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口頭発表

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Academic year: 2021

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口頭発表

科学論文は発表し、第三者の批判を受けなければならない。批判を恐れて避けていては 科学的知見を共有することはできない。また、批判に耐えられない研究は自己満足に過 ぎない。この意味で、批判は避けるべきものではなく、むしろ望ましいものであると考 えるべきである。批判のプロセスをレビューという。

通常、論文は2段階でレビューされる。まず、論文誌に掲載される前段階で少数の権威に よってレビューされ、その後紙上に掲載され多数の有識者によってレビューされる。し かし、これ以外の方法に、口頭発表がある。口頭発表では、論文執筆者が口頭で発表を行 い、その場で質疑応答がなされる。そのため、紙上のレビューよりずっと早く批判を受 けることができる。口頭発表のプロセスをプレゼンテーションという。

ここでは、新製品の提案を題材として、プレゼンテーションの技法を学ぶ。

プレゼンテーション

発表にはPowerPointを用いる。PowerPointの基本的な操作法に関しては情報処理基礎

演習で学習した。ここでは、口頭発表の技法に重点をおいて解説する。

発表原稿の作成

発表の流れは以下のようになる。

1. タイトル

発表の題目と発表者の氏名などを書く。

2. アウトライン 発表の流れを書く。

3. 目的

発表の背景と目的を書く。

4. 現状

現状を紹介し、問題点を指摘する。提案と比較する対象などもあらかじめ紹介する。

5. 提案

問題点を解決する提案を行う。

6. 評価

提案の実現可能性を検証する。

7. 結論

提案が実現されれば目的を達成できることを示す。

発表内容に応じてスライドのタイトルは適宜変更する。発表時間が長くなっても大まか な流れは変わらない。

(2)

アニメーション

わかりやすい発表をするにはアニメーションを適切に用いる必要がある。アニメーショ ンは状態の変化を説明するのに役立つ。しかし、過剰なアニメーションは発表時間を無 意味に消費する。一般に発表時間が短いほどアニメーションは少ないほうがよい。

アニメーションを設定するには、[スライドショー][アニメーションの設定]を選択し、

アニメーションの効果を設定する図形を選択して、[効果の追加]を選択する。アニメーシ ョンの効果には、開始(図形を出現させる)、終了(図形を消去する)、強調(図形に注 目させる)、アニメーションの軌跡(図形を移動する)がある。

アニメーションに似ているが、画面切り替えの時に効果を設定することもできる。画面 切り替えの効果を設定するには[スライドショー][画面切り替え]から効果を選択する。

ノート

ノート欄に発表原稿を記入する。ノートに記入する目的は、発表時に原稿を読むためでは ない。発表中ノート欄を読むことはできないし、読まないほうがよい(話す内容が分か らなくなったときに思い出すために使う)。ノートに記入する目的は、発表内容を吟味 することである。

実際の発表でノートの内容を閲覧するには事前に印刷しておく必要がある。ノートの内 容を印刷するには、[ファイル][印刷]を選択して、印刷対象を「ノート」に切り替える。

リハーサル

本番の発表の前にリハーサルを行い、発表時間を計測する。発表時間が制限時間を越えな いように注意する。また、制限時間より著しく短いのも問題がある。

リハーサルするには、[スライドショー][リハーサル]を選択する。リハーサルの間、画 面の左上に経過時間を示すウインドウが表示される。画面の一部が隠されるので、重要 な情報を記述しないほうがよい。

リハーサル終了時に画面切り替えのタイミングを保存するかどうか質問される。(自動 再生せずに)自分で発表する場合、タイミングを保存してはいけない。誤って保存する と、発表時、説明の途中で勝手に画面が切り替わってしまう。

録音

通常の口頭発表では発表者が直接話す。これでは聴講者は好きな時間に発表を聞くことが できない。発表内容を録音してあれば、時間外でも発表を聞くことができる。

発表内容を録音するには、[スライドショー][ナレーションの録音]を選択する。必要に 応じて[マイクの音量設定]を行う。録音はどのスライドからでも始めることができる。

録音するとスライドの切り替えタイミングも記録され、自動再生を行うことができる。

録音するにはマイクロフォンが必要である。

(3)

4人のグループに分かれて以下の実験を行う。

演習1 新製品を考案し、セールスの発表スライドを作成せよ。

ただし、再生時間は5分以内とする。5分を超える場合は、1秒に付き1点減点する。な お、再生時間にネットワークの遅延は含めない。

グループで作業するとき、対話を遠慮していると時間が無意味に過ぎていく。時間の節 約のためにリーダーの決め方の例を示す。最初に全員が新製品のアイデアを出す。この アイデアは未熟なものでも構わない。なお、このときアイデアがないという人がいたら 、 その人は実験の予習をしていない人なので、その人に重要な役割を与えるとグループ全 体に悪影響を及ほす可能性がある。次に、誰のアイデアがよいか投票する。選出された アイデアの提案者がリーダーとなってプロジェクトを進める。他の人はそのアイデアを 補完するような意見を述べる。

本日作成したプレゼンテーションをR4として提出せよ。

注意

マイクで入力できないときは、一度マイクを抜き差しするとよい。

参照

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