富山大学教育学部 紀 要 仏 文科 剰 N Q.30I1 4 7‑1 5 2 く昭和57科
教 育実 習 に 対 す る 学 生 の 意 識 に つ い て
一
自 由記述 法 に よ る 分析
一村 上 宣 寛
■
く1 9 81年7月2 3 日 受 理I
T H E A W A R E N E S S O F S T U D E N T S T O W A R D A P R A C T I C E I N E D U C A T IO N B Y T H E A N A L Y S E S O F F R E E D E S C R I P T I O N S
Y o sbibiro M U R A K A M 工
本研 究 は, 教 員 養 成 教育方 法 改 善グル ー プ の 一 員 とL て, 特に教育 実 習に対 する学生の意識調 査 を 行 をったもの の 一部であるo すで にその大 部 分を占め
t3J
る制 度的 側面の調査は山野井 一塚野く1 9 8 0いこよっ て 発表されて おり, 本論 文 は そ れに対 する心 理学的補 足資料を接供するもの であるo
教育実習につ いて の研 究 は 文 部省の教育方 法等改 啓経費 を受けた もの が多く, 調査研 究 はかな り 行 を われているo しかし, その大 部 分 は 制 度 的 側面につ
いて の アンケ ー ト調査であ り, 充分に学生の意識を
廟
明 してい か‑o 本研 究の目 的 は, あ らか じ め設 問 枠を設 定 する こと をく, 自 由 記述法 を 用い て学生の教育実 習に対 する態度 を 分析し よ う と するもの であ るo 自由記 述 法を採用し た研 究には, たとえば 岩井
t2I
.鈴木. 佐藤. 子 安く1 97 81 がある が調 査 対 象は大学 教官であるo デ ー タ整 理 が複 雑である の で学生を対 象とする場合は膨 大 な 自由記 述 文が収集される の で, 質 問をごく代表 的 な もの に留め て お かなけれ ば 整 理 不 可能になって しま うo そ れで本研 究で は伊 藤 . 霜
1ト
剛1 9 7 71 を参 考にし, 最 小 限に留めた.
方 法
質 問は教育実 習に対す る ごく 一般 的 な もの 5 問と した, その内容は, り あをた が教育実 習 を 経 験し て, 最 も 良かった と思 うこと は何ですかo 2う あfE たが教育実 習で‑ ‑A‑やり たいと 思っ ていたこと はど
のよ うな ものでした かo 31 教 育 実 習 を終え て, 改 め て教 師という職業を あ 怒た は ど う思いま すか.L,
41 あをた が教育実 習 期 間中に, もっとも悩ん だこ と は どのよ うなこ と で し た かくj 5J 教 育 実 習の経 験 をふ ま え て
, あなた が, これ か らの実 習 を 改 葬す る
と す れ ば, ま ず, どのよ うなこと を しま すかo であ
っ たo これ らの質 問に対 する回答は3 0字以内で記入 し ても らい, 調査終 了後にそ れ ぞれの回答を 切り離 し, カー ド化 して分 類し たo
被験者は 山 野 井 . 塚野く1 9 8 0うと同 一であり, 教育 実 習の経 験のある 3 回生 及 び4 回 生 計4 0 2 名であっ
はo 回収率は8 3 .4% であったo
カ ー ド化された解答は 教育実習の経 験のある 4 回 生4 名がすべて に限 を とおし, 主 観 的に カ テ ゴ リー 分けを行なったo この手続は カー ド分 類 法 くいわ ゆ
..yl
る K J 法1 と 同じ であるが, カ ー ド の枚数が膨 大 な た め, ま ず最幸別ニ ‑ 人 が 眼 を とお し, 主観的カ テ ゴ リ ‑ 分類を行 かl, 引き続いて他の 3 人がそれらの
結果を再検討し, 4 人が許 弟 を し, 納 得がいく まで カ テ ゴ リ ー 分 類をやりをおしたo し た がっ て最終 的 結果 はかをり信頼で き る はずであり, 大 量の項 目の 主観的 因 子 分 析 とみを すこと が で き るo カ テ ゴ リー 分け が行 を われ た後, 別の 4 回 生3 名に よっ て, そ れぞれ の分 類さ れ た カ テゴリ ー をも‑,とも 良 く 代 表 し, かつ記述に特色が見ら れ るものを, そのカ テゴ リ ー の大き さ に比 例さ せ て選択さ せ た,,
結 果 及 び
考 察
1 . 教育 実 習 を経 験 し て もっと も 良かっ たことo
教 育 実 習 を 経 験し てもーノとも 良か‑,たこと につ い て叫F11答はU つべ 3 9 7 あ り, 学 生4 人に よっ て分 類さ れ 命 Y, さ れ た カ テゴリ ー は Tablcl にホさ わ T い るL,
I . リユ塵 . ゴミflEとの指 触, tI . + 偶の実態がつ か め
た, llI . 教 師と し て や っ ていく 白 鷺 伯信j がもて た, の 3 ,jのカテ ゴリ ‑ で全 体の6 5yo に及 び, こ の
‑ 1 4 7 ‑
Tah le 1
rあ な たが教 育 実 習 を経 厳 してもっと も 良かった と思 うこ とは何ですかJ に対し て自 由 記述 法による担1 答から抽 出さ れた カ テ ゴ リー 名, 何 等 数 百分 率 を示すo
I . 児亀 生徒 との接 触 Il .1r‑供の実 態がつか めた
田. 教師と して やI.,て ゆく白 新 川 削がもて た N . n 分の力のな‑さを 実 感し た
V. 教師 という仕 事の難し さを思った V7. 現 場の教 師 との触れ合い
切. 授 繋梢札 遡 行に対す る考え がはっきりLた W . n J,m 身へのJ架腐の明 確 化
比. 教育に対 する考え 方が はっきりとした I . 政商の現 場の割 増気 を 肌に感 じた 刀. そ の 他
1 2 7f3 1.9%J 7 9く2 O.Oyoラ 5 2り3.lOJ,oi
2 3く5.8% 1 1 9く4.8% J 1 8く4.5% 1 1 5L3.8% 1 1 3t3.3% 1 1 2く3.0% 1 1 2f 3.0% J 2 7く6.8% J 3 つが基本的 を 反 応カ テ ゴ リ ー と 見 を すことが で き るo その中でも
鬼
童. 子供につ いて
の記述の み で過 半数 を超 えて おり, 教育実 習の経 験の中で子供の占め る位 置 が き わ めて高いこと を物語っ ているo カ テ ゴ リ ー 工 ‑ 田 以外の カ テ ゴ リ ー は5 J0o以 下が大部分
であ り, 教養 変動的 を もの であるo
次にそ れ ぞ れの カ テゴリ ー ごとに比 例代 表的に抽 出され た 回答例をあ げるo およ そ5 % につ いて 1 例
の割合で抽 出さ れ たもの であるo t
工. 児童生徒との接触
rけ られ でも, た たかれても 子 供が かわい いと 思っ
たことQJ
慨 兼を どだけ で は得ら れ か 埠 供逮の現実 を見,
勉 強でき たqj
恨 菜以外の時の自由を 生の子供らの姿 を見る こと が でき たql
胤上では をい, 生 き た 子供た ち と直接に生 活 し,
ふれ あ え たことqj
r個 人では を く, ク ラス全体と して の子供 達に ふれ る ことが でき たJo
ト子 どもが希望を もっ ていきいき している姿を まの あ たり に み た ことqL
これ らの抽出され た 回答例 を見ると, そ れ ら すべ て が子供た ちとの直接的 を接触 を述べて お り, 子 供 に対 する劉 脅が背後にあることがうか が われるo
U . 子 供の実 態がっか め たo
r+ ど もの実態と 教 師のあ り 加 ど が具 体 的に観察
で き, 理 解で き たJo
鴨場に出る前に児 童の アウ ト ラインを 知ることが で き ることJo
rl一供の考え の多彩さ, 深さ につ いて多 少で はある が知 り得たことJo
r大学で は知る こ と の で きをい子 供の実態を知る こ とが で き た ことJo
これ らの回答例は カ テゴリ ー 工 と 同じく, 記述の 対 照は子供である が, その態度は理 知 的, 観察的で あ り, I が感情的 側 面をあ らわしている の に対し て,
この カ テ ゴ リ ー は掛軸勺側 面を現わしているo
P . 教師 とし てやっていく 自覚 伯 信 げもてたo
rひとり ひ とりの生 括の真剣を 瞳を感じ, 教師 とし て責任, 喜び を感じ たJ.
rfEiJ犬で はま だ ま だ教 師にをる知識がたり 如 こと を身に感じたことJo
こ の カ テ ゴ リ ー の ウエイ トが111さいた め に抽出さ れ た 回答例は 2 例の み である が, 教師と して の職業 意 識に関係する記 述である. つづくIV ‑ 濫の カ テ ゴ リ ー は誤 差変動的 を もの である が内容に無視で きを
い点 も ある の で, 代表 的 珂答を1例づっあ げて おくo
頂際 子供達 と触 れる ことが で き, 自 分の能力のを さに気づいたことJo くNl
情 操児童に接して教育のむづ かしさと奥ゆきを知 る ことがで き たJQ くVj
傾 場の先 生方から実に適切かつ有効 を指導 や助 言 をい た だいたことJo く竹J
卜授業の涜れ, つをがり, 教 材の作成の仕 方が大変 勉 強にを り ましたJo くWj
r子 供を実際に前にして, 今後の学ぶペ き事柄の方 向づけ がを さ れ たことJ. くWj
rB 分の考え ていた教育観が理 論 上のもの で し かを
いと気づいたことJ. く圧j
r 学生時代に子供と触れ あい, 現 場の空気に接する
こと がで きたことQj くXj
r 大学と 現 場のギャッ プを感じ た.J ぐXI1
2 一 教 育実 習で 一番や り たいと 思っ ていたこと.
教 育 実 習で 一 番 やりたいと 思っ ていたことに対す る総 回 答 数 は4 0 2 であっ たo 内容分析の結 果, 那 拝 さ れた カ テ ゴリ ー名, 反 応 数,百 分 率は Table2 に示 されているo 1 の場合と 同じくl 最 初の3 つのカテ ゴ リ ー , I . 授 業 そ してその内容につ いて, 打. ‑i. 供 との ふれ合い, 遊 びにつ いて, a . 児童, 生徒の 実態把 握につ いて, で全体の7 7% を 占め, これら3 つの カ テ ゴ リ ー に属 する凹答が曲 型 的 を もので あ る こと を 示し ているo
‑‑ トIi
. 教 育 実 習に対す る学 生の意 識について
Tab le 2
rあをた が教 育 実 習でやりたいと 思っていたことは ど のよ うなもの で し た かょに対す る自 由記 述 法による桓コ答から 得 ら ら才止 カ テ ゴ リー 名, 回 答 数, 百 分 率 を示 すo
I. 授業 そし てその内 容につ いて 控, 子供と の ふれ あい, 遊 びにつ いて m. 児童.生 硬の実 態 把 捉につ いて nl. 教師とし ての資質を 養う,子供の反応 を 見る v. 学 校経 営, 課 外 晴 動, 生 活 指 導 臥 効 果的 を発 間につ いて
臥 これまで の学 習 を 美原, 指 導 する こと 臥 そ の 他
1 2 1く3 0.5jl0o1 9 9く2 4 .9% 1 8 5t2 1.4jl0o1 3 6く9.1% 1 1 7亡4.3% 1 1 7く4.3%1
1 0く2.5jlDo1 1 7く4.30JoJ
以下に カ テ ゴ リ ー 別に抽出され た代表的 を 回答例 を示し, その内容を確か め ていくことにするo
工. 授業そし てその内容につ いてo r子供をいか にして自 分に引きつ けるかJo r自 分に し か でき をい授業を行在 うことJ.
r児童.生徒と一 緒につく り出していくよう な 授業Jo r授業で 子供たちの興味, 関 心を換 起さ せ るJ. r子供の能 力 差に関係な く, どの子供も 授業に意 欲 的に参加できることJ.
r 生徒に授業に対 する興 味 を持たせ, 生徒主体の授 薬をする ことJo
これ らの代表 的 を 回答例 は, 学生 が授業の中でい かに子供と 一体化 していくこと ができる か に関 心が
集中していることを示し ているo
I . 子供との ふれ合い, 遊びにつ いてo
r子供と 一緒に問 題 解決のよろこびを分 ち合うことJ. r遊 びや 授業を通 して子 ども との信頼関 係をつくる ことqJ
r子供と 話 す機会を 多く し, 感動をともにするとい うことJ.
r子供と と もに遊 ん だり し て授業以外の子 ど もに接 し た かっ たJ.
頂際に生徒の中へと び込 んでい って, 共に考えて 行動する ことJo
この カ テ ゴ リ ー に属 する回 答 例はいず れ も 子 供 と の関係を記 述 し, 特に授業以外の場に お け る子 供と の ふ れ合いを あ げているo
II. 児 童. 生徒の実態把 握につ いて.
r子供の実態 を知り, 学 校に お け る教 師の役 割を理 解することJ.
鳩童の実 態 を正 確にと らえ, その中に自 分 を 同化
さ せ る ことJo
頂際に子 供たちの能 力 や 生 活の水準を 知り, 指導
に役 立て る.J
rl 人の児 童 を じっく り観察し て全体の中の位 置 や 友 人や考え を 知るJo
これ らの代表例は江が子供との関係の感情的 側 面 を 記 述し ている の に対し て, 児 童の把 捉に関 する理 性的 側 面 を 現わしているo
以下につ づくカ テゴリ ー VI ‑ 珊 はいず れ もウL
eイ
トが小さく, 誤差変動的 を もの である が, や は り内 容に は無視でき か一点 も ある の で, 抽出された代表 例をあ げて おくo なお, カ テ ゴ リ ー N の み ウエ イ ト
が少 し大きいの で 2 例をあ げるo
r教 師 と して子供 をと ら えたり, 接触を もっ たり,
指導性を身につけ るJo .くNl
r教師からの刺 激に対し, 子供はどのよ う を 反 応 を 示 すの かQJ く耶
r 学校に来る のが楽しみと言える学級 経 営 と学級の
雰 囲気作りJ. くVl
r生徒の自発 的 を学習意欲を促 す 発 間 は ど う あるべ きか研 究 する ことlo, く耶I
r自 分 が教材研 究 な どで学んだ 那 爵を実 践 して み た かっ た.J く耶
r 何か 一 つでも学び とること ができ, 課 題 を持つこ と ができ た らJo くWj
l,l身苛I
3 . 教師という 職業について
この質問 項 目 は 教育実習という 経 験をふま えて,
教 師 という職 業につ いて記述さ せた もの であるo 繰 回答数 は4 0 3 あり, 分 類された カ テ ゴ リ ー 名, その
他は Table3 に示 さ れている. 工. たいへん 難か し
Taも1e 3
r 教 育 実 習 を終え て改め て枚 師という 職 業 を ど う思いま す かd に対 する自 由記 述 法による回 答から 抽 出さ れ た カ テ ゴ リ リ ー 名, 回 答 数. 百 分 率 を 示すo
I. たいへん憾しい1 だがやりがいの ある仕 事 ロ. たいへん をく難しい汁t 事
m. 費任 東 大な 仕 事
N. 生き がいくやり がいIのある仕 事 V . f‑供への愛 情, 高 健 を 人格が 必要 Vl. 熱 意, 努 力が必 要 な什 事 W . す ば らしい職 業
Vn. 費 任が重いが や り がいのあるfL.事 抗. ぜ ひや‑Jて み たい仕 事
X . そ の 他
9 7 ほ4.4% j 7 4 u8.6nJo1 5 1く1 2.8% j 3 6亡9.1% う 2 8く7.1% 1 2 7く6,8% J 2 5く6.3% 主 2 2く5.50Joj 2 2く5.50JoJ 2 1く5.3% l
いl だがやり がい のある仕事, 江. たいへ ん をく難 しいl 仕事, EI. 責任 重 大 を 仕事, の 3 つ のカ テ ゴ
‑ 14 9 ‑
リ ー で全体の 5 5 .8% を占め る の で, やは りこの 3 つ の カ テ ゴ リ ー が支配的 を 反 応 といえる. しか しま た,
その他の カ テ ゴ リ ー の比 重は今まで の質 問に比べて 重 く, 反 応が分散している ことが分るo つ ぎに比 例 代表 的に抽出され た回答例 を示 し, その内容を検 討 することにするo
I . たい へ ん優しい ばが や りがいのある仕事o
r 仕事の多さ に おど ろか さ れ た が, やり がいのある 仕事だ と思ったJo
け ごく たいへ ん を 仕事である けど, やり がいのあ る専門職であるJo
鳩 日が変化に富み, 常に勉強し ていかね ば を らiih,
やり がい があるJo
性 き た人 間を育て る の である から やり がいがある 反 面, 大 変 だ と 思っ たJo
博労 も 多いけれ ど, 感激の場面がみち あふれてい る職菜だ と 思 うd
これ らの回答例はいず れも教 師という職 業が 教育 実 習を経 験し て初め て, 予想L ていた よ りは る か に
大変な仕事であると 見 れ , しかし, そ れにもか か わ ち ず, やり がいがあると する肯定的態度が特徴と
いえるo
I . か1 へん なく赦しいl 仕事o
,
個 体的にも樽神的にも ま ず 子 供のこと を考えるペ きで大変を職 業Jo
r 創造 れと根気と努力の必要な大変な職菓だ と思 うJo r非常に塵賓を職だ と 思 うo 安易に教職につくペき では をいd
頂 除にや れ ば や る ほ ど仕事や賓任が増 え る 大変 を 職薬J
このカ テ ゴ リー は内 容的に は工 と 関係 をもつ こと が分る が, 回答例を見ると, 教 師という 職業を 大 変 を 仕事と 棚 し ている こと は工 と共通である が, 骨 凌的 な 記述が欠け ている点が異なっ ているo
m . 額任 慶大%I‑i.串o
憎 獅の考え‑‑ つで子 供 は どの方向にも 向いてい っ
てし ま う酎壬 のある仕番qj
頂任 盛大で大変 在仕事だ と 思っ たが, す ば ら しい
職業だと思っ たJc
トf.ど もが好き だ ということ だけ で はつと ま ら ない 新王のあ る稚しい仕事J
こ のカ テゴリ ー は11 f1 ‑.の代 表 附, 7J答例で示されて い る よ う に r 翻T.1J という諸 事 を 記 述の中に剛1 て いる ことが特 徴であるL‑ 教 師という 職業を 大変 をfl
‑
.
撃とみなし ている.
E
.
I
.
I
.L ‑, U て は, 今 までの2 つ のカ
テ プ リ ‑ と共 通である.
以 下につづく, カ テ ゴ リ ー は ウエイ トが相対的に 増した とはいえ 小さいの で, 代表例 をあ げて おくo
カ テ ゴリ ー N の み は 2 例を あ げる.
ト生 懸命や れ ば やる ほど子 供達の快い反応 相る や りがいのある職業Jo 柵1
性 き た 人 間が相 手である から 他の職業に は 如尊 びがあると 思 うJo 柵j
rま ず 勤勉で子供を 心から 愛 していをけれ ば凱 て いけ かlJ. くVう
rつねに高い目標のある職業でね ばり強い向上心 の ある人に向くd く剛
捕 手が純ノじ‑を子供であるだけ に困 難であるが, と ても す ぼ らしいJo 柑I
r 大変寮任があるが 可 能性を もつ児童を指導するや り がいのある職業J. く珊j
博 につと まる かどうかわから か, が, 努力 してみ る価 値があ り そ うJo 伯l
慨 業と して は忙し す ぎる が, 毎日が繰り 返 しで凄
い新鮮を職業Jo ほj
4 一 美習中もっとも悩ん だことについて.
教 育 実習中にもっと も 悩 ん だことにつ いて の回答
は のペ3 9 7 あ り, 分 類され たカ テ ゴ リ ー は Table 4 Tab le 4
rあ を たが教 育英 習 中にもっと も 悩 ん だことはどのよ うな ことでしたかJ に対 する自 由芸域 法による回 答から 得られ たカ テ ゴ リー 名, 回 答 数, 百 分 率 を 示 すo
l一 指巻 上の技術 的をこと, 及び授 業につ いて I . 子 供の寒 掘のしか た
臥 授 業で の子 供の掌 掘のしかた rV. 自 分 自 身の教 師 と して の適 格性 を ど
V . 時 間的 なこと
VI. 現 場の教 師 や 指 導 方 針につ いて W . 体 力 的 をこと
VW. そ の 他
1 3 8t3 4.8J0o1 1 0 0t2 5.2% , 8 8f2 2 .2% j 3 1く7.8J0oj ユo r 2.5J0o1 6r1.5%1 5fi.2%1 1 9 ‑ 4.8%.i
に示されているo そのう ち 工. 指導 上の技 術 的 をこ と 及 び授業につ いて, H . 子供の掌掘の し か た,nI.
授業で の子 供の掌握のし かたの 3 カ テ ゴリ ー で 帥
の8 2.2J0oに お よび, こ れらの カ テゴリ ー に属 するfj 応が顕 著であること を示 しているo つぎに比 例 代表 的に抽L
LZ 指 れ たEJ‑1 答例 を あ げ7 , 内容 を 検 討し ていく
‑.
I 一 指導 ヒの 捌 柑的 をこ と及 び 授業につ いて rどこまで教え るべ き か, ど ん 如1うに見つ け させ る か ということJo
‑ 1 5 り ‑
ー 教 育 実 習に対す る学生の意識につ いて
r子供の意 見 を尊重しつ つ, 自 分の思 う 方向へ いか
に授業を進め る かJo
r教 材を 子供の気特にな り考え, どこを焦 点 とし て
授業を進め る かJo
rEl分の知 識のをさ から 教材研 究がいきづまっ たと きJo
rどのよ うにす れ ば 全 員の子供が 授業に積極的にな れ る かJo
r生徒の心理に即し, 生徒の興 味 を喚 起, 継 続さ せ る発間のしか たoJ
r理 論 的には納 得し ていても 実 践の場になって対 処 がわから か 1Jo
以 上の代表的 を 回答例は悩ん だ 対 象が授業の内容
から子供へ の対 処の仕 方 まで, 多 岐にわ たっていた こと を示し ているQ 教育実習の経 験が現状では 充 分 でか1し, 学生 が 実 習中にこれ らの事柄に悩むの は
当然 といえる かも 知 れ ないo
I . 子 供の掌握のしかたo
r児童 と どこまで生 晴 全般で ふれ合っ ていくかとい
うことJo
rどうにも 子 どもを甘やかしてし まっ て, 叱り方 を ど分 ら か1Jo
r子供の発想が豊か で思い がけず充 分 予 測 しきれを かったことJo
r生徒の個人差をどう 理 解し, どのよ うにそれを生 か し ていくかoJ
r子 ども 一 人 一人 が 多様を側面を もっ ているため,
表面 的な 理解に終止したことJ.
これ らの代 表的 回答例で自 明のよ うに子供に対 処 する方 法が充 分に確 立し てい か ユニとを示し, 子 ど もの心 理の理 解 が 不十分であるといえるo
町. 授業で の子 供の掌 握の し かたo
r自 分の言おう とし ている こ と が生徒に確か に伝っ ている かd
r 特に実 技 系の授業で教育以外の場 所での子 供の掌 掘が困 難 だったことJo
rやらせられ てい るという意識 なし にf‑Ti毛に活 動 を さ せ ることJo
rいか に子 供 を授業に集中さ せ る かということqJ
この カ テ ゴ リー に属 する担l答例 はほ と ん ど授業と いう場に お け る子供の掌握 を 記述し ているo 広い意 味で は工l に包括される が, 独 立し た カテ ゴリ ー をJ
.
El 穿と す る ほど授 業での悩み が多い ことを示し ているL ,
カテ ゴリ ‑ N へVm は ウエイ ト が小さいが, lV につ いて は 2 例, それ上1外について は 1 例づっ 代 表 的 与
回答例をあ げて おく.
r自 分が本当に教 師に適する人 間性及 び 能力 を備 え ている かJo く刑
r自 己満足,
一人 よ が りにをっ てい かlかという 自 分の中で の葛藤J. くNl
rもっ と もっ と時間 的 余裕がほ しかったJ. eVl r教 師 間の教育観のちがいJo 川l 2
中
r 体 力的 なことo 期 間が長 す ぎたことJ. e 耶 r 教生 という中途半端を 立 場でどこまでやるペきか ということoJ 佃1
5 . 教育実習 の改善についてo
こ の質問 項 目 は教育実習の改善がと も す れ ば 実習 をさ せ る教官の側からの み論 じ ら れがち を点 を考慮 し,
療
に学生の意見 を引き出すた め に挿入 したもの であるo 回答数 は3 9 7 あり, 分類 結 果は Tab le5 に 示されてい るo 得 ら れた カ テ ゴ リ ー は今まで の質 問Tab le 5
r 教 育 実 習の経験をふま えてあ な たが これからの実 習 を 改 尊 すると す れ ば ま ず どのよ うをこと をしま す かJo に対 する 自 由記 述 法に よ る回 答から 抽 出され たカ テ ゴ リー 名, 回答 数, 百 分 率 を示 すo
I . 実 習 形 態につ いて I . 教 師 と
転
.しLて の自覚につ いて訂. 教 材研 究につ いて N . 授業の進め方につ いて V . 実 習の前段 階の準 備につ いて VI. 学級経 営,子供たちとのふ れあいにつ いて
覗. そ の 他
1 1 7く2 9.4%J
8 3 ほo.9% 1 4 4く1 1.1% ユ 4 0く1 0,lOJo1 4 0く1 0.1% 1 1 8く4.50JoI 5 5く1 3.9aJol
項目中もっと も大きを 分 散を示し たo 支 配 的 なカ テ ゴ リ ー は5 つあり, I . 実 習 形態につ い て, tI . 教 師と し ての自 覚につ いて, m , 教材研 究につ いて.
N . 授業の進め方につ いて, V . 実 習の前 段 階の準 備につ いて, で あったロ つぎに内容を検討し てい
くこと にするo
I . 実 習 形態につ いてc,
r帰り が遅 く 怒らないよ う能 率 的に す す め て は しいJr,
r諸々 の膳 譲 も必要 だが, そ れよ りも‑Jと抑 当の授 業 を 多 く 見る機会を 作るJc
rfrl.当 授 業 を も‑‑Jと多 く 設け, 実 践に役 立て ることA,,
r教育実 習 生の 人数 を減ら し, 学 級 経 常に意 獅 勺に 取り くませ るJo
r 期 間 を 延 長し, 腰 をす え て と りくめ る よう を 実 習 となる よ うにするJu
r幸,
‑
,と‑I
‑‑いうt,か ら教 育の脱 腸に触れ る機会が あ
‑ 1 5 1 ‑
れ ば よいと 思っ たJG
以 上が代表 的 怒 回答例であるo 実 習をより能 率 的 に行 うこと, 教育のと くに実 躍 的 側面を 強 張し てい る ことがうか が われるo
rI . 教 師 とし て の自 覚につ いてG
トIiiく, 子供の実態を把握し, 子 供 を 理 解す るこ
とに努め ることJo
rA 教科の目標を把掘L , 児 童に とっ て何が必 要か
をは っきりと らえ るJc
ほ ず 自 分 自身を磨くd
r自 分 自身の教育観 . 信 念 を しっか り持っ て実 習に
望み たいJu
このカ テ ゴリ ー に属す る回答はいずれも 教 師 とし て の力量 をつけ るべ きこと を主 張 していて, 態度 と して は理 念 的 怨 もの で. す ぐに賓 習 制 度の改革にむ す びつく もの で は恋いが, 重 要 を 側 面であること も 確か であるL,
打. 教 材 研 究につ いてo
機 材研 究 を しっ か りして, 自 分の教育理 念を展 開 できるよ うに したいJo
性 縫の学習 意 放 を そが ぬよ う, 教材研 究 と指導 技 術の向上をはか るJo
こ の カ テゴリー は教 材研 究に関 するもの であり,
教育実 習の前に教材実習 を充 分に行怒っ て おくべき だ という意見 を代 表す る ものと 思 わ れるo
N . 周 業の進め方につ いてo
r教師中心 でを く, 児童中心の碕発 な 授業をし たいJ.
r 授菜のどこ に ポイントを置くの かを明確にする ことJn
こ の カ テ ゴ リ ‑ は授業の進め方に関する方 法 上の 記 述から をり, 大学で前 もっ て授業方 法につ いて指 導し て おく 必要がありそ うであるo
V . 実 習の前段 階の準備についてo
r観察 . 参加 をもっ と実習に子姐 っもの にするJo r 大学との交 流 を 深め, 教 材研 究 を もっと事 前に で き る ようにするJo
この カ テゴリ ー は特に付属学 校 との関係を改 蕃し,
実 習の段階で, よ り賓 捌 勺怒 観察.参 犯 その他 を 行 なっ て おくペき であるとの意 見か ら在るものである13
つづく 切‑ 耶lカ テゴ リ ー はウェイ トが小さいの で代 表 的 な 意 見を 取り上 げる に鰯め るo
r教科の指導 だけ でな く, 臼Ig ‑ 三暗 面にも 重 点 を お き たいJo 川1J
r 指避寒反 省会が1F 矧 こ流れ ることの 如1よ う に す るo トもっと某ifiJl 的 横 紙71必要あ りLJJJ ‑ VEl
結 論
最後に全体的 を ま とめを 行 なっ て結 論に かえたLl乃
自由記 述 法による調 査の結 果, ま ず, 学 生にとって 子 供の ウエ イ トが き わ め て高いということ が分った,A
つまり, 1 . もっと も良かった こ と, 2 . やり たいと 思っ ていたこと, 4 . 悩ん だこと, に対 する回答か ら抽出され たカ テゴリ ー は, 記 述さ れ る内容はこと をっている が, すべ て子供に関 連 する事柄であったロ
つまり, ほとん どの学生の頭の中は子 供といか に か か わ りを持つか でいっ ぱいであり, その他の事観 た とえば授業構 札 現 場 とのか か わ り, 学 級 経 営他 の事柄を 学ぶ余 裕 が をかったこと を示し ているo 教 育 実習の経 験のあさい学 生がほとん どである から当 然と も 言 える が, し か し, せ っ かくの教育実 習の ほ とんどの時間を子供と の対 応 という初 歩 的事 柄の み に資している現 状は少 し残念であっ たo この た め か,
3 . 教師という 職業を どう 思 うかという 質 問に は,
再 び 表 現は異っ ていたが, 得 ら れ たカ テゴリ ー はす
べ て大変 を 仕事であるという 表 現のバリエ ー ション にす ぎず, 未分 化 を 反応であっ たo ほ とん どの学生 は教 師 という職 業の社会的 役割を冷 静に記述 するこ とが でき をかっ たo こ の学 生の未分 化 を 反 応 形態は 5 . 実 習を改 善 すると す れ ば ど う する か, という 質 問に対 する回答にも うかが うことが できるo す をわ ち, 制 度 的 改革案は償 撫であっ たo カ テ ゴ リ ー I . の実 習 形態に関 する記 述に, わ ずか に期 間 を延 長せ よ とか, 担当授業 を多くせよ, という意見が見ら れ るだけ で, 1 . 教 師 とし て の自覚, a . 教 材 研 究,
N . 授業のすす め か た
, な どに見 ら れる意 見は抽象 的, 理 念 的 を もの であり, 改革に直接 役 立つもので
はをかったo
引
用文 献
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