化学療法を受けられる方へ
~化学療法の副作用~
四国がんセンター 7階西病棟
名前
/ / ~ / / 日目 日目 日目 分 分 分 ① ml ① ml ① ml 分 分 分 ② ml ② ml ② ml 分 分 分 ③ ml ③ ml ③ ml 分 分 分 ④ ml ④ ml ④ ml 分 分 分 ⑤ ml ⑤ ml ⑤ ml 分 分 分 ⑥ ml ⑥ ml ⑥ ml 分 分 分 ⑦ ml ⑦ ml ⑦ ml 分 分 分 ⑧ ml ⑧ ml ⑧ ml 合計 本 合計 本 合計 本 時間 分 時間 分 時間 分 赤で書いている点滴が治療の薬です *点滴中、針を刺している部分が痛かったり、腫れてきたり、 ブザーが鳴ったりした場合は、すぐにお知らせください ( )さんの点滴治療スケジュール
/ / ~ / / 日目 日目 日目 分 分 分 ① ml ① ml ① ml 分 分 分 ② ml ② ml ② ml 分 分 分 ③ ml ③ ml ③ ml 分 分 分 ④ ml ④ ml ④ ml 分 分 分 ⑤ ml ⑤ ml ⑤ ml 分 分 分 ⑥ ml ⑥ ml ⑥ ml 分 分 分 ⑦ ml ⑦ ml ⑦ ml 分 分 分 ⑧ ml ⑧ ml ⑧ ml 合計 本 合計 本 合計 本 時間 分 時間 分 時間 分 赤で書いている点滴が治療の薬です *点滴中、針を刺している部分が痛かったり、腫れてきたり、 ブザーが鳴ったりした場合は、すぐにお知らせください ( )さんの点滴治療スケジュール
がん化学療法とは・・・ 「抗がん剤」と呼ばれるお薬による治療をがん化学療法といいます 抗がん剤にはがん細胞の増殖を抑えたり死滅させたりする働きがあり、全身に拡が ったがん細胞をたたく有効な手立てとなります また、手術後の再発を防いだり、がんによる症状を和らげ、 患者様の日常生活をよりよい状態に維持したりするという 大切な役割も担います 抗がん剤には内服薬や注射薬などがあり、がんの種類や患者様の状 態、治療方針などによって、それぞれの患者様に最も適したお薬が選択されます また、より高い効果を期待して他の抗がん剤と組み合わせたり、放射線療法と組み合 わせたりすることもあります <副作用を知ることについて> 副作用には自覚症状の無いものもあります 抗がん剤治療中は尿や血液などの 検査を行い、目に見えない副作用の早期発見に努めます あらかじめ予想される 副作用を知り、対策をたてておくことで、心の準備ができ過剰な不安を取り除けま す また、副作用の予防をすることができ、実際に副作用が 起こったときにも早く適切に対処できるため、症状が重くなる のを防げます
抗がん剤治療中の排泄について
抗がん剤治療中は、排泄物からも抗がん剤が排出されます 排泄の後は2回流して洗浄を行い、また、男性の方は周囲への尿の飛散を防ぐため、 座って排尿してください よろしくお願い致します ・「シスプラチン」という抗がん剤の場合…点滴治療開始日より1週間 ・その他の場合…点滴治療開始より3日間 抗がん剤は、癌細胞を壊す働きをもっていますが、正常な細胞にもダメージを与え、 これが副作用(吐き気・嘔吐・脱毛・骨髄抑制など)として現れます しかし、副作用をなるべく少なくし、おこらないように予防する方法が色々と工夫され ていますので、安心して治療を行いましょう。化学療法当日~数日
・脈の乱れ ・動悸 ・血圧低下 ・めまい ・抗癌剤の血管外への漏れ ・血管痛 ・息苦しさ ・発熱(38℃以上の高熱) ・皮膚が赤くなる ・蕁麻疹 ・かゆみ ・咳がでる(アレルギー反応) ・吐き気:胸のあたリのむかむかしているような不快感 のどの下まで食べ物が詰まっているような感じ ・食欲低下、味覚の変化 ・便秘:腹部膨満 ・排ガス不良 ・腸閉塞数日~2週間程
・口内炎:のど痛み、ロの中のただれ □の中が乾燥する、食べ物を飲み込みにくい、 ・味覚異常(味がわかりにくい、一部の味がわからない) ・胃のもたれなどによる食欲低下 ・骨髄抑制:白血球減少による感染(発熱) :血小板減少による出血傾向(鼻出血・歯肉出血) :赤血球減少による貧血症状(ふらつき・動悸・呼吸困難) ・下痢:水のような便が複数回出る、しぶり腹 ・便秘:腹部膨満 ・排ガス不良 ・腸閉塞数週間~数ヶ月以降
・爪の黒ずみ ・貧血:めまい、動悸、息切れ、立ちくらみ、頭痛 ・においに敏感になる ・脱毛:髪が部分的、全体的に抜ける ・手足先のしびれ感 上記の症状は、一般的なものです 使用する薬剤や、患者様によって症状は異なります 他にも気になる症状や不安なことがあれば、医師や看護師にお知らせくださいアレルギー症状は、多くの場合 点滴を始めてから 10分以内に起こります
アレルギー
点滴中にアレルギー症状が現れることがあります その多くは軽い症状ですが、まれに、急に血圧が下がるといった症状が起こる事もあ ります 点滴中に次のような症状が現れたり、少しでもおかしいと感じたりしたときは、すぐに お知らせ下さい こんな症状があったら連絡を!! ・息苦しい ・胸が苦しい、痛い ・心臓がドキドキする ・からだがかゆい ・発疹(皮膚に赤いぶつぶつがでる) ・顔がほてる ・汗が出る点滴部位の痛み、血管痛または皮膚障害
* 点滴部位の周辺に痛み、赤くなる、かゆみまたは腫れなどが 現れた場合はすぐに、医師や看護師にお知らせください * 薬剤によっては、薬剤が静脈の外に漏れると、痛みとやけどに似た皮膚障害が起 こることがあります また、薬剤によっては血管にそって痛みが出る場合があります 早急な処置が必要な場合もありますので、看護師にお知らせください ☆治療中に注意すること 点滴の注射部位はなるべく安静を保ち、不用意に身体を動かしたりしない ようにしましょう 治療中に、点滴が落ちなくなったり、注射部位が痛くなったり、腫れてきたり、 ポンプのアラームが鳴ったりした場合は、すぐに医師・看護師にお知らせください息切れ・動悸・胸痛
* 動悸・息切れ・または胸痛が現れた場合は、すぐに医師や 看護師にお知らせください・・利尿剤(余分な体内の水分を尿とし て体の外に出す薬)を使用して 症状の改善をはかることもあります
腎機能の低下
★腎機能とは★ 腎臓は身体の老廃物を排泄する器官です 老廃物を含んだ血液は腎臓で濾過され尿となって排泄されます 抗がん剤によって腎臓に負担がかかり、腎臓が正常に機能しなくなることで、尿の出 が悪くなり、老廃物が血液の中に溜まってしまうことがあります * 一日の尿量が少なくなる・体重が増える・むくむ・息苦しい・血圧が高くなるなどの 症状が現れた場合はすぐに医師や看護師にお知らせください * 症状を早期発見し、対応していくことが大切ですそのため、腎機能の低下を 起こしやすい抗がん剤を使う時には一日の尿量測定や体重測定をしてもらうことが あります * 点滴によって排尿回数が増えますが、尿意を感じたら我慢せず、トイレに行くように してください また、必要な尿量を確保するためにしっかりと水分を取るようにしましょう (一日約 2 リットルの水分補給が必要です) * 吐き気や嘔吐、食欲不振などにより食事や水分が十分摂取できない時には点滴が 追加になることもあります吐き気・嘔吐および食欲不振
通常化学療法後、1~7日以内に吐き気・嘔吐は治まります * 吐き気・嘔吐・食欲不振は多くの抗がん剤によって発生しますが、吐き気止めを 使用することにより症状を抑えることができます 特に嘔吐は食欲を低下させるだけでなく、脱水や体重減少などを引き起こし体力を 消耗させます 吐き気がある時には無理に食べる必要はありません 空腹を感 じた時に食事をするようにしましょう * 右を下にして休まれると楽になることもあります * 点滴に吐き気止めが入っている事もありますが、吐き気を抑える坐薬 や飲み薬があります また、食欲不振のある方が食べやすいように工 夫したメニュー(坊ちゃん食…食欲不振食・フルーツ食・シャーベット食・ 麺セット)もあります我慢せずに医師や看護師にお知らせください【吐き気のある時の食事の工夫例】
* 食事の前後には、口をゆすぎましょう * 食前に番茶やレモン水などでうがいをすると、吐き気予防なることもあります * 酸味のあるもの、冷たいもの、口当たりの良いものを食べましょう * 食べやすい物から少量ずつ、回数を多くして食べましょう * 良くかんでゆっくりと食べましょう ※口当たりのよい食べ物 ・フルーツジュース ・ゼリー ・酸味のもの ・スープ、味噌汁 ・スポーツ飲料 ・冷水、氷片 ・アイスキャンディ ※避けたほうがよい食べ物 ・脂っこいもの、揚げ物 ・硬いもの ・香辛料の強いもの ・臭いの強いもの 口の中が荒れている時は、特に気をつけましょう倦怠感(疲労感)
* 疲れやすくなったり、息切れしたりする事があります * 時々、昼寝や休息を取りましょう * 自分のペースで行動するようにしましょう * 新鮮な空気に触れるなど気分転換を図りましょう * 疲労感が強く、身の回りのことができない場合には、 日常生活の介助をさせていただきます便秘・下痢
* 薬剤の種類により、便秘や下痢を起こす場合があります * 便の回数・量・硬さなど、いつもと違う症状が出ましたら 医師や看護師にお知らせください * 肛門周囲がただれないように、ウォシュレットやぬるま湯などで洗いましょう * 便秘でも下痢でも、水分は制限が無い限り、できるだけ取るようにしましょう お茶・湯冷まし・ミネラルウォーター等 便秘の場合…炭酸飲料は避けましょう 下痢の場合…冷たいもの、牛乳は避けましょう * 便秘や下痢に対しては、内服薬等による調節をおこないますので 医師や看護師にお知らせください骨髄抑制
血液の中には、白血球・赤血球・血小板という血球成分があり、それらは骨髄とい う、いわば血液産生工場で作られています 骨髄の機能が抗がん剤の影響を受け て低下することを骨髄抑制といいます 抗がん剤は細胞を攻撃しますが、がん細胞 だけでなく骨髄中の白血球や血小板などの正常な細胞も攻撃してしまいます その ため、抗がん剤治療を行うと白血球、血小板数などが減少します<血小板>
★血小板の働き★ 血小板は止血に重要な役割を果たします ケガをしたりして出血しても、小さな傷で あれば出血は自然に止まり、かさぶたが出来て傷は治ります このような血を止める過程で大切な働きをするのが血小板です 血小板の数(正常値)10~30 万/mm3 * 血小板が少なくなると…出血しやすく、血が止まりにくくなります * 血小板が減少すると次のような症状が出やすくなります このような症状があったら連絡を!! 紫斑:皮下出血=皮膚の表面に点状の出血班・青あざができることです こぶのようになっていなければ心配ありません 粘膜出血:鼻出血・歯肉出血 後出血:止血困難・再出血=小さな傷、例えば注射のあとなど血が 止まりにくく、いったん止まってもまた出血を起こすことです 《血小板が減少し始めたら出血を予防しましょう》 * 柔らかい毛の歯ブラシを使いましょう ・ 歯肉からの出血がある場合は綿棒などを使用し、刺激を避けてください ・ 鼻は強くかまないようにしましょう * 危険防止のためにベッド周りの環境を整え、転んだり、ぶつけたりしないように 身の回りを整理しましょう ・ 髭剃りはかみそりではなく電気かみそりを使いましょう ・ 採血、注射後は血が止まるまでしっかり圧迫しましょう ・ 体を強くさすったり、掻いたりすることは避けましょう また、爪は短く切っておいてください ・ 痔を予防するため、また痔のある方は出血を予防するために規則的な排便習慣を 身に付けましょう 便秘であったり、便が硬いときには緩下剤を服用して頂くことがあります<白血球>
★白血球の働き★ 白血球は空気中の細菌やウイルスからわたしたちの体を守り、感染症を防ぐ重要な 働きがあります 白血球が減少すると、体のさまざまな抵抗が弱まり、体の中に既に存在する細菌やカ ビといった微生物により、体が侵されやすくなります(感染症を起こしやすくなります) 白血球の数(正常値):3500~8500 * 白血球が 1000 より少なくなると…細菌から十分に体を守れなくなります * 白血球が 500 より少なくなると…重篤な感染症を起こす危険性があります 必要に応じて、抗生剤の点滴や、注射などの治療を行うこともあります こんな症状があったら連絡を!! ・38.0℃以上の発熱がある ・咳が出る ・寒気がする ・腰やわき腹に痛みがある ・のどの痛みがある ・排尿時に痛み、焼けるような熱さを感じる 《白血球が減少しはじめたら感染予防をしましょう》 * 手洗い、うがいをしましょう ・ 石鹸をよく泡立てて、トイレの後、食事の前、外出後などは特に注意して 洗いましょう また、ゴージョーで手指消毒を行いましょう ・ イソジンガーグルによるガラガラ(のどの奥)うがい、ぐじゅぐじゅ(口の中)うがいを しましょう(起床時、毎食後、外出後、就寝前) ・ タオルは清潔なものを使用しましょう * 人が多いところへ行くときは、マスクを着用しましょう * バランスの良い食事にしましょう ・ 熱すぎるもの、辛すぎるもの、酸味の強すぎるもの、硬すぎるものは口の中の 粘膜を傷つけてしまう原因となります * 体を常に清潔に保ちましょう ・ シャワー浴、入浴、清拭をしましょう しかし、白血球が 2000 以下のときはシャワー浴か清拭にしましょう ・ 排便後は、お尻の清潔を保つため、ウォシュレットを使用しましょう * 小さな傷でも、化膿し、悪化しやすいため、看護師に伝えてください ・ 傷の大きさにより消毒し、保護します ・ 特に、糖尿病の方は感染しやすいので手足の清潔を心がけましょう * 便が硬い場合、排便時に肛門が傷つき、ばい菌が入りやすくなります ・ 便通の調節を図り便秘を予防しましょう 看護師にご相談下さい 特に、発熱と下痢が 同時に起こった場合 は注意!<赤血球>
★赤血球の働き★ 赤血球の数(正常値) 赤血球の数(正常値)370~490 万/mm3 Hb(ヘモグロビン)(正常値)11.5~15.0mg/dl * 赤血球・ヘモグロビンが少なくなると・・・だるさ、めまい、息切れなど 貧血症状がでてきます Hb 症状 10 g/dl以上 明らかな症状がみられないことも多い 9~10 g/dl 皮膚・唇・口腔粘膜・まぶたの蒼白 8 g/dl 心拍数・呼吸の増加、動悸、息切れ、微熱 7 g/dl 頭痛、めまい、耳鳴り、失神、倦怠感、四肢冷感 6 g/dl 食欲不振、嘔気、口内炎、内出血、低体温 《赤血球が減少したら、以下のことに注意しましょう》 * 十分な休養と睡眠をとり、体力を消耗しないようにしましょう ・ 血液の循環が悪いので、四肢の冷感やしびれがある時は、血行をよくする保温を 心掛けましょう * 急にベッドから起き上がらないようにしましょう ・ 特に目覚めたばかりのときはベッドのわきに 1 分間ほど腰掛けてから立ち上がると、 めまいが軽くなります * 青野菜、レバー、ほうれん草などといった鉄分の豊富な食物を 摂取ししょう 赤血球は、体の至る所に酸素を運ぶ役割を果たします 赤血球の中にはヘモグロビンという赤い色素が含まれており、ヘモグロビンが 肺から酸素を受け取り、体に酸素を運んでいます一時的な脱毛
治療をするとどうして髪が抜けることがある?
化学療法は活発に分裂を繰り返す細胞に最も損傷を与えるため、毛髪(頭髪、 眉毛など)の一部、または全部が抜け落ちる場合があります * 一般に、化学療法開始から2~3週間後頃からはじまります 治療が終われば、必ず生えてきます * スカーフ・バンダナ・帽子・かつらなどを利用しましょう 2F の「うららサロン」で紹介をしています * シャンプーやブラッシングは回数を減らし、やさしくおこないましょう * 枕やシーツについた頭髪は粘着テープなどを利用してこまめにとるといいでしょう退院後の生活に不安をお感じでしょうか 具体的に不安なことがあれば、いつでも御相談下さい