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博 士 ( 薬 科 学 ) 渡 邊 康 紀

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Academic year: 2021

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博 士 ( 薬 科 学 )    渡 邊 康 紀

学 位 論 文 題 名

Structural and functional analyses of receptor proteins, Atg19 and Atg34, and the membrane‑forming factor,

Atg18, in selective autophagy

(選択的 オートフ ァジーに おける受容 体 Atg19 , Atg34 及び 膜形成因子 Atg18 の      構造機能 解析)

    学位論文内 容の要旨     J

【序論】

  オ ートファジ ーは出芽酵母から 高等動植物まで真核 生物において広く 保存された大規模 な 分解 システムで ある.オートファ ジーが誘導されると ,細胞質中に隔離 膜と呼ぱれる脂質 膜 構造 が出現し, 分解対象を取り囲 みながら伸長し,閉 じてオートファゴ ソームと呼ぱれる 二 重膜構造体を形 成する:その後オ ー卜ファゴソーム の外膜は液胞ノリソソームと融合し,内膜 ごと内容物は液 胞/リソソーム内 の加水分解酵素に よって分解される,オートファジーは飢餓 等に応じて細胞 質の一部を無作為 に液胞/リソソー ムに輸送し分解することで,細胞内成分の 再構 成に関わっ ている,しかし近 年,オートファジー は状況に応じてミ 卜コンドリアやべ ル オキ シソームな どのオルガネラ, タンバク質凝集体, 細胞内に侵入した バクテリアなどを 特 異的 に認識し, それらの分解,除 去にも関与している ことが明らかにな った,このような 選 択的 オートファ ジーは癌,神経変 性疾患,感染症など 様々な疾病に関与 しているが,基本 的 なメ カニズムで ある「分解対象の 認識機構」及び「オ ートファゴソーム の形成機構」に関 す る知 見 は乏 しい . 出芽 酵母 において現在30種類以上のオート ファジー関連(Atg)夕ンパク 質 が同 定されてい る.本研究では選 択的オートファジー の基本的メカニズ ムを明らかにする た め,これらAtgタンバク 質のうち,認識に関 与するAtg19,Atg34及びオートファゴソームの形 成に関与する.Atg18に 焦点を当て,構造機 能解析を行なった .

  選択的オート ファジーにおいて 積荷が液胞/リソ ソームヘ輸送されるには積荷を認識する受 容体 夕 ンバ ク質 が 重要 な役 割を担っている ,出芽酵母では, 液胞酵素であるa‑mannosidase (Amsl),aminopeptidaseI (Apel)は選択的オートフ ァジーによって液胞へ輸送されることが知 られており,こ れらニつの積荷の 液胞への輸送には 受容体夕ンバク質Atg19,Atg34が関与して いる .細胞質中 でAtg19はAmsl,Apelを,Atg34はAmslを直接認識し,そ の後,Atg19,Atg34 は隔 離 膜上 に局 在 して いるAtg8と 結合 す るこ とでAmsl,Apelの選択的 囲い込みを実現し て いる , 本研 究で はAtg19及びAtg34のAmsl結合 ドメ イ ン(ABD)を 同定 し ,両者の立体構造 を NMR法に よ り決 定し た .ま た,Amslの 遊離 型 及びAtg34 ABD結 合型 の結 晶 構造 解析 を 行な い,Amslの詳細 な認識機構を明ら かにした.

  出 芽 酵母 にお い てオ ート ファゴソームの 形成にほ少なくと も18種類のAtg夕ンパク質が 必 須で あ ると 知ら れ てい る. こ のう ちAtg18はAtg2及びホスフ ァチジルイノシトー ル3リン 酸 (PI3P)と複合体 を形成することで オートファゴソー ム形成に重要な役割を担っている,また,

Atg18はホスファチジル イノシトール3,5二 リン酸(PI(3,5)P2)と結合することで液胞膜に局 在し,液胞形態 の制御にも関与し ている.しかし,Atg18の立体構造は明らかになっておらず,

Atg18によ るAtg2及び イ ノシトー ルリン脂質の認識機 構は解明されてい ない.本研究では , Atg18の構 造 的知 見を 得 るた めAtg18バ ラ ログ であるHsv2の結晶構造を 決定し,得られた 構 造に基づぃてAtg18の機 能解析を行なった,

【結果と考察】

1.Atg19,Atg34によるAmslの認識機構の解 明

  血vff′q加vfmの解 析 によりAtg19,Atg34のC末端に存在す るAmsl結合ドメイン (ABD) を 同定し,両者の 立体構造をNMR法により決定 した,両者はよく 似たimmunog10bulin・foldを形 成しており,保 存されたループ領 域上のHis残基(Atg19H310,Atg34H296)がA恥1の認識に必 須であることを 明らかにした,

  積 荷 側の 構造 情 報を 得る ため,Ams1の結 晶構造解析を行な った.n誘 導体結晶を作製し , 多波 長 異常 散乱 (MAD) 法により 位相を決定した.構 造の精密化は213A分解能の回折デー タ を用 いて行なっ た,Amslは一次配 列上,糖質加水分解 酵素ファミリー38((38)に属して お

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り ,Amslの 一分 子 の 構 造 は既 知 のGH38の 構 造 と よく 似 て い た が,N末 端領 域に 他のGH38 に は保 存され ていな いド メイン が存在 してい た.Amslの全体 構造 は他のGH38には 見られ な い対 称的な 四量体 を形成 して おり,Amslの四 量体の 形成に はこのN末 端ドメインが主に寄与 していた.

  ABDに よ るAmslの 詳 細 な認 識 機 構 を 明ら か に す る ため ,AmslとAtg34 ABDと の 共 結 晶 化を 行なっ た.Amslの立体 構造を モデル 分子 とした分子置換法により位相を決定し,構造の 精 密 化は3.0A分 解 能 の 回 折デ ータを 用いて 行なっ た.Amsl四量体 に対 してAtg34 ABD四 分 子の 比率で 結合し ており ,そ の結合 はAtg34 ABDのimmunoglobuli小fbldの側面を介した結合 様式であった,Atg34のん11.slとの結合に直接関与しているアミノ酸残基(E257,D258,H296, W307,F309) を触aに置 換し, んmlと のmvf加pml―downassりを 行なっ た. その結 果,こ れ らの アミノ 酸残基 はAms1と の結合 に関与 して おり,溶液中でも結晶構造で見られる結合様式 で結 合して いるこ とを示 した .触g19にお いても 同様の実験を行なったところ,概ねAtg34の 場 合 と 似 た 結 果 が 得 ら れ た . 以 上 の 結 果 か ら ,Atg19ABD,Atg34ABDは 自 身 の immunoglobu亅imfoldの側面 を介して舳珞1を認識することを示した.また,An盤1との結合能 を欠 いた変 異体で あるAtg19F323AまたはAtg34F309Aを発現させた株ではA恥1‐GFPは液胞へ輸 送 され なかっ た.以 上の 結果か ら,舳 嶋1の認識 に必要 なAtg19,Atg34のPhe残基 は実 際に んnslの オ ー 卜 フ ァ ジ ー に よ る 液 胞 輸 送 に 関 与 し て い る こ と を 示 し た . 2.膜形成因子Atg18の構造機能解析

  Atg18の立体 構造 情報を 得るた め,出 芽酵 母の他 にも様々な生物種由来のAtg18及びそのホ モ ロ グに つ い て 結 晶化 を 試 み た ,にm鰓 洫 船 由来 のAtg18バ ラ口グ であるHsv2を用 いるこ とで 結晶を得ることに成功した.Se・Met誘導体結晶を作製し,MAD法により位相を決定した.

構 造の 精密化 は2.6A分解 能の 回折デ ータを 用いて 行っ た.Hsv2の 立体 構造は7枚 のブレ ー ドから構成するDプロベラ構造を形成していた.P13P,PI(3,5)P2との結合に関与するFIu沁配 列付近のブレード5,6にはニつの塩基性ポケットが存在しており(site1,site2),それぞれには 結晶 化母液由来の硫酸イオンと酸性残基が配位していた,このことから,sitel。site2のニつ のポ ケット にイノ シトー ルリ ン脂質 のりン 酸基が 結合す る可 能性が 示唆された,Atg18上で Hsv2のsite1,site2を 形成す るアミノ酸残基に相当する残基を変異させるとAtg18の液胞膜へ の局 在は見られなくなった,以上の結果から,site1。site2は実際にイノシトールリン脂質と の結合に関与していることを示した.

  Hsv2の構造上にAtg18ホモログ間で保存されたアミノ酸残基をマッピングすると,site1,site 2が 存在す るブ レード5.6の他 にブ レード2の 領域も高度に保存されていることがわかる,ブ レ ー ド2の 保 存 さ れ た ア ミ ノ 酸 残 基 を 変異 し , オ ー トフ ァ ジ ー 活 性を 測 定 し た 結 果,

F54削S55A変異 体及びP72削R73A変異 体発現 株にお いて 有意に オート ファジ ー活性 の減 少が 見ら れた. これら の変異 体は 正常に 液胞膜 に局在 するため,イノシトールリン脂質の結合に は影 響は無 かった ,よっ てAtg18のも うーつ の結合 相手 であるAtg2との 結合に影響がある可 能 性 があ る , そ れ を確 か め る た め,F54剛S55A変異 体及びP72州R73A変異 体にお いてAtg2 と の 免疫 沈 降 実 験 を行 っ た .その 結果,F54削S55A変異 体で はAtg2と の結合 は弱く なり,

P72剛R73A変異 体で は,Atg2と全く 結合し なかっ た.sitel,sitc2の変異であるH244削H315A 変 異に よるAtg2との結 合への 影響は 見ら れなか った. 以上の 結果 から,Atg18は ブレー ド2 を 介 し てAtg2と 結 合し , ブ レ ー ド5,6はAtg2と の 結合 に は 関 与 しな い こ と を 示し た .   Atg18のプレ ード2に存 在す るF54/S55及びP72/R73は互 いにDプロ ペラ構造上の反対に位 置 して いる, このこ とか ら,Atg2は りン グ状の 構造を したAtg18の ブレー ド2の領域 を掴む よう に相互 作用し ている こと が示唆される.また,ブレード2はsitel.site2が存在するブレ ード5,6から 離れて 位置 してい る.そ のため ,Atg18がプ レード5,6の 領域を介してP13Pを 含む膜に結合してもAtg2との結合には影響が無いと考えられる,

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学 位 論 文 審 査 の 要 旨

主査    教授    前 仲 勝 実 副査    教授    木 原 章 雄 副査    准教 授    尾 瀬 農之

副査    主席 研 究員    野田 展 生 (微 生 物化 学 研 究所 )

学 位 論 文 題 名

Structural and functional analyses of receptor proteins, Atg19 and Atg34, and the membrane‑forming factor,

Atg18, in selective autophagy

(選択 的オート ファジー における受 容体 Atg19 , Atg34 及 び膜形成因子 Atg18 の      構造機 能解析)

博 士学位 論文審 査等の 結果 につい て(報告)

  オー ト フ ん ジ ーは 飢 餓 等 に 応 じて オ ー ト フ んゴ ソ ー ム と 呼ば れ る 二 重 膜構 造 体 に よ り細 胞質 の一 部を無 作為 に取り 囲み, 液胞/ リソソ ーム に輸送 し分解 するこ とで ,細胞 内成分 の再構 成に関 わ っ て いる . し か し 近年 , オ ー ト フん ジ ー は状 況に応 じてオ ルガ ネラ, 夕ンバ ク質凝 集体 ,細胞 内 に 侵 入し た 細 菌 な どを 特 異 的 に 認識 し , それ らの分 解,除 去に も関与 してい ること が明 らかに な っ た .こ の よ う な 選択 的 オ ー ト ファ ジ ー は癌 ,神経 変性疾 患, 感染症 など様 々な疾 病に 関与し てい るが, 基本 メカニ ズムで ある「 分解対 象の 認識機 構」及 び「オ ート ファゴ ソーム の形成 機構」

に関 する知 見は 乏しい .

  著者 は こ れ ら 基本 メ カ ニ ズ ム の解 明 を 目 的とし て, 選択的 オート ファジ ーの積 荷で あるAmsl, Apelの 認 識 に 関与 す る 受 容 体Atg19,Atg34及 び オ ー 卜フ ァ ゴ ソ ー ムの形 成に関 与す るAtg18の構 造機 能解析 を行 なった ,本論 文では その研 究の 成果が 述べら れてい る,

  第一 章 に お い て, 一 般 的 な 研 究背 景 , 概 要 を述 べ た 後 , 第二 章 で は ,Atg19,Atg34のAmsl結 合 ド メ イ ン(ABD)の 同 定 及 びABDの 構 造 機 能解 析 に つ い て述 べ ら れ て いる , 限 定 分 解 法及 び 切 vitro pulldown assayに よ りABDを 同 定し て いる .また ,出芽 酵母に おい てABDを欠損 させる と,

Amslは 液 胞 へ 輸送 さ れ な い が, も う ー つ の積 荷 で あ るApelの 液 胞輸 送 は 正 常 であ る こ と から,

ABDはAmslの 液 胞 輸 送 に 特 化 し て 関 わ る こ と を 示 し て い る . さ ら にAtg19 ABD,Atg34 ABDの 立 体 構 造をNMR法に よ り 決 定 して い る . 両 者 の構 造 は よ く 似たimmunoglobulin‑foldを 形 成し て お り , 保 存 さ れ た ル ー プ 領 域 の 変 異 実 験 に よ り ,ABDのDEル ー プ 上 のHis残 基 がAmslの オ ー トフ ァジー によ る液胞 輸送に 重要で あるこ とを 示して いる.

  第 三 章 で は 第 二 章 の 研 究を 発 展 さ せ ,ABDに よ るAmsl認識 の 詳 細 な 分子 機 構 を 明 ら かに す る た め ,Amslの 遊 離 型 及 びAtg34 ABD結 合 型 の 結 晶 構 造 解 析 に つ い て 述 べ ら れ てい る .Amsl全 長 をPichia pastorisの系を 用いて 発現 ,精製 ,結晶 化した 後,Ptを用い た多波 長異 常散乱 法によ り そ の 構造 を2.3A分 解 能 で 決定 す る こ と に 成功 し て い る .Amslは配 列上, 糖質加 水分解 酵素 フ ァ ミ リ 一38 (GH38)に 属 し て い る が , 他 のGH38と は 異 な りAmslは 自 身 の ユ ニ ー ク なN末 端 ド メ イ ン を介 し て 対 称 的な 四 量 体 を 形成 し て い る .ま た ,AmslとAtg34 ABDの共結 晶化を 行ない , Amslを モ デ ル と し た 分 子 置 換 法 に よ りAmsl‑Atg34 ABD複 合 体 の 結 晶 構 造 を3.0A分 解 能 で決 定 し て い る . Atg34 ABDはAmsl四 量 体 に 対 し 四分 子 結 合 し てお り ,DEルー プ だ け で はな く , そ の 反 対 側 に 位 置 し たABル ー プ ,EFル ー プ もAmslと の 結合 に 関 与 す るこ と を 見 出 し てい る . ABDの 点 変 異 体 を用 い たin vitro pulldown assayによ り,結 晶構造 で見 られたAmslとの 結合様 式 は 妥 当 であ る こ と を 示し て い る , さら に ,Amsl‑Atg34 ABD複 合 体 形 成に 関 与 し て いる ア ミノ 酸

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残 基 を 変 異 す る と ,Amslの オ ー ト フ ァ ジ ー に よ る 液 胞輸 送は 抑 制さ れる こ とか ら, 結 晶構 造で 見 ら れ た 結 合 様 式 でABDはAmslを 認 識 し て い る こ と を 示 唆 し て い る . 抗 体 な ど に 見 ら れ る 一 般 的 なimmunoglobulin‑foldは 片側 に 集合 した ル ープ 領域 を 介し てタ ー ゲッ トを 認 識す るが ,ABD は 通常 のimmunoglobulin‑foldの認 識 様式 とは 異 なり ,両 側 のル ープ を 用い た非 常にユニークな 様 式 でAmslを 認 識 し て い る .Amsl‑Atg34 ABD複 合 体 の 立 体 構 造 は 選 択 的 オ ー ト フ ァ ジ ー の 受 容 体 に よ り 認識 され て いる 積荷 と して 初め て の構 造で あ り, この よ うな ユニ ー クな 結合 様 式を 見出 し た こ と は , 選 択 的 オ ー ト フ ん ジ ー の 積 荷 認 識 機 構 の 解 明 に 大 き く 貢 献 す る と 考 え ら れ る .   第 四 章 で は ,Atg18に 着 目 し ,そ のバ ラ 口グ であ るHsv2の構 造 解析 を行 な い, 得ら れ た構 造に 基 づ い たAtg18の 機 能 解 析 に つ い て 述 べ ら れ て い る ,Atg18はAtg2及 びPtdlns3Pと 複 合 体 を 形 成 する こ とで オー ト ファ ゴソ ー ム形 成に 重 要な 役割 を 担っ てい る .ま た,Atg18はPtdIns(3,5)P2 と 結合 す るこ とで 液 胞形 態の 制 御に も関 与 して いる . 耐熱 性酵 母Kluyveromyces marxianus由来 の Hsv2を 用 い る こ と でHsv2の 結 晶 を 得 る こ と に 成 功 し ,Seを用 い た多 波長 異 常散 乱法 に より その 結 晶 構 造 を2.6A分 解 能 で 決 定 し て い る .Hsv2は7枚 の ブ レ ー ド ( 羽 根 ) か ら 成 るDプ 口 ベ ラ 構 造 を 形 成 し て い る .Hsv2の 立 体構 造 に基 づい たAtg18の変 異実 験 によ り,Atg18に はブ レー ド5, 6の 領 域 に イ ノ シ ト ー ル リ ン 脂 質 結 合 領 域 が ニ つ 存 在 す る こ と , 及 び プ レ ー ド2の 領 域 がAtg2 と の 結 合 に 重 要 で あ る こ と を 明ら か にし てい る ,ブ レー ド5.6及び ブ レー ド2は 互い に 離れ て位 置 し て い る こ と か ら ,Atg18はAtg2及 びPtdlns3Pと 同 時 に 結 合 し う る こ と を示 唆し て いる ,さ ら に , ブ レ ー ド2の 変 異 に よ り ,Atg18の 液 胞 形 態 制 御機 能に は 影響 を与 え るこ と無 く ,オ ート フ ァ ジ ー が 特 異 的 に 抑 制 さ れ るこ と を明 らか に して いる . これ らの 結 果か ら,Atg18は 脂質 膜上 でAtg2及 びPtdIns3Pと そ れ ぞ れ 異 な る 領 域 を 介 し て 同時 に結 合 する こと で ,オ ート フ ァゴ ソー ム 形成 に 関与 する こ とを 示唆 し てい る.

  以 上 の よう に, 本 論文 は, 選 択的 オー ト フん ジー の 積荷 認識 機 構及 びオ ー トフ ァゴ ソ ーム 形成 に 関 連 す る因 子の 機 能に つい て の新 知見 を 得た もの で あり ,オ ー トフ ァジ ー の基 本メ カ ニズ ムの 解 明に 貢 献す ると こ ろ大 なる も のが ある .

  よ っ て 著 者 は , 北 海 道 大 学 博 士 ( 薬 科 学 ) の 学 位 を 授 与 さ れ る 資 格 あ る も の と 認 め る ,

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参照

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