• 検索結果がありません。

児童生徒の体力に関する地域別比較検討

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "児童生徒の体力に関する地域別比較検討"

Copied!
7
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

児童生徒の体力に関する地域別比較検討

は地域による体格・体力のちがいを都市的性格の地域

(人口集中地区)と農山漁村的性格の地域(非人口集中 地区)に育った児童生徒について比較検討し, また吉沢 茂弘氏は栃木県下の中・高校生を対象として地域的(郡 市別・都市農村別)にみた特徴的傾向を究明しようとし

たこともあった。

本研究では,秋田県下の地域を都市・農山村及び両地 域の中間的地区の3地域に区分し体力・運動能力につい ての地域差を明らかにすることを目的とした。

I

体力は,人間の身体活動の基礎となる身体的な能力で もあり, 日常生活や不測の事態に余裕をもって対応する ために絶えず保持すべき作業能力及び抵抗力でもある。

また生命を維持していく身体の抵抗力と積極的な行動力 や持久力を言うのであって,具体的には体格と機能と精 神の三つの側面からとらえられる。

昭和41年文部省が発行した体育白書,すなわち「青少 年の健康と体力」によると,青少年の体格は戦前のそれ と比較して明らかに改善されているのに対し,数項目Iこ わたる運動能力によって示される体力の発達はこれに伴 った相封こなっていないことが報告されている。

体格についての全国統計は,明治33年以来毎年年令別 性別毎に報告されている。それによると発育の推移は漸 増していることが認められているが,昭和15年から昭和 25年頃までは今次の戦争が影響しているかの如く,劣悪 になっている。しかし,戦後の経済の回復・生活水準の 向上と社会的・身体的娯楽に伴い,体格の伸びは著し く,例えば11才の小学生は昭和28年に, 14才の中学生は 昭和32年に,夫々戦前の最高水準を凌駕するようになっ

たo

体力の推移については,吉田章信氏が昭和12年に発表 した体位体力標準裳の「背筋力」及び,野口源三郎氏が 昭和10年に発表した「走り巾とび」の記録と昭和39年文 部省調査とを比較した場合,昭和39年は男子の走り巾と びの11才が5c〃未満上まわっているの承で,他の年令で はすべて劣り,背筋力は9才が良いの承で10才にいたる と逆こなり年令が進むにつれてその差が著しくなるとい うように,必らずしも戦後の体力は優れているとはいえ ない。体格が体力を規定するという一般的基本概念とは 相反する現象となっている。

人間の発育・発達に関与する要因として,遺伝因子と 環境因子を細分すると,栄養・身体運動・文化的刺激の 程度経済的諸条件等が大きな位置を占めていることが明 白である。経済的諸条件,換言すれば生活環境とよばれ るものは,極めて多くの要因を含んでいるが,具体的に は保護者の職業・経済・地域更に児童・生徒の生活体な どの関連性が考慮される。かような立場から,文部省で

I 対象及び方法

対象は,秋田県下の次のような特徴をそなえている地 域に属する学校,すなわち商業・住宅市街地域(以下都 市部とよぶ)比較的人口が分散し農業のさかんな地域

(以下農村部とよぶ)及び両者の中間的性格を有する中 都市(以下中間地域とよぶ)に所在する学校の10才−14 才までの児童生徒合計3,815名である。なお,対象稜は 次のとおりである。

10才の都市部は能代淳城第一小学校,横手南小学校,

大曲小学校,中間地域は成章小学佼,二ツ井小学校,十 文字小学校,農村部は西館小学校,仙北北小学校,三関 小学校である。11才の都市部は能代淳城第一小学校,横 手南小学校,大曲小学校。中間地域は成章小学校,二ツ 井小学校,花輪小学校。農村部は西館小学校,仙北南小 学校,山田小学校であるol2才の都市部は横手第一中学 校,能代第一中学校,大館第一中学校。中間地域は六郷 中学校,十文字中学校,角館中学校。農村部は大雄中学 校,阿仁第二中学校,合川中学校である。13才では都市 部,中間地域の抽出校ば12才と同じであり,農村部は大 雄中学校,阿仁第二中学校,駒形中学校である。14才で は都市部,中間地域,農村部とも13才と同じ抽出校とな っているo

測定項目は敏捷性(反復横とび)瞬発力(垂直とび)

筋力(背筋力・握力)柔軟性(伏凱上体そらし。立位体 前屈)持久性(踏承台昇降運動)及び走力(50加走)跳 力(走り巾とび)投力(小学校ソフトボール投げ・中学 校ハンドボール投げ)懸垂(男子は懸垂腕屈伸・女子は 斜め懸垂椀屈伸)持久走(中学生の承男子1500沈走・女

(2)

みで,他の各年令男女とも下まわっている。したがって 身長に関しては,都市部と農村部との格差が極めて大き い。身長の増加は軟骨である骨端核の新しい増成によっ て可能なのであるから,幼少年時代に於いて強い重労や 激しい運動負荷をかげることはマイナスの効果を示す。

また発育促進に相関性の高い栄養の問題は,家庭の経済 が強く影響することなどが一因としてあげられる。

一方,体重についてみても身長と同じ傾向を示してい る。すなわち,都市部や中間地域に属する学校ば県平均 より良くなっているが,農村部になると県平均より低く なっている。体格では商業住宅街地域が最も優れ,農村 地域が下まわっており,文部省統計と類似傾向を示して

いるo

子1000郷走)で,実施に当っては文部省のスポーツテス ト実茄腰領により,昭和40年6月−7月の間にわたって 実施した。

結果及び考察

1 体格について

運動能力に大きな関係をもっている体格の地裁的比較 では(表1参照)都市部に属する学校は県平均に比較し て,身長では男女の各年令とも1、‑、3c加大きくなってい る。このことは,都市部ほどの差はないにしても,中間 地域に属する学校にもあてはまる。しかし,農村部では 男子の11才‑12才が県平均を僅かに0.3c加凌いでいるの

(昭和40年)

表1 地域別体格

ル,

C加

性別

項目

県平均│都市部│中間地域│農村部 県平均│都市部│中間地域│農村部

、地域 年令、

29.0 33.3 35.4 42.0 46.5 29.8

30.9 37.2 42.9 47.8 133.8

138.0 144.6

29.8 33.4 39.4 45.1 49.8 135.8

140.3 148.4 154.4 160.8

'31.4 138.3 142.3 149.5 155.6 133.2

138.0 144.3 151.2 157.6

29.5 32.5 36.5

0123411111一一一一一901231111pE

153.1 1

1581 1

42.4 i0

48.3 1

I 28.634.2

38.8 45.1 47.5

28.1 32.5 38.4 43.4 46.4 135.4

142.0 149.1 152.7 153.8

135.2 139.4 146.6 150.6 152.3

133.0 139.8 1459 148.5 149.5

295 34.4 395 43.7 47.4

30.0 34.9 40.7 44.9 47.5 133.5

140.4 146.2 149.7 152.0

0123411111一一一一一901231111

(註)秋田県平均は昭和40年度文部省調査結果による。また地域別抽出校の10‑11才, 11‑12才は都市部として中通 小学校, 日新小学校,鶴舞西小学校。中間地域として象淳小学校,大館城西小学校,増田小学校。農村部として住吉 小学校,稲沢小学校,五里合小学校,粕毛小学校,西馬音内小学校である。11‑12才, 12‑13才, 13‑14才では都市 部として山王中学校,秋大付属中学校,能代第一中学校。中間地域として尾去沢中学校,角館中学校,騰巣中学校,

大館第三中学校o農村部として土川中学校,八沢木中学校,西成瀬中学校,長木中学校である。

次に運動能力の基礎となる敏捷性・瞬発力・筋力・柔 軟性・持久性などの平均値が地域的にみてどのような差 異があるかを考察して見た。

2運動能力の基礎要因について

児童・生徒の運動能力の発達を促進しているものとし て学校体育がある。教科としての体育はすべてのものを 対象に,学習指導要領によって指導内容が明らかにさ れ,学年の発達段階に応じて指導されるので,施設・用 具・指導者に多少の問題があるにしても,運動能力の発 達に大なる差異を生ぜしめるとは考えられない。問題に なるのは学梗体育以外のことである。前項目では発育現 象に地域差のあることを指摘した。

敏捷性についてみると,男子では中間地域が最も良い 成績を示し,次いで農村部・都市部の順となっている。

都市部の児童生籠は6才‑10才からすでに他地域より2

−3点劣っているわけで,それがそのまま13才‑14才に いたっても差が縮まらない。砿謹が他の地域より立派で あるが,家庭をとりまく環寛条件が児童・生徒をして発

(3)

表2

、項目

年令、

反復横とび M士6

垂直とび

C畑

M±6

背筋力 ル3 M士6

踏み台昇降

M士6

M±8

伏臥上体そ らし c加

M士8

立位体前屈

C加

M士8

地域

34.03 士4.20 134.99

'28.88

圭測瞳::

10.00 1 64.00

圭剛I伽,

士14.13

9.04

±4.59 士12.57

10.93 65.02

士4.03 士9.,0

52.50

±11.15 59.40

士11.55 67.95

士14.15 90.80

士18.40 100.90

±18.80

330592490

34577士士士士士4336977300

5639511223

0123411111−一一一一901231111 士4.74

13加呈5.6フ

4626123352

66778士士士士士20538280

47614445

士9.06 36.30

士3.75 41.60

士6.75 41.69

士6.90 47.63

35

085

445士士士7821

2611

75

227

999士士士8815

6866

37.99

±4.681

40.53 士4.26

±7.051

64.18

剛乏:::|

士9851

63.15

*M│

65.46

64.05 士7.411

62.96

36.67

1 士44]

37.27

1 士4.74

38.28

±3旧

1 45.72

圭M91

18.50

。 │雪号§篝州

21.59

26 48

31.96

±6.24 35.12

士6.12 39.38

士6.57 43.52

士6.81 48.74

士6.5757

59.10 士11.25 59.40

士12.55 86.05

±13.55 91.35

士15.10 100.75

士11.00

40778276

3445士士士士3917049823

99036111

0123411111−一一一一901231111

中間地域︵町︶

.01 士5.94 26.99

士9.75 29.00

士10.08 .63

士4.83 49.08

±9.93 49.31

±3.93 38.81

士3.99 39.47

±4.89 1 士7.171 士4.94

33.24 132.51

圭加│乳0矛69,

35.16

±6361378,

士7.20

35.59

士4.53 士7.17

#M。i 389」

15.65

士7.77 8.68

±州│ 2㈱ 士as2i

±4801 630,

11.05

"砲│差: 菫::)

11.89

12.26

±597 ±10291

12.31

62

J=4.891 u..U=11.82102

士4.89 士11.821

55.65 士11.60 61.90

士14.35 85.20

士18.56 92.65

士18.15 109.25

士16.40

0123411111−一一一一901231111

都市部

74248708

4476士士士士71762371

78271233 52195243

5876士士士士92273455

55744445

'36.25

1川菫::鐙:蚕

達すべきもの,伸びべきものを阻害しているのではある まいか。それに反して,農村部や中間地或は生活が近代 化してきたとしても都市部ほどではなく,依然として落 ち着きのある,健康的生活を必然的におくることができ る。小学校児童期は神経機能が成人近くまで発達するの で,運動の内容を多彩にして運動調整能力や平衡機能を 充分に伸ばさせなければならない。敏捷性や巧ち性を発 達させることは,主に運動に働く神経を発達させること である。児童期を通して身体運動に親しむ機会が少ない と将来とも巧ち性に大なる影響を与える。敏捷性のテス トは筋の収縮がはやいの承ならず,運動の切りかえに機 敏さを要求されるので疲労しやすい。都市部の児童・生 徒は測定の場合,最初の段階では普通の速度で反復する が,後半にはいると目立って反復回数が塁れるというの が測定者の報告に見られた。

瞬発力は人間のPower測定の一方法であるo物理的 な概念では単位時間でなされる仕事量といえる。具体的 には体重を負荷とした垂直とびである。松井秀治氏は形 態面との間には有意な関係は見られなかったと報告して いる。地域別の成績を承ると男子の場合,都市部では9 才‑10才に関してだけ他地域より優れているのが見られ る。10才以上の年令では敏捷性と同様,最も劣ってい る。女子の都市部は農村部より僅かではあるが良い成績 を示している。垂直とびの成績が良くなる条件として,

神経筋の協応能力・速度・体重に対する筋力の大なるこ とが必要と考えられる。

体力判定に際し,筋力は欠くことのできない要素であ る。筋力として測定される代表的項目として,一般的に 行なわれているのが背筋力ならびに握力である。特に背 筋力は全身筋力を代償しているものである。

(4)

発力は,いずれも筋の収縮によるものであるが,筋力は 静的な方法で測定されるのに,瞬発力は全身の力による 単位時間当りの仕事であるから,前項瞬発力の測定値と は相違する。吉田章信氏によれば「筋力というものは,

生体において最高の意志興奮による一時的の最大筋力で

背筋力・握力とも都市部が多く,農村部は少ない。両 地域の差は年令によって異なるが背筋力で男子3‑9〃9,

女子4‑9ル ,握力は男子0‑5的,女子1‑6"'である。筋 力と形態の相関は高いと言われている。したがって,身 体の大きい者が筋力も大きいのは当然である。筋力や瞬

表3

踏承台昇降

M士8 立位体前屈

C〃

M士6 背筋カ

ル3 M士8

力的

伏臥上体そ らし c加

│握M士。

M士8

、項目

年令、

垂直とび

C郷

M士6 反復横とび

M士6

地域一

≠"に::菫測■ :菫争Ⅲ

12.87±刑│伽

14.72 1 46.95

士7.08 士4.321 士13.59

±棚│伽。± 88町 ,39, 伽

22.28

士3.93 ±10.20

士州' 537

| " ㈹,

25.19

士4.621 士6.78 ±4.83 士9.39

±4,,' 5棚 ユ5.46 ! 64.21

27.35

士6.601 士5431 士957 126.27

30.44

三簿:│雪i菫:

31 32

41.10 士10.75 46.30

士11.50 59.65

士10.20 71.55

士14.90 79.97

士17.45

111

P 1111 90123 −一一一一 0123411111

.04 士6.27 33.08

士5.82 33.95

士6.30 .97

士5.01 33.84

±4.56 36.45

士4.05

│Mo

10−11

│ ''‑'2

1 」Mヨ

│ ]3−1

0487627.657

44465士士士士士7109545879

1334511111

61.89 士9.84 62.33

士8.46 65.91

士10.62 61.48

*15.45 63.66

士10.89

7012004221

55688士士士士士7279368008

7012245555

44.35 士12.20 49.84

士11.80 60.50

士17.70 70.85

士8.00

3400808348

33455士士士士士9774492926

6001112222

33.52

±4.56 34.13

土4.56 34.93

±3.27 35.58

士4.26 35.51

士5.49 27.89

士5.51 30.35

士5.64 33.25

士6.06 135.67

中間地域︵町︶

墓。Ⅷ

37.88

士 8.90

32.74 27.44 士7.29 士5.40 33.75 129.66

士6.27 ±5.58 33.82 ,32.18

63.88

±10.02 65.98

±8.19 64.31

士12.12 62.76

士9.57 63.42

±9.84

3303796338

66766士士士士士8941770006

2801344555 2858709934

44444士士士士士0060381348

1233311111

6198957940

44333士士士士士4045838418

8046812222

47.90 士11.15 51.70

士11.40 64.45

士17.00 75.55

士15.20 88.55

士20.70

0123411111−一一一一901231111

市部

士4.41 35.30

士4.17 35.45

士3.11

士5.07 32.95

士5.31 34.88

士7.68

しても,逐年的には順調に増加しているo13才、f、14才で は他地域より良い成績を示した。それに反し,農村部は 円滑な増加は認められなく,年令によって差異のあるこ とが見られる。女子についても,逐年順調に増加してい る。前屈度も上体そらしと類似の傾向を示している。す なわち,地域的比較の場合中間地域が男女とも良好であ るが,逐年的に増加の度合は都市部に関しての承スムー ズに良くなっている傾向である。

ある」と述べており,一時的に最大筋力を発揮すること に習熟しているかどうかにも関係する。農村の児童・生 徒があたかも筋力を増強させる日常生活を送っているよ うに考え勝ちであるが,それは最大筋力を発揮する機会 が無いためで,筋力の持久性が劣悪であるのとは異なる

ものである。

柔軟性とは,諸関節を正常な範囲まで動かす能力を意 味するものであって,文部省の測定要項では,伏臥上体 そらしと立位体前屈を強調実施している。上体そらしに ついて承るとク男子では9才‑13才までは中間地域が農 村部・都市部より良い。都市部は低年令は劣悪であるに

持久性を規定する因子として循環呼吸機能の面から追 求される。身体の中に負荷がかけられその回復を見て決 定される。高さが35c"(女子)‑40c"(男子)の台を2

(5)

秒に1回のリズムで3分間継続して昇降することは大き な生体負担となる。測定結果によると,男子は各年令と も中間地域や農村部が良好であり,都市部が劣ってい る。また女子では9才‑11才の小学校児童は良好である が12才‑14才の中学生にいたると農村部が良い成績を示 した。疲労の回復が早く,少しの休息によって即時に運 動開始前の正常状態にもどり,元気で発らつとした学童 が農村部や中間地域に多いものと思考される。持久性づ くりに関しては,科学的な処方による方法が考えられて いるが,児童期の段階では,子ども達が楽しくできる範 囲の強さによる持久的な遊戯を毎日実行することによっ ても達成される。

都市児童に対する教科別興味調査(高田典衛氏)によ れば,体育科が圧倒的に多いという結果が出ている。子 ども達は遊びたがっている。しかし,生活環境が身体運 動を不可能としていることが多い。最近,体力づくりが ブームとなっている。これは,児童・生徒の運動不足が

表4

もたらしたもののなにものでもない。

3基礎的運動能力について

走力の成績をみると,男子は各年令にわたって都市部 が劣り,中間地域が優れている。しかし,女子について は都市部が優れ,農村部が劣る。短距離走は脚筋の収縮 力とその収縮速度で決まるものであって, Powerや Speodが決定的な要素を占めている。したがって, さき に述べた敏捷性や瞬発力の成績とは関連が深い。敏捷 性・瞬発力とも地域の比較において,走力と略々等しぃ 傾向を示している。先人諸子の研究によって明らかな如 く,身長と走力の相関は高く,一般的には身長の高いも のほど短距離走が速いと言われている。その意味からゑ て都市部の児童生徒は走力が優れなければならないが,

敏捷性や瞬発力などの運動能力の基礎要因が劣悪である ことから走力の不足が見られたものと考えられる。

、項目

年令、

地域 50蜘走

sec

M士8

走り幅とび

C加

M士ぴ

M士8

懸垂腕屈伸 M士8

持久走

sec

3115356666 M士6

00000士士士士士0707599549

88887

297.25 士28.50 334.00

士37.75 331.50

士34.25 365.75

士41.00 388.45

士47.25

4000345104 //

56333士士士士士4014712500

9181323122

33.20 士13.41 36.09

士11.31 4.87

士2.63 5.23

士2.60 6.50

士3.02

0123411111−一一一一901231111

6ノ25"38 士27"65 6ノ15"00

士21"10 5ノ58"30

士19"20

2846665666

●︒●00000士士士士士2023639617

98887

313.30 士62.75 316.75

士38.00 332.50

士42.50 363.13

士53.75 398.25

士52.25

//9589392240

57333士士士士士2348421070

1589433112 0006528973

70223士1士士士83士17756165

6044623

中間地域︵町︶ 0123411111−一一一一901231111

6ノ08"00 士25"19 6ノ03"00

士23"65 5ノ56"00

士26"50

5763155665

00000士士士士士2037717521

98888

315.50 士32.75 334.25

士40.25 364.87

士41.75 376.00

士50.50 403.02

士53.75

//2125022576

64333士士士士士9560645951

1381433122

2958 士11.76 30.01

士12.99 5.10

士2.85 5.74

士3.19 6.05

士2.84

0123411111−一一一一901231111

6ノ28"70 士30"00 6ノ14"50

士24"49 6ノ01"00

士31"30

(6)

跳力は,男女とも9才‑14才の各年令の総てにわたっ て,都市部や中間地域が農村部より良好である。農村部 は9才‑10才からすでに18.3cwz, 11才‑12才で33.4c", 13才‑14才で14.2c郷劣っている。また女子においても9 才‑10才で24.2c加劣り,その他の年令でも20,−、30c加劣

る。走り巾とびは助走・踏切・空間姿勢・着地等に高度 の技能を必要とする種目で,必らずしも日常生活が反映 しているものと思われない。学校体育に於ける指導上の 問題点も包含しているものと思考される。

表5

地域I 、項目年令、 50蜘走M士6sec 走り幅とびM士6 C加 M士8 懸垂腕屈伸M士6 持久走M士8sec

936﹇︒556777

00000士士士士士0303343310

99999 //

268.00 士41.00 292.50

士36.25 295.50

±43.50 300.75

士37.25 304.55

士44.00

1258212597

59222士士士士士1233207688

6834411111

26.81

±14.55

29.34 士10.29 30.10

士9.42 30.88

士7.62 32.06

士13.41

1111 90123 −一一一一 11111 01234

5ノ00"00 士21"44 4ノ47"71

士19"87 4ノ40"64

士28"63

0717545655

00000士士士士士7517052298

99987

254.00 士35.50 287.00

±40.00 301.75

士42.25 322.75

士48.00 352.75

士23.00

2391114722 /で

48322士士士士士5056972074

6933511111

23.33 士9.33 24.08

±8.55 24.93

士11.76 26.69

士7.35 28.86

士11.46

中間地域︵町︶ 0123411111−一一一一901231111

5ノ23"60

士30"07 5ノ31ノノ10

士32"25 5ノ09"00

士40"40

292.20 士25.07 312.25

士36.00 322.75

士37.25 326.50

±41.50 338.00

士42.25

//6076055567

00000士士士士士2419521087

99988 2110122049

59333士士士士士1180321278

7044412111

23.25 士8.82 26.75

士10.02 27.93

士9.75 28.88

±9.48 29.00

±10.11

0123411111

901231111

4ノ48"23 士25"60 4ノ43"17

士19"74 4ノ42"30

±28"63

没力の場合,男子は者肺部が最も優れ,中間地域,農 村部の順となっている。都市部と農村部の比較では男子 9才‑10才及び10才‑11才において(ソフトボール投げ)

2.35 の差が見られたoまたハンドボールを実施した 11才‑12才, 12才‑13才についても0.45 , 13才‑14才 では1.09郷と年令が進むにつれその格差も大となってい る。但し,女子については都市部が最も良い成績を示し ているものの男子ほどの差異は確認できない。都市部で は1人当りの運動場面積や施設が少ないとは言うもの の,殆んどの家庭でグローブをもっているので,野球を 通して投力を高める機会に恵まれ, これに対し農村部 は,施設面では問題はないにしても,チームをつくるこ

とは容易でない。したがって, 日常の身体運動は他の種 類に求められていくのである。

7

懸垂の男子では9才‑10才・10才‑11才の小学校児童 を比較すると農村部・都市部・中間地域の順となり,農 村部・都市部の差は4−6回である。また, 11才‑14才 の中学生になると,小差ではあるが都市部が良くなっ た。また,女子の場合は各年令とも農村部が最も良く,

中間地域は劣る。懸垂は筋持久力をテストしているもの で, 自己の体重を負荷として実施している。したがっ て,体重の少ない農村部の子ども達の成漬が良くなると 考えられる。対馬清造氏の調査結果によれば,懸垂腕屈

(7)

伸と背筋力との相関は,男子では小学校児童の場合には ほとんど有意性がなく,中学校3年にP<0.01の有意水 準で相関がゑられ,他は明らかな相関が象られなかっ た。筋力の成績がそのまま筋持久力に比例していくわけ ではないことが裏付けられる。

持久走は長距離の持久時間によって測定される。これ は全身持久力によって決まるものである。したがって,

脚筋の持久力が微弱であれば,如何に呼吸循環機能が良 好に働いても望ましい成績は期待できない。測定は中学 生についての承実施したが,それによれば男子は各年令 とも中間地域が最も良い成績を示し,農村部・都市部の 順位となっている。しかし,女子の場合は都市部が最も 良い結果を示している。中間地域の成績が良いのは,敏 捷性・瞬発力等の筋活動が優れていること, 日常生活が 全身機能を動員できる状態におかれているため,呼吸循 環機能が自然的に向上され,それが持久走に影響を与え ているものと思考される。猪飼道夫氏らは小・中学生に 対して身体運動を計画的に実行した場合,如何なる程度 持久走時間に進歩が見られるかを検べたが, トレーニン

グ効果のあることを報告している。

A・HSteinhausは持久力をstaminaとよび,如何 なる困難な環境をもきりぬけて生き伸びる体力であると し,最も重要なものであると述べている。都市部の子ど も達にとっての課題は大きい。敏捷性や巧ち性あるいは 筋力は高まる機会は比較的多く持たれるが,持久力を高 める機会は極めて少ないのである。

にその特徴の傾向から把握しようと試みた。特に地域を 都市部・農村部及び両者の中間地域にわけ,三地区を性 差・年令差などの側面から明らかにしようとした。

その結果を結論的に要約すると次の如くである。

1体格については身長体重の形態は男女とも都市 部・中間地域に属する学校が大で,農村部は低い成 績を示した。両者の差は身長ではl‑3c",体重は

2ル3位である。

2敏捷性・瞬発力とも中間地域や農村部は優れ,都 市部は劣る。数値では9才頃からすでに他地域に劣

っているo

3筋力については,都市部が良く,農村部が悪い。

これは体格との相関に深い意義をもたらすものであ るo

4持久性では,農村部が良いが都市部は悪い,運動 後の疲労回復が遅い。

5走力は敏捷性・瞬発力と同一傾向を示している。

6跳力・投力は農村部が劣り,都市部は優れてい る。このことは,学校体育や家庭環境が関与してい ると考えられる。

7懸垂は筋持久力のテストであるが,農村部は小学 校児童が良く,中学校にいたると都市部が良くな る。筋力測定の結果との関係は稀薄であることが指 摘された。

8持久定は中学生の承についての結果であるが,中 間地域・農村部が良く都市部が劣る。これは敏捷 性・瞬発力等の質的要因の良いことが関係している

ものと思考された。

Ⅳ総

身体発育と運動能力の発育に関して,児童・生徒をと りまく生活環境がどのように影響しているかを,地域的

=稿を終るにあたり,種を御指導御校閲を賜わった秋田 大学対馬清造助教授に深謝します。=

参照

関連したドキュメント

段丘や谷底 低地 は軟弱 な地盤 を構成 し,水害 を受 けやすい地域 とな ってい る.また,東部 の海岸 沿い の臨海地域 には広 く埋 立地 が分布 してい

いくことが必要である。現在学校で行われている体力 形態 テストは主に行動体力を測るものである。 「体力」とい

腓腹筋外側頭(GAS) ,ヒラメ筋(SOL) ,大 筋とした. CCD カメラは 100Hz,床反力 1000Hz のサンプリング周波数とした.推定 検証するために,3

85名を対象に質問紙調査を実施した, その結果, 次のような所見を得た, 6年の児童3,5 1)

体育科学セソクーでは調整力そのものの検討と調整力

常識が成り立っているのは、単にそれをチェックしていないから、あるいは

る。やかれく「いう」という数値は第23表の「たい-んうるさかった」の数値よりも

外処方が不便』との声があり,院内・院外の両方を選択できるようにした」