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"第1,2号機75,000kWプラントの運転実績"

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(1)

清水共同発電株式会社新清水火力発電所納

第1′2号機75′000kWプラントの運転実績

OperationResultsofNos・1and275,000kWPlantsInstalledatShin-Shimizu

ThermalPower

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HidetakaI寸iroyosbi 清水共同発電株式会社新清水火力発電所納1,2号75,000kWプラントほわが国最初の大容量ベンソソボイ ラで計画当初より火力界の拝目を集ガ)ていたが,1号機が37年9月,2号機が同11月にきわめて順調に営業 運転にほいった。本プラントほポイラ,タービンなど主要なすべての発電設備を日立製作所が受拝し,全技術 を傾注して完成したもので,本論文でほその貴重な特性試験の結果,スタートアップの実績およびドラム形ボ イラに比べて非常に短縮された起動時間について紹介するものである。 第1表 プ ーフ ン ト 計 画 要 目

1.緒

日 清水共同発電株式会社新描水火力発電所は1,2号燐ともわが国 最初の大容量ベンソンボイラを採用した75,000kWプラントで,計 画当初よりわが国電力界の托目を集めていたが,1号機が37年9 月,2号機が同11月とそれぞれきわめて順調に営業連転にはいっ 子二。 本プラントは1,2号機とも主蒸気圧力127kg/cm2G,主蒸気, 並びに再熱蒸気温度538℃,出力75,000kWで,ポイラ,タービン, 発電棟,そのほか主なる設備を口二百土製作所が一括受注してまとめた ものである。弟1表はおもな計画仕様を小す。なお本プラントのお もな特長を示すと次のとおりである。 (1)わが国最初の人容量ベンソンボイラを採用した。 (2)主蒸気条件として従来の75,000kWより一段と高い127kg/ cm2G,53即538℃を採用し,発電所効率の向上をほかった。 (3)ポイラ,ターピソとも全岸外式を採用した∩ (4)過熱器減圧装置を右したユニークな起動バイパス系統を採 用。 弟1図ほその外観国を,第2図は全体の概略系統図をホす。なお プラント計画についてはすでに本誌で発表している(1)。 本プラントの敵割こ当たってはR立製rF所の有する豊富な研究設 備と技術陣を動員して随所で諸特性をチェックし万違算なきを計っ たので,当初の期待どおりきわめて好調に試運転を完了することが できた。本論文ではその貴重な特性試験の結果,スタートアップの 実績およびきわめて短い起動時間についてその概要を述べることに する。

2.ボイラの各種試験結果

2.1ボイラ負荷追従試験結果 事業用としてわが国最初の即行ボイラであるため,負荷追従特性 が実際にどのようになるか,令万両から非常に托l ̄tさJtていた。 最初ABC調整に当たっては,ボイラの特性を・ト分数値的につか む必要があり,清水州■q発電株式会祉関係者のご脇力を得て第2・2 項に述べるようにボイラの動特性試験を行なった。この勅牛劉生試験 * 清水共同発電株式会社邦子F一子水火力発電所 ** 日立製作所呉工場 *** 日立製作所日立工場 ****日立製作所国分工場 蒸気条件 イ 大 ポ 尽収

芸l……?法w

気も 圧(主塞1L二弁前) 気 温(1三塞lヒ弁前) 再熱気温(再発!塞止弁前) 127kg/cm2G 538℃ 538℃ 段 転 気 炎凹抽 空(75,000kW時) 数 数 722mmHg(水弧20℃) 3,600rpm 5段 第1図 ベ ン ボ 結果によってボイラ特性が数値的に明らかになったので,ボイラ特 性をアナコソによって模擬し制御系の解析を行ない最適調整値を求 め,各部の.さ辻建値を決定した。 実際の調整に際しては,制御系統は第3図に示すように主蒸気流 妄をの信号を先行値とし,主蒸気圧力が設定値になるように重油流量 と給水流晶を同時に変化させる制御系統を主制御系統として調整を 行ない最適.設定値を求めたが,これらの値はアナコン解析によって あらかじめ求めた献塵設定値と数値的にも一致した結果となり,ア ナコン解析が十分信較できることを確認した。 調磐後の負荷追従古鳩奏結米は第4図に示すように4・8%/minの負 荷射ヒに対して主蒸気温度変化は最大±2・5℃でオフセットなしの 非常に良好な結果である。 ベンソンボイラは負荷変化時,蒸発完了点が移動するため温度に

対しては自己制御性があり日然循環ボイラと比較し,非常に温度変

(2)

556 昭和38年3月 ボイラ ーー〕_k過熱星 ∫〟1、□ 王墓止弁 二.1く過熱芸 .9什人L_) 減圧弁 ごノ′-ノ'J 渦熱昂バイパス弁 ごJ′+/J/ノ1.よム■ ル1 日 C〆⊥.7J2 止

再熱量 ご♭/一∵)リ ご什ノ■∠汐 版元基 汽缶給水ポンプ C〆-/♂J 第5\結氷加熱量 第4給水加熱量 給水調節弁 給水涜豊 前壊差足発信者 発信芸 タイ 給水ポンプ 速度制御畳 フラッシュ タンク 第2治水加熱暴 第2図 全 体 ノリ 高圧タービン 韓イ墨庄タービン ご〆イJ7 「▼ ̄ ̄ ̄ ̄ l l 】ご〆イ♂J 舞/給水加熱言 系 統 壬蒸気流量 三森気圧力 重油流量 壬蒸気温度 発信鼻 糞信義 発信量 発信患 P/ PJ う王斗触卜 設定呈 滝水流量詞五日弁 重油流量調節弁 第3図 制 御 系 統 ♪J ご卜.′七淡々

一丁晶丁・

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ごJ/ノ'Jββ 腹水芸 復爪(イバス脱塩装置 復水弄庄ポンプ ごご∴イJJ 復水ポンプ ご〆-ノ■/β 図 過熱老嬢塩基 出口蒸気温度 発信量 過熱蓋注水調節弁 概 要 化が少ないという特性が,この試験でも証明された。 今回の負荷追従試験ではタービン側の制限などにより5%/min程 度の変化を行なわせるに止めたが,ベンソソボイラほ自然循環ボイ ラのように水循掛こ制約される圧力変動の許容限界といった制限値 ほなく,タービン側の総合許容圧力変動値は最大±8%(10kg/ Cm2),総合許容温度変化値は±28℃であるから,弟4図の実績と 照合させて,さらに大きな負荷変化をさせることも可能である。 次に自然循環ボイラの負荷変化の限界値と比較すれば,実際に電 力会社で発表されている自然循環ボイラの負荷変化の限界値がドラ ム水位の変動などより制限され最人約3%/min(2)であるから,ベン ソソボイラの負荷追従特性が,口然循環ボイラの伽苛追従特性より ほるかに良いことが明らかとなった。 2・2 ボイラ動特性の測定 裁制質流ボイラプラントの屈も大きな特艮の一つほ負荷追従性が 良いことである。しかしこれらの利点を十分に生かして良好な運転 を行なわせるた捌こは,特長あるボイラ勅特性を正確にほ挺しこれ を基礎として制御系統の設汁調懲に進む必要があるしJ本プラント計 画に当たっては動特性についても種々検討が_斬よられたが,今川1 第45巻

第3号

ぢ・機の試運転時6日間にわたって動特性 の実測を行ない多数のユ!_と重なデータを得 ることができた。実測は過渡応答法によ って,72MW と56MWの場′介におけ る燃料量,給水爵,汗水量,タービン加 減弁閲度およびGRFダンパー開度の5 変数のステップ変化に対して行なった。 弟5図ほ実測あ王i果の一例として,給水量 のステップ変化に対する各変数の応答を 示したものである.。これらの結果ほただ ちに木プラントのABC系統の調整に有 効に利用されきわめて良好な制御特性を 得ている。 強制貝■流ボイラの動特性の実測ほ,従 来,試験ボイラまたほごく小容量のボイ ラーこついてほ若干行なわれて来たが,大 容量ボイラについてこのようにまとまっ たデータが縛らJtた例はほとんどなく今 回の試験により,豊ノ.i諾な貴重なデータが 得られたことは今後の境制貫流ボイラプラントの計画 に対しさらに確匝†たる基盤を築いたものということが

イ箋轟三重空襲喜真

により循環を行なう。そして大ノじ過熱器Ij_=1で過熱蒸 気になると,起動H=碗肝升を徐々に開いて二次過熱器 に通気する。起動時にほまずボイラ給水ポンプにより 給水ほ高肝加熱器を経て節炭器,水輯,蒸発器,放射 過熱器,ケージ,大井過熱器訓『!次通り,過熱器バイ ノミス弁により減作され,フラッシュタンクlノっにフラッ シュする〔ボイラ1ノ、川ニカほ過≠燕器バイパス弁により 125atg一定に調ヱ甘ける。フラッシュタンク内の蒸気 はダンプ升CV-107,ドレンほドレン弁CV-108を通 り復水器にて復水になる。 強制貫流ボイラを起動し燃焼率を上げて行くと,曜水の体刑影張 によって多量の水が一時的にボイラ外に押し出される。これは強制 貫流ボイラに特有な現象で一般にプロッペソ(Pfropfen)巷工象と呼 ばれている。 試運転の際,起動特性試験とともにプロリベン現象に関する実測 を行なった。弟d図は冷捉起動時の実測結果の一部である。測定ほ ボイラ各バンク出入口,フラッシュタンクの圧力二ねよび温度,過熱 器バイパス弁,ダンプ弁,ドレン介の終リフトおよびI∋打後任九 フ ラッシュタンクのレベル,給水流量,重油流炭,ガス温度などの時 間的変化をオシログラフと,送り速度を嵐如こLた記録計にて測定 した。ボイラ出【1の流出量与川1に必要な過熱旨算バイパス弁前の流体 の比体積は7一線ポイドメータにより測証した∩ 逆転条件は起動時抑トー給水流量を80t/h一定に ̄f励で調節L,ボ イラ出口圧力を125atg一定に過熱器バイパス升開比により調節す る。重油量変化は点火後15分までに4t/hに増加し,その後4t/h 一定に保持する。そして過熱器バイパス弁が急激に開き約めた時に 4t/hから3・5t/hに械少し,その後迎棄さ∼器バイパス弁開畦が脳人値 より減少し始めた時からfjミ々に蛸加1させた。

(3)

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+コ 凹 (J 嘩 空室 /Jβ /Zβ 〔負 荷〕 イ.β%ん//J /〃 /,乍 的 問 r〝7′■〃) 〔丁蒸気ノー亡力〕 ヱ∂% /〃 /J 婚 問 (//J//J) 脚 〟β ムプβ 〔i ̄蒸気温度〕 ZJ ̄℃ ∠βDc ノ〟 2〃 ム /β /5 2(ト 時 間 (椚/〃) 第4図 爪荷追従試験結果 第5図 絵水量変化に対する応答 窮地量変化に対し水壁出口温度はゴ読も大きい上昇率を示し,応答 も早い。蒸発器出口温度は水壁出l+より約10分遅れて大きい上昇 率で上昇する。天井過熱器出口温度は240℃/hの温度上昇率でほぼ 直線的に上昇する。脱気器出口温度は点火後30分でフラッシュタ ンクにて発生した蒸気が脱気器にはいるためその頃より徐々に上昇 一r/叱xメ 'へ タ;・

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(4)

558 昭和38年3月

第45巻 第3号 トに比べてプロッペソ現象のピークが小さいことが判明し,安定な 起動運転法を確立することができた。なお二次過熱器をバイパスさ せるとプロッペソ現象が小さくなることおよび燃焼率変化によりプ ロッペソ現象を減少させうることに関してほすでに理論計算によっ て明らかにされている(8)。

3.建設時のスタートアップについて

本プラントの計画当時,丁度アメリカにおいて大容量貫流ボイラ を採用したBreed,Eddystoneなどの発電所が運転にはいりつつあ ったが,その試運転中のトラブルとして給水中のシリカが当初4個 月近くもぬけなかったということがあった(4)。この給水の純度を上 げる点について,本プラントは計画当初より,特に慎重を期し,工場 における製作から試運転に至るまで一貫した思想をもって建設に専 念した。すなわち (1)配管そのほかにほシリカのはいらない製法を採用した。 (2)現地における材料保管中は特にさびの発生しないような方 法を講じた。 (3)アルカリクリーニソグおよび酸洗いを施行した。 (4)スチームブローイングを行なった。 (5)復水バイパス脱塩装置を設けた。 などに重点をおいて行なった結果,外国にも例をみないほど短時日 でクリーンアップを完了することができた。以下これについてその 概要を述べる。 3.1酸洗いおよびアルカリクリーニング プレポイラ,ボイラ本体について弟2表に示すような範囲につい て水フラッシソグ,アルカリクリーニソグ,酸洗いを実施し,酸洗 いには3%クエン酸を使用した。二次過熱器,再熱器については, 酸洗いを行なわないで後述するようにスチームブローイングでクリ ーニソグを行なった。また銅合金を採用してある加熱器については 水室側および胴体側とも酸洗いを行なわなかった(2)。 酸洗い中は1時間ごとにFeイオソ濃度,酸濃度,酸液温度,流 量,pH値の動向を側足し,その効果を監視した。その例を弟7図 に示す。また各材質のテストピースを酸洗いの注入側,もどり側に設 け,おのおの流速をかえて単位面積当たりの減量を測定して酸洗い の影響を実測したのが弟8図で,その効果が十分に発揮されている ことがわかった。プレボイラの鉄 さびの酸洗いによって排出できた 量をFeイオン濃度並びに保有水 量より計算すると60kgと推定さ れた。ま・たボイラ本体では175kg と推定される。 3.2 クリーンアップオペレー ション 酸洗いにひきつづいて水循環ブ ローを行ないある一定限度まで Feが下がった後,ボイラに点火 し加熱循環(これをクリーソアッ プオペレーショソという)を行な ったが,この場合のシリカ並びに 銅の減少割合を示すのが弟9図で ある。鉄も同じように減少してい るが,この図で示すように復水バ へくN∈ヾ町∈) 州 賀 川肪 びびが け畑伽 び川鮎 第2表 酸洗い,アルカリ洗施行範閉 施 行 場 所 復 水 管 低 圧 第 一,第 ニ ヒ ー タ 脱 気 希 お よ び脱 気貯水 タ ソク 高 圧 第 四,第 五 ヒ ー タ 低圧および高圧ヒータドレン配管および胴体 給 水 管 水 壁 幅 射 過 熱 器 天 井 蒸 気 壁 次 過 熱 器 主 蒸 気 管 再 熱 器 高 低 温 帯 熱 蒸 気 管 フ ラ ッ シ ュ タ ソ ク アルカリ洗 0000 0000 酸 洗 0 0 0000 2,βββ ろ.ケ♂β ∈ 札 q \J 7,βββ q) 吐 〝β †、、. ● / ̄ヽ -一石-く・-ヱ○--て一 法入液 一一丁一土て- 戻り 液 全鉄イオン

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モヘ 「りU .4 "J っ∠ ▼-7/ J2 第7図 4Zノ4 (ミノしスケール付) イ2ど (ミルスケール付) 〃2β (ミルスケール付) 〃2β (ミルスケール伺) ほ和郎 2 j 流 漣(り乃) 第8図 テ ス イパス脱塩装置の入口のシリカは 非常に多くても,その出口のシリカは5ppb程度までポリッシュさ れており,脱塩装置が十分その効果を発揮していることがわかる。 この復水バイパス脱塩装置を事業用火力で採用し,しかも運転にほ JrβJJ (ミノしスケール付) /J J4 /∫ /♂ /7 Jβ /β 2β時間 酸洗に中のFeイオンpHの傾向 J.β β..ラ 〃7 α.ケ (㌘∈い\賢) ㈱ 堪ハ ト ピ ー ス に よ り .了〟.F27 t9「人9Z7

〃U 「へJ 〔〃U 仁J ′‖一=u .・人 (‖u

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/ _2 涜 速 (り′て;) 酸洗 ひ 効果 の 実測 4/月 4∼C 42〃 4∠G J7召JJ' J 4 いったのはこの新清水火力発電所がわが国で最初である。この装置 にほ特に再生薬品がボイラ給水の系統に直接はいらないようにする ため,外国でもあまり例のみられない新しい外部再生方式を採用し

(5)

-130-へ号ヱ贋 加 抑 〃 〃 (q(ミ) 尺 「一∧ ハU ∫ '\

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-L--×-×一 復水ポンプ出口 ーu--か一心-6 鮨炭芸人□ 0 /一 ̄、、、ヽ ● ● ● /㌃ヾ㌦一 一L-▲・一一一一 脱塩装置出口 -エー丁-×一工 脱塩装置入口 +-●-h 勧炭芸人口 〉く トヽL 24日 2∫臼 2占一日 27日 2β日 2β日 Jβ日 /♂♂2年♂月 第9図 シリカ,銅のクリーソアップ経過 ており,十分にその効果を発揮し順調に運転中であることをつけ加 えておく。 3.3 ブローイングアウト 普通一般の貫流ボイラはドラム形ボイラのように十分なクリーニ ソダフオースの出るようなスチームブローイソグを行なうことほで きないが,本プラントのベンソソボイラは弟2図にも示すように二 次過熱器入口に減圧装置を有しているので,これを使用してスチー ムブローイングが容易にできる。この点がこの減圧装置を有するボ イラの特長の一つである。弟10図ほブローイングアウトの系統図 を示す。 このブローイングアウトほ前述のクリーンアップオペレーション にひきつづいて,酸洗いを行なわなかった二次過熱器,主蒸気管, 再熱器および高低温再熱管について実施し,管内面のミルスケー ル,溶接屑,そのほかの異物を除去したが,この方法ほクリーニソ 圭蒸気管 ∫ 人 第3表 1号枚給水純度実績(節炭器入口)日】 pH 】〝ロ/cml SiO2*l Fe* C n ・顎 11 7 7 9 0 7 平均制限値【8.5∼9.5 r 1 20 ハU 注:*の単位ppb グを工程的にも非常に短縮でき,十分にその効果を上げることがで きた。次にブローイングアウト時のボイラの運転について述べると 従来ドラム形ボイラの場合はブローイング時ほ消火して行なってい るが,本プラントの場合には消火Lないで連続運転を行ないながら 実施した。すなわち (1)給水流量を%MCR起動ノミイパス系統を通して循環。 (2)天ノ羊過熱器出l+流体が120at鼠350℃の蒸気条件とし,過 熱器入口ガス温度が540℃以下である燃焼割合とする。 (3)復水は全量バイパス脱塩装置を通す。 (4)以上の運転条件を保ちながら,過熱器減圧弁を除々に開き ブローイングを開始する。 (5)ブロー中ほ過熱器出口圧力を40atg以下に調整する。 以上のようにして主蒸気管を11回,低温再熱管を12回,再熱器,

高畠再熱管を12回,それぞれ舞10図に示す系統にしたがってスチ

ームブローを行なった。各系統とも仮配管先端にテストピースを取 り付けてブロー効果を判定したがきわめて良好な結果をおさめた。 このようにして酸洗い,クリーソアップオペレーション,スチー ムブローイングなど一連の試運転を行なったのでタービン通気後, ガバナテスト前後の給水中のシリカ,Feなどはそカ1ほど上昇はみ られず,また営業運転にはいってからもずっと規定の給水純度を保 って順調に運転を行なっている。営業運転中の給水純度の一例を第 3表に示す。

4.起動時間の短縮につし、て

新酒水火力にべソソソボイラを採用した最も大きな理由の一つに 起動,停止時間が,従来のドラム形ボイラに比べて速いということ が上げられている。この種の大容量の貫流ボイラについてほわが国 でほ全く経験がなく,内外の注目を集めていたが,清水共同発電株 式会社と日立製作所の協力のもとに予期以上の起動時間の短縮の実 績が得られたのでその一,二の実例について述べる。

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一∫〟ノてイノてス ■ 復l l 水l 天井過熱墓 蓋l l l ボイラ

フラッシュタンクL_______-______+

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弟∫ヒータ 第10図 ブローイングアウト系統凶 ん1冷 機 起 動 ドラム形ボイラの場合にほ肉厚なドラムの熱応力を避けて1000F/ h前後という温度変化率で起動時間が押えられており, 点火から通気まで同級のボイラで低圧通気しても約4時 間程度要していたが,本ボイラではその5倍位の温度変 化率をとることが可能であり,それだけ起動時間が短縮 できたわけである。この冷機起動の一例を弟】1図に 示す。図に示すように点火より過熱器出口でスーパヒー トするまで100分以内であり,その後20分でタービン 通気ができる。この起動時間は計痢値とまったく一致し ている。 4.2 ホットスタート ホットスタートの場合の一例を弟12図に示す。この

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例は通常運転時よりも運転陣を増してスタートした場合 の例であり,ボイラを消火し,タービンも主塞止弁がト リップしている状態においてボイラに点火し,その後7 分でタービンに通気し,通気後7分で併入したものであ

(6)

560 昭和38年3月

第45巻 第3号 給 水 量 へe磯粥抑 Jββ 2〟 /αJ β

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即 β へh等)尺咄 /〟 /〟β J♂ 2β 〃β ββ どβ /♂♂ /2♂(仰/∩) 納入口温度 納入口圧力 帥出口温度 那ヒータ出口温度 ■■---一一---一一-・一一◆ ̄ ̄ J覗気芸濃度 ブラ・ソシュタンク内圧力 ㌦納減圧弁関 ∩‖U 月じ 甜 ハ‖U 一4 ハレ っ∠ 第11図 冷 (ミ音義ぷ回 紺 州 淵 「山■ つ′ヤ 7り β 噂卵仰 〃♂♂ Jββ 2(7β /ββ (S)哨ポ謝 抑 価 〃β 只田脚 /♂β ∬ /2J(/川■/ノ) タービ\′ノ通気 例 動 起 機 匡 卓土 三 治水:走塁 ノイ; 圭蒸気流量 /β 仙人□圧力 \ノ ♂+・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・⊥ β 7(7 勇 退傍 火 気入 2β Jβ 〃β(仰/r〃) み竹出口温度 ん/〟辻=コ圧力 温度 /仙人□圧力 2(7 ββ 〃β(爪/〃) % ハU 「へJ だ 瓜 第12図 ホ ット ス タ ート 例 り非常に短い時間でホットスタートの実施ができた。. 一方ドラム形ボイラの場合にほ弟13図に示すようにタービンが ホットスタートで止った場合には数時間(5〉もメタルマッチングがで きない場合があり,そのためタービンのケーシングのメタル温度が 冷却されるのを待たなければならないという欠点があるが,この新 清水火力のペソソソボイラの場合にはタービンバイパス,および過 熱器減圧装置があるために容易に高い主蒸気温度が得られ,そのた めメタルマッチングすることができ,したがって容易に再起動でき る利点がある。 ん3 再起動時の補助蒸気 プラント再起動時のタービンのグランドシwルおよびェゼクタの 駆動蒸気ほ当初消火後の貫流ボイラからほ取り出すことができない のではないかと考えられていたが,本プラントにおいては第2図に 淵仰 仰 珊 淵 (UO) 咄 頸 /♂β βL β に+/.川 くて 仁 L日

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′7rフエフ 、7ββ 2♂〃 ノー〔岬 ) /gβ ノ川 /β〟 .タJ ノタービンメタル温度 ボイラ過熱暴 出 口 温 度 7JOf d、 ∂

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第13凶 卜■ラムボイラスタ【ト例

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\\ヾ ♂ / 2 脂 問 (/7) 第14図 主蒸気圧力,温度降下曲線 示すようにこのボイラの特長である過熱器械正装置を有しているた め,この弁を停止中徴閲しながら必要な補助蒸気量を高い温度で取 り出すことができる。トリップ後ターヒソのグランドシール蒸気, ェゼクタ,蒸気を取り出しながらボイラの圧九 温度の降下割合を 実測した結果は第14図に示すとおりである。

5.結

口 以上新清水火力1,2号機75,000kWプラントの貴重な諸特性試 験の結果,スタートアップ,それにドラム形ボイラと比べて非常に 短縮さjtた起動時間について述べたが,大容量ベンソソボイラプラ ントがわが国で初めて順調に運転に入ったことは口本における火力 発電が大容量化,貫流ボイラが数多く採用さjtんとする今口その果 した役割は非常に大きく火力発電の開発に携さわるわれオっれに大き な希望と日伝を与えてくれた。 終わりに本プラントの据付,試運転,諸試験について終始ご指導 を賜わった清水共同発電株式会社,中部電力株式会社の関係各位に 淡く謝意を表する。 1 2

-132-参 芳 文 献 堀内,松村,安藤:日立評論45,547(昭38-3) tll巾:電気学会37年度関西支部大王さ"火力発電所運転上の 問題” 田村,坂井,細川:日本傲械学会

Philip Spo皿他:APC Reportリ1961

参照

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1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月10月 11月 12月1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月10月 11月 12月1月 2月 3月.