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香川県の一診療所における2型糖尿病有病者の食生活

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Academic year: 2021

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要旨

目的 成人の糖尿病人口は増加を続けている。また、糖尿病は様々な合併症を引き起こし、わ が国の医療経済に与える影響は大きい。食生活等の生活習慣は地域で培われた文化の影響 を受ける可能性があることが推察される。香川県はうどんが地域住民に好まれて食べられ ているが、糖尿病が多い県としても知られている。本研究は、香川県の一診療所における 2 型糖尿病有病者の人々の食生活を記述し、その食生活が形成される要因を考察すること を目的とした。 方法 香川県内の糖尿病・代謝内科を専門とする診療所に来院していた182 名を研究対象とし、 面接質問紙調査を実施した。研究期間は2018 年 9 月 25 日(火)~ 2018 年 10 月 18 日(木) である。聖路加国際大学研究倫理審査委員会に研究計画書を提出し、承認を受けて実施し た(承認番号:18-A036)。 結果 研究参加者は男性119 人、女性 63 人の計 182 人であり、面接の時間は平均 16.0±4.4 分 であった。平均年齢は65.5±9.6 歳、香川県での居住年数は平均 54.3±18.1 年であった。食 品摂取の状況では、「毎日」食べるに80%以上の回答があった食品は「米(ご飯)」、「野菜」 であった。また、「野菜」、「パン」の摂取頻度は、全国平均を上回っていた。「うどん」の 摂取頻度では、「週1 日程度」の回答が最も多かった。嗜好品の摂取状況では、「間食」を 「毎日」食べている人が最も多く、「和菓子」を選択する人が多い傾向であった。食べ方で は、「他の人と比べて1 回の食事が早く終わること」が「いつもある」の回答が最も多かっ た。治療状況、合併症、体格指数ごとの集団の傾向では、「食事療法あり」群ほど「魚」、 「野菜」の摂取頻度が多い傾向があった。2 型糖尿病になる前の食生活は、【好きなものを 好きなだけどんどん食べていた】、【嗜好品を制限なく摂っていた】、【生活の都合で食事に 気を遣うことができなかった】、【うどんの食べ方・量を考えられていなかった】、【健康を 全く意識して食べていなかった】【今も同じ】の6 つのカテゴリーから構成された。 結論 2 型糖尿病有病者の食生活を形成される要因を考察し、食生活は居住している地域の食 品産業や、そこで培われてきた歴史や文化といった社会背景の影響を受けている可能性が 考えられた。

参照

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