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強度確認機能付アンカーの開発 JR 東日本

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Academic year: 2022

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(1)4-097. 土木学会第63回年次学術講演会(平成20年9月). 強度確認機能付アンカーの開発 JR 東日本. 正会員 ○松沼 政明. JR 東日本. 狩野. 正. サンコーテクノ㈱. 兼原 陽介. JR 東日本. 塚本 清成. JR 東日本. 正会員. 猿谷 賢三. トンネルの補修の際、ネットや波板を固定するアンカーピンの定着強度の品質管理手法に着目し、強度確認 機能付アンカーを新規に開発した。特殊ワッシャの外周部分を専用確認試験器を用いて引張試験を行い、5kN の定着力の確認が可能なアンカーを開発した。 1.はじめに 強度確認機能付アンカーの開発を行った。対象は、レンガトンネルの目地のやせに起因するレンガ落下防止 のために取付ける、ネットの固定に用いるアンカーである。品質試験の方法は、トンネル側壁部打ち込んだダ ミーアンカーのみを対象とした、引張試験である。一方で、実施工のアンカーは、引張試験の対象ではない。 とこらが、実施工のアンカーにおいては、1本1本のアンカーの打設の際の接着剤の広がりや、レンガの母材 の状態が、異なる。従って、実施工のアンカーの定着強度は、ダミーアンカーの定着強度と、必ずしも一致せ ず、ばらつくことが考えられる。より確実にそこで、アンカー定着の品質を目視により確認できる、強度確認 機能付のアンカーを開発することとした。 2.開発の基本的な考え方 ①試験記録等ではなく、アンカーそのものを目視することで、強度の確認ができる ②全数が確認可能とするため、強度試験を短時間で行うことができる。 ③定着強度は、5kN 以上とする。 3.試作品 開発過程における試作品 A(専用特殊座金)を図-1 に 示す。引張試験を行い、特殊 座金の変形状態の確認を行 った。引張試験を行った結果、 確認荷重である 5kN を満足 することを確認した。破壊形. アンカーの使用寸法. 態はすべて特殊ワッシャが. 外径:8.0 ㎜、頭部径:14.5 ㎜、. 変形し、引抜ける形態となっ. 全長:130 ㎜. た。当初意図した破壊形態は、 専用特殊座金ツバ部の変形 である。この場合、専用特殊 座金の変形状態を確認し、定. 図-1 試作品の概要. 着強度を確認することを考 えていたが、引抜けてしまうため、定着強度確認ができない点が課題となった。さらに、アンカーを打設した 母材とアンカー端部との間に隙間ができることも課題となった。そこで、ワッシャのツバ部 キーワード トンネル修繕,アンカー,強度試験 連絡先 〒192-8502 東京都八王子市旭町1番8号 東日本旅客鉄道㈱八王子支社設備部土木課 TEL042-620-8564. -193-.

(2) 4-097. 土木学会第63回年次学術講演会(平成20年9月). 分が切断され、中心部が残る形状のワッシャを形状に変更することとした。 4.改良型試作品. 破断部 ※. 特殊専用座金ツバ部が切. 仕様. 断され、中心部がアンカー. 板厚. 1.2mm. に残るタイプの改良型の試. 破断部. 5 ヶ所. 作品を図-2 に示す。. 断面積. 11.0mm2. ※破断部は目標破断強度を. 長穴. 5.7kN とし、材料規格値. (プレス成形). (520N/mm2)から算出。 図-2 改良型試作品概要 表-1 改良型試作品試験結果. 試験体 No. U3-1.2-1 U3-1.2-2 U3-1.2-3 U3-1.2-4 U3-1.2-5 U3-1.2-6 U3-1.2-7 U3-1.2-8 U3-1.2-9 U3-1.2-10. 有効拘束数. ワッシャー板厚 (mm). 3ヶ所 1.2. 平均 最小 最大. 最大荷重 (kN) 5.52 5.56 5.81 5.37 5.51 5.48 5.36 5.48 5.38 5.50 5.50 5.36 5.81. 破壊形態 全破断 全破断 全破断 全破断 全破断 全破断 全破断 全破断 全破断 全破断. Load P(kN) 8 7 計算荷重:5.7kN. 6. 要求荷重:5.0kN. 5 U3-1.2-1 U3-1.2-2 U3-1.2-3 U3-1.2-4 U3-1.2-5 U3-1.2-6 U3-1.2-7 U3-1.2-8 U3-1.2-9 U3-1.2-10. 4 3 2 1 0 0.0. 2.0. 4.0. 6.0. 8.0. 10.0 Displacement δ(㎜). 図-3 改良型試作品の荷重-変位曲線. 5.改良型試作品の試験結果 改良型試作品の引張試験を行った結果、5kN を満足することを確認した(表-1、図-3)。 6.まとめと今後の課題 ・強度確認機能付アンカーを提案し、試作品を作成した。 ・引抜き試験による強度確認機能の検証を行った。 ・強度確認が可能であることを実験的に検証した。 ・実構造物への適用についての問題点の抽出を行い、実用化につなげることが課題である。. -194-.

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