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田原本町高齢者保健福祉計画等

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Academic year: 2021

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第1章 介護支援体制の整備

1 介護保険サービスの概要

介護保険のサービスには、「居宅サービス」、「地域密着型サービス」、施設な どに入所して利用する「施設サービス」があり、それぞれについて、次のよう なサービスを実施しています。 ■ 居宅サービスの概要 サービスの種類 サービスの内容 訪問介護 (ホームヘルプサービ ス) 訪問介護員(ホームヘルパー)が家庭を訪問して、入浴、排泄、 食事などの介護を行ったり、ひとり暮らしや高齢者世帯などで食 事の用意や洗濯などの家事援助を行うサービスです。 訪問入浴介護 寝たきりの高齢者などの家庭を、入浴設備や簡易浴槽を積んだ 移動入浴車などで訪問し、入浴の介助を行うサービスです。看護 師などが健康のチェックも行います。 訪問看護 医師の指示により看護師が家庭を訪問し、病状の観察や感染予 防、床ずれの手当などを行うサービスです。 訪問リハビリテーション 主治医の指示に基づき、理学療法士や作業療法士等が家庭を 訪問し、心身機能の維持や回復、日常生活の自立援助のための リハビリテーションを行うサービスです。 居宅療養管理指導 医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士等が家庭を 訪問し、継続的な介護方法や服薬の管理指導などを行うサービ スです。 通所介護 (デイサービス) デイサービスセンターで入浴や食事の提供と日常生活訓練など が受けられるサービスです。 通所リハビリテーション (デイケア) 老人保健施設や病院・診療所などに通い、心身の機能の維持回 復を図り日常生活の自立を助けるための、理学療法・作業療法等 の必要なリハビリテーションを受けるサービスです。 短期入所生活介護 (ショートステイ) 短期間(1週間程度)、介護老人福祉施設に宿泊しながら、日常 生活の介護や機能訓練などを受けるサービスです。 短期入所療養介護 (ショートステイ) 短期間(1週間程度)、介護老人保健施設等に宿泊しながら、医 療上のケアを含む介護や機能訓練などを受けるサービスです。

各 論

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20 サービスの種類 サービスの内容 特定施設入居者生活 介護 有料老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、適合高齢 者専用賃貸住宅などの特定施設に入居し、施設が作成する特定 施設サービス計画に基づいて、入浴、排泄、食事などの介護や洗 濯、掃除などの家事、生活などに関する相談及び助言などの日 常生活上の世話のほか、機能訓練や療養上の世話などを受けま す。 福祉用具貸与 特殊寝台や車いすなど日常生活の自立を助ける用具を貸し出す サービスで、制度周知と共に利用が伸びているサービスです。 福祉用具購入費の支 給 入浴、排泄などに使う用具は、衛生的配慮から特定福祉用具とし て購入費の一部が支給されます。腰掛便座、特殊尿器、入浴補 助用具などが対象です。 住宅改修費の支給 住居の段差を解消したり廊下や階段に手すりを付けたりする小規 模な改修に対しての費用を支給するサービスです。 居宅介護支援 介護保険サービスの利用者が適切に介護保険サービスを利用で きるようにするため、利用者の依頼に基づいて、介護支援専門員 (ケアマネジャー)が居宅介護サービス利用計画(ケアプラン)を作 成し、その計画にしたがい、介護保険サービスが提供されるように サービス提供事業者との調整を行うものです。 ■ 地域密着型サービスの概要 サービスの種類 サービスの内容 定 期 巡 回 ・ 随 時 対 応 型訪問介護看護 重度者をはじめとした要介護高齢者の在宅生活を支えるため、日 中・夜間を通じて、訪問介護と訪問看護が密接に連携しながら、 短時間の定期巡回型訪問と随時の対応を行います。 夜間対応型訪問介護 自宅で暮らしている人が、夜間も安心して生活を送ることができる よう、夜間の定期的な巡回訪問や通報を受けての随時訪問によ り、排泄の介護や日常生活上の緊急時の対応などの援助を行い ます。 認知症対応型通所介 護 認知症のある人がデイサービスセンターなどに通い、入浴、排泄、 食事などの介護、生活などに関する相談及び助言、健康状態の 確認などの日常生活上の世話のほか、機能訓練を受けるサービ スです。利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持と あわせ、利用者の家族の身体的、精神的負担の軽減を図ります。 小規模多機能型居宅 介護 あらかじめ登録された利用者を対象として、その自宅において、ま たはサービス拠点に通い、もしくは短期間宿泊して、家庭的な環 境と地域住民との交流のもとで、入浴、排泄、食事などの介護や 調理、洗濯、掃除などの家事、生活などに関する相談及び助言、 健康状態の確認などの日常生活上の世話のほか、機能訓練を受 けるサービスです。「通い」サービスを中心として、利用者の様態 や希望に応じて、随時「訪問」サービスや「宿泊」サービスを組み 合わせて利用することにより、在宅での生活の継続を図ります。

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21 サービスの種類 サービスの内容 認知症対応型共同生 活介護 認知症の人が少人数で共同生活を送るグループホームに入居 し、家庭的な環境と地域住民との交流のもとで、住み慣れた環境 での生活を継続できるよう、入浴、排泄、食事などの介護やその 他の日常生活上の世話のほか、機能訓練を受けます。 地域密着型特定施設 入居者生活介護 定員 29 人以下の地域密着型ケアハウス・有料老人ホームなどの 特定施設に入居し、入浴・排泄・食事などの介護など日常生活上 のお世話や機能訓練を受けるサービスです。 地域密着型介護老人 福祉施設入所者生活 介護 定員 29 人以下の特別養護老人ホームに入所し、地域密着型施 設サービス計画に基づいて、可能な限り、自宅での生活への復帰 を念頭に置いて、入浴、排泄、食事などの介護や、相談及び援 助、社会生活上の便宜の供与などの日常生活上の世話のほか、 機能訓練、健康管理及び療養上の世話を受けます。 看護小規模多機能型 居 宅 介 護 ( 複 合 型 サ ービス) 小規模多機能型居宅介護と訪問看護など、複数の居宅サービス や地域密着型サービスを組み合わせて提供するサービスです。こ れにより、利用者はニーズに応じて柔軟に、医療ニーズに対応し た小規模多機能型サービスなどの提供を受けられるようになりま す。 ■ 施設サービスの概要 サービスの種類 サービスの内容 介護老人福祉施設 ( 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム) 食事や排泄などで常に介護が必要で、自宅での介護が困難な高 齢者が入所し、食事、入浴、排泄などの日常生活の支援や機能訓 練などを受けるサービスです。 介護老人保健施設 (老人保健施設) 病状が安定し、治療より看護や介護に重点を置いたケアが必要な 高齢者が入所し、医学的な管理のもとにおける介護や機能訓練な どを受けるサービスです。 介護療養型医療施設 急性期の治療が終わり、長期の療養を必要とする高齢者が入院 し、療養上の管理、看護、機能訓練などを受けるサービスです。

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2 居宅サービスの推進

高齢者が要介護状態等になっても、できる限り住み慣れた地域において継続 して日常生活ができるよう、在宅での安心した暮らしを継続するために居宅サ ービスの充実を進めます。 介護保険法の改正により、予防給付の訪問介護と通所介護が地域支援事業 (介護予防・日常生活支援総合事業)に移行されるため、円滑な制度移行がで きるよう、既存の介護事業所による既存サービスに加えて、地域の実情に応じ た多様な主体によるサービスを提供する環境を整備します。

3 地域密着型サービスの推進

在宅介護を支える新たなサービスとして、利用者が可能な限り自立した日常 生活を送ることができるよう、利用者の選択に応じて施設への「通い」(デイ サービス)を中心に、必要に応じて「訪問」(ホームヘルプサービス)や「泊 まり」(ショートステイ)を組み合わせて受けられる小規模多機能型居宅介護 と定期的な巡回や随時通報への対応など、利用者の心身の状況に応じて 24 時 間 365 日必要なサービスを必要な時や場面で受けられる定期巡回・随時対応型 訪問介護看護を整備します。 ■ 地域密着型サービスの確保 第6期計画期間の計画 整備後見込み 施設数・ 箇所数 定 員 施設数・ 箇所数 定 員 定期巡回・随時対応型 訪問看護介護 1箇所 - 1箇所 - 夜間訪問介護 1箇所 小規模多機能型居宅介護 1箇所 1箇所 認知症対応型共同生活介 護 - - 2施設 36人 認知症対応型通所介護 ※4人 2箇所 24人 地域密着型介護老人福祉 施設入居者生活介護 - - 1施設 10人 ※既存事業所の定員増

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4 施設サービスの推進

施設サービスについては、居宅サービスの充実や地域密着型サービスの適正 な整備を踏まえ、現在の施設待機者の状況や高齢者のひとり暮らし世帯、高齢 者のみの世帯が多いという地域特性により、入所希望者の増が見込まれること から、広域型特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)を1施設整備します。 ■ 施設サービスの確保 第6期計画期間内の 計画 整備後見込み 施設数・ 箇所数 定 員 施設数・ 箇所数 定 員 介護老人福祉施設 1施設 80人 4施設 314人 介護老人保健施設 - - - - 介護療養型医療施設 - - - -

5 福祉サービス等の推進

(1)寝具乾燥サービス事業

身体上または精神上の障害があって、日常生活を営むのに支障がある高齢者 及び身体障害者に対し、寝具の洗濯・乾燥及び消毒のサービスを行い、保健衛 生の向上及び健康の保持増進を図ることを目的としています。 今後も、高齢化や核家族化の進行に伴い、対象者は増加するものと考えられ、 必要な対象者の把握に努めるとともにサービスの充実に努めます。

(2)ホームヘルパー派遣事業

介護保険の対象とならない高齢者を対象とするサービスで、介護予防及び生 活支援の必要がある満 65 歳以上で構成されている世帯にヘルパーを派遣し、 家事援助を行っています。 介護保険制度による訪問介護を補完するサービスとして、要支援・要介護認 定者以外の高齢者を中心に、家事援助など介護保険の訪問介護と同様のサービ スを行う「生活支援ホームヘルプサービス」と、軽易な日常生活上の援助を行 う「軽度生活援助」の2種のサービスを実施し、高齢者の自立支援の強化を図 ります。 なお、本事業は、第6期期間中に介護予防・日常生活支援総合事業へ移行し ます。

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(3)デイサービス

介護保険の対象とならない高齢者を対象とするサービスで、支援の必要があ る満 65 歳以上の者に対し、社会的孤立の解消・心身機能の維持向上を図り、 介護を予防することを目的に、デイサービスセンターで日常動作訓練・入浴サ ービス・食事の提供等を行っています。 今後は、対象者の把握に努め、自立レベルであっても利用の促進を図りなが ら、サービスの充実を目指していきます。 なお、本事業は、第6期期間中に介護予防・日常生活支援総合事業へ移行し ます。

(4)在宅高齢者短期入所事業

介護保険の対象外の概ね 65 歳以上の高齢者を在宅で介護する家族が、病気 や冠婚葬祭などで介護をすることが困難となった場合、一時的に養護老人ホー ム等で預かり世話をするサービスを提供しています。 介護保険制度による短期入所サービスを補完するサービスについては、要支 援・要介護認定者以外の高齢者を中心に、在宅高齢者短期入所を通じて、当該 要援護高齢者及びその家庭の福祉の向上を図れるよう、継続してサービスを提 供していきます。

(5)緊急通報装置の設置

ひとり暮らし高齢者で慢性疾患などにより日常注意を要する状態にある方 及び高齢者世帯の方を対象に、急病時等の不安を和らげ安心した日常生活を送 れるよう緊急通報装置を貸与しています。 今後は、高齢化と核家族化の進行に伴って、緊急通報装置の需要は高まると 予測されることから、対象者の把握に努め、サービスの充実を図ります。

(6)はり・きゅう・マッサージ利用助成

65 歳以上の援護を必要とする高齢者を対象に、はり・きゅう・マッサージの 利用者に助成を行っています。 今後も、施術費用の一部を助成することにより、健康の保持・増進を図り、 医療費の抑制と、介護予防につなげるため、継続して実施していきます。

(7)福祉タクシー利用助成

重度の心身障害者を対象に、生活範囲を広げることを目的にタクシー代の一 部を助成しています。 今後も、重度心身障害者等が通院、会合等のためにタクシーを利用する必要

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25 性が高まると思われることから、継続して実施していきます。

(8)外出支援サービス

家庭において、通院等の移送困難な高齢者及び身体障害者に対し、外出支援 車両による送迎サービスを提供しています。 今後も、高齢化の進行とともに通院者も増加し、利用が見込まれることから 継続実施することで、負担軽減を図ります。

(9)養護老人ホーム

養護老人ホームは、低所得で身寄りがなく虚弱であるなど、在宅での生活が 困難な高齢者を対象とする入所施設です。 今後も、利用希望者の心身や生活状況に応じ、入所措置を行っていきます。 また、養護老人ホームでの介護保険サービスの提供体制の確保を図ります。

(10)配食サービス

日常生活に支障のあるひとり暮らしの高齢者及び高齢者のみの世帯を対象 に、安否確認を兼ね自宅に食事を届けるサービスを実施しています。 なお、本事業は、第6期期間中に介護予防・日常生活支援総合事業へ移行さ れ、栄養改善を目的としたサービスとして食の自立を支援していきます。

(11)家族介護用品の支給

在宅にて要介護高齢者・知的障がい者(児)、身体障がい者(児)を介護し ている家族または本人を対象に紙おむつを支給し、家族介護の負担を軽減して います。 今後も、地域支援事業として、サービスを継続していきます。

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6 認知症施策の総合的な推進

これまでも、認知症に対する正しい理解を促進し、早期対応のために保健師 などが認知症高齢者や家族などに対する相談や訪問指導を行ってきました。今 後は、従来からの認知症予防の普及・啓発に加え、認知症の疑いのある高齢者 を早期発見、早期支援するための新たな仕組みづくりを検討します。平成 27 年に認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)が示され、認知症高齢者が 平成 37 年には約 700 万人になると見込まれており、認知症等にやさしい地域 づくりが特に重要となっています。 そこで、認知症が疑われる人や認知症の人とその家族を訪問し、アセスメン トや家族支援などの初期の支援を包括的・集中的に行い、自立生活のサポート を行う認知症初期集中支援チームの設置や、認知症の人ができる限り住み慣れ た環境で暮らし続けることができるよう、認知症施策や事業の企画・調整等を 行う認知症地域支援推進員の配置に向けて検討するとともに、認知症相談・支 援の充実、関係機関ネットワークの構築、認知症ケアパスの作成など、認知症 総合支援事業の実施に取り組んでいきます。 また、認知症に対して正しく理解し、偏見を持たず温かい目で見守り、支援 する認知症サポーターの養成を行い、地域の助けを求めやすい環境をつくって いきます。

7 地域包括支援センターの機能強化

地域包括支援センターは、要支援1・2と認定された人の介護保険予防給付 サービスと、要介護・要支援になるおそれのある人の介護予防事業の両方を対 象とした「介護予防ケアマネジメント」、高齢者に対する虐待の防止、早期発 見等の「権利擁護事業」、高齢者や家族に対する「総合的な相談・支援」、介護 支援専門員(ケアマネジャー)への支援や助言、関係機関との連携などを行い 適切なサービスの提供を支援する「包括的・継続的ケアマネジメント」の4つ の業務を行っています。 本町では、社会福祉法人への「委託型」により設置し、行政機能の一部とし て地域の最前線で活動していますが、今後の高齢化の進行、要介護・要支援者 の増加、地域包括ケアシステムの構築へ向けた中核的な役割を担うことになる ことから、適切な人員体制を確保し、行政との役割分担・連携強化を図り、効 果的な運営が安定的・継続的に行われるよう機能強化を図っていきます。 高齢者に身近な相談場所として、横芝光町地域包括支援センター(高齢者支 援・介護相談)の利用を促進していきます。

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8 安心できる住まいの確保

介護を必要とする高齢者やひとり暮らし高齢者等が安心して日常生活を送 れるよう、住宅改修や福祉用具の購入等の支援とあわせ、高齢者向け住宅の整 備が求められています。 本町では持家率が高いものの、今後はひとり暮らし高齢者、高齢者のみの世 帯の増加が見込まれることから、高齢者が高齢期にも安心して住み続けられる ことができる多様な住まいの確保に向けて検討します。 高齢者向け住宅などについては、情報収集に努め、高齢者からの相談に対応 できる体制づくりを促進します。

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第2章 疾病予防と介護予防の推進

1 疾病予防の積極的な推進

(1)健康手帳の交付

健康手帳は、健康増進法に基づき交付しており、経年的な健康診断記録、そ の他、40 歳以上の健康保持のために必要な事項を記載し、自らの健康管理と適 切な医療の確保を目的に行われています。今後は、より効果的な活用方法の検 討を行い、住民が主体的に健康づくりに参画し、自らの健康づくりに取り組め るよう推進していきます。

(2)健康診査・各種検診

健康づくりセンター「プラム」で、生活習慣病などの疾病の予防・早期発見・ 早期治療を目指し、高齢者の医療の確保に関する法律や健康増進法等により、 特定健康診査、胃がん検診、肺がん検診、大腸がん検診、子宮がん検診、乳が ん検診、前立腺がん検診、歯周疾患検診、骨粗しょう症検診の集団・個別健診 (検診)を推進していきます。 各種健診(検診)は、その必要性や内容についての啓発の強化に努めるとと もに、医療機関等の協力を得ながら、受診しやすい環境づくりを図ります。 また、歯周疾患検診は受診者の行動・環境リスクを発見し、行動変容に役立 つ情報提供と保健指導を実施します。 さらに、特定健康診査の健診結果と問診内容をもとに、生活習慣病の発症リ スクなどから「情報提供」、「動機づけ支援」、「積極的支援」にわけ、個人に合 わせた特定保健指導等を実施します。

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29 ■ 各種健診の事業計画 ~平成 20 年度 平成 21~23 年度 平成 27~29 年度 項目 主な対象者 項目 主な対象者 項目 主な対象者 基本健診 40 歳以上 特定健康診査 40~74 歳 (国保加 入者) 特定健康診査 40~74 歳 (国保加 入者) 後期高齢者健診 75 歳以上 後期高齢者健診 75 歳以上 介護予防検診 65 歳以上 胃がん検診 40 歳以上 胃がん検診 40 歳以上 胃がん検診 40 歳以上 肺がん検診 40 歳以上 肺がん検診 40 歳以上 肺がん検診 40 歳以上 大腸がん検診 40 歳以上 大腸がん検診 40 歳以上 大腸がん検診 40 歳以上 子宮がん検診 20 歳以上 子宮がん検診 20 歳以上 子宮がん検診 20 歳以上 乳がん検診 30 歳以上 乳がん検診 30 歳以上 乳がん検診 30 歳以上 前立腺がん検診 50 歳以上 前立腺がん検診 50 歳以上 前立腺がん検診 50 歳以上 歯周疾患検診 19 歳以上 歯周疾患検診 19 歳以上 歯周疾患検診 19 歳以上 骨粗しょう症検診 19 歳以上 女性 骨粗しょう症検診 19 歳以上 女性 骨粗しょう症検診 19 歳以上 女性 ■ 特定健康診査・がん検診の実績 種 類 対象者等 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 特定健康診査 対象者数(人) 6,671 6,577 6,848 受診者数(人) 2,500 2,666 2,526 受診率(%) 37.5 40.5 36.9 特定保健指導 対象者数(人) 453 458 438 受診者数(人) 103 96 92 受診率(%) 22.7 21.0 21.0 後期高齢者健診 対象者数(人) 3,039 3,101 3,184 受診者数(人) 868 844 900 受診率(%) 28.6 27.2 28.3 胃がん検診 対象者数(人) 9,003 9,003 9,003 受診者数(人) 996 1,013 1,028 受診率(%) 11.1 11.3 11.4 肺がん検診 対象者数(人) 9,003 9,003 9,003 受診者数(人) 3,746 3,687 3,721 受診率(%) 41.6 41.0 41.3 大腸がん検診 対象者数(人) 9,003 9,003 9,003 受診者数(人) 1,847 1,954 2,074 受診率(%) 20.5 21.7 23.0

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30 種 類 対象者等 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 子宮がん検診 対象者数(人) 6,205 6,205 6,205 受診者数(人) 1,339 1,286 1,447 受診率(%) 21.6 20.7 23.3 乳がん検診 対象者数(人) 5,850 5,850 5,850 受診者数(人) 1,890 1,797 2,182 受診率(%) 32.3 30.7 37.3 前立腺がん検診 対象者数(人) 3,381 3,381 3,381 受診者数(人) 904 914 917 受診率(%) 26.7 27.0 27.1 ■ 特定健康診査・がん検診の目標 種 類 対象者等 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 特定健康診査 対象者数(人) 7,157 7,134 7,071 受診者数(人) 3,579 3,923 4,242 受診率(%) 50.0 55.0 60.0 特定保健指導 対象者数(人) 716 782 843 受診者数(人) 373 437 506 受診率(%) 52.1 55.9 60.0 後期高齢者健診 対象者数(人) 3,170 3,190 3,210 受診者数(人) 985 1,020 1,060 受診率(%) 31.0 32.0 33.0 胃がん検診 対象者数(人) 9,003 9,003 9,003 受診者数(人) 1,080 1,125 1,170 受診率(%) 12.0 12.5 13.0 肺がん検診 対象者数(人) 9,003 9,003 9,003 受診者数(人) 3,772 3,800 3,825 受診率(%) 41.9 42.2 42.5 大腸がん検診 対象者数(人) 9,003 9,003 9,003 受診者数(人) 2,080 2,130 2,180 受診率(%) 23.1 23.7 24.2 子宮がん検診 対象者数(人) 6,205 6,205 6,205 受診者数(人) 1,450 1,480 1,510 受診率(%) 23.4 23.9 24.3 乳がん検診 対象者数(人) 5,850 5,850 5,850 受診者数(人) 2,200 2,230 2,260 受診率(%) 37.6 38.1 38.6 前立腺がん検診 対象者数(人) 3,381 3,381 3,381 受診者数(人) 930 950 970 受診率(%) 27.5 28.1 28.7

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31 ■ 歯周疾患検診・骨粗しょう症検診の実績 種 類 対象者等 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 歯周疾患検診 対象者数(人) 1,500 1,500 1,500 受診者数(人) 77 76 80 受診率(%) 5.1 5.1 5.3 骨粗しょう症検診 対象者数(人) 2,200 2,200 2,200 受診者数(人) 930 840 844 受診率(%) 42.3 38.2 38.4 ■ 歯周疾患検診・骨粗しょう症検診の目標 種 類 対象者等 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 歯周疾患検診 対象者数(人) 1,500 1,500 1,500 受診者数(人) 85 90 95 受診率(%) 5.7 6.0 6.3 骨粗しょう症検診 対象者数(人) 2,200 2,200 2,200 受診者数(人) 850 860 870 受診率(%) 38.6 39.1 39.5

(3)健康教育

集団健康教育は、生活習慣病の予防及び介護を要する状態になることの予防 などの健康に関する事項について、正しい知識の普及を図るとともに、適切な 指導や支援を行うことにより、「自らの健康は自らが守る」という意識と自覚 を高め、壮年期からの健康の保持・増進に資することを目的として行っていま す。 今後は、住民に広く健康増進事業での健康教育を推進するとともに、高齢者 に対しては、地域支援事業における介護予防の観点から実施し、介護予防に関 する知識の普及及び啓発を図るとともに、個々の取組みを促していきます。 ■ 健康教育の位置づけ 年齢層 国の事業名 主な内容 壮年層 健康増進事業 ・集団健康教育 高齢層 地域支援事業 ・介護予防普及啓発事業 ■ 集団健康教育の実績 対象者等 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 延べ回数(回) 46 76 80 延べ人数(人) 328 474 500

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32 ■ 集団健康教育の目標 対象者等 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 延べ回数(回) 83 86 89 延べ人数(人) 520 540 560

(4)健康相談

健康相談は、健康増進事業の一環として、健康診査の要指導者の方を中心に 実施します。 今後は、引き続き健康増進事業での健康相談を推進するとともに、高齢者に 対しては、地域支援事業における介護予防の観点から実施し、必要があれば適 切な機関、制度、サービスにつなげ、継続的にフォローしていきます。 ■ 健康相談の位置づけ 年齢層 国の事業名 主な内容 壮年層 健康増進事業 ・重点健康相談 ・総合健康相談 高齢層 地域支援事業 ・通所型介護予防事業での相談 ・地域包括支援センターでの相談 ■ 重点健康相談の実績 対象者等 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 延べ回数(回) 21 21 22 延べ人数(人) 275 257 380 ■ 重点健康相談の目標 対象者等 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 延べ回数(回) 25 27 29 延べ人数(人) 425 470 515 ■ 総合健康相談の実績 対象者等 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 延べ回数(回) 53 53 51 延べ人数(人) 366 217 220 ■ 総合健康相談の目標 対象者等 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 延べ回数(回) 53 55 57 延べ人数(人) 230 240 250

(5)訪問指導

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33 心身の状況、その置かれている環境等に照らして療養上の保健指導が必要と 認められた人を対象に、保健師等が訪問し、本人及び家族に対して必要な保健 指導を行っています。 今後は、疾病予防や介護予防の観点から、引き続き健康増進事業での訪問指 導を推進するとともに、高齢者には地域支援事業における介護予防の観点から 実施し、閉じこもり、認知症、うつ等のおそれがある高齢者を中心に実施して いきます。 ■ 訪問指導の位置づけ 年齢層 国の事業名 主な内容 壮年層 健康増進事業 障害者保健事業 ・脳血管疾患の後遺症の方 ・生活習慣病の方・精神障害や難病の方 ・糖尿病重症化予防 ・重複頻回受診者等 高齢層 地域支援事業 障害者保健事業 ・脳血管疾患の後遺症の方、生活習慣病の方、 認 知症の方、精神障害や難病の方で訪問による指 導が必要な方 ■ 訪問指導の実績 事業名 対象者等 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 健康増進事業 延べ人数(人) 53 70 75 ■ 訪問指導の目標 事業名 対象者等 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 健康増進事業 延べ人数(人) 80 85 90

(6)地域健康づくり活動の推進

保健推進員や食生活改善推進員など、地域で健康づくりの実践指導にあたる リーダーやボランティアの養成と組織化を図ります。

(7)情報システム化の推進

健康管理データや、国保データベース(KDB)の整備充実とその有効活用 を図り、住民の健康づくりや保健サービスにおける情報システム化の推進を図 ります。

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2 介護予防の総合的な推進

(1)介護予防の推進

本町ではこれまで、健康づくり、介護予防事業として、様々な運動教室や介 護予防教室を実施するとともに、地域での自主活動の支援をしてきました。今 後は、さらなる介護予防教室の充実と、地域での自主グループ化の推進が必要 となることから、関係機関と連携し介護予防の普及啓発に取り組むとともに、 身近な地域で誰もが参加しやすい介護予防の場の創出と、地域住民による自主 的な取組みの定着を進めます。

(2)新しい介護予防・日常生活支援総合事業の実施

介護保険法の改正により、高齢者の多様な生活支援のニーズに地域全体で対 応するため、「新しい介護予防・日常生活支援総合事業」を平成 29 年4月まで にすべての市町村で実施しなければならないとされています。 また、要支援認定者の全国一律の予防給付のうち訪問介護と通所介護につい ては、地域の実情に応じた取組みができるようになることから、効果的かつ効 率的なサービスの提供ができるよう、給付の仕組み・実施体制・スケジュール 等を検討し、住民が安心して利用できる仕組みを構築します。

(3)介護予防・生活支援の担い手の育成

ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が増加し、支援を必要とする軽度な 高齢者の増加が見込まれる中、自治会、老人クラブ、社会福祉協議会、シルバ ー人材センター、NPOやボランティア、企業など、地域の多様な主体による 支援体制づくりが必要となります。 地域における助け合いや生活支援・介護予防サービスのコーディネート機能 を果たす「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」を配置すると ともに、多様な関係主体間の情報共有及び連携・共同の取組みを推進する「協 議体」の設置を進めます。

(17)

35 ■ 介護予防・日常生活支援総合事業の概要

(18)

36

第3章 福祉と医療の連携

1 福祉と医療の連携の推進

高齢化の進展に伴う疾病構造の変化などにより、医療と介護の両方を必要と する状態の高齢者の増加が見込まれています。 また、この度の社会保障制度改革で、医療分野では「在宅医療」、介護分野 では「在宅介護」へと、病院・施設から地域・在宅へと見直しがされ、医療と 介護の連携が重要なテーマとなっています。 このことから本町においても、在宅医療に携わる医療機関との連携を促進し、 保健・医療・福祉サービスの一体的な提供をはじめとした在宅支援体制の確立 に努めます。

2 福祉と医療の連携推進のための環境整備

(1)医療・介護サービス資源の把握と情報提供の推進

医療機関や介護サービス事業者等の情報を収集し、地域の医療・介護関係者 や住民への周知を図ります。

(2)在宅医療・介護サービス従事者等の連携体制の構築

地域包括支援センター職員、ケアマネジャー、介護事業者及び民生委員等の 多職種で行う地域ケア会議を活用し、情報共有や連絡調整の円滑化を図るとと もに、事例の積み重ねから在宅医療・介護連携の現状と課題を集約・分析し、 地域課題の発見機能及び解決機能の強化を図ります。 また、介護支援専門員等研修会や認知症に関する研修会等を活用し、在宅医 療・介護サービス従事者等の多職種連携体制の構築を推進します。

(3)地域包括ケアシステムの構築の推進

在宅医療と介護連携の推進に取り組むとともに、第6期計画期間中に開始す る介護予防・日常生活支援総合事業への円滑な移行と生活支援サービスの体制 整備に努め、医療、介護、介護予防、住まい、生活支援が一体的に提供される 「地域包括ケアシステム」の構築に取り組みます。

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37 ■ 地域包括ケアシステムのイメージ

住み慣れた地域で支えあい、自立した暮らしを安心して

続けられるまちづくり

 自宅のバリアフリー化  ケ ア 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 いつまでも元気に暮らすために・・・

生活支援・介護予防

・生きがいづくり

住まい

 生涯学習活動 ●見守り活動  福祉サービス 等 老人クラブ 自治会 民生委員児童 委員協議会 介護が必要になった ら・・・

介 護

 在宅系サービス  施設・居住系サービス  介護予防サービス 地域包括支援 センター 病気になったら・・・

医 療

 日常の医療  緊急時の医療  認 知 症 の 診 断 ・ 治 療 介護保険施設 介護サービス 提供事業所 NPO ボランティア シルバー 人材センター 通所・入所 居宅介護 支援事業所 介護サービス 提供事業所 見 守 り ・ 支 援 サ ビ 提供 参加・交流 サービス提供 見守り・支援 通院・入院 医療機関 訪問等 社会福祉 協議会 《地域包括ケアシステム》とは 安心して暮らせる住まいで、生活上の安全や安心、健康の確保とともに、住み慣れ た地域で自分らしい暮らしを続けるために必要な支援体制のこと。

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第4章 支えあい助けあいのまちづくりの推進

1 住民主体の支援活動の推進

本町では、老人クラブの活動のほか、各種ボランティアによる地域活動をは じめ、高齢者自身や高齢者を支援する住民による自主的な地域活動・支えあい 活動が行われています。 住民による自主的な地域活動・支えあい活動は、「地域包括ケアシステム」 の発展・充実、認知症施策の推進において重要な役割を果たすものであり、町 として活動に対する理解の促進やきっかけづくり、支援体制の確立に取り組み ます。 また、町社会福祉協議会と連携を図りながら、身近な地域での「ふれあいサ ロン」等の開催に積極的に取り組み、日頃からのつながりづくりを図っていき ます。

(1)福祉意識の啓発

学校教育や生涯学習を通じた福祉教育の充実を図るとともに、高齢者や障が い者とのふれあいの場や機会づくりに努めます。

(2)生涯学習・スポーツの推進

多様化する高齢者の学習ニーズに対応するため、関係機関と連携を図りつつ 生涯学習の機会の提供及び高齢者の生きがいづくりと高齢者の社会参加の促 進を支援していきます。また、ウォーキングなどの気軽に楽しめるスポーツを 持つことは楽しみや仲間づくりにもつながります。今後も、高齢者が気軽にで きる運動、高齢者スポーツ行事などを通じ、健康づくりを推進します。

(3)老人クラブ活動の育成

老人クラブ生きがい交流会をはじめ、老人クラブでのスポーツやレクリエー ション、趣味活動、健康づくりなどを支援していきます。また、老人クラブで の見守り活動などの福祉活動や異世代との交流を促進により事業の活性化を 図るとともに、広報活動を強化し、高齢者の一層の参加を促進します。

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(4)ボランティア活動への支援

高齢者が地域の中で役割を持って活動・生活することが生きがいや介護予防 にもつながることから、誰もが気軽にボランティア活動に参加できる環境づく りが求められています。 地域で活躍する住民組織、ボランティア組織などの連携強化やネットワーク づくり、地域住民の参画による身近な生活支援の取組みなど、地域の公益的か つ自主的な組織として地域福祉を推進する重要な拠点に位置づけられている 社会福祉協議会の活動支援を行っていきます。

(5)世代間交流の推進

核家族化の進行とともに高齢者とふれあう子どもが少なくなり、地域におい ても世代を超えた交流の機会が失われつつあるため、世代間交流を促進し、子 どもたちと高齢者がふれあう機会の一層の充実を図り、高齢者から豊かな経験 と生きた知識を学ぶことを通し、子どもが高齢者を敬う気持ちや福祉のこころ を育成していきます。

(6)シルバー人材センターの育成・支援

高齢者にとって、自己の体力に応じて、可能な限り長く社会の一員として現 役生活を続けていくことは、健康保持、老化防止、さらには生きがいの享受な どの面からたいへん意義のあることといえます。 団塊の世代の高齢化に伴い、就労意欲を持つ元気な高齢者の増加も見込まれ ています。そのような方たちに対する就労機会の確保と提供を促進し、働く喜 びや地域社会への参加の増進を図り、生きがいを享受できるよう、シルバー人 材センターの機能強化を図り、高齢者に対して様々な就労の機会を提供すべく 支援を行っていきます。 また、介護予防・日常生活支援総合事業の実施にあたり、シルバー人材セン ターの関わり方や実施方策を検討し、多様な主体による高齢者を支える事業・ 活動を展開します。

(7)地域雇用の場づくり

高齢者が、それぞれの体力に応じて、可能な限り長く社会の一員として現役 生活を続けていくために、就労機会の提供を図るための支援を行っていきます。

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2 安心して暮らせる地域づくりの推進

(1)高齢者の見守り体制の整備

安否確認のための事業として、民生委員の訪問や食の自立支援事業を実施し ています。今後は、ボランティアや民生委員等との連携及び消防署との連絡体 制により総合的なネットワークを構築し、横の連携がとれた見守り体制を確立 します。

(2)交通安全や防犯対策

高齢者が交通事故にあうことなく、また、交通事故を起こすことがないよう、 交通安全教育の充実を図ります。また、防犯については、様々な機会を通して 防犯意識の高揚に努め、安全な住民生活の確保に努めます。

(3)交通・移動手段の確保

駅やバスなどの公共交通機関に対してバリアフリー化を要請していきます。 また、乗合タクシーの運行開始により移送サービスの充実が図られましたが、 町内循環バスとあわせ利用の促進を図っていきます。

(4)ユニバーサルデザインのまちづくり

県福祉のまちづくり条例に基づき、公共的施設や道路環境などユニバーサル デザインのまちづくりや、高齢者や障害者の住宅改良のための相談・情報提供 の充実を図ります。

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3 高齢者の権利擁護と虐待防止対策の推進

(1)権利擁護の推進

いつまでも住み慣れた地域で安心して生活することができるよう、高齢者の 権利を守るための相談・支援体制を強化するとともに、成年後見制度の活用推 進や高齢者虐待防止対策の充実に取り組みます。

(2)高齢者虐待防止対策の推進

高齢者への虐待は、高齢者の尊厳を冒すだけでなく、心身に重大な悪影響を 及ぼす場合も少なくなく、深刻な問題となっていますが、高齢者虐待に関する 啓発が進んだことにより、今後、相談件数の増加が予想されます。 高齢者虐待が発生する背景には家庭内における様々な要因が存在し、容易に 解決することが困難な状況になっています。そのため、「地域包括ケアシステ ム」を活用して、高齢者虐待の早期発見・早期予防を図るとともに、養護者の 支援を行い、その負担を軽減することで高齢者虐待の防止に努めます。

(3)成年後見申立事業及び日常生活自立支援事業

身寄りのない認知症高齢者、知的障害・精神障害のある方など、判断能力が 十分でない方の権利を保護し、福祉の推進を図るため、町長が成年後見の申立 をする事業です。福祉サービスや金銭管理など日常の地域生活の援助を行い、 判断能力が十分でない人に対して、総合的に援助する日常生活自立支援事業と の連携を密にし、安心して生活できる仕組みを目指します。

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第5章 介護保険制度の円滑な運営

1 介護保険サービスの実績と見込み

(1)居宅サービス

居宅サービスの第5期計画期間の利用実績及び第6期計画期間の利用見込 みは以下のとおりです。 ①訪問介護及び介護予防訪問介護(ホームヘルプサービス) 在宅での暮らしを支えるサービスの一つとして多く利用されています。平成 24 年度以降の利用状況は、介護給付は減少傾向であり、介護予防給付は年度に より動きがありますが、大きな変化はみられません。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度 164 人、平成 28 年度 178 人、平成 29 年度 205 人と見込みます。介護予防給付の月平均利用人数は、 平成 27 年度 57 人、平成 28 年度 61 人と見込み、平成 29 年度からは一部を介 護予防・日常生活支援総合事業へ移行して実施します。そのため、移行までの 準備期間に今後の実施方策などについて関係機関を交えて協議を行い、円滑な 移行を図ります。 ■ 実績 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ回数(回/年) 28,834 26,163 24,576 延べ人数(人/年) 1,825 1,750 1,825 介護予防給付 延べ人数(人/年) 561 589 555 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ回数(回/月) 3,424 3,718 4,274 延べ人数(人/月) 164 178 205 介護予防給付 延べ人数(人/月) 57 61 32

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43 ②訪問入浴介護及び介護予防訪問入浴介護 平成 24 年度以降、介護給付の利用はやや減少しており、介護予防給付はほ とんど利用がみられません。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度 35 人、平成 28 年度 43 人、平成 29 年度 52 人と見込みます。介護予防給付の利用は想定していませ ん。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ回数(回/年) 2,025 1,738 1,503 延べ人数(人/年) 456 375 370 介護予防給付 延べ回数(回/年) 1 0 0 延べ人数(人/年) 1 0 0 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ回数(回/月) 142 173 208 延べ人数(人/月) 35 43 52 介護予防給付 延べ回数(回/月) 0 0 0 延べ人数(人/月) 0 0 0 ③訪問看護及び介護予防訪問看護 平成 24 年度以降の介護給付利用者は概ね 300 人台前半でしたが、平成 26 年 度は増加が見込まれます。介護予防給付は平成 24・25 年度にはそれぞれ 10 人 前後が利用していましたが、平成 26 年度は利用者がみられません。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度 54 人、平成 28 年度 58 人、平成 29 年度 67 人、介護予防給付は各年とも月平均1人の利用を見込み ます。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ回数(回/年) 1,727 1,488 1,953 延べ人数(人/年) 338 319 471 介護予防給付 延べ回数(回/年) 11 23 0 延べ人数(人/年) 7 14 0 ※平成 26 年度は見込値

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44 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ回数(回/月) 372 417 513 延べ人数(人/月) 54 58 67 介護予防給付 延べ回数(回/月) 3 3 3 延べ人数(人/月) 1 1 1 ④訪問リハビリテーション及び介護予防訪問リハビリテーション 平成 24 年度以降の介護給付サービス利用人数は 40~50 人程度となっており、 介護予防給付の利用者はありませんでした。 また、計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度6人、平成 28 年度8人、平成 29 年度 11 人と見込みます。なお、介護予防給付の利用は想定 していません。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ回数(回/年) 184 153 180 延べ人数(人/年) 53 43 43 介護予防給付 延べ回数(回/年) 0 0 0 延べ人数(人/年) 0 0 0 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ回数(回/月) 46 57 75 延べ人数(人/月) 6 8 11 介護予防給付 延べ回数(回/月) 0 0 0 延べ人数(人/月) 0 0 0

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45 ⑤居宅療養管理指導及び介護予防居宅療養管理指導 平成 24 年度以降、介護給付サービス利用人数は増加し、介護予防給付の利 用人数は減少しています。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度に 77 人、平成 28 年 度に 82 人、平成 29 年度に 93 人と見込みます。なお、介護予防給付の利用は 想定していません。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ人数(人/年) 657 800 953 介護予防給付 延べ人数(人/年) 18 6 4 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 77 82 93 介護予防給付 延べ人数(人/月) 0 0 0 ⑥通所介護及び介護予防通所介護(デイサービス) 居宅サービス利用者の多くが利用している通所介護の利用者は、介護給付、 介護予防給付ともに増加しています。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度 345 人、平成 28 年度 390 人、平成 29 年度 447 人と見込みます。介護予防給付の月平均利用人数は、 平成 27 年度 78 人、平成 28 年度 80 人と見込み、平成 29 年度からは一部を介 護予防・日常生活支援総合事業へ移行して実施します。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ回数(回/年) 24,623 26,564 28,383 延べ人数(人/年) 3,356 3,539 3,708 介護予防給付 延べ人数(人/年) 599 690 797 ※平成 26 年度は見込値

(28)

46 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ回数(回/月) 2,854 3,359 4,012 延べ人数(人/月) 345 390 447 介護予防給付 延べ人数(人/月) 78 80 38 ⑦通所リハビリテーション及び介護予防通所リハビリテーション(デイケ ア) 平成 24 年度以降、介護給付の利用者は減少していますが、介護予防給付で は増加傾向にあります。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度 42 人、平成 28 年度 45 人、平成 29 年度 46 人と微増を見込んでいます。介護予防給付の月平均利用 人数見込みは、各年度4人程度と見込みます。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ回数(回/年) 3,751 3,479 3,300 延べ人数(人/年) 493 485 442 介護予防給付 延べ人数(人/年) 29 38 45 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ回数(回/月) 324 379 410 延べ人数(人/月) 42 45 46 介護予防給付 延べ人数(人/月) 4 4 5

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47 ⑧短期入所生活介護及び介護予防短期入所生活介護(ショートステイ) 主な居宅サービスの一つとして利用されており、介護給付の利用者は微増し ています。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付については微増を見込み、平成 27 年度 133 人、平成 28 年度 152 人、平成 29 年度 180 人とします。介護予防給付 の月利用人数が平成 27 年度 1 人、平成 28 年度2人、平成 29 年度2人と見込 んでいます。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ回数(回/年) 9,838 11,389 12,735 延べ人数(人/年) 1,149 1,222 1,291 介護予防給付 延べ回数(回/年) 26 23 9 延べ人数(人/年) 7 9 9 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ回数(回/月) 1,371 1,561 1,809 延べ人数(人/月) 133 152 180 介護予防給付 延べ回数(回/月) 3 6 7 延べ人数(人/月) 1 2 2 ⑨短期入所療養介護及び介護予防短期入所療養介護(ショートステイ) 平成 24 年度以降、介護給付の利用者は微減しています。また、介護予防給 付の利用はありませんでした。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度3人、平成 28 年度3 人、平成 29 年度4人と見込みます。なお、介護予防給付の利用は想定してい ません。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ回数(回/年) 436 368 210 延べ人数(人/年) 55 38 29 介護予防給付 延べ回数(回/年) 0 0 0 延べ人数(人/年) 0 0 0 ※平成 26 年度は見込値

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48 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ回数(回/月) 32 33 38 延べ人数(人/月) 3 3 4 介護予防給付 延べ回数(回/月) 0 0 0 延べ人数(人/月) 0 0 0 ⑩特定施設入所者生活介護及び介護予防特定施設入所者生活介護 平成 24 年度以降、介護給付の利用者は微増しています。また介護予防給付 の利用はありませんでした。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度 14 人、平成 28 年度 14 人、平成 29 年度 15 人と見込みます。なお、介護予防給付の利用は想定して いません。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ人数(人/年) 186 176 190 介護予防給付 延べ人数(人/年) 0 0 9 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 14 14 15 介護予防給付 延べ人数(人/月) 0 0 0

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49 ⑪福祉用具貸与及び介護予防福祉用具貸与 平成 24 年度以降、介護給付の利用者は在宅での暮らしを支えるサービスと して、利用されており、介護給付は同程度ですが、介護予防給付が微増してい ます。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度 301 人、平成 28 年度 333 人、平成 29 年度 391 人と見込みます。介護予防給付は、平成 27 年度 40 人、 平成 28 年度 48 人、平成 29 年度 54 人の利用を見込みます。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ人数(人/年) 3,163 3,198 3,295 介護予防給付 延べ人数(人/年) 292 353 391 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 301 333 391 介護予防給付 延べ人数(人/月) 40 48 54 ⑫住宅改修及び介護予防住宅改修 介護給付住宅改修の年間延べ利用人数は、第5期計画期間は 35 人前後で推 移してきました。また、介護予防給付の人数は少ないものの増加しています。 介護予防・介護給付ともに計画期間は、利用者が微増するものと見込みます。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ人数(人/年) 38 33 41 介護予防給付 延べ人数(人/年) 9 18 21 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 5 6 7 介護予防給付 延べ人数(人/月) 5 7 9

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50 ⑬特定福祉用具販売及び特定介護予防福祉用具販売 平成 24 年度以降、介護給付・介護予防給付ともに利用者は微増しています。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度 11 人、平成 28 年度 14 人、平成 29 年度 17 人と見込みます。介護予防給付は、平成 27 年度5人、 平成 28 年度7人、平成 29 年度 10 人の利用を見込みます。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ人数(人/年) 75 84 91 介護予防給付 延べ人数(人/年) 8 18 27 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 11 14 17 介護予防給付 延べ人数(人/月) 5 7 10 ⑭居宅介護支援及び介護予防支援 居宅サービス利用者の増加とともに居宅介護支援、介護予防支援の件数は増 加しています。 計画期間の月平均利用人数は、介護給付で平成 27 年度 548 人、平成 28 年度 611 人、平成 29 年度 703 人と見込みます。介護予防給付は、平成 27 年度 125 人、平成 28 年度 147 人、平成 29 年度 156 人の利用を見込みます。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ人数(人/年) 5,612 5,951 5,990 介護予防給付 延べ人数(人/年) 1,168 1,270 1,827 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 548 611 703 介護予防給付 延べ人数(人/月) 125 147 156

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51

(2)地域密着型サービス

地域密着型サービスの第5期計画期間の利用実績及び第6期計画期間の利 用見込みは以下のとおりです。 ①定期巡回・随時対応型訪問介護看護 これまでは見込んでいませんでしたが、今後は在宅の重度認定者や 24 時間 対応などのニーズと事業者の参入意向等を把握しながら導入について検討し、 平成 28 年度からの実施を目指します。 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 0 10 20 ②夜間対応型訪問介護 計画期間の供給体制を確保していましたが、利用はみられせんでした。 なお、計画期間は月3人の利用を見込みます。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ人数(人/年) 0 0 0 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 3 3 3 ③認知症対応型通所介護及び介護予防認知症対応型通所介護 町内にグループホームの確保が進み、平成 24 年度までの利用水準よりも平 成 25 年度以降は利用者が多くなっています。 既存の事業所の定員拡大により、計画期間は介護予防給付を月2人と見込み、 介護給付は微増傾向で推移すると見込み、平成 27 年度に月 40 人、平成 28 年 度に月 52 人、平成 29 年度に月 61 人と見込みます。

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52 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ回数(回/年) 1,290 3,281 3,627 延べ人数(人/年) 134 328 360 介護予防給付 延べ回数(回/年) 0 0 102 延べ人数(人/年) 0 0 12 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ回数(回/月) 377 503 596 延べ人数(人/月) 40 52 61 介護予防給付 延べ回数(回/月) 18 18 18 延べ人数(人/月) 2 2 2 ④小規模多機能型居宅介護及び介護予防小規模多機能型居宅介護 これまでは利用がありませんでしたが、今後は在宅生活を支えるサービスと して、定期巡回随時対応型訪問介護看護との複合的サービス提供など提供体制 の確保に努め、平成 28 年度からの実施を目指します。 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 0 10 24 ⑤認知症対応型共同生活介護及び介護予防認知症対応型共同生活介護 介護給付の認知症対応型共同生活介護の年間延べ利用人数は、実績と同程度 の月平均 38 人を第6期計画期間は同数と見込みます。介護予防はこれまで利 用がみられません。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ人数(人/年) 461 479 456 介護予防給付 延べ人数(人/年) 0 0 0 ※平成 26 年度は見込値

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53 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 38 38 38 介護予防給付 延べ人数(人/月) 0 0 0 ⑥地域密着型特定施設入居者生活介護 第6期計画期間の利用は見込みません。 ⑦地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 平成 24 年度から町内に概ね 10 人分を確保しており、第5期計画期間は月平 均 11 人の利用となっており、第6期計画期間は月 13 人の利用を見込み、当該 施設の利用を想定します。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介護給付 延べ人数(人/年) 112 122 132 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介護給付 延べ人数(人/月) 13 13 13 ⑧看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス) 第6期計画期間当初からの実施は見込んでいませんが、利用者ニーズと小規 模多機能型居宅介護の整備に伴う事業者の参入意向等を把握しながら導入に ついて検討します。

(3)施設サービス

施設サービスの第5期計画期間の実績及び第6期計画期間の利用見込みは 以下のとおりです。 ①介護老人福祉施設 計画期間の利用者数は増加しており、平成 25 年度は特に増加しています。 さらに、計画期間は町内の介護老人福祉施設の基盤整備と、圏域内の整備計画 等を踏まえ、年間延利用者数の増加を見込みます。 ■ 実績

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54 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介 護 給 付 延べ人数(人/年) 2,094 2,237 2,252 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介 護 給 付 延べ人数(人/月) 189 191 250 ②介護老人保健施設 計画期間の利用者数は微減しており、計画期間は圏域内の施設整備計画もみ られないことから、現状維持で推移するものと見込みます。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介 護 給 付 延べ人数(人/年) 930 755 754 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介 護 給 付 延べ人数(人/月) 68 69 70 ③介護療養型医療施設 計画期間では利用者はやや増加しており、計画期間の年間延べ利用者数は同 程度と見込みます。 ■ 実績 サービスの種類 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 介 護 給 付 延べ人数(人/年) 10 38 29 ※平成 26 年度は見込値 ■ 利用見込み サービスの種類 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 介 護 給 付 延べ人数(人/年) 6 6 6

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2 第1号被保険者の保険料

(1)第6期介護保険料の設定

65 歳以上の介護保険料(第1号保険料)は、市町村(保険者)ごとに設定さ れており、保険料額は、その市町村(保険者)の被保険者が利用する介護保険 サービスの水準を反映した金額になります。従って、町の介護保険料は、介護 保険事業計画期間中の介護保険サービスの利用見込量に応じたものとなりま す。 第6期計画期間には高齢化が進み、要介護認定者が増加することが見込まれ ます。また、第6期計画期間に介護保険サービス提供基盤の拡充を計画してお り、介護保険サービスの利用量全体が増えること、地域密着型サービスや介護 保険施設を確保することで、施設利用者が増え、1人あたり給付費の高い施設 サービス費が増大すること等が考えられます。 また、第1号被保険者の総給付費に対する負担率は、第5期計画期間は 21% でしたが、第6期計画期間は 22%に改正されます。さらに、平成 27 年度から 介護報酬が改定されます。 これらの給付費の変動要因を勘案して、平成 27 年度から3年間の利用見込 量から介護保険サービスにかかる費用を推計したところ保険料試算の基とな る総給付費は、第5期計画期間の約 54 億円弱から約 66 億円に増えると推計さ れます。 これらは前述した状況から判断し、保険料の上昇は避けられないことから、 町介護給付費準備基金を取り崩し、介護保険料算定へ繰入れることによって、 第6期計画期間の保険料の上昇の抑制を図ることとします。 ■ 総給付費の推移 (単位:円) 第5期計画期間 第6期計画期間 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 居 宅 サ ー ビス 679,290,838 694,090,607 731,571,048 837,522,221 928,280,586 1,040,979,386 地域密着型 サービス 152,874,394 182,469,658 194,219,396 203,405,423 259,959,180 319,555,390 施 設 サ ー ビス 755,638,418 751,966,622 753,392,487 774,832,994 780,919,039 958,742,806 標準給付サ ービス計 1,587,803,650 1,628,526,887 1,679,182,931 1,815,760,638 1,969,158,805 2,319,277,582 地 域 支 援 事業費 34,301,784 43,112,863 44,542,758 41,000,000 49,000,000 90,000,000 そ の 他 補 足給付費 113,645,810 115,278,304 116,388,182 117,761,909 118,437,286 127,110,577 総給付費 1,735,751,244 1,736,918,054 1,840,113,871 1,974,522,547 2,136,596,091 2,536,388,159 ※平成 26 年度は見込値

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(2)給付費の推計

①総給付費の推計 ■ 介護給付サービス (単位:円) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 (1)居宅サービス 689,552,369 765,806,309 889,398,729 ①訪問介護 114,485,814 115,658,078 139,802,383 ②訪問入浴介護 21,762,647 27,589,957 33,726,689 ③訪問看護 18,757,171 21,075,849 26,738,964 ④訪問リハビリテーション 1,240,558 1,439,449 1,816,519 ⑤居宅療養管理指導 6,762,422 7,110,855 8,092,578 ⑥通所介護 258,165,764 298,849,155 352,092,669 ⑦通所リハビリテーション 36,907,096 42,151,168 43,207,454 ⑧短期入所生活介護 140,348,100 156,897,226 179,594,538 ⑨短期入所療養介護 3,483,682 3,585,545 4,329,126 ⑩特定施設入居者生活介護 32,250,303 33,089,218 35,312,548 ⑪福祉用具貸与 51,615,737 53,652,774 58,893,054 ⑫特定福祉用具販売 3,773,075 4,707,035 5,792,207 (2)地域密着型サービス 202,347,896 258,903,696 318,499,906 ①定期巡回・随時対応型訪問介護看護 0 24,014,634 46,556,374 ②夜間対応型訪問介護 1,008,701 1,001,454 1,062,230 ③認知症対応型通所介護 46,991,902 60,905,824 68,632,381 ④小規模多機能型居宅介護 0 18,075,158 47,661,451 ⑤認知症対応型共同生活介護 114,867,434 114,645,526 114,326,370 ⑥地域密着型特定施設入居者生活介 護 0 0 0 ⑦地域密着型介護老人福祉施設 入所者生活介護 39,479,859 40,261,100 40,261,100 ⑧看護小規模多機能型居宅介護 (複合型サービス) 0 0 0 (3)住宅改修 5,402,879 5,635,738 5,948,484 (4)居宅介護支援 82,376,088 90,325,265 102,247,835 (5)介護保険施設サービス 774,832,994 780,919,039 958,742,806 ①介護老人福祉施設 539,291,015 544,273,621 717,308,123 ②介護老人保健施設 212,943,995 214,091,090 217,964,105 ③介護療養型医療施設 22,597,984 22,554,328 23,470,578 ④療養病床(医療保険適用)か ら の転換分 0 0 0 介護給付費計 1,754,512,226 1,901,590,047 2,274,837,760

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57 ■ 介護予防サービス (単位:円) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 (1)介護予防サービス 50,857,818 55,036,642 30,416,105 ①介護予防訪問介護 14,025,072 15,102,956 7,961,220 ②介護予防訪問入浴介護 0 0 0 ③介護予防訪問看護 122,442 130,871 132,493 ④介護予防訪問リハビリテーション 0 0 0 ⑤介護予防居宅療養管理指導 0 0 0 ⑥介護予防通所介護 31,094,963 32,951,951 13,999,671 ⑦介護予防通所リハビリテーション 2,249,394 2,272,159 2,766,813 ⑧介護予防短期入所生活介護 227,698 519,554 577,256 ⑨介護予防短期入所療養介護 0 0 0 ⑩介護予防特定施設入居者生活介護 0 0 0 ⑪介護予防福祉用具貸与 2,020,570 2,405,211 2,739,672 ⑫介護予防特定福祉用具販売 1,117,679 1,653,940 2,238,980 (2)地域密着型介護予防サービス 1,057,527 1,055,484 1,055,484 ①介護予防認知症対応型通所介護 1,057,527 1,055,484 1,055,484 ②介護予防小規模多機能型居宅介護 0 0 0 ③介護予防認知症対応型共同生活介護 0 0 0 (3)介護予防住宅改修 3,016,278 4,066,232 5,121,149 (4)介護予防支援 6,316,789 7,410,400 7,847,084 予防給付費計 61,248,412 67,568,758 44,439,822 ※給付費は小数点を四捨五入して表記しており、端数処理の関係で合計が合致しないと ころがある

参照

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