茨城大学教育学部紀要(教育科学),28号(1979),181−193. 181
アメリカ現行州憲法の公立学校設置に関する規定
上 原 貞 雄
(1978年10月3日受理)
Current American State Constitutional Provisions
for the Establishment of Public SchoolsSadao UEHARA
(Received October 3,1978)
1 公立学校の発展
アメリカ公立学校(public school)の起源は,がんらい特に聖書に関する知識の普及に熱心であ ったピューリタンが支配したニュー・イングランド地方,とりわけマサチュセッツ植民地において認 められる。同植民地では,早くも1647年の法律により,50家族以上のタウン(town)に対して読み
・書きを教える1名の教師を任命すること,そして大学進学希望者のために100家族以上のタウンに 対してグラマー・スクール(gra㎜ar school)を設置することが要求された。もっとも,この場合,
いずれの学校もその設置の動機から推察されるように宗派的であり,決して無償とはされなかったし,
また少数特権者のためのグラマー・スクールの設置が規定されたことは,ヨーロッパ的複線型学校制度が継 承されたことを意味する。しかも,これが範とされて,1680年までにはニュー・イングランド地方の 他のほとんどの植民地においても同様な法律が制定されるようになったとはいえ,かかる公立学校制 度は,18世紀末葉以来の商工業の発達や多様な宗派の移民流入によるピューリタン支配体制の崩壊と ともに,急速に荒廃していった。ただ,ここで一層注目されるべきことは,マサチュセッツ植民地を はじめとして同地方において,植民地政府の法的規制のもとに各タウンにより上記のような公立学校
の設置がなされ,かつこれが重要な先例となって,合衆国の独立以後,やがて州の法的規制のもとに 樋の地方学校函)(1。,al sch。。1 di,t,i,t)により正当臆味での公立学校の設置がなされるよう になったことであろう。
ここにいう正当な意味での公立学校とは,カバリー(Elwood P. Cubberley)によれば,「無償の,
税金により維持される,超宗派的な,州により支配される学校」(free・tax−supP。rted・non一 sectarian, state−cσntrolled schools)であり,またその成立・発展過程は,がいして公費獲得,
貧民学校思想排除,完全無償化,州監督制度確立,宗派主義排除,ハイ・スクール設置および州立大 学設置の諸局面駆分される響しかし,そのよう舩立学校の設置がようやく見られるようになった のは,19世紀もほぼ第二四半期に入ってからであったといえる。
実際,19世紀にかなり入っても,ニュー・イソグランド地方では植民地時代以来のある種の公立学
校が存続したとはいえ,それはやはり宗派的な有償の学校であったし,またその他の地方では植民地
時代以来の私教育の伝統が根強く支配していたために,教育は通常私的に家庭もしくは宗派学校でな
されたほか,例外的に救貧的施策として貧民学校(pauper school)もしくは徒弟制度のもとで行な われていた。なお,その頃,北部の諸都市に新たな中等学校として近代的・実学的内容をとり入れた 私立のアカデミー(academy)が隆盛に向かいつつあったこともあげられる。しかし,19世紀の第二
の急増に加えて西部における辺境開拓の飛躍的進展による農民勢力の台頭を背景に,いわゆるジャク ソニアγ・デモクラシー(Jacksonian Democracy)がほうはいとして起こり,労働者・農民階級は 平等な政治や社会の実現をめざして諸制度の改革を要求したが,特に労働者階級は平等な教育機会の 保障を求めて,すべての子剃こ開かれた「共通な学校」(コモン・スクール,co㎜on school)と しての公立学校の設置を強く主張するにいたった。また,こうした教育要求に応じて,特にニュー・
イングランド地方や旧北西部領地の諸州を中心に,各種の地方学校区により正当な意味での,つまり 3)
ウ償・超宗派・州支配の公立学校が設置され,かつこれに加うるに,やがてその上構部分の延長とし て公立ハイ・スクール(public high school)が設置されるようになった。たとえぽ,当時の公立 学校設置運動のなかで絶えず指導的地位を保持し続けたとみられるマサチュセッツ州では,1827年の 法律により,50家族以上のタウンもしくは学校区が読・書・算を主要な教育内容とする公立学校を,
そして500家族以上の市・タウンもしくは学校区が実質上ハイ・スクールとされるものを含む公立学 校雄持すべきこましかもこれら撫償学校とするために,従来傭実蝦業料とみとめられるレ イト.ビルの制越,at,−bill融。m)を廃止し?かつそれにかわるものとして直接的鮪課税の 制度を採用すべきことを要求したほか,これらの地方学校区当局による特定宗派のための教科書購入
・使用の指示を禁止した。また,1837年には,地方学校区の公立学校運営に対してある種の州として 7) フ監督(state supervision)を行う州教育委員会(state board of education)が設置された。
ところで,このようなマサチュセッツ州の場合をはじめとして,その後南北戦争までに南部の諸州を 除くかなり多くの州において次第に公立初等学校およびこれに接続する公立ハイ・スクールが各種の 地方学校区により設置されるとともに,それらは基本的には無償・超宗派・州支配の公立学校制度と して組織化されるにいたったのである。加うるに,そうした公立学校制度の頂点にやがて位置づけら れるべきものとして・これよりさき特に1819年のダートマス・カレッジ事件(Dartmouth College case)
ノ関する連邦最高裁判所の判鵡機に,その翌年におけるインデ,アナ大学(U。iversity。f I。一 diana)の創設に続いて若干の州立大学(state university)が設置もしくは開学されるにいたっ たこともあげられる。なお,南北戦争後には,南部諸州でも公立学校制度が黒人分離教育の問題をか かえこみつつ本格的な発展をとげるにいたったことを付記しておく。
9)
アのように,アメリカの公立学校は,その発展の経緯から,広義には全住民の子弟のために各種の 地方学校区により設置された公立初等学校および公立ハイ・スクールに加えて州立高等教育機関をも 包括すると理解される。本稿では,この広義での公立学校の特に設置に関してなされた諸州憲法の規 定に限定して考察することとし,そのほかの公立学校にかかわる義務教育,宗教教育,黒人分離教育,
教育行政および財政の諸問題に関するものについては,別に取り扱うこととしたい。
2 公立学校設置に関する州憲法規定の制定
公立学校設置に関する最初の法規定が早くもマサチュセッツ植民地の1647年の法律において認め
られ,かつその後これを範として同様な法律がニュー・イングランド地方の他の植民地においても制
定されたことは,既に述べた。
上原:アメリカ現行州憲法の公立学校設置に関する規定 183
ところで,州憲法史上,はじめて公立学校設置に関する規定が設けられたのは,独立宣言の発せら れた1776年に急進的な内容をもって制定されたペンシルヴェニア州憲法においてであった。同州憲 法では,確かに「各タウンに、校以上の学纐・設置されるべき」こ2°〜Sec.44)と定めていた.しか
し,1790年の憲法改正により,そうした規定は貧民学校の維持を含む規定にとってかえられてしまっ 11)
ス。実際,独立後ほぼ半世紀ほどの間に制定された初期23州憲法においては,別の論文でも明らか にしたように,がいして,州政府が州民のために教育の振興をはかる責任と権限とをもつというアメ
リカ教育行政上の重要な基本原則が示されたにもかかわらず,公立学校に対する態度は必ずしも積極 的なものではなく,したがってその設置・維持に関する何らかの具体的な言及はあまり見られなかっ たといえる。ただ,上記ペンシルヴェニア州憲法の規定に追加すべき若干の事例をあげれぽ,1777年 制定のジ・一ジア州憲法が「各カウンティ」(county)において「学校」を設置しなければならない こぎ2{A。t. LIV),また1777年希1定および1786年改正のヴ。一モント少卜1憲法が「各タウン」におい て「学校」を,「各カウンティ」において「グラマー・スクール」を,そして「本州」において「大 学」を設置しなけれぽならないこ差3h777, S。,. XL。nd、786,Ch。p.皿S。,.XX:㎜)と定め たほか,1819年制定のメイン州憲法が「各タウン」による「公立学校」の設置を要求することを州 議会の責務とし槻定し君4〜A,t.剛程度である.なお,上記ヴァーモント州憲法暢合,植民地 時代以来のグラマー・スクール設置要求がほぼそのまま受けつがれていることも見のがしてはならな
い点であろう。
これに対して,19世紀中葉以後には,多くの州において,既に述べたような正当な意味での公立学 校が大幅に普及するようになり,かつこれに加えて,州政府の諸権限を仔細に列挙してその濫用を防 止しようとする意図から,長文詳翫憲法を制定する傾向が顕著に見られるようになり1 P)そのような 事情のもとに,各種の地方学校区による公立学校の設置・維持や州立大学などの設置・維持に関して 何らかの規定を設ける州憲法が次第に多くみとめられるにいたった。たとえぽ,1835年制定のミシガ
ン州憲法(Art.XSee.3),1846年制定のアイオワ州憲法(Arも9Seo 3),1848年制定のウィスコンシン 州憲法(ArしXSec.2),1849年制定のカリフォルニア州憲法(ArMO Sec.3),1864年制定のネヴァダ 州憲法(Ar口X Sec.2)および1868年改正のサウス・カロライナ州憲法(Art・XSec.3汝どにおいて,そ れそれこれらの州内の各「学校区」により「学校】もしくは「コモン・スクール」が設置維持されるべきこと を定めた。また,この間に,1848年制定のウィスコンシン州憲法(Art. X Sec.6),1855年制定のカ ンサス州憲法(Art.V皿Sec.3),1857年改正のアイオワ州憲法(Art. P(Sec.11),1864年制定 のネヴァダ州憲法(Art.)豆Sec.4)および同年改正のルイジアナ州憲法(Art.)豆See・143),
1868年改正のサウス・カロライナ州憲法(Art. X Sec・9)などにおいて,それぞれに州立大学が 設置・維持されるべきこと,もしくは州立大学の設置・維持に関する規定が州議会によりなされるべ きこととされた。しかも,このような公立学校もしくはコモン・スクールや州立大学などの設置・維 持に関する何らかの規定は,その後今世紀のほぼ第一四半期までに制定もしくは改正された他の多く
く州憲法においても,かなり頻繁にみられるようになったのである。
なお,近年制定もしくは改正された若干州憲法では,むしろ一般的傾向として短文簡略化をむねと しているため,たとえぽアラスカ州憲法(1958)やハワイ州憲法(1959)やミシガン州憲法(1964)の 場合のように,州立大学の設置に関するものは別として,中等段階以下の公立学校の設置などに関す
る具体的な規定は,がいして省略されているようである。
3 公立学校設置に関する現行州憲法規定の分析
(1)中等段階以下の公立学校の設置に関する現行州憲法の規定
現行州憲法の公立学校設置に関する規定は,もちろん州によってさまざまであるが,便宜上,これ らを中等段階以下の公立学校の場合と州立大学を含む州立高等教育機関とに分けて,考察を進めるこ ととしたい。
まず,中等段階以下の公立学校の設置に関する現行州憲法規定については,アブラハムソン編集の 憲法資料『合衆国の憲法一国と州との一』(S.S・Abrahamsoned・;Constitutions of the 16)
tnited States,National and State,2vols.,1962.)に集録されたものを基本資料として,特 にそれらの規定のしかたに着目して分類すれば,それらは第1表のように一応整理することができる。
すでに述べたように,初期植民地時代におけるニュー・イングランド地方のタウンによる公立学校 設置が重要な先例となって,独立以後,やがて正当な意味での公立学校が発展する過程において,各 種の地方学校区による公立初等・中等学校設置の原則が確立されたわけであるが,現行州憲法におい てこのこ・とを直接的かつ明確に規定しているのは,第1表によれば,わずかにコロラド,ジ・一ジア アイオワ,ニュー・メキシコ,ヴァーモントの5州だけである。また,それらの州憲法では,がいし て「各学校区」もしくは「各タウン」において「公立学校」,「コモン・スクール」もしくは「学校」
が毎年一定期間以上設置・維持されなけれぽならないとして,地方学校区の公立学校設置義務を定め ている。いうまでもなく,かかる公立学校設置義務の規定は,義務教育制度の重要な一環として理解 されるべきである。なお,ジョージア州憲法の場合,「各カウンティには,その境界内に公立学校を 設置維持する蔽が与えられる認と定めており,ここでは,地方学校区の公立学搬置権を認め る趣意の規定のしかたをしている点が注目されると思う。
第1表 現行14州憲法の公立初等・中等学校設置に関する規定の要約
現行州憲法 直 接的 規 定 間 接 的 規 定
アリゾナ(1912) 州議会は,各学校区において
Art.X【S.1 毎年少なくとも6か月間1校の
無償学校が設置・維持されるべ きコモン・スクール制度を規定 しなければならない。
カリフォルニア 州議会は,各学校区において
(1879)
毎年少なくとも6か月間1校の
Art. K S.5
無償学校が維持かつまかなわれ
るべきコモン・スクール制度を 規定しなけれぽならない。
コロラド(1876) 州内の各学校区において,毎
Art. P(S.2
年少なくとも3か月間1校以上
の公立学校が維持されなけれぽ ならない。
フロリダ(1968) 学校区教委は,学校区内のす
Art.KS.4(b) べての無償公立学校を運営・支
配・監督しなければならない。
上原:アメリカ現行州憲法の公立学校設置に関する規定 185
ジョージア カウンティには,その境界内
(1945)Art.皿S.V
に公立学校を設置・維持する権 Parag・1 限が与えられる。
アイオワ(1857) 各学校区において,毎年少な Art. P(1st くとも3か月間コモン・スク→しが組 S.12 織・維持されなければならない。
メイン(1820) タウンが自らの経費で公立学校
Art.咀 の財政的保障・維持のために適
切な規定をすることは,州議会の 権限かつ責任でなけれぽならない。
ミネソタ(1857) 州議会は,学校基金より生じ
Art. V皿S,3 る収入により,州内の各タウン
シップにおいて十分かつ有効な 公立学校制度を確保するような 規定をしなけれぽならない。
ミシシヅピー 州議会は,州内の各カウンテ
(1890)
イにおいて,州議会の定める期
Art.8S.205 間1校以上の無償公立学校を維
(1960修正) 持・設置することを,その裁量
において規定することができる。
モンタナ(1889) 州内の組織された各学校区に
Art. X S.6 おいて,毎年少なくとも3か月
間1校の公立無償コモン・スク 一ルを維持するよう規定するこ とは,州議会の責務でなけれぽ ならない。
ネヴァダ(1864) 州議会は,各学校区において
Art.11 S.2 毎年少なくとも6か月間学校が
(1938修正) 設置・維持されるべき統一的な
コモン・スクール制度を規定し なけれぽならない。
ニュー・メキシ 州内の各学校区において,毎
コ(1912)
年少なくとも5か月間1校の公立
Art. XI S.4
学校が維持されなければならない。
ヴァーモント 各タウンにおいて,もしくは
(1793)
州議会の承認を得て諸タウン共
Art.∬S.64 同で,有効な数の学校が維持さ れなけれぽならない。
ウィスコンシン 州議会は,ディストリクト・
(1848)
スクールの設置を規定しなけれ
Art. X S.3 ぽならない。
注本表は,S.S.Abrahamson ed.;Constitutions of the United States,Nalional and State,2vols.,1962.を主要資料として作成した。現行州憲法は,アルファベット順に 列蝉し,また憲法の条節の表記に際しては,次の略号を使用したo
Art.;Article(条) S.=Section(節) Parg汗Paragraph(項)
これに対して,現行州憲法上,地方学校区による中等段階以下の公立学校の設置については,上記 のように直接的に規定せず,むしろ州議会の立法権や学校区教育委員会の行政権に言及する形で間接 的に規定している場合の方が比較的多く,同表によれぽ,それらはアリゾナ,カリフォルニア,フロ リダ,メイン,ミネソタ,ミシシッピー,モンタナ,ネヴァダ,ウィスコンシンの9州を数える。た とえば,それらのうち,アリゾナ,カリフォルニァ,ミシシッピー,モンタナ,ネヴァダの5州憲法 では,表現のしかたに若干の違いはあるものの,つまるところは一致して,「州議会」は「各学校区」
もしくは「各カウンティ」において毎年一定期間以上「無償学校」,「無償公立学校」もしくは「公 立無償コモン・スクール」を設置・維持すべきことを規定しなけれぽならないとしている。また,フ ロリダ州憲法では,むしろ各学校区のかかる公立学校設置義務を暗にその前提として,「学校区教育 委員会(district school board)は,学校区内のすべての無償公立学校を運営・支配・監督しなけ
ればならない論と定めている。
なお,同表の間接規定の欄には掲げなかったけれども,そのほか,現行憲法において各学校区によ る公立学校設置については言及せずに,ただその財政的保障措置についてのみ何らかの規定を設けて いる州は,相当に多い。すなわち,アラバマ,アーカンソー,コネティカット,デラウェア,アイダ ホ,インディアナ,カンサス,ケンタッキー,ルイジアナ,ミズリー,ネブラスカ,ニュー。ジャー ジー,ニュー・ヨーク,ノース・カロライナ,ノース・ダコタ,オハイナ,オクラホマ,オレゴン,
ロード・アイランド,サウス・カロライナ,サウス・ダコタ,テネシー,テキサス,ユタ,ヴァージ ニア,ワシントン,ウェスト・ヴァージニア,ワイオミングの28州の場合がそうである。もちろん,
これらの州憲法における関係規定の内容はさまざまであり,ここでそのような教育財政に関する規定 内容にいちいち立ちいることは本旨でないのでさしひかえるが,ただカンサスおよびネブラスカの2 州憲法において,毎年一定期間以上「コモン・スクール」が維持されない学校区には学校基金からの 支出力・さしとめら泌繍の規是9〜Kan,。、. A。t.6S。,.4and N。b,a、㎏. A,t. W S。,.7)を含 んでおり,したがって逆説的表現ながら,間接的に各学校区の公立学校設置義務に言及しているとも 解されることを指摘しておきたい。
このようにみてくると,現行憲法上,地方学校区による公立学校設置に関して何らかの明確な規定
を設けている州は,意外に少ないといえる。また,公立学校を初等段階のものと中等段階のものとに 20)区別して,その設置を規定している州の事例も見あたらない。しかし,別論文において既に明らかに
したことではあるが,総じて各州憲法により公立学校を中心とする学校制度の制定・維持に関しては 州政府がその主要な責任と権限とを有するという基本原則が何らかの形で規定されているので,また 実際,この表の間接的規定の欄からも多分にうかがえるように,地方学校区の公立初等・中等学校設 置に関する具体的規定は,たいていの州では,むしろ法律事項として州議会に委任されているものと みられる。
② 州立高等教育機関の設置に関する現行州憲法の規定
州立大学を含む州立高等教育機関の設置に関する現行州憲法の規定についても,同じく前記アブラ ハムソン編集の憲法集『合衆国の憲法一国と州との一』をもとに,これらを州立大学およびカレ
ッジに関するものとその他の州立高等教育機関に関するものとに分け,かつその規定のしかたに着目
して分類すれば,ほぼ第2表のように一応整理することができる。同表によれば,現行州憲法上,州
立高等教育機関の設置に関して何らかの規定を設けている州は,全50州中過半の27州にのぼるが,
上原:アメリカ現行州憲法の公立学校設置に関する規定 187
これらの州憲法では,ほとんどの場合,州立大学およびカレッジに関してのみ,そして例外的に若干 の場合,その他の州立高等教育機関をも含めて,そうした規定を置いているといえる。
まず,州立大学およびカレッジの設置については,現行州憲法のなかでこれを直接的かつ明確に規 定しているのは,わずか4州にすぎないことが指摘される。それらは,アラスカ,コネティカット,
ハワイ,アイオワの諸州である。たとえば,アラスカ州憲法やハワイ州憲法では,ほぼ同様な表現で,
「アラスカ大学」(University of Alaska)や「ハワイ大学」(University of Hawaii)がそれ それの憲法規定により設置されるとしている。また,アイナワ州憲法では,「州立大学が他の場所で フ分校をともなわずに_力脈設置されな肋ぽならな、鴛1とし,コネテ,カ。ト州憲法では,「コ lテ,カ。ト大学」(U。iversi域。f C。nne,ti,ut)が「繍」されなけれぽならな・1襲めてい
る。
第2表現行27州憲法の州立高等教育機関設置に関する規定の要約
現行州憲法 直 接 的 規 定 間 接 的 規 定
アラ・ミマ(1901)
(州立大学の理事会,財政的
Art・)]VS・264,
保障を規定。)
2657266 (Alabama Polytechnic Instituteの理事会,財政的保 障を規定。)
アラスカ(1956) Univ. of Alaskaがこれより
Art. VE S.2設置される。
アリゾナ(1912) (州立大学の理事会を規定。)
Art. X[S.5
カリフォルニア (Univ. of Californiaの理
(1912)
事会を規定。)
Art. P(S.9
コロラド(1876) (州立大学の理事会・学長を
Art. X Sユ2,13
規定。)
コネティカット 州は,Univ. of Comectieut
(1965)
を含む高等教育制度を維持しな
Art.8th S.2 けれぽならない。
ジョージア(1945) (Univ. System ofGeorgia
Art.皿S. W の理事会を規定。)
ハワイ(1959) Univ. of Hawaiiがこれに
Art. K S.4
より州立大学として設置される。
アイダホ(1890) 既存の法律により設置された
Art. K S.10 Uni仏of Idahoの位置はこれ
により確認される。
アイオワ(1857) 州立大学が他の場所での分校 Art.KS.11 をともなわずに一箇所に設置さ
れなければならない。
カンサス(1861) 適当かつ中央の地点での州立
Art.6S.7 大学の設置のために,法律によ
り規定がなされなければならない。
ルイジアナ (Louisiana State Uni脇,
(1921) A&MCollegeの理事会や, 一
Art. X∬ S.9
Northwestern state College
of Louisianaなどの管理を規
定。)
(Louisiana Polytechnic Instituteの管理を規定。)
ミシガン(1964) 州議会は,Univ・of Michigan,
Art. M皿S.4
Michigan State Univ」,Wayne
State Univ.,Eastern Michigan Univ・などの維持のため支出し なけれぽならない。
ミネソタ(1857) 既存の法律により設置された
Art. V皿S.4
Minnesota Un越 の位置は確
認され,かつUniv. of the S tate
of Minnesotaであると宣言さ
れる。
ミシシッピー (Univ・of MississipPi,
(1890)
MississipPi State College,
Art.8S.213 MississipPi State College
一A for Wbmen, A&MCollege
of Mississippiなどの理事会 を規定。)
(Mississippi Negro Train一 i㎎Sehoolの管理機関を規定。
ミズリー(1945) (州立大学の理事会を規定。)
Art. K S.9(a)
ネブラスカ (Uni脇of Nebraskaの理事
(1875)
会を規定。)
Art.VE S・10,
(State Normal Schoo1の
13 管理機関を規定。)
ネヴァダ(1864) 州議会は,State Univ.の設
Art.11 S.4, 置を規定しなければならない。
5 州議会は,NomlaI School
設置の権限を有するものとする。
ニュー・メキシ Univ. of New Mexico, New
コ(1912)
Mexico State Univ.,New
Art. XE S.11
Mexico Highlands Univ.,New
Mexico Western Collegeは,
これにより州立教育機関として 確認される。
Eastem Nbw Mexico Nbrma1
上原:アメリカ現行州憲法の公立学校設置に関する規定 18g
School, New Mexico Institute of Mini㎎and Technologyな どは,これにより州立教育機関 として確認される。
ノース・ 州議会は,Univ. of North
カロライナ Carolinaを含む公立高等教育
(1868,1971修正) 制度を維持しなければならない。
Art.KS.8
mース・タコタ (州立大学の位置をGrand
(1889)
Forks市, North Dakota State
Art.)鉦X Univ. of Agriculture and
S.215 Applied Scienceの位置を
Fargo City市と規定。)
(鉱山学校の位置をGrand Forks市,州立師範学校の位置 をValley City市と規定。)
オクラホマ(1907) (Univ. of Oklahomaなどの
Art. XIII S.8,
理事会を規定。)
X皿一A,
X皿一B
サウス・ 州議会は,Clemson Agricu一
カロライナ lural College,Univ」of Sout
(1895)
Carolina, Winthrop Normal
Art.X[S.8 and Industrial Collegeを規 定することができる。
テキサス(1876) 州議会は, Univ」f Texas
Art. V旺S.10
と称される第」一級の大学を設置・組
識し,かつその維持・財政的保障・
指揮を規定しなければならない。
ユタ(1896) 既存の法律によるUn瓦of Utah,
Art.10 S.4 Agricultural Collegeの位置と 設置はこれにより確認される。
ウイスコンシン 州政府所在地もしくはその近
(1848)
くでの州立大学の設置のために,
Art.XS.6 法律により規定がなされなけれ
ばならない。
ワイオミング Un瓦of W70mi㎎は,これに
(1890)
より確認され,かつ諸部門をも
Art.〜狂S.15 つ同機関はこれによりUniv. of
the State of Wソomi㎎であ ると宣言される。
注本表は,S.S.Abrahamson ed;Constitutions of the United States,National and State,2vols.,1962を主要資料として作成したo現行州憲法は,アルファベット順に列挙し,
また憲法の条節およびその他の表記に際しては,次の略号を使用したo Art.=Article(条) Univ.=Uriversity
S. =Section(節) A&M=Agricultural and Mechanieal
これに対して,同じく州立大学およびカレッジの設置について,現行憲法上,直接的には規定せず,
■ ゙しろ既存の法律によるそれらの設置の確認,州議会へのそれらの設置規定の委任,あるいはそれら の設置を当然の前提としてのそれらの所在地や管理・運営などへの言及を通じて,間接的にこれを規 定しているとみられる州は,上記の直接的規定の場合の4州にくらべて一段と多く,23州にものぼる。
その大ざっぽなうちわけについていえば,現行憲法制定以前の法律による州立大学や州立カレッジの 設置を確認したものとしては,アイダホ,ミネソタ,ニュー・メキシコ,ユタ,ワイナミングの5州 の場合があげられる。たとえば,ニュー・メキシコ州憲法では,「ニュー・メキシコ大学(Univer一
sity of New Mexico),ニュー・メキシコ州立大学(New Mexico State University),ニュー
・メキシコ・ハイランズ大学(New Mexico Highlands University),ニュー・メキシコ・ウェス ターン・カレッジ(New Mexico Wbstern College)」は,「これにより州立教育機関として確認さ
お)
れる。」 とあり,そしてワイオミング州憲法では,「ワイオミング大学(University of Wンomi㎎)
は,これにより確認され,かつ諸部門をもつ同機関は,これによりワイオミング州立大学(Univer一 24)
唐奄狽凵@of State of Wyomi㎎)であると宣言される。」と定められている。また,州立大学や州立 カレッジの設置規定を法律事項として州議会に委任しているものとしては,カンサス,ミシガン,ネ ヴァダ,ノース・カロライナ,サウス・カロライナ,テキサス,ウィスコンシンの7州の場合があげ られる。たとえば,カンサス州憲法では,「適当かつ中央の地点での州立大学設置のために,法律に 25)
謔闍K定がなされなけれぽならない。」 とあり,そしてネヴァダ州憲法では,「州議会は,州立大学 26)
フ設置を規定しなければならない。」と定められている。また,州立大学や州立カレッジの設置を暗に 前提としてその所在地もしくは管理・運営への言及をしているものとしては,アラバマ,アリゾナ,
カリフォルニア,コロラド,ジョージア,ルイジアナ,ミシシヅピー,ミズリー,ネブラスカ,ノー ス・ダコタ,オクラホマ,の11州の場合があげられる。たとえぽ,ノース・ダコダ州憲法では,「州立大 学」の所在地をグランド・フォークス(Grand Forks)市,「ノース・ダコタ州立農科・応用科学大 学」(North Dakota State University of Agriculture and Applied Science)の所在地をフ
27)
@ その他の州憲法では,それぞれの州立大学や州立カレッァーゴ・シティ(Fargo City,)市と定め,
ジの管理・運営のために理事会(Board of Trustees,Board of Regents, Board of Curators)
の設置・構成・権限などを規定している。
つぎに,州立大学や州立カレッジ以外の州立高等教育機関の設置についてであるが,これに関して 現行憲法上,何らかの規定を置いているのは,アラバマ,ルイジアナ,ミシシッピー,ネブラスカ,
ネヴァダ,ニュー・メキシコ,ノース・ダコタの7州程度であって,州立大学や州立カレッジの設置 に関する場合と比較すると,きわめて少ない。しかも,それらのいずれも,上記と同じ意味での間接 的な規定にとどまっているといえる。たとえば,ニュー・メキシコ州憲法では,「イースターン・二 ユー・メキシコ師範学校(Eastern New Mexico Normal School),ニュー・メキシコ鉱工科イン スティテユート(New Mexico Institute of Mini㎎and Technology)」は,「これにより州立大学 28)
@関として確認される。」とし,ネヴァダ州憲法では,「州議会は,師範学校設置の権限を有するも のとす調とし,また.一ス.ダコタ州憲法で々ま,「鋤学校」(sch。。1。f mi。,,)の所在地をグ ランド・フォークス市,「州立師範学校」の所在地をヴァリー・シティ(Valley City)市と定めて い認)そのほか,アラ.・マ,ルイジアナ,ミシシ。ピー,ネブラスカの諸州憲法では,それぞれ「ア ラノミマ・ホリテクニック・インスティテユート」 (Alabama Polytechnic Institute),「ルイジア ナ・ポリテクニック・インスティテユート」 (Louisiana Polytechnic Institute),「ミシシッピー
・ニグロ・トレイニング・スクール」(Mississippi Negro Traini㎎School),「ネブラスカ州
上原:アメリカ現行州憲法の公立学校設置に関する規定 1g1
立師範学校」の管理に言及していといったぐあいである。
このように,過半の現行州憲法においては,州立大学およびカレッジを中心に州立高等教育機関の 設置に関して直接的もしくは間接的な表現で何らかの規定が見いだされる。この点は,中等段階以下 の公立学校の設置に関する場合と比較して,かなり顕著な対照をなしているといえる。また,近年制 定もしくは改正されたアラスカやハワイ州憲法もしくはコネティカット州憲法などの場合,その短文 簡略化の趣意から,地方学校区による中等段階以下の公立学校の設置に関して具体的な規定をまった
く有しないにもかかわらず,州立大学の設置および管理に直接言及している点も注目されよう。
4 総括、および私立学校設置に関する現行若干州憲法の規定
公立学校の設置の先例は,早くも初期植民地時代にピューリタンの移民したニュー・イングランド 地方,とりわけマサチュセッツ植民地においてみられたが,しかし少なからぬ州憲法において州立大 学を含めて公立学校の設置に関する何らかの具体的な規定がなされるようになったのは,ほぼ19世紀 の中葉以後のことであり,ニュー・イングランド地方および旧北西部領地の諸州を中心に正当な意味 での公立学校が発展する過程においてであった。今世紀にかなり入ってから制定もしくは改正された 若干州憲法には,明らかに短文簡略化の傾向がみとめられるにしても,現行州憲法では,中等段階以 下の公立学校の設置については14州が,また州立高等教育機関の設置については27州が直接もしくは 間接に何らかの規定を設けているといえる。
しかし,これに対して,私立学校の設置については,現行州憲法上,がいしてほとんど規定がなさ れていない。また,私立学校の設置・維持に関連する問題として,特に宗派学校に対する公費援助に ついては,政教分離の原則の立場から,大部分の州憲法においてそれが禁止されていることもあわせ て指摘されるが,このことの詳細については,あらためてとりあげたい。ただ,この国において公立 学校とともにその並存を認められる私立学校の設置・維持の法的および財政的基盤を確立させるため に,若干州憲法において特定の私立大学に関するものを中心にそのような関係規定が見いだされるこ
とも,見逃がしてはならない点であろう。
たとえば,コネティカット州憲法では,「イェール・カレッジの設置認許状」(Charter of Yale 31)
bollege)が確認されること(Art.8th Sec.3),またマサチュセッツ州憲法では,「ハーヴァード.
カレッジ」(Harvard College)の総長および教職員が従来どおりの「すべての権限・権威・権利・
32)
ゥ由・特恵・課税免除および特許を所有・使用・行使および享受すべきこと」(Pt.皿Chap. V Sec.
1)とある。さらに,カリフォルニア州憲法では,「レランド・スタンフォード・ジュニア大学」
(Leland Stanford Junior University)の「設置・維持もしくはその利益のために信託された,
すべての財産は,特別の齢により州の課税を鰍される」こ跳,t.KS,,.、。)としている.加 うるに,ミシシッピー州憲法では,私立学校の設置,私立学校の運営もしくは財政的保障,私立学校
34)への特権賦与のために「州議会は地方法,私法もしくは特別法を制定してはならないこと」 (Art.4
Sec.90)とあるほか,私立学校を含む教育機関などに対して遺贈された土地は,「10年を越えな い範囲で受贈者により合法的に所有もしくは保持されることができる」こと(Art・X】V Sec・270)
と定められている。最後に,現行州憲法上,公立学校設置に関する規定との対比において,これらの
ことを付記しておく。
注
1)ここでいう地方学校区は,がんらいニュー。イングランド地方の植民地に起源をもつ(普通)学校区だけで なく,市・タウン・カウンティなどをも含むあらゆる地方教育行政単位を総称したものであることをことわっ ておく。なお,かかる学校区の詳細については,拙稿「アメリカ現行州憲法の地方教育委員会および教育長に 関する規定」(茨城大学教育学部紀要,第26号,昭52)2−3ページを参照されたい。
2) Cubberley, Elwood P.,P〜↓ゐ♂乞o。召(紘oα診乞oπ aπ 6ん召乙「π記認56α診召3, revised and enlarged ed., 1962, pp. 176−177.
3)初期のハイ・スクールは,通常,独立のハイ・スクールとしてではなく,むしろ公立学校内の上構部分とし て発足したのであるが,これがやがて上構学校として独立し,かつ初等学校との年限区分・接続関係を明確に
してアメリカ独特の8・4制単線型統一r学校制度をようやく形成するにいたったのは,19世紀の後半にはいっ てからであったといえる。
4) Cubberley・Elwood P・・R¢α〔オ乞π93 臨P馳配乞o E4%oα莇oπ 乞π 孟ん8σπ舜θ♂5オα彦83,1934,
p.232.
5)レイト・ビルの制度は,学校維持の財源不足を補なうために,学校に子弟を送っている親にその子弟の人数 に比例して一定金額を割りあてるもので,それは一般課税と同様な方法で徴集されたが,実質的には授業料と
しての意味をもっていた。
6) Monroe,P., Fo%πゐπg oプ 診んθオ初¢γ乞oαπP磁島050んoo♂5ッ86佛,1971,p.321.
7) この場合,州教育委員会の任務は,公教育の実情に関する資料収集・情報提供とその改善・普及のための方 策提言とを行うにとどまり,その意味で強制力をもつ「権威によってではなく,啓蒙によって支配」もしくは 監督する性質のものであったことは注目にあたいする。(Cubberley,Elwood P., pω屍 o E吻o¢混oπ
zπ 6ん召 σπ乞ごθ4 5孟¢6¢3,revised and enlarged ed., 1962, p.222.
8)ダートマス・カレッジ事件(Trustees of Dartmouth College v.Woodward)では,私立のダート マス・カレッジを州議会がその設置認許状の一方的変更によって州立大学にしようとするニュー・ハンプシャ 一州の措置に関して,これが連邦最高裁判所により合衆国憲法違反とされたのであるがパその教育的意義とし ては,私立大学側の経営の法的基盤が確立される一方,州の側では別に州立大学を創設する方向にむかったこ とがあげられる。同事件の詳細については,拙著『アメリカ教育行政の研究一その中央集権化の傾向一』
昭46(東海大学出版会)178−183ページを参照されたい。
9)アメリカの公立学校(public schoo1)は,狭義には初等・中等段階のものをさす。(Good,Carter V.
ed.,1) o髭oπαγγo/E吻oα診 o砺1959,p.431.) しかし,ここでは,カバリーの立場にしたがって,
これを広義に解した。
10) Thorpe, Francis N. ed.,7ん召Fθ己θγ¢♂ ¢π45ごα 600π3 乞施あoπ8,00♂oπ α♂0ゐαγ診召73,
απ4 0渉ん67 0η7πεo Zαω8 0プ ごん8 5ごαごθ3, T8γ7・言孟oγ乞θ8 α記 (70♂oπ4θ8 1いoωoγ 17召γ¢≠oゾoγ¢
1アoγηz π9 んθ σπ乞云¢己 5ごα云θ3 0プ 14η多¢γ oα,1906,vol.5,P.3091.
11)拙稿「アメリカ現行州憲法における教育振興の目的・州責任および学校制度の制定・維持に関する規定」
(茨城大学教育学部紀要(教育科学編),第27号,昭53)を参照されたい。
12) Thorpe,Francis N. ed.; oP.cit., vol.2, P。784。
13) ibid.;vol.6,P。3748,P.3760.
14) ibid.;vol.3,P。1661.
15)拙稿「アメリカ合衆国州憲法の教育規定の歴史的変遷」(茨城大学教育学部紀要,第22号,昭47)を参照
上原:アメリカ現行州憲法の公立学校設置に関する規定 193
されたい。
16) Abrahamson, Shirley S.ed.,Ooπ3渉玩説 oπ3 のr ≠ん¢σπご診θ(オ5孟αごθ3・2Vα6乞oπα♂ αη4
.
T毎孟θ,2vols.,1962.のほか,その後の本書への追録(Supplements)も含めて資料とした。
17) Abrahamson,Shirley S.ed.;op.cit.vo1.1, Constitution of Georgia,p.58.
18) ibid.;vol.1, Constitution of Florida, p.23.
19)ibid.;・・1.LC…tit・ti・n・f Kansas,P・20・・nd・・1』・C・n・tit・ti・n・f N・b・a・ka・
P.27.