深層混合処理による地盤改良体のせん断波速度測定
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(2) III-B188. 測定時のヘ ゙ ン タ ゙ ー エ レ メ ン ト 平面配置である.それぞれφ. 表-2. A現場の原位置Vs測定の結果. 1.0m,2 軸の深層混合処理で施工された改良柱体の側面. 計測位置. A1. A2. A3. を平らに削り,ベンダーエレメントを設置した.図 -4 は,断面. 振動方向. 水平. 水平. 水平. 水平. 鉛直. 水平. 伝播方向. 鉛直. 鉛直. 鉛直. 水平. 水平. 水平. 伝播距離L(mm). 500. 503. 248. 1002. 1002. 2033. せん断波速度(m/s). 631. 582. 873. 715. 726. 840. 配置の模式図である.測定パターンは,発振側の振動方向 と波の伝播方向の組合せにより,HH(水平振動,水平伝 播)測定,VH(鉛直振動,水平伝播)測定,HV(水平. 表-3. 振動,鉛直伝播)測定の 3 通りである. ブロックサンプリング供試体は,原位置改良体を重機で破砕 した後の 30cm 前後の直方形(あるいはボール状)の塊か ら,トリマーまたはコアリングマシンを用いて成形した,φ 5cm,高 さ10cmの供試体である.各供試体に対してVs測. A5. A4. B現場の原位置Vs測定の結果. 計測位置. B1. B2. B3. B4. 振動方向. 水平. 水平. 水平. 水平. 伝播方向. 鉛直. 鉛直. 鉛直. 水平. 伝播距離L(mm). 500. 500. 500. 991. せん断波速度(m/s). 1412. 1202 1366 1382. 1500. 1500. 1000. 1000. 3.測定結果. Vs(m/s). 基にした HV 測定である.. 500. 表 -2 は A 現場の原位置 Vs 計測結果である.原 0. A1 と A2,A3 〜 A5 を比較すると Vs は伝播方向 に関わらずそれぞれ近い値を示す.このことは, 施工エレメント毎の混合撹拌状態の相違が Vs に影響. 0. Vs(m/s). 表 -3 は B 現場の原位置 Vs 測定結果である.原. の差はほとんど見られない.図 -6 は,A,B 現場. 50. 100 150 L(mm). 200. 図-6 A,B現場ブロックサンプル供試体 の伝播距離によるVsの違い ●C現場 ▲D現場 ■E現場 800. 1000 原位置Vsの 範囲(表-2). 600. 500 ●A現場 ▲B現場 0. 0. 図 -5 は,A,B 現場のブロックサンプリング供試体 Vs への伝播方向の影響である.伝播方向による Vs. 0. 原位置Vsの 範囲(表-3). 位置 Vs は 1200 〜 1400m/s であり,通常の地盤材 料としては極めて高い値を示した.. 0. 1000. 1500. を変えた2種類の測定値はほぼ等しく,振動方向. ●A現場 ▲B現場. 500 1000 1500 V方向Vs(m/s). 図-5 A,B現場ブロックサンプル供試体 の伝播方向によるVsの違い. することを示している.また,A4 での振動方向. の Vs への影響はほぼ無いと考えられる.. 500. ●A現場 ▲B現場. 位置 Vs は 600 〜 900m/s とばらつきが大きいが,. Vs(m/s). の各供試体の Vs 測定は,すべて原位置の配置を. H方向Vs(m/s). 定,一軸圧縮試験を実施した.なお,C 〜 E 現場. 2.0. 4.0. qu(MN/m2). 6.0. 図-7 A,B現場ブロックサンプル供試体 のqu-Vs関係. 400 0. 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 qu(MN/m2). 図-8 C〜E現場ブロックサンプル 供試体のqu-Vs関係. のブロックサンプリング供試体 Vs への伝播距離の影響である.両現場とも伝播距離が短くなると Vs が増加する傾向 がある.A 現場の結果からは,伝播距離が長くなるほど Vs のばらつきが小さくなることが推定される.図 -7 は,A,B 現場のブロックサンプリング供試体の qu-Vs 関係である.両現場ともブロックサンプリング供試体 Vs のばらつきは, 原位置 Vs のばらつきとほぼ一致している.このことからも,ベンダーエレメントによる原位置 Vs のばらつきは,深層 混合処理の材料混合性など施工上のばらつきに起因すると考えられる.図 -8 は,C 〜 E 現場のブロックサンプリング 供試体の qu-Vs 関係である.現場毎に qu の増加に伴い概ね Vs の増加傾向が認められる.これらの関係は,土 質および材料混合・撹拌状態に大きく影響されることがわかる. 4.まとめ ベンダーエレメントを用いた地盤改良体の Vs 測定は,振動方向,伝播方向,伝播距離の違いによる測定値のばらつ きが小さく,原位置での Vs 測定手法として有効である. 参考文献 1)西尾ほか:ベンダーエレメント試験におけるせん断発振子の変位計測,物理探査学会第 100 回学術講演会論文集, pp.127-131,1999.2)西尾ほか:ベンダーエレメントを用いたセメント改良地盤のせん断波速度測定,土木学会第 55 回年次学術講演 会講演集,第 3 部門,B220,2000.. -377-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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