2005 年度
茅ヶ崎市
情報教育研修会
<目次>
1. 練習ファイルのダウンロード ... 2 2. 表計算ソフト「Excel」の基本... 3 2-1 Excel でできること... 3 2-2 Excel の画面... 3 2-3 セル、行、列の選択... 4 2-4 セルにデータを入力する(半角英数字の場合)... 4 2-5 セルにデータを入力する(日本語の場合) ... 4 2-6 セルのデータを一部修正するには? ... 5 2-7 セルのデータを消すには?... 5 3. 簡単な集計表の作成... 6 3-1 ファイルを開く... 6 3-2 計算式の入力... 7 3-3 計算式をコピーする... 8 3-4 見出しをセルの中央に表示する(文字位置の変更)... 9 3-5 3桁ごとに「,」(カンマ)を入れる ... 9 3-6 列幅を変える... 9 3-7 罫線を引く ... 10 4. 関数を使った表の作成 ...11 4-1 ファイルを開く...11 4-2 合計を求める(SUM 関数) ... 12 4-3 平均を求める(AVERAGE 関数)... 13 4-4 合格・不合格を判断する(IF 関数)... 15 4-5 関数をコピーする ... 17練習ファイルのダウンロード 「http://www.tomi0730.com/c3.html」というアドレスのホームページに、研修のための練習フ ァイルが用意されています。途中まで作成してある Excel のファイル「excel_lesson1.xls」 「excel_lesson2.xls」をダウンロードし、デスクトップに保存しましょう。
① [スタート]ボタンをクリックし、
[プログラム]→[Internet Explorer]を
クリックする。
② アドレスに「http://www.tomi0730.com/c3.html」と入力し、<Enter>キーを
押す。
③ ダウンロードしたいファイル名をクリックする。
[ファイルのダウンロード]ダイアログボックスが表示される。④ [保存]をクリックする。
⑤ [名前を付けて保存]ダイアログボックスの左欄の[デスクトップ]をクリッ
クする。
[保存する場所]が「デスクトップ」になる。⑥ [保存]ボタンをクリックする。
ファイルがダウンロードされる。⑦ [閉じる]ボタンをクリックする。
⑧ Internet Explorer を終了する。
1.表計算ソフト「Excel」の基本
1-1 Excel でできること
■数値計算 :成績表、売上表、見積書、請求書、給与計算など ■シミュレーション :ローン計算書、売上予測、旅行費用の見積もりなど ■グラフ作成 :円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフなど ■データベース :並べ替え、抽出、項目ごとの集計など1-2 Excel の画面
■シート(ワークシート)とブック 1つのファイル(ブック)に複数のシート(Sheet1,Sheet2…)がある。 ■セル:「小さな箱」という意味 各マス目のこと。太い枠をマス目に移動してデータを入力する。 ■名前ボックス 太い枠のセル名を表示する。 ■数式バー 太い枠のセルの内容を表示する。 ■セルの呼び方 列番号と行番号を組み合わせて呼ぶ。 例)A 列の3行目のセル:A3セル C 列の5行目のセル:C5セル1-3 セル、行、列の選択
■一つのセルを選択するには? セルをクリックする。 ■複数のセルを選択するには? 範囲の左上のセルから右下のセルまでドラッ グする。 ■行を選択するには? 行番号をクリッする。 ■列を選択するには? 列番号をクリックする。1-4 セルにデータを入力する(半角英数字の場合)
① 太い枠をセルに移動する。
② データを入力する。
③ [Enter]キーで入力完了!
1-5 セルにデータを入力する(日本語の場合)
① [半角/全角]キーを押して日本語入力をオンにする。
② 太い枠をセルに移動。
③ 読みを入力。
④ 漢字に変換し、
[Enter]キーで確定。
⑤ [Enter]キーで入力完了。
1-6 セルのデータを一部修正するには?
① 文字や数字を修正したいセルをダブルクリックし、カーソルを表示する。また
は F2 キーを押し、カーソルを表示する。
② →キーでカーソルを移動。
③ 文字を修正し、
[Enter]キーを押す。
1-7 セルのデータを消すには?
■1つのセルのデータを消す① 太い枠をセルに移動。
② [Delete]キーを押す。
■複数のセルのデータを消す① 複数のセルをドラッグして選択。
② [Delete]キーを押す。
2.簡単な集計表の作成
<完成:映画アンケート集計表> <手順> 1. ファイルを開く。 2. 合計の計算式を入力する。 3. 合計の計算式をコピーする。 4. 見出しをセルの中央に表示する。 5. 3 桁ごとに(,)カンマを入れる。 6. 列幅を変更する。 7. 罫線を引く。2-1 ファイルを開く
イ ン タ ー ネ ッ ト か ら ダ ウ ン ロ ー ド し 、 デ ス ク ト ッ プ に 保 存 し た Excel の フ ァ イ ル 「excel_lesson1.xls」を開きましょう。① デスクトップのファイル「excel_lesson1.xls」のアイコンをダブルクリック
する。
② Excel が起動し、ファイルが表示される。
2-2 計算式の入力
合計のように、計算を必要とするところには「計算式」を入力し、自動的に計算されるように します。① [半角/全角]キーを押して日本語入力をオフにする。
② 計算結果を表示したいセルに太枠を移動。
③ 計算式を入力。
④ [Enter]キーで入力完了!
★計算式の注意 ■計算式は必ず「=」で始めること。 ■計算式は必ず半角で入力すること。 ■セル名は大文字で入力しても、小文字で入力しても OK! 例:=b3+b4+b5 例:=B3+B4+B5 ■計算式に使う記号(算術演算子) ・足し算 +(プラス) ・引き算 -(マイナス) ・掛け算 *(アスタリスク) ・割り算 /(スラッシュ) ■計算のルール ・基本的には算数と同じ。足し算や引き算より、掛け算や割り算が先に計算される。 ・( )があるときは、( )の中から計算される。2-3 計算式をコピーする
① 計算式が入っているセルに太枠を移動。
② 太枠の右下の小さな四角(フィルハンドル)を、コピー先のセルにドラッグす
る。
③ ドラッグしたセルに、計算式がコピーされる。
★計算式をコピーすると・・・・ コピー先にあわせて、計算式が変わる フィルハンドル ドラッグ2-4 見出しをセルの中央に表示する(文字位置の変更)
Excel では数値は右寄せ、文字は左寄せで表示されます。位置を変更したいときは、ツールバ ーのボタンを使います。① セルを選択する。
② ツールバーの[中央揃え]ボタンをクリック。
2-5 3桁ごとに「,
」
(カンマ)を入れる
① セルを選択する。
② ツールバーの[桁区切りスタイル]ボタンをクリック。
2-6 列幅を変える
① 境界線をドラッグする。
2-7 罫線を引く
① セルをドラッグして選択する。
② ツールバーの[罫線]ボタンをクリックし、罫線の線種をクリックする。
3.関数を使った表の作成
<完成:成績表> <手順> 1. ファイルを開く。 2. 合計を求める(SUM 関数) 3. 平均を求める(AVERAGE 関数) 4. 合格・不合格を判断する(IF 関数) 5. 関数をコピーする3-1 ファイルを開く
イ ン タ ー ネ ッ ト か ら ダ ウ ン ロ ー ド し 、 デ ス ク ト ッ プ に 保 存 し た Excel の フ ァ イ ル 「excel_lesson2.xls」をダウンロードし、開きましょう。① デスクトップのファイル「excel_lesson2.xls」のアイコンをダブルクリック
する。
② Excel が起動し、ファイルが表示される。
3-2 合計を求める(SUM 関数)
合計や平均のように、よく行う計算には「関数」が用意されています。たとえば、合計は「SUM」、 平均は「AVERAGE」という関数を使ってそれぞれ計算することができます。 関数は、それぞれ形式が決められています。 ★関数の形式=関数名(引数)
例:合計の関数 =SUM(B2:D2) 「B2 セルから D2 セルまでの合計」という意味 ★関数の注意 ■関数は必ず「=」で始めること。 ■関数は必ず半角で入力すること。 ■関数によって引数は異なる。 ■ルールどおりに指定しないと、エラーになる。 相川聡子さんの合計を求めましょう。① E2 セルをクリック。
②
[オート SUM]ボタンをクリックすると、合計の関数が表示される。
SUM(B2:D2)は「相川さんの国語(B2)、数学(C2)、英語(D2)の合計」という意味③ [Enter]キーを押すと、合計の関数が入力され、合計が表示される。
3-3 平均を求める(AVERAGE 関数)
平均を求める関数は「AVERAGE」といいます。合計の SUM 関数には、[オート SUM]ボタ
ンがありますが、合計以外の関数は [関数の挿入]ボタンを使って指定します。 ここでは、相川さんの平均を求めましょう。
① F2 セルをクリックし、
[関数の挿入]ボタンをクリック。
「関数の挿入」ダイアログボックスが表示される。② [関数の検索]に「平均」と入力し、
[検索開始]ボタンをクリック。
「平均」に関連する関数が検索され、「関数名」に表示される。③ [関数名]から「AVERAGE」をクリックし、
[OK]ボタンをクリック
④ 図のように引数を指定し、
[OK]ボタンをクリックする。
・数値1:「何の平均を求めたいか」を指定する。 ここでは、相川さんの国語、数学、英語の平均を求めたいので、「B2:D2」と指 定する。⑤ 平均が表示される。
⑥ F2 セルをクリックし、
[小数点表示桁下げ]ボタンを2回クリック。
小数第一位まで表示される。3-4 合格・不合格を判断する(IF 関数)
条件のIF 関数を使って、平均が 60 点以上を「合格」、60 点未満を「不合格」と表示しましょ う。① G2 セルをクリックし、
[関数の挿入]ボタンをクリック。
「関数の挿入」ダイアログボックスが表示される。② [関数の検索]に「条件」と入力し、
[検索開始]ボタンをクリック。
「条件」に関連する関数が検索され、「関数名」に表示される。③ [関数名]から「IF」をクリックし、
[OK]ボタンをクリック。
④ 図のように引数を指定し、
[OK]ボタンをクリックする。
・論理式:条件を指定する。 ここでは、「相川さんの平均が 60 点以上」という条件を指定したいので、 「F2>=60」と指定する。 ・真の場合:条件に当てはまるとき、どうするかを指定する。 ここでは「合格」と指定する(“”は自動的に付加されるので自分で入力しなく てもよい)。 ・偽の場合:条件に当てはまらないとき、どうするかを指定する。 ここでは「不合格」と指定する(“”は自動的に付加されるので自分で入力しな くてもよい)。⑤ 60 点以上なので「合格」と表示される。
3-5 関数をコピーする
相川さんの合計、平均、評価の関数をほかの人のところにコピーしましょう。① 関数が入っているセル(E2~G2)をドラッグして選択。
② フィルハンドルを、コピー先のセルにドラッグする。
③ ドラッグしたセルに、関数がコピーされる。
フィルハンドル2005 年度 茅ヶ崎市 情報教育研修会 テキスト <Excel 編> 2005 年 7 月 第1版