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タービン潤滑油の検討(第4報)

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(1)

潤滑油

の検討(第4報)

つ い て

男*

Studies

on

Turbine

Oils(Part4)

-On

the Foaminess of Turbine

Oils-ByIiaruo Takahashi,D・Sc・

HitachiResearch Laboratory,Hitachi,Ltd.

Abstract

Thefoamlng Of oilinside turbineis causedin the oilsupply and outlet

systems due toleaked-in airor,inthecaseofhydrogencooledgenerator,the

deaeration process or the operation of hydrogen recovery equlpment・The tendency of foamlng Can Surely be attenuated

tosomemeasureeitherbyim-provlngmaChinedesignor by carefulconsiderations for the operation of the

apparatus concerned・However,the fundamentalcounter-meaSure Should be

foundintheimprovementofthe oilitself・The writer presents here the

re-sults of his researchin the foamlng Characteristicsof almostallturbineoils

availableonmarket both of forelgn and domestic brand,and shows the fact that there exists sizable differencein those oils so far as their foaminessis

concernedand that those oils containing defoamer attain signi丘cantimprove-mentin this respect.

機械的贋拝混合CL)原因として,Caltex(1)のタービン

〔Ⅰ〕緒

盲 本報で三三タービン油の泡立ち∴ついて述べるが,これ はタービン油が抑二泡立ちやすいからではなく,泡立ち やすい=条件下に われる場合,泡切れの良いタービン油 が望まれるが,果してタ←ビン油に土りごのくらいの差 があるかを知る目的で検討したものである。泡立ちやす い条件と1・ノ、うのは,緩に述べるような種々・の要因による もので,機械の設計上,運転上に適切な注意を払って対 策を講じうる洋匠ものが多い。しかし,これらのう.ちの ある物は,轢械の性能にしたがい,止むなく厳しい状態 に置かれ,そうした場合i二はタービン油の泡立ち性につ いて多少土も神経質にならねばならなくなる。これはク ←ビン油の安矧生とか防錆能のように本質的に重要なも のとは未だ考えられていないが,新しいタービン油の改 良点として問題にされるだけの偶値はある。 タービン油の泡立ちの起る場合ほ,油土気体の 、 、 ⊥・かト 檻拝混合iこよる場合と,油中濱朋ガスの分離析出による 場合±がある。前者が一般の場合で,後者は水素冷却発 電横な.ごの潤滑に使用される油の脱ガス過程で問題にな 七)。 作所日立研究所 ∃塑博 油説明 事ニ ロ にはつぎのごときものが挙げられている。 (1)油ポンプ吸込系統における空気漏れ。 (2)油タンクレベル低過ぎによる油ポンプ吸込口の 空中露出。 (3)潤滑系統における通気不十分。 (4)戻油系統より油タンクに入る場合の過度の飛沫 化っ (5)戻油系統の寸法容量力不適当。 (6)圧力調整弁よりの放出速度過大,したがって油 滴の過度の飛沫化。 (7)過度容量にてのポンプ√-1運転。 (8)機内泊と著しく温度の異る新油の添加。 二れらのほかに,磯城の高速回転による減圧状態の発 生により,軸受部に空気が吸込まれる場合,遠心清浄処 理に際しての空気の混入なども考えられている(2)。 水落・;i却発電機では,密封用の圧泊が用いられており, これは水素(約2気圧)と接触するので,油中の溶解空気 を除去して使ったり,溶解した水素(6・5vol%)を発散 させたりする。この場合,過度の泡立ちが起らぬことが 必要で,脱気装置の容量,構造とともに油の泡立ち性に も注意が払われる。

(2)

1334 昭和30年9月 発泡による害は,まず,油容積の増大による盗出であ り,抽粘度低下および油供給不十分による潤滑機能の 退,冷却作用の低下などで,機械の焼付などの原因とな

る。また油と空気との密接な接触により,油の劣化は促

進されるなど好ましからぬ諸種の るだけ避ける必要がある。 果を産むから,でき

〔ⅠⅠ〕泡の・一般的性質

泡の一般的性質について少しく考察して置くことが, 試験結果の了解を助ける上に 円であろう(3)(4) 液体中に泡の発生する原因には, (1)溶解気体の析出 (例,減圧,加熱などによる沸騰) (2)髭拝,振壷,吹込みなどによる気体の強制混入 (3)液体内の化学変化 (例,醗酵,電解などによるガス発生) などが考えられ,(1)(2)がタービン油で起ることは前 章で述べたが,(3)i まほとんど起らない。(2)の場合が 最も多く研究されており,その成果はタービン油の場合 に適用しうるものが多い。 液体への気体の強制混入には,撹拝,振遍,吹込みな どの方法があるが,前二者は混合過程があまりすつきり しない。理論的にやや明確なのは,吹込み法である。 細孔より気体を液中に吹込んだ場含,生成する泡の大 さは, 忍3= こ1′;・ 2gp し_ ゝ ンー 忍:泡半径 γ:細孔半径 r:液の表面張力 .(1) β:液の密度 g:丘力加速.変 (1)式により,理論上は決定されるが,送気圧または送 気速度によって変化してくる。また多孔板より多数の泡 がでる状態のごとく,孔が密接して存在するときは,あ る程度以下の孔では,気泡の大さと孔径とは無関係にな るといわれている。また,孔径が小さいと送気圧はこれ に逆比例して大きくする必要があり,しかも圧力増大の ため,かならずしも予期の細胞をえられず,孔径こは一 定の最適限度が存在すると考えられている。 つぎに発生した泡は,浮力の関係から液面に浮上して 行くが,微細泡ではStokesの法則にしたがうので,そ の定常速度勘=・ま, 〝=鳥屋2p/マ………‥(2) iこゝこ 烏:比例常数 暫:液体粘度 なる式にしたがい,半径の自乗に比例し,液粘度に逆比 例して増大する。しかし,泡がある程度大きくなると上

第37巻 第9号 昇途中で変形したり,振動したり,通路が波形を措いて 不規則になりこの法則にしたがわす,かえって速度ほか すかに減少することが観察されている(5)。また,泡が液 中を昇るにしたがい,液体圧力 の り膨脹して浮 力が増加することも考慮されねばならない。 かくのごとく,正確な理論的取扱は同経であるが,と にかく泡の上昇をたすけて泡切れをよくするた捌こは, 液粘度を減少せしめること,極微細胞は凝集せしめうれ ば,上昇速度を増大する(0.004ccがLuchsinger(5)の 実験では最大速度を示した)ことがわかる。実際間接と してはこのほかに液体中の渦が泡の上昇を妨げることも されねばならない。か」る場合には,液の流れに関 する考慮も必要である。 泡が液面に達して,泡の集合体となった場合を泡沫 (Foam)と呼び,普通に問題になるのほこの状態である。 この泡沫を泡の安定性の大小により安定泡沫と不安定泡 沫とに区別する。泡の理論的解明は1900年代末に,Pla-teau,Marangoni,Gibbs,Rayleighなどにより行われ たが,理論的にも大別して二種の泡沫が考えられ,表面粘 性の大なる液の場合と表面活性物を含む液の場合とにな る。双方とも,液中に溶解した物質の影響による。前者 はその影響で特に液 面の粘度が液内部より大なるもの で,安定性はきわめて大である。後者は液中溶解物が表面 に集り,表面張力を低下するような場合で,この場合表面 に面屑が破壊されると内面の,より表面張力大なる面が 外にでるとすれば自由エネルギーの増大を すので自然 に恢復力を発揮する。しかしこの型の泡ほ安定性は小さ い。この二つの型は,液と気体の二相のみの場合につい て考えた場一合であるが,第三相として固体が入ると著し く安定な泡を生ずる場なが多い。この場合は本報では考 えないことにするが,タービン油でも,魔境,石炭末など の混入する場合もあるこ土は念頭に置かねばならない。 泡立ち(Foaminess)を わすには,「泡立ちやすさ」 と「泡の消えにくさ」とに分けて考える必要がある。前 者は泡沫容積に,後者は泡沫寿命に相当する場合が多い。 語を改むれば起泡性と安定性とである。二のほかに泡の 大きさすなわち分散度を測ることも泡沫の研究上必要上 されている。 タービン油の場合i・ま,塵挨などの異物しつ多量混合によ らねば安定泡沫のできることほ少く,大体において不安 定泡沫である。不安定泡沫の場合は泡立ちの定量性を確 保するために,気体吹込法が起泡手段として採用される 場合が多い。 なお,上記の泡の理論からもわかるように,泡の安定 性にほ液中に別の成分が溶解しておることによるもの で,純粋液体では泡沫は全く不安定である。タービン油

(3)

タ ビ ン

僻4報)

では基油の精製度,添加剤,酸化射ヒ生成物などが泡の 安定性に関連してくる。 泡の安定性を低下せLめるに消泡剤(Defoamer)を 添加する。これは多くは溶解度の小さい で,その小満が泡膜に入ると, 面活性物質 面張力が小いため,泡 膜液を押しのけてこれを取替ろうとするが,それ自体の 薄膜は不安定で破損しやすい。タ㌧一ビン油の場合,シリ コーン浦の有効性が報告されているが(6),0・001∼0・01% の添加で効果があるという。上述の機作から,消泡剤が 少量で完全に溶解してしまった場合は,かえって泡立ち を助長することもありうる。飽和濃度以上iこ用うる必要 あることに注意せねばならない。

〔ⅠⅠⅠ〕試

泡立ち性の試験方法としてほ,振迄,授拝,気体吹込 みなどの方法がある。いかなる-方法をとるべきかといえ ば,ターーピンにおける泡立ちの実際に鼓も関連の深いも のをとるべきこと勿論である。しかし,タービンにおけ る泡立ちの原体には既述のごとく種々あるので,その重 要なものを主とする方が良い。水素冷却発電機に流用す る場/∫♂ )脱気過程は重要である。また,油吸込系統にお ける泡立ちの方が戻油系統における泡立ちよりも起りや すく危険も大きい。これらはいずれも,油と空気の振遍 ないし驚拝よりも,泊中に気体が吹込まれるに近く,し たがって,気体吹込みを採用するのが妥当と考えられる。 油における泡立ち試験方法にはA・S・T・M・D892¶46T にクランクケース油の試験法があり,気体吹込み法であ る。これをタービン油の泡立ち性比較に適するように改 めて使用Lた。このノj法では多孔質板(DiffuserStone) を通じ,一定流速で空気層たは窒素を油巾に吹込み,成 成する泡Jl量を一定時構に測り(FoamingTendency), 空気流通を止げ)て,一定時聞置十た後の泡の減量を測る (Foam Stability)。装置の略図を第1図に示した。 A.S.T.M.ではDifEuserStoneの説明は明確でなく, 現物入手も閃撫であったしりr・ご,和賀と思わるゝものを白 製して和いた。Lたがって,気体流速などの測定条件も すべてこれこ合せて怜討〔フ )末に決定した。まず,多孔質 板の製作こついて述べる土,約100メッシュの 質硝子 粉砕粒子を750しCで4∼5分l冊沈結Lたものを,25mm 径,2∼3mm厚とLて硝子背光;7-■言に溶着して用いた。 追♂ )再現性けかならずしも十分でないが,かなり類似 した性能のものを作ることがてきる。 測定条件は,空気流速70cc/min,油温250C,試油 量90cc,容器内径48mm,長さ 310mmである。気 休は空気と 素上により羞を認めなかった。 この方法こよりいかなる量を測定すべきかについては 第1国 実 験 置 Fig.1.ExperimentalApparatus ・ ■・●・・ ・・、■ ●■ 時 間 佃∠〝) 第2図 測 定 の 繰 返 性 Fig.2.Repeatability of Measurement 相当議論の余地があるようⅠこ思われる。A・S・T・M・では 送気開始5分日における泡容積と,5分後に送気を停止 して,さらに10分日の泡容積を読むことになっている○ われわれは,泡立ちの経過を観測記録することによつ て起湛性を,また,発生泡の崩壊過程を観測追求記録す ることiこより泡安定性を調べること」した。

〔ⅠⅤ〕試験結果とその検

第2図く・こ流通気体として空気を用いた場合と窒素ガス を用いた場合との比較結果を示した。空気と窒素とによ

(4)

1336 昭和30年9ノ1 l ∵ 、・ ・‥. 日 立

第3図 Fig.3. 、 掛 る 迭気指闇 値〃J 国産直溜鉱油の泡沫生成傾向 Foaming TendencyofJapanese Straight Mincral 算4L司 Fig.4. 二なくて,∵現れておる差・はもつばら測定の繰返 性(Repeatability)をホすものと考えてよく,泡量の少 い場合は良好であるが,泡量が多くなる±若干の差を生 ずる。これ:i泡のごとき不安定なものの集合量の測定値 としては,むしろ良好な程度の一致であろう。 弟3図に国産直溜砿抽系ク←ビン油の泡沫生成傾向を 示した。粘度による差ほあまり・:まつきりしない。溶剤精 製油Pl,S・0・特140C(記号については第1報(1)参照) も特別の挙動を示しておらぬ。第4図に泡崩壊経過を示 したが,これでは粘度が低い油の方が崩壊が速いことが 認められる。理論的には当然粘度が高い方が泡の安定度 は良い筈であるが,この範岡ではあまり顕著土はいえな い。 第5図および第`図に比較のため絶縁油の場合を示し た。これではタービン油よりはるかに粘度が低い刀で, 泡沫容積はずつと少くなる。 第7図および第8図には,国産添加剤入りタービン油 の測定結果を示した。添加剤の入った油は泡の生成はむ しろ少くなる傾向を示す。この結果は,豊口氏(6)の説± 逆である。消泡剤を入れたものは,起泡性も泡安定性も 著しく減少し,回には泡生成傾向を表わせぬもの,泡安 定性しを測定えぬものもある。 ∈‥ご 票、匿♯‥県環封 第5図 Fig.5. 告ニ‥讐康禦県別蒜 ガ 第37巻 第9号 ∠び 卿 望7 脚 ∠拶 筒 指 問 r。TJ 必7 ∠脚 L召産直溜ク∴-・ビン他の泡沫安定性

Foam Stability ofJapanese Straight MineralTurbine Oils / Z ♂ 、∫ グ ′ア ♂ 埋笥開聞 (〝ムワ) 絶 縁 油 の FoamingTendencyofInsulating Oils ∠汐 第6図 Fig.6. 、● 、 、、、 /沈7 脚 放置時間 (封 絶 縁 油 の 泡

(5)

タ ビ ン

討(第4報)

§ニ‥讐働∵繁旦二堤州 第7図 Fig.7. ーご、 にけ :・! 巨い ∴ ・ノ 、・、 第8図 Fig.8. 運気時間 (胱〟) 国産7■呑加削入りタービン油の泡沫生成傾向 FoamingTendencyofJapaneseDouble Inhibited Oils 内β〟㌧劇掴 〟 即 儲 脚 ∠甜 毘グ j膠 放 置時間 (J) 国産添加剤入りタrビン油の泡沫安定性

Foam Stability ofJapanese Double Inhibited Oils 第9囲および第10図に,輸入タービン油の測定結果を 示した。これより,外国タービン浦では消泡剤を採用し ておるものとおらぬものとあることがわかる。採用と否 とは,製納会祉の見椚の相違によるものであろうが,採 用しておる会社の方が多いようてある。 瑠 へ一己一 望∴額

外、ぞごン

外βJβ〟♂〟外J.〟㌧軌柑

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/′一〆一叶 -/ 朴釘_βガ〟 舟JJ♂ぷ〝 て-外〟β風 砕β〟也り /外躍ガ∠ ノ外』/♂.財∫ プ.プ ∠ J J ア.ダ 遅笥 開 訝 り針〃J タ 〝 第9図 輸入タ r ビン抽の泡沫生成傾向 Fig.9.FoamingTendencyofForelgnTurbine Oils

りU ∬ (ヒ) 警塵 聖祭 調 通グ ヽ 、 根 置一時間 り) メ〟 j膠 第10図 輸入 タ ← ビ ン油の泡沫安定性

Fig.10・Foam Stability of Foreign Turbine Oils

(6)

1338 昭和30年9月

第37巻 第9号 以上の結果を表にまとめてみると弟1表のごとくにな る。この表で泡沫生成傾向としては,泡吹込5分彼の泡 容積を採り,泡安定度としては泡沫分解速度の逆数を 第1表 市販内外タ・-ビン滴の泡立ち性 Tablel.Foaminess ofJapaneseandForeign Turbine Oils った。すなわち,泡安定性の測定結果たる第4国,筈8図 および第10図より,各瞬間の泡容積減少率[d(泡容積)/ 』(時間)]を算出してみると,この値は泡量の多い場合は 大体一定で,少くなると減少する。すなわち,泡は崩壊 しにくゝなる。泡量が比較的大きく,一定値を示す範囲 の値をとり,泡沫分解速度と考え,これの逆数を泡沫安 定度とした。泡生成能の少いものについては,これを求 めなかった。同会祉製品(たとえばH社)では,机度の高 い油の方が泡生成傾向も泡安定度も大きいことが認めら れるものがあるが,道の場合が多い。粘度が高い方には 消泡剤を入れてあるか,あるいはその効果を大iこしてあ るとも考えられる。 さて,本報の結果た豊口氏の結果(6)とを比較すると, 既述のごとく,添加剤の効果に関する結論は逆になる。 われわれは,泡沫生成傾向については添加剤入りの油の 方が小さく,泡安定度は大差ない上の結果になったが, 豊口氏は泡沫生成傾向についてi・・ま記しておらぬが,泡安 定度に比すべき「気泡保持力」について,酸化防止剤, さび止剤なごがこれを助長すると述べておられる。氏の 実験の条件は,本報と同じく,A.S.T.M.に準じて行わ れておるが,多孔質板t・封硝子製であり,その細孔は本報 の場合に比しかなり大きいらしく,5〃minの通気に対 し泡発生量はせいぜい数ccに止るようである。これは 泡径が大きく,しかも通気量が大きく,泡の崩壊されや すい激しい条件であったようである。泡安定度の方ほ, 泡沫量が少くなる二,かなり変化してくることが,第4 図,第8図および第10図よりも推測され,豊口氏の気泡 保持力はこの泡の少いところでの観測であってわれわれ の観測とは質的に異るものがあることと考えられる。

〔Ⅴ〕結

本拍の結果ほ,タービン油の泡立ち性をたまたまある 実験条件iこてとらえたものである。実験はA・S・T・M・ に準じてはいるが,その諸元を仝ぐ変更し,市販タービン 油に丁度観測に都∴の良い程度の泡が起るような条件を 選んだ。泡沫生成,泡安定度なごの傾向が,起泡条件によ って著しく変るものならば,タービンにおける泡立ちの 条件に最も類似Lた方法十かん±いうむずかしい問題に 直面する。おそらくその条件は一つに集約できないであ ろう。Lたがって,泡の大きな場合,小さな場合,通気量 などに分けて泡立ちをさらに広ぺ捉える必要がでよう。 泡沫生成量,泡沫安定 なごが,起泡条件によって, 数量こそ違え傾向とLては同じにでるならば,本報の測 外-D.Ⅰ.0.90H 外-D.Ⅰ.0.140ⅠⅠ 外-D.Ⅰ.0.190H 外-S.Ⅰ.0,180G 外-D.Ⅰ.0.90G 外-D.Ⅰ.0.90Ⅰ 外-D.Ⅰ.0.140Ⅰ 外-D.Ⅰ.0.90J 外-D.Ⅰ.0.140J 外-D.Ⅰ.0.180J 外-D.Ⅰ.0.90L† 外-D.Ⅰ.0.90L† 外一D.Ⅰ.0.140L (備考)S.0.甲特と記したものは滞剤精製油。 真読加剤異る。 †基油異る。 定も十分のぷ味ガある。この点についてはさらに,A.S. T・M・標準のDiffuser Stoneの人手手配中で,改めて 実験に問いたい土考えている。 本紙上して」土,一応市販内外タービン油の泡立ち性に こま相当の差違が認められること,消泡剤を添加したもの および添加したと考えられるものは著しく泡沫生成傾向 と泡沫安定度が小さいことを認め,泡立ちの害の発生の 危険ある場合には,油の選択によってある程度までこれ を防ぐる可能性のあることを知った。たゞ,泡立ちは油 のせいで起るのではなく,磯城の構造,運転の仕方により 泡立ちやすい環境の生じたときに起るのであるから,こ れら土山こ王雇歯哺車の関係にある。機械製作者および使 用者の捌からいえば,なるべく泡立ちの少い油で,厳し い条件にも堪えてもら1)、たく,油製造者からいえば,泡 立ちの根源を除去L,油に過重の責任を負担させないで 欲しいところである。しかも,油に対する他の要求性能 を低 Fせしめるこ上なく,泡立ち性を低下できるものな らば,これを要求することは無理ではなく,おそらく, 今後,この要求がタービン油規格に入ってくるようにな るのではなかろうか。

(7)

タ ン

タ【ビン油の泡立ち性についての研究報岩は,内外と もきわめて稀で,泡立ちによる事故の真相も判然Lない し,泡立ちの試験法も決定されておらぬ。この間題につ いては,日下開催中の工技院潤滑亜専門委員会タービン 油分科会などにて,協力研究の行われることを希望して いる。また,ほかにも種々異る観点から,タービン袖に 関する泡立ちの現象の解明が行われることを願い,本報 がそれらに多少とも参考になれば幸いである。 なお,測定温度に関しては,検討は行ったが木祖には 記さなかった。泡沫生成傾向は温度に対し,柿大点を示 すことが知られておるが(8),われわれの検討結果ではタ ービン油の場合,この点はさらに低温(50Cくらいか)に あるようである。これらについても,さらに試験法その 他について斯界の意見がかたまって来てから,再検討し 発表する方が妥当であると考え,市販タービン油の泡立 ちの検討結果の報告は以上に止める。 の

討(第4報)

なお,本紬の実験は,茂庭喜弘君なご日立研究化学第 1研究室の諸 による。記して感謝の古を表す。 参 考 文

(1)Caltex:Steam Turbine Lubrication,1950,

14 (2)G.H.Clark:ScientLubrication,Dec.,1953, 10 (3)佐々木:泡沫現象,化学実験学第1部第4巻, 133∼211 (4)J.J.Bikerman: Foams,1953,Reinhold Publ.Corp. (5)W.Luchsinger:Kolloid-Z.,81180(1937) (6)豊口:日本横械学会誌5占16(昭28) (7)高橋,茂庭:日立評論3`905(昭29) (8)R.G.Moyer:Inst.Spokesman,1占,No・11, 8∼12(1953) 、●・・、′・・-†・●・・▼ノ■・-、■・・・-・■、・一リー・√・・リ・・・▲・・り一■ノ・リ・・・.◆・・・ノ・、′-・リ・・ヽ●・--」・・・、・・■■、・・・、一-・・′「・へ′・・、ノ・・■■・・リー・、・-・←■・・■㌧●・■◆・●・・一〆・リ・■、-√h㌧●・■、・・・リ・■、・-●、◆・・、′・▲・,◆・■リ■・、′・・●・・ -、■へ■■-・ ■● ◎ ◎ ◎ ◎ Vol.17 ノ、ウ ザ 一 食に つい て 洗 掃 業 削 と の 科 学 用 掃除 樺 ◎ 上手な1商店 の 照 ◎ 家庭電気 品 と 電気料金 東京都千代田区丸の内1ノ4 (新丸の内ビルディソグ7階)

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(黒芸

(8)

『日 立

論』

冊No.11

最近あらゆる工 が進歩するにしたがって,すべての機械禁則ま高精度高性能を要求されるようになり たが,これに伴い諸機械の主要構成材料たる金屑の品質向上に対する要求も,いよいよ肢烈となって ります。日立製作所は創業以来優秀な素材から完成品までの一貫生産を方針とし,また世界符誇る我国最高 級の特殊鋼,ロール,可鍛鋳鉄 品などの製造販売をもしており,金属材料の生産研究には数十年の長きに わたり,格段の努力精進を重ね,幾多の輝かしい成果をあげて斯界に貢献して参りました。 こゝに日立製作所金屑関係者の最近の研究の一端を取纏め,下記内容で「金属特集号」を上梓し, 月上旬発行することに致しました。何卒御期待を隙います。 田 内 ガスタ∴-ビン用NトCr系(20-15%)耐熱鋼の 諸性質におよぽすNb,Ⅴ,TiおよびN2の影響 容 田 ……….日立製作所・安 来 工 ◎ 耐熱鋼Timhen's16-25-6熔接部の 機械的性質におよぼす烙着銅組織の影響■‥■■t■‥‥‥‥● ◎ 冷間ダイス用高炭素一クローム】∴己リブヂンー バナヂウム鋼(SLD)の確性試験 ‥日立製作所・日立研究所 …………‥日立製作所・安 来 工 ◎ 低合金鋼 の 焼入性 に つ い て …………‖……日立製作所・日立研究所 すて にい 異つ をに 率校 合比 配の の鋼 鉄物 料匁 原の 系程 鉄三 砂 ◎ 小丸根 --、

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塚本路 刺間 ∴ ∵.

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評論社

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蒙 本誌Vol.37 No.8掲載論文「フェノール樹脂碍犀硬の沿暦絶縁抵抗について」(松井千里・山方 達雄)の中で下記のようなミスプリントがありましたので御訂正下さい。 雄男三一雄男正雄男平三夫文郎史禰喜夫喜夫作麿隆雄雄雑書平天敵 44 45 45

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