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静岡県地学会西部支部ラブジョイ彗星観望会報告

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Academic year: 2021

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静岡県地学会西部支部ラブジョイ彗星観望会報告

著者 加藤 国雄

雑誌名 静岡地学

巻 110

ページ 51‑51

発行年 2014‑11‑24

出版者 静岡県地学会

URL http://doi.org/10.14945/00024580

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─ 51 ─ 静岡地学 第 110 号( 2014 )

静岡県地学会西部支部ラブジョイ彗星観望会報告

加 藤 国 雄

静岡県立浜松東高校

 2013 年 12 月に予定していたアイソン彗星が,太陽の近日点付近で崩壊し,観察できなくなってし まった.アイソン彗星が崩壊したというニュースを聞いたとき,この観望会はどうなってしまうのか,

と思われたがまだラブジョイ彗星を観望できた.西風もあり,気温が 10℃に満たない 12 月 8 日(日)

早朝 5 時から約 1 時間の観望会を実施した.

 幸いにも,快晴の星空に恵まれ,予定通りに観望会を実施することができた.西遠女子学園校舎の 屋上に集合し,夜明け前の薄暗い中で参加者の自己紹介から始まった.13cm 屈折式赤動儀をはじめ,

反射望遠鏡や双眼鏡も使用した.天体が望遠鏡の視野に入ると,参加者は順番に交代で接眼レンズを 見上げた.

 最初にラブジョイ彗星を見た.肉眼では,ぼんやりとした明かり程度にしか見えない.倍率を上げ ても,ぼんやりとしたまま大きくなるだけであった.双眼鏡で探そうとしても,全く無理だと言うこ とが分かった.肉眼に対して,暫く時間をかけて撮影した写真では,確かに彗星の尾が分かる.ノイ ズを減らして良好な画質の写真を得るには何枚も撮影し,後でコンピュータによる画像処理を行うと 言うことであった.天文ファンが写真を撮影する理由がよく分かった.

 次に火星を見た . 赤いと言うよりもオレンジ色という印象であった.少しだけ大きさがあるよう に見えた.表面の模様や極冠は見えない.現在は火星の大接近からはほど遠い.

 西の空に木星を見た.最初はシュミット型望遠鏡で見た.木星の左上に 2 つの衛星がはっきり見え た.ガリレオガリレイは自作の望遠鏡で木星の衛星を発見したと言うからすごい.続いて大きい望遠 鏡で見た.木星の表面には,たすきを掛けたような縞模様がはっきりと分かった.左上に 2 個,右下 に 1 個の衛星が見えた.太陽系最大の惑星とあって,迫力があった.

 6 時前には東の空が明るくなり,観望会を終えた.参加者は約 10 名.そのうち地学会会員は 3 名 であった.天体観測には,事前の準備から事後の片づけまで,大変な仕事がある.あらゆる仕事を含 め,講師を務めていただいた今村守孝会員に,改めてお礼を申し上げます.

参照

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