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逆関数法による乱数生成

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Academic year: 2021

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(1)

樋口さぶろお

龍谷大学理工学部数理情報学科

計算科学☆実習B L10(2016-06-27 Mon)

最終更新: Time-stamp: ”2016-06-27 Mon 18:36 JST hig”

今日の目標

逆関数法で,与えられた確率密度関数fR(r) したがう確率変数Rの擬似乱数が生成できる.

http://hig3.net

樋口さぶろお (数理情報学科) L10逆関数法による乱数生成 計算科学☆実習B(2016) 1 / 23

(2)

連続型確率変数とその乱数

L09-Q1

Quiz解答:[a, b) 一様分布

1 C= b1a.

2 E[X] = b1a12(b2−aa) = 12(a+b).

3 P(X a+ 2b

3 ) =

b

(a+2b)/3

1

b−adx= 1 3.

4 E[X2] = b−a1 13(b3−a3).

5 V[X] = E[X2](E[X])2 = 121(b−a)2. L09-Q2

Quiz解答:[a, b) 一様乱数の生成

(3)

1 d o u b l e g e t r a n d o m (d o u b l e y ){

2 d o u b l e s ;

3 s =5.0y3 . 0 ;

4 r e t u r n s ;

5 }

L09-Q3

Quiz解答:確率変数の変換 fQ(q) = {

1 (0≤q <1)

0 (他) なので,

1

P(R < 12a+b) =P(Q < 12) =

1

2 0

fQ(q) dq= 12

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(4)

連続型確率変数とその乱数 2 fR(r)dr =fQ(q)dq より,

fR(r) = 1

dr dq

fQ(q) = 1

a ×fQ(q) = {1

a (b≤r < a+b) 0 (他)

q r の範囲に注意.

q · · · 0 · · · 1 · · ·

r a a+b

なお,この fR(r) を先に求めた場合は, 1は次のように計算できる.

P(R < 1

2a+b) =

1

2a+b

−∞ fR(r) dr= 0 +

1

2a+b b

1

a dr = 1 2. この fR(r)は, L09-Q2 のdouble getrandom(double y)で生成される 乱数の確率密度関数. ちゃんと一様になってるでしょ.

(5)

復習

:

正方形クッキーの質量から一辺の長さへの確率変数の変換

I

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(6)

連続型確率変数とその乱数

復習

:

正方形クッキーの質量から一辺の長さへの確率変数の変換

II

Quiz(確率変数の変換)

あるクッキー製造器が,ボールからとってくるひとかたまりの生地の質量 はQg である. 確率変数Q は次の確率密度関数にしたがう.

fQ(q) = {1

36 (64≤q <100) 0 ()

クッキー製造器では,Qg の生地から,一辺 R=g(Q) =√

Qcm の正方 形のクッキーが焼ける(本当は比例定数あるけど省略).

1 Qの母平均値と母分散を求めよう.

2 確率 P(Q >82)を求めよう.

3 クッキーの一辺 R cm のしたがう確率密度関数fR(r) を求めよう.

4 R の母平均値と母分散を求めよう(2つの方法で).

5 確率 P(R >9)を求めよう(2つの方法で).

(7)

1 E[Q] =∫+∞

−∞ q fQ(q) dq = 64+1002 V[Q] =· · ·= 121(10064)2 = 108..

2 P(Q >82) = E[1[q>82](Q)] =∫100

82 1

36 dq = 12.これはQが一様分布 だから.

3

fR(r) = 1

1 2

1q

fQ(q) = 2rfQ(q(r)) = {r

18 (8≤r <10) 0 ()

1 y

1 2 s

1 y

1 2 s

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(8)

連続型確率変数とその乱数

(9)

母期待値

E[ϕ(Q)]=

母平均値

E[R]

の推定

確率変数の変換R=ϕ(Q) =g(Q)を考える.

座標の標本X(1)(T),· · ·, X(N)(T). 標本サイズ()N= 1000 標本からの推定

座標Qの母平均値E[Q]の推定値 標本平均値 X= 1

N[X(1)(T) +· · ·+X(N)(T)]

.

座標の関数R=ϕ(Q)の母期待値E[R]の推定値 標本期待値 ϕ(Q) =R= 1

N[R(1)+· · ·+R(N)], R(i)=ϕ(X(i)(T)) Rの母分散V[R]の の推定値

不偏標本分散 SR2 = 1

N1[(R(i)R)2+· · ·(R(N)R)2] = N

N1[R2(R)2] 母期待値E[ϕ(Q)]の区間推定は,母平均値E[R]の区間推定と同じこと.

確率空間(大学院) 樋口さぶろお (数理情報学科) L10逆関数法による乱数生成 計算科学☆実習B(2016) 9 / 23

(10)

連続型確率変数とその乱数

(

母分散未知の場合の

)

区間推定

区間推定

R=ϕ(Q) の標本平均値 としてm,不偏標本分散 としてs2 が得られた とき,母期待値µ= E[R],

信頼係数1−α の信頼区間は m−tα/2(N1)×

s2/N < µ < m+tα/2(N 1)×s2/N 異なる シード で

このポリシーで何回も推定した

と き,µがこの不等式を満たす(=信頼区間に含まれる)確率は1−α.

標本サイズN が大きくなると信頼区間は

小さくなる

信頼係数1−α が大きくなると信頼区間は

大きくなる

計算科学☆実習B(2016)L03 確率統計☆演習I(2015)L11 確率統計☆演習I(2015)L12

(11)

ここまで来たよ

3 連続型確率変数とその乱数

4 逆関数法による乱数生成 逆関数法

連続座標のランダムウォーク

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(12)

逆関数法による乱数生成 逆関数法

逆関数法

Q が[0,1)一様分布にしたがう(fQが区分的に定数)ときでも,R =g(Q) の確率密度関数 fR(r) は定数ではない. 以下 Q=Y(一様分布)

逆に,与えられたfR(r) にしたがう擬似乱数を作りたい うまい g R=g(Y)として作ろう!

変数変換 r=g(y)

[0,1)一様にしたがう y 0 1 fR(r)にしたがう r rmin rmax rmin, rmax は,f(r)>0 となるr の下限,上限. r =g(y) はどんな関数?

(13)

原理fR(r) dr=fY(y) dy 微分方程式fR(r)dr

dy =fY(y) 両辺を y= 0 から y まで積分

y

0

fR(r)dr

dy(y)dy=

y

0

fY(y) dy

r=g(y)

rmin

fR(r)dr=y

P(R < g(y)) =P(Y < y) 左辺を次のように呼ぶ.

累積分布関数

F(r) =

r

rmin

fR(r) dr(=

r

−∞fR(r) dr)

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(14)

逆関数法による乱数生成 逆関数法

累積分布関数

F(r)

の意味

F (r) = P (R < r)

r −∞ rmin rmax +

fR(r) =F(r) 0 0 0 0 0 F(r)

0 0 1 1

0 1 2 3 4 5

0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0

(15)

動画 https://www.youtube.com/watch?v=cbgpdRW_5kQ

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(16)

逆関数法による乱数生成 逆関数法

逆関数法の手続き

書き直すと

F(g(y)) =y

乱数を作りたい確率変数 Rの 累積分布関数F(r) の逆関数がg(y).

逆関数法(逆変換法)

fR(r)に従う乱数を,r =g(y) [0,1)一様乱数Y から作るには,g(y) 次の様に決めればいい.

1 R の累積分布関数 F(r) =

r

−∞fR(r) dr を計算する.

2 範囲 0≤y <1, rmin≤r < rmax で,y=F(r) を解いて,逆関数 r=F1(y) =g(y) を求める.

1 d o u b l e g e t r a n d o m (d o u b l e y ){ /∗y[ 0 , 1 )一 様 乱 数∗/

2 r e t u r n g(y); / 上 で 求 め た 式 を 書 く /

3 }

(17)

L10-Q1

Quiz(逆変換法) 確率密度関数

fR(r) = {1

2r (0≤r <2) 0 ()

に従う乱数 R を,[0,1)一様乱数 y から r=g(y) で作りたい. g(y) を求 めよう.

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(18)

逆関数法による乱数生成 逆関数法

L10-Q2

Quiz(逆関数法) 確率密度関数

fR(r) = {3

2 8

√r (0≤r <2)

0 (他)

に従う乱数 R を,[0,1)一様乱数 y から r=g(y) で作りたい. g(y) を求 めよう.

(19)

L10-Q3

Quiz([a, b) 一様乱数の生成)

次の確率密度関数を持つ確率変数Rを考える.

f(r) = {

1/5 (3≤r <2) 0 (他)

Rに対応する疑似乱数を返す関数double getrandom(double y) を書 こう. ただし,y としては[0,1)一様乱数を代入する.

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(20)

逆関数法による乱数生成 逆関数法

L10-Q4

Quiz(連続的な値をとる疑似乱数)

次の確率密度関数を持つ確率変数Rを考える.

f(r) =





4/3 (1/4≤r <1/2) 8/3 (1/2≤r <3/4) 0 (それ以外)

Rに対応する疑似乱数を返す関数double getrandom(double y) を書 こう.

(21)

ここまで来たよ

3 連続型確率変数とその乱数

4 逆関数法による乱数生成 逆関数法

連続座標のランダムウォーク

樋口さぶろお (数理情報学科) L10逆関数法による乱数生成 計算科学☆実習B(2016) 21 / 23

(22)

逆関数法による乱数生成 連続座標のランダムウォーク

連続座標のランダムウォーク

t∈Z: 時刻 時間離散

X(t+ 1) =X(t) +R(t+ 1)

これまで 空間離散(離散座標),時間離散ランダムウォーク

R(t) 整数値をとる離散型確率変数 ⇝ X(t)整数値をとる離散型確率変数 離散型確率変数 R(t) は確率関数P(R=k) =pk で指定される.

これから 空間連続(連続座標),時間離散ランダムウォーク R(t) 連続型確率変数X(t)連続型確率変数

連続型確率変数 R(t) は確率密度関数fR(r) で指定される. オイラー表現によるマルコフ連鎖の数値計算はできない…

状態数が無限大だから

確率シミュレーションで.

(23)

お知らせ

任意レポートは 2016-06-29水まで 2016-07-06水まで 月昼 樋口オフィスアワー(1-502)

チューター/Mathラウンジ 月火水木昼 1-614

https://manaba.ryukoku.ac.jp

マイページの下の方に manaba出席カード 提出

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参照

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