千代田区関係主体の環境意識・行動調査と主体間連 携についての研究及び提言 : 地域社会における企 業の環境・CSR活動を考える(平成16年度千代田学事 業 報告書)
著者 石神 隆, 堀内 行蔵, 田中 充, 山田 元紀, 長野 浩子, 水上 真理子, 小林 朋生, 関根 枝美, 足立 乃梨子, 柏木 勇人, 太田 彩方, 南 ひかり, 伊東 一夫
出版者 法政大学地域研究センター
ページ 1‑49
発行年 2005‑03
URL http://hdl.handle.net/10114/11409
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
第 三 章 千代田区内立地企業の CSR に関する現状分析
前 章 で 考 察 し た 、 千 代 田 区 の 地 域 特 性 と 上 場 企 業 の 本 社 機 構 が 地 域 社 会 に 対 し て 果 た す 社 会 的 責 任 が ど の よ う な 内 容 か を 、 ア ン ケ ー ト 及 び ヒ ア リ ン グ 等 に よ り 調 査 し た 。
第一節 調 査 ・ 研 究 の 主 旨 と 目 的
千 代 田 区 は 、 わ が 国 を 代 表 す る 企 業 の 本 社 や 大 半 の 官 公 庁 が 立 地 す る 経 済 と 政 治 の 中 心 地 で あ る 。 昼 間 人 口 は 夜 間 人 口 の 約 20 倍 以 上 と 、 他 に 類 を 見 な い 地 域 社 会 を 形 成 し て い る 。 こ の よ う な 千 代 田 区 に 所 在 す る 多 く の 企 業 は 、 就 業 の 場 と し て の 「 会 社j と い う 存 在 とは別に、「企業市民J と い う 観 点 か ら 地 域 住 民 と し て の 側 面 を 併 せ 持 っ て い る も の と 考 えられる 。
そ こ で 、 地 域 研 究 セ ン タ ー で は 本 調 査 ・ 研 究 を 「 千 代 田 学 プ ロ ジ ェ ク トj と命名して、
区 内 に 本 社 を 置 く 上 場 企 業 (296 社 ) を 対 象 に 、 主 に 環 境 面 を 中 心 と し て 企 業 の CSR (社 会 的 責 任 ) 活 動 の 推 進 状 況 を 把 握 す る こ と を 目 的 と し て 、 平 成 16 年 11 月 に ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 し た 。 ( 実 施 し た ア ン ケ ー ト は 巻 末 に 資 料 と し て 添 付 )
1 -
1 調 査 方 法
ア ン ケ ー ト 調 査 は 、 質 問 紙 の 郵 送 配 布 ・ 郵 送 回 収 方 法 ( 郵 送 調 査 法 ) を 用 い て 、 千 代 田 区 内 に 立 地 し て い る 上 場 企 業 の 本 社 (296 社 ) に 調 査 を 依 頼 し 、 実 施 期 間 は 平 成 16 年 11 月 1 日から 11 月 20 日 ま で と し た 。 ア ン ケ ー ト 調 査 の 主 な 項 目 は 、 以 下 の と お り で あ る 。
1 -
2 主 な 調 査 項 目
調 査 内 容 は 以 下 の と お り で あ る 。
① 企 業 の 基 本 事 項 に 関 す る 調 査
② 環 境 報 告 書 等 の 発 行 及 び そ の 目 的 な ど に 関 す る 調 査
③ 環 境 マ ネ ジ メ ン ト シ ス テ ム の 実 施 状 況 及 び そ の 実 施 範 囲 に 関 す る 調 査
④ 特 に 、 環 境 面 を 中 心 と し た CSR 活 動 に 関 す る 調 査
⑤ 千 代 田 区 内 の 大 学 へ の 期 待 に 関 す る 調 査
⑥ 会 社 名 の 公 表 に 関 す る 調 査
1-3 調 査 の 実 施 状 況
ア ン ケ ー ト 票 は 、 平 成 16 年 11 月 1 日 に 調 査 対 象 で あ る 上 場 企 業 296 社 に 郵 送 し 、 記 入 期 間 を 約 51 日間おき、回収期限を同月 20 日 に 設 定 し た 。未 回 収 の 企 業 に 対 し て は 、 電 話 、 メ ー ル 等 に よ り 回 収 を お 願 い し 、 回 収 率 の 向 上 に 努 め た 口回 収 さ れ た ア ン ケ ー ト 票 の 実 数 は 以 下 の と お り で あ る 口
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
|
表
-113I
対 象 企 業 数 回 収 票 数 有 効 票 数 回収率(%)296 社 179 社 174 社 125 .0%1
回 収 率 は 、 有 効 票 数 を 対 象 企 業 数 で 割 り 出 し た 。 回収票 79 杜 の う ち 、 回 答 拒 否 が 5社 あ り 、 従 っ て 有 効 票 が 74 社 と な っ た 。
1 -
4 企 業 の 概 要
調 査 対 象 と な る 企 業 の 基 本事 項 を把 握 するため、企業の 基礎 デ ータと し ては、 「 業種J、 f資 本 金j、「本社の総床面積J、f従 業 員 数 ( 千 代 田 区 内 在 勤 者 数 : パ ー ト 等 含 む ) J の4 つ の 質 問 項 目 を 設 け た 。
( 1
) 業 種
有効票のうち、「製造業 J が最も多く 28 社 で 、 全 体 の 37 .8% を占め、次いで「運輸業j
1
1 社 (14.9%) で、 f建 設 業j と「情報通信業J が そ れ ぞ れ7社 9 .5%)( となり、上位 4
業 種 で 全 体 の 7.16% を占めている 。
| 図
1-13鉱 業 建 設 業 製造業 電気・ガス・熱供給・水道業 情 報 通 信 業 運 輸 業 卸売・小売業 金融・保険業 不 動 産 業
( 2
) 資 本 金
飲食庖・宿泊業 医療 、福祉 サービス業
。
10 20 30 (件)7
28
7 1 1
資 本 金 の 額 は 各 社 多 様 で あ っ た 関 係 か ら 5段 階 に 分 類 し て 集 計 を 行 っ た 。 1
0 億円から 500 億 円 未 満 の 資 本 金 の 企 業 が 52 社 と な り 、 全 体 の 7.12% を占めている 。 また 500 億円から 1000 億円未満と 1000 億 円 超 の 企 業 が 合 計 14 社あり、わが国を代表す る 企 業 が 千 代 田 区 内 に 立 地 し て い る こ と が こ の こ と か ら も 伺 う こ と が で き る 。
1 25% と い う 回 答 率 を も っ て 全 体 を 推 測 す る こ と は 問 題 が あ ろ う か と 思 う が 、 一 つ の 傾 向 を 見 る こ とはできょう 。 同 様 の 調 査 に つ い て 、 東 京 都 内 消 費 者 団 体 と 東 京 都 で 構 成 す る 2004 東 京 都 消 費 者 月 間 実 行 委 員 会 は 、 都 内 の 主 要 な 企 業 を 対 象 に し て 2004 年 6 月 に 実 施 し た 「 企 業 の 社 会 的 責 任 (CSR) に 関 す る ア ン ケ ー ト 調 査J で の 回 収 率 は 、 調 査 対 象 企 業 が 157 社 、 回 収 さ れ た 調 査 票 は 53 社 で あ り 、 回 収 率 は 33.8% で あ っ た 。
8
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
| 図 1 2 - 3
( 3
) 本 社 の 総 床 面 積
圃01億円未満
・1O ~100億円未満 ロ 100~500億円未満 口 500~1000億円未満
・
1000 億円以上| 表
31
・2
資本金ランク 1
0 億円未満
10-1 ∞億円未満 1∞-500 億円未満 5∞-1000 億円未満 1∞0億円以上 合計
件数 %
8 8.01 2
7 5.63 2
5 8.33 6 1.8 8 18.01 7
4 0.001
半 数 以 上 の 93 社 1.45( % ) の 本 社 事 務 所 は 面 積 が 3000
f n
以 上 で あ り 、 本 社 の 機 能 と し て 大 規 模 な 面 積 が 必 要 な 事 業 所 が 数 多 く あ る こ と が う か が え る 。| 図 1 3 - 3
.lOOOm2 未満
・lOOO~3000m2 未満
ロ3000m2 以上
| 表 3 1
・3
本ヰ揃蔚E憤 1は励n2未満
1卿 ~ 筑 間 m2来首 3
α 沿別2以上 合計
( 4
) 従 業 員 数 ( 千 代 田 区 内 在 勤 者 数 : パ ー ト ・ 派 遣 社 員 含 む )
件数 % 2 2 7.92
1 2 2.61
40 1.45 7
4 1
∞
0.各 社 の 多 様 な 従 業 員 数 を 5 段 階 に 分 類 し て 集 計 し た 。 従 業 員 数 が 10 人 未 満 の 企 業 は 1 社 も な か っ た 。31 社 (4 1. 9%) で は 従 業 員 が 500 人 以 上 と な っ て お り 、 事 業 所 の 床 面 積
とほぼ関連していることが分かる。
| 図
31
・4
0.0%
.10 人未満
.1O~1 ∞人未満 ロ l∞~300人未満 口 3∞ ~500人未満
・
5∞人以上| 表 1 4 - 3
従業員数(パート・派遣社員含む) 1
0 人未満
10-100 人未満 100-300 人未満 300-500 人未満 5
0
0 人以上
合計
件数 %
。
0.01
9 7.52 2
1 4.82 3 1.4 3
1 4.19 7
4 0.001
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
第 二 節 CSR 活動に関する状況
こ こ で は 各 調 査 項 目 の 結 果 を 集 計 し た も の か ら 企 業 の 環 境 ・ C8R 活動の実態に迫る。
( 1
) 質 問 1
r
環 境 報 告 書 等 の 発 行 に つ い てj環 境 報 告 書 等 を 発 行 し て い る 企 業 が 30 社 (40.5% )、発行を検討中の企業が 10 社 ( 13.5%) で 、 こ れ ら の 合 計 は 40 社 (54.1%) で あ る が 、 環 境 報 告 書 等 を 発 行 し て い な
い企業も 34 社 (45.9%) と全体の半数に近い高い割合を示していることが分かつた。
| 図
31
・5
発行 l 件 数 I %
-発行している
・発行を検討中 日発行していない
( 2
) 質 問 2
r
環 境 報 告 書 等 の 発 行 の 目 的 複 数 回 答j(環境報告書等を発行している 30 社の回答から)
301ω.5 1 0
1 5.31 3 4
1 9.54 7 4
1 1
∞
0.28 社 (93.3%) の 企 業 が 環 境 報 告 書 等 の 発 行 目 的 を 社 会 的 説 明 責 任 と し て お り 、 次 に 企 業 の イ メ ー ジ 向 上 は 27 社 (90.0%) 、 社 外 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン は 26 社 (86.7%)
と な っ て い る 。 環 境 報 告 書 等 の 発 行 目 的 の 大 半 は 、 企 業 の 経 営 理 念 や 活 動 全 般 に 関 し て 、 も っ と 社 会 に 認 知 さ れ た い 、 と い う 企 業 の 意 識 が う か が え る 。 ま た 、 会 社 の PR や営業目 的などはさほど意識されていない結果となっている。
|
表
3・|6 の目的 %2
8 3.39 2
7 0.09 2
6 7.68 2
5 3.38 2
2 3.37 1
6 3.35 1
1 7.63 2 7.6 2 7.6
《具体的記述》
「企業価値、従業員価値の向上 J 、「加盟底への情報ツールのひとつとして J
( 3
) 質 問 3
r
環 境 マ ネ ジ メ ン ト シ ス テ ム (EM8) の 導 入 に つ い てJ180 の 認 定 を 取 得 し て い る 企 業 が 52 社 (70.3%) 、その他の EM8 を 採 用 し て い る 企 業 が 2 社、 180 の 認 証 取 得 を 含 む EM8 の検討中が 4 社 と な っ て お り 、 こ れ ら の 合 計 は 58 社 (78.4%) と 極 め て 高 い 数 字 を 示 し て い る 。 こ の こ と か ら 企 業 の 環 境 経 営 へ の 関 心 の 高
さがうかがえる。しかし一方、 180 の 導 入 の 予 定 が 無 い 、 と 回 答 し た 企 業 が 16 社あり、
全 体 に 示 す 比 率 は 2.16% となっている。なお、 180 以 外 の EM8 を 採 用 し て い る 企 業 が 2 10
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
社 あ り 、 独 自 に 開 発 し た も の と 、 C8N2000 のそれぞれである。
|
図
16-3表 |
31
・7
/ 2.1'6
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ‘
・
・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
703- ‘
一
5.4首 2 .7 覧
%
5 2
1 3.07
.r S014001 認証を取得 している
・その他の聞Sを採用し
ロ014001ているrS 書官、証取得を 含 む 凹Sを検討中
ロ導入予定はない 161 6.12
7 4 1 0.001
qt -a U1
( 4
) 質 問 4
r
環 境 マ ネ ジ メ ン ト シ ス テ ム (EM8) の 範 囲j(
I 8014001 、 そ の 他 の EM8 を 取 得 し て い る 54 社 に つ い て )
全 事 業 所 で EM8 を 採 用 し て い る 企 業 が 29 社 あ り 、 全 体 の 53.7% を 占 め て い る 。反面、
本 社 の み で 取 得 し て い る 企 業 は わ ず か に 6社 1(.1 1%) と 少 な く 、 ま た 本 社 を 除 い た 他 の 事 業 所 で 実 施 し て い る 企 業 は 19 社 (35.2%) と な っ て い る 。
|
表
18-3 EMS の実施範囲 件数 %全事業所でEMS を実施している 92 7.35 本社のみがEMS を実施している 6 1.11
|本社を除いた他の事業所で EMS を実施している 91 2.53
合計 45 0.001
( 5
) 質 問 5
r
全 社 ( 全 事 業 所 ) で 行 っ て い る 環 境 ・ C8R 活 動 の 取 り 組 み 複 数 回 答J 全 事 業 所 で 全 く 行 っ て い な い 企 業 は わ ず か 4 社 (5.4%) で 、 回 答 を 寄 せ た ほ ぽ 全 企 業 で 何 ら か の 環 境 ・ EM8 活 動 を 行 っ て い る 。 内 訳 と し て は 、 リ サ イ ク ル ・ 分 別 、 ご み の 発 生 抑 制 や 省 エ ネ ル ギ ー グ 、 ル ー ン 購 入 な ど に つ い て 大 半 の 企 業 が 実 施 し て い る 。 こ う し た 企 業 内 部 で の 活 動 で は 熱 心 で あ る が 、 企 業 外 部 へ 働 き か け る 情 報 公 開 や 環 境 活 動 へ の 参 加 、あ る い は 環 境 NGO ・NPO な ど へ の 支 援 、 ま た は 政 府 、 自 治 体 な ど と の 連 携 な ど で は ま だ 十 分 に 実 施 さ れ て い る と は い え な い 。昨 年 あ た り か ら 中 目 さ れ て い る ヒ ー ト ア イ ラ ン ド 対 策 な ど で は 立 ち 遅 れ が 目 立 つ 。
i
表 31
・9
全社で行っているCSR 活動の内容 件数 %リサイクル・分別 86 9.19
ごみの発生抑制 16 4.28
省エネルギー・新エネルギー 65 7.57
グリーン購入 54 8.06
節水 63 6.84
情報の積極的公開 13 4.19
|環境活動への参加 03 5.04
|緑化 32 3.11
|環境 NGO ・NPO への支援 61 2.16 I
国・都・区との連携 51 3.02
景観への配慮 41 9.81
ヒートアイランド対策 21 2.61
行っていない 4 4.5
その他 31 6.71
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
《具体的な記述》
「環境配慮商品導入」、「グリーンプロダクトの開発と商品化」、「レジ袋の削減J、「さくら の広場(本社開放 )j 、f環境教育社員の環境に対する意識向上j、fマングロープ植林j、「環 境に配慮、した製品化計画の推進」、「自治体と市内の事業所との連携j、「化学物質の管理j、
「発電過程でC02 を排出しない原子力発電の拡大、京都メカニズムの利用、 SOX. NOX などの排出抑制、 PCB の処理と絶縁油のリサイクル、低公害車の導入、尾瀬などにおけ る自然保護、環境教育支援などJ、f化 学 物 質 排 出 量 削 減j
( 6
) 質問 6
r
千代田区内の本社で行っている CSR 活 動 の 取 り 組 み 複 数 回 答j千代田区内で行っている活動と、全社的に行っているそれとの比較で分かつた特徴的な ことは、全般的に千代田区での数値が下がっている点にある。つまり、本社での活動は工 場その他の事業所に比べて低迷しているといえる。特に企業外部への協力や提携などでは 約半分となっており、ここからも本社が地域社会と密接な関係を構築できていないことが
うかがえる。
|
表
3・10| 64 % 86 .549 2.66 45 60 .8 4
1 4.55 27 5.63 23 3.11 1
4 18 .9 1
4 18 .9 1
0 13 .5 9 22.1 8 8.10
7 9.5
6 8 .1 6 1.8
《具体的記述》
「環境配慮商品導入J、fグリーンプロダクトの開発」、「さくらの広場(さくらの季節に土 日本社を開放)J、f環境教育社員の環境に対する意識向上」、「環境に配慮した製品化計画
の推進J、「丸の内地区での低公害タービン EV パスの運行(無料循環ノミス) J
( 7
) 質問 7
r
環 境NGO・
NPO への支援内容 複数回答j(環境 NGO ・NPO への支援をしている 9社について)
回答を寄せた74 社のうち、環境NGO ・NPO へ支援していると答えたのは 10 社( 13.5%) で、きわめて少なかった。そのうちの 7 社 (70.0%) がNGO ・NPO への資金援助を行っ ている。ついで人材の派遣とスペースの貸与及び情報提供がそれぞれ 3 社 (30.0%) 、資 材提供が 2社であった。しかし、技術的支援を行っている企業は皆無であった。
1 2
千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析 第三章
% 70 .0 30.0 3 0 . 0 3 0 . 0 2 0 . 0 0 . 0 1 0 . 0
守'
-q d-
q叫由
qu -n L- nu --,
NGO ・NPO への
《具体的記述》
「区内ではないが、 日本野鳥の会への支援活動(寄付J)
( 8
) 質問 8
r
現 在 の 地 域 環 境 活 動 へ の 参 加 内 容 (地域環境活動をする 13 社について)地 域 環 境 活 動 へ の 参 加 企 業 は 14 社 と 、 質 問 7 の NGO ・NPO への支援を回答した 10 社 よ り は 多 く な っ て い る 。 活 動 の 内 訳 を 見 る と 、 地 域 美 化 ・ ク リ ー ン 活 動 へ の 参 加 は 31 社で、 1 社 を 除 い た す べ て が 参 加 し て い る 。 他 の 参 加 内 容 で は 、 緑 化 活 動 と 小 ・ 中 学 校 の 環境教育支援が 2社ずっとなっており、町内会の環境行事への参加がわずかに 1社となっ
複 数 回 答j
WWF
、%一
…山 一川 一川 一日 一日
司d
-q
'丘町L-4E
四 咽E
4・ ・ ・
加 ている 。
|
表
3・21I
《具体的記述》
「丸の内市民環境フォーラムの開催j
質問 9
r
千 代 田 区 と の 連 携 等 の 内 容 複 数 回 答J (千代田区と連携、と回答した 14 社について)千代田区の連携の内容についての質問では、ごみ発生抑制での連携と回答を寄せたのが 8社 (57.1%) 、 地 域 美 化 、 ク リ ー ン 活 動 へ の 参 加 と 生 活 環 境 条 例 の 周 知 徹 底 は そ れ ぞ れ6 社ずっとなった。講習会・講演会等の共同開催と情報の積極的共有がそれぞれ2社 ず つ あ
り、環境教育全般への支援とその他が各 1社あった。
( 9 )
%
5 7 . 1 4 2 . 9 4 2 . 9 1 4 . 3 1 4 . 3 7 . 1 7 . 1 o o- a
u一
a u一 司 'Z 司, 三官
,
E咽 '
|
表
3-13I
《具体的記述》
「ごみ抑制でオフィス町内会との協調J
千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析 第三章
( 1 0
) 質問 01
r
今後、千代田区内で特に取り組みたいと考える本社の CSR 活動 複 数 回 答Jごみの発生抑制は13 社 4(.19%) 、リサイクル・分別は 26 社 )1%5.(3 、省エネルギー・
新エネルギーは 12 社 %)28.4( で、これらの取り組みに対しては大半の企業が率先して 行いたいと回答を寄せている。また特筆することとしては、地域環境活動への参加と回答 を寄せた企業が 20 社 ).0%(27 、千代田区との連携については 61 社 2(.16%) と、地域 への関心が高いことを示している。しかし、行わないと回答した企業も 9社 )2%2.(1 あ
り、企業と地域社会との良好な関係構築にはさまざまな課題があると推測される。
%一 川一 川一 則一 則一 川一 山一 山一 川市 一山 一日 一日 一日 一川 一幻 ー 一幻 一
m
一引一 初一 円一 時一 口一 日一
9一7一
7- 5- 3- 2
《具体的記述》
「環境報告書の発行」
( 1 1
) 質問11
r
今後、特に取り組み可能と考える地元環境NGO ・NPO への支援内容 数回答J(今後、環境 NGO ・NPO への支援を考えている 7社のみ)
今後、特に取り組み可能と考える地元環境 NGO ・NPO への支援は 7社 %).59( と低 い数字となっている。さらにその支援の内容を見てみると、情報提供が 6社 )7%5.(8 と 高い数字を示しているが、その他の支援に関してはどれもあまり積極的な企業の姿勢が見 えてこない。こうした原因の解明は、企業及びNGO ・NPO の双方にとって今後の重大な 課題となると思われる。
複
号6 8 5 . 7 2 8 . 6 2 8 . 6
1 4 . 3
1 4 . 3
0 . 0 0 . 0 a u -
司, 之内
, ι-
咽E-
唱 ・ 一
n u 一n u
1 4
千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析 第三章
質 問 12
r
今 後 、 特 に 取 り 組 み た い と 考 え て い る 地 域 環 境 活 動 へ の 参 加 に つ い て 複 数 回 答j( 今 後 、 地 域 環 境 活 動 に 取 り 組 み た い と し て い る 20 社 に つ い て )
今 後 、 特 に 取 り 組 み た い と 考 え て い る 地 域 環 境 活 動 に つ い て 、 20 社 (27.0%) が 参 加 の 意 思 を 持 っ て お り 、 地 域 美 化 ・ ク リ ー ン 活 動 は 16 社 (80.0%) と 大 半 の 企 業 が 参 加 を 希 望 し て い る 。 特 筆 す る こ と と し て は 、 4社 (20.0%) も の 企 業 が 、 小 ・ 中 学 校 の 環 境 教 育支援と回答した点である。
( 1 )2
% 8 0 . 0 4 5 . 0 3 5 . 0 2 0 . 0 0 . 0
au -0
3一
守, -a 守 一
nu
a E・ ・
カ ロ
|
表
3-16I
( 1 3
) 質 問 13
r
今 後 、 特 に 取 り 組 み た い と 考 え て い る 千 代 田 区 と の 連 携 等j(今後、千代田区との連携を考えている 16 社のみ)
連 携 等 の 内 容 が 分 散 し て お り 、 重 点 的 な 取 り 組 み よ り も む し ろ 総 花 的 に 連 携 を 考 え て い る よ う に 思 え る 。 課 題 と し て は 、 こ う し た 企 業 と 行 政 の 連 携 が 有 機 的 な 関 係 と な り う る 仕 組みつくりの構築であろう。
%
5 6 . 3 5 0 . 0 4 3 . 8 4 3 . 8 3 7 . 5 3 1 . 3 1 2 . 5
凸 万一
nHU
一守
F一
守F -a u- Rd
一qL
えいる千代田区との 加
《 具 体 的 記 述 》
「 自 治 体 主 催 の 活 動 を 自 社 の ネ ッ ト 上 で 情 報 公 開 す るJ
r
帰 宅 困 難 者 協 議 会 と 町 会 役 員 ( 理 事 ) の 活 動 を 通 じ て 、 引 き 続 き 千 代 田 区 と 連 携 し て い き た い j( 1 4
) 質 問 14
r
環 境 面 を 中 心 に CSR 活 動 に つ い て 壬 企 恩 昆 鼠 曳 友 主 に 期 待 す る 」 【 自 由 記 述}代 表 的 な 記 述を 幾 っか列 挙 して み る 。
@ 情 報 提 供
φ 都 市 に 関 す る 詳 細 な 環 境 報 告
シ ン ポ ジ ウ ム や セ ミ ナ ー の 共 同 開 催 や 共 同 研 究 大 学 の 教 職 員 、 学 生 の ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 へ の 参 加 環 境 意 識 の 向 上 に つ な が る 環 境 教 育
学 生 や NPO の 地 域 美 化 活 動 参 加 へ の 支 援
• • •
•
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
大学へ期待すべきこととして、これらの内容はどれも当然のことと思われる。しかし、
現実に大学などがこうした要請に十分応えていないというのも事実であろう。大学として の地域社会への CSR 活動が問われていると考えるべきであろう口
( 1 5
) 質問51
r
その他ご意見・ご感想等j 【自由記述】代表的な記述は以下のとおりであるロ
φ 産官学の協力は重要だが、ネットワーク構築が必要である φ 地域社会への CSR 活動を積極的に行いたい
・
地域での環境活動が具体的にイメージできないので情報がほしいφ 本社の周囲に地域住民が居ない、千代田区というステークホルダーの重要度は低 いと思われる
@ アンケートより生の声をきいてほしい
産官学による地域内ネットワークシステムの構築は、分権時代の地域社会のありょうを 考えても極めて重要な指摘ではないだろうか。また、地域社会への積極的な CSR 活動を 行いたいと考えている企業が存在することがここで明らかとなったわけであるが、行政を 初 め と し て 地 域 社 会 に そ う し た 活 動 を 受 け 入 れ る 仕 組 み が 無 け れ ば そ う し た 企 業 の CSR 活動が十分に機能しないと思われる。また、一方では千代田区のステークホルダーとして の位置づけを低位に見ている企業もあり、地域社会とはなにかという共有認識の必要性は、
地 域 内 ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築 と と も に 今 後 に お け る 千 代 田 区 の 最 大 の 課 題 で は な い だ と う か。
( 1 6
) 質問 16
r
報告書の記述に際しての会社名の明記についてj本データの集計取りまとめに際して、 CSR 活動の実績等として会社名等を明記させて いただくことを想定しているが、その際に社名を明記してよいかとの設問に対して、明記 は支障ない、とお答えの企業と、明記は控えさせてほしい、とお答えの企業がほぼ半数ず っとなった。
会社名の明記について 件 数 % 会 社 名 等 の 明 記 は 支 障 な い 37 0.05 会 社 名 等 の 明 記 は 控 え て ほ し い 37 0.05
メロ、当 計 74 0.001
第 三 節 CSR 活 動 の 傾 向 分 析
前節では、 CSR 活動の状況をみてきたが、次に企業の CSR 活動にどのような傾向があ るのか業種別と資本金別で分析する。さらに全社と本社との比較、現在の取り組み、今後 の取り組みなどについて分析を行なう。
( 1) 業 種 別 に 見 た 場 合
1 6
第三宣言 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
|
図
3- 7I
撃
業 種 別 千 代 田 区 内 本 社CSR 活 動 ( 複 数 回 答 )
30
25
20
15
10
5
等 本 4 : f ' " - ' : ; . .~~~?"'!í:C>.<:J!~~~';'
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令状dfdFj dSF 〆 /Jj ノ
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T一一+ーー鉱業
一 @ ー 建 設 業
一「合一 製 造 業
一一持一一電気・ガス・勲 供 給 ・ 水 道 業 一一羽←ー情報通信業
一 一 + ー 運 繍 象
一 一 ← ー 卸 売 ・ 小 売 業
一 一 ー 一 金 融 ・ 保 険 業
_
. - ー四 不 動 産 業
。
ロ
飲 食 庖 ・ 宿 泊 業
医 療 、 福 祉
ー::1-- .
- ーーサービス業
「リサイクル・分別J、「ごみの排出抑制j、「グリーン購入J、「省エネ・新エネJ、 の 順 に ほ と ん ど の 業 種 に お い て CSR 活動の実施件数が多い。
「節水
製 造 業 に お い て 特 に fリサイクル・分別j の実施件数、 f情 報 公 開j、 の 多 く の 回 答 が よ せ ら れ て い る 。
「区との連携J など
「リサイクル・ごみ分別j は 関 連 の 法 や 制 度 に よ る 効 果 と と も に 廃 棄 コ ス ト の 削 減 が 目 的と考えられる 。
「情報公開J に つ い て は 、 消 費 者 へ の 配 慮 が 最 も 要 求 さ れ て い る こ と が 要 因 と し て 考 えられる。
運輸部門は、他業種より CSR 活動への取り組みは多いが、 fヒ ー ト ア イ ラ ン ド 対 策j に ついてはゼロとなっている。
ヒ ー ト ア イ ラ ン ド の 原 因 は 都 市 交 通 に も あ る こ と を 考 え る と 、 輸 送 の 合 理 化 、 交 通 量 を 減 ら す な ど 対 策 を 今 後 検 討 し て い く 必 要 が あ る の で は な い だ ろ う か。
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
|
表
3-19I
業 種 別 千 代 田 区 内CSR 活 動 実BE率(CSR 活 動 実 施 企 業 / ア ン ケ ー ト 回 答 企 黛 寧 100)
ご也偽鱒,制.. リザルイタλι erグ-aーン
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C E C E。
10岨 E建官量. 8:1.71 2:1.00 71.43 71l;4. 1:7.14 0 .00 28 .1: 14l12. 14.2~ 14 .29 14官2. 28 .1: a剖 7 1
製 造 象 :50 .閃 8:1.71 ω .∞ 1:0.00 .25 閃 3.1: 3.5 35 .71 3.5 10 .71 14l12. 21. 4l; 7.U 28 飴道供象給・水
100 .閃 tα> .00 100 .∞ 100 .瓜 100 .00 0.00 10.0 00 tα> .00 o .∞ 100 .00 100 .∞ ω o.閃 0.00 t 情 " 通 信 . 8:1.71
,
α>.00 1:7.14 100 .瓜 14l12. 14l12. 0.00 14l12. o .∞ 000. .821:7 28 .1: 0.00。
7 連 絢 象 63 .64 8.18:1 72 .73 63.6~ .45 罰 272. o.閃 272. 18.18 9.lI0 9.伺 9.lI0 18 .18。
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不 動 産 象
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図
3-8I
業 種 別 千 代 田 区 内 CRS 活 動 実 施 率 1%
∞ 鈎 回 初 回 回 目 制 初
mmo
ご み 発 生 銅 刷 リザイクル グリーン鱒入 省 工 事・斬 エ ネ 節 水 緑 化
ロ 鉱 象 図 製 造 象 回 情 線 通 信 象 日 卸 売 ・ 小 売 象 図不勘産重量 ロ医・、指祖t
-建般ヨ匪
ロ電気・ガス・需品供給・水道重量 四週E舗 象
白 金 蝕 ・ 保 険 業
・ 飲 食 腐 ・ 宿 泊 業 ロ サ ー ビ ス 象
|
図
3-9I
ー
業 種 別 千 代 田 区 内CSR 活 動 実 施 率2
∞ 岡 田 市 岡 田 崎 初
mmo
ヒートアイランド 情 級 公 開 臼 鉱 . S製 造 象 回情報通偏重量 日 卸 売 ・ 小 売 象 四 不 動 産 象 口 医 療、福 鍾
景 観 NPO へのヨu屡 環 機 活 動 連 機
-量産殴象
臼電気・ガス・勲供鎗・水道象 囚 運 輸 象
図 金 融 ・ 保 厳 寒 園 飲 食 膚 ・ 宿 泊 象 ロ サ ー ゼ ス 象
鉱業、電気・ガス・熱供給・水道業、飲食・宿泊業、医療・福祉については 1 社しか回答が 得 ら れ ず 傾 向 の 判 断 を し に く い が 、 そ れ 以 外 の 業 種 に つ い て の 傾 向 を 分 析 す る 。
「ごみの排出抑制」は、実施率からみると、回答企業数の多かった製造業が 5割と低く、
建設業、情報通信業、金融・保険業では8割を超えている 。「リサイクル・ごみの分別Jは、 多くが 8 割 を 超 え て い る が 、 建 設 業 は 25% と極端に低い 。建 設 現 場 で は 建 設 リ サ イ ク ル
18
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
法 の 施 行 に 伴 う 法 的 規 制 も 進 ん で い る と 考 え ら れ る が 、 本 社 内 で は あ ま り 進 ん で い な い 。 fグ リ ー ン 購 入j に お い て も 建 設 業 、 運 輸 業 、 金 融 ・ 保 険 業 は 8 割 前 後 と 実 施 率 は 高 く な っ て い る が 、 製 造 業 は5割に留まっている。「省エネ・新エネJ に つ い て は 、 情 報 通 信 業 は
100% 実 施 と な っ て い る 。f節 水J は 「 ご み の 発 生 抑 制J、「リサイクル・分別J、「省エネ・
新 エ ネj と 比 較 す る と 実 施 率 が 低 い 。 金 融 ・ 保 険 業 、 建 設 業 、 運 輸 業 で は 5 割 を 超 え 、 そ の 他 の 業 種 の 実 施 率 は 低 く な っ て い る 。 「緑化J、「ヒートアイランドj、「情報公開J、「景 観J、fNPO な ど へ の 支 援J、「地域の環境活動j、「区との連携の CSR 活 動J は ど の 業 種 と も 全 般 的 に 実 施 率 が 5割 以 下 と な り 極 端 に 低 く 、 「 情 報 公 開j に お い て は 金 融 ・ 保 険 業 の み が66% と な っ て い る
( 2
) 資 本 金 別 に 見 た 場 合
|
図
3-10I
資本金別千代田区内における本社CSR 活動(複数回答) 30
25 2 0
誠 一
事 t :
"11 0 5
O
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求刑.1- ~少。令~)':V_J&. 令 今 今 今
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|
図
3-11I
70 60 50
語 40
t 30
20 10
o
. . c
資本金別千代田区内における本社のCSR 活動(復数回答)
f 〆ダ〆ぷぷ〆 49rff fjf
ペ。 ~::l"'-.... ~'(7 "^)f..y
グ げ が ぷ 4
4 7 6一 令 ー10 億円未満
一
・
-10-100 億円未満
一 合 一100-500 億円 未満
一 掃 ー500-1000 億円 未満
一 発 ー1000 億円以上
口1
∞ o
億 円 以 上 四5∞
-1∞
0億 円未満
図1∞-5 ∞億円 未満
目10-100 億円未
・
満01億円未満第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
「リサイクル・分別J、「ごみの発生抑制j、「省エネ・新エネj、「グリーン購入J につい ては業種別と同じくどの規模の企業も実施件数が高いが、 10 億円以下の企業のみ[グリ ーン購入]が低い。業種は製造業、情報通信業、飲食庖・宿泊業、サービス業に渡るので 業種の影響ではないと考えられる。 fグリーン購入j のスケールメリットなど規模と何ら かの関係があると考えられる。 1000 億 円 以 上 の 企 業 は 総 数 と し て は 少 な い が 、 凹 凸 が 他 の企業より少ないことからもわかるように各分野に渡り CSR 活 動 を 行 っ て い る 。 企 業 の
1SO 14001 の取り組みにより「ごみの発生抑制J、「リサイクル・分別j、「省エネ・新エネJ、
「グリーン購入Jを高めているが、資本規模が大きいほど、「景観J、fNPO などへの支援J、
「地域の環境活動への参加 J、「区との連携 J などの CSR 活動へと範囲が広がっている。
| 図
3-12% 資本金別CSR 活動実施率
100 90 80 7 0 60 5 0 40 3 0 20 1
0
。
ダ / 〆 〆 ぷ ぜ ' 〆 4FPfff'dff
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60「 令 。P J
ロ01憧円未満
回10-100 億円朱溝
図100-5 ∞憧円来満
国500-1 ∞0億円未満
.1000 憧円以上
資 本 金 の 多 い 企 業 が 、 高 い CSR 活動の実施率を示している。「ごみの発生抑制J、「リサ イ ク ル ・ 分 別 J、「省エネ・新エネ J に つ い て は 、 ど の 規 模 の 企 業 も 実 施 率 5 割を超える 。 特に 500 億 円 以 上 の 企 業 で は 8割を超える。「緑化j や 「 ヒ ー ト ア イ ラ ン ド 対 策J の実施 率がどの規模でも低いのは、自社ピルかどうかや対策コストの問題など理由はいくつか考 えられるが、ヒートアイランド問題が深刻に受け止められていない可能性や問題そのもの の理解が進んでいない可能性がある。「景観」については、 1000 億 円 以 上 の 企 業 の 実 施 率 が高い。一定規模以上の建物については、景観条例に基づく景観マスタープラン・景観形 成マニュアルが適応されるためだと考えられる。「ごみの発生抑制j、「リサイクル・分別 J、
「省エネ・新エネj、f緑 化j、「ヒートアイランド対策j を除き、どの活動も 1000 億 円 以 上とそれ以下との実施率の差が大きい。単に資本規模だけでこのような差が生じるのか検 証 が 必 要 で あ る 。 も し 資 本 規 模 が 要 因 で あ る と す れ ば 、 大 企 業 で な け れ ば CSR 活動の発 展 が 期 待 で き な い こ と に な る 。 資 金 が な く て は で き な い CSR 活動もあるのは確かで、ある が、それぞれの企業が有する資源(人、施設、アイデアなど)の活用や企業の負担となら ない CSR 活動のあり方もあるのではなし、かと考えられる。資金面での余裕がないと CSR 活動ができないというある種の誤解があるとすれば、それらを取り除くことや様々な CSR 活動の可能性を紹介したり提案したりする必要性がありそうである。
20
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
( 3
) 全 社 及 び 千 代 田 区 内 本 社 が 取 り 組 ん で い る CSR 活 動
|
図
3-13I
全社と千代田区内での本社のCSR 活動(複数回答)
ごみの発生抑制 リサイクル・分別 グリーン賄入 省エネルギー・新エネルギー 節 水 緑化 ヒートアイランド対策 情報の積纏的公開 最観への配慮 環 境NGO ・NPO への支媛 環境活動への多加 行政との連銀 行っていない その他
。
10|・全体 ・千代田区内 |
20 30 40 50 70
44 55 35
80 (件)
全体的に全社が行っている CSR 活 動 よ り 千 代 田 区 内 で 行 っ て い る CSR 活動が少ない。
特に「緑化j、「地域の環境活動への参加J は半数以下となっている 。
r
緑 化J については 千代田区の企業が立地する敷地スペースの問題があると考えられるが、現在、屋上緑化、壁 面 緑 化 の 推 進 が 図 ら れ て い る の で 、 今 後 は 増 え る 可 能 性 は あ る 。 「地域の環境活動への 参加 J については、千代田区の場合は圧倒的に企業が多いという地域的特性があるため、
地 域 の 環 境 活 動 を 見 出 し に く い と い う 点 が 考 え ら れ る 。
( 4 ) 現 在 及 び 今 後 取 り 組 み た い 千 代 田 区 内 CSR 活 動
|
図
3-14I
千代田区内のCSR 活動現在の取り組みと今後の取り組み(複数回答)
ごみの発生仰制 リサイクル・分別 グリーン購入 省エネルギー・新エネルギー 節水 緑化 ヒートアイランド対策 情報の積纏的公開 景観への配慮 環境N
∞
'NPO への支橿 地縫環境活動への参加 千代田区との連機 現在行っていない・今後行わない その他-現在の取り組み
。
01 02 03-今後取り組みたい
4
0 05 06 07 80( 件)
6 3
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
全 体 的 に 「 今 後 取 り 組 み た い
CSR
活 動 J が 減 少 し て い る 。 そ の 理 由 に つ い て は 明 確 で はない。「新たに行いたいことj として捉えた可能性がある。全体的に減少傾向がある中で、「地 域 の 環 境 活 動 へ の 参 加j と「千代田区との連携j は増加している。
ア . 地 域 環 境 活 動
|
図
3-15|
地域環境活動への参加内容(複数回答)。
01 02 03 件 )(地域美化・クリーン活動 61
緑化活動 I
j 、.中学校の環境教育支援 町内会等の環境行事への参加
その他
-現在の取り組み -今後取り組みたい
「地域の環境活動への参加Jは「今後取り組みたい
CSR
活動J として増加していたが、その内容は f現 在 の 取 り 組 みJ としても多い「地域美化・クリーン活動j への参加となっ ている。最も取り組みやすいという傾向や区の「生活環境条例 J の影響もあると考えられ る。増加率が高いのが、「町内会など環境行事への参加j、その次が「緑化j となっている 。
イ . 千 代 田 区 と の 連 携
|
図
3-16| 千代田区との連機等の内容{復数回答)。
01 20 30 (件 ) ごみ発生仰制での適鍵師 会 . . . の 共 同 開 催 国 ?
情・の耳慣植的共有・・・・・・・・ー・・・・・・・.... .. 8 7 環繍教育全般への支慢
地織美化、クリーン活動への多加 9
生活環嶋条例の周知徹底 8
その他・...?
-現在の取り組み -今後取り組みたい
f千 代 田 区 と の 連 携J も「今後取り組みたい
CSR
活動J として増えていた活動だが、増 加 率 が 高 い 活 動 は 「 情 報 の 積 極 的 共 有J、「環境教育全般への支援J である。
22
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
ウ . 環 境 NGO ・NPO へ の 支 援
|
図
3-17 環境NGO ・NPO へ の 支 援 内 容 (複数回答)。
10 02 03 (件)資金媛助 6
スペースの貸与 技術的支援 資材の提供 人材の派遣
情報提供 6
その他
-現在の取り組み -今後取り組みたい
「環境NGO ・NPO へ の 支 援j は 、 全 体 的 に は 「 今 後 取 り 組 み た い CSR 活 動j は 減 少 している 。 し か し 、 内 訳 を み る と 「 情 報 提 供J は増えている。
第 四 節 事 例 研 究
ア ン ケ ー ト 調 査 か ら 、 企 業 の 環 境 面 で の CSR 活動をさらに掘り下げて調査するため、
回 答 を 寄 せ た 企 業 の 中 か ら 数 社 を 抽 出 し て ヒ ア リ ン グ 調 査 を 行 っ た 。
3 -
1 ヒ ア リ ン グ 対 象 を 選 ぶ 背 景
千 代 田 区 に 所 在 す る 多 く の 企 業 が 、 就 業 の 場 と し て の 「 会 社j という存在とは別に、「企 業 市 民j と い う 側 面 を 持 っ て い る も の と 考 え ら れ 、 企 業 の 地 域 社 会 へ の 公 益 的 な 貢 献 に つ い て 大 き な 関 心 が 寄 せ ら れ て い る 。今 回 の ヒ ア リ ン グ 調 査 に 際 し 、 企 業 市 民 と い う 意 識 を 持 っ て い る 企 業 を 浮 き 彫 り に す る た め に 選 択 基 準 を 設 け 、 ヒ ア リ ン グ の 対 象 と な る 企 業 の 抽 出 を 行 っ た 。
3 -
2 選 択 基 準
有 効 回 答 の 74 社 か ら ヒ ア リ ン グ 対 象 企 業 を 選 択 し た 手 順 は 以 下 の と お り で あ る 。
① ア ン ケ ー ト の 質 問 .61 の 「 本 調 査 の デ ー タ の 集 計 取 り ま と め に 際 し て 、 会 社 名 を 明記してよし、かj と い う 質 問 に 、 会 社 名 の 明 記 は 支 障 な い と 答 え た 73 企 業2をヒア
リング対象とした 。
② ア ン ケ ー ト の 質 問.6 及 び 質 問 10 へ の 複 数 回 答 を し た 企 業 の う ち 、 よ り 多 く の 項
2 巻 末 資 料 参 照
第三章 千代田区内立地企業のCSR に関する現状分析
目を選択した企業を抽出したD 質問.6 と質問 .01 で の 項 目 に よ り 多 く 回 答 し て い る企業を、本社として環境面の CSR 活 動 に 積 極 的 に 取 り 組 ん で い る 企 業 、 な い しは今後取り組もうとしている企業とみなし、両者の回答数を 1項目に関し 1点 として、 6 点 以 上 の 点 数 を 得 た の は 24 社 で 、 結 果 は 以 下 の 表 の と お り で あ る 。
| 表 102-3
点数 企 業 数
1
5 点以上 3
1
0 点-15 点未満 3
6点-10 点未満 81
6点未満 31
③ 環 境 面 の CSR 活動に積極的な企業、取り組みたいと考えている企業のうちから、
より地域に密着した CSR 活動を行っている企業を抽出するために、質問6及び質問 10 の、
r
11.地域環境活動への参加 J、r
.21 千 代 田 区 と の 連 携J という項目を選択 し て い る 企 業 、 つ ま り 、 現 在 千 代 田 区 の 本 社 で CSR 活 動 と し て 行 っ て い る 、 な い し今後本社の CSR 活動として行いたいと考える企業を、ヒアリング調査の対象と して選出した。そこで、質問.6 あるいは質問.01 の中で、r
11.地域環境活動への参 加j、r
.21 千 代 田 区 と の 連 携j の 項 目 を 選 択 し て い る 企 業 は 16 社が残った。これらのうち、質問 6 の
r
11.地域環境活動への参加 J、r
.21 千代田区との連携J と、質問 10 のr
11.地域環境活動への参加 j、r
.21 千 代 田 区 と の 連 携J の、それ ぞれの回答数を 1項目に関し 1点 と し て 、 表 に ま と め た 。| 表 112-3
回 答 点 数 企 業 数
4点 2社
3点 3社
2点 4社
1点 7社
4 点は、三菱地所株式会社と株式会社新生銀行。 3 点 は 、 株 式 会 社 白 石 、 飛 島 建 設 株 式 会社、凸版印刷株式会社の 3社 で あ っ た 。 以 上 の ① ~ ③ の 手 順 で 、 企 業 市 民 と し て の 意 識 が高く、現在千代田区との何らかの関わりを持っている、ないし将来的に持ちたいと考え る 企 業 を ヒ ア リ ン グ 対 象 と し て 抽 出 し た 。
そ こ で 、 こ れ ま で の 抽 出 作 業 を 参 考 に 、 業 種 聞 の バ ラ ン ス 、 業 種 特 性 、 質 問 .41 およ び質問 .51 の 自 由 記 述 欄 な ど 総 合 的 に 判 断 し 、 ヒ ア リ ン グ 調 査 を 行 う 企 業 と し て 、 凸 版 印刷株式会社、東京海上自動火災保険株式会社、株式会社白石、日本パイリーン株式会社、
大 塚 商 会 株 式 会 社 、 三 菱 地 所 株 式 会 社 と 株 式 会 社 新 生 銀 行 の 7 社を選出し、個々の企業に ヒアリング依頼を行った。その結果、実際にヒアリングを実施した企業は日本パイリーン 株式会社と株式会社新生銀行を除く 5社となり、個別におこなったそれぞれのヒアリング
の概要は以下のとおりである。
24