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小学校1年生対象の「基本的生活習慣」形成プログラムの開発及び効果の検討:養護教諭による健康観察時の実践的研究

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Academic year: 2021

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(1)小学校1年生対象の『基本的生活習慣」形成プログラムの開発及ぴ効果の検討         養護教諭による健康観察時の実践的研究一 専  攻. 学校教育学専攻. :1一ス. 学校心理学コース. 学籍番号. M08043K. 氏  名. 北 俊意. (キーワード). 基本的生活習慣 小1プ1コブレム 養護教諭. 健康観察.        【問題と日的】. あまり見られない。.   「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び.  そこで,本研究では1小学校1年生の児童. 特別支援学校の学習指導要領等の改善につい. を対象とした基本的生活習慣形成のための,. て」(中央教育審議会,2008)や、深谷(2007),. 養護教諭による取り組みを探索し,その支援. 嶋崎(2007),新保(2001)などの指摘にある. プログラムを開発し,その効果を検討するこ. ように,家庭での教育カの低下や,就学則教. とを日的とする。. 育と学校教育との連携が不全の状況にあり,.         【方法】. 小学校現場での基本的生活習慣形成への取り.  プログラムの内容は,幼稚園・保育所との. 組みは不可欠な状況となっている。. 接続を鑑み,基本的生活習慣r食事,排泄,.  その連携や取り組み内容に関して1「学習指. 睡眠,衣服の着脱,清潔」とr規則正しい生. 導要領解説」(文部科学省,2008)や,r生徒. 活(生活リズム),言葉」とし,この取り組み. 指導資料第3集」(文部科学省国立教育政策研. に必要な落ち着きと集中カを高めるために,. 究所生徒指導研究センター,2008)には,小. 「姿勢・腹式呼吸』も内容に含め,健康観察. 学校における基本的な生活習債にかかわる問 題は,幼稚園二保育所との接続に配慮し,児. 時(15分間)内で児童が理解し,見直すこと のできるようワークシートも餅せて作成した。. 童の実態に応じて適切に指導することが大切.  対象:大阪府内の公立小学校Y校に在籍す. であることが示されている。. る1年生A組26名を介入群、1年生B組24名.  先行研究を概観してみると,小学校におけ. を統制群とした。. る基本的生活習慣の内容に関する研究として,.  時期=20XX年2月∼20XX年3月,朝の健康. 高階(2007)、 家本(2005)、深谷(2007),. 観察時(8時30分∼8時45分)で実施した。. 鴫埼(2007),上岡(2006)など,小学校の中・.  評価尺度1(1)児童の自己評価として,児童. 高学年を対象とした実証的研究としてr心の. 対象に,次の5尺度をプログラム実施前後に. 健康と生活習慣に関する指導」(文部科学省,. 実施した。①r健康への内的統制意欲」(山崎、. 2003),山崎(2002)、川畑(2007)など多<. 2002)、②「健康への自己実践カ」(同上),③. 見られるが,小学校1年生を対象とした幼稚. 「健康生活行動」(林地,2007),④『小学生. 園1保育所との接続に配慮し,児童の実態に. 用ストレス反応尺度」(嶋田ら,1994),⑤r児. 応じて「基本的生活習慣」を指導する研究は. 童用社会的スキル尺度」(嶋田,1996)。. 一46一.

(2) (2)教師評価として、担任対象に、次の4尺度. いて,交互作用が,有意(F(1,21)二4,944,. をプログラム実施後に実施した。①健康への. p〈.05)であった。単純主効果の検定を行った. 内的統制意欲,②健康への自己実践カ,④学. 結果,事後において,群の単純主効果が有意. 生用ストレス反応尺度,⑤児童用社会的スキ.  (F(1,42)=7,520,p<.01)であった。また,. ル尺度。. 統制群において時期の単純主効果が有意(F(1,.  評価時期 (1)プログラム実施81庫剛(20XX. 21)=41499,p〈.05)であった。すなわち,事. 年2月上旬)。(2)プログラム実施後事後(20XX. 前において群間に差は認められなかったが,. 年3月中旬). 事後において介入群は統制群に比べ有意に高.  分析方法:(1)児童の自己評価は,5尺度の. かった。②r健康生活行動」において,交互. 各々の下位尺度について、群(介入群,統制. 作用が,有意(F(1,21)=5,076,p〈.05)であ. 群)と時期(事前,事後)を要因とする2要. った。単純主効果の検定を行った結果、事後. 因分散分析を行った。なお有意水準は10%に設. において,群の単純主効果が有意(F(1,42)=17,. 定し,効果は交互作刷こ注目して検討した。. 410,p〈.◎01)であった。また,統制群におい. (2)児童の自己評価と教師評価が一致した児. て時期の単純主効果が有意(F(1,21):4,499,. 童の自己評価(以下,一致評価とする)も,. p〈.05)であった。すなわち,事前においては. 自己評価と同様に分析を行った。. 群間に差は認められなかったが,事後におい.         【結果】. て介入群は統制群に比べ有意に高かった。.   開発プログラム:.          【考察】.  本研究の意義として,①小学校1年生対象. 項目. 回 1. 姿勢・腹式呼吸(以下毎回実施). のプログラムを開発できたこと②幼稚園・保. 2. 清潔. 育所との接続に配慮したプログラム内容にで. 3. いろいろな気持ち. 4. 元気になる言葉. 5. いろいろな気持ち. 6. 友だちとの話し方. 7. 排泄. 8. 食事. 9. 着脱衣. 10. 睡眠・生活リズム. きたこと③プログラムに準拠したワークシー トが作成できたこと④養護教諭が行う支援活. 動として,実践可能性の高いプログラムであ ることが挙げられる。今後の課題として,① プログラムの指導内容の精選と焦点化②実践. の可能性を重視して6週間としたが,実施期 間の再検討の必要性③評価は自己評価、一致 評価で検討したが,児童の自己評価,教師評. (1)児劃こよる自己評価:2要因分散分析の結. 果,①「健康への自己実践カ」において,交 互作用が有意(F(1,38)=3,037,p〈、1)であ. った。単純主効果の検定を行った結果,事後 において,群の単純主効果が有意(F(1,76):8,. 価,両者の一致評価など評価の工夫④小学校6. ヶ年における体系的継続的なプログラム開発 を挙げられる。.  小1プロブレムヘの具体的な教育的支媛の 一つを提案できたと考える。. 940,p<.01)であった。すなわち,事前にお. いて群間に差は認められなかったが,事後に おいて介入群は統制群に比べ有意に高かった。 (2)一致評価①「健康への自己実践カ」にお. 一47一. 主任指導教員  浅川 潔司. 指導教員 藤原忠雄.

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参照

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