‐ ) ( 32.

(10)

参照

関連したドキュメント

第2章 環境影響評価の実施手順等 第1

職場環境の維持。特に有機溶剤規則の順守がポイント第2⇒第3

職場環境の維持。特に有機溶剤規則の順守がポイント第2⇒第3

敷地と火山の 距離から,溶 岩流が発電所 に影響を及ぼ す可能性はな

敷地と火山の 距離から,溶 岩流が発電所 に影響を及ぼ す可能性はな

敷地と火山の 距離から,溶 岩流が発電所 に影響を及ぼ す可能性はな

化学物質は,環境条件が異なることにより,さまざまな性質が現れること

(Yc) 、有楽町層砂質土層(Ys) 、埋没段丘堆積層(Bts)、東京層第一粘土層上部層(Tcu) 、東京