環境の創造をめざして
土木環境工学科花岡利幸 大山勲 石井信行
まちづくりの研究と実践
花岡 利幸(教授) まちづくりと住民参加、及び私の関わり ‘まちづくり’の用語が一般に使われるようにな るのは,多分1980年以降のことだと思われる.それ は都市計画に住民参加が言われるようになったのと 並行している.それはまた,住民が自分の住む場所 を,自分の家ばかりでなくその周辺の環境として捉 えるようになってからである. 上から下へ向けての都市計画,下から上へ向けて のまちづくり,この両者の融合が必要である.簡単 な話であるが,追究していくと技術的にも,組織的 にも,制度的にも関係し,文明論,文化論につな がっていく奥の深い問題である. 住民参加の問題はお上の都市計画によって生ずる 生活環境の害悪(公害)の発生に対する住民の反対 と言う形で起こったのが典型であった.その類型と して観光開発における自然破壊の発生に対する自然 保護運動があった.開発か保護かの問題は1970頃に 顕著になった.これは主に大都市住民による住民参 加の始まりであり,それは直接害が及ぶ困った問題 に対する人々の行動として捉えることが出来ると思 う.その意味で一般に言われる住民参加は外科的 (または課題解決型)対処からの出発であった.な お,山梨県においては山岳道路の建設に関してこの 種の問題が起ったが,最近は里山や市街地道路の建 設に反対運動が及んでいる. 私のこの問題に対する関わり方は少し違ってい た.観光計画から地域研究に入った私は,1968年, 大都市住民の側から見た観光レクリエーション需要 の予測問題に一応の節目を付けた(私の学位論文は 『観光レクリエーションの需要予測に関する研 究』).その年の4月,山梨大学に教職の機会を得 て,その境遇の変化も手伝って,観光レクリエー ション供給(観光地)の問題に取り組むこととし た.1960年代といえば,その成長率十数%という, わが国の経済成長華やかなりし頃の物づくりオン リーの時代であり,まだ,遊びは悪だという国民意 識が大半を占める時代であった.他の分野の中でも そうだが,少なくとも土木系大学で,観光レクリ エーションや遊びの勉強をするところは私が学んだ 東大土木の鈴木忠義研究室以外になかった.そうい う時代の個々の観光地の課題は,都会の観光客がど の位,そこへ来てくれるかの予測問題であった.こ れから観光開発に取り組むところは,開発に見合っ た観光客が来てくれるかどうかが最大の関心であ り,それを知りたかった.そんな問題の先駆者の一 群に属する者として希少価値的存在であった私は県 内といわず全国からお呼びがかかった.1960年代, 国土における大都市部及び東海道沿岸部の工業化と そこへの人口移動と並行して,それ以外の地域での 地域開発の一環として観光開発が注目され始めてい た. しかし,観光というものはそこに魅力があって, 環境保全されているところに初めて観光客がやって 来るのであって,そこの魅力づくりが何であるかの ノウハウが必要である.これは第三次産業のサービ ス業の極意であるから,第一次産業の自然相手の産 業や,第二次産業のような製造業における工場誘致 とは基本的に異なる次元の問題である.つまり自然 の豊かな農山漁村は観光開発をすれば,どこでも栄 えるというものではない.ニーズに対応した観光資 源の発掘と,それに調和する施設,交通等の物的整 備,安全,清潔,楽しさの演出・保持,あらゆる場 面での客の接遇等の運用維持管理,そしてその基盤 としての観光地全体の環境保全.従来の第一次,第 二次産業主体でやってきた農山村,または地方都市において,これらの問題をほとんどゼロから解決し て行かねばならない. 私にとっての住民参加の必要性がこういう形で始 まった.これは地方における住民参加であり,それ は直接具体的な問題対処ではなく,地域の課題を見 つけ出して,それに対して行動するという捉え方で あった.その意味で一般に言われる住民参加の場合 とは異なり,内科的(または課題発見型)対処から の出発であったと思う.そのような訳で,私の住民 参加の研究の関わりはわが国におけるこの種の研究 の黎明期に属するが,関わり方において彼らとは 180度異なっていた.地域の問題のあり方が大都市 部とそれ以外の地域では異なるからである. 1970年(昭和45年)以降,住民参加推進の研究拠 点となる技術者集団「山梨地域計画研究会(略称 「YRP」)を作った.この集団は出身学校,出身専 門分野を超えて地域活性について勉強しようとする 若者の集まりで,地方のシンクタンクづくりを目指 すものであった.それは今でも存続しているし,そ こから分派した幾つかの研究会もある. まちづくりのスタイル (1)1990年以前のまちづくり経験 都市計画とまちづくりの区別を「上から下へ」/ 「下から上へ」という表現で述べたが,‘まちづく り’には住民参加がつきものである.まちづくりに おける単位(ユニット)は限定空間に住む(または 関係する)人々である.一般に,限定空間を地域と 呼び,そこに住む(または関係する)人々を地域住 民と呼ぶ.(地域の定義や,その範囲については省 略.)そして,重要なことは住民主体のまちづくり が実行に移されていくことである.そのプロセスは 計画が立てられ,公に認知され,予算が付き,実行 に移されることである.従来型の都市計画はこれが 上から下へと動いた.公認された形で,予算が付 き,実行に当たって住民と接触するというパターン が取られた.まちづくりは下から上へと動き,住民 からの発想が,地元行政を動かし,県を動かし,国 を動かして予算が付き,実行に移されるというパ ターンが取られる.それ故,‘まちづくりは下から の盛り上げによって,市町村行政が方向性を確認 し,実現へ向けて動く’という構図である.そのプ ロジェクト事例が1982年から始めた重要伝統的建築 物群保存法に基づく早川町,赤沢宿の町並み保存計 画であった. まちづくりの構図は地域の事情によっていろいろ 異なる.山梨県を中心にしたまちづくり体験を通じ て,それを住民参加のあり方(関係住民の関わり 方)や専門家の関わり方,その中でどのようにして 計画を作り実行するかなどの違いに注目して分類し た. まちづくりのスタイルを分類する目的は何か.そ れは地域問題を課題発見型として捉えそこから新し い活動を興す,起業することの方法模索である.そ の延長上にプランナー,コンサルタントの職能は何 かの問いかけがある. (2)1990年以降のまちづくり経験 1992年以降のバブル経済の崩壊,阪神淡路大震災 などを経験して,まちづくりに展開があった.私の 研究の取り組みは,新たなまちづくり経験を通じ て,まちづくりスタイルに新局面を見いだす試みと 言えると思う.最近の主な取り組みを次に示す. 1)医大南部の新市街地整備事業によるまちづくり ①高規格道路(新山梨環状線)と区画整理事業の同 時立ち上げの面整備計画(稀なケー一…スであるこ と). ②一級河川山王川の治水事業計画を包含. ③都市計画街路事業(500m間隔幹線街路)計画を 包含(5路線が含まれるのは稀). ④幸住県計画と連動する都市計画マスタープラン, その中の一・つの個別計画として位置づけられた計 画(計画の一貫性). ⑤基盤整備と上物開発を一・体的に考え,誘致企業 (商業系+住居系)を同時計画する. ⑥地区界に接する公共施設として山梨医科大学(32 ha)(山梨大学医学部キャンパス)がある(いい 場所だということ). 等,区画整理事業を通じた総合整備・開発計画の性 格を有する完成度の高いまちづくりを産・官・学・ 民の協働によって実現すること. 2)都市と農村を結ぶ里づくり 都市と農村を結ぶ里づくり研究会(専門家集団) を組織し,計画対象地域(長坂町下条地区)に地元 里づくり研究会(地域住民有志集団)を組織し,両 研究会の連携の下に地域づくりを行う.計画主体は 地域住民+田舎暮らし希望の都会居住者からなるま
ちづくりを模索.そして桃源郷,ユートピア,アル カデイァ,またはシャングリラの追究. 3)ボランティアによるまちづくり 地域社会は民間サイドと行政サイドの両方のサー ビスにより成立している.例えば,過疎地では地域 社会の成立が困難になりつつある.当該地域のある コトにこだわる,地域を越えた人々が集まって,そ のコトを通じて当該地域のまちづくりを行う. ①「山の好きな人々が集まって,高山を親しむコト を通じて,高山植物を守ろう」と設立された全国 ワイドでの日本高山植物保護協会.それからの派 生で南アルプスの好きな人々が集まって,南アル プスを親しむコトを通じてローカルな芦安村のま ちづくりに関わるという形でNPO芦安ファンク ラブを立ち上げた.この活動を通じてボランティ アによる過疎地のまちづくりを模索している.芦 安を山岳拠点の町に,そこを日本のツエルマット にしようという狙いがある. ②「富士山を大切にしよう」と立ち上がった全国ワ イドのボランティア活動がNPO富士山クラブを 作った.その活動の一環として富士山学会が設立 された.遠くから見る富士山の美しさ,そして富 士山に分け入るときに見られる目を覆いたくなる ような醜さの対照.環境と言い,循環と言い,快 い言葉の裏に遅々として進まない環境保全の実態 がある.
地域計画・景観設計の研究
大山勲(助教授) 伝統空間に学ぶ 境創造のための地域計画技法・土木施設設計技法」 に関する研究を,できるかぎり地域に密着して実務 の計画・設計と結びつけながら行っています.研究 の柱(課題)は以下の4つです. (1)「快適空間のデザイン」:「非計画的自然発生的 に形成された景観および空間の実態」「快適空間 の特性把握」「余暇時間の過ごし方の実態」「特定 の空間(道や河川や住宅地や公園など……)に対 する意識や利用実態」などの把握を通じて,快適 空間のデザイン原理の抽出を行い,計画設計手法 への展開を試みています.特に最近は,近代の画 一的な計画・設計に不足してきた要素(親自然 性・歴史との連続性・人間的なスケールなど)を 伝統空間に学びながら再評価し,今後の新しい計 画・設計手法を具体的に提示したいという問題意 識を持っています. (2)「エコロジカルデザイン」:自然環境地におい て,開発と自然環境保全のバランスをどう取る か,様々な人工空間に自然空間をどのように効果 的に取り入れるか,などの検討を試みています. (3)「空間構造のコントロール」:「車社会による土 地利用の変化と中心部衰退・公共交通弱体化問 題」「郊外部におけるスプロールと農村構造改変 の問題」などに対して,地域全体の土地利用や交 沿 革 2002年度から開設した研究室です.これ以前は花 岡利幸教授のもと「花岡研究室」において研究活動 を行ってきました.研究内容・教育方法ともに花岡 研究室において培ってきたものを引継ぎ,さらに景 観工学・空間学分野を主軸として特色を出したいと 考えています. 研究の内容 主に地方都市圏をフィールドとして「快適な生活環 景観設計まちづくり 通システムをどのように配置し,どのようにコン トロールするかといった課題に取り組むもので す. (4)「計画論(まちづくり)」:いかにして地域を活 性化させるか,そのための計画をいかにして生み 出すか(コンセプトの創造),計画をいかにして 実行・実現させるか,といった取り組みです.特 に「中山間地域の過疎化・農業衰退」「密集市街 地の再生」などハンデを持つ地域の村興し街興し を検討しています.最近の地域からの要請は,こ の課題に関連するものが多くなり,まちづくりの 実務に答える学術的情報がますます求められるよ うになりました.しかし,この種の課題は解が極 めて個別的であり,また必ずしも合理的な方法で 現場が進むものでなく,経験的なセンスが成否を 左右する場合が多く,学術論文に仕立てるのが非 常に難しい研究対象です.現場の問題に直面しな がら学生と共に勉強している状況です. 以上の4つの柱(課題)は互いに関連しあうもの で,これらを総合して「生活の豊かさ・人間らし さ」といった質的要求に対応した具体的な計画設計 技法の開発を目指しています. 研究態度としては,いずれの課題についても,実 態をきちんと明らかにすること,実際の計画設計論 に結びつける態度が大事であると考えています. 研究教育の特色 研究教育方針の柱は次の2つです. ①できるかぎり「現場(地域)と密着すること」. ②「研究目的を自ら発見し絞り込む過程を大事す ること」. 学生とともに現場に学び,新たな発見をして喜び 合うこと,学生には興味を持って主体的に楽しく研 昼は調査 環境計画講座学生研究室 究に取り組んでもらうこと,そのような主体性が最 も大事で,その後,論理展開を学ぶこと,既存手法 を理解しさらに自ら工夫すること,研究の位置づけ を理解しレベルを上げること,が重要だと考えてい ます. ①②を重視する理由は土木計画分野の特徴による ものでもあります.研究という立場からは普遍性を 求める努力が常に必要ですが,この分野では,地域 固有の問題を対象とせざるを得ず,場合によっては 固有解こそ重要という特徴があります.したがって ①のように地域に密着し,地域に学ぶ(課題も答え も地域の中に隠れている)という姿勢が,将来,土 木計画分野に携わる技術者にとって大切だと考える からです.また,現場の要請は,例えば「住民の幸 福を支える空間やまちづくりの仕組みはどうあるべ きか」といった抽象的な課題を突きつけられること が多く,そのような荘漠とした課題に対して「何を 目標にしたらよいのか」「どのような方法でその答 えを出すか」を地域の実情に照らしながら的確に編
み出す能力が求められます.そのため②が大切にな ります. 2002年度は学部生4名が在籍しています.快適空 間の創造に興味を持ち研究室に配属しました.全員 がいくつかの「まちづくりの現場」に参加し,住民 と関わり,その中から現場に役立つための「快適空 間創造に関するテーマ」を自ら設定し目標を絞り込 んで,建築・造園・歴史・地理・行政といった幅広 い勉強もしながら研究方法を工夫し,昼は現場,夜 は机,と日夜励んでいます.また,環境計画講座内 や講座外の研究室との交流環境をつくり,研究室の 枠を越えた行事の企画や,相談,共同調査など,活 発に交流しています.
環境と人間の関係を理解し、景観とし
て表現する
石井信行(講師) これまでの研究 景観工学に対するこのような認識の下に,これま で構造物単体の造形を扱った「橋梁の構造デザイ ン」,人間の特性に着目した「橋梁造形の認知」,自 然生態系との関わりを考える「水制を用いた水辺空 間デザイン」,そして良好な景観を広める手立てを 模索する「マーケティングの方法論に基づく景観整 備事業手法の評価」というテーマの研究を行ってき た. (1)橋梁の構造デザイン 絵画や彫刻における反復のデザイン手法を構造シ ステムと関連付けて新たな構造美を提案したもの, 折り畳んだものを広げることにより架設が完了する という構造システムを採用することで新たな造形を 獲得できるということを提案した研究等がある.こ れらはいずれも,視覚的なものを構造的なもので表 現するというコンセプトに基づく研究である. 景観工学 「景観工学の目的は,人と生物が幸福に生きられ る環境の創造である.」を理念としている.景観工 学というと,表面的な見えであるとか,対象から受 ける印象といったことだけを扱っているように思わ れがちであり,さらに悪いことにバブル期には土木 構造物に対する過剰な表面的装飾が景観整備の名の もとに行われたために,その本質が見失われてし まったように思われる.しかしながら,景観は人間 活動と生態系との関わりが現出したものの「見え」 であることから,景観工学では,「見え」をそこに 存在したらしめた工学的,生態学的,社会的なシス テムやメカニズム等を統合的に扱うべきであると考 える. 国外においては,この分野が扱う対象は,関連す る建築・造園・都市計画の分野に含まれており,わ が国のような土木工学に属する景観工学に対応する 分野はないという点で国際的に見てユニークな存在 である.また,現在求められている持続可能な社会 の構築には,土木技術に頼る部分が大きく,土木工 学に基礎を置く本分野が大きな役割を果たすことが 期待されるものである. (2)橋梁造形の認知 橋梁や建築物の造形を評価するにおいてひとつの 観点となる力の流れの表現が,それを受け止める人 間の側でどのように認知されているかを明らかにし ようとしたものであり,認知科学の知見に基づく論 理構築と視覚心理学実験によって,認知の過程をモ デル化することを試みた一連の研究である.この中 で,構造物の態様から釣り合いや運動をイメージす る認知を「視覚的力学」と呼ぶことを提案した. (3)水制を用いた水辺空間デザイン 近自然工法で用いられる水制周りの侵食・堆積及 び植生の侵入による水辺空間の変化に着目し,水制 の形式・配置によりアメニティー活動に適した水辺 空間を創出するデザイン手法を提案することを試み た研究である.航空写真を用いた河川空間の経時的 変化,水制周辺の侵食・堆積メカニズム,水辺にお ける人間活動を調査し,目標とする空間が河川の営 みにより形成されるに必要な水制の条件を提示し た.このデザイン手法は,水循環系に空間の成立を 依存するので,「確率的デザイン」と呼ぶことを提 案した.(4)マーケティングの方法論に基づく景観整備事業 手法の評価 実際に良いものを作ることにより,景観工学の重 要性を社会に認知してもらうことが重要であると考 え,その戦略の一つとして事業手法を開発・提案し ようとしたものである.事業手法としては,従来型 の行政主導及び近年盛んに行われている住民参加・ 住民主導があり,それぞれ長所・短所があるので, 新たな選択肢を増やすという目的がある.その手掛 りを企業におけるマーケティング理論により公共事 業のシステムとプロセスを評価することにより求め ようとした研究である. 現在の研究 上記の流れを受けて,構造物のデザイン,認知科 学に基づく都市イメージ,そして近自然工法による 河川空間デザインを現在研究の柱として位置付けて いる.また,景観整備手法の提案および橋梁造形の 認知は継続テーマとして行ない,前者については本 年度または次年度初めには研究として区切りをつけ フィージブルスタディーに入る予定である.後者に ついては,より認知科学の領域に踏み込みたいと考 えている. (1)構造物のデザイン 受けた外力に合わせて構造システムが選択的に変 化する橋梁を提案するという研究である.生物が姿 勢を維持するメカニズムを参考に,構造システム, 材料特性,制御技術を統合する考え方を提示するこ とが目的であり,その結果として新しい造形が導か れることを期待している.生体の構造メカニズムに 関する既存研究の調査を行った. (2)認知科学に基づく都市イメージ 急速な勢いで普及したインターネットに接続可能 な携帯電話で得られる,地理情報システムを経路探 索に利用する機会が増えるにつれ,都市のイメージ にどのような変化がもたらされるのかを明らかにし ようとする研究である.従来は都市空間イメージの スケールが無段階的に調整できていたものが断続的 になると予測し,それを人の行動・知覚・情報処理 の面から心理学的実験によって確かめようとしてい る. (3)近自然工法による河川空間デザイン これまでは局所的な空間に限定していた水制と川 の営みによる水辺のデザインを河川のデザインにま で拡張することを目指している.水制だけではな く,近自然工法で採用されているその他の河川構造 物も取り入れ,水路や地形模型を用いた水理実験及 び現地における試行も今後行っていく予定である. 対象河川を富士川水系として,現地調査およびデー タ収集を行っている.