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児童のスポーツ活動が心理的側面に及ぼす影響について

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(1)

三重大学教育学部研究紀要 第45巻 教育科学(1994)69‑86頁

児童のスポーツ活動が心理的側面に及ぼす影響について

米川 直樹*・鶴原 清志*・藤田 匡肖*

TheInfluence ofsports Activity on PsychologlCalAspeCtSin Children

NaokiYoNEKAWA・KiyoshiTsuRUHARA・MasanoriFuJITA

青少年のスポーツ活動は、JL、身の健全な発育発達にとって必要不可欠なものとなるが、他 方、その発育・発達の途上にある青少年のスポーツ活動の実態は、勝利志向重視による心身 の問題も指摘されている。そこで、青少年の健全な育成の基礎的な段階の時期にあると考え

られる若年層に焦点を当て、スポーツ活動が彼らの心理的側面に及ぼす影響について検討す ることにした。

その結果、運動への積極的な参加は、児童達の運動に関わりのある能力についての自己へ の認知に望ましい影響を示していると考えられた。また、POMSから見た場合、運動量が

多くなると元気さや活動力の程度が低く、TEGから見た場合、対象となった年齢層の全体

的な傾向としては自己肯定・他者否定のものの見方や考え方をしていること、その中でも運 動を頻繁に実施している児童は自我のエネルギーレベルが高いものであった。

Ⅰ.まえがき

現在、サッカー、野球、バレーボール、バスケッ トボールなどは、小学生の全国大会も行われるよ うになり、インターハイのミニチュア版的な様相 を呈してきている。指導者も父兄も、当然子供達 も「勝てば全国大会、テレビにもでられる」を合 言葉に活動が行われているのではないだろうか。

そのため、子供達は夏休みに行われる全国大会出

場を目指して、各都道府県の予選に始まり全国の

頂点に登るための活動が行われているようである。

このような小学生のスポーツ活動に対して賛否

はあろうが、競技志向あるいは勝利を追求した活 動になると、小学生にとっては複雑で高度である と思われる技能を修得するための練習が要求され るためか、練習の過多や無理な練習メニューによ

る怪我の問題も指摘されている。

一方、身体的な問題だけでなく、スポーツ活動 による心理的な問題も指摘され始めている。いわ ゆる、バーンアウトやドロップアウトといった心、

理的な不適応現象である。子供達の中には「もう 練習には行きたくない」と、スポーツ活動を否定 する者もいるのではないだろうか。

本来、スポーツは、健康の保持、体力の向上等 に、その効用は認められているし、奨励もされて いる。このため、特に青少年のスポーツ活動は、

心身の健全な発育発達にとって必要不可欠なもの となるが、他方、その発育・発達の途上にある青

少年のスポーツ活動の実態は、勝利志向重視によ

る心身の問題も指摘されており、今や社会問題に

もなりつつある。

特に競技としてのスポーツ活動に参加している

原稿受理日 平成5年10月20日

* 三重大学教育学部

ー69‑

(2)

青少年は、勝利重視による長時間にわたるトレー ニングや、レギュラーを目指すためのコーチやチー ムメイトとの人間関係、あるいは競技での成績な どによって、身体的ストレスと共に、心理的スト レスを多く受けているのではないかと推察される。

筆者らは、日本卓球協会の医科学委員としてナ ショナルチームのメンタルトレーニングに関わっ てきた。このなかで、監督やコーチとの会話にお いて出てきた話題の一つとして、日本が世界チャ ンピオンを輩出したときには午前1時頃まで練習 したそうであり、現在世界で制覇するためには、

年間三千時間の練習が必要であるとする指導者も いるということであった。この三千時間を単純に 計算してみると、一目も休まずに毎日8時間以上

の練習をこなすことになる。競技スポーツの高度 化、専門化と共に、卓球の競技開始年齢も若年化

しており、小学生の低学年の時期から全国大会を 目指した練習が行われているようである。

確かに、勝つためには高度な技術が要求される ため、早期からの長時間の練習が必要になって来 るが、果して子供達の心身への影響はどうなので あろうか。実際、長時間の練習によって肩を痛め る選手や進学や就職によって競技から離脱したり、

他の種目に変わる例も少なくないようである。

このような現状の中で、青少年の健全なJL、身の 発育・発達を促すため、あるいは望ましいスポー

ツ活動のあり方を追求していくためにも、青少年 のスポーツ活動が心身に及ぼす影響について検討 することは急務であり、意義深いものであると思 われる。

Ⅱ.目

青少年の健全なJL、身の発育や発達にスポーツ活 動が重要な役割を果たしていることは、誰もが認

めるところであろう。本来、スポーツ活動は自主

的・主体的に行うものであって、他人から押し付

けられるものではない。例えば、スポーツ少年団 や学校教育場面での活動自体は、自主的・主体的 側面を重視しているところの活動の一つであるが、

勝利追求のために長時間の練習やハードな内容に よる心身の問題が生じていることも指摘されてい る。もし、心身へのスポーツの弊害が将来にわたっ て影響するとなると、スポーツ活動のみならず、

日常生活の全領域においても影響を及ぼす可能性

があり、スポーツを行う本来の目的に離反する結

果となる危険性を含んでいる。

現在、青少年スポーツの普及は目を見張るもの があるが、あまりにも過熱したスポーツ活動によっ て少年野球にみられる肘の傷害やサッカーによる 膝の故障などの身体的な側面の弊害も引き起こし ている。例えば、中嶋(1987)らが全国から8県

を抽出し、約1万人の児童を対象にした調査では、

団員の23.7%の者が現在なんらかの傷害を訴えて おり、団活動が原因の怪我や故障はその約半数で あったことを報告している。このことは、勝利志 向に走りすぎるあまり、発育発達を無視した練習 やトレーニングを強要していることが原因ではな いかとも思われる。

また、過熱したスポーツ活動による身体的側面 の弊害だけでなく、オーバートレーニングによる バーンアウトやドロップアウトといった心理的な 側面の問題も指摘されつつある。スポーツ選手の 心身の問題について、白山・藤波(1985)は「ス ポーツ場面では、激しいトレーニングや精神的負 担によりJL、身とも疲弊し、各種の不適応状態を招 来したり、精神分裂病やうつ病等の精神病、神経 症、心身症に擢患する危険が増大するのである。

毎年多くの有望選手が脱落して行くが、この中に は身体的理由に依らないものが少なからずいるの ではないかと想像される(P.597)」と述べ、ス

ポーツにおける激しい練習やトレーニングなどに よる心理的側面への悪影響について警鐘を鳴らし ているものと思われる。

スポーツ活動が青少年の心理的側面に及ぼす影 響について、少年スポーツが盛んなアメリカでは

リトルリーグを対象とした研究が進められ、早期 におけるスポーツ活動が必ずしも児童の心理的発

達に対して良い影響を与えているとは限らないこ

とを指摘している。一方日本では、種村(1979) がミニバスケットボール教室で活動している小学

生を対象に調査した結果、教室に参加している児

童は不参加の児童よりも情緒が安定し、主導性に 富み、特に女子では社会適応性があり活動的な傾

向があることを報告している。

また、スポーツ少年団を対象に調査した賀川

(1988)は、行動規範や自己概念といった側面に ついてはスポーツ活動によってよりその側面が助 長される傾向があるが、スポーツ少年団所属者群

は「社会的外向性」、「支配性」、「のんきさ」、「攻 撃性」の尺度の得点が高くいわゆるスポーツマン 的性格の一端が認められたと報告している。しか

(3)

児童のスポーツ活動が心理的側面に及ぼす影響について

し、スポーツマン的性格において低いといわれる

「抑欝性」、「劣等感」、「気分の変化」といった尺度 においては、スポーツ少年団所属者群の得点が必 ずしも他の群に比較して低いわけでなく、過激な 活動による心理的影響ではないかと推測している。

さらに、自己概念とスポーツあるいは身体活動

との関係についての従来の研究をみると、スポー

ツや身体活動への積極的参加は、一般的に自己概

念の形成に影響を及ぼしていることが言われてい

る。例えば、Vincent(1976)は、大学女子の競 技者と非競技者あるいは大学の体育専攻生と一般 学生などについて調査した結果、女子の体育専攻 生と高校で競技に参加してきた女子は他のグルー

プに比較して自己概念は有意に高いものであった。

また、米川(1988)は、中学生、高校生を対象にス

ポーツ活動が自己概念に与える影響について調査 した結果、スポーツ活動への積極的な参加は意欲 性・活動性・明朗性・友好性といった内容の自己 概念は望ましい方向に形成されると報告している。

このように、スポーツ活動による児童の身体的

な側面の研究は、全国的な規模で実施されいくつ かの問題が指摘されているが、表裏一体をなす心 理的側面に及ぼす影響についての研究は少ない。

特に、主体的にスポーツ活動を実践して行くため の動機や意欲あるいは自我といった問題は、将来 のスポーツ活動を継続して行くための重要な要因 であると考えられるが、未だにその検討はされて いないと思われる。

上記のような問題点について検討することは、

青少年がスポーツ活動を自主的・主体的に行うこ とができる基本的な問題点を明らかにすることを 可能にし、青少年の心身の発育や発達に重要かつ 不可欠なスポーツ活動の意義についても言及でき ると考えられる。また、研究者の社会的責任とし て、青少年スポーツ活動のあり方についての示唆 を与えるとともに、青少年スポーツ活動の指導者 をはじめ、青少年を取り巻く多くの人々に対して、そ の啓発と啓蒙を促すことが必要になると思われる。

このことから、本研究は、青少年の健全な育成 の基礎的な段階の時期にあると考えられる若年層 (小学生5年、6年生)に焦点を当て、競技とし てのスポーツ活動が彼らの心理的側面にどのよう

な影響を与えているのかについて検討することに よって、青少年の心身の健全な育成のための望ま

しいスポーツ活動のあり方について考察しようと

するものである。

Ⅲ.方

1)対象

本研究の主旨に賛同を得た東海地区、北陸地区 の5県における小学校12校とスポーツ少年団6団

体を対象にした。対象者は、表1に示したとおり

である。表中の現クラブ群とは現在スポーツ少年

団等に入り活動している児童達であり、過去クラ ブ群とは過去にスポーツ少年団等で活動していた 児童達であり、未加入群とは今までスポーツ少年 団等で活動したことが無い児童達を示す。

表1 調査対象者 学年

所属

5 6

現ク ラ ブ 198 109 185 102 過去クラブ 31 47 51 55 42 85 38 87

2)調査時期

事前に、該当する小学校やスポーツ少年団と連 絡・打ち合せをおこない、平成4年11月〜平成5 年1月にかけて郵送法にて調査を実施した。回収 率は、88.4%であった。

3)調査内容

調査内容は、運動活動による心理的側面への影 響を検討するために以下のような内容から構成さ れた。

(彰 運動に関する自己評価

運動への興味や楽しさの程度及び友人や家族 との運動の機会の程度について5件法により回 答を求めた。

自己概念

自己概念とは、依田(1979)によれば「自分

の身体的特徴、能力、性格などについて本人が どのように認知しているかということで、比較 的永続した自分自身についての考えである(p.

312)」。また、自己概念は「毎日毎日の生活の 中で、そしてその積み重ねとしての長い長い個 人史を通じて、少しづっ形成され発展してきた

ものであるから、自分自身のあらゆる側面に関

わる包括的なものであり、また少々時間がたっ

てもそう変わることのない安定性を持ったもの

ー71‑

(4)

である(梶田;1985、P.51)」。

つまり、個人が自分自身をどのように感じ、

考えているのか、という自己についてのいわば 概念体系である自己概念を基本的な枠組みとし て、人は判断や行動を行っていると考えられる。

このような意味から、自己概念は他人との相互

作用や経験などによって形成されて行くもので あると考えられる。

本研究では、自己概念の中でも運動と特に関 わりが強いと考えられる身体的特徴と能力につ いて取り上げ、5件法により回答を求めた。

POMS

POMSは、ProfileofMood Statesの略称 であり、アメリカの精神科医であるMcNair らによって開発されたテストであり、65項目か

ら構成されている。彼らは、情動のJL、理を理解

するための一つの方法として、一過性で変化し 易い情動状態を評価しようとの意図から、気分 に関する100の形容詞をもとに因子分析により 検討し、6つの因子を抽出している。これら6

つの因子は、①緊張、(診抑うつ、③怒り、④活 力、⑤疲労、⑥混乱である。彼らによれば、精 神疾患の状態把握に有効であるだけでなく、健 常者にも信頼に足る尺度であるとしている(河 野他;1990)。

以上のように、POMSの質問項目は英語の 形容詞であるが、猪俣、山本(1990)は比較文 化的視点からそのまま日本人にこのテストを適

用するには問題があるとの判断から、原著の POMSの質問項目を記述的表現に改め、、さら に同一の意味の範囲で適切な類語を選択しなが ら、日本語版を作成している。本研究では、猪

俣、山本が作成した日本語版を使用した。

TEG

TEGは、東大式エゴグラムと呼ばれており、

自我の状態について具体的に把握する一つの方

法であり、我々人間のものの見方、考え方ある

いは行動の仕方についてみるもので、交流分析

理論に基づき東京大学で開発されたものである

(金子書房刊)。

エゴグラムとは、交流分析(Transactional Analysis)の中の構造分析に位置し、自我状 態を機能的に捉えようとするもので、人の心の 仕組みや有様を分析するものである(末松他;

1989、TEG研究会;1991)。つまり、人の心に

は3つの自我状態(P、A、C)があり、その

間に流れている心的エネルギーの給付状況をグ ラフ化したものがェゴグラムである。

TEGは、60の質問項目から構成されており、

5つの尺度から自我状態を分析して行くもので ある。5つの尺度とは、CP(CriticalParent

;批判的な親)、NP(NurturingParent;養 育的な親)、A(Adult;大人)、FC(Free

Child;自由な子供)、AC(AdaptedChild;

順応した子供)である。

Ⅳ.結果及び考察

スポーツ活動が児童の心理的側面に及ぼす影響 について、3日/週以上かつ2時間/日以上活動

している児童達(以下、運動過激群とする)、運 動過激群を除き現在クラブで活動している児童達 (以下、現クラブ群とする)、過去にクラブに入部

し活動していた児童達(以下、過去クラブ群とす

る)、現在も過去もクラブに所属していなかった

児童達(以下、未加入群とする)の4群から比較 検討することとした。

(1)運動に関する自己評価

運動への関わりの程度と運動への興味や楽しさ の程度、あるいは第三者との関わりの程度につい てみたものが、図1であり、各尺度ごとに分散分 析により検討した結果が表2、3である。

運動への興味の程度、運動の楽しさの程度につ いてみると、5、6年の男女別の4群間において 有意な差がみられ、多重比較の結果を総括してみ ると運動過激群、現クラブ群は他の群に比較して 高い得点を示していた。このことば、運動への関 わりの程度が高い児童はど運動への興味や楽しさ の程度が高いと考えられる。また、有意差は認め

られなかったものの、図1を見ると何等かの原因

でクラブから離脱した児童達の方が、今まで運動

クラブに所属していない児童に比べて運動への興

味や楽しさの程度が高い傾向にある。このことば、

過去の運動経験で得た運動への興味や運動への楽 しさの程度がクラブを離脱したからといって急激

に低下するものではなく、ある程度持続している

ことを示すものであると思われる。

一方、児童自身の運動体験が友人や家族との運

動の機会拡大に貢献しているのかについてみてみ

ると、友人との運動の程度については5、6年の

男女別の4群間において有意な差がみられ、多重

(5)

児童のスポーツ活動が心理的側面に及ぼす影響について

運動過激群‑一口ー

現クラブ群÷

過去クラブ群‑‑■⊃‑‑一 乗加入群 ■‑

1.いま、運動に興味がありますか‥…・

2.いま、運動は楽しいですか…………

3.いま、友達と運動していますか……

4.いま、家族と運動していますか‥…・

5年生男子のプロフィール

1.いま、運動に興味がありますか……

2.いま、運動は楽しいですか・……・・…

3.いま、友達と運動していますか……

4.いま、家族と運動していますか……

ひじょうにある

き‥・

5‑・・・

5・‑‑・

ややある ふつう あまりない

‑●:;○■ア……セー

5‑・・…・・ヰ・・……3‥

まったくない

・2……‥1

・2……・‑1

」∵J=」】・∵∵[

≡三1二‡ご

5年生女子のプロフィール

1.いま、運動に興味がありますか・・…・

2.いま、運動は楽しいですか…・……・・

3.いま、友達と運動していますか……

4.いま、家族と運動していますか・…‥

6年生男子のプロフィール

1.いま、運動に興味がありますか……

2.いま、運動は楽しいですか……・・…・

3.いま、友達と運動していますか……

4.いま、家族と運動していますか……

‥ナー=3…==ゼ=■■■■■1

JJ

ヰぺご‥き…・…・2…・…・1

ヽヽ ヽヽ

5……‥1‑・…・‑・3

…・・ヰ‥

ヽ・・…・1

ア3/‥…サ……‑1

・;怯二・・・…・2……‥1

5……‥ヰ……・‑3 6年生女子のプロフィール

図1 性別・学年別の運動に関する自己評価

‑73‑

(6)

表2 運動に関する自己評価の平均と標準偏差及び分散分析の結果

5

子 女 子

項目 群\㌔,M,SD,F値

N M,SD

F値 多重比較

N M,SD

F値

多重比較

運動の

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

79 117

4.35(0.91̲) 3.96(1,㈹)

* *

Gl>G2>G3,G4

25 84

3.80(0.76) 3.58(1.01)

* *

Gl,G2>G4

興味 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

3.45(1.21) 2月8(1.13)

19.529 45

84

3.28(1.05) 3.08(1.06)

5.152

運動の

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

79 117

4.39(0月3)

4.14(0.97)

* *

Gl>G3,G4

25 84

3.92(0.86) 3.64(1.00)

* *

Gl,G2>G4

楽しみ 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

3.77(1.09) 3.45(0.99)

9.297 G2>G4 46

85

3.43(1.12) 3.21(1.07)

4.218

友達と

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

78 117

4.39(0.89)

3.64(1.27)

* *

Gl>G2>G4

25 84

4.24(1.20) 3.30(1.20)

* *

Gl>G2>G3,G4

の運動 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

3.10(1.42) 2.74(1.19)

21.406

Gl>G3

46 84

2.60(1.19) 2.36(1.04)

22.938

家族と

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

79

2.18(1.14) 2.27(1.27)

1.447

25 84

1.60(0.71) 1.94(1.07)

1.181

の運動 過去クラブ群(G3)

一束加入群(G4)

29 41

1.94(1.03) 1.93(1.05)

46 84

1.98(1.09)

2.07(1.23)

**P<.01

表3 運動に関する自己評価の平均と標準偏差及び分散分析の結果

6 年

性 男 子 女 子

項目

N・MISD,F値

N M,SD F値

多重比較

N M,SD F値

多重比較

運動の

運動過激群 現クラブ群

67 118

4.60(0.63) 4.05(0.98)

* *

Gl>G2>G3,G4

24 78

4.38(0.58) 3.55(0.78)

*:*

Gl>G2,G3>G4

興味 過去クラブ群

未加入群学年

51 36

3.55(1.05) 3.54(1.12)

15.974 51

86

3.28(1.12) 2.89(0.95)

19.616

運動の

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

67 118

4.66(0.64) 4.24(0.90)

* *

Gl>G2>G3,G4

24 78

4て5(0.44)

3.69(0.87)

**

Gl>G2>G4

楽しみ 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

49 34

3.80(1.15) 3.69(1.13)

12.034 51

86

3.48(1.15) 3.22(0.97)

18.241 Gl>G3

友達と

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

66 112

4.65(0.69) 3.96(1.17)

* *

Gl>G2>G3,G4

24 78

4.75(0.61)

3.50(1.17) **

Gl>G2>G3>G4

の運動 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

49 36

3.02(1.44) 2.87(1.38)

27.304 49

85

2.糾(1.37) 2.13(1.07)

42.828

家族と

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

67 118

2.19(1.18) 1.90(0.96)

*

Gl>G3

24 78

2.42(1.21) 2.04(0.90)

*

Gl>G4 の運動 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

51 37

1,71(0.99) 1.71(0.90)

2.951 51

86

2月4(1.29)

1.78(1.05)

2.666

比較の結果を総括してみると運動過激群、現クラ ブ群は他の群に比較して高い得点を示していた。

しかし、家族との運動の程度については、6年の 男女においてのみ有意な差が認められ、多重比較

の結果運動過激群は過去クラブ群あるいは未加入

*P<.05

**P<.01

群に比較して高い得点を示していた。しかし、平

均得点をみると、全ての群で得点が3.0以下であ

り、低い得点となっていた。このことは、運動へ の関わりの程度が高いほど友人との運動の機会拡 大に貢献していると考えられるが、そのことが家

(7)

児童のスポーツ活動が心理的側面に及ぼす影響について

族との運動への機会拡大への時間的な余裕を奪っ

ているのではないかと思われる。

(2)自己概念

自己の身体的特徴や能力について、本人がどの

ように認知しているのかについてみたものが、図

2、3であり、各尺度ごとに分散分析により検討 した結果が表4、5である。

運動過激群‑‑1コー 現クラブ群÷

過去クラブ群‑‑くトーー

未加入群‑‑●‑‑

1.背が高い

2.太っている

3.力が強い

4.持久力がある・・・・

5‑‑・・・…4‥・・=‑

背の高さや体の太さといった身体的特徴に関し

ては、「背の高さ」において6年男子の4群間に

のみ有意な差が認められ、多重比較の結果運動過 激群は現クラブ群、過去クラブ群に比較して得点 が高いものであった。しかし全体的にみてみると、

平均値の順序性に傾向が見られず、運動への参加

の程度によって、学年別、性別で同じ傾向を示し ているとはいえない。従って、身体的特徴の認知

■●2… ̀ …1‥■低い 5・‑‑‑=・・ヰ・==‥・

5・…==ヰ…‥

5‑…=・・・キー=・

5.動きがすばやい・・・・ 5…・…‑ヰ・‑・‑

6.体力に自信がある・・・ 5一…‑

7.健康である 5…・・

8.運動が上手

・…・ゼ…‑…・■1=■やせている

合+…‥今・・・…1‥・掛、

I 1

1 t

:p十‑‥セ……‖'1‥・ない

/ J

や十=■■曾…■…●1・・・おそい

ラテント・き…一…・ト‥自信がない

′■

堅三言:‥‑…2..…….

1∵コ2

it8二±‑‥ナ…‑‑‑・

5年生男子のプロフィール

1.背が高い …・ 5‑‑…‑・4‑・…・‑

2.太っている・・・・・・ 5…・・・‑ヰ・‑・‑‑‑・

3.力が強い …・ 5・‑‥・…・ヰ…・…

4.持久力がある.

5.動きがすばやい 6.体力に自信がある 7.健康である 8.運動が上手

5…・・‑…ヰ…‥・…

5‑‑・‑…ヰー…‥一=

5=‑・‑・・・

5∴・‑・

5

1t・■

不健康である

1‥・へた

ーー…・2………1‥●低い

……2・‥・…‑・1= やせている

ヤー‑‑一望ー・‑‑…1・・・弱い

ーー◆‑・・セ・・‥…・1・・・ないl

・…㌢・…・‥・1t・‑ おそい

フ▲2‥‑・‥一▲1‥・自信がない 1‥・不健康である

:ら‑・セ‥‑・…・1‥・へた

5年生女子のプロフィール

図2 5年生の運動に関わりのある能力についての自己評価

ー75‑

(8)

連動過激群‑‑」コ̲

現クラブ群‑

=

過去クラブ群‑‑<トー一

束加入群‑‑■トーー

1.背が高い・‥・・

2.太っている・・・・

5…・‑‑‑‥4‑‑‑・・‑

5・…・…ヰ‥…・・・‑3‑‑・◆

3.力が強い・・・‑・・■

5‑…‑‑…ヰ・‑…

4.持久力がある ‥・ 5‥・・‑‑…ヰり…

5.動きがすばやい …・ 5‑‑=…す・

6.体力に自信がある

‥・5■=・‑…

7.健康である

…… 5…

8.運動が上手.

ー2…‑…‑‑1

低い

ー‥・・一‑・・1・・・

やせている

一寸ー・召‑‑・…・・1・・・ 弱い

‥セ……‑1・‥ ない

=●…・と・…‑=・1・■

6年生男子のプロフィール

1.背が高い 5●= ‑一一・‑4…・‑…

2.太っている ■̀… 5…・一・…ヰ・=

3.力が強い

= =・・

5‑……一‑ヰ・・‑‑

4.持久力がある

5一・・・…・ヰ・

5.動きがすばやい …・5‑‑‑・‑‑‑す 6.休力に自信がある・■・5‥一・一・一寸 7.健康である

8.運動が上手

おそい

自信がない

1‥.

不健康である へた

ー・……・‑2…・‑・…1・・・ 低い

…‥・ゼ‥‑=‥1・・・ やせている

…‥=今……1・■・

弱い

1・・・

ない

&…サーーー・・・1‥. おそい

】l

孝軍;二̲‥̲‥卜..̲̲

ヽこ♪、

専一昌一・‑・ゼ…‥…

6年生女子のプロフィール

1...

自信がない 1‥. 不健康である

へた

図3 6年生の運動に関わりのある能力についての自己評価

に関しては、運動活動があまり影響を及ぼしてい るとはいえないと思われる。

一方、運動に直接関係ある身体的能力について みると、5年女子の「動きの素早さ」を除いた全 ての項目において有意な差が認められ、多重比較 の結果からも明らかのように、運動過激群あるい は現クラブ群は他の群に比較していずれも高い得

点を示していた。つまり、6年男子の運動過激群

は他の群に比較して「力が強い」、「持久力がある」、

「動きが素早い」、「体力に自信がある」、「運動が 上手である」と認知していると考えられる。また、

6年女子の運動過激群は他の群に比較して「持久 力がある」、体力に自信がある」、「運動が上手で

ある」あるいは現クラブ群は未加入群に比較して

「力が強い」、「動きが素早い」と認知していると 考えられる。しかし、6年男女の現クラブ群、過

(9)

児童のスポーツ活動がJL、理的側面に及ぼす影響について

表4

運動身体的特徴と運動に関係する自己概念の平均と標準偏差及び分散分析の結果

5 年

性 男 子 女 子

項目\群 N,M・SD・F値

N M,SD F値

多重比較

N M,SD

F値 多重比較

背の高

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

79 117

3.23(1.09) 2.92(1.17)

1.791

25 84

2.84(1.11) 2.92(1.28)

0.191 さ

過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

28 41

2.87(1.38) 2.86(1.34)

46 85

3.00(1.10)

2,犯(1.20)

体の太

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

79 118

2.71(1.12) 2.81(1.07)

0.391

25 84

3月4(0.61) 2.82(0.93)

1.300 さ

過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

3.03(1.05) 2.88(1.15)

46 85

3.09(0.88) 2.88(1.∽)

力の強

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

79

3.29(1.02)

3.26(1.03) * *

Gl,G2>G4

25 82

3.12(0.88) 3.05(0.83)

*

G2>G4

過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

3.00(0.97) 2.71(1.15)

4.350 45

85

2.94(1.02) 2.69(0月9)

2.664

持久性

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

79 117

3.33(1.05) 3.15(1.09)

* *

Gl,G2>G4

23 83

2.91(0.90) 2.95(1.00)

*

G2>G4 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

2.90(i.04) 2.60(1.21)

5.024 45

80

2.89(1,18) 2.49(1.03)

3.357

動きの

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

78 118

3.45(1.00) 3.41(1.10)

* *

Gl,G2>G4

25 84

2.88(0.93) 2.85(0.83)

2.050 素早さ

過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 40

3,16(1.19) 2.76(1.02)

4.483 46

83

2.75(0.85)

2.54(0.94)

体力へ

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

79 116

3.44(1,13)

3.26(1.10) * *

Gl>G3,G4

25 84

2.64(1.08) 2.96(1.17) * *

G2,G3>G4

の自信 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

28 41

2て7(1.22) 2.45(1.11)

9.139

G2>G4

46

84

2.72(1.08) 2.18(0.96)

7.982

健康さ

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2) 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

79 119 29 41

4.14(1.∽) 3.95(1.10) 4.00(0.82) 3.83(1.08)

0.922

25 84 46 85

4.00(1.19) 3.99(1.08) 3.47(1.04)

3月5(1.01)

2.451

運動の

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

79 119

3.60(1.13) 3.32(1.10)

* *

Gl,G2>G4

25 84

3.24(0,93) 2.89(0.99)

*:*

Gl,G2>G4

上手さ 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

3.10(1.27) 2.48(1.13)

9.806 46

84

2.60(1.08) 2.38(1.13)

5.800

去クラブ群、未加入群は各能力において普通より 低いと認知している傾向がみられる。そしてこの

傾向は、運動への参加程度と関係しているのでは

ないかと思われる。

また、5年男子の運動過激群、現クラブ群は他 の群に比較して、「力が強い」、「持久力がある」、

「動きが素早い」、「体力に自信がある」、「運動が

上手である」と認知していると考えられる。そし て5年女子の現クラブ群は未加入群に比較して

「力が強い」、「持久力がある」、「体力に自信があ る」、「運動が上手である」と認知していると考え

*P<.05

**P<.01

られる。さらに図2、3から各々の能力の傾向を 加味してみると、運動への参加の程度が高いはど

「力が強い」、「持久力がある」、「動きがすばやい」、

「体力に自信がある」、「運動が上手」であると認 知していると考えられる。しかし、5年男女の未

加入群は他の群に比較して各能力の得点が低い傾

向がみられ、「力が弱い」、「持久力がない」、「動

きがおそい」、「体力に自信がない」、「運動がへた」

であると認知している傾向がみられた。

また、「健康さ」については、運動活動の程度

に関係なく普通より健康であると認知している。

‑77‑

(10)

表5 運動身体的特徴と運動に関係する自己概念の平均と標準偏差及び分散分析の結果

6

項目 群

N・M,SD,F値

N M,SD

F値 多重比較

N M,SD

F値 多重比較

背の高

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

63

3.37(1.10) 2.80(1ユ9)

* *

Gl>G2,G3

24 78

2.92(1.50)

2.97(1.03)

0.127 さ

過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

37

2.69(1.12) 2.97(1.33)

3.566 48

77

3.06(1.16)

2.90(1.21)

体の太

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

63 113

2.59(1.15)

2.76(1.00)

1,604

24 78

2.71(0.81)

3.14(0.89)

2.284

さ 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

51 37

2.51(1.07) 2.92(1.00)

48 77

335(1.07) 3.21(0.95)

力の強

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

67 117

3.45(l.11)

3.05(1.08) * *

Gl>G2,G3

23 77

3.17(1.07) 3.08(0.74)

*

G2>G4 さ

過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

51 37

2.78(1.01) 3.11(0.粥)

4.000

86

2.89(0.88) 2.74(0.86)

3.292

持久性

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

66 118

3.47(1.13)

3.13(2.94)

* *

Gl>G3

24 78

3.58(0.78) 2.62(1.12)

**

Gl>G2,G3,G4 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

50 37

2.86(0.88) 2.82(1.21)

4.582 51

83

2.56(1.14)

2.66(0.91)

6.847

動きの

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

67 115

3.72(1.06) 3.19(1.11)

* *

Gl>G2,G3,G4

24 78

3,00(0月3)

2.83(0.86)

*

G2>G4 素早さ 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

51 36

2.86(1.94) 2.87(1.00)

8.344 52

86

2.60(0.92) 2.47(0.91)

3.602

体力ヘ

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

67 118

3.88(1.15) 3.10(1.07)

**

Gl>G2,G3,G4

24 77

3.21(0.59) 2.84(1.01)

**

Gl>G4

の自信 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

28 41

2.77(1.05) 2.79(1.17)

13.206 52

86

2.62(0.99) 2.47(1.00)

5,151

健康さ

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

67 118

4,31(0.93) 3.91(1.00)

**

Gl>G2,G3

24 77

4.13(0.85) 3.83(1.06)

*

Gl>G4 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

5】̲

37

3.55(1ユ9) 3.79(1.17)

5.122 52

86

3.76(1.14) 3.49(0.91)

3.002

運動の

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

67 118

4.03(1.02) 3.25(0.96)

**

Gl>G2,G3,G4

24 77

3.50(1.02)

2.87(1.02)

* * Gl>G2>G4 上手さ 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

51 37

2.90(0.92) 2.82(1.11)

17.971 52

86

2.64(1.01) 2.40(0.84)

10.000

Gl>G3

分散分析の結果、6年の男女の群間において有意

な差が認められ、多重比較の結果、男子の運動過

激群は現クラブ群、過去クラブ群より、女子の運

動過激群は未加入群より得点が高いものであった。

このように、有意差が認められたのは一部の群間 であったが、平均得点の順序を見ると、運動への 関わりの程度が高い程、健康であるという認知を

しているのではないかと考えられる。

以上のことから、運動への積極的な関わりの程 度が児童達の運動に直接関係のある能力に対する 認知に望ましい影響を与えているのではないかと

*P<.05

**P<.01

考えられる。つまり、運動への積極的な参加は、

児童達の運動に関わりの強い能力についての自己

への認知がポジティブな方向に対して影響を示す

であろうと考えられる。松田(1983、P.653)

は、10歳から12歳頃の児童は、多面的な自己につ

いての把握が可能な時期であり、他者の有能さに ついての客観的な評価に伴って、自己の否定的な 見方が目立っ時期であり、結果として同調や同一 視が強まる時期であるとしている。従って、この

時期に同一視や同調の対象となる有能なモデルを

多く持てるかどうかはパーソナリティの発達にも

(11)

児童のスポーツ活動が心理的側面に及ぼす影響について

表6 POMSの平均と標準偏差及び分散分析の結果

5 年

性 男 子 女 子

項目

N・M・SD・F値 N M,SD F値

多重比較

N M,SD

F値 多重比較

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

79 119

25.37(5.65) 25.79(5.55)

0.258

25 84

23.20(5.97) 27.61(5.21)

* *

Gl<G2,G3,G4 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

26.68(6.74) 25.91(6.14)

46 85

26.85(5,52) 27.05(5.37)

4.372

抑うつ

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

79

48.70(8.63) 48.50(9.33)

0.111

25 84

46.12(9.05)

51.74(7.36) * *

Gl<G2,G3,G4 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

48.48(11.40)

47.69(9.21)

46 85

51.32(6.44) 51.07(7.95)

3.837

怒 り

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

79 119

34.42(8.40) 35.48(8.35)

0.398

25 84

34.64(7.48)

40.05(6.25)

* *

Gl<G2,G3,G4

過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

36.19(9.44) 35て9(9.48)

46 85

38.66(6.82) 38.84(7.23)

4.219

活 力

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

79 119

15.48(6.59)

16.40(4.41)

2.427

25 84

14.92(5.63) 18.43(6.67)

**

Gl<G2,G3,G4 過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

16.61(5.50)

18.62(6月8)

46 85

19月8(6.51)

19.92(6.13)

4.260

疲 労

運動過激群(Gl) 現クラブ群(G2)

79 119

21,11(5.32) 20.19(5.43)

0.278

25 84

16.52(6.21) 23.82(4.11)

**

Gl<G2,G3,G4

過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

22.16(6.43) 21.19(5.79)

46 85

23.11(4.76)

23.20(5.11)

15.173

混 乱

運動過激群(Gl)

現クラブ群(G2)

79 119

19.13(3月1) 18.66(4.00)

0.236

25 84

17.72(4.76) 19.71(3.20)

**

Gl<G3

過去クラブ群(G3)

未加入群(G4)

29 41

19.26(3.98) 18.83(4.38)

46 85

20.23(2.83) 19.52(4.03)

2.835

重要であろう。

このようなことから、運動に関わりの強い自己 の能力といった自己概念の形成は、スポーツ活動

の場における自己の能力の発拝をとうして、自己 の能力に対しての有能さの認知と深い関わりがあ るとともに、パーソナリティの発達にも関わりが 強いことを示唆しているのではないかと思われる。

(3)POMS

ここ1週間における気分について学年、性別、

群別に示したのが図4である。なお、プロフィー ルシートは原版のものを使用した。

まず全体的な傾向についてみると、各尺度のT 得点が55点以上であることである。その中で最も

得点が高い尺度は、学年、性別、群別に関係なく

「怒り」の尺度であった。この「怒り」の尺度に は̀怒っている"、"人のことでイライラしてい る,,、"攻撃的である''、"反抗的である''といった

*P<.05

**P<.01

質問内容から構成されており、他人に向かう怒り

や敵意のレベルが他の尺度に比べて高い傾向にあ る。

次に高い得点を示している尺度は、「抑うつ」

と「疲労」の尺度である。「抑うつ」の尺度には、

"へマをやったと後悔している"、̀悲しい気分 だ"、¢気がめいっている''、"やる気をなくして いる"といった質問内容から構成されており、悲

しみや淋しさ、あるいは孤独感のレベルが高いこ

とを示している。また、「疲労」の尺度には、̀疲 れきっている,,、"力尽きてしまった''、"疲労困 ばいしている"、qへ卜へトにくたびれている''、

といった質問内容から構成されており、疲れ、不 活動、生気のなさのレベルが高い傾向がみられる

と思われる。

一方、元気さや活動力のレベルを見る「活力」

の尺度は、「緊張」、「混乱」といった尺度と同程 度に低い得点を示しており、学年、性別に関係な

‑79一

(12)

5年生男子のPOMS

80‑‑

79

‑,ト2‑

30 29 ユ8 27

ー・80 79

‑5e‑‑

35 34

59‑0 58

58・7

‑1姑一8‑

43 42

ノー

28 72

71 7‑‑

55 53′

3(i

27 26

28

27 72 71

88

68 67

24 23 ‑2∫‑‑

21 20

‑2ふ‑‑

25 ●詔

68 68

85 33 32

‑5 31 30 29

22 21′

17

24

23 67

66 65

∃占グ

′′

43

4ト2 28

27 22

16

62 40 26 19

62

61 3さ‑9

87

25 18 61

吾㌻

25

35̲6 一缶牛・‑‑ 23 15

評 32‑3 34

31 ZZ 21 20

6

22 2

30 19

14 14

54

53 28‑9 18

17 16

13 15 54

53

‑・50 49 48

50‑‑

49 48

20 ヨ 27

25‑6 13 12

14

19 24 15

14 12 四 18一‑

9

17 21

19‑0

田 12‑3 1012

47

44 43 42

1く

l人̲つ

10

q

9 6

7

10 47

44

43

運動過激群 42 41

現クラブ群 41 溺 辞

36

35 ○‑……○ 過去クラブ群 葬

36

お 32 31 30

●…‑‑‑‑‑● 未加入群

35 32

■旧

0‑1

r.5cク′g 緊張 抑欝 怒り 活力 疲労 混乱 r.∫corg

5年生女子のPOMS

80‑‑

79

74

73

59‑0 58 56̲7

一朝欄‑ 43 42 41 40 39

′3、

至l、、

一)ト}‑

30

29 28

27 28

一一80 79

詔 68 67

55 53■

iノ

27 26

‑2〜‑‑

24 23

2$

27

‑25・‑

25 24

68 一詔

67 ーうd‑‑

35 34 33

24 23

決 舅

62 32 31

芸′′

′‑5

ン′乳2 40

0ヽ

墓室

22 21

、汐′′

6

19、:

23 22 21

誘 糾 83 82

61 28ヱ′′′ 38■9

う? 25 18 61

紆 評

35‑6

34

甘‑

17 16 18 牒

Z3 32‑3

3l 21 15 17

30

匡 2 14 14 16

22 2$‑9 18 13 15

50‑‑ 19 21 20 27 25‑6 24 1ヰ 17 15 13 1212 14 13

49

48 17 21

19・0 12‑3

10

18一‑

9 12

ー・50 49 48 47

46 45 44

43

茅 巽

16 18 1毎‑7 10 9 9 7 10 47 46 45 44 43

運動過激群

42

■ 現クラブ群

41

溺 辞

○…‑‑‑‑○ 過去クラブ群 鶉 お

32 31 30

●……=●

未加入群

32

31 各1 30

r.∫cクrg

緊張 抑欝

怒り 活力

疲労

混乱 r.∫c(汀亡

6年生男子のPOMS

汚…

辞 76 75 74

ー■イjト

l

̲⊥

33ヽll ー}ト倉‑

30 29 28 27

弾 瀾

76 75 74

‑58‑‑

35 59‑0 58

5(i7

2$

73

72 71

55

53

27 26

28

27

73

72

̲

‑i∫‑‑

24

71

‑2ふ‑‑

25 ‑・70

69 24

醇 飴

34

33 32

り■■8

′バ6

′44‑5 32ヽl

3lヽ 30 29

23 22 21

16 t ヽヽ ヽヽ

18 24

23 辞

誇 舅 31 30

′43

4ト2 28

27 22

2l 臼

29′′

′■

24 40

38‑9 26

25

ーう7‑‑ 35‑6 ‑2中一‑

23

‑・‑

●8

58 34 22 17 16 58

57 32‑3 21

15

17 57

56

55 23 31

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う 0‑1

r.5c(〉′g 緊張

抑欝

怒り 活力

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混乱 r.5c(〉r〜

6年生女子のPOMS

図4 性別・学年別POMS平均プロフィール

参照

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