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1.はじめに 橋台や擁壁などの背面には裏込め土の土圧が作用する

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Academic year: 2022

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(1)III‑154. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 擁壁の裏込め土圧の軽減工法に関する模型実験 九州産業大学大学院. 学生会員. 九州産業大学工学部. 正会員. 同. 上. 正会員. 同. 上. 正会員. ○髙田 建太郎 奥園. 誠之. Hazarika Hemanta 松尾. 雄治. 1.はじめに 橋台や擁壁などの背面には裏込め土の土圧が作用する。この土圧に対抗するには剛構造物としての設計を要 するが、この土圧を軽減する方法として裏込め材を軽くする軽量盛土工法と背面にクッション材を敷設し土の 変形作用により静止土圧を主働土圧に変化させる圧縮工法等がある。 本研究では近年適用されている構造物背面に発泡スチロール(EPS)等の圧縮性材料を用いた施工法に着目 した。擁壁を想定した直壁の背面にクッション材として圧縮性の高いスポンジ材の形状を変えて設置し、その 変形作用による土圧の軽減効果に関して模型実験により検討したものである。 Wall. 2.実験概要. Earth Pressure Cells. Unit : mm Surcharge Loading. 実験土槽は図−1 に示すもので左側面. 込め試料土は含水比を 3%に調整した. 700 [email protected]. 6 個と底面に 4 個の計 10 個設置した。裏. 700 600. を直立擁壁と見立て、土圧計は左側面に Sandy soil. 2mm 通過分のまさ土で多重ふるい落下 Earth Pressure cells. 法を用いて地盤作製を行った。さらに、 盛土地盤の上部に鋼球等を載荷し、24 時. 1000. 147.5 295. 間の土圧変化を計測した。 図−2 に圧縮材の設置形状を示す。Case1 は壁面. (a). (b) 側面図. 断面図. 全面にスポンジ厚さを変えて設置。Case2 は Case1. 図−1 実験土槽と実験壁の概略図 d. の上層、下層のスポンジを取り除き設置。Case3 は (a) Case 1. 逆台形にスポンジを設置して、それぞれ壁面に作用. Soil. する土圧の比較を行った。 3.実験結果. d=1,5,10,15 (cm). Sponge. 24 時間の土圧経時変化の測定例を図−3 に示す。. d. 図−4(a),(b)は、24 時間後の土圧分布図であり(a)は (b) Case 2. スポンジを壁面全面に設置したケースで無処理と比 較すると、スポンジ厚さ d=1cm、5cm で軽減効果が. h. 見られるが、d=10cm、15cm では、軽減効果があま. Sponge. Soil. d=1,5,10,15 (cm) h=38 (cm). りみられなかった。図−4(b)はスポンジの上層、下層 を取り除いた設置形状のもので 、(a)と比較するとス ポンジが設置されているところは大きな差は見られ. Soil. なかったが、d=1cm、5cm は上層、下層ともスポン. (c) Case 3. Sponge. ジを設置していないところは無処理に比べても土圧. 図−2 実験ケースと圧縮材の設置形状 キーワード:土圧,擁壁,模型実験,クッション材,静止土圧 連絡先(〒813-8503 福岡市東区松香台 2-3-1 TEL 092-673-5685 FAX 092-673-5699) ‑307‑.

(2) III‑154. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). Soil only. Case1 (d=5cm). Soil Only d=10cm. Wedge shape. 2.5. 0.6. 2.0. 0.5. 1.5. Wall Height (m). 2. Earth Pressure (kN/m ). 3.0. 1.0 0.5 0.0. 0. 6. 12 Time (hour). 18. 24. d=1cm d=15cm. d=5cm. 0.4 0.3 0.2 0.1. 図−3 土圧の24時間の経時変化 が増えていることがわかった。また、d=10cm、15cm. 0 0.0. は壁面全面の設置とあまり変わらない値となってい. 1.0. 2.0. 3.0. 4.0. Earth Pressure (kN/m 2 ). (a) Case 1. る。また、Case1,Case2 ともにアーチアクションや Soil Only d=10cm. せん断破壊により不規則な土圧分布を形成した。 スポンジを設置することによる土圧の軽減効果を. d=1cm d=15cm. d=5cm. 0.6. 土圧軽減率として式(1)のように定義する。 Wall Height (m). 0.5. P − P IA RR = 0 × 100 − ( 1 ) P0 ここで、 RR:土圧軽減率(%). 0.4 0.3 0.2 0.1. P0:無処理の 24 時間後の土圧実測値. 0. PIA:スポンジ敷設の 24 時間後の土圧実測値. 0.0. 図−5 より Case1,Case2 ともにスポンジ厚さ 5cm. 1.0. 2.0. 3.0. では 35%の軽減効果がある。しかし、10cm、15cm. (b) Case 2. はともにそれより減少が見られ、壁面全面に設置し. 図−4 土圧分布図. た場合では 10%以下の値となった。 あるが、図−5 の傾向と同様にスポンジ厚さ 5cm が 最も低い値を示した。 4.結論 今回の模型実験により以下のことがわかった。 (1) 圧縮性の高い材料を用いることで擁壁背面土. Reduction Ratio, RR (%). 40. また、図−6 はスポンジ厚さと土圧係数の関係で. 4.0. Earth Pressure (kN/m 2 ). Case 1 Case 2. 30 20 10 0 1. 5 10 Sponge Thickness (cm). 15. 圧は軽減される。 (2) 最も軽減効果が見られるのはスポンジ厚さ. 図−5 スポンジ厚さと土圧軽減率. d=5 が経済的な厚さと思われる。 (1) 発泡スチロール土木工法開発機構編 「EPS 工法」 理工図書、1993 (2). Hazarika et al (2002) Evaluation of Lightweight Materials. As Geo-inclusion in Reducing Earth Pressure on Retainig wall, 4th Intl. Con. on ‘ground improvement techchniques’ 26ー28 March,. 本研究に際し実験に協力してくれた卒業研究生の 今田. 勝己君、清水. 0.16 0.14 0.12 0.1 0.08 0.06. Case 1 Case 2. 0.04 0.02 0 0. 2002, Kuala Lumpur,Malaysia. < 謝辞>. Earth Pressure Coefficient (KIA). 0.18. <参考文献>. 5. 10. Sponge Thickness (cm). 図−6 スポンジ厚さと土圧係数. 康平君に謝意を表す。. ‑308‑. 15.

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参照

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