コンクリートの支圧に関する実験
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(2) I‑373. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). および本改良構造である実験供試体 STUD の計 5 体とした。 表 1 には、実験供試体の内訳を示す。 なお、実験供試体は、想定橋梁の縮尺 1/3 を想定して 設計している。ここに、使用鋼材は SM490A、使用コン クリートは普通コンクリート、コンクリートスラブに使. 表 1 実験供試体の内訳 実験供試体名 備考 BASIC − MESH 網鉄筋設置 STIFF 補剛材設置 CR5 補剛材+ゴム板設置 STUD 改良構造. No. 1 2 3 4 5. 用する鉄筋は D16 とした。そして、コンクリートは、最 大骨材寸法 20mm、空気量 4.5%とし、打設後、気中養生 した。硬化コンクリートの力学的特性を、表 2 に示す。 3.実験結果とその考察. 表 2 硬化コンクリートの力学的特性 材齢. 圧縮強度 (N/mm2). 引張強度 (N/mm2). ヤング係数 (N/mm2). 実験初日 実験終日. 27.12 28.95. 2.47 2.71. 227,200 224,200. ポアソン 比. 0.174 0.186. 図 4(a)〜(b)には、P=20tf(鋼梁終局荷重の約 12〜17%) 時の各実験供試体の支圧方向ひずみの鋼梁軸方向分布、. P=20tf 時 0. 鋼梁軸方向位置(cm) 20.0 30.0 40.0. 10.0. 50.0. および鋼梁軸直角方向分布(最大支圧応力発生断面)を それぞれ示す。図 4 より、①実験供試体 MESH は支圧方向 STIFF は支圧方向ひずみの最大値が最も大きい、③実験供 試体 STIFF はフランジ端部において支圧方向ひずみが最 大となる、④実験供試体 CR5 はゴム板終端位置の支圧方 向ひずみが実験供試体 MESH の最大値と同程度である、⑤. 支圧方向ひずみ(×106). ひずみが実験供試体 BASIC よりも小さい、②実験供試体. -100. 実験供試体 STUD はゴム板終端位置においても支圧方向ひ. -200 -300 -400 -500 -600 -700. ずみが小さいことが分かる。これらの結果より、①支圧 面への網鉄筋補強の効果はある、②垂直補剛材設置の効 果は小さい、③ゴム板敷設の効果は支圧面への網鉄筋補. (a) 鋼梁軸方向分布 P=20tf 時 -10.0. 強程度である、④スカート・プレートのスタッドに支圧 さらに破壊性状を観察すると、実験供試体 STUD では、 ①主桁の曲率が想定橋梁の死活荷重時と同等となる P=27tf 時、ひび割れが発生しない、②スタッドの耐力が 失われた時に初めてスタッド位置を起点とするひび割れ が発生したものの、スタッド位置より上方のコンクリー トには何ら損傷が認められない(図 5)。一方、従来構造 では、①P=27tf 時、ひび割れが発生しない、②鋼梁終局. 鋼梁軸直角方向位置(cm) 0. 10.0. -100 支圧方向ひずみ(×106). 力の大半を受け持たせることが可能であると言える。. :BASIC(付着なし) :BASIC(付着あり) :MESH(付着なし) :MESH(付着あり) :STIFF(付着なし) :STIFF(付着あり) :CR5(付着なし) :CR5(付着あり) :STUD(付着なし) :STUD(付着あり). -200 -300 -400 -500 :BASIC(付着なし) :BASIC(付着あり) :MESH(付着なし) :MESH(付着あり) :STIFF(付着なし) :STIFF(付着あり) :CR5(付着なし) :CR5(付着あり) :STUD(付着なし) :STUD(付着あり). -600 -700 -800 -900. (b) 最大支圧応力発断面の鋼梁軸直角方向分布 図 4 P=20tf 時の各実験供試体の支圧方向ひずみ P. 荷重の 50%以下でコンクリートが圧壊、③ゴム板のみ設 置した構造は、設置しない構造よりも圧壊後のコンクリ 補剛材. ートひび割れの伸展が甚だしい、などのことが分かった。 4.まとめ. ゴム板 スタッド. 鋼梁上フランジ 鋼梁ウェブ 鋼梁下フランジ RC スラブ スカート・プレート. 本研究において得られた主な成果を、以下にまとめる。 (1) 鈑桁−RC 橋脚の上下部一体構造橋梁では、剛結部の支圧応力対策 を何ら施さない場合、主桁下フランジ直下コンクリート端面にお いて、支圧応力が卓越する。 (2) 改良構造では、ゴム板終端位置においても支圧ひずみが小さい。 (3) 改良構造では、スカート・プレートのスタッド位置より上方のコ 図 5 実験供試体 STUD のひび割れ状況. ンクリートが損傷する可能性が小さい。. ‑746‑.
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