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糖鎖工学に基づいた自己免疫性神経障害の発症機序の解析

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Academic year: 2021

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Title

糖鎖工学に基づいた自己免疫性神経障害の発症機序の解析(

はしがき )

Author(s)

石田, 秀治

Report No.

平成10年度-平成11年度年度科学研究費補助金 (基盤研究

(C)(2) 課題番号10660107) 研究成果報告書

Issue Date

1999

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/420

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

1 l l 1.目的 従来原因不明とされてきた神経疾患の中に、糖脂質や糖タンパク質の糖鎖部

分に対する自己抗体(抗糖鎖抗体)の関与する疾患が含まれることが明らかに

されてきた。古くから研究されてきた糖脂質代謝異常症キは異なり、この自己

免疫性神経障害の研究はまだ始められたばかりであり、その発症機序は明らか にされていない。この研究の主題である「何故、自己の成分である糖脂質、糖

タンパク質糖鎖に対して抗体が生成するか」という問いに対して、明確な答え

は未だ得られていない。しかし、最近、その疑問を解くうえで鍵となる重要な 分子の構造が提案された。それらは大きく2つのグルーープに分けられ、1つは 比較的豊富に存在するガングリオシドと交叉反応する超微量のガングリオシド であり、他方はガングリオシド糖鎖構造を非還元末端に有する、極めてユニー クな構造の細菌リボ多糖である。本研究では、これら分子の化学合成を達成し、 生化学及び神経科学研究者らと共同研究することにより、本疾病の発症機序の 解明と目的とする。更に、本研究で得られる知見は.「糖鎖の抗原性と免疫の成 立」というより大きな命題を解析するうえでの重要な辛がかりとなるばかりで

なく、従来、抗原性が低いとされてきた糖鎖に対する抗体の効率的な調製法の

開発や、本疾病の種々の症状の原因となっている自己抗体を除くためのプロー

ブの分子設計に応用する事ができる。 本研究成果報告書では、研究期間内に達成された化学合成について報告する。

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