BUSINESS
SCHOOL
WASEDA
Graduate School of Business and Finance, Waseda University
早稲田大学大学院経営管理研究科
2 0 1 6
早稲田大学大学院経営管理研究科
www.waseda.jp/fcom/wbs/
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田 1-6-1TEL : 03-5286-8719 FAX : 03-5273-4371 E-mail : [email protected] ● 電車をご利用の場合 ・ 地下鉄東京メトロ東西線早稲田駅 ………… 徒歩 5 分 ・ 都電荒川線早稲田駅 ……… 徒歩 5 分 ・ 地下鉄東京メトロ副都心線西早稲田駅 …… 徒歩 15分 ● バスをご利用の場合 ・ 高田馬場駅 …………「西早稲田」または「早大正門」 ・ 新宿駅西口 …………「西早稲田」または「早大正門」 ・ 渋谷駅 ………「早大正門」 ・ 上野広小路駅 ………「早稲田」
Access
早稲田通り 東京メトロ東西線 高田馬場駅出入口 都バス(学バス) 早大正門行 都バス 九段下行 (西早稲田キャンパスへ) 東京メトロ副都心線 西早稲田駅出入口 都バス都立身体障害者 センター前 都バス(学バス) 西早稲田 東京メト東西線ロ 都電荒川線 都バス 西早稲田 都バス(学バス) 高田馬場2丁目 都バス(学バス) 馬場下町 新宿↓ ↑池袋 ↑池袋 東京メトロ副都心線 西武新宿線 JR山手線 明治通り (旧・大久保キャンパス) 龍泉寺 穴八幡 西影橋駅 早稲田駅 都バス(学バス) 早大正門 東京メトロ東西線 早稲田駅出入口 大隈会館 渋谷↓ 大隈庭園 都バス 馬場下町 都バス早稲田 大手町→戸山
キャンパス早稲田
キャンパス西早稲田
キャンパス 西早稲田駅 高田馬場駅 早稲田駅 高田馬場駅 卍 交 11 号館 新目白通り 新目白通り 大隈 講堂 大隈 講堂 大隈タワー (26号館)早稲田大学
商学研究科ビジネス専攻
1998年より大学院アジア太平洋研究科 国際経営専攻としてMBAプログラムを開始。 2007年より大学院商学研究科ビジネス専攻を開設し、 夜間主プログラムを立ち上げ。Business and Finance
国際競争力の高 い
「新時代のビジネススクール」
が誕生。
2016
年
4
月
1
日
開設
早稲田大学大学院経営管理研究科
WASEDA BUSINESS SCHO OL
Graduate School of Business and Finance, W aseda University
早稲田大学
ファイナンス研究科
2004年4月、ファイナンスの専門知識と 職業人としての見識を備えた新時代の ビジネスリーダーを養成する 新しいタイプの専門職大学院として開設。Business and Finance
Contents
国際競争力の高 い
「新時代のビジネススクール」
が誕生。
2016
年
4
月
1
日
開設
早稲田大学大学院経営管理研究科
WASEDA BUSINESS SCHO OL(WBS)
Graduate School of Business and Finance, W aseda University
早稲田大学大学院
経営管理研究科3つのポイント
総長メッセージ
教員インタビュー
プログラム概要
全日制グローバル
早稲田 - ナンヤンダブルMBA
1年制総合(全日制)
夜間主総合
夜間主プロフェッショナル
MSc in Finance
グローバルネットワーク
WBSが提供する特別授業
WBS研究センター
ファイナンス研究センター
教員紹介
Data
入学試験
04
05
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3
「実践とアカデミズムの融合」を標榜する現WBS(商学研究科ビジネス専攻)のカリキュラムは、実業界・
学界など各方面から、高い評価を受けています。また、ファイナンス研究科は総合的ファイナンススキ
ルを携えた財務・金融のスペシャリストを養成してきました。新WBSでは、既存の両組織で培ってきた
ビジネス教育とファイナンス教育を融合させ、さらに強化することで、より充実したプログラムの提供を
可能にします。
ビジネス
&
ファイナンス
1
国際競争力の高い「新時代のビジネススクール」
既存の2つの組織が高いレベルで融合することにより、高度専門職業人養成ニーズに、今まで以上に高
いレベルで応えることを目指します。国際競争力をひときわ高め、国内トップの位置を確立するととも
に、アジアを代表するビジネススクールを目指し、グローバル人材育成ニーズに対応していきます。
2
プログラムの多様化とシナジーの深化
現WBSの多彩なプログラムと、ファイナンス研究科が培ってきた専門性の高いファイナンス教育を融合
します。専門性の高いMBA取得を目指す夜間主プロフェッショナルは現WBSの既存のモジュールを
マネジメント専修と位置付け、新たにファイナンス専修を設置します。また、夜間主総合プログラムにも
ファイナンス系のゼミを設けるほか、すべてのプログラムにおいてファイナンス系科目を大幅に増設し
ます。さらにすべて英語で履修しファイナンス修士(専門職)の取得を目指す
MSc in Finance
プログラ
ムも設置します。
3
3
つ
のポイント
早稲田大学大学院
経営管理研究科
早 稲 田 大 学 は2012年 に 新 た な 中 長 期 計 画 “Waseda
Vision 150”を策定し、教育・研究を通じて我が国や国際社会
の発展に貢献する大学であり続けることを目指して不断の改
革を行っていくことを宣言いたしました。
「世界に貢献する高
い志を持った学生」が集まって互いに切磋琢磨し、
「世界の平和
と人類の幸福の実現に貢献する研究」が行われ、
「グローバル
リーダーとして社会を支える卒業生」が世界のいたる所で、あ
らゆる分野で活躍し、大学と密接な協働関係を構築していくと
いう将来像(Vision)を思い描き、その実現に向けて日々改革を
進めています。
2014年度には、国際競争力の強化に取り組む大学の教育環
境整備支援を目的とする文部科学省の「スーパーグローバル大
学創成支援(SGU)」トップ型に採択されました。本学はこの支
援事業のもと“Waseda Ocean構想”を掲げ、海外有力大学と
の連携の強化、教育・研究内容の一層の高度化を図り、10年で
10万人のグローバルリーダーを輩出し、18の研究分野で世界
ランキング100位以内に入ることを目指しています。
2016年4月、国内のビジネススクールにおいてトップクラ
スの競争力をもつ商学研究科ビジネス専攻とファイナンス分
野に特化したファイナンス研究科が発展的に統合し、経営管理
研究科が新たに誕生します。経営管理研究科の目的は、これま
での2つの大学院が持つ教育・研究の実績と伝統を引き継ぐ
とともに、新たなシナジー効果を発揮して、より一層の国際化
に対応できる高度専門職業人を育成することです。
経 営 管 理 研 究 科 の 開 設 は、本 学 が 掲 げ る 中 長 期 計 画
“Waseda Vision 150”に描く将来像に近づく一歩でもありま
す。ビジネスおよびファイナンスの分野において知見を深め
る志を持つ皆さまが、多様な経験を持つ仲間との学びを通して
更なる可能性を拡げられることを願っております。
実績と伝統を引き継ぐとともに、
新たなシナジー効果を発揮します。
総長メッセージ
早稲田大学 総長
鎌田 薫
早稲田大学第 16 代総長。1970 年早稲田大学法学部卒業、72 年同大学院法学研究科修 士課程修了、75 年同博士課程単位取得退学。78 年フランス・パリ第 2 大学客員研究員。 78 年早稲田大学法学部助教授、83 年同教授。2004 年早稲田大学大学院法務研究科教授、 05年同研究科長。10年11月より現職。専門は民法。09年より法制審議会民法(債権関係) 部会部会長を務める。Profile
WASEDA BUSINESS SCHOOL
Graduate School of Business and Finance, Waseda University
Professor's Interview
MBA取得のための学びは、決して楽なものではありません。ましてや、 働きながら通学する学生の苦労は並大抵のものではありません。そんな 厳しい環境の中で過ごす2年間もしくは1年間は、大変濃いものとなり、そ こで出会う仲間との出会いは生涯続くものになります。在学中に出会っ た仲間と起業する学生も多く見受けられます。WBSへの入学は、みなさ んの人生を変えるチャンスになるはずです。 早稲田大学ビジネススクール(WBS )は、自分を大きく成長させたい、 「何か」を成し遂げたいという志を持つ人に応えるための学校です。 現代のビジネスパーソンには、業種を問わず、新たな観点でのグローバ ル経営が求められています。外国人を経営トップや執行役員に配してい る日本企業も珍しくなくなってきました。また、社内の公用語を英語にする 企業も増え始めています。このようなグローバル時代の経営を担える人 材が質量両面から必要となってきている一方で、人材の供給が追い付か ない状況があります。 また、同時に、すべてのビジネスパーソンが総合(ジェネラル)マネジメン ト能力の強化を求められる時代でもあります。少しずつ昇進すると同時 に、ローテーションを基本とする日本的幹部育成システムは今なお健在で す。しかし時代は、グローバル人材と共に、マネジメントの専門職を必要と してきています。マネジメントの専門職は、単なるOJTではなく、目的意 識的に総合マネジメントを学び体験することで育つものです。根来
龍之
教授
京都大学卒業(哲学科社会学専攻)、慶應義塾大学経営管理研究科修了(MBA)。鉄鋼メーカー、 英ハル大学客員研究員、文教大学教授などを経て早稲田大学ビジネススクール(WBS) ディレクター、同大学 IT 戦略研究所所長。経営情報学会会長、国際CIO 学会副会長など歴 任。主な著書に、「事業創造のロジック」(日経BP 社)、「代替品の戦略」(東洋経済新報社)、 「ネットビジネスの経営戦略」(共著、日科技連)、「プラットフォームビジネス最前線」(監 修、翔泳社)、「デジタル時代の経営戦略」(共著、メディアセレクト社)など。 ビジネスパーソンを取り巻くもうひとつの動きとして、労働市場の流動化 が挙げられます。年功序列・終身雇用をベースとする雇用形態が長きに 渡り大多数を占めてきた日本の労働市場では、転職するよりも、長く同じ 会社に勤めて地道に成果を積み重ねるという働き方が得策だと見なされ てきました。そのような状況において、企業の中で評価を高めていく「企 業内熟練」は、各企業における、ある種特殊的な知識や人脈を基盤にす るものでした。しかし、昨今の労働市場の流動化は、より一般化された経 営知識、企業や業種を越えた人脈を求めています。一流大学を出て一 流企業に入りさえすれば一生安泰、という時代は終わりました。WBSに は、自らを成長させ、ステップアップし、もっと面白い人生を生きたいと考え る方が入学し、総合マネジメント能力を高め、更にプログラムによる多少の 違いはありますが「専門性の強化」というもうひとつの大きな武器をも手に 入れて卒業していくのです。 WBSでは、ビジネスパーソンの多様なニーズに対応するため、様々な プログラムを展開しています。プログラムの多様性はそのまま学生の多 様性へと繋がり、学びをより豊かにするための大きな要因にもなっていま す。グローバル性を磨きたい学生には、英語で学ぶ授業、海外開講授業 や海外公式スタディツアー、海外のトップスクールとの交換留学制度が用 意されています。世界のトップランキングの常連校であるシンガポールの ナンヤンビジネススクールあるいは、グランゼコール・トップ3のひとつであビジネススクールは“人生を変える学校 ”です。
るESCPヨーロッパ・ビジネススクールとのダブルディグリーコースもあり ます。働きながら学べる夜間主コースには、総合能力+αを身に付けるた めの総合プログラムと、専門性の高いMBAを修得するためのプロフェッ ショナルプログラムを設けました。企業派遣の方も多く通う1年制総合プ ログラムは、凝縮された1年間でMBAを取得できるのが魅力です。 2016年度からは、大学院ファイナンス研究科との統合により、ビジネス 教育とファイナンス教育の相互強化を図ります。ヨーロッパやアジアにお いて注目度の高いMSc in Finance(全日制)を設置するほか、夜間主プ ロフェッショナルプログラムには、経営戦略やマーケティング、人材・組織 等を学ぶマネジメント専修に加え、CFO育成などを目的とするファイナン ス専修を設けます。プログラムだけではなく科目の種類も今まで以上に充 実し、新しい研究科は、多くのニーズに応えられるものとなりました。そし てもちろん、統合により学校の規模が拡大し、学生の多様性もより豊かに なります。学校の規模の大きさは、そこで育まれる人脈やネットワークの 大きさであり、学生の多様性の豊かさは、異文化理解、業種をまたがる交 流や人脈づくりの豊かさでもあるのです。ビジネススクールで得られる大 きなもののひとつに人的ネットワークがあります。同窓会組織は、統合前 の2つの組織をあわせると約4,300名。これはビジネススクールでは日本 最大規模です。 多様なプログラム同様、WBSの強みとなっているのは、学生と教員の レベルの高さです。「大学院」でもあるビジネススクールは、理論と実践、 両方において高度な教育を行うべきものです。WBSでは、企業の幹部、 社会のリーダーとしてふさわしい人物を養成するため、研究者として多く の実績があり、学会の会長を務めるなど、アカデミシャンとしてトップの位 置にある教員が教鞭をとっています。海外のトップスクールでPh.D.を取 得した教員や海外で教鞭をとったことのある教員も少なくありません。ま た、ボストン・コンサルティング・グループ元日本代表、マッキンゼー・アン ド・カンパニー元日本支社長など華々しい経歴を持ち、コンサルタントとし ての実績を備えた教授陣も多く在籍しています。 そんな教授陣が集まるのは、偏にWBSに集まる学生のレベルが高いか らです。非常勤講師として招聘された教員が、学生の姿に触発されて常 勤の教授に転身した例も多くあります。実業界で実績を残した人の中に は、自分の経験を次世代に伝えたい、実践の中で得た知見を理論としてま とめたいという思いを持つ方も少なくありません。スキルアップ、ステップ アップのために真剣に学ぶ学生が、そうした思いを引き出し、大学人への 転身のきっかけになっているのだと思います。 WBSの入試は、決して易しいものではありません。ありがたいことに毎 年2~3倍の倍率を維持しています。そんな入試の関門を突破してきた 志ある学生たちと教授陣が、高いモチベーションを持って闊達なディスカッ ションなどを繰り広げながら高め合う場、それがWBSです。 WBSでの時間は、入学して卒業するまでの単なる「通過プロセス」に はなってはいけないと考えています。大学としての「ブランド」だけでは なく、実質的な「ヴァリュー」を提供することをみなさんにお約束します。 MBAの資格を取得するだけでなく、自己成長の機会=「市場価値ある人 材になる機会」を提供します。WBS全体を貫く考え方でもある「理論と 実践の融合」を体現するため、在学生と卒業生、そして教員からなる「学 びの共同体」を構築し、その共同体には、産業発展への継続的な貢献を 期待します。そのために、現実世界で起こっていることを説明するだけで なく、実務への行動指針を示唆できるActionable knowledge(実践知) を提供します。 早稲田大学ビジネススクールは、自らの使命を以下の3つのキーワード で示してきました。「企業実践に立脚したナレッジ」、「グローバル時代の未 来を造形するビジネスリーダー」、「教員・学生・卒業生からなるラーニン グコミュニティ」。 WBSは、ハウツーを学ぶことを目指すものでもなく、机上の抽象論を学 ぶことを目指すのでもない、「熱い志を持つ」方を求めます。
WASEDA BUSINESS SCHOOL
Graduate School of Business and Finance, Waseda University
Professor's Interview
“早稲田哲学”を胸に、
国境を越えて活躍するビジネスリーダーに。
ビジネススクールとは、「仕事の裏側にある本質」を学ぶ場所と言えま す。事実、ビジネスの第一線で活躍する企業経営者の方々に、ビジネスス クールで学んで最もためになったものは何かと尋ねると、具体的な知識や スキルよりも、経営や投資に関する「哲学」や「行動指針」だという答えが 多く返ってきます。直接的に「経営哲学」や「投資哲学」を学ぶ科目は存 在しなくとも、さまざまな授業を履修する過程で、それらの背景に横たわる 哲学の存在に気付くことになるでしょう。先端的なテクノロジーや理論は、 変化のスピードが速いぶん賞味期限が短いのに対し、その底流を流れる 哲学の部分はそう簡単には陳腐化しません。哲学は、言い換えれば「経 済の見方」や「市場の見方」、さらには「人間・社会・組織の本質の見方」 にも通じます。こうしたものの見方は、いくら本やネットで情報を集めても学 べるものではなく、なぜなら、メディアで日々発信される情報のさらに背景に 位置する基礎の部分だからです。この基礎、すなわち本質を学べる場が ビジネススクールなのです。 一方で、最先端の理論や最新の情報に触れることもビジネススクールの 重要な要素です。「常に新しい情報をキャッチアップする」と同時に、「仕 事の裏側にある本質を学ぶ」。この二つを両輪とするビジネススクールの 学びとは、突き詰めれば「人間を学ぶこと」に他なりません。ファイナンス の科目群では金融や資産、リスク管理などの観点から、マネジメントの科目 群では経営戦略や人材・組織などの観点から、人間の本質に迫っていくこ とになります。学びを通し、実践的な問題解決能力を養うとともに、自身に もともと備わる知的好奇心や誠実さ、忍耐力、そして自己批判力を開花さ せていくことが重要で、これらはいずれも現代の経営幹部に求められる素 養でもあります。 2016年度に開設する経営管理研究科は、英語名称「Graduate School of Business and Finance 」が表すように、「ビジネス」と「ファ イナンス」を融合させたビジネススクールです。2年もしくは1年の各プロ グラムにおいて、経験を通じて学ぶ(Learning by doing )ことに重点を 置き、研究(リサーチ)を通じて各自なりの体系化を図ります。ファイナンス を中心にビジネスに学びを広げることも、あるいは逆に、ビジネスを中心に ファイナンスに学びを広げることも可能な点が大きな特色で、その背景に は、時代のニーズとして「ビジネスの知識を備えたファイナンスのスペシャリ スト」や「ファイナンスの知識を備えたジェネラルマネジメントのスペシャリス ト」が求められていることがあります。 例えば近年、金融業界における一つの大きな柱に「ウェルスマネジメン ト」があり、日本国内で1,600兆円、アジア全体では3,000兆円にものぼ る個人金融資産をいかに活用していくかが、経済の活性化を図る上での 重要な課題となっています。加えて、個人が手がける事業もウェルス(財 産)と捉えられることから、日本企業の99%以上を占める中小企業の資産 管理や運用、事業承継などもウェルスマネジメントにおける大きなテーマに 位置付けられます。このウェルスマネジメントにおいて重要となるスキルが、 知識のコンシリエント(相互飛躍的)なアプローチ、つまり、異なる専門分野 の知識を統合し、問題を多角的に解決するアプローチです。なぜなら個人 資産や事業の状況は個々に異なるため、課題やニーズもそれぞれ違い、領 域横断的な視点で臨機応変に対応することが不可欠だからです。このよ うにウェルスマネジメントは、ファイナンスの知識だけでなく、ビジネス(広い 意味での問題解決能力)の知識が重要となる分野の好例と言えます。 もう一つの例として、起業が挙げられます。終身雇用制が崩れた現代の 日本では、かつてのように新卒で入社した企業で定年まで働く人は大幅に 減り、転職をしたり自分で事業を起こしたりするスタイルが主流になりつつ あります。とりわけ起業に際しては、ジェネラルマネジメントの知識のみなら ずファイナンスの基礎知識を備えていることが経営者に求められ、その点 においても新研究科のカリキュラムは時代のニーズに呼応するものと言え ます。 加えて、現代のビジネスパーソン、特にファイナンス分野でプロフェッショ ナルを目指す人に欠かせないのが、データ活用の高度なスキルです。かつ てのように限られたデータから知恵を絞って情報を汲み取り意思決定を目 指した時代は過ぎ、「ビッグデータ」という言葉がメディアを賑わすように、 あふれんばかりの情報をいかにうまく使いこなすかが重要な時代になって います。こうした膨大かつ多様なデータを活用するためには、従来の経済 学やファイナンスの専門知識だけではなく、データ処理や、コンピューテー ショナル・ファイナンス、コンピューテーショナル・エコノミクスの非常に高 度な知識が求められます。夜間主プロフェッショナルプログラムのファイナ ンス専修や、全日制のMSc in Finance にはそれらの知識を修得できる 科目も設置されていますのでぜひ、活用してください。WASEDA BUSINESS SCHOOL
Graduate School of Business and Finance, Waseda University
早稲田大学大学院 経営管理研究科
川口
有一郎
教授
防衛大学校工学部土木工学科卒業、東京大学博士(工学)。ケンブリッジ大学客員研究員、京都 大学経済研究所客員教授、明海大学不動産学部教授などを経て、2004年より早稲田大学大学院 ファイナンス研究科教授。2014年より同研究科長を務める。早稲田大学ファイナンス研究セン ター所長、早稲田大学商学学術院副学術院長を兼任。日本不動産金融工学学会会長、アジア不動 産学会会長。専門は、不動産金融工学、不動産経済学など。主な著書に『不動産エコノミクス』(清 文社、2013年)、『リアルオプションの思考と技術』(ダイヤモンド社、2004年)などがある。 当研究科は世界に通用する講義を通して、アジアを代表するビジネスス クールを目指します。その鍵となるのが、戦後の日本が歩んできた道のり です。高度経済成長、バブル崩壊、長きにわたる景気低迷など、起伏の激 しい道のりを経てきた日本には、成果や教訓も含めてオリジナルの価値あ るものが多く蓄積されています。例えば、日本の「量的緩和」が英語に直 訳されてQuantitative easing(QE )として定着したように、いま世界の 金融のベースとなっている政策の中には日本発のものが多くあります。こ うした日本の中の価値あるものを、体系化しMBAプログラムとして整理す ることで、グローバルスタンダードであると同時に日本ならではの付加価値 を持った学びへと高める。それが、われわれが目指す「世界に通用する講 義」のあり方です。 当研究科で学び、ものごとの本質を見る力を身につけた先に、キャリアの 可能性は大きく広がるでしょう。活躍の場はそれぞれに異なるでしょうが、 私が一番に期待するのは「新たな富をクリエイトできる人材」あるいは「築 き上げられた富を保全できる人材」として卒業生が活躍することです。前 者はアントレプレナー(起業家)と呼ばれますが、これは会社を辞めて事 業を起こすことだけを指すものではありません。企業に在籍しながらその 中で新たなビジネスを立ち上げる社内起業や、新規事業を担う社内ベン チャーも含まれます。そして後者は、先に述べたウェルスマネジメントに携 わる人です。国家破綻が現実味を帯びるこの時代にあって、個人、企業、 国家のレベルで資産をいかに維持していくべきかは重大な課題であり、こ の難問に正面から取り組む人材が切実に求められています。 ビジネススクールは「ものの見方」や「哲学」を学ぶ場ですが、どこで・ 誰と学ぶかによって差は生じます。早稲田だからこそ身につく「ものの見 方」や「哲学」があります。それは、早稲田というネームバリューに加わるも う一つの大切なブランド価値だと私は考えています。当研究科で学ぶみ なさんがこの先、現実のビジネスの場面でさまざまな問題の解決にあたる とき、その哲学は決断の軸となり、支えとなるはずです。“早稲田哲学”を 胸に、国境を越えて活躍の場を広げながら、時代を切りひらくビジネスリー ダーとなることを期待しています。Professor's Interview
鈴木 ファイナンス研究科でこれまで教鞭をとるなかで「ファイナンスだ けでなくビジネスも学びたい」という学生のニーズの高まりを感じてきま した。2016年度からファイナンス研究科と早稲田大学ビジネススクール (WBS )が統合され誕生する新しい研究科での学びは、こうした学生の ニーズに的確に応えると同時に、時代の要請にも応えるものとなるはず です。なぜなら、変化が激しいビジネスの世界を生き抜いていくには、自 分の得意分野を持ちながらも、それ以外の分野の人ともきちんとコミュニ ケーションがとれるだけの広範な知識や視野を備えていることが必須とな るからです。「ビジネス+ファイナンス」を柱に据える新WBSのカリキュラ ムは、ファイナンスのプロフェッショナルを目指す人にとっても非常に有益だ と確信しています。 入山 鈴木先生も私も欧米のビジネススクールでPh.D.を取得したとい う共通点がありますが、欧米のトップビジネススクールで行われているの がまさに、ビジネスとファイナンスをバランスよく融合した教育です。つまり WBSは世界標準のMBAプログラムを提供する国際競争力のあるビジ ネススクールに進化するということです。一方で欧米とは異なる部分もあ り、欧米のビジネススクールでは「MBA=資格」という意識が強いのに対 し、WBSには、純粋に学びたい、人として成長したいという志を持った学 生が多く、これは新WBSにも引き継がれる独自の魅力だと感じます。 鈴木 新WBSの教育環境は、そうした学生の知的探究心や自己成長の 意欲にも十分に応えるものです。2つの組織が融合することで科目の種 類が今まで以上に充実し、学生の選択肢は大きく広がります。 入山 学生にとっての最大のメリットですね。ジェネラルマネージャーとし て活躍したいと考える人でも、ファイナンスの体系的な知識を身につけてお くことは非常に重要です。なぜなら事業戦略を立てる際、財務やキャッシュ フローの観点を欠いては、その戦略は絵空事で終わってしまいます。起 業についても同様で、描いたビジネスモデルで収支が成り立つのか、立ち 上げ時にどのような資本構成にしておくべきかなど、ファイナンスの知識は 不可欠です。ですからマネジメント志向の学生にも積極的にファイナンス の科目を履修してほしいと思いますが、これはあくまでも「選択肢」であっ て、強制ではありません。 鈴木 そこは強調したいポイントです。よく不安の声として挙がる「新 WBSになると、ファイナンスの専門的な学びができなくなるのでは」とい う心配はまったくの杞憂です。夜間主プロフェッショナルプログラムに設置 されるファイナンス専修では、今まで通りファイナンスに特化した学びを行 うことができ、さらに自らの関心に応じてファイナンス以外の広範な知識を 修得することも可能です。つまり、これまで通りの学びもできるけれど、そ れだけではむしろもったいない。新WBSのカリキュラムを活用して幅広く 学ぶことは、視野を大きく広げるチャンスにもなります。 入山 新WBSのメリットの二つ目は、今まで以上に多様なバックグラウン ドを持つ学生と切磋琢磨しながら、より幅広い人脈を築ける点です。ビジ ネススクールは学びの場であると同時に、卒業後も続く人脈やネットワーク を築く場。WBSとファイナンス研究科が一緒になることで、両組織のOB も含めた豊かな人脈づくりが可能になります。 鈴木 在学中に出会った仲間同士で起業する際に、ファイナンス専修の 修了生をCFOとしてスカウトする、といったケースも出てくるのではないで しょうか。大きく広がるネットワークは、卒業後の起業を後押しする力にも なると思います。 入山 三つ目のメリットとして挙げたいのは、2つの組織が融合することで 教授陣もより強力になることです。研究者として多くの実績を持つ教員や、入山
章栄
准教授
慶応義塾大学大学院経済学研究科修士課程 修了後、三菱総合研究所に入社。主に自動 車メーカーや国内外政府機関へのコンサル ティング業務に従事した後、同社を退社し 米ピッツバーグ大学経営大学院博士課程に 進学。2008年同大学院より博士号(Ph.D.) を取得。米ニューヨーク州立大学バッファ ロ ー 校 ビジネススク ー ル の アシスタント・ プロフェッサーを経て、2013年より早稲田 大学ビジネススクール准教授。 専門は、経営戦略論、国際経営論。主な著書 に『世界の経営学者はいま何を考えている のか』(英治出版、2012年)がある。種類豊富な科目を活用し
自らの可能性の開拓を
「ビジネス+ファイ ナンス」を柱とする
世界標準
の
MBA
の
学び
が
ここにある
ビジネスの第一線で実務経験を豊富に重ねた教員、そして鈴木先生や私 のように実務とアカデミックの両方のバックグラウンドを備えた教員など、 実に多様性に富んでいます。これだけ多様で強力な人材がバランスよく 配置され、それぞれの強みを活かして講義を展開しているビジネススクー ルは、国内ではほかに類を見ません。 鈴木 「実務とアカデミズムの融合」は非常に重要な点で、「ビジネス+ ファイナンス」とともに新WBSを貫く考え方です。私自身にとっても実務 と理論の橋渡しは重要なテーマで、授業では「現実の社会で今どのような ことが起きていて、それを理論に当てはめるとどうなるか」という視点を大 切にしています。 入山 私の授業はどちらかというと理論寄りで、最先端の経営学の理論 をなるべく分かりやすく紹介することに重きを置いています。というのも、 実務の側面により強い関心を持ってWBSに入学してきた学生も、学びを 進めるなかで、自分の柱となる理論的な思考を手にいれたいと考えるよう になるからです。そうした学生のニーズに応える授業をしたいと思ってい ます。ときには同じテーマでも、実務サイドと理論サイドで説明が異なるこ とも出てくるでしょう。その際には「なぜ違うのか」を自分自身で考える姿 勢を持ち、考える材料が不足していると感じたら遠慮なく私たち教員に質 問に来てほしいと思います。これも、アカデミック・実務の両面で最高水 準の教授陣を抱える新WBSだからこそ可能なことです。 鈴木 自分の頭で考えることはとても大切で、私も普段から学生にはメ ディアの情報を鵜呑みにするなと伝えています。新聞やテレビの情報を 疑ってかかる人、情報の裏側にも目を向けられる人を育てたい。メディア の情報に振り回されるのではなく、むしろその情報に逆らってほかの人と は異なる選択をした先に、新たなビジネスチャンスは生まれるからです。 入山 授業や新聞記事の中に「答え」を求めるのではなく、自分自身で考 える力、言わば「思考の軸」のようなものを在学中にしっかりと培ってほし いですね。思考の軸をつくるためにも理論を学ぶことは重要ですが、理論 も「答え」ではありません。理論を足掛かりに、さらにもう一段深掘りして 考える姿勢を身につけてほしいと思います。
WASEDA BUSINESS SCHOOL
Graduate School of Business and Finance, Waseda University
早稲田大学大学院 経営管理研究科
鈴木
一功
教授
東京大学法学部卒業後、富士銀行(現みず ほ 銀 行)入 社。INSEAD( 欧 州 経 営 大 学 院) 経営学修士課程修了(MBA)、ロンドン大学 (London Business School)金 融 経 済 学 博士(Ph.D. in Finance)。中央大学専門職 大学院国際会計研究科教授を経て、2012年 より早稲田大学ファイナンス研究科教授。 日本ファイナンス学会理事、「証券アナリス トジャーナル」編集委員。 専門は、コーポレート・ファイナンス、M&A。 主な著書に『企業価値評価(実践編)』(ダイ ヤモンド 社、2004年)、『MBAゲ ー ム 理 論』 (監修・著、ダイヤモンド社、1999年)など。 鈴木 理論を学ぶことで、それを軸に自分がこれまで実務で積み上げてき た経験を整理することができ、さらに自分がいま置かれている状況を客観的 に分析することも可能になります。こうした「自分を見つめ直す機会」が得 られることもビジネススクールで学ぶ大きな意義だと思います。新WBSで 学ぶにあたっては、目的を初めから絞り込むのではなく、関心の有無に関わ らずいろいろな科目を履修してほしいですね。その中で自分の得手不得手 や強みを再確認し、今後どのように自分自身をポジショニングすればビジネ ス界を生き抜いていけるかという戦略が定まってくるでしょう。隠れていた 自身の能力を見つける人も出てくるのではないでしょうか。 入山 WBSで教えていて日々感じるのは、学びを通して生き生きと活動的 になっていく学生が多いことです。人生観が変わったという人や、自分から 外にどんどん出ていく性格に変わったという人も多い。レベルの高い学生 と教員が集うWBSならではだと思います。職業も国籍も年齢もこれだけ 多様な人々が一堂に会する機会というのは人生でもめったに経験できない もので、この環境に身を置くこと自体が大きな刺激になるはずです。充実し たカリキュラムはもちろんのこと、ともに学ぶ仲間や教員、環境、設備も含め て、新WBSのリソースすべてを最大限に活用してほしいと期待しています。種類豊富な科目を活用し
自らの可能性の開拓を
「思考の軸」 となるもの
理論とは答えではなく
「ビジネス+ファイ ナンス」を柱とする
世界標準
の
MBA
の
学び
が
ここにある
実践+アカデミズム
の
研鑽
で
市場価値ある人材
に
次代のビジネス界で求められるのはアカデミズムに裏打ちされた確かな知識と実践力。
それらを確実に活かすことで自らの市場価値を高め、ビジネス界で真に活躍する人材となるために
グローバルマインドを備えた
ビジネスリーダーを育成
日常的に「世界」と接することのできる、国 際性と多様性に富んだ学びの環境を構築。 ビジネスの知識だけでなく、国際的センス を備えた新時代のビジネスリーダーを育成 するプログラムです。全日制グローバル
2年 平日昼間中心 4月(日本語履修)、9月(英語履修) 日本語または英語 経営管理修士(専門職)/Master of Business Administration
一般入試、AO入試、 企業派遣入試、事業承継者入試、 学内推薦入試
凝縮された1年間の学びで
価値あるジェネラリストに
ビジネスで必要とされる広範な知識を修得 しながら、分析力、判断力、実行力をブラッ シュアップ。バランス感覚に優れたジェネ ラルマネジメントのプロを目指す、1
年間 の集中プログラムです。1年制総合
(全日制)
1年 平日昼間中心 4月 日本語 経営管理修士(専門職)/Master of Business Administration
一般入試、企業派遣入試
グローバルに活躍する
ファイナンスのプロを養成
ファイナンス理論をコアとして、企業活動 等において必要となる知識・技能を備え た人材を育成します。修了に必要なすべ ての科目、演習( ゼミ )は英語で行われま す。 2年 平日昼間中心 9月 英語 ファイナンス修士(専門職)/Master of Science in Finance AO入試、企業派遣入試、 学内推薦入試
MSc in Finance
(全日制)
総合能力+αを手に入れる
高密度プログラム
ジェネラルマネジメントについて幅広く学 びながら、ゼミ等を通して自身の「強み」と なる得意領域を構築。働きながら学べる2
年制プログラムにより、豊かで多様な人脈 も獲得できます。夜間主総合
2年 平日夜間・土曜 4月 日本語 経営管理修士(専門職)/Master of Business Administration
一般入試 修 業 年 限 授業時間帯 入 学 時 期 履 修 言 語 授 与 学 位 入 学 試 験 修 業 年 限 授業時間帯 入 学 時 期 履 修 言 語 授 与 学 位 入 学 試 験 14か月 平日昼間中心 7月(シンガポール) 英語
・ Master of Business Administration, Nanyang Technological University
・早稲田大学経営管理修士(専門職)/ Master of Business Administration AO入試
早稲田 - ナンヤン
ダブル MBA
夜間主プロフェッショナル
2年 平日夜間・土曜 4月 日本語 経営管理修士(専門職)/Master of Business Administration
一般入試、 企業派遣入試(ファイナンス専修のみ)
MBA
MBA
MSc in Finance
修 業 年 限 授業時間帯 入 学 時 期 履 修 言 語 授 与 学 位 入 学 試 験 修 業 年 限 授業時間帯 入 学 時 期 履 修 言 語 授 与 学 位 入 学 試 験 修 業 年 限 授業時間帯 入 学 時 期 履 修 言 語 授 与 学 位 入 学 試 験高度な専門知識を備えた
MBAホルダーに
マネジメントの主要各分野にフォーカスす る「マネジメント専修」と、ファイナンス分 野にフォーカスする「ファイナンス専修」を 設置。専門分野を中心に、関心に応じて広 範な知識の修得も可能です。 修 業 年 限 授業時間帯 入 学 時 期 履 修 言 語 授 与 学 位 入 学 試 験英語で学び
世界へ羽ばたくリーダーに
WBS
とシンガポールのトップ校、ナンヤンビ ジネススクールで学び、両校のMBA
学位を取 得できるプログラム。国際派ビジネスパーソ ンとしての能力を磨き上げ、自立したグロー バルリーダーとなることを目指します。WASEDA BUSINESS SCHOOL
Graduate School of Business and Finance, Waseda University
豊かな国際性を備えた
MBA
ホルダーに
日本人・留学生の在学生人数比
(2015 年4月現在) 日本語2
年 または英語2
年全日制グローバル
フルタイムで
2
年間学び、グローバルマインドを備えたビジネスリーダーとなることを
目指すプログラムです。本プログラムでは各国からの留学生を積極的に受け入れ、日
常的に「世界」と接することのできる環境を構築。日本語科目と英語科目、日英科目(日
本語生と英語生が一緒に学ぶ科目 )をバランスよく配置するほか、海外で行う集中授業
なども提供しています。入学後に配属されるゼミも、
『 英語ゼミ』、
『 英語生・日本語生
合同型』、
『英語ゼミ・日本語ゼミ交流型』など、能力と意欲に応じた多様な形態が用意
されています。このような環境下で身につけた多様性を理解する意欲、コミュニケー
ション能力、マネジメント能力は、将来ビジネスリーダーとして活躍する際、必ず活きて
くることでしょう。
2
年間のゼミでの成果は、専門職学位論文として集約。日本語・英
語いずれの言語でも学位を取得することが可能です。また、特に日本語生には交換留
学を推奨しており、その際取得した単位は、修了要件単位等として認定申請することが
できます。日本語で履修したコア科目を、再度英語で履修することができる制度も設け
ています。
(本プログラムは日本語のみでの修了も可能です) 日本28% 中国19% 台湾16% タイ8% アメリカ4% フランス4% 韓国3% モンゴル3% インドネシア2% ベトナム2% その他11% インド/マレーシア/スリランカ/ウズベキスタン/ ニュージーランド/カナダ/メキシコ/ペルー/ バーレーン/イラン/レバノン/サウジアラビア/ ベルギー/ブルガリア/チェコ/ドイツ/スウェーデン2016
年度設置ゼミ
(予定)
入学後に選択します。 ● 事業戦略と総合経営 相葉宏二教授 ● 経営戦略と産業進化 淺羽茂教授 ● 組織と情報 平野雅章教授 ● アントレプレヌールシップと 起業家的リーダーシップ 東出浩教教授 ● 企業のグローバル化と ビジネスリーダーシップ 大滝令嗣教授 ● 組織行動 竹内規彦准教授 ● マーケティング戦略 永井猛教授 ● マーケティング・マネジメント 木村達也教授 ● マーケティングと新市場創造 川上智子教授 ● デザイン&ブランド・イノベーション 長沢伸也教授 ● フロンティアの経営学 入山章栄准教授 ● マネジリアル・エコノミクス 眞野芳樹教授 ● 日本企業の戦略と管理会計 清水信匡教授 ● 企業価値 西山茂教授深い知識と国際的センスを備えた
新リーダーを育成
これからのビジネス界では、日本という国だけを注視する
狭い意識は通用しません。
全日制グローバルプログラムでは
日々さまざまな形で
「世界」と接することを通し、
豊かな国際性、世界で通用する実践力を高めていきます。
視線の先には
「世界」
が。
グローバル時代のビジネスリーダーへと
大きく成長する二年間の充実したプログラム
皆さまのキャリアを考えた時に、今後数十年で起こる変化を予想で きますか。最近の変化ばかりにとらわれず、大きな流れを見ると、 今後アジアにおける経済は、急速に現在はまだ発展中の国へと傾 斜していきます。日本の社会も変わり、日本企業も否応なく変化を 先取りし変身していかねばなりません。同時に日本のビジネスリー ダーも世界を理解し、高い視点を持った人材となる必要がありま す。全日制グローバルプログラムは、皆さまの長期的なキャリア目 標のために、二年間職務を離れ、自分の能力の基盤を拡大できる 充実したプログラムと、各国からの学生との交流機会、交換留学の 機会などを用意しています。相葉 宏二
教授
東京大学法学部卒業、ハーバード大学経営大学院修了(MBA)。ボストンコンサルティンググループなどを経て現職。西友、DI の社外取締役などを経て、現在日本 CFO 協会顧問、DI 非常勤監査役。予 約型(入学前)給付奨 学 金
(出願時に申請し、合格発表時に採用が内定する奨学金です。) 仕事から離れて学ぶ学生のために、全日制グローバルには、特別に予約型(入学前)給付奨学金を設けています。 *1 外国籍の方で在留資格が「永住者」「定住者」「日本人(永住者)の配偶者、子」も対象となります。 *2 奨学金名称、金額については、昨年の実績を記載しています。 奨学金名 種別 奨学金額 出願資格 専門職奨学金 給付 入学初年度学費全額 全日制グローバル志願者で、かつ、日本人等英語スコア(TOEIC800点以上) *1 私費外国人留学生授業料減免奨学金 給付 年間授業料の50%相当額を減免(単年度) 私費外国人留学生(入学後に在留資格「留学」を取得予定の方) 渡日前入試予約採用給付奨学金 給付 ( 2年目進級時継続判定あり)年額50万円、または100万円 (入学後に在留資格「留学」を取得予定の方)渡日を要さない入試に国外から出願した私費外国人留学生早 稲田
- ESCP
ダブル ディグリー制 度
WBS(英語/日本語)1年 ESCP(英語 )1年 ESCPヨーロッパ・ビジネススクールは、旧パリ高等商業学校を母体とし、その歴史は19世紀 初頭までさかのぼる、世界でも古い歴史を持つビジネススクールです。商業系グランゼコール・ トップ3の一つであり、マルチキャンパス・ビジネススクールの最初のモデルとして、ヨーロッ パ5都市(パリ・ロンドン・ベルリン・トリノ・マドリード)で開校しています。 学生の出身国は約90か国、提携校も世界44か国約100大学に及び、留学生比率が約40%と非 常に高いのも特長。また、海外のトップスクール約30校とダブルディグリー協定を締結し、EQUIS、AMBA、AACSBの3つの国際認証を受けている、数少ない学校の一つです。 早稲田大学ビジネススクールで1年間の学びを終えた後、パリの中心地に位置するキャンパス でさらに1年間学びます。所定の修了要件を満たした学生には二つの学位が授与されます。
東京とパリ 二つの都市で学び、二つの学位を取得
ESCPヨーロッパ・ビジネススクール
Ecole Supérieure de Commerce de Paris
選 考→学 籍登 録→入学・留学→ 修 了・学 位 取 得
(モデルケース) 1年目 2年目 9月 4月 9月 4月 本制度に出願・選考* 1学期目 2学期目 (学籍登録) 3学期目 4学期目 (入学前) 早稲田大学・ESCP に登録 ESCP(選択科目を中心に履修) 早稲田大学(主にコア科目を履修)↓
フランスへ * 本制度は、WBS 合格後に応募するものです。 早稲田 ESCP 修了 2つの学位を取得 選考 早稲田大学ビジネススクール入学予定者等の中か ら、学内選考を経てESCPへの推薦者が決まりま す。その後、両校から選出された委員で構成され る選考委員会により、本属校での成績評価(または Master入学時の成績)、インタビューの評点等に 基づいて選考が行われます。 費用 参加学生は早稲田大学に正規学費を支払うこと で、ESCPでの授業料は免除されます。 ※留学先での生活費や住居費、渡航にかかる費用、保険料、 ESCP学籍登録料、早稲田大学ダブルディグリー登録料 等は、参加学生の自己負担となります。 奨学金 ダブルディグリー取得を目指す学生を対象とした 給付奨学金制度があります。詳細はP.18をご確 認ください。 取得学位名● 早稲田大学経営管理修士(専門職)(Master of Business Administration, Waseda University)
● Master in Management Grande École, ESCP Europe
全 日 制 グ ロ ー バ ル
岡田 才香
2015 年 4 月 全日制グローバルプログラム入学(事業承継者入試にて) 私は早稲田大学政治経済学部を卒業後、新卒で「 事業承 継者」としてWBSに入学しました。将来、家業を承継する にあたり、会社をどのように発展・継続させていくべきか、 という課題の解決策を求めて入学しました。私の実家は、 徳島県で「 和三盆糖 」というお砂糖を製造・販売する老舗 の小さな家族経営の会社です。WBSではそのようなファ ミリービジネスについて学ぶ授業も充実しており、変化の 激しい社会の中で、家族経営の会社がどのように持続的 に進化していくべきかという課題を、体系的に、そして非 常に実践的に学ぶことができました。 私自身は卒業後、社会人としての経験を積んだ後、家業を 承継する予定です。WBSでの学びは、事業承継者にとっ て、会社経営との向き合い方、そして人生の歩み方に対し ても指針を与えてくれるものだと思います。WBS
は事業承継者の私に会社経営との向き合い方、人生の歩み方の指針を与えてくれた場所
Student'sVoice
WASEDA BUSINESS SCHOOL
必修コア科目
マーケティング、ファイナンス、財務会計、人材・組織、経営戦略、総合経営、グローバル経営選択必修コア科目
企業データ分析、企業の経済学、技術・オペレーションのマネジメント、管理会計、アントレプレヌールシップ選択科目
総合経営系
会社法、競争戦略のフロンティア、コンサルティング実践、マネジメント・ゲーム ほかマーケティング系
マーケティング&グランド・マネジメント、マーケティング・リサーチ、生産財マーケティング、消費者行動論、マーケティング戦略 ほか人材・組織系
戦略的人材組織マネジメント、組織デザイン、ビジネス・リーダーシップ、グローバル・ビジネス・リーダーの育成と活用 ほかアントレプレヌールシップ系
上場制度とリスク管理経営、ビジネスのためのクリエイティブ・プロセスと倫理、ファミリービジネスの経営 ほかグローバルビジネス系
グローバルM&Aのマネジメント、グローバルビジネス理論、グローバルビジネスのマネジメントアカウンティング系
M&A戦略、ファイナンス経営管理、金融ビジネスの会計、マネジメント・コントロール ほかファイナンス系
金融機関マネジメント、クレジットリスク、計量経済学、コーポレート・ファイナンス、デリバティブ ほか技術経営系
IT戦略マネジメント、デジタル時代の事業革新、経営システムと新規事業創造、新製品開発マネジメント ほか研究技法・思考法系
ケースメソッド論、マネジリアル・エコノミクス、意思決定の経済性分析 ほか日英科目
マネジメント・ディレンマ:日本語と英語によるケース討議、ファミリービジネスの経営A:理論からファミリービジネスプランへ ほか海外開講科目
Organizational Strategy of Japanese Companies in Asia, Financing for Life Science Businesses
※ 全ての科目は2 単位です。 2年以上在学して50単位以上を修得し、演習および研究指導を経て専門職学位論文を執筆します。論文審査および試験 に合格し、かつ総合成績が所定の水準に達している者に対して、「経営管理修士(専門職)」の学位が授与されます。 なお、全日制グローバルでは修了要件とは別に、「 言語科目 」の履修を推奨します。言語科目は、8単位以上の履修を目 標としますが、修了要件単位数に算入されません。主に日本語で履修する学生はグローバルエデュケーションセンター の英語科目を、主に英語で履修する学生は日本語教育研究センターの日本語科目を履修します。WBSの他言語コア科 目(4月入学生は英語、9月入学生は日本語)を言語科目として履修することも可能です。この場合、成績はPass/Failで の評価となります。 必修コア科目 選択必修コア科目 選択科目 専門研究 計 言語科目(推奨) 日英科目または 海外開講科目 一般選択科目 演習 研究指導 学位論文専門職 14 6 ∼ 6 ∼ 8 ∼ 8 合格 4 50 8 ※ 早稲田大学内の他研究科や海外も含めた他大学院等に設置されている科目の単位は、審査の上、修了必要単位に算入できる場合があります。 ※ 「研究指導」は単位付与はありませんが、所定の指導を受け合格する必要があります。「研究指導」は2 年次以降配当となります。
修了要 件
科目紹介
(
2016
年度予定)
人事総務の仕事に携わる中で徐々に経営全般への関心が高まり、
30
歳 を目前にしたタイミングで新しいことに挑戦したいと考え、会社を辞め て学業に専念することを決意しました。WBS は教授陣が非常に魅力的 なことに加え、海外での学びの機会が豊富にあることも決め手になりま した。 実際に入学してみると、留学生が半数以上を占める全日制グローバル の学びの環境は、想像していた以上に刺激的です。講義では、ディスカッ ションを通して視野を広げながら理解を深めることができ、応用力や実 践力が身についている実感があります。特に打ち込んでいるのはオッ クスフォード大学との双方向オンライン授業「GOTOワークショップ」。 今学期は水資源問題がテーマとなっていて、国境を超えたスケールの大 きな学びにやりがいを感じています。周りの留学生との交流を深めよう と、早稲田大学の全学オープン科目を利用して中国語の勉強も始めまし た。 WBS への出願時に専門職奨学金に申請しましたが、受給できるとは 思ってもみなかったため、合格通知とともに奨学金の採用通知を受け取 った時は感激しました。今後、海外研修や留学に積極的に挑戦する後押 しになります。奨学金の申請自体は非常に手軽なので、全日制グローバ ルを志望する方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。 WBS への入学を決めた理由の一つは、卒業生である父から、在学時 の人脈が今でも活きているという話を聞いたことでした。参加した学 校説明会で大滝令嗣教授の模擬講義に引き込まれ、大滝教授のゼミが 設置されている全日制グローバルを選びました。 幸いにも希望が叶い大滝教授のゼミで学び始めましたが、留学生の 比率がほかのゼミよりも高く、講義も英語で行われるグローバルな環 境に最初は圧倒されました。母国でファミリービジネスを継ぐために 学んでいる留学生も多く、彼らの勉学に対する貪欲さや視野の広さに 刺激を受けました。ゼミ長として、国籍も価値観も多様な学生をまとめ る役目を務め、度胸がつくとともに、日本人同士の「暗黙の了解」は通用 しないと気付けたことも、振り返ればとても良い経験になりました。 専門職学位論文で空き家を活用したビジネスについて研究を進める 中で、留学生も含めたゼミ仲間4
人でビジネスの立ち上げを構想するよ うになりました。迷いもありましたが、今を逃せばこれだけの好機は二 度とないと考えて、起業を決意。外国人旅行者向けの宿泊施設の開設に 向けて、修了後から本格的に事業に着手しました。WBS での2
年間を 通して、リスクを取ってでも挑戦することの価値を学んだからこそ、新 たなビジネスを自ら切りひらいていく決断を下せたのだと感じていま す。海外留学にも匹敵する
グローバルな環境に身を置き
視野の広がりを実感
国際性に富んだ学びの環境で
知識とリーダーシップを培い
仲間との起業を決意
在学生
杉村
宏之
さん
2015年4月入学 2008年早稲田大学政治経済学部を卒業し、総合部品メー カーの千代田インテグレ株式会社に入社。総務部総務課で人 事給与制度の運用・構築や、規程・稟議管理などに携わる。退 職後の2015年4月からWBS の全日制グローバルに在学中。 同年から新設された予約型給付奨学金「商学研究科専門職奨 学金」の受給1期生。修了生
石井
里奈
さん
2015年3月修了 2011年成城大学社会イノベーション学部卒業。三菱電機ビ ルテクノサービス株式会社に入社し営業一般事務に従事。退 職後の2013年4月からWBS の全日制グローバルで学ぶ。在 学中の2014年11月にゼミ仲間4人で株式会社WEINS(ウイ ンズ)を立ち上げ、修了後に本格的にビジネスをスタート。空 き家を活用した外国人向け宿泊施設の開設を目指す。 全 日 制 グ ロ ー バ ルシンガポールと東京で学び、
MBA
をダブル取得
早稲田-ナンヤンダブルMBA
アジアのビジネス拠点であるシンガポールと東京で学び、国際派ビジネスパーソンとし
ての能力アップを狙う
14
か月間のプログラムです。国際感覚を備える人材の持つ素
養をさらにブラッシュアップし、自立したグローバルリーダーへと育成していくことが目
的です。
大きな特徴は、ダブル
MBA
プログラムとして、ナンヤン・早稲田両校の学位を取得で
きる点。すべての授業が英語で行われ、コア科目は主にシンガポール国立ナンヤン理
工大学
(NTU)
のビジネススクールで、専門科目は主に
WBS
で提供されます。また、
14
か月のうち
1
学期間(
5
か月)は東京滞在期間とし、その間にゼミを実施。その成果は、
研究論文としてまとめることが求められます。シンガポールは、アジアにおいて「 貿易 」
「
IT
」「金融」「バイオ」などの中心的機能を集積し、
「総合的なビジネスのハブ」を実現
しています。アジア経済の中心の一つとなったシンガポールで学習することで、アジア
でのビジネスネットワークの獲得も期待できます。
【入学選考について】
本プログラムは早稲田・ナンヤン共同で入学選考を実施します。出願資格や必要書類
等の詳細はウェブページ
(www.waseda.jp/wbs/ntu/)
にて確認してください。なお、
出願期間は
10
月∼
3
月です。
カリキュラム
講義内容は変更されることがあります。としての能力を最大限に伸ばす
ダブルディグリープログラム
日本とシンガポール、二つのトップビジネススクールが
パートナーシップを組むことで実現したプログラム。
WBS
とシンガポール国立ナンヤン理工大学ビジネススクールで
学び、両校の
MBA
学位を取得することができます。
国際派ビジネスパーソン
1.
アジアトップクラスのナンヤン・ビジネススクール
2.
世界の学生とのネットワーク
3.
ビジネスと直結した実践的カリキュラム
履修場所 講義内容 学期 ナンヤン 理工大学 モジュール コア科目 (7月末1学期 -10月) コア科目 2学期 (11-2月) 必修科目 専門科目 早稲田大学 ゼミ 専門科目 (34-8学期月) MBA世界トップ100 (Financial Times 2014) ナンヤンビジネススクール第
38
位
国別国際競争力ランキング シンガポール第
3
位
IMD(国際経営開発研究所)2014年Program
早 稲 田 - ナ ン ヤ ン ダ ブ ル M B A 英語14
か月3
つの特色
予 約 型( 入学前)給付奨 学 金
(出願時に申請し、合格発表時に採用が内定する奨学金です。)ダブルディグリー
*1取得をめざす
日本人学生を対象とした奨学金制度です。
*1 早 稲 田-ナンヤンダ ブルMBAプ ログラム、及び 早 稲 田 -ESCPダブルディグリー制度 *2 外国籍の方で在留資格が「永住者」「定住者」「日本人(永住 者)の配偶者、子」も対象になります。 奨学金額 受給資格 200万円 (単年度) ダブルディグリープログラム志願者で、かつ、日本人等*2 専門職奨学金 奨学金名 種別 給付 2015年度実績Mon Tue Wed Thu Fri Sat Sun