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目 次 1 子どもたちのインターネット利用実態 1 (1) 基本的な利用スタイル (2) 子どもたちの欲求とサービスの特徴 (3) コミュニケーションサイト ( 双方向利用型サイト ) の構造 2 インターネットの問題と危険性 3 (1) 男子と女子のトラブル傾向 (2) 具体的な例 3 トラブルへ

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(1)

子どもをトラブルから守る

保護者のための

インターネット対策ガイドブック

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目 次

1、子どもたちのインターネット利用実態・・・・・・・・・・・・1 (1)基本的な利用スタイル (2)子どもたちの欲求とサービスの特徴 (3)コミュニケーションサイト(双方向利用型サイト)の構造 2、インターネットの問題と危険性・・・・・・・・・・・・・・・3 (1)男子と女子のトラブル傾向 (2)具体的な例 3、トラブルへの対処法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 (1)どのような機器が必要か検討する (2)発達段階に応じて利用させる (3)有害情報対策を設定する (4)家庭のルールを作る (5)小さなことでも気軽に相談する 4、保護者に期待される役割・・・・・・・・・・・・・・・・・13

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1、子どもたちのインターネット利用実態

子どもたちにとって、インターネットは非常に身近な存在となっています。 また、最近ではスマートフォン等の普及により、インターネットに簡単に接 続できる機器が増えています。 しかし、インターネットを利用する際に、マナーやルールを守らないことに よって、子どもたちが犯罪などのトラブルに巻き込まれ、被害者だけでなく加 害者にもなってしまうという事例が全国で発生しています。 子どもたちがトラブルに巻き込まれないよう、保護者が子どものインターネ ット利用を適切に管理するため、まずは利用実態を把握しましょう。

(1)基本的な利用スタイル

子どもたちの利用方法は、インターネットを主に受信・閲覧する大人とは異 なり、自ら発信したり、参加したりするという特徴があります。 また、インターネットやメールは「自分専用」の携帯やスマートホンを利用 することが多く、友だちと常につながっていたい欲求から、隙間時間にブログ やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を更新する傾向があり ます。 子どもたちの使い方は

発信型・参加型

大人たちの使い方は

受信型・閲覧型

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(2)子どもたちの欲求とサービスの特徴

子どもたちが利用するインターネットの各種サービスには、欲求の内容によ って、次のような傾向があります。

(3)コミュニケーションサイト(双方向利用型サイト)の構造

インターネットの中には、「書き込み」をすることにより、他人とコミュニケ ーションをとることができるサイトがあります。 子どもたちは、次のようなサイト上で、独自にコミュニケーションの輪を広 げています。

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2、インターネットの問題と危険性

インターネットは誰でも利用しやすく便利ですが、それゆえに様々な誘惑が あり、子どもたちがトラブルに陥る危険性があります。

(1)男子と女子のトラブル傾向

□腕試しやいたずら心でネット犯罪を犯してしまうことがあります。 □ネット上で誇示誇張発言をし、トラブルに発展するケースがあります。 □サイト上での詐欺被害に遭うケースがあります。 □生命・身体に関わる被害につながることがあります。 □コンサートチケットやファッショングッズの売買をめ ぐってトラブルに発展するケースがあります。 □ネット上でのコミュニケーションをめぐってトラブル に発展するケースがあります。

(2)具体的な例

①SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトでのトラブル SNSの特徴 □趣味や出身校などのつながりを通じて、ネッ ト上で人間関係を築くことができます。 □匿名で誰でも利用できます。 □不特定多数の人とつながりを持つことが可能です。 問題点・危険性 □相手がオープンにしている個人情報が正しいとは限りません。 □会員同士で会う「オフ会」に参加し被害に遭うケースが発生しています。 □出会い系サイトのように実際に他人と会うことが可能です。

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- 4 - ②ゲームサイトでのトラブル ゲームサイトの特徴 □18歳未満の子どもの半数以上が登録・利用の 経験があります。 □無料ゲームやアバターの着せ替えが楽しめます。 □チャット機能により、利用者間でのメールのや り取りが可能です。 問題点・危険性 □過剰にはまりやすく、中毒性があります。 □年齢が詐称できます。 □ゲームの仮想通貨をだましとるため他人のID で不正アクセスする青少年が増加しています。 無料で楽しめる理由 □広告掲載で収入を得ています。 □利用者へデジタルアイテム※を販売することで収入を得ています。 (※ゲームを有利に進めるためのアイテムやアバターを飾る服などのパーツ) ③ブログサイトでのトラブル ブログサイトの特徴 □作者が個人的な趣味や日記を記載するものです。 □匿名で簡単に作ることができます。 □閲覧者がブログの感想を書く「コメント欄」があります。 問題点・危険性 □日記の内容から個人が特定できます。 □記事が反感を買いコメント欄に誹謗中傷が書き込ま れることがあります。(「炎上」と呼ばれています)

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- 5 - ④プロフ(プロフィール)サイトでのトラブル プロフサイトの特徴 □簡単に自己紹介を掲載できます。 □検索で簡単に見つけられ、無料で利用できます。 □ブログ機能がついています。 問題点・危険性 □自覚のないまま顔写真や個人情報を世界中に公開 していることがあります。 □写真などをコピーされ、偽のプロフィールを掲載されたり他のサイトに転 載されることがあります。 □メッセージ欄に誹謗中傷・援助交際の誘い等が書き込まれることがありま す。 ⑤学校裏サイトでのトラブル 学校裏サイトの特徴 □主に実在する学校の生徒が非公式に運営し ています。 □主に携帯電話向けの掲示板サービスなどを 利用して設置されています。 □学校名で検索してもヒットしないように設 定されていることが多くなっています。 □部外者が入れないようパスワード設定され ていることが多くなっています。 問題点・危険性 □友人同士で情報交換できる反面、書き込み内容をめぐりトラブルが発生す ることがあります。 □匿名で嫌がらせなどが書き込まれ、いじめへと発展することがあります。 □個人情報を書き込むことで不審な電話や迷惑メールが送られてくることが あります。

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3、トラブルへの対処法

平成21年4月1日に「青少年が安全に安心してインターネットを利用でき る環境の整備等に関する法律(青少年インターネット環境整備法)」が施行され、 保護者や、インターネットの利用者みんなで、青少年を有害情報から守る取組 を求められています。 ★青少年のインターネット利用に関する5つのポイント★ 1、どのような機器が必要か検討する 2、発達段階に応じて利用させる 3、有害情報対策を設定する 4、家庭のルールを作る 5、小さなことでも気軽に相談する

(1)どのような機器が必要か検討する

インターネットに接続できる機器は多く、購入時にインターネット接続を想 定していなかった、テレビ、携帯ゲーム機、多機能音楽プレイヤーなどの「隠 れインターネット機器」の増加と、無線LANやWi-Fiの普及で、子どもた ちの利用方法が大きく変化しています。 子どもにどのような機器を使わせるか検討しましょう。

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(2)発達段階に応じて利用させる

子どもの成長に合わせ、段階的に利用内容を変えていくことも必要です。 初めは保護者と一緒に利用しながら、慣れていきましょう。

(3)有害情報対策を設定する

インターネットには、子どもに見せたくない有害なページが存在します。そ のようなページに接続しないよう、フィルタリングを活用しましょう。 ①フィルタリングとは? インターネットのページを一定の基準により分け、子どもに見せたくないペ ージ(有害サイト)にはアクセスできないようにするサービスです。 利用するには、パソコンに市販のフィルタリングソフトをインストールす る方法や、プロバイダ及び携帯電話各社が提供しているフィルタリングサー ビスに加入する方法などがあります。

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- 8 - <制限できるジャンルの例> <フィルタリングの利用方法> フィルタリングには、制限の強さによっていくつか種類があります。 サイトの閲覧をすべて制限する「ウェブアクセス制限」や、子どもにとって 安全で有益と思われるサイトにのみアクセスでき、それ以外のサイトは制限さ れる「ホワイトリスト方式」、また、出会い系サイトやアダルトサイトなど、子 どもに有害と思われる特定のカテゴリのサイトを制限する「ブラックリスト方 式」などがあります。

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- 9 - ②スマートフォンの課題 スマートフォンとは、タッチパネルで操作できるパソコンに近い作りの次世 代携帯電話のことです。 高性能で、アプリ(アプリケーションソフト)をダウンロードすることによ って簡単に機能追加できますが、中には個人情報を抜き取ったりする悪質なも のもあるため、注意が必要です。 <スマートフォンの注意点> □パソコン同様にセキュリティ対策が必要 ・OSと呼ばれる基本ソフト(ios、アンドロイドなど)の 更新が必要となります。 ・アプリをダウンロードすることでウイルスに感染する危険 性もあります。 □アプリのインストール時には信頼性の確認が必要 ・誰でも開発、公開が可能であるため、公式マーケット(App Store、Google Play ストアなど)のアプリ審査を行っているサイトから評 価情報を入手し、ダウンロードすることを心がけましょう。 ・アプリのダウンロード時に表示される利用許諾画面から、アプリが利用し ようとする取得情報を確認しましょう。 また、無線LANのアクセスポイントを経由したインターネットは、従来の フィルタリングが機能しないという問題が生じます。 フィルタリングできない フィルタリングできない

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- 10 - 対策として、無線LAN接続を制限することや、ダウンロードできるアプリ を制限すること、無線LAN接続でも有効となるフィルタリングソフトを利用 することなどが挙げられます。 設定については、各携帯電話会社等へご相談ください。

(4)家庭のルールを作る

決めたルールはいつも目につく場所に貼っておきましょう。 お子様が気軽に相談できるようにするには、普段のコミュニケーションが大 切です。

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- 11 - <子どもに伝えておきたい対策> □インターネットショッピングに関するルール ・商品を購入するときは保護者に必ず相談するように伝えましょう。 ・子どもが無断でクレジットカードを利用しないよう管理を徹底しましょう。 □プライバシー情報の書き込みを控える ・インターネットは仲間の世界ではありません。 ・デジタル情報はコピーが簡単にできます。 □サイト上でのコミュニケーションに関する注意 ・相手(プロフィール)を簡単に信用してはいけません。 ・個人的なことを安易に伝えてはいけません。 □サイトの収益構造に関する理解 ・無料で楽しめる理由を子どもに伝えましょう。 ・夢中になる仕組みへの注意喚起が必要です。 <インターネットに関する誤解で多いもの> □ネット上の出来事はすべて仮想世界の出来事だという誤解 ・インターネットも現実社会の一部です。 問題のある書き込み等すれば、法で罰せられることもあります。 □誰が書いたか特定できないだろうという誤解 ・インターネットは匿名ではありません。 サイト運営会社による監視が行われており、問題のある書き込み等があれば、 警察からの要請等によりどのパソコンから書き込みが行われたのかすぐに特 定することができます。

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(5)小さなことでも気軽に相談する

トラブルに発展しないようにするためには、小さなことでも相談し、早めに 対策をとることが大切です。子どもの行動や生活の変化で不安に感じることが あれば、すぐに相談しましょう。 また、携帯電話を購入する際は、事業者等の相談窓口を確認しましょう。

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4、保護者に期待される役割

インターネットが危険だからといって、単なる禁止や取り上げでは子どもは 納得しません。 子どもがどんなサービスを使いたいのか、話を聞いてみましょう。時には保 護者も一緒に見たり使ったりしてみるなど、理解しようとする姿勢も必要です。 まずは、知ることからはじめましょう。 □子どもたちの利用状況や普及している機器を把握しましょう。 □学校で決められている「約束事」を確認しましょう。 □子どもたちの興味関心を把握しましょう。 □子どもたちが使っているサービスを把握しましょう。 □トラブルや失敗から学べる環境づくりや、保護者間の情報交換を心がけま しょう。 正しい使い方を身につけさせるため「持たせる」か「持たせない」ではなく、 制限サービスを上手に活用し、「使ってもよい機能」や 「サイト」で区切りながら、段階的に利用させてインター ネットを「使いこなす力」をつけさせることが大切です。

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- 14 - そのために、フィルタリングを上手に使いましょう。 まずは厳しい制限でスタートし、成長にともない、子どもの関心、用途に合 わせて調整していき、インターネットをひとりで安全に使う能力を身につけさ せましょう。 困ったときに相談できる相手となりましょう。 親は「詳しくないから相談できない」と、子どもがひとりで悩みを抱えこま ないように、日頃からインターネットや携帯電話利用について親子で会話を心 がけ、すぐに相談できる関係を維持しましょう。

保護者が正しい知識を持ち、

適切に判断し対処できるようにしましょう。

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インターネットや携帯電話の利用に関する相談窓口

□携帯電話事業者の窓口 ○NTTドコモ『ドコモあんしんホットライン』 子どもの安全なケータイ利用方法やドコモの各種あんしん・安全に関する サービスの案内<有害サイト対策・迷惑メール対策・居場所の確認(イマド コサーチ・イマドコかんたんサーチ)など> 電話番号:0120-053-320 受付時間:午前9時~午後8時 ○KDDI『総合案内』 電話番号:au の携帯電話から局番なしの157 一般電話から0077-7-1111 受付時間:午前9時~午後8時 ○ソフトバンクモバイル『総合案内』 電話番号:ソフトバンクの携帯電話から局番なしの157 一般電話から0800-919-0157 受付時間:午前9時~午後8時 ○ウィルコム『サービスセンター』 電話番号:ウィルコムの電話から局番なしの116 一般加入電話・公衆電話から0120-921-156 受付時間:午前9時~午後8時 ○イー・アクセス『イー・モバイルカスタマーセンター』 電話番号:イー・モバイルの携帯電話から局番なしの157 一般電話から0120-736-157 受付時間:午前9時~午後9時

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- 16 - □その他の相談窓口 ○インターネット・ホットラインセンター(業務委託元:警視庁) インターネット利用者からインターネット上の違法・有害情報に関する通報を 受け付ける窓口です。URL:http://www.internethotline.jp/ ○違法・有害情報相談センター(業務委託元:総務省) 学校関係者やウェブサイト運営者などからインターネット上の違法・有害 情報などに関する相談を受け付ける窓口です。 URL:http://www.ihaho.jp/ ○法務局の人権相談窓口(みんなの人権110番) インターネット上の人権侵害に関する相談を受け付ける相談窓口です。 電話番号:0570-003-110 資料提供/子どもたちのインターネット利用について考える研究会 http://www.child-safenet.jp/ 参 考/内閣府HP http://www.cao.go.jp/

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福島市こども未来部こども政策課

TEL(024)535-1137

参照

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