意見書 案 第 8号
大規 模 災害 時の 法制 度 に 関す る見 直 し を求 め る意見 書
世界 有 数 の災 害大 国 である 我が 国に お い て は、 近 年で も 、 平成 2 3 年東 日本 大震 災や 平 成27 年 9 月関 東・ 東 北豪雨 、平 成2 8 年 熊 本地 震 など 、 甚 大な 被 害 をも たら した 大規 模 災害が 頻 発 して いる 。
さ ら に は 、 南 海 ト ラ フ 地 震 や 首 都 直 下 地 震 等 の 広 域 に わ た り 、 か つ 、 大 都 市 部 へ の 甚 大な被 害 が 想定 され る 巨大地 震が 発生 す る お それ が 指摘 さ れ てい る 。
こう し た 大規 模災 害 に対し ては 、災 害 救 助 法に お いて 、 都 道府 県 知 事が 避難 所及 び応 急 仮設住 宅 の 供与 等の 実 施主体 とさ れて い る と ころ で ある が 、 迅速 か つ 被災 者の 実情 を的 確 に踏ま え た 救助 を実 施 するた めに は、 基 礎 自 治体 で ある と 同 時に 、 大 都市 とし ての 総合 力 を兼ね 備 え る全 ての 政 令指定 都市 が自 立 的 ・ 主体 的 に救 助 内 容を 決 定 し、 実施 して いく こ とが強 く 求 めら れて い る。
この 点 に つい て、 全 国市議 会議 長会 指 定 都 市協 議 会や 指 定 都市 市 長 会は 、こ れま で国 に 対して 要 望 ・要 請を 行 ってき てお り、 国 に お いて も 災害 救 助 に関 す る 実務 検討 会を 開催 す るなど し て きた が、 十 分な結 論が 得ら れ て い ない と ころ で あ る。
よっ て 、 国に おか れ ては、 政令 指定 都 市 を 災害 救 助の 主 体 とす る 災 害救 助法 の改 正や こ れに関 連 す る災 害対 策 基本法 の改 正を 行 い 、 大規 模 災害 時 に おい て 政 令指 定都 市が 持つ 能 力を十 分 に 発揮 でき る 制度を 構築 され る よ う 強く 要 望す る も ので あ る 。
以上 、 地 方自 治法 第 99条 の規 定に よ り 意 見書 を 提出 す る 。
年 月 日
議会議 長 名
衆 議 院 議 長 参 議 院 議 長
内 閣 総 理 大 臣 宛て 総 務 大 臣