表紙、編集後記、奥付、裏表紙
雑誌名 関西大学東西学術研究所紀要
巻 10
発行年 1977‑09‑30
URL http://hdl.handle.net/10112/16075
関西大学
東洒学術研究所紀要
10
芳洲文庫の「嘉靖公贖集」について………大庭 脩 (1)
江戸時代,日朝外交の一側面………泉 澄 ー (23)
雨森芳洲文庫目録稿…「日中文化交流の研究」歴史班 (45)
最近のイギリスの舞台•• ………•名取栄史 (71)
西南アジアの水車・風車調査覚書(1)… … … 末 尾 至 行 (1)
昭 和 五 十 二 年 九 月
関 西 大 学 東 西 学 術 研 究 所
▽・:﹃紀要﹄第十輯をお届けいたします︒この第十輯は︑もともと五十
二年三月三十一日付で発行されるべきものでありますが︑一年遅れの第九輯の後をうけての発行でありますので︑できるだけその遅れを取戻す
ため︑執筆者には無理なお願いを強いて︑やっと発行に漕ぎつけたところです︒この間︑事務処理等につきご苦労を煩らわしました関係者に対
して厚くお礼を申し上げます︒第十一輯からは予定どおり発行できるようにしたいと思っております︒何卒いましばらくご海容の程お願いする
次第であります︒▽•••いま再校を終えて編集後記を記すに当り、まず最初に執筆者各位のご尽力に対して敬意を表しますとともに︑本号において共同研究の成果の一部が発表されたことについて︑特に付言しておきたいと思います︒
というのは︑これらの業績は当研究所の研究体制が整備されて以来︑共
同研究による最初の研究業績だからであります︒すでにご案内のとおり︑研究所ではかねてより研究活動および研究体制の在り方等につき︑種々検討が加えられてきました︒その結果︑個人研究を排除するもので
はないが︑これまでのように個人研究を中心とするのでなく︑共同研究
.綜合研究へと研究の重点を移すことを決定し︑これに対応する研究体制を整えてまいりました︒今期の研究体制につきましては第九輯の編集後記にご紹介いたしました如く︑藤本所長の下に﹁日中文化交流の研
究﹂と﹁東西文化交流の研究﹂を研究テーマの二本柱とし︑それぞれに二つの研究班を組織し︑さらに委嘱研究員のご協力を得て︑逐次共同研
究を軌道に乗せつつあるのが現状であります︒
▽ . . .
﹃雨森芳洲文庫目録稿﹄および大庭研究員の執筆に成る﹃芳洲文庫の﹁嘉靖公讀集﹂について︑泉研究員の﹃江戸時代日朝外交の一側面﹄
ーこの三篇は右に述べた共同研究の成果の一部であります︒この三篇は雨森芳洲に関する文献研究を通じて、近世における日本•朝鮮・中国
の交渉史の一端を究明せんとするもので︑その成果が各方面から期待されております︒現在︑この研究班は大庭脩︑柴田実︑中村幸彦︑水田紀
久︑泉澄一氏らの五研究員によって組織されており︑早くも研究成果を公にされたのでありますが︑顧みれば︑大庭研究員が雨森芳洲に関する
文献資料の調査を始めたのは︑昭和四十八年からでありました︒ちょう
ど︑当研究所では漸やく研究体制を整えたころのことであり︑それ以前
編 集 後 記
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発 行
昭 和 五 十 二 年 九 月 三 十 日 発
関西大学東西学術研究所 大阪府吹田市千里山 行 代 表 藤 本 勝 次 京 都 市 下 京 区 中 堂 寺 鍵 田 町 二 株 式 会 社 囀 順 同 朋 代 表 今 田
印 刷 者
編 集 者 大阪府吹田市千里山
関西大学東西学術研究所
達 舎
の模索時期をも含めますと︑芳洲に関する一連の共同研究は︑すでに多
くのスタッフと相当の歳月を要していることが窺えるのであります︒こ
のことは︑われわれに共同研究・綜合研究の在り方や運用が如何にむず
かしいか︑また一旦軌道に乗ればその機動力が如何にすばらしいかを教
えてくれました︒各研究班の間には遅速の差がありますが︑各班共同研
究の成果がやがて本誌を埋めることでありましょう︒
▽:.﹃最近のイギリスの舞台﹄を執箪された名取研究員は︑イギリス劇
文学に造詣深く昭和五十一年度より﹁西洋文学と神秘主義﹂の研究班で活躍されています︒本稿では最近のイギリスにおける舞台の特徴や思出
を流麗な筆致で報告していただきました︒また末尾研究員の﹃西南アジアの水車・風車調牡虹淋﹄は︑同研究具の三回に及ぶ西南アジア探検調
査から得られた貴重な報告であり︑今回はその第一回目で︑引きつづき
本誌に連載されることになっていますのでご期待下さい︒
▽⁝最後に訃報を記さねばなりません︒当研究所の委嘱研究員︵元本学
文学部教授︶として﹁清末における日中文化交流の研究﹂を担当してこ
られた増田渉先生は︑去る三月十日故竹内好氏葬儀の席上︑突如心筋こ
うそくのため逝去されました︒ここに謹んで先生のご冥福をお祈り申し
上 げ ま す
︒
︵ 八 月 十 五 日 芝 田 記
︶
BULLETIN OF THE INSTITUTE OF ORIENTAL AND
OCCIDENT AL STUDIES, KANSAI UNIVERSITY
No. 10 SEPTEMBER
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