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Annulo-aortic Ectasia : その病態と外科治療について

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Academic year: 2021

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50 としては加令に伴ない左室肥大所見に加えて,ST・T の変化が目立ち,電気抽は右に傾く傾向にあった.不整 脈としては心房動が22才,44才,66才,68才,の4例に 認められた, 7,同胞にみられた先天性,両側性梼尺骨癒合症につ いて (第二病院整形外科) ○石上 宮子・大野 博子・菅原 幸子 先天性椀尺骨癒合症の中で,一家系に2人以上みた報 告は比較的まれである. 今回,われわれは同胞2例にみられた先天性両側性挽 尺骨癒合症を経験したので報告する. 症例は12才男子,10才女子の兄妹であり,日常生活に 不自由がなかったので,この疾患に対しての治療は受け ておらず,兄が両手打撲にて来院した時に発見したもの である・両症例とも,両側前腕の回内外運動が不能であ る以外は,肩・肘・手関節の運動は正常である.兄はそ の他の疾患を有しないが,妹は動脈管開存症・心房中隔 欠損症・口蓋破裂を合併している. 従来,この疾患の報告は治療に関してのものが多く, 遺伝,染色体についての検討はいまだ充分ではない.わ れわれの症例は日常正野に不自由を感じないため,手術 はしなかったが,染色体および家系の検索を行なったの で,この点に関して文献的考察を加えて報告した. 8.〔症例検討会〕喘息死 (司会)笠井和教授 追って全文を本誌に掲載する, 9.〔綜説〕A皿ulo層aordc Ectas董a 一その病態と外科治療について一 (心研外科)橋本 明政 特発性嚢胞性中膜壊死を基盤とし,上行大動脈の根部 を含む動脈瘤化を来たし,同時に大動脈弁輪の拡大を伴 い,しばしば大動脈弁閉鎖不全を合併する疾患を,Ellis らはAnnulo−aortic Ectasiaと命名した.この疾患に は,Marfan症候群のStigmataを伴う場合とそうでな い場合とがあり,比較的稀なものとされながらも,すで に心研では内科治療例10例以上,外科治療を行なったも のでも18例あり,年内数例は入院例のある疾患である. この疾患に関しては,すでにその臨床豫と病理につい て報告してあるが,臨床的には比較的永い間症状もあま りなく経過していながら,していながら,一たん病状が 悪化してくるとその進行は早く,心不全で死亡するか, また遇経過中に上行大動脈瘤破裂で死亡する.このよう に,一たん病状が悪化すると予後は極めて悪いため,そ の外科治療についてはかなり以前から種々研究されてき たが,上行大動脈と大動脈弁とを同時に置換するという 困難な手術のため,はじめは手術死亡率も高く,よって その手技に関しては種々に変遷を経てきており,最近に なって心臓外科,なかんづく大動脈弁置換術の成績が良 好となるのと平行して,技術的にも種々の改善がなさ れ,今やAImulo・aortic Ectasia lこ対する手術成績と術 後予後は,一般の大動脈弁置換と同程度になってきた. ここでは,われわれの経験したAnnulo−aortic Ectasia の症例をもとに,その病態および外科治療について述 べ,特にその外科治療については,欧米における手術手 技の変遷を概説しつつわれわれの経験を述べる.そして 最近の改善された手技(Senta11法)によりわれわれの 手術例では7例中死亡は最初の1例のみで,後の6例は すべて生存し,術後経過も極めて良好という成績をあげ ており,その成績向上の誘因についても考察を行なっ た.

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