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RSK+RZT1グループ アプリケーションノート QSPIフラッシュブートローダ

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(1)

アプリケーションノート

R01AN2471JG0100 Rev.1.00 Page 1 of 20

2016.09.16

RSK+RZT1

QSPIフラッシュブートローダ

はじめに

本アプリケーションノートは、RSK+RZT1 に実装されている QSPI フラッシュメモリの設定とプログラム をe² studio 環境で行う方法について説明します。 RSK+RZT1 の詳細については、RSK+RZT1 ユーザーズマニュアル (R20UT3551JJ0101) を参照してくださ い。 RZ/T1 の詳細については、RZ/T1 グループユーザーズマニュアル ハードウェア編 (R01UH0483JJ0100) を参 照してください。

対象製品

RZ/T1 R01AN2471JG0100 Rev.1.00 2016.09.16

(2)

1. 概要... 3 1.1 アドレス空間... 3 1.2 要約... 5 1.3 必要なリソース... 5 2. QSPI フラッシュメモリからのブート処理... 7 2.1 Serial モードでの QSPI ブートの開始... 7 2.2 ローダプログラムの転送... 7 2.3 QSPI ブートにおけるローダ用パラメータ... 8 3. QSPI フラッシュメモリのプログラミング... 10 3.1 ユーザアプリケーションプログラムの転送... 10 3.2 ブートローダセクション... 11 4. QSPI フラッシュメモリからのデータの読み出し ... 12 5. ロードファイル... 13 6. バイナリファイルの作成... 15 6.1 ユーザアプリケーションプログラムのプログラミング方法... 15 6.2 QSPI フラッシュメモリからのコード実行方法 ... 16 7. e2 studio を使用した QSPI フラッシュメモリへのユーザアプリケーションプログラムの ロード... 17 8. ユーザアプリケーションプログラムのデバッグ構成について... 19

(3)

R01AN2471JG0100 Rev.1.00 Page 3 of 20 2016.09.16

1.

概要

QSPI フラッシュメモリは複数のデータ線をもつシリアルインタフェースデバイスです。データバスは 1 ビット、2 ビット、4 ビットを指定できます。

1.1

アドレス空間

RZ/T1 のアドレス空間の詳細を図 1.1 に示します。

(4)

注1. Cache対象(それ以外の領域は、MPUでキャッシュを有効にしないでください。) 注2. Cortex-M3からのみアクセス可能な空間 注3. Cortex-M3 SRAM空間(Extra-RAM) 注4. Cortex-R4F密結合メモリ空間 注5. 周辺空間 注6. A00E 0000h-A00F FFFFhは、予約領域

注7. A00E 0000hからA00F FFFFhの空間にはアクセスできません(400E 0000h-400FFFFFhの空間だけアクセスできます)。 注8. 詳細は、「28.3.1.3 Buffer Allocator」を参照してください。 注. 予約領域は、アクセスしないでください。 図1.1 RZ/T1 アドレスマップ Cortex-M3 (R-IN Engine搭載製品) 0000 0000h 0008 0000h Instruction RAM(512KB) (注3) BTCM(32KB)(注4) 0080 0000h 0080 8000h 0200 0000h 0208 0000h 0400 0000h 0408 0000h 1000 0000h 1400 0000h 2000 0000h 2008 0000h Data RAM (512KB)(注3)

2200 0000h BitBand Alias Area0 (16MB)(注2) 2300 0000h 4000 0000h 4010 0000h 周辺I/Oレジスタ(1MB) のミラー領域(注6)

4200 0000h BitBand Alias Area1 (32MB) (注2) 4400 0000h 6000 0000h 6400 0000h 6800 0000h 6C00 0000h 7000 0000h 7400 0000h 7800 0000h A000 0000h A010 0000h E000 0000h E010 0000h E800 0000h E801 0000h

Cortex-M3 Private BUS (1MB)(注2) FFFF 0000h FFFF 8000h ATCM(512KB)(注4) Instruction RAM(512KB) のミラー領域(注3) SPIマルチI/Oバス空間 (シリアル・フラッシュ)(64MB) 外部アドレス空間 (CS0)(64MB) 外部アドレス空間 (CS2)(64MB) 外部アドレス空間 (CS3)(64MB) 外部アドレス空間 (CS4)(64MB) 外部アドレス空間 (CS1)(64MB) 外部アドレス空間 (CS5)(64MB) 周辺I/Oレジスタ(1MB)(注5)(注7) デバッグ用領域(64KB) ブート専用領域(32KB) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) Cortex-R4F 0000 0000h 0008 0000h ATCM(512KB)(注4) 0080 0000h 0080 8000h 0400 0000h 0408 0000h 1000 0000h 1400 0000h 2000 0000h 2008 0000h 2200 0000h 2208 0000h Data RAM(512KB) のミラー領域(注1) 2400 0000h 2408 0000h Instruction RAM(512KB) のミラー領域(注1) 3000 0000h 3400 0000h 4000 0000h 4400 0000h 4800 0000h 4C00 0000h 5000 0000h 5400 0000h 5800 0000h 6000 0000h 6400 0000h 6800 0000h 6C00 0000h 7000 0000h 7400 0000h 7800 0000h A000 0000h A010 0000h E800 0000h E801 0000h FFFF 0000h FFFF 8000h BTCM(32KB)(注4) Instruction RAM(512KB) SPIマルチI/Oバス空間 (シリアル・フラッシュ)(64MB) Data RAM (512KB) SPIマルチI/Oバス空間 (シリアル・フラッシュ)(64MB) のミラー領域(注1) 外部アドレス空間(CS0) (64MB)のミラー領域(注1) 外部アドレス空間(CS1) (64MB)のミラー領域(注1) 外部アドレス空間(CS2) (64MB)のミラー領域(注1) 外部アドレス空間(CS3) (64MB)のミラー領域(注1) 外部アドレス空間(CS4) (64MB)のミラー領域(注1) 外部アドレス空間(CS5) (64MB)のミラー領域(注1) 外部アドレス空間 (CS0)(64MB) 外部アドレス空間 (CS2)(64MB) 外部アドレス空間 (CS3)(64MB) 外部アドレス空間 (CS4)(64MB) 外部アドレス空間 (CS1)(64MB) 外部アドレス空間 (CS5)(64MB) 周辺I/Oレジスタ(1MB)(注5) デバッグ用領域(64KB) ブート専用領域(32KB) (注1) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) DMAC0/DMAC1 0000 0000h 0008 0000h 0080 0000h 0080 8000h 0400 0000h 0408 0000h 1000 0000h 1400 0000h 2000 0000h 2008 0000h 6000 0000h 6400 0000h 6800 0000h 6C00 0000h 7000 0000h 7400 0000h 7800 0000h A000 0000h A010 0000h E800 0000h E801 0000h FFFF 0000h FFFF 8000h ATCM(512KB)(注4) BTCM(32KB)(注4) Instruction RAM(512KB) SPIマルチI/Oバス空間 (シリアル・フラッシュ)(64MB) Data RAM (512KB) 周辺I/Oレジスタ(1MB)(注5) デバッグ用領域(64KB) ブート専用領域(32KB) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 外部アドレス空間 (CS0)(64MB) 外部アドレス空間 (CS2)(64MB) 外部アドレス空間 (CS3)(64MB) 外部アドレス空間 (CS4)(64MB) 外部アドレス空間 (CS1)(64MB) 外部アドレス空間 (CS5)(64MB) 予約領域(注) USB 0000 0000h 0008 0000h 0080 0000h 0080 8000h 0400 0000h 0408 0000h 2000 0000h 2008 0000h 4000 0000h ATCM(512KB)(注4) BTCM(32KB)(注4) Instruction RAM(512KB) Data RAM (512KB) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注) 予約領域(注)

0800 0000hBuffer RAM(注8)(128MB) 0800 0000h Buffer RAM(注8)(128MB) Buffer RAM(注8)(128MB) Buffer RAM(注8)(128MB)

1000 0000h

0800 0000h 0800 0000h

(5)

R01AN2471JG0100 Rev.1.00 Page 5 of 20 2016.09.16

1.2

要約

ブート機能は、RZ/T1 のシステムリセットに続いて実行されるプログラムです。ローダプログラムのロー ドや、必要に応じてマイコン内に割り当てられたプログラムメモリ(TCM) にユーザアプリケーションプロ グラムをコピーし、ユーザアプリケーションプログラムに制御を引き継ぎます。RZ/T1 には QSPI チャネル が1 本あり、1 個の QSPI フラッシュメモリに接続できます。 RZ/T1 は 3 種類のブートモードに対応しています。

• SPI ブートモード:SPI マルチ I/O バス空間に接続されたシリアルフラッシュメモリからブート

• 16 ビットバスブートモード:CS0 空間に接続された NOR フラッシュメモリ(バス幅 16 ビット)からブー ト • 32 ビットバスブートモード:CS0 空間に接続された NOR フラッシュメモリ(バス幅 32 ビット)からブー ト

1.3

必要なリソース

RSK+RZT1 上の QSPI フラッシュメモリからブートする際に必要な設定は以下のとおりです。 注. SW4.1はMD0に、SW4.2はMD1に、SW4.3はMD3端子に接続されます。 図1.2 にブート処理の動作概要を示します。 表1.1 ブートモード端子SW4の構成 SW4 SW4.1* SW4.2* SW4.3* SW4.4 SW4.5 SW4.6 ON ON ON ON ON OFF 表1.2 QSPI通信端子 QSPI信号名 RSK+RZT1信号名 機能 SPBSSL P60 スレーブセレクト信号出力端子 SPBCLK P62 クロック出力端子 SPBIO0 P63 データ0入出力端子 SPBIO1 P64 データ1入出力端子 SPBIO2 P65 データ2入出力端子 SPBIO3 P61 データ3入出力端子

(6)

①動作モードで指定されるバスコントローラの設定 ②外部接続メモリからローダ用パラメータを転送 ③ローダ用パラメータにもとづく周辺モジュールの設定 ④外部接続メモリからローダプログラムを転送 ⑤TCM領域のローダプログラムへ処理を移行 図1.2 ブート処理の動作概要 ブート機能 SPIBSC または BSC バスコントローラ 密結合メモリ(TCM) ローダ用パラメータ情報 ローダプログラム ローダ用パラメータ情報 ローダプログラム 本LSI 外部接続メモリ(シリアル・フラッシュメモリ、NORフラッシュメモリ) ① ② ③ ④ ⑤

(7)

R01AN2471JG0100 Rev.1.00 Page 7 of 20 2016.09.16

2.

QSPI フラッシュメモリからのブート処理

2.1

Serial モードでの QSPI ブートの開始

リセット後、RZ/T1 はハイベクタ 0xFFFF0000 に配置されたブート機能を実行します。これにより、QSPI フラッシュメモリがSerial モードおよび外部アドレス空間リードモードで構成され、接続された QSPI フ ラッシュメモリから直接データを読み出すことが可能となります。

2.2

ローダプログラムの転送

ローダプログラムは、ブート機能によりBTCM へとコピーされます。ブート機能はローダ用パラメータ を通じて、QSPI フラッシュメモリの先頭 75 バイト (0x4B) に格納されたローダプログラムに関する情報を 取得します。

(8)

2.3

QSPI ブートにおけるローダ用パラメータ

ローダ用パラメータは、ローダープログラム情報、ブート処理を高速化するためのキャッシュ設定、バス ステートコントローラ設定(SPIBSC または BSC) などの、ユーザシステムの構成情報を含みます。ローダ用 パラメータは事前にQSPI フラッシュに格納しておく必要があります。RZ/T1 の TCM と QSPI フラッシュメ モリ間の関係を図2.1 に示します。TCM 領域として、ユーザアプリケーションプログラムを配置する ATCM と、ローダプログラムを配置する BTCM の 2 つが存在します。 注1. ローダ用パラメータは必ず外部アドレス空間(CS0)(4000 0000h~)に格納してください。 注2. ローダプログラムの格納アドレス(LDR_ADDR_NML)は任意です。ただしプログラムサイズ(LDR_SIZE_NML)は512 バイトの倍数かつ最大24Kバイトとしてください。 注3. 16ビット/32ビットバスブートモード時はバスステートコントローラ(BSC)のアドレス出力端子(A1~A20)を使用 するため4000 0000h~401F FFFFhの範囲のみを使用してください。 注4. ATCM領域はユーザアプリケーションプログラムの格納を想定しています。 注5. ローダプログラム展開先は0080 2000h~0080 7FFFhの範囲におさまるよう指定してください。 図2.1 ローダ用パラメータ、ローダプログラムのメモリ配置 እ㒊᥋⥆࣓ࣔࣜ ࢜ࣇࢭࢵࢺ࢔ࢻࣞࢫ ෆⶶᐦ⤖ྜ࣓ࣔࣜ BTCM㸦32KB㸧 ࣮ࣟࢲࣉࣟࢢ࣒ࣛ ᒎ㛤ඛ ෆⶶᐦ⤖ྜ࣓ࣔࣜ ATCM㸦512KB㸧ὀ4 ࣮ࣟࢲ⏝ࣃ࣓࣮ࣛࢱ CACHE_FLG 0000 0000h CS0BCR_V/SSLDR_V CS0WCR_V/SPBCR_V DUMMY0/DRCR_V BSC_FLG/SPIBSC_FLG LDR_ADDR_NML LDR_SIZE_NML DEST_ADDR_NML 0000 0004h 0000 0008h 0000 000Ch 0000 0010h 0000 0014h 0000 0018h 0000 001Ch 0000 0020h 0000 0048h 0080 0000h DEST_ADDR_NMLὀ㸳 0080 7FFFh 0000 0000h 0007 FFFFh CHECK_SUM DUMMY1-10 ࣮ࣟࢲࣉࣟࢢ࣒ࣛ 㸦᭱኱24Kࣂ࢖ࢺ㸧 ὀ1 ὀ2 ὀ3

(9)

R01AN2471JG0100 Rev.1.00 Page 9 of 20 2016.09.16 ローダ用パラメータは、SPI マルチ I/O バス空間のアドレス 0x30000000 から格納されます。ラベル LDR_ADDR_NML はローダプログラムの QSPI フラッシュメモリ内での格納アドレスを指定し、 DEST_ADDR_NML はローダプログラムをコピーして実行する際の BTCM 内での格納アドレスを指定しま す。LDR_ADDR_NML の設定値は 0x3000004C、DEST_ADDR_NML の設定値は 0x00802000 です。 ユーザアプリケーションプログラムをQSPI フラッシュメモリから ATCM へ転送する前に、ローダプログ ラムは通信速度を最大にするため、QSPI フラッシュメモリのモードを Quad モードに変更します。 注:SPI マルチ IO バス空間用の外部アドレス空間は、全体で 4GB あり、0x10000000 から 0x13FFFFFF (0x30000000 から 0x33FFFFFF のミラー領域 ) に内部でマッピングされています。 RSK+RZT1 に実装された QSPI フラッシュメモリの 総容量は 64MB です。

(10)

3.

QSPI フラッシュメモリのプログラミング

以下の2 通りの方法を用いて、RSK+RZT1 に実装された QSPI フラッシュメモリをプログラミングしま す。インストーラ実行後、ソフトウェアパッケージをユーザPC にコピーして使用してください。 • サンプルコード − e² studio環境でのサンプルプログラムSystem_Boot_Loader_QSPIを用いたプログラミング及びデバッグ − QSPIフラッシュメモリへプログラミングするローダプログラムおよびユーザアプリケーションプログ ラムも同梱 • バッチファイル − ローダプログラムおよびユーザアプリケーションプログラムを QSPI フラッシュメモリへプログラミ ング − 統合開発環境とは独立したファイル 同梱のユーザアプリケーションプログラムは、アドレス0x00000000 から始まる ATCM 内に展開され実行 されます。このユーザアプリケーションのバイナリは、RSK+RZT1 の製造時にバッチファイルを用いて QSPI フラッシュメモリへ書き込みしています。

3.1

ユーザアプリケーションプログラムの転送

ローダプログラムは、QSPI フラッシュメモリ内のユーザアプリケーションプログラムを開始アドレス 0x30010000 から検査します。検査対象は、ユーザアプリケーションプログラムの開始アドレス、終了アド レス、実行アドレス、ローダプログラムのstring 変数です。この 4 項目は、ユーザアプリケーションプログ ラムのe² studio プロジェクトの start.asm ファイル内にあります。このファイルの一部を以下に示します。

.text .code 32 .global start .func start start: LDR pc, =reset_handler LDR pc, =undefined_handler LDR pc, =svc_handler LDR pc, =prefetch_handler LDR pc, =abort_handler LDR pc, =reserved_handler LDR pc, =irq_handler LDR pc, =fiq_handler code_start: .word start code_end: .word end code_execute: .word execute .string ".BootLoad_ValidProgramTest." .align 4 .end “.string” は、ローダプログラムがユーザアプリケーションプログラムを検証するためのシグネチャ変数 (signature marker) です。 “start” は、ユーザアプリケーションプログラムのベクタテーブルをロードするアドレスを指定します。ラ

(11)

R01AN2471JG0100 Rev.1.00 Page 11 of 20 2016.09.16 ベル“code_start” および “code_end” には、ユーザアプリケーションプログラム全体の開始アドレス、終了ア ドレスおよびそのベクタアドレスを指定する変数が含まれています。開始アドレスと終了アドレスは、以下 のラベルを用いてユーザアプリケーションプログラムのリンカファイル(.ld) 内で指定されます。 ENTRY(start) PROVIDE(end = .); ラベル“code_execute” には実行開始アドレスを示す変数 “execute” が含まれます。 “execute” ラベルはリンカファイルにも以下のように指定されます。 execute = .; 位置を示す定数や.string 変数が、上記のように start.asm ファイルの上記ベクタテーブルの直後に存在しな い場合、構成は無効とみなされます。このとき、RSK+RZT1 上の LED1 が長いパルス(2 秒)で 1 回点滅し たあと、短いパルス(0.5 秒)で 1 回点滅し、エラーを知らせます。構成が有効の場合、ローダプログラム はATCM 内のユーザアプリケーションプログラムの開始アドレスを確認します。 リンカファイルは、RSK+RZT1 のサンプルプロジェクトごとの “complier_specific” ディレクトリに含まれ ています。 転送が完了すると、ユーザアプリケーションプログラムは実行アドレス0x00000000 から実行します。 GNU リンカファイルの詳細は e2 studio のヘルプ>検索からキーワード “GNU linker” を入力して参照して

ください。 ブート処理に関する詳細は、RZ/T1 グループ ユーザーズマニュアル ハードウェア編(R01UH0483JJ) の『動作モード』の章を参照してください。

3.2

ブートローダセクション

ローダプログラムは、ユーザアプリケーションプログラムとは別のセクションに配置されます。リンカ ファイル中の主要なセクションを以下に説明します。 .loader_param セクション: このセクションにはローダ用パラメータが含まれます。QSPI フラッシュメモリへロードされ ますが、BTCM へのコピーはされません。ロードメモリアドレスは 0x30000000 です。 .reset セクション: このセクションにはベクタテーブルが含まれます。QSPI フラッシュメモリのアドレス 0x3000004C にロードされ、実行アドレス 0x00802000 に再配置されます。 注. ローダプログラムは、サンプルプロジェクトSystem_Boot_Loader_QSPI を HardwareDebug 構成またはリ リース構成でビルドし、プロジェクトのルートディレクトリにあるProgram_QSPI_Loader.bat を実行するこ とでプログラムできます。RSK+RZT1 は、ローダプログラムを事前にプログラムした状態で出荷されます。

(12)

4.

QSPI フラッシュメモリからのデータの読み出し

QSPI フラッシュメモリへのデータアクセスは 1 ビット、2 ビット、4 ビットモードに設定可能です。各 モードの違いを以下の図に示します。データサイズが2 倍になると、アクセスサイクルは 2 分の 1 に減少し ます。 図4.1 1 ビットデータの転送フォーマット例 図4.2 2 ビットデータの転送フォーマット例 図4.3 4 ビットデータの転送フォーマット例

(13)

R01AN2471JG0100 Rev.1.00 Page 13 of 20 2016.09.16

5.

ロードファイル

サンプルプロジェクトSystem_Boot_Loader_QSPI には、2 つのリンカファイルまたはロードファイルがあ り、ローダプログラムの保存場所と実行場所の指定に用います。これらのファイルはBTCM で実行されま す。QSPI フラッシュメモリへロードされたプログラムは、起動時に RZ/T1 のブート機能によって BTCM へ とコピーされ、BTCM から実行されます。ロードファイルは「プロジェクト・エクスプローラ」のツリー ビューのプロジェクトフォルダにあります。 ロードファイルGNU_LINKER_QSPI.ld および GNU_LINKER_BTCM.ld には以下の行が含まれます。 LDR_PARAM_ROM = 0x30000000; LDR_EXEC_BASE = 0x00802000; USER_APP_ROM = 0x30010000; • LDR_PARAM_ROM はローダ用パラメータが格納される QSPI フラッシュメモリのアドレスを指定。 • LDR_EXEC_BASE はローダプログラムが実行される BTCM メモリのアドレスを指定。 • USER_APP_ROM はユーザアプリケーションプログラムが格納されるQSPI フラッシュメモリのアドレス を指定。 ロードファイルを使用して、ユーザはローダプログラムのロードアドレス、プログラムのQSPI フラッ シュメモリ内の格納アドレス、プログラムが実行される再配置先のアドレスを指定することができます。 QSPI フラッシュメモリに格納されたユーザアプリケーションプログラムを BTCM へコピーする再配置命令 の例を以下に示します。

.reset LDR_EXEC_BASE : AT (LDR_PARAM_ROM + SIZEOF(.loader_param) )

ロードファイルGNU_LINKER_BTCM.ld は、LDR_EXEC_BASE へとロードされ実行されるため、ロード ベースアドレスを含みません。また、パラメータのセクションも含みません。ロードファイル

GNU_LINKER_ATCM.ld は、ローダプログラム以外の全てのサンプルプロジェクトにあります。

ロードファイルを変更するには、「プロジェクト・エクスプローラ」ツリービュー下のプロジェクトフォ 図5.1 ロードファイル

(14)

ルダをクリックし、ファイル>プロパティ>C/C++ ビルド>設定> Linker >その他を選択してください。

(15)

R01AN2471JG0100 Rev.1.00 Page 15 of 20 2016.09.16

6.

バイナリファイルの作成

ユーザアプリケーションプログラムをプログラミングするためには、バイナリ形式(.bin) のプログラム ファイルが必要です。HardwareDebug ビルドおよび Release ビルドは、初期状態では拡張子 .x および .mot を 付けたELF ファイルを生成するよう構成されています。これらのビルド構成を、拡張子 .bin を付けたバイ ナリファイルを生成するよう変更します。設定はe2 studio のビルド後のステップによって行われます。 1. e² studio 内の「プロジェクト・エクスプローラー」ツリービュー下の対象プロジェクトをクリック する。 2. メニューバーから、「ファイル>プロパティ」の順に選択する。 3. 「プロパティ」ダイアログから、「C/C++ ビルド>設定」の順に選択する。 4. 目的のビルドの構成(「HardwareDebug」または「Release」) を選択する。 5. 「ビルド・ステップ」タブを選択する。 6. 以下のように「ビルド後のステップ」を変更する。

arm-none-eabi-objcopy -O binary ${ProjName}.x ${ProjName}.bin& 7. 「OK」をクリックする。

6.1

ユーザアプリケーションプログラムのプログラミング方法

 ユーザアプリケーションプログラムまたは提供されたサンプルコードの中から所望のコードを構築しま す。以下のファイルをSystem_Boot_Loader_QSPI フォルダからユーザアプリケーションまたはサンプルコー ドのルートフォルダにコピーしてください。 Program_QSPI_Loader.bat Program_QSPI_Loader_HDB.Command Program_QSPI_Loader_REL.Command Program_QSPI_Loader.bat および Program_QSPI_Loader_HDB.command、 Program_QSPI_Loader_REL.command ファイル中の以下を変更します。この時、行番号を変更しないよう注 意してください。 “Tutorial” の記述箇所をユーザアプリケーションの名前 (“ ” なし ) に置き換える バッチファイルProgram_QSPI_Loader.bat を実行します。 J-Link を用いてプログラムする際は、ロードされるローダプログラムが、QSPI フラッシュメモリの既存 のローダプログラムと一致するかどうかを確認します。一致する場合、“loadbin” 命令は、プログラミングを スキップします。ユーザアプリケーションプログラムのロードが完了した後、RSK+RZT1 の再起動 ( 電源の 切断・再投入) が必要となります。

(16)

6.2

QSPI フラッシュメモリからのコード実行方法

RSK+RZT1 の起動時に QSPI フラッシュメモリにプログラムされているユーザアプリケーションプログラ ムを実行することができます。この機能を使用するには、QSPI フラッシュメモリにローダプログラムがプ ログラムされている必要があります。出荷時点ではローダプログラムがプログラムされていますが、これに 変更を加えた場合は、Program_QSPI_Loader.bat を使用して再プログラムしてください。 起動時、ローダプログラムはTutorial プログラムの存在を確認し、実行するため ATCM へと転送します。 コードが存在しない場合、ローダプログラムはLED1 を継続的に点滅させます。プログラムのプログラム方 法は以下のとおりです。 • e2 studio のデバッグ セッションが接続中であれば切断する。 • Windows エクスプローラを開き、System_Boot_Loader_QSPI プロジェクトのディレクトリを選択する。 • Program_QSPI_Loader.bat ファイルを実行する。

• 「Option 1 – HardwareDebug」もしくは「Option 2 – Release」を選択する。これにより QSPI フラッシュメ モリにローダプログラムがプログラムされます。

(17)

R01AN2471JG0100 Rev.1.00 Page 17 of 20 2016.09.16

7.

QSPI フラッシュメモリへのユーザアプリケーションプログラムの

ロード

RSK+RZT1 で用いるユーザアプリケーションプログラムのビルド構成の初期値は ATCM に直接ロードす る構成となっています。QSPI フラッシュメモリへロードするためには、追加設定が必要となります。 プロジェクトがバイナリファイルを生成するように構成されていることを確認します。 以下の順に操作してください。 プロジェクトのプロパティ>C/C++ ビルド>設定>構成:Release >「ビルド・ステップ」タブを選択し、 「ビルド後のステップ コマンド:」を指定してください。 何も指定されていない場合、以下のようにコマンドを追加してください。

arm-none-eabi-objcopy -O binary ${ProjName}.x ${ProjName}.bin& 「適用」をクリックします。 「OK」をクリックします。 プロジェクトをビルドします。 以下の手順は、ユーザアプリケーションプログラムをQSPI にプログラムする方法の一つです。この操作 は、0x30010000 に書きこまれている既存のアプリケーションプログラムを上書きします。 「デバッグの構成」を開きます。

目的のRelease 構成(以下では、Tutorial Release を例に説明します)をクリックします。 「Startup」タブをクリックします。

「コマンドを実行」フィールドに命令を追加します。 以下の命令を先頭に追加します。

restore Release/Tutorial.bin binary 0x30010000

別のユーザアプリケーションプログラムを使用する場合は、"Tutorial" を該当のプログラム名に置き換え てください。

(18)

「適用」をクリックし、変更を保存します。 「デバッグ」をクリックします。

Segger J-Link のプログレスバーが短時間表示され、ユーザアプリケーションプログラムが QSPI フラッ シュメモリにプログラムされたことを示します。 e2 studio の接続を解除します。 リセットスイッチ(RESET) を押下します。 ローダプログラムによってプログラムされたユーザアプリケーションプログラムがATCM へロードされ、 実行されます。 対象製品の接続やユーザアプリケーションプログラムのダウンロードに関する情報はチュートリアルマ ニュアル(R20UT3243JJ)を参照してください。

(19)

R01AN2471JG0100 Rev.1.00 Page 19 of 20 2016.09.16

8.

ユーザアプリケーションプログラムのデバッグ構成について

デバッグ構成内の各コマンドについて、Tutorial サンプルを用いて以下に説明します。 -exec-interrupt CPU が現在実行中の動作を停止するための停止信号を送信します。 -data-write-memory-bytes --thread 1 0 "FF" 524288 524288 バイトのデータ (0xFF) をアドレス 0x0 から書き込みます。 -data-write-memory-bytes --thread 1 8396800 "FF" 22784 22784 バイトのデータ (0xFF) をアドレス 0x802000(8396800)から書き込みます。 load applications/RAM_DEBUG_JUMP.x RAM_DEBUG_JUMP.x は 0x802000 にロードされた小容量のプログラムです。“jump-to” 命令を 行い、プログラムカウンタ(PC) を、Tutorial などのサンプルを実行開始する ATCM の先頭アド レスにセットします。 load Release/Tutorial.x Tutorial サンプルプログラムをロードします。 print /x $pc e2 studio のコンソールウィンドウ内に PC の現在のアドレスを示します。 set $pc = 0xFFFF0000 プログラムカウンタをハイベクタ領域( リセットベクタアドレス ) にセットします。 stepi 6 ステップ命令を6 回実行します。これにより、Cortex R4F の初期命令の一部が実行可能となり ます。 -exec-interrupt CPU が現在実行中の動作を停止するための停止信号を送信します。 set $pc = 0x802000 プログラムカウンタのポインタを、アドレス0x802000 のプログラム RAM_DEBUG_JUMP.x に セットします。 stepi 6 ステップ命令を6 回実行します。これにより、プログラムカウンタが ATCM( アドレス 0x0) の 開始点にセットされます。 -exec-interrupt CPU が現在実行中の動作を停止するための停止信号を送信します。

(20)

ホームページとサポート窓口

ルネサス エレクトロニクスホームページ

http://japan.renesas.com/ お問合せ先

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C - 1

Rev. 発行日 改訂内容

ページ ポイント

1.00 2016.09.16 — 初版発行

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