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<新任教員紹介>“DWELL −棲息すること”−微小生命圏における微小環境の最適化−A MICRO CLIMATE IN A MICRO BIOSPHERE

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Academic year: 2021

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<新任教員紹介>“DWELL −棲息すること”−微小生

命圏における微小環境の最適化−A MICRO CLIMATE

IN A MICRO BIOSPHERE

著者

池上 俊郎

雑誌名

総合政策研究

50

ページ

105-106

発行年

2015-07-31

URL

http://hdl.handle.net/10236/13454

(2)

新任教員紹介 (

Introduction of New Faculty Members)

関西学院大学総合政策学部 教授 池上 俊郎 私は、領域の異なる関係者とカテゴリーを横断して空間デザイン実践・教育・研究を、30数年建築 家として進めてきました。 建築や都市、室内外にわたる空間デザインは、基本的に日常に住む人間活動を対象としてきまし た。気候変動を始め、地球環境問題は深刻化しています。地域の様々な課題は地球規模で、人間 だけでなく生命体全体がいかに棲息するかとして問われています。このような時代にあって、空間デ ザインの目標は、“微小生命圏における微小環境(気候)の最適化-A MICRO CLIMATE IN A MICRO BIOSPHERE”であると現在考えています。 1981年に、建築家として独立しました。建築を中心とする空間デザインの対象は幅広く、出発点の 建築家の領域にとどまりません。住宅、建築、都市・地域計画、インテリアデザイン、ランドスケープデ ザイン、プロダクトデザインなど展開しました。 概括しますと、第1期1981-1991年:建築・地域計画・インテリアデザイン 第2期1991-2001:大規模 建築・震災復興・ランドスケープデザイン 第3期:2001-2008 研究活動・都市編集 第4期2008-2013 研究の社会実装模索 と言えます。 教育活動は、1993年より、京都市立芸術大学美術学部デザイン科環境デザイン研究室にて、学部1 回生より大学院博士課程後期まで指導しました。卒業しました大阪大学工学部建築工学科とは異な る、感性の世界にあって、“美学と工学の同時存在”を探りました。 1995年の阪神大震災に深く関わりました。産経新聞夕刊への寄稿を行い、9月からは、三宮旧居留 地の“東町江戸町ビル”の100家族の自主再建を、兵庫県住宅供給公社とともに設計監理統括を進 め、1999年3月完成しました。 2000年以降、過去-未来-現在の研究として以下3研究を行いました。 1: 歴史的建築物3Dデジタルアーカイブ研究 2000-2013: 過去から何を学ぶか; “京都東寺の建築物を中心とする歴史遺産の3Dデジタルアーカイブ”研究です。2003年東寺、 2004年中国西安・北京での展覧会“東寺-教王護国寺 デジタル空間の透視”展を行いまし た。2012年に仏像群の3DCG化を博士課程後期学生の内外AR空間研究としてまとめました。 2: 宇宙研究2001-2008:未来の人間はどこに向かうか; 2001-2004年JAXA宇宙航空研究開発機構と京都市立芸術大学は、“宇宙への芸術アプロー チ”共同研究を実施しました。国際宇宙ステーション日本モジュール“KIBO”のリノベーション提 案をしました。宇宙飛行士の睡眠環境を探る“宇宙フトン”研究は2005-2008年に実装研究とな りました。宇宙飛行士との交流・微小重力体験、NASAへの公式訪問を経験しました。

“DWELL -棲息すること”

-微小生命圏における微小環境の最適化-

A MICRO CLIMATE IN A MICRO BIOSPHERE

(3)

3: 地球環境問題研究 2002-2008:気候変動化の劣悪化する環境の中、現在をいかに生き延びるか; “既存都市・近郊自然の循環型再生大阪モデル2003-2006”-JST/(独)科学技術振興機構社 会技術研究開発センター-循環型社会領域-を研究代表として実施しました。あるがままの都市 中心部を“既存都市”としてとらえ“ヒートアイランド現象の脱却手法の開発”を通じて、環境負 荷の軽減を探りました。都市に隣接する人為空間化されつつある自然領域を“近郊自然”と位置 づけ、食糧供給装置と生物多様性拠点形成装置を開発しました。考案しました“工場型農業装 置、海洋生物回帰装置”は、2005年G-MARKエコロジーデザイン賞に選ばれました。 研究に関して、現在も社会実装を進めています。2012年東京/大手町フィナンシャルシティに設 置された都市型農業装置“URBAN ECO FARM”もその一つです。2007年秋には中国西安に て、唐の時代の皇居“大明宮”跡地の国家遺跡公園戦略基本構想(400ha)を公式に受託し、 ヒートアイランド対策を基盤に展開する環境問題解決型遺跡保存の提案としました。2013年11 月には、研究と設計行為の回顧展としての展覧会を京都で行いました。 異なる領域での自身の仕事の試行を“DWELL-棲息すること”と現在総括しています。 関西学院大学は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築に今も暖かく守られています。 初心に戻り、総合政策学部に位置する“建築”を学生諸君・先生方と探ることを楽しみにしています。 106

参照

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