• 検索結果がありません。

IRUCAA@TDC : Treponema denticola の表層タンパク間の発現調節機構

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "IRUCAA@TDC : Treponema denticola の表層タンパク間の発現調節機構"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

Treponema denticola の表層タンパク間の発現調節機構

Author(s)

新居, 由紀; 柴山, 和子; 菊池, 有一郎; 新谷, 誠康;

石原, 和幸

Journal

歯科学報, 116(5): 387-387

URL

http://hdl.handle.net/10130/4108

Right

Description

(2)

387 歯科学報 Vol.116,No.5(2016)

№9:実験的炎症性嚢胞のメカニズムの解明

中内彩乃1),井上 孝2),新谷誠康1)(東歯大・小児歯)1)(東歯大・臨検病理)2) 目的:マラッセ上皮遺残は,歯根形成期にヘルト ヴィッヒの上皮鞘が分断し,根尖部や根分岐部の歯 根膜内に残存したもので,歯根膜腔の恒常性維持に 関与すると言われている。この上皮は,通常細胞休 止期の状態にあるが,種々なる刺激により細胞増殖 を開始し,歯根嚢胞や歯原性腫瘍の起源となること も報告されている。しかし,そのメカニズムの詳細 は未だ不明な点が多い。本研究では,実験的に根分 岐部に感染状態を作り,マラッセ上皮遺残の増殖に 関する動態を免疫組織化学的に検討することを目的 とした。 方法:実験には,生後4~5週齢の SD 系雄性ラッ ト(体重100-150g)を用いた。左右上顎第一臼歯 にラウンドバーを用いて咬合面から露髄させ,つい で25G 注射針を使用して髄床底を穿孔させた。穿孔 部は開放し,処置1週,2週,3週後に屠殺し,約 4μm のパラフィン切片を作製し,HE 染色を施し た。また,細胞増殖の指標として PCNA を,上皮 分化指標として CK19および CK13を用いて免疫組 織化学的に検索を行った。 結果:いずれの症例においても,穿孔部と付着上皮 との連続性は認められなかった。処置後1週齢で は,穿孔部周囲の組織に,好中球浸潤がみられ,穿 孔部に接するマラッセ上皮遺残の巨大化,穿孔部へ の伸展,象牙質に接触増殖する像が観察された。2 週齢では,上皮様組織が穿孔部を取り囲む像が観察 された。3週齢では,上皮はさらに肥厚し,上皮直 下には,肉芽組織が観察されるようになった。免疫 組織化学染色の1週齢では,上皮様組織は PCNA に陽性を示したが,CK19および CK13には陰性で あった。2週齢および3週齢では,上皮基底細胞層 に1週齢に比べより多くの PCNA 陽性細胞が観察 された。CK19は結合組織に接する基底細胞層様細 胞に陽性であり,CK13はそれ以外の細胞に陽性で, 2週齢に比べ3週齢で顕著であった。また,すべて の週齢の上皮様組織の嚢胞腔側に接する細胞にも, PCNA 陽性細胞が観察された。 考察:今回の実験により,静止期にあるマラッセの 上皮遺残の増殖が炎症性刺激により惹起されること が示唆された。通常の分化勾配を持つ上皮組織であ れば,PCNA は基底細胞層に陽性であるが,今回 の実験では,PCNA 陽性細胞が裏層上皮の嚢胞腔 側にもみられた。このことは,基底細胞側と嚢胞腔 側の両方向から細胞増殖が生じており,嚢胞形成の 初期では,嚢胞腔側も基底と認識されていることが 示唆された。

№10:

Treponema denticola の表層タンパク間の発現調節機構

3) 3) 3) 1) 新居由紀1),柴山和子2),菊池有一郎2),新谷誠康1),石原和幸2)(東歯大・小児歯) 2) 3) (東歯大・微生)(東歯大・口科研) 目的:Treponema denticola は,慢性歯周炎の病巣よ り高頻度で分離され,その発症と進行に重要な役 割を果たしている。本菌の表層には,major outer-sheath protein(Msp),prolyl-phenylaranine spe-cific protease(Dentilisin)が存在し,その病原性に 関与している。本研究では,2種の病原因子 Msp と Dentilisin 間の相互作用について解析を行った。

方法:T. denticola ATCC

35405株(野生株),Den-tilisin および Msp の欠損株 T. denticola K6, T. denti­ cola DMSP3を供試した。予備培養した T. denticola を TYGVS 培地に接種し,37℃嫌気条件下で一週 間培養後,集菌した。得られた菌体 を phosphate buffered saline(PBS,pH7.4)に て2回 洗 浄 後, 超音波により破砕し,上清を得た。得られた画分 のタンパク質濃度は BCA 法にて測定した。Dentil-isin 活 性 の 測 定 は,N-succinyl-Ala-Ala-Pro-Phe-p-nitroanilide(SAAPNA)を 基 質 と し て,30分37 ℃ で反応を行った後,410nm の吸光度により測定し た。また,Msp については,3つの菌株から得ら れた画分を用いて,SDS-PAGE と,抗 T. denticola Msp 抗体を用いた Immnoblot により解析を行った。 結果および考察:Dentilisin 活性は,Msp の欠損に より活性が約25%低下していた。SDS-PAGE では, 野生株で強く認められる53kD の band が,Msp 欠 損株と Dentilisin 欠損株では明らかな band として は認められず,さらに Dentilisin 欠損株では,130 kD と100kD の band が 増 加 し て い た。Immnoblot の結果,野生株,Dentilisin 欠 損 株 と も に53kD の band が認められていたが,Dentilisin 欠損株では 明らかに Msp 量の減少が認められた。これらの結 果 は,Dentilisin の 欠 損 が Msp に,Msp の 欠 損 が dentilisin 活性に影響を与えており,2つのタンパ ク質発現の間に何らかの相互作用が存在することが 示唆された。 ― 43 ―

参照

関連したドキュメント

2 調査結果の概要 (1)学校給食実施状況調査 ア

調査の概要 1.調査の目的

⑹外国の⼤学その他の外国の学校(その教育研究活動等の総合的な状況について、当該外国の政府又は関

2(1)健康リスクの定義 ●中間とりまとめまでの議論 ・第

(2) 交差軸(2軸が交わる)で使用する歯車 g) すぐ歯かさ歯車.

日歯 ・都道府県歯会 ・都市区歯会のいわゆる三層構造の堅持が求められていた。理事 者においては既に内閣府公益認定等委員会 (以下

ダイダン株式会社 北陸支店 野菜の必要性とおいしい食べ方 酒井工業株式会社 歯と口腔の健康について 米沢電気工事株式会社

村上か乃 1)  赤星建彦 1)  赤星多賀子 1)  坂田英明 2)  安達のどか 2).   1)