国語算数の取組
「くらべてみよう~大小、長短から~」
久保 真希
対象児童
A ぱれっとの一番星
「自分の好きなことを安心できる人としたい。」
「自分の好きな所へ好きな時に行きたい。」
B ぱれっとの一番星
「自分のやりたいことを思う存分やりたい。」
「大人と同じように自分もやってみたい。」
「みんなとたくさん遊びたい。」
キャリア教育の視点
「かかわる」「くらす」「とりくむ」「はたらく」の4つの視点より 対象児童A,Bともに
「かかわる」‥自分の気持ちや考えを自らのコミュニケーション手段で伝える
(伝える)
まわりの人と助け合って活動する(協力)
「くらす」‥いろいろなことに興味関心をもち、生活を充実させる(生きがい)
「とりくむ」‥自分がすべき課題に対し、自ら向き合うことができる(主体性)
授業のねらい
「主体的・対話的で深い学び」になるよう
①児童の「興味関心」「気付き・発見」の広がりを示すよう教材を作製 し、最初に児童が疑似体験をして意図的に「大小や長短」を比較し て、実体験に近い形で理解を深められること
②友達のやり方を見て意識できる場面を設定したり、また児童が 自己選択や自己決定をしたりして、表現することができること
③学習して「できたこと」「できるようになったこと」が他の学習や生活 の場面で活用できること
授業の工夫
・未測量は、数量概念の出発点となるため「大小」「長短」の焦点をし ぼって「飼育員になろう」の単元で具体物の比較を中心としながら、
身体を使った活動を重視して未測量の概念を獲得させた。その後、
①長いー短いという言葉を導入する‥材質、幅、色などの 属性を捨てて長さを抽出する
②二つの物の長さを比較する‥視覚的に対応させ、比較 する、一端をきちんとそろえて操作を通して比較する
③長さを系列化する‥長さを相対化する「一番長い・短い」
ということを理解させ「だんだん長くなる・短くなる」というこ とを理解する
と段階を踏んで指導を移行させた。
児童の様子
A 「大小」「長短」については、相対化することも理解できつつあると思われる が、見え方や「同じ」という所の理解に課題は残る。他学習でアンケート結果 をグラフにした際に「一番多いのは、どれか。」という問いに、指さしで答える ことができた。他教科や生活の場面でも学習を活用できてきている。
B 「大小」「長短」については、長さを系列化するところまで理解が進んだ。
また、「同じ」ということも理解できていると思われる。量について関心をもち、
現在は「多少」「重軽」まで学習を進め、物を持ち上げたときに「重い」などと いう言葉を使用し、会話や生活の中からも理解したことが伝わってくる。
今後に向けて
・児童の手や身体を使い、体験的な活動を通して比較概念の基礎を積む経験を広げ る。その経験を深めることで、今後の生活の中で作業等を行う際に一定の大きさ、長 さにするときの概念や比較して自分に適した大きさを日常生活において自分が選択 し、区別、判断するなど数値的な感覚を豊かにし、数量についての概念獲得の定着 につなげる必要がある。
・人間関係を豊かにするためのコミュニケーション能力を重視し、伝える力を養って積 極的に表現しようとする気持ちや意欲を育てること。また、自己選択や自己決定をし て相手に自分の気持ちを表現し、また相手と協力することで乗り越える場面や言葉、
経験を広げることも必要になってくると思われる。