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グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2) CONTENTS 本ガイドについて Ⅰ グローバル ILL ガイド導入編 1. GIF(Global ILL Framework 3 グローバル ILL フレームワーク ) とは 2. システム間リンク 5 3. 参加機関と参加状況 6 4.

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(1)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)

GIF (Global ILL Framework) ガイド

OCLC 版]

Ver.3. 3

2013年2月

国立大学図書館協議会

学術情報委員会

Global ILL Framework (GIF) Project Team

http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/gif/

(2)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)

CONTENTS

本ガイドについて

Ⅰ グローバル

ILL ガイド導入編

1. GIF(Global ILL Framework

グローバルILL フレームワーク)とは 3 2. システム間リンク 5 3. 参加機関と参加状況 6 4. 料金決済のしくみ 8 5. 参加の要件と手続き 6. 今後の展望 11 13 7. GIF ホームページ,メーリングリ スト,関連サイト 13

Ⅱ グローバル

ILL ガイド実務編

1. 依頼の流れ 2. 複写依頼業務 16 18 著作権応諾 CCG,CCL について 27 3. 貸借依頼業務 28 4. 料金支払 34 5. 受付の流れ 6. 複写受付業務 36 37 7. 貸借受付業務 39 8. 料金請求 42 付録1 レター(電子メール)文例集 44 付録2 謝絶等の理由記述方法 50 付録3 グローバル ILL 利用申込[OCLC 版] 53 付録4 日米ILL/DD 基本合意文書 58 レンディングポリシーの記載方法

(3)

グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)

本ガイドについて

(1) 本ガイドの目的

本ガイドは,GIF(Global ILL Framework) の概要,GIF への参加案内,及び,参加館が OCLC との ILL リンクによるシステム運用(文献複写及び現物貸借の依頼・受付業務)を 行うにあたっての基本事項を説明するものです。 なお,国立情報学研究所では ILL の国際化を目指している観点から「グローバル ILL」 と呼んでいます。 (2) 問い合わせ 本ガイドの内容及び運用全般についての問い合わせ先は,次のとおりです。 国立大学図書館協議会 学術情報委員会 グローバルILL フレームワーク(GIF)プロジェクト・チーム [email protected]

(4)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編) 2 (3) 更新履歴 平成14 年 10 月 第1 版 平成15 年 12 月 第2 版 平成21 年 4 月 第3 版 平成22 年 4 月 第3.1 版 表紙, p.1, p.5, 奥付: 国際学術コミュニケーション特別委員会→学術情報委員会 p.7: 料金決済概念図レイアウト修正 p.42: 請求書送付先修正 表紙, 奥付: 改訂に伴うバージョンと改訂日を記載 平成23 年 10 月 (第 3.1 版) p.42: 請求書送付先修正 表紙, 奥付: 改訂日を記載 平成24 年 7 月 第3.2 版 p.5, p.14: 米国側 NCC 参照先 URL リンク、画像 付録: レンディングポリシーの記載方法 表紙, 奥付: 改訂に伴うバージョンと改訂日を記載 平成24 年 8 月 (第 3.2 版) 表紙, p.5, p.12, p.16: GIF プロジェクトホームページ URL 変更 表紙, 奥付: 改訂日を記載 平成24 年 9 月 (第 3.2 版) p.1: 更新履歴を掲載 p.1-3, p.7-8, p.21-22, p50-52,p.61-62: 軽微なレイアウト変更 p.26, 33: コラム「ダミーレコード」にOCLC-ILL no.の説明追記

p.44-49: 文例中の ILL no.等の標記を OCLC-ILL no. に統一 目次: p.1-3 のレイアウト変更に伴う更新 表紙, 奥付: 改訂日を記載 平成25 年 1 月 (第 3.2 版) p.38 受付館ローカルデータ<ALDF>備考欄 付録: レンディングポリシーの記載方法 表紙, 奥付: 改訂日を記載 平成25 年 2 月 第3.3 版 表紙, 奥付: 改訂に伴うバージョンと改訂日を記載 目次: 改訂に伴う更新 p.1-15 ページ付けの変更 p.1,12,14,25,26,32,33 GIF プロジェクトメールアドレス変更 p.7, 付録レンディングポリシーの記載方法 p.1

(5)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編) 1.1 GIF 概要 GIF は,ネットワーク環境において資源共有の理念を地球規模で実現しようという枠組 みのことです。情報流通のグローバル化は,研究者・学生の情報ニーズのグローバル化 につながり,大学図書館は,そのような利用者の情報要求に対応するため,国内のみな らず,大学図書館等が国際的に相互に協力し,その役割を果たしていく責務があります。 グローバルな図書館間相互貸借(Interlibrary Loan / Document Delivery:ILL/DD)は,図 書館による国際協力の不可欠な要素であり,GIF は,グローバルな ILL/DD を実現するた めの仕組みであると言えます。 OCLC KERIS 料金決済システム

GIF概念図

ISO ILLプロトコルlによ るシステム間リンク

文献複 写( Airm ail / Ariel / EPICWIN )

図書相 互貸借

日本

海外

大学図書館等 大学図書館等

GIF は,次の3つの構成要素からなっています。

・ISO ILL プロトコルに基づく ILL システム間リンク ・NACSIS-ILL システムによる依頼・受付

・料金決済

1.2 ISO ILL プロトコルに基づく ILL システム間リンク

GIF の基盤をなすのは,国際標準である ISO ILL プロトコルによる書誌ユーティリティ

1.

GIF(Global ILL Framework グローバル ILL フレームワーク)とは

(6)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編)

4 同士の ILL システム間リンクです。国立情報学研究所(NII)は,2001 年 12 月,OCLC (Online Computer Library Center, Inc.)ILL システムとのリンクを実現しました。今後, 他の書誌ユーティリティとの間でシステム間リンクを拡大していくことにより,GIF の基 盤がさらに拡大されていくことになります。 1.3 NACSIS-ILL システムによる依頼・受付 NACSIS-ILL ユーザである大学図書館等は,NACSIS-ILL を通して,海外の書誌ユーテ ィリティ加盟館との間で,文献複写の依頼・受付及び図書の相互貸借(以下「ILL の依頼・ 受付」という。)が可能となります。つまり,NACSIS-ILL により,国内の他大学図書館 に依頼するのと同じように北米その他の GIF 参加館に対して ILL の依頼ができることに なります。

現在OCLC と KERIS 加盟の GIF 参加館との間で,ILL の依頼・受付が可能ですが,こ れはGIF の第 1 及び第 2 段階です。NACSIS-ILL のシステム間リンクの拡大に従って,他 の書誌ユーティリティ加盟館とも同様にILL の依頼・受付が可能となります。 1.4 料金決済 異なる通貨を使用する海外図書館との料金決済は,煩雑な処理を伴います。国立大学 等においては,直接の料金徴収が困難であるため,グローバルILL/DD を通常業務として 行うためには,効率的な料金決済のしくみが不可欠でした。

そこで,GIF の第1段階,OCLC との ILL では,料金決済について,図書館同士が個別 に行うことなく,料金決済機関(=第三者機関)が支払等の処理を行うシステムを実現 しています。

N II ILL シ ス テ ム 間 リ ン ク

N AC SIS-ILL 及 び 他 の ILL シ ス テ ム と の IS O ILL プ ロ ト コ ル に よ る シ ス テ ム 間 リ ン ク IS O ILL プ ロ ト コ ル O CL C K E R IS 他 の 書 誌 ユ ー テ ィ リテ ィ 図 書 館 図 書 館 図 書 館 図 書 館 図 書 館 図 書 館 図 書 館 図 書 館 B L D S C N I I A irmail / A riel / EP IC W IN 図 書 館 図 書 館 IS O ILL プ ロ ト コ ル IS O IL L プ ロ ト コ ル

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グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編)

2.システム間リンク

ILL システム間リンクとは,異なる書誌ユーティリティ同士が共通のプロトコル(ISO ILL プロトコル)を利用して相互に接続しデータの交換を行うことであり,グローバル ILL/DD(GIF)の前提です。 このシステム間リンクにより,各参加館は,複数の書誌ユーティリティに参加するこ となく,リンク先の参加館とILL 業務を行うことができます。つまり,NACSIS-ILL 参加 館は,他のシステムを使うことなく,使い慣れたNACSIS-ILL のインターフェースによっ て,一部制限はあるものの,他の書誌ユーティリティ参加館とILL 業務を対話的に実施す ることが可能となっています。 ≪ISO ILL システムの特徴と制約事項≫

(1) NACSIS-ILL システムと OCLC ILL システムとのメッセージ交換は,ISO ILL プロト コルにより行われていますが,このメッセージ交換は,リアルタイム処理ではなく, バッチ処理として実行されています。 (2) 異種のシステムとのメッセージ交換のため,通常 NACSIS-ILL で用いられているコマ ンドのうち,ISO ILL システムでは使用が制限されるコマンドがあります。 使用制限コマンド 対応方法 [依頼時]CLAIM E メール等により相手館と直接連絡* [依頼時]RETRY COPY による新規レコード作成** *連絡用Email については,付録1「レター(電子メール)文例集」を参照。 **ただし、転送エラーでOCLC 側に届かず、新着照会で戻ってきたデータにつ

いてはRETRY コマンドではなく、ANSWER コマンドで再依頼可能です。(NII 作成「ILL システム操作マニュアル ISO ILL プロトコル対応 第 3 版」3.19 を参照) 変換処理 ISO プロトコルに よる ILL レコード NACSIS-ILL システム OCLC-ILL システム バッチ処理として 定期的に実行

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グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編)

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3.参加機関と参加状況

GIF の第1段階,OCLC 加盟館との ILL/DD においては,日本側は,国立大学図書館協 会学術情報委員会グローバル ILL フレームワーク(GIF)プロジェクト及び NII,国公私 立大学図書館協力委員会(GIF プロジェクト),北米側は,北米日本研究資料調整協議会 (North American Coordinating Council on Japanese Library Resources(NCC))が中心 となり参加館の募集及び日米両国相互の連絡調整にあたっています。

3.1 米国側 GIF 参加機関

当初、GIF プロジェクトが ARL の Global Resources Program / Japan Journal Access Project との間で,日米間の学術文献流通を改善するために立ち上げたこともあり,北米 における GIF 参加機関は,当該プロジェクトのメンバー館でしたが,現在では、OCLC のIFM システム(※OCLC IFM については後述)を使用する北米図書館のうち、日本資 料に関心のある大学図書館となっており、北米日本研究資料調整協議会(NCC)が連絡 調整を取りまとめています。 3.2 参加状況 3.2.1 日本側 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/gif/statistics/us/gif-japan-library.html 3.2.2 米国側 http://guides.nccjapan.org/content.php?pid=190477&sid=1970290

OCLC 加盟館の内,料金決済サービス IFM(ILL Fee Management)システム(後述) の利用機関が対象です。 3.3. レンディング・ポリシー 各参加機関のサービス方針(レンディング・ポリシー:サービス担当者・係,サービス 対象,貸出期間,送付方法,料金等)については,次の場所に掲載し,それぞれ相互に 参照します。 日米IILL/DD レンディング・ポリシー参照先 日本側 GIF プロジェクトホームページ http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/gif/statistics/us/gif-japan-library.html

(CiNii Books の NACSIS-CAT 参加組織レコードを参照)

米国側 北米日本研究資料調整協議会(NCC)の ILL/DD Committee ホームページ

http://guides.nccjapan.org/content.php?pid=190477&sid=1970290

OCLC 加盟館との ILL では,文献複写を基本サービスとし,現物貸借サービスへの参加 を選択的としています。ただし,依頼と受付は一体であり,依頼のみの参加はできませ ん。

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グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編) OCLC OPAC ILL ILL システム ILL システム Web UIP 国立情報学研究所 ①所蔵検索 米国側参加館 ③ILLリクエスト ISO ILL Protocol WorldCat 日本側参加館 米国参加館 レンディング・ポリシー ②レンディンク・゙ポリシーの確 ILL Policies Directory OCLC ILL ILL システム ILL NII 米国側参加館 ISO ILL 日本側参加館 ①所蔵検索 ③ILLリクエスト ②レンディンク・゙ポリシーの確 CiNii Books CiNii Books 参加組織ファイル

ILL 依頼の仕組み(日本→米国)

ILL 依頼の仕組み(米国→日本)

・ILL Policies Directory: 米国側公開のレンディン グ・ポリシー(参加館で あれば、参照利用も可能) NCC ILLクラ イアント Web UIP

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グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編) 8 料金決済は,第三者機関(紀伊國屋書店)が月毎にまとめて行います。米国側への依 頼については,紀伊國屋書店から請求書が発行されます。米国側からの受付分について は,紀伊國屋書店に対して請求書を送付してください。 4.1 料金決済方式

料金決済(請求,支払)は,OCLC の IFM(ILL Fee Management)システム(ILL 料 金決済システム)のデータ及びNII の ILL 料金集計データに基づき,日本側参加図書館と OCLC 日本代理店である紀伊國屋書店との間で行われます。なお,紀伊國屋書店と米国 側図書館との間の料金決済は,OCLC の IFM システムを利用しています。

4.1.1 OCLC の IFM(ILL Fee Management)システムについて

(1) OCLC IFM システムは,OCLC ILL システムにおける料金決済システムです。 (2) OCLC 参加図書館間では,IFM システムにより,各館の複写・貸借の料金が集計

され,相互に決済されます。

(3) IFM システムをすべての OCLC ILL システム参加図書館が利用している訳ではな く, 加入していない図書館も多くあり,これらIFM を利用しない図書館間では, 料金を個々に申込先に支払うことになっています。

4.料金決済のしくみ

OCLC 加盟館との料金決済概念図

データ IFM report 日本銀行 代理店 請求 請求 国立大学 図書館等 NACSIS ILL OCLC 代理店 紀伊國屋 書店 図書館 OCLC ILL IFM ILL 依頼 ILL 依頼 支払 支払 支払 支払 支払 支払 日本側 米国側.

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グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編)

(4) GIF(日米)では,日本側・米国側いずれの参加館も,IFM の利用を前提とします。 米国側との料金決済においては,OCLC の代理店である紀伊國屋書店が,米国側 参加図書館を代行し,日本側と決済を行う一方,IFM を用いて米国側と決済するこ とにより,日米の図書館が直接料金支払いをする必要がなくなっています。 (5) GIF 参加図書館は,レンディング・ポリシー上で,料金納入方法を「OCLC-IFM only

(OCLC IFM のみ)」として明示する必要があります。 4.1.2 費目区分について 校費(公費)・科学研究費等の仕分けが可能となっています。 4.1.3 米国参加図書館へ依頼した場合の料金支払 (1) 米国へ依頼した場合の ILL 料金は,紀伊國屋書店が作成した請求書により支払いま す。 (2) 請求書・請求額は,次のとおりです。 ① 請求書は,参加図書館単位(OCLC シンボル単位)で,かつ費目区分ごとに 紀伊國屋書店により作成されます。同一大学でも本館・分館ごとに参加して いる場合,それぞれに請求されます。 ② 請求書は,利用した月ごとにまとめられ,利用月の翌月に請求されます。利 用月とは,ILL レコードが「確認」状態になった日付の属する月です。 ③ 請求金額=ILL 料金*+手数料***+消費税 * ILL 料金 :Σ(依頼先図書館の ILL 料金(米ドル)×換算レート**) ** 換算レート:請求前月分(つまり利用月)の米ドル TTS 平均レート *** 手数料 :請求書1通について 1500 円(複数の費目区分による場合, それぞれの請求書に手数料が加算されます。)

※TTS レート:外国為替対顧客電信売相場(Telegraphic Transfer Selling Rate)=銀行が顧客に外貨を販売する際のレート (紀伊國屋書店の「NACSIS-OCLC ILL システム間リンク料金表」についても参照) http://www.kinokuniya.co.jp/03f/oclc/nacsis-oclc_ill_price.htm 4.1.4 米国参加図書館から受付けた場合の料金請求 (1) 国立大学・国立機関の場合 ① 各図書館(大学)は,月初めに,前月の利用データに基づき,米国側依頼館 ごとに料金集計を行い,米国側依頼館宛の請求書を作成します。 ② 請求書を,米国側依頼館の事務代行を行う紀伊國屋書店 OCLC センターに送 付します。 (紀伊國屋書店の「NACSIS-OCLC ILL システム間リンク料金表」についても参照) http://www.kinokuniya.co.jp/03f/oclc/nacsis-oclc_ill_price.htm

(12)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編) 10 (2) 公私立大学の場合 ① 月初めに,前月の利用データに基づき,請求書を作成します。請求は,米国 側依頼館ごとに別々に作成する必要はなく,まとめて作成することもできま す。 ② 請求書を紀伊國屋書店 OCLC センターに送付します。 ③ 紀伊國屋書店は,指定銀行口座に請求額を振り込みます。 4.1.5 紀伊國屋書店 OCLC センター・GIF プロジェクトに関する Web ページ

「NACSIS-OCLC ILL システム間リンク料金表」について http://www.kinokuniya.co.jp/03f/oclc/nacsis-oclc_ill_price.htm 4.1.6 紀伊國屋書店の役割 紀伊国屋書店の役割は,OCLC 代理店機能と,料金決済における米国側参加図書館の 代理機能に限られています。 ILL の実務における米国側との仲介は行っていません。米国側との連絡は,日本側各参 加館において直接行ってください。

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グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編)

5.参加の要件と手続き

5.1 参加するためのソフトウェア・機器等

(1) ISO ILL リンクによる OCLC とのメッセージ交換のためには,各図書館の ILL クライア ントがISO ILL プロトコルに対応している必要があります。

図書館パッケージソフトウエアメーカの ISO ILL プロトコルへの対応状況は,NII の Web ページ「新 CAT/ILL システム対応メーカー一覧」で確認することができます。

http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/system/maker.html

ローカルシステムで対応できない場合は,当面,NII の開発した ISO ILL プロトコル 対応WebUIP を使って GIF に参加します。 (2) WebUIP 各図書館の ILL クライアントとの相違点 NII が開発し提供する WebUIP は,通常のクライアントと次の点で異なっています。 ① ILL データのダウンロード機能はありません。 ② ILL データの帳票出力機能はありません。Web ブラウザの印刷機能を使用してくだ さい。 ③ 図書館システムとの連携機能はありません。 (3) WebUIP を利用するためには,インターネットに接続し Web ブラウザが動作するパソ コンが必要です。 ■InternetExploere:4.0~ ■Netscape:4.5~ (6.1 については表示が一部乱れる(ボタンの並び等)箇所がありますが,機能的には 問題ありません) ■「JavaScript」を「有効」 にする必要があります。 ■「スタイルシート」を「有効」にする必要があります。 ■UTF-8 の入力を行う場合には,別途フォント環境が必要になります。 ■Proxy がある場合は,ブラウザ個々に設定が必要になります。 5.2 参加手続き 5.2.1 NII への参加申請 NII が参加申請の窓口となっていますので,付録3「グローバル ILL 利用申込」にした がって下記宛参加を申し込みます。 申込先:国立情報学研究所学術基盤推進部学術コンテンツ課 NACSIS-ILL 担当 電子メール:[email protected] FAX:03-4212-2375

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グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編) 12 グローバルILL の利用申込については,以下のページを参照してください。 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/global.html また,「グローバルILL 利用申込書」は,以下からも入手できます。 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/global.html#3 5.2.2 OCLC プロファイル登録 (1) プロファイル登録を行い,OCLC 機関識別コード(「OCLC シンボル」)を取得する必 要があります。

この申請は,NII への「グローバル ILL 利用申込書」(付録3)提出後,紀伊國屋書店(OCLC センター)及びOCLC にて処理され,1ヶ月程度で登録が完了します。

(2) プロファイル登録には,参加する図書館毎に,登録料約 6 万円(税込)が必要となり ます。 本館(中央館)のみがプロファイル登録を行い海外 ILL の窓口を一本化する, キャンパスごとに登録する,分館全部が登録する等の方式があります。

5.2.3 紀伊國屋書店 OCLC センター・GIF プロジェクトに関する Web ページ NACSIS-OCLC ILL システム間リンク料金表について http://www.kinokuniya.co.jp/03f/oclc/nacsis-oclc_ill_price.htm 5.3 ILL サービス方針の検討 ILL 担当者,連絡先,料金納入方法,現物貸出条件(限度冊数,期間,料金,対象外資 料),文献複写条件(料金,対象外資料),資料提供(送付)方法などについて検討し, 利用規程等の制定や改正を含め,グローバルILL/DD 向けサービス方針(⇒レンディング・ ポリシー)を決定してください。 OCLC 加盟館との ILL では,文献複写を基本サービスとし,現物貸借サービスへの参加 を選択的としています。ただし,依頼と受付は一体であり,依頼のみの参加はできませ ん。 5.4 レンディング・ポリシーの公開 海外図書館へのサービス方針を定め,レンディング・ポリシーとして,NACSIS-CAT/ILL の「参加組織レコード」に記録し公開します。 5.5 現物貸借サービスへの追加参加手続きについて 当初文献複写サービスのみとして参加手続きを行った参加館が,現物貸借サービスへ の追加参加を行う場合は, (1) ①機関名,②連絡担当者氏名・職名・電話番号・FAX 番号・E-mail アドレスを明記の 上,下記GIF プロジェクト・チーム宛て参加連絡をします。 [email protected] (2) レンディング・ポリシーに現物貸借関連のサービス方針を追記します。

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グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編)

6.今後の展望

現状の GIF プロジェクトの課題(料金課題や、システム的課題)の解決を図りつつ、 国内外 GIF 参加館の増加を図るとともに、米国、韓国以外の各国とのグローバル ILL フ レームワークでの図書館間相互協力の可能性の検討を進めていく必要があります。

7.

GIF ホームページ,メーリングリスト,関連サイト&参考文献

7.1 GIF ホームページ GIF の詳細については,以下のサイトを参照してください。 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/gif/index.html 次のような情報を提供しています。 ・GIF に関する最新情報,GIF ガイド,参加館一覧表,レンディング・ポリシー,そ の他関連情報

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グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編) 14 7.2 メーリングリスト GIF 参加館の ILL 担当者を対象とした以下のメーリングリストを運営しています。参加 申請の時点で,担当者E-mail アドレスが自動的に登録されるしくみになっています。各 参加館への通知,依頼,連絡などについては,このメーリングリストを利用します。 [email protected] また,本プロジェクトに関するお問合せ等(現物貸借サービスへの追加参加申請を含 む。)については,下記宛お願いします。 GIF プロジェクト・チーム [email protected] 7.3 関連サイト

1) NII・グローバル ILL について(ILL システム間リンクのページ)

http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/global/index.html 2) NII・ISO ILL プロトコル対応関連データベース定義について http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/INFO/newcat/jissou_siyo/ISO-ILL-Protocol/index.html 3) NII・グローバル ILL 申込みについて http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/global/index.html 4) NII・グローバル ILL 申込書 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/global/index.html#3

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グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(導入編)

5) 米国研究図書館協会(ARL:Association of Research Libraries)

http://www.arl.org/

6) 北米日本研究資料調整協議会(NCC :North American Coordinating Council on Japanese Library Resources)

http://guides.nccjapan.org/homepage

7) NCC ILL/DD Committee による一般的な ILL/DD インストラクション

http://guides.nccjapan.org/illdd 8) NCC 上記インストラクション内の GIF 関連ページ http://guides.nccjapan.org/content.php?pid=190477&sid=1601139 7.4. 参考文献 1) 栃谷泰文“グローバル ILL/DD フレームワーク:その理念と背景”『大学図書館研究』No.67, 2003.3, pp.1-10. 2) Mary E. Jackson(井上修訳)“地球規模の資源共有の促進に向けて—北米におけるグロ ーバルILL フレームワーク(GIF)構想の現状”『大学図書館研究』No.67, 2003.3, pp.15-18. 3) 鵜澤和往“グローバル ILL と NACSIS-ILL の ISO-ILL プロトコル対応の概要”『大学図書

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1.依頼の流れ

全体の流れを簡単に示します い。 北米参加館一覧のページ 各参加館 NII

グローバルILL Global ILL Framework

OPAC WorldCat グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)( します。詳しいことは,本ガイドの各ページを 1.所蔵調査の準備 OCLC の総合目録 WorldCat 資料を検索し,検索結果 館の中から北米参加図書館 す。 *1 ) OCLC WorldCat (無料 http://www.worldcat.org/ *2) 北米参加図書館は 調整協議会(NCC)の ILL/DD Committee ームページから見ることができます http://guides.nccjapan.org/content.php?pid =190477&sid=1970290 このサイト中の各図書館名 と,各館のレンディング・ポリシーや のURL の情報が確認できます ※国立大学図書館協議会「 (GIF)」の Web ページや ローバルILL」の Web ページからも 書館のリストにリンクしています http://www.nii.ac.jp/CAT http://www.nii.ac.jp/CAT ndex.html 2.所蔵検索と依頼先図書館 WorldCat で み つ け た OPAC を検索し,所蔵図書館 控えます。 レンディング・ポリシーを 提供条件を調べて依頼先 OCLC シンボルを確認 各参加館のレンディング・ポリシー

Global ILL Framework (GIF)

OPAC 検索例 (実務編)(依頼) 16 ページを参照してくださ WorldCat (*1) で当該 検索結果に表示される所蔵 北米参加図書館 (*2) を探しま 無料): http://www.worldcat.org/ は,北米日本研究資料 ILL/DD Committee ホ ることができます。 http://guides.nccjapan.org/content.php?pid sid=1970290 各図書館名をクリックする のレンディング・ポリシーやOPAC できます。

「Global ILL Framework ページや国立情報学研究所「グ ページからも北米参加図 にリンクしています。 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/gif/index.html http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/global/i 依頼先図書館の選択 で み つ け た 北 米 参 加 大 学 の 所蔵図書館,請求記号を レンディング・ポリシーを参照し,価格や 依頼先を決め,依頼先の 確認します。

(19)

紀伊国屋書店支店,営業所 グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)( 3.依頼 WebUIP または各図書館 依頼します。(検索をせず ※国内依頼にはない事項やコメントの あります。詳しくは国立情報学研究 マニュアル「ILL システム操作 プロトコル対応第3 版」 (http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/glob al/index.html#4)を参照してください 4.受領 届いた文献が依頼したものか 更にレコードの記述内容を 限(貸借の場合のみ),金額などをチェックし ます。 料金は,ILL レコードにドル ています。 (正式な料金請求は,紀伊國屋書店 われます) 5.返却(貸借の場合) 貸借の場合,注意が必要です ① 梱包方法 p.40 を参照 ② 送付方法 p.39 を参照 6.料金支払【月ごと】 ILL レコードが確認となった 国屋書店(支店,営業所) 求書が届きますので,確認 請求書 (実務編)(依頼) 各図書館システムにより をせず新規作成) やコメントの書き方等が 国立情報学研究所作成の操作 操作マニュアルISO ILL ILL/about/infoill/glob してください。 したものか確認します。 を確認し,返却期 などをチェックし レコードにドル建てで記載され 紀伊國屋書店から行 です。 参照 参照 となった翌月に,紀伊 )から利用分の請 確認し,支払います。

(20)

2.複写依頼業務

2.1 GIF 参加の北米図書館 2.1.1 参加図書館

北米日本研究資料調整協議会

「GIF Project Participants in North America

http://guides.nccjapan.org/content.php?pid=190477&sid=1970290 2.1.2 学部や研究所等の図書館 北米の大学図書館の多くは 書館(法学系,医学系)は る。)場合があります。同じ ある館のみとなり,不参加館 と参加館一覧による十分な 参考:OCLC の参加館検索 http://www.oclc.org/contacts/libraries/ 2.1.3 料金体系 北米の大学図書館の料金体系 です(通常1 件は 20 ページ 1 件当たりの料金は,大学 グ・ポリシーで確認します グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編

北米日本研究資料調整協議会(NCC)の ILL/DD Committee 内の Web GIF Project Participants in North America」で確認できます。

http://guides.nccjapan.org/content.php?pid=190477&sid=1970290 図書館 くは,本館と学部ごとの図書館からなっていますが は,全学のシステムから独立している(OCLC じ大学であってもGIF に参加しているのは参加館一覧 不参加館へはこの方法では依頼できませんので,OPAC な確認が必要です。 館検索(機関名やOCLC シンボルから検索できます http://www.oclc.org/contacts/libraries/ 料金体系は,日本とは異なり(一定ページまでの) ページ程度で,これを超えた場合,超過分が加算され 大学ごとに異なり,概ね12 ドル~20 ドル程度です します)。

GIF Project Participants in North America

実務編)(複写依頼) 18 Web ページ http://guides.nccjapan.org/content.php?pid=190477&sid=1970290 からなっていますが,一部の図 OCLC シンボルが異な 参加館一覧に記載が OPAC の所蔵情報 できます。) )1 件ごとの価格 されます)。 です(レンディン

(21)

2.1.4 著作権

複写を依頼する場合は,

あります。詳しくは,「著作権応諾 該当するか判断します。

著作権法への応諾(Compliance with Copyright Law 著作権ガイドラインへの なお,米国の著作権法には 2.1.5 その他の留意事項 次の資料の複写は困難です 1) 貴重書 2) 電子ジャーナル(ほとんどの 3) 図書の全ページ複写 2.2 所蔵検索 2.2.1 OCLC WorldCat の検索 (1) OCLC の総合目録 WorldCat http://www.worldcat.org/ (2) 北米日本研究資料調整協議会 載の北米参加館 (http://guides.nccjapan.org/content.php?pid=190477&sid=1970290 WorldCat の所蔵館 グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編 ,ILL レコードに,次のいずれかの著作権応諾を 著作権応諾CCG,CCL について」(→p.27)を参照

Compliance with Copyright Law:CCL) ガイドラインへの応諾(Compliance with Copyright Guideline

には公衆送信権は規定されていません。 です。 ほとんどの電子ジャーナルは国内で契約されている 複写,1冊1論文となっている雑誌の1論文全体 検索 WorldCat で当該資料を検索します。 http://www.worldcat.org/ (無料) 北米日本研究資料調整協議会(NCC)の ILL/DD Committee ホームページ 参加館の一覧 http://guides.nccjapan.org/content.php?pid=190477&sid=1970290 所蔵館の中から北米参加図書館を探します。 実務編)(複写依頼) を記載する必要が 参照し,いずれに

Compliance with Copyright Guideline:CCG)

されている) 全体の複写

ホームページに記

(22)

2.2.2 北米参加館 OPAC による WorldCat の所蔵館情報 を検索し,「所蔵大学」「所蔵館 巻号を所蔵しているかどうかも

また,北米日本研究資料調整協議会 Project Participants in North America びホームページのURL などが

Univ. of Pittsburgh

北米図書館OPAC

Gif Project Participants In North America グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編 による確認 情報に各館OPAC へのリンクがありますので,参加図書館 所蔵館」「請求記号」の3 点を控えます。雑誌の しているかどうかも確認しましょう。

北米日本研究資料調整協議会(NCC)ILL/DD Committee 内の Web Participants in North America」の各大学詳細情報で,北米参加図書館

などが確認できます。 Pittsburgh OPAC

Univ. of Virginia OPAC OPAC の例 各参加館のレンディング・ポリシー 実務編)(複写依頼) 20 参加図書館のOPAC の場合は特に該当 Web ページ「GIF 参加図書館のOPAC 及 ポリシー,OPAC URL

(23)

グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(複写依頼)

2.3 レンディング・ポリシーの確認

所蔵館のレンディング・ポリシーを,北米日本研究資料調整協議会(NCC)ILL/DD Committee 内の Web ページ「GIF Project Participants in North America」の各大学詳細情 報で確認し,依頼先を決めます。

http://guides.nccjapan.org/content.php?pid=190477&sid=1970290

以下の事項について確認します。

① 資料提供範囲(ILL-Non-Circulation or ILL-Note) ② サービス休業期間(ILL-Sched or ILL-Note) ③ OCLC IFM 対応のこと(ILL-Accept or ILL-Bill)

④ ILL 料金(ILL-Copy-Charge or ILL-Loan-Charge or ILL-Note)

海外向けの料金やAriel や FAX の料金が設定されていることもあります。 ⑤ その他利用制限の有無(ILL-Non-Circulation or ILL-Note)

⑥ OCLC シンボル(ILL-Accept)

2.4 依頼

依頼レコードを作成します。具体的な操作は,「ILL システム操作マニュアル ISO ILL プ ロトコル対応 第 3 版」第 3 章をご覧ください。 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/global/index.html#4 依頼の際に,書誌事項とは別に,以下の事項を記載します。(必須) 項目 記述方法(例) OCLC 項目 送付方法 SPVIA:"速達","書留","FAX", ”Ariel”* なおAriel を指定した場合は,送付先アドレ スをCMMNT 欄に記述(NOTE=ARIEL=*****)。 さらにOADRS 欄にも記述すればより確実。 SHIPVIA: 上限金額 CMMNT 欄に MAX-COST=USD35.50 MAXCOST: 著 作 権 応 諾 (複写の場合) CMMNT 欄に ISO-CC=US:CCG または ISO-CC=US:CCL (P.27 参照) COPYRTCOMPLIANCE : IFM 利用 CMMNT 欄に,PAYMENT=IFM 論題 ARTCL 欄に必ず記述(OCLC では記述しない と現物貸借申込となる)

(24)

*文献画像伝送システムの利用 米国では,文献画像伝送 送付方法として,文献画像伝送 パソコンは,夜間を含め起動 夜間に送付されます。) 2.5 複写物の受領 届いた文献が依頼したものか また,RECEIVE 処理を す。(レコードをRECEIVE 理が困難になります。CLAIM ・ 金額がレンディング・ポリシー ・ 金額がMAX-COST ・ 履歴に記載される「 「PAYMENT=IFM」 問題がなければ,レコードを 疑問がある場合は,RECEIVE *特に,合計金額がMAX よび「APDU=Shipped OCLC レコードをRECEIVE (レコードをRECEIVE 金を請求される場合 グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編 利用 文献画像伝送システムとして,Ariel が使用されています。 文献画像伝送システム ”Ariel” を指定した場合, 起動しておく必要があります。(日米の時差のため したものか確認します。 を行う前に,以下の点を中心にレコードの内容を RECEIVE した時点で OCLC 側では請求対象となり,キャンセル CLAIM コマンドは使用できません。) がレンディング・ポリシー記載の情報と一致するかどうか COST 以下であるかどうか(MAX- COST≧合計金額

「APDU=Shipped OCLC」の行(=相手館の入力事項 」の表示があるかどうか

レコードをRECEIVE します。

RECEIVE 処理を行う前に電子メール等で相手館に MAX-COST を超えている(MAX- COST<合計金額 APDU=Shipped OCLC」の行に「PAYMENT=IFM」の記載 RECEIVE せず,そのまま次の 2.6(6),2.6(7)の処理を RECEIVE して通常処理をすると個別決済となり,相手館 場合があります。) WebUIP 依頼画面例 実務編)(複写依頼) 22 。 ,依頼館の受信用 のため日本時間での を慎重に確認しま キャンセル等の処 合計金額か) 入力事項を示す)に に連絡します。 合計金額)場合,お 記載がない場合は, を行ってください。 相手館から直接料

(25)

グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(複写依頼) なお,金額はドル建てです。円貨による請求額はOCLC 代理店である紀伊國屋書店か らの月締めの請求書によります。 2.6 こんなときどうする 以下で「電子メールで督促(連絡)します」とある場合のメールの宛先は,レンディ ング・ポリシーのILL-Commun1 または ILL-Commun2 を参照してください。 (1) 複写物が届かない。(督促) 電子メールで督促します。文例は,「付録1. レター(電子メール)文例集」(p.46) を参照してください。 (2) 誤った複写物,複写物に瑕疵がある。 電子メールで連絡します。文例は,「付録1.レター(電子メール)文例集」(p.46) を参照してください。 (3) 誤ってリクエストした。 CANCEL コマンドで取り消せない場合は,依頼先図書館に電子メールで依頼しま す。文例は,「付録1.レター(電子メール)文例集」(p.49)を参照してください。 (4) 複写物の代わりに「資料」現物が届いた。 米国図書館では,複写ページが多いときなどに,「現物」が送付されるケースがあ ります。複写物が到着した旨の処理を行い,「現物」で利用し返送します。返却期限 はレコードの履歴に[DUE-DATE=***]と記録されています。返送の際の梱包方法など は,「7.貸借受付業務 7.4 送付」(p.39-40)を参照してください。 (5) 複写物は届いたがレコードが謝絶されて戻ってきた。 電子メールで連絡します。文例は,「付録1.レター(電子メール)文例集」(p.49) を参照してください。 *料金の支払いをするためには,レコードが「確認」(貸借レコードの場合は「返却 確認」)の状態になっている必要があるため,相手館との合意の上でダミーレコー ド(☆)を作成・送信(もしくは同じレコードを再依頼)し,相手館よりレコー ドを発送で処理してもらってください。 (6) レコードの「APDU=Shipped OCLC」の行に「PAYMENT=IFM」の記述がない。 IFM での決済を希望する場合は,RECEIVE しないまま電子メールで連絡し,相手

(26)

グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(複写依頼) 24 館の了承を得た上で,ダミーレコード(☆)を送信します。文例は,「付録1.レター (電子メール)文例集」(p.49)を参照してください。以降,相手館とはダミーレコ ードでやりとりします。元のレコードはCANCEL の状態にする必要があるため,相 手館の了承を得てから,国立情報学研究所NACSIS-ILL 担当([email protected])へ, 元のレコードの状態を「CANCEL」にするよう連絡をしてください。 *自館において個別決済が可能(相手館から直接送付される請求書等で対応できる) で,相手館と個別決済の同意ができるなど,ほかの解決方法があれば,無理にダ ミーレコードを作成する必要はありません。 *金額欄が空欄もしくはゼロ(「0」「0.00」「00.00」など)の場合は,レンディング・ ポリシーなどで料金が無料であることが確認できる場合のみ,「PAYMENT=IFM」 の記述がなくても,レコードをRECEIVE 処理し,以降,通常の処理で最終段階ま でレコードの状態を移行させて構いません。 *相手館からの入力履歴に「PAYMENT=IFM」の記述がないまま RECEIVE 処理をし た場合,IFM 決済の対象外となり,相手館から個別に請求書が送られてくることが あります。この場合においても,IFM での決済をするには,相手館の合意を得た上 でダミーレコードをやりとりする必要があります。ダミーレコードでやりとりす る場合,元のレコードはそもそもIFM 決済の対象外となっているため,そのまま 最終段階までレコードの状態を移行させることもできますが,重複して請求され るなどのトラブルを回避するためにも,元レコードが無効であることを明確にす る べ く , 相 手 館 の 合 意 を 得 た 上 で 国 立 情 報 学 研 究 所 NACSIS-ILL 担 当 ([email protected])へ連絡し,元レコードをCANCEL の状態にするよう依頼しま しょう。

(7) 合計金額が MAX-COST を超えている(MAX- COST<合計金額)

レコードは「発送」の状態のまま,RECEIVE 処理をせずに,電子メールで連絡し ます。文例は,「付録 1. レター(電子メール)文例集」(p.47)を参照してください。 *合計金額がMAX-COST を超えている場合,IFM 決済の対象外となり,相手館から 個別に請求書が送られてくることがあります。OCLC では,一旦 RECEIVE 処理を してしまうと請求の対象となるため,IFM で決済するためには RECEIVE 処理前に 相手館に連絡し,協議します。(なお,「発送」の状態になった元データはMAX-COST の修正ができません。)協議の結果,ダミーレコード(☆)で処理することになっ た場合は, 2.5(6)を参考に元データを CANCEL し,ダミーレコードを作成してく ださい。(ダミーレコードは,相手館との協議内容に合わせて,A)MAX-COST の 金額を合計金額以上にする,B)相手館が合計金額を MAX-COST 以下にする,など の処理をします。) *ただし,自館において個別決済が可能(相手館から直接送付される請求書等で対

(27)

グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(複写依頼) 応できる)で,相手館と個別決済の同意ができるなど,ほかの解決方法があれば, 無理にダミーレコードを作成する必要はありません。 (8) レンディング・ポリシーに記載されている料金とレコード上の料金が異なる。 レコードは「発送」の状態のまま,RECEIVE 処理をせずに,電子メールで連絡し ます。文例は,「付録 1. レター(電子メール)文例集」(p.47-48)を参照してくだ さい。 連絡の結果,相手館がOCLC 上で料金の変更を行った旨回答があった場合は,日 本側の該当レコードの金額を変更する必要がありますので,国立情報学研究所 NACSIS-ILL 担当([email protected])へ連絡をしてください。 *相手館へ連絡する前にレコードをRECEIVE してしまったら: ・ レコードの「APDU=Shipped OCLC」の行に「PAYMENT=IFM」の記述がない →上記(6)の記述に従って,ダミーレコード(☆)で処理してください。 ・ レコードの「APDU=Shipped OCLC」の行に「PAYMENT=IFM」の記述がある →IFM が成立し,翌月の請求対象となりますので,至急電子メールで相手館に連絡 し,協議します。相手館への連絡の文例は,「付録 1. レター(電子メール)文 例集」(p.48)を参照してください。 →協議の結果,ダミーレコードでやりとりすることになった場合は,元のレコー ドはCANCEL の状態にする必要があるため,相手館の了承を得てから,GIF プ ロジェクト([email protected])および紀伊国屋書店 OCLC センター ([email protected])へ連絡します。 →両者から了承を得た後,国立情報学研究所NACSIS-ILL 担当([email protected]) へ,元のレコードの状態を「CANCEL」にするよう連絡をしてください。 (9) 複写物が送られてきたのにデータが「処理中」のままである。 相手館は shipped にしたのに,システムトラブルで遷移していない可能性がある ため,まずは国立情報学研究所NACSIS-ILL 担当([email protected])に問い合わせて ください。なお,システムのトラブルが原因ではない旨,NACSIS-ILL 担当より回答 があった場合は,レコードを「発送」にするよう,相手館へ電子メールで連絡して ください。文例は,「付録 1. レター(電子メール)文例集」(p.49)を参照してくだ さい。 ☆ダミーレコード 「ダミーレコード」とは,複写物や現物の移動を伴わない,問題となっているILL リクエ ストと同一の依頼内容の ILL レコードのことで,料金の差額等を処理するために作成しま す。依頼館・受付館が「ダミーレコード」をやりとりし,最終段階(「確認」状態)まで遷

(28)

グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(複写依頼) 26 移させてIFM を成立させることを目的としています。 ダミーレコードを作成する際の規定は特に定められていませんが,相手館側でダミーレ コードであることがわかるように記述してください。(なお,金額,送付方法やコメント欄 の記入の仕方など,入力必須事項は通常のレコードと同じです。) <ダミーレコードの表示例>

レコードのARTCL 欄に「This is the dummy record of OCLC-ILL no.* XXXXX. Please refer to e-mails exchanged with your staff; 協議のためにメールをやりとりした相手館の担当者 名.」と記入するなど。

*OCLC-ILL no. は 8 桁(2012 年 9 月現在)の番号です。依頼の場合はコメント欄に OCLC-ILLNUM に続

けて記載されています。受付の場合はISOGID 欄に記載されています。

この他,「ILL システム操作マニュアル ISO ILL プロトコル対応 第 3 版」付録 A2 (http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/manuals/iso3/furoku_a_2.html)に,困った時の対処法と して次のような場合の解決方法が掲載されています。 *OCLC 参加館に依頼をしても,状態が「新着照会」で戻ってきてしまう。 事例を参考にしても処理できない,相手館に連絡しても調整がつかないなど,問題が 起こった場合は,内容によって以下のいずれかに相談しましょう。 運用に関する相談: GIF プロジェクト・チームへ([email protected]) システム操作に関する相談: 国立情報学研究所学術コンテンツ課NACSIS-ILL 担当へ([email protected]

(29)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(著作権応諾)

著作権応諾

CCG,CCL について

著作権応諾に関する CCG,CCL について,Michigan Library Consortium の Web ページ 「Copyright & Interlibrary Loan」

(http://mlc.lib.mi.us/cms/sitem.cfm/library_tools/copyright_/copyrightill/)に,以下の簡単な 説明があるので,参考までに,以下に紹介します。(仮訳です。) なお,以下に出てくるCONTU は,次の URL を参照ください。 http://www.cni.org/docs/infopols/CONTU.html --- CCG vs. CCL 標準的な米国の図書館相互貸借の様式には,通常,ある論文の文献複写リクエストが,著 作権応諾に関して"CCL" か "CCG"のどちらかであるかを図書館員が指定する記述枠が設 けられている。

“CCL“は,著作権法への応諾に関するもの(Compliance with Copyright Law)で,"CCG" は,著作権ガイドラインへの応諾に関するもの(Compliance with Copyright Guideline)で ある。著作権ガイドラインは,1976 年の米国著作権法のための法律的な報告に由来する CONTU ガイドラインである。 いつCCG を用いるのか,いつ CCL を用いるのか。 ある雑誌のある論文の複写をリクエストするときに,CCG を用いるのは,次の場合である。 1.その論文が最近5 年以内の日付のもので,かつ 2.あなたの図書館がその雑誌(Journal title)を所蔵しておらず,かつ 3.そのリクエストが,年内で,当該雑誌(Journal title)への5件以内のリクエストである。 複写のリクエストのその他の全ての場合に,CCL を用いる。例えば, 1.その論文が5 年よりも古いものの場合,又は 2.あなたの図書館がその雑誌を所蔵している場合,又は 3.そのリクエストが,年内で6 件目以上のものであり,かつ,あなたの図書館が Copyright Clearance Center 又はドキュメント・デリバリ業者に使用料(Royalties)を支払ってい る場合

(30)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(貸借依頼) 28 3.

貸借依頼業務

3.1 貸借サービス 貸借サービスは,受付と依頼とをセットで実施することとしており,依頼のみは行え ません。なお,貸借サービスを開始する手続きは,導入編p.10-11 を参照してください。 3.2 GIF 参加の北米図書館 3.2.1 貸出参加館 GIF 参加館のすべてが貸借サービスを提供しているとは限らないため,北米日本研究資 料調整協議会(NCC)の ILL/DD Committee 内の Web ページ「GIF Project Participants in North America」で確認します。 http://guides.nccjapan.org/content.php?pid=190477&sid=1970290 この一覧中の「Book Loan」の欄に「Yes」とある図書館は貸借依頼が可能です。 3.2.2 北米大学図書館の構成 複写と同様に,同じ大学でも図書館によって OCLC シンボルが違うことがあります。 また,GIF 参加館であっても図書館の事情で資料が提供されないことがあります。 3.2.3 料金体系 北米の大学図書館では,現物貸借は基本的に有償です。料金には,日本への送料が含 まれています(料金はレンディング・ポリシーで確認してください)。 3.3 所蔵検索 3.3.1 OCLC WorldCat の参照 (複写申込と同様) 3.3.2 参加図書館 OPAC の検索 (複写申込と同様) 3.4 レンディング・ポリシーの確認 ① 資料提供範囲(ILL-Non-Circulation or ILL-Note) ② サービス休業期間(ILL-Sched or ILL-Note) ③ OCLC IFM 対応のこと(ILL-Accept or ILL-Bill)

④ ILL 料金(ILL-Loan-Charge or ILL-Copy-Charge or ILL-Note) 海外向けの料金が設定されていることもあります。

⑤ その他利用制限の有無(ILL-Non-Circulation or ILL-Note) ⑥ OCLC シンボル(ILL-Accept)

(31)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(貸借依頼)

3.5 依頼

依頼レコードを作成します。具体的な操作は,「ILL システム操作マニュアル ISO ILL プロトコル対応 第 3 版」 (http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/global/index.html#4)をご覧ください。 依頼の際に,書誌事項とは別に,以下の事項を記載します。(必須) 項目 記述方法(例) OCLC 項目 送付方法 SPVIA 欄に "速達","書留" などと入力 SHIPVIA: 上限金額 CMMNT 欄 に [MAX-COST=USDXXX.XX] の形で入力 例:MAX-COST=USD35.50 MAXCOST: IFM 利用 CMMNT 欄に,PAYMENT=IFM と入力 3.6 受領 届いた文献が依頼したものか確認します。 また,RECEIVE 処理を行う前に,以下の点を中心にレコードの内容を慎重に確認しま す。(レコードをRECEIVE した時点で OCLC 側では請求対象となり,キャンセル等の処 理が困難になります。CLAIM コマンドは使用できません。) ・ 返却期限(履歴に[DUE-DATE=***]と記録されています。) ・ 利用条件(履歴,もしくは現物に添付されている送付票などで確認。) ・ 金額がレンディング・ポリシー記載の情報と一致するかどうか

・ 金額がMAX-COST 以下であるかどうか(MAX- COST≧合計金額か)

・ 履歴に記載される「APDU=Shipped OCLC」の行(=相手館の入力事項を示す)に 「PAYMENT=IFM」の表示があるかどうか

問題がなければ,レコードをRECEIVE します。

疑問がある場合は,RECEIVE 処理を行う前に電子メール等で相手館に連絡します。 *特に,合計金額がMAX-COST を超えている(MAX- COST<合計金額)場合,お

よび「APDU=Shipped OCLC」の行に「PAYMENT=IFM」の記載がない場合は, レコードをRECEIVE せず,そのまま 3.8(7),3.8(8)に従って処理を行ってくださ い。(レコードをRECEIVE して通常処理をすると個別決済となり,相手館から直 接料金を請求される場合があります。) なお,金額はドル建てです。円貨による請求額はOCLC 代理店である紀伊國屋書店か らの月締めの請求書によります。

(32)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(貸借依頼) 30 3.7 返却 3.7.1 返送方法 10 日間以内に届く,航空便,国際宅急便等の効率的な方法によります。 (7.貸借受付業務 7.4.2, p.39 を参照。) 3.7.2 梱包方法 (7.貸借受付業務 7.4.3, p.40 を参照。) 3.7.3 送り状 (7.貸借受付業務 7.4.4, p.40 を参照。) 3.8 こんなときどうする 以下で「電子メールで督促(連絡)します」とある場合のメールの宛先は,レンディ ング・ポリシーのILL-Commun1 または ILL-Commun2 を参照してください。 (1) 現物が届かない。(督促) 電子メールで督促します。文例は,「付録1. レター(電子メール)文例集」(p.46) を参照してください。 (2) 誤った資料が届いた。 電子メールで連絡します。文例「付録1. レター(電子メール)文例集」(p.46) を参照してください。 (3) 誤ってリクエストした。 CANCEL コマンドで取り消せない場合は,依頼先図書館に電子メールで依頼しま す。文例は,「付録1. レター(電子メール)文例集」(p.49)を参照してください。 (4) 貸出期間を延長してほしい。 該当レコードが貸借レコードであればシステムの操作による更新請求が可能です。 (更新請求の操作手順については「ILL システム操作マニュアル ISO ILL プロトコル 対応第3 版」3.14 (http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/manuals/iso3/3_14.html)を参照してく ださい。) 該当レコードが複写レコードであれば,システム操作による更新請求ができない ため,電子メールで連絡します。文例は,「付録1. レター(電子メール)文例集」 (p.48)を参照してください。 (5) 破損,汚損した。 電子メールで連絡します。文例は,「付録1. レター(電子メール)文例集」(p.48) を参照してください。

(33)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(貸借依頼) (6) 現物は届いたが,レコードが謝絶されて戻ってきた。 電子メールで連絡します。文例は,「付録1. レター(電子メール)文例集」(p.49) を参照してください。 *料金の支払いをするためには,レコードが「返却確認」(複写レコードの場合は「確 認」)の状態になっている必要があるため,相手館との合意の上でダミーレコード を作成・送信(もしくは同じレコードを再依頼)し,相手館よりレコードを発送 で処理してもらってください。 (7) レコードの「APDU=Shipped OCLC」の行に「PAYMENT=IFM」の記述がない。 IFM での決済を希望する場合は,RECEIVE しないまま電子メールで連絡し,相 手館の了承を得た上で,ダミーレコード(☆)を送信します。文例は,「付録1. レ ター(電子メール)文例集」(p.49)を参照してください。以降,相手館とはダミー レコードでやりとりします。元のレコードはCANCEL の状態にする必要があるため, 相手館の了承を得てから,国立情報学研究所NACSIS-ILL 担当([email protected])へ, 元のレコードの状態を「CANCEL」にするよう連絡をしてください。 *自館において個別決済が可能(相手館から直接送付される請求書等で対応できる) で,相手館と個別決済の同意ができるなど,ほかの解決方法があれば,無理にダ ミーレコードを作成する必要はありません。 *金額欄が空欄もしくはゼロ(「0」「0.00」「00.00」など)の場合は,レンディング・ ポリシーなどで料金が無料であることが確認できる場合のみ,「PAYMENT=IFM」 の記述がなくても,レコードをRECEIVE 処理し,以降,通常の処理で最終段階ま でレコードの状態を移行させて構いません。 *相手館からの入力履歴に「PAYMENT=IFM」の記述がないまま RECEIVE 処理をし た場合,IFM 決済の対象外となり,相手館から個別に請求書が送られてくることが あります。この場合においても,IFM での決済をするには,相手館の合意を得た上 でダミーレコードをやりとりする必要があります。ダミーレコードでやりとりす る場合,元のレコードはそもそもIFM 決済の対象外となっているため,そのまま 最終段階までレコードの状態を移行させることもできますが,重複して請求され るなどのトラブルを回避するためにも,元レコードが無効であることを明確にす る べ く , 相 手 館 の 合 意 を 得 た 上 で 国 立 情 報 学 研 究 所 NACSIS-ILL 担 当 ([email protected])へ,元レコードをCANCEL の状態にするよう依頼しましょう。

(8) 合計金額が MAX-COST を超えている(MAX- COST<合計金額)

レコードは「発送」の状態のまま,RECEIVE 処理をせずに,電子メールで連絡し ます。文例は,「付録1. レター(電子メール)文例集」(p.47)を参照してください。 *合計金額がMAX-COST を超えている場合,IFM 決済の対象外となり,相手館から

(34)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(貸借依頼) 32 個別に請求書が送られてくることがあります。OCLC では,一旦 RECEIVE 処理を してしまうと請求の対象となるため,IFM で決済するためには RECEIVE 処理前に 相手館に連絡し,協議します。(なお,「発送」の状態になった元データはMAX-COST の修正ができません。)協議の結果,ダミーレコード(☆)で処理することになっ た場合は, 3.8.(7)を参考に元データを CANCEL し,ダミーレコードを作成してく ださい。(ダミーレコードは,相手館との協議内容に合わせて,A)MAX-COST の 金額を合計金額以上にする,B)相手館が合計金額を MAX-COST 以下にする,など の処理をします。) *ただし,自館において個別決済が可能(相手館から直接送付される請求書等で対 応できる)で,相手館と個別決済の同意ができるなど,ほかの解決方法があれば, 無理にダミーレコードを作成する必要はありません。 (9) レンディング・ポリシーに記載されている料金とレコード上の料金が異なる。 レコードは「発送」の状態のまま,RECEIVE 処理をせずに,電子メールで連絡し ます。文例は,「付録1. レター(電子メール)文例集」(p.47)を参照してください。 連絡の結果,相手館がOCLC 上で料金の変更を行った旨回答があった場合は,日 本側の該当レコードの金額を変更する必要がありますので,国立情報学研究所 NACSIS-ILL 担当([email protected])へ連絡をしてください。 *相手館へ連絡する前にレコードをRECEIVE してしまったら: ・ レコードの「APDU=Shipped OCLC」の行に「PAYMENT=IFM」の記述がない →上記(7)の記述に従って,ダミーレコード(☆)で処理してください。 ・ レコードの「APDU=Shipped OCLC」の行に「PAYMENT=IFM」の記述がある →IFM が成立し,翌月の請求対象となりますので,至急電子メールで相手館に連絡 し,協議します。相手館への連絡の文例は,「付録1. レター(電子メール)文 例集」(p.48)を参照してください。 →協議の結果,ダミーレコードやりとりすることになった場合は,元のレコード はCANCEL の状態にする必要があるため,相手館の了承を得てから,GIF プロ ジェクト([email protected])および紀伊国屋書店 OCLC センター ([email protected])へ連絡します。 →両者から了承を得た後,国立情報学研究所NACSIS-ILL 担当([email protected]) へ,元のレコードの状態を「CANCEL」にするよう連絡をしてください。 (10) 現物のかわりに複写物が送付された。 該当レコードを「借用中」にし,さらに「返送」にしてください。また,国立情 報学研究所NACSIS-ILL 担当([email protected])へ連絡し,レコードを最終段階へ移 行するよう依頼をしてください。

(35)

グローバルILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(貸借依頼) (11) 資料が送られてきたのにデータが処理中のままである。 相手館は shipped にしたのに,システムトラブルで遷移していない可能性がある ため,まずは国立情報学研究所NACSIS-ILL 担当([email protected])に問い合わせて ください。なお,システムのトラブルが原因ではない旨,NACSIS-ILL 担当より回答 があった場合は,レコードを「発送」にしするよう,相手館へ電子メールで連絡し てください。文例は,「付録1. レター(電子メール)文例集」(p.49)を参照してく ださい。 ☆ダミーレコード 「ダミーレコード」とは,複写物や現物の移動を伴わない,問題となっているILL リク エストと同一の依頼内容のILL レコードのことで,料金の差額等を処理するために作成し ます。依頼館・受付館が「ダミーレコード」をやりとりし,最終段階(「確認」状態)ま で遷移させてIFM を成立させることを目的としています。 ダミーレコードを作成する際の規定は特に定められていませんが,相手館側でダミーレ コードであることがわかるように記述してください。(なお,金額,送付方法やコメント 欄の記入の仕方など,入力必須事項は通常のレコードと同じです。) <ダミーレコードの表示例>

レコードのARTCL 欄に「This is the dummy record of OCLC-ILL no.* XXXXX. Please refer to e-mails exchanged with your staff; 協議のためにメールをやりとりした相手館の担当者 名.」と記入するなど。

*OCLC-ILL no. は 8 桁(2012 年 9 月現在)の番号です。依頼の場合はコメント欄に OCLC-ILLNUM に続

けて記載されています。受付の場合はISOGID 欄に記載されています。

この他,「ILL システム操作マニュアル ISO ILL プロトコル対応 第 3 版」付録 A2 (http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/manuals/iso3/furoku_a_2.html)に,困った時の対処法と して次のような場合の解決方法が掲載されています。 *OCLC 参加館に依頼をしても,状態が「新着照会」で戻ってきてしまう。 *[SENDBACK] を実行し,貸借資料を OCLC 参加館に返却したが,いつまでたって も状態が「返却処理中」で「返却確認」にならない。 事例を参考にしても処理できない,相手館に連絡しても調整がつかないなど,問題が おこった場合は,内容によって以下のいずれかに相談しましょう。 運用に関する相談:GIF プロジェクト・チームへ([email protected]) システム操作に関する相談: 国立情報学研究所学術コンテンツ課NACSIS-ILL 担当へ([email protected]

(36)

グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(料金支払) 34

. 料金支払

4.1 料金支払の概要 GIF 日本・北米参加大学の料金決済の代行を,OCLC 代理店である紀伊國屋書店が行っ ています。 紀伊國屋書店は,北米の参加大学に代わり料金を日本参加館の指定の銀行口座に振り 込み,OCLC IFM システムにより北米の参大学と決済します。 4.2 料金支払いの範囲 以下の場合には紀伊國屋書店の請求の対象となりません。 ・ レコード上で請求金額がMAX-COST を超過している場合 →IFM 決済の対象となりません。 (相手館から直接請求書が送られてくる場合があります。) ・ 「APDU=Shipped OCLC」の行に「PAYMENT=IFM」の記述がない場合。 →個別の決済となります。 (相手館から直接請求書が送られてくる場合があります。) ・ レコードの料金(「SUM」欄)がゼロ(「0.00」や「0」,「00.00」など),もしくは 空欄の場合。 →レコード上,料金は無料と判断されます。 4.3 請求書発行 請求書は,参加図書館単位(OCLC シンボル単位)で,かつ費目区分ごとに紀伊國屋 書店各営業所から送付されます。同一大学でも本館・分館ごとに参加している場合,そ れぞれに請求されることになります。(利用の無い月についての請求はありません。) 請求書は,利用した月ごとにまとめられ,利用月の翌月に請求されます。利用月とは, ILL レコードが最終段階(=複写は「確認」,貸借は「返却確認」)の状態になった日付の 属する月です。 4.4 請求金額

請求金額

= ILL 料金* + 手数料*** + 消費税

* ILL 料金 :Σ(依頼先図書館の ILL 料金(米ドル)×換算レート**) ** 換算レート:請求前月分(つまり利用月)の米ドル TTS 平均レート *** 手数料 :請求書1通につき 1500 円。(複数の費目区分による場合,それぞれ の請求書に手数料が加算されます。)

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グローバル ILL ガイド ver3.3(2013.2)(実務編)(料金支払)

※TTS レート:外為対顧客電信売相場(Telegraphic Transfer Selling Rate) 。銀行が 顧客に販売する際のレート

4.5 参照 URL

紀伊國屋書店 NACSIS-OCLC ILL システム間リンク 料金表

(38)

グローバルILL ガイド ver.3.3(2013.2)(実務編)(受付) 36

5.受付の流れ

全体の流れを簡単に示します。詳しいことは,本ガイドの各ページを参照してくださ い。 5.1 受付 国内の通常の依頼の中に含まれてきます ので,参加図書館コードでチェックしま す。 GIF 参加館からの依頼分かチェックしま す。参加館一覧で確認します。 OCLC システムでは,4 日間(実質 3 日間: 土日を除く)の間に処理をしないと自動的 にキャンセルとなりますので,速やかな対 応が必要です。 5.2 資料提供(謝絶) 指定の方法で提供します。 貸借の場合,注意が必要です。 ① 梱包方法 p.40 を参照 ② 送付方法 p.39 を参照

5.3 WebUIP(又は ISO 対応 UIP)による データ送信 金 額はドル 建てに 換算し 記載しま す。 詳細は本マニュアルを参照ください。 謝絶の場合 英語での謝絶理由の書き方は 付録2 を参照してください。 5.4 料金請求【月ごと】 「確認」・「返却確認」となったILL レコード について,依頼先大学宛の請求書(納入告知 書)を作成し,代行機関である,紀伊國屋書 店OCLC センター宛に送付します。 紀伊國屋書店 OCLC センター 請求書

参照

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