鉄鋼業における熟練・技能の特質と継承問題(下)
著者
十名 直喜
雑誌名
名古屋学院大学論集 社会科学篇
巻
31
号
2
ページ
73-127
発行年
1994-10-31
URL
http://doi.org/10.15012/00000789
Copyright (c) 1994 十名直喜名古屋学院大学論集 社会科学篇 第 31巻 第 2号 (1994.10) 73
鉄鋼業 におけ る熟練・技能の特質 と継承問題
(下
)十
名
直
喜
1. 1ま しν)に2.熟
練・ 技能問題への基本的視角 (1)「熟練」,「技能」概念 をめ ぐって (2)熟練の歴史的変化 (3)熟練・ 技能の現代的特質 と継承問題 (4)鉄鋼業 における熟練・ 技能分析 に向 けて3.鉄
鋼業 における熟練・ 技能の特質 と歴史的変化 (1)鉄鋼生産プ ロセスの特徴 (2)鉄鋼業 における作業労働 の歴 史的特質 (3)鉄鋼業 における熟練・ 技能の歴史的変化(以
上,前
号)4.鉄
鋼業 における熟練技能の現代的特質 と継承問題 (以下,本
号) (1)鉄鋼業 とオー トメー シ ョン (2)鉄鋼業 における熟練 問題 の今 日的位置 (3)鉄鋼生産プ ロセスにおける熟練の現代的形態 (4)鉄鋼業 にみ る「 システム的熟練」 とその特質 5。 お わ り に4.鉄
鋼業 における熟練技能の現代的特質 と継承問題
(1)鉄
鋼業 とオー トメーシ ョン ① オー トメーシ ョン化か らみた鉄鋼生産 プ ロセスの特徴 鉄鋼業 は装置産業 といわれ るように,上
工程 においては装置的工業の特性 を もつ製銑一製鋼工程 か らな り,下工程 は機械的工業 の特性 を もつ圧延工程 か らなっている。 さらに,上
工程 は動力工業 としての特性 を持 ってお り,こ
れ らの複合的な工程 を有機的に統合す る生産プ ロセスである。 このため,複
74 名古屋学院大学論集 雑 なプ ロセ ス とな って い る(1)。 こ う した基本 的 な特性 は,具 体 的 に設備面 で次 の ような特徴 を合 わせ もつ。 第一 に
,設
備 単位 が大 きい こ と。 第二 に,連
続 プ ロセ スで な くバ ッチ・ プ ロセ スが 多 い こ と。 第二 に,手
動操 作 が か な り多 い こ と。 またプ ロセ ス 中の物 の流 れの特徴 と しては,次
の4点
が あげ られ る。 一 つ は,原
料 の使 用 が大 量 で あ るこ と。 二 つ は,必
要 エ ネル ギー,水
の使 用料 が大 きい こ と。 三 つ は,物
の流 れが簡 単でない こ と。 四つ は,原
料,製
品 の運搬 量 が大 きい こ と。 次 に,プ
ロセスの状態 につ いての特徴 と して は,プ
ロセス を流 れ る物 の状 態 が 多種 多様 で あ るこ と,高
温 度 におけ る反応,加
工 が 多い こ と,の
2点
が み られ る。 また,鉄
鋼 業 は,注
文生産 方式 が基 本 で あ るため に,生
産管理 に必要 な情 報 量 が 多 い こ と,情
報 の流 れ,生
産管理が複雑 で あ るこ と,
とい ったプ ロセ スの特徴 を もつ。 さ らに,労
働 か らみ る と,次
の3点
の特徴 がみ られ る。 第一 に,熟
練 を要 す る操 業 が 多 い こ と。 第二 に,高
熱 重筋職 場 が 多 い こ と。 第二 に, 3交
替 連 続操業 で あ るこ と。 以上 にみて きた よ うな特 徴 は,い
ずれ もフ レキ シブル な生産 や製 品の コス トダウ ンをはか る うえで困難 な要 素 で あ る。 日本 の鉄鋼 業 を取 り巻 く環境 が 厳 しさを増 してい くなかで,こ
れ らのネ ック を打 開す るこ とが求 め られ,
自 動 化,オ
ー トメー シ ョン化 はそ う した方 向 を進 めてい く柱 の一つ として重要 な位 置 を占めてい る。 しか し,他
方 で は鉄鋼 生産 のプ ロセ スの複雑 さか らみ て,他
産業 にみ られ る連続プ ロセ スで発達 した (閉ル ープ 。フ ィー ドバ ック・ コン トロール を基 (1)野坂 康雄編『鉄鋼 業 の コ ン ピュー タ・ コン トロール 』産業 図書株式会 社 ペ ー ジ。 1970年18∼ 19鉄鋼業 における熟練・ 技能の特質 と継承問題 (下) 75 本 とす る
)一
連の制御技術のみでは,
とうていその 目的 を達成す ることはで きない という制約 を抱 えて もいた。 さらに,
日本の鉄鋼生産の様式 は大幅な変化の連続で もあった。設備の大 型化 。巨大化が進め られ,工
程 の連続化 。高速化が追求 され,生
産管理の徹 底が図 られ るとともに省力化 。無人化が推進 されて きたのである。 こうした条件のなかで,
日本の鉄鋼業 におけるオー トメーシ ョン化の 目標 は,大
型設備の生産性向上,品
質管理の強化,生
産管理の合理化お よび省力 化,さ
らには生産のフレキシブル化,無
人化 におかれて きた。 ② 鉄鋼業 におけるオー トメーシ ョン化 の推移 戦 後 日本 にお け る鉄鋼技 術 の飛躍 的 な発展 は,鉄
鋼 製 造技 術 自体 の発展 に よる ところは もちろんで あ るが,多
くの周辺技術 が果 た した役割 を見落 と し て はな らない。 なかで も,計
測技術,制
御技 術,
自動機械技 術,デ
ー タ処理 技 術 な ど,各種 の要 素技 術 の進 歩 と,これ らの技術 を組 み合 わせ たオー トメー シ ョン化技術 の発展 に よって支 え られて きた ところが きわめて大 きい。 なか で も,コ
ンピュータの 出現 は,鉄
鋼 生産プ ロセ スの オ ー トメー シ ョン化 を一 変 させ る とと もに,操
業技術,管
理技術 な どに も大 きなイ ンパ ク トを与 えて きた(2)。 戦 後復興期 にあた る1950年
代 前 半 には,パ
ンチカー ド・システムが導 入 さ れ,賃
金 計算や生産実績集計 な ど単純計算業務 に活用 され は じめ た。しか し, 日本 の鉄鋼業 に本格 的 な汎用 コンピュー タが導 入 され たの は1961年
で,米 国 よ り数年遅 れてス ター トし,管
理・ 補助部 門での利 用拡大 と同時 に製造プ ロ セ スの 自動制御 に も制御 用 コンピュー タの利 用が開始 され た。1960年
代後 半 に入 リオ ンライ ン技術 の実用化 が可能 とな りは じめた頃,新
鋭 製鉄所 の建 設 が本格化 し,製
鉄 技術 の大型化 。高速化 。連続化 に伴 ってオ ンライ ン技術, プ ロセ ス コン ピュー タ技術 が全面 的 に採 用 され は じめ,コ
ン ピュー タの利 用 は鉄鋼 設備の円滑 な操 業 に必要 欠 くべ か らざる もの となって い く。また,1970 (2)鉄鋼新聞 1982年6月 24日 付 け。76 名古屋学院大学論集 年代 前 半 には
,汎
用 コ ン ピュー タ に よる生産計 画・ 推 捗 管 理 と,制
御 用 コ ン ピュー タに よる各製造プ ロセスの 自動制御 が有機 的 に結合 され,受
注一 生産 ― 出荷 を一貫 して管 理 す るハ イア ラー キ・ シス テムが確 立 され た(3)。1973年
の石 油危機 を契機 に低 成長時代 を迎 えて,シ
ス テム に対 す る鉄鋼 各 社 の要請 も,そ
れ までの増産基調 の ものか ら,減
量経 営 「合理化」の一環 と しての ものへ とシフ トす る。す なわ ち,省
力化・ 省 エ ネル ギー化 。歩留 向上 な どの コス ト削減や 品質 向上,さ
らには需要産業 のニーズの変化 (多様 化, 高級化,
ジャス ト・ イ ン・ タイム化 等)へ
の対応へ と大 き く変化 した。 こ う したニ ー ズ に対応す るため に,(連
続鋳 造化 の進 展 な どにみ られ る)工 程 の連 続 化,各
種 省 エネル ギー技 術の開発 お よび導 入,各
プ ロセ スの コ ン ピュー タ 化 の進 展 が行 われ た。従 来 のオー トメー シ ョンが,個
別生産 設備の最 適化 を 狙 った もので あ ったの に対 して,エ
ネル ギー・ 資源 を介 して,複
数工程 の総 合最 適 化 を実現 す るこ とが最 大 の課題 とな ったの で あ る。 この ように生産制 御 と物流 ご との,個
々の工程 にお け る操業情報・管理の集約 。最 適化 を図 り, 上 記 のニ ーズに応 えてい く手段 と して,オ
ー トメー シ ョンが大 き くクローズ ア ップ され るに至 った。 鉄鋼業 のオー トメー シ ョンは,経
営計 画,事
務 管理分 野の ビジネス・ オー トメー シ ョン,生
産 設備 の 自動運転,操
業 の 自動化 分 野 のプ ロセ ス・ オー ト メー シ ョン,人
の手作業 の機械 化分 野の メカニ カル・ オー トメー シ ョン,の
3つ
に大別で きる。鉄鋼業 において は,製
品 が 重量物 で あ り,生
産速 度 が著 し く高速 で あ るこ とな どに よ り,各
プ ロセ スの主要生産設備 は専用の 自動機 械 と して発達 し,そ
れ らの設備 を操業 す る 自動化技術 の主役 はプ ロセス・ コ ン ピュー タで あ る。 石 油危機 を契機 に,一
方 で は ビジネス・オー トメー シ ョン分 野 とプ ロセ ス・ オー トメー シ ョン分野が トー タル化 されて,生
産 オー トメー シ ョン・ シス テ ムが形成 され,
また他方で は,プ
ロセス・ オー トメー シ ョン分 野 とメカニ カ (3)「特集・鉄鋼業 とコンピュー タ」『鉄鋼界』 日本鉄鋼連盟 鋼界報』No.1151 1978年 10月 1日付 け。 1984年9月 号,および『鉄鉄鋼業 における熟練 。技能の特質 と継承問題 (下) 77 ル・ オー トメーシ ョン分野が結合 した設備の運転・操作の 自動化 システムヘ と
,
より広 いオー トメーシ ョン・ レベルに統合化 され る道 を歩んで きた。 さ らに,1980年
代 に至 って,工
程の連続化・直行化の技術が実操業の段階に到 達 したのに伴 い,こ
の3分
野が有機的に統合 され,一
体化 されたオー トメー シ ョンヘ と発展 して きている(4)。1980年
代後半以降における円高の急激 な進行 は,日本鉄鋼業の国際競争力 を根底か ら揺 るが し,抜
本的な削減 を図 ることを必須の課題 とす るに至 って いる。 さらに,産
業社会のニーズの多様化・ 高級化 に対応す るために も,多
品種の製品を迅速 に生産す る効率的な生産体制 を確立す る必要が強 まってい る。 こうした課題 に対 し,「生産プ ロセスのFMS(フ
レキシブル・マニ ュファ クチュア リング・ システム)化
」 という方向が打 ち出 され,工
程の直結化・ 簡略化 とともに,「AI(人
工知能)を
本格的 に導入す る」こ とが提起 され るに 至 っている(5)。(2)鉄
鋼業 における熟練問題の今 日的位置 『鉄鋼業AI時
代』(通産省)は,「AIに
よる生産プ ロセスのFMS化
」をと りあげている(6)。 鉄鋼製造プ ロセスにおけるFMS化
の狙 いは,熟
練者 に頼 ら ず徹底 した省力化 に基づ く人的資源への柔軟性,多
品種少量生産への対応, 量 。質・時間的な面での生産な らびに需要 に対応 した柔軟性 の確保,に
ある。FMS化
を達成す るためには,AI,セ
ンサ,ロ ボ ッ ト等の要素技術の開発が必 要であ り,ま
たAIを
組み込んだ知能セ ンサや知能 ロボ ッ トが威力 を発揮す ることになる (図 9)。 この ように,「『熟練者 に頼 らないプ ロセス』の志向」 を第一 にとりあげ, それに最大のポイ トンを置いている。いわゆる熟練 。技能の問題 が,「生産プ ロセスのFMS化
」 を進め るうえでの主要なターゲ ッ トとして捉 え られてい る点で注 目され る (表9)。 (4)鉄鋼新聞 同上。 (5)通産省監修 『新世代の鉄鋼業に向けて』通産資料調査会 1987年 130∼133ペ ージ。 (6)通産省監修 『鉄鋼業AI時代」産業新聞社 1989年。FMS X′
78 名古屋学院大学論集 セ ン サ `ヽ 、 ロ ボ ッ ト ′′ 知能 セ ンサ 知能 ロボ ツト AI 図9 出所FMSと
Al, ロポ ッ ト,セ
ンサ な どの要素技術 通産省監修 『鉄鋼業AI時代』産業新聞社 1987年 表9 FMS化
の対 象 と狙 い 対 象 狙 い 人①
熟練者に頼らないプロセス
②
徹底した省力
ヨ 彗①
ロットの大量←→少量への迅速な対応
②
在庫量の減少
品 種①
多品種の造り分け
(設備面
,操
業面
) 顧 客ニーズ ヘ の対応①
品質ニーズの保証
②
リー ドタイム短縮
③
ジャス トインタイム納入
出所:通産省監修 前掲書 生産プ ロセスにおける種 々の情報 を収集 した り,計算 し,整理す る等 といっ た定型的な処理 に関わる機能に とどまらずに,次の指摘 に もみ られ るように, 複雑 な情報 を解析 し,判
断 し,適
切 な対応 をはか るといった熟練作業 に代替 す る高度な知的領域 にまでオー トメーシ ョン化の領城が広が って きているの が今 日の特徴である。 「熟練者依存か ら脱却す るにあたっては,エキスパ ー トシステムやファジー 制御 に見 られ るように,AIが
文字 どお り人間の頭脳の働 きをす るため もっ と鉄鋼業における熟練・技能の特質と継承問題 (下
) 79
も寄与度が大 き く,無
人化,省
力化 につ いて も知 能 セ ンサや ロボ ッ トを合 め て寄与 は大 きぃ(7)」 一般 的 にみて,技
術 革新 に よ り機 械 化 と自動 化 が進 展す るに伴 い,作
業 者 の熟練 は機械体 系 お よび管理 システム と移転 されてい く。 こ う して,1日 来 の 熟練 は解体 す る とと もに,新
しい技術体系 に対応 した新 しい熟練・ 技 能 の出 現 を促 す。 この よ うな熟練・ 技 能 の形 成 。解体 のサ イクル は,短
期 化 す る傾 向 を もつ。熟練・ 技 能 は平 準化 して習熟期 間が短縮 され て い くの で あ る。 そ れ は,第
3章
で も述べ て きた ように,鉄
鋼 業 にお け る技 術革新 とそれ に伴 う 熟練・ 技 能 の変化 のプ ロセ ス に も顕著 に見 られ た。 ところで,自
動化,オ
ー トメー シ ョン化が高度 に進 んだ今 日,鉄
鋼 業 にお いて熟練 。技 能が どの ように残存 し,い
か な る役割 を果 た してい るか とい う 興 味深 いテーマ につ いての実態調 査 結果 が最 近 ま とめ られ て い る。『人 にや さ しい製鉄技術 に関す る調査研究報 告書一 技術・ 技 能の伝承 に必要性 につ いて 一 』(日本鉄鋼 連盟)が
,そ
れ で あ る(8)。 各鉄鋼 メーカーヘ の ア ンケー ト調査結果 で は,各
工程 の 中心 的 な部分 での 熟練 作 業へ の評価 は高 く,今
後 の 自動化 の可能性,あ
るい は 自動化 に よる熟 練 作業 の解 消 の可 能性 に対 して は否 定的 な見解 が 多 く見 られ る。 また,熟
練 作業 が残 存 して い る理 由 と して,ア
ンケー ト結果 は,マ
ニ ュアル化不足,熟
練作業代替機 器 の未 開発,経
済性,の
3点
をあげて い る(9)。 第一 の理 由で あ る「マニ ュアル化 不足 」 につ いて は,今
日にお いて もなお 定量 化 。標 準 化 が不十 分 な ため に経 験 で対 応 して い る もので あ り,高
炉 出銑 作業,石
炭 配合作業,転
炉精 練 作業 等,が
あげ られ て い る。 第二 の理 由で あ る「熟練作 業代 替機 器 の未 開発 」 は,作
業 内容 の 定量 化 は で きて い る ものの,自
動化 す るには機 器 が不十 分,あ
るいは未 開発 で あ り, しか も技 能習得 が簡 単で はない もの であ る。 それ は,疵
検 出,精
錬 時 の成分 (7)同上15ペ
ー ジ。 (8)日本鉄鋼連盟 『人にや さ しい鉄鋼技術 に関す る調査研究報告一技術 。技能の伝承の必 要性― 』財団法 人 機械振興協会経済研究所 1993年。 (9)同上 95∼ 96ペー ジ。80 名古屋学院大学論集 な どの定量化等,「 代替 すべ きキー・テ クノ ロジーの未開発」に よるケース と, 加熱 炉操 炉作業
,分
解圧 延作業等,「 マニ ュアル作業 の方が作業 効率が高 い」 ケー ス に分 け られ る。 第二 の理 由で あ る「経済性 」 は,熟
練作業 代替 の ための 自動 化 設備投 資額 が大 き く経済性 が見合 わ ないためで あ る。 こ う した結果 か らみて,こ
れ までの 自動化 に よって,比
較 的 容 易 な部分 に つ いて はほぼ完 了 し,現
在 で は省 力化投 資額 の高 い ものや,
自動化の ための 技 術 開発 が未完 了な ものが残 って い るこ とが うかがわれ る。 これ まで見 て きた ように,鉄
鋼 プ ロセ ス は さまざ まな要 素技術 が総合化 し た もので構 成 され,複
雑 なプ ロセ ス と微 妙 な操 業 条件 の設 定 を うま く制御 し て きた。 しか し,こ
の ような システム化の進 んだプ ロセスで も,厳
しい要求 精 度や 変更 要求 に迅速 に応 え るため には要所要所 で は人間の判断す なわ ち工 程 ・操 業担 当者 の経験 に よる高度 な熟練 。技 能 に依 存 してい るの も現 実で あ る。 しか も,こ
の ような熟練者 の もつ専門 ノウハ ウは,既
存 の シス テム にす べ て を うま くのせ るこ とが技術 的,経
済 的 に困難 な場 合 が少 な くな い。 ア ン ケー ト調査結果 で は,現
在 の熟練作業 は今後 とも,伝
承 して いか な けれ ば な らない とい う意見が極 めて強 く,鉄
鋼 業 にお け る熟練作業へ の依 存度の高 い こ とが示 されてい る。 鉄鋼業 を取 り巻 く環境 の著 しい変化 は,頻
繁 な操 業条件 の変更 や大 幅 な省 力化・ コス トダウ ン等 で,既
存 の シス テム に対 して柔軟性 をます ます強 く要 求 して きてお り,熟
練 作業 の問題 が それ らの環 をなす問題 と して捉 え られ て い る。(3)鉄
鋼生産プロセスにおける熟練の現代的形態
①
製銑工程
【
原料処理工程】
鉄鋼業の作業現場は
,機
械化
,
自動化の進んだ今 日で もなお他の産業 と比
較 し
,高
温
,粉
塵
,重
筋職場の代表 といわれているが
,製
銑工程
(原料処理
,コークス
,焼
結
,高
炉
)は
その中で も典型的な
,い
わゆる「
3K職
場」が多
鉄鋼業 における熟練 。技能の特質 と継承問題 (下) 81 い。 このため
,今
後予想 され る高年齢化や若年層の減少 。価値観の変化 に対 応すべ く,作
業の機械化や 自動化,作
業形態の見直 しなどが進め られて きた。 製鉄所の玄関 口にあたる原料処理工程 は,高
熱作業 こそない ものの,屋
外 作業が多 く,ま
た作業範囲が広 いのが特徴である。その工程 は,数
百本のベ ル トコンベア と数十機 の移動機械が有機的に結びついて操業 されている。 こ れ らの輸送 ラインの運転操作の 自動化 。無人化は,近
年,積
極的 に推進 され て きた。そ うした対策 により,運
転要員 を半減 した事例が報告 されている。 一方,高
炉,焼
結,コ
ーコスの各工程へ長期 に安定 した品質の原料 を供給 す るための配合計画,ヤ
ー ド運用計画な どといった計画業務 には,AIが
適用 され システム化が図 られている。 これにより,こ
れ まで熟練オペ レータに依 存 して きた作業の高位標準化,迅
速化が進め られ るとともにベル トコンベア や移動機械の最適運転化が図 られ,原
料処理作業全体の効率ア ップが行われ た(10)。 しか しなが ら,計
画立案や故障 。突発対応時の処理 には今後 とも熟練が必 要 とされ る。すなわち,原
料需給バ ランスでは計画変更時の対応 として,人
の判断業務がな くな らない と見 られている。 また,い
ずれの作業 も機械の突 発・ 故障時 に,原
因を把握 した り,操
業変更 に対す る迅速な判断や処理 を行 なった り,復
帰手順などにおいては,熟
練が必要であ り技能の伝承が必要で あるとしている(H)(表 10)。 【コークスエ程】 高炉用 コー クスは,高
炉操業 において鉄鉱石の還元,熱
源の役割のほか炉 内の通気性維持 といった重要 な役割 を担 ってお り,こ
のために適正な強度 と 粒度が要求 され る。 コークス製造工程 は従来か ら自動化ニーズの高い工程 と され,各
社 とも比較的早期 に自動化 に取 り組み,
とくに炉作業 を中心 に自動 化 を進めて きた。 コークス炉の燃焼管理 は,
コークス品質の安定化 と炉の熱効率向上のため (10 「特 集 。21世紀 の鉄鋼技術」"鉄鋼界』1993年4月 号8∼
10ペー ジ。 01)日本鉄鋼連盟 『人にや さ しい鉄鋼技術 に関す る調査研究報告一 技術・技能の伝承の必 要性― 』36∼37ペー ジ。82 名古屋学院大学論集 表
10
原料処理 の主 な熟練作業 大 分 類 熟 練 必 要 要 素 作 業 自動 化 の 可 能性 作 業 伝 承 の 要 否 可 能 1不可 (社数) 理 由 要 1不要 (社数) 理 由 受 人 払 出 作 業 セ ン ター総 合運 転 突 発 対 応 計 画 変 更 対 応 積 付機 の 位 置 あ わせ 払 出機 の 初 期 の 運 転 ヤ ー ド管 理 人 荷 原料 の 変更・銘 柄・ 品 質 の 変 動 で 判 断 業 務 要 AI等搬 送 ス ケ シ ェー ル の シス テム化,設備 の 信 頼性 ア ′プ,在庫 制 度 ア ップ が で きれ ば 可能性 あ り AI等で″イダンス可能,将 来 自動化 可 現状,在庫管理精度悪 く不 ,F 突 破・ 計 画 変更 時 の 対 応 要 (原因 把 握,復帰 手 順) 原料,需給 バ ラ ンス の 不 備 で,計画 変 更 時 の 対 応 要 破 砕 諦 分 作 業 突 発・ 故 障 対 応 破 砕機 運転 破 砕鉱 石 の品 質管 理 機 会 運 転 は,センター で遠 隔 運 転 可 品 質 の フ ィー ドバ ンク シス テ ム,点検・ 見 回 り作 業 は 不 可 故 障 原 因 を判 断 で きる ソフ トの 開 発要 運 転 に関 しては 自動 イビ斉み ヤー 機械 点検 ド 突 破・ 故障 対 応 異 常診 断 (予防 保 全) 点 検 業 務 の 自動 化 は不 可 予 防 保 全の ガ イ ダ ンス,モ ニ ター は可 マ ニ ュアル化 が 困難 出所:日本鉄鋼連盟 『人にや さ しい製鉄技術 に関す る調査研究報告書―――――技術・ 技能の伝 承の必要性― 』機械振興協会経済研究所 1993年 に重要であるが,膨
大 な数の炉温測定 と火落 (乾留完了点)の
判定が必要で あるため,そ
の管理 に従来 は大変な労力を要 した。 これ らの煩雑 な燃焼管理 を自動化す る技術 は,1973年
に開発 されて以来,現
在ではほ とん どの コーク ス炉 に導入 されてお り,コ
ークス品質の安定化,乾
留熱量の大幅削減,労
力 の低減が可能 となっている(12)。 炉廻 りの移動機械 を運転す る環境 は粉塵・ガス・高温 と悪条件 にあるため, 十数年前か ら無人化運転への指 向が行 なわれて きたが,最
近のセ ンサー技術 や制御 システムの進歩 は,完
全無 人化 に大 きく寄与 している。1992年
度に新 日本製鉄 。大分製鉄所では全移動機 の無人運転 を図 り,約
3分
の1の
要員に なるという大幅な省 力化 を行 なっている (図 10)。 (1) 『鉄鋼 界』1993年4月 号 10∼ 11ペー ジ。鉄鋼業における熟練・技能の特質 と継承問題 (下) 図
10
コー クス炉移動機 の無人化 イ メージ (新日鉄大分) 装炭車 A 押出機 ガイ ド車 無 人 パケット 電車 ンフ ト ンフ ト 83 A B C 転者 者 者 運 業 業 厳 作 作 機 上 下 動 炉 炉 移 人 人 人 シフ ト) ] 出所 :第 146,147回西 山記念技術講座 F製鉄技術の最近の進歩 と将来』 『鉄鋼界』1993年4月 号 より再 引用 こうした自動化のなかで,「石炭の配合」作業 は最 も熟練 を要す るとみ られ ている。 これは,粘
結性が線形的でな く,加
算性 もないこと,お
よび乾留条 件の影響 を受 けることな どのために,完全には自動化がで きないか らであ り, 今後 とも技術・技能の伝承が必要 と考 えられている(13)(表 11)。 (1)日本鉄鋼連盟 『人にや さ しい製鉄技術 に関す る調査研究報告一技術 要性―J33∼ 34ベー ジ。 対 策 後 (3人X4シフト+2人)/2炉 団=14人 ▼26人 ガイ ド車 押 出機El E2
バ ケ ッ ト電 車}]→
D:統括運転者(1人/シフト E:点検見廻り(2人/シフト ___」 │ヽ、キ
5人×4シフト/1炉団×2=40人 対 策 前 Cl C3 技能の伝承の必84 名古屋学院大学論集 表
11
コー クスエ程 における主 な熟練作業 人 分 類 熟 練 必 要 要 素作 業 自動化 の可 能性 作 業 伝 承 の 要 否 可 能 不 可 (社数) 理 山 要 1不要 (社数) 理 由 配 合 粉 砕 石 炭 配 合(配合 比 設 定,調 整) 粉 砕 粒 度 調 整 粘 結 性,石炭 化 度 等,完全 に は数値 化 で きな い部 分 が あ るた め 完 全 な 自動 化 は 不 可 Al化で 可能 「 自動 化 の 可能性 の可否 」 理 由 に同 じ 炉 作業 機 動 班 燃 焼 管 理 炉 体 管 理,補修 移 動機 械 の 点 検・ 調 整 異 常時,突発 的 故 障 対 応 大 部 分 自動化 は 可能 炉 体 損傷 箇所,程度 に応 し た補修 方法 を判 断 す る必要 が あ るため完 全 な 自動化 は 不 可 設 備 に対 す る専 門 知識 が 必 要 ケ ー スバ イケー スの 対応 が 必 要 「 自動 化 の可能性 の 可否」 理 由 に同 じ 「 自動 化 の 可能性 の 可否 」 理 由 に同 じ 「 自動 化 の 可能性 の 可否」 理 由 に同 じ そ の 他 プ ロコンメンテナ ンス (異常時の処置) 成 形 炭 成形機 の調整 作 業 プ レカー ボ ン(仕上,上 ドエ 程 との連 係 等) CDQ(立 上,時間調整) 異 常 箇所 の特 定,修理 の機 械 化 は 困難,作業 者 へ の機 械 に よ る支 援 は 可 能 水 分 の 安 定 化,画像 解析 に よ り可能 微 妙 な判 断.前後工 程 との 調 整 AI化で 一 部 可能 「 自動 化 の 可能性 の 可否 」 理 由 に同 じ 要:判断 業 務 は残 る 否:成形 炭廃 止 予定 「 自動 化 の 可能性 の,F否」 理 由 に同 じ 法 的 に完 全無 人化 不 可 注 :ア ンケー ト対象;4社
出所:日本鉄鋼連盟 前掲書【
焼 結 工 程】
焼 結鉱 は,そ
の優 れ た品質 に よ り,高
炉 の主 原料 と して使 用 され て い る。 最 近 の製造技術 と しては,歩
留 向上,省
エ ネル ギー及び品質制御 な どの進歩 が著 しいが,
自動 化・ システム化 につ いて も積 極 的 な取 り組 みが な され て い る。 す なわ ち,焼
結工程 の物流 制御 と しての装入 ホ ッパ ー レベル制御,配
合 原 料 水分 制御 な どや 付 帯 設備 の運転 は,ほ
ぼ 自動化 が完 了 して きてい る。最近で は さ らに
,焼
結機 運転 制御 のDDC(直
接 数値 制御 :Direct Digital Con‐trol)化
,CRT操
作 化 お よび,複
数 の焼 結機 の運転 室統合 が進 め られ て い る。鉄鋼業 における熟練 。技能の特質 と継承問題 (下) 85 最近ではさらに
,こ
の ような品質制御や物流制御な どの各ループ 。システ ムを総合的に管理す るとともに,AIを
導入 した焼結機操業管理 システム及び 自動操業 システムの開発が進め られている(14)。 熟練作業 については,(焼
結工場の主要工程 である)焼成工程の操業良否判 断 と品質 。操業管理 に熟練が必要 としている。 また,マ
ニュアル焼成制御や 立 ち上 げ,立
ち下げ時の運転,あ
るいは突発異常時の処理 に経験 と技能が要 求 されている。運転作業 については,「自動化 されて もオペ レータ判断が残 る」 との見方が多い。 熟練作業の中身 を見 ると,定
常的な作業 に関す るものはほ とん どな く,大
部分が突発異常に関す るもの となっている(15)(表 12)。 表12
燃結工程 におけるお もな熟練作業 注 :ア ンケー ト対象;燃結6社
プ ロコン6社
出所:日本鉄鋼連盟 前掲書 大 分 類 熟練必要要素作業 自動化の可能性 作 業 伝 承 の 要 否 可 能 1不可 (社数) 由 要 1不要 (社数) 理 由 燃 結 機 本 体 運 転 立 ち上 げ,下げ 突 破 異 常時 の 処 置 品 質管 理 操 業 管 理 AI化さ れ る オ ペ レー タ 判 断 が 残 る 同 上 同上 同上 ″イダンスに基づ く自動運 転がで きれは伝承 は不要 判 断 業 務 が依 然残 る 突 破 対 応 に知 識,経験 が 不 可 欠 判 断 業務 が依 然 残 る 判 断 業 務 が依 然 残 る 燃 結機 点 検 率 輪,ベア リング点 検 シー ル 部 漏風 点検 異 常 の早 期 発 見 突 破 異 常時 の 処 理 設 備 費大 の ため投 資 効 果 が 出 な い 一 部 モニ ター化 され るが完 全 で は な い セ ンサ の開 発次 第 で あ るが オペ レー タ判 断 は残 る 設 備 費大 の ため投 資 効 果 が 出 な い 完 全 自動 化 され な い 限 り, 伝 承 必 要 故 障検 知 セ ンサ の開 発次 第 信 頼 で きる故 障 検 知 セ ンサ が 開 発 され れ ば不要 プ ロ コ ン メ ン テ ナ ン 異 常 時 の メ ンテ ナ ンス プ ロ グ ラム変更 プ ロ コ ン更新 等 突 発 休 上 の 処 置 と原 因 究 明 に専 門家 が必 要 シ ス テムの専 門 家 が必要 シ ス テ ム の専 門 家 が 必要 シ ス テ ム の 専 門 家 が 必 要86
名古屋学院大学論集 【高炉】 製鉄所の作業のなかで も,と りわけ炉前作業 は高熟重筋職場の代表であ り, その作業負荷軽減のためその機械化が近年ではかな り進んで きた(表 13)。 し か し
,非
定常作業 (炉況不調時の出銑作業,漏
銑時の処置)等
で熟練 を要す る作業が依然 として残 っている (表 14)。 まず,炉
前作業 の うち開孔作業,出
銑作業 については,炉
前機器の機械化, 自動化がかな り進 んでいるが,非
定常作業の部分で人の判断 (経験 とカン) に頼 る作業が残 っている。現状の出銑 口 。樋の構 造が継続す るか ぎり熟練 を 必要 とす る作業の 自動化 は困難 とみ られてお り,
また個 々の作業がか りに自 動化 されて も技能の伝承 は必要 と考 えられている。現場作業での経験が必要 とされ る樋整備作業 について も,機
械化が進み,作
業員の負荷 は軽減す るが, 判断業務が最後 まで残 るとみ られ る。 次 に,機
械運転 については,装
入作業,熱
風炉運転,PCI吹
き込み,ガ
ス 清浄作業 とも通常は総合運転計器室で高炉操業 とともに完全な自動運転が行 なわれている。 その中で,操
業変動 に対す るアクシ ョン,突
発・ 故障時の対 応 については,熟
練 を必要 とされている。操業変動 に対す るアクシ ョンは極 めて重要であ り,
まか り間違 えれば高炉の冷込みにつなが る。判断の範囲 も 広 く,熟
練 に要す る時間 も他の産業 に比べて長期間 を要す る。 故障・ 突発時の対応 については,原
因の把握,処
置,復
帰手順,復
帰 まで のマニュアル運転 に熟練 を要す る。高炉の連続操業の性格上,
より迅速な判 断が必要 とされ る(16)。 高炉 は,製
鉄プ ロセスの中で も代表的なプ ラックボックスであ り,他
のプ ロセス と違 って,い
ったん不調 になると回復 には長期間を要 し,製
鉄所全体 の操業 に大 きな影響 を及ぼす。安定 した操業 を可能 にす るため,炉
体外か ら 1000を 超す各種セ ンサープ ロープ (センサ を包んだ入れ物)を
炉体 内に挿入 (10 『鉄鋼界』1993年4月 号 12∼ 13ペー ジ。 (10 日本鉄鋼連盟 『人にや さ しい製鉄技術 に関す る調査研究報告一技術・技能の伝承の必 要性一 』41∼43ペー ジ。 (10 同上 46∼ 47ペー ジ。鉄鋼業 における熟練・技能の特質 と継承問題 (下) 表
13
高炉鋳床作業の機械化 の経緯 (NKK) 87 出 銑 作 業 樋 修 理 作 業 1966 交換式 ス キ ンマー 傾注樋 残銑 抜 き機 樋解体バ ックホー 交換式大樋 鋳 床 の フラ ッ ト化 移動式混銑分離鍋 出銑 口解体機 自動 ロッ ドチ ェンジャー 流 入樋施工 滓樋 ミニバ ックホー 熱 間吹付 け補修 出銑 口流 込 み補修 鋳床機 器の テ レコン化 マ ッ ド自動投入機 鋳床監視室 酸 素開 口機 固定式残銑抜 き機 大樋ハツ リ機 ミキサーレス樋施工 出所:『鉄鋼 界』1993年 4月 号 して炉内状況 を可能なか ぎり計測 している (図 11)。 操業者 は,こ
れ らの計測データを長年 にわた り蓄積 した知識 と経験 を もと に判断 しアクシ ョンをとって きた。 しか しなが ら,高
炉内の現象 を予知す る には,数
分か ら数時間前 に兆候 として現われ る各種セ ンサ情報の変化 を的確 に読み取 ることが必要である。 しか も,こ
れ らのセ ンサ 自体 も高炉内の全容 をキャッチ しているわけではな く,高
炉内については比較的低温部である高 炉上部で しか採用で きず,高
炉 中央部か ら下部 にわたる高温部では炉内に採 用で きていない。 こうした種 々の制約 もあって,操
業者の個人差の影響が大 きくなることは避 けがたい。 そこで,省
力化 も合めて,高
炉操業管理のシステム化が早 くか らなされて きた(図 12)。 これ らは,オ
フラインの解析 という面では大 きな武器 となって いるが,オ
ンライン自動制御 とい う点では十分ではない。 これに対 して,最
88 名古屋学院大学論集 表
14
高炉部 門の主 な熟練作業 出所:日本鉄鋼連盟 前掲書 近では,AIを
応用 した高炉操業エキスパー トシステムが導入 され,推
論系の 機 能が付加 されて,適
用範囲 も拡大 してお り,簡
単な学習制御機能 を設けて システムのフレキシビ リティや長寿命化 も図 っている(図 13)。 しか し,現
時 点では,こ
れ らの システムの使用可能条件 は,
まだ定常状態 に限 られた段階 にとどまっている(17)。 大 分 類 熟 練 必 要 要 素 作 業 自動 化 の 可能 性 作業伝承の要否 可 能 1不可 (社数) 理 由 要 1不要 (社数) 理 由 炉前 作業 開 孔 作業 開fL芯 合 わせ 作 業 酸 素 に よ る開孔 作 業 異 常 時 対 応 出銑 作業 開 塞 時期 の 判断 閉 塞 要 マ ンドの 調 整 出銑 樋 抜 け, トー ビー ド カ ー か らの 齢 銑 樋 整 備 作 業 材 料 の混練 作 業 樋 替 作 業 樋 解 体 作 業 重機 の運 転 補 修 範 囲の 判断 芯 合 わせ 作業 自動化 困難 酸 素量, ラ ンス送 り速 度 の 調 整 が 必 要 開fL機 の 送 り速 度 の 調 整 が 必 要 早 期 発 見 と迅 速 な処 置 が 必 要 通 常作 業 で は 自動 化 の 可能 性 あ り AI化で 〃 イ ダ ン ス は 可 能 出銑 の状 況 に応 した閉塞時 期 の判 断,マッ ドの調 整 が 必 要 樋 異 常 有 無 の 監 視 と判 断 水 分 調 整 等 の判 断業 務 樋 繁 ぎ部 の ス タ ンプ 施 工 作業 機 械 運 転,判断 に経 験 が 必 要 該 当作 業 が な くな らない限 り必 要 突 破 時 の適 確 な処 置 が 必 要 現 状 作 業 が な くな らな い 限 り必 要 現状作業がなくならない限 り泥準りそ 機 械 運 転 装 人 作業 熟 風 炉 運 転 PCI吹き込 み ″ ス清 浄 操 業 変 動 に 対 す る ア ク シ ョンの判 断 突 発・ 故 障 対 応 原 因把 握,処置 復 帰 手 順 マ ニ ュアル運 転 休 風・ 送 風 作 業 操 業 変 動 に対 す るア ク シ ョ ン,故障 時 の マ ニ ュ ア ル 運 転 は熟 練 が 必 要 AI手法 に よ り原 因 究 明,復 帰 手 順 の ガ イ ダ ンス等 で あ る程 度 の 自動 復帰 が可能 通 常時 は完 全 自動 連 続操 業 の性 格上 技 能 の伝 承 が 必 要鉄鋼業における熟練・技能の特質 と継承問題 (下) 図
11
高炉計測設備 と操 業管理 システ ム 垂 直 ノンデ 89 炉 頂 ガ ス温 度 計 ″ 圧 力 計 ″ 分 析 計 炉 頂 炉 頂 プロフィール メータ クロスノンデ ムー′`ブル スキンフロー 溶 融 帯 測 定 装 置 水 平 ノンデ フ 計 ヤ カ シ 圧 一F ン プ リ 一 計 一 テ 度 ク ス 温 口毎送 風 流量計 羽 ロテ レ ビE} 羽 口先 端 温 度 計 1炉底 側 板 温 度 計 1炉底 温 度 計 出所 :『 鉄鋼界』1986年3月 号-13
なお,AI手
法 の採 用 に よって,操
業 変動 時 の ア ク シ ョン基 準 な どマ ニ ュア ル化 が進 んでお り,操
業 ア クシ ョンに対 す るガ イ ダ ンス も精 度 が 向上 して き て い る。 それで も各社 とも,技
能伝承 につ いて は必要 としてお り,高
炉操 業 が抱 え る不確 か な面 に対 す る配慮 が うかが え る。 機 械 運転作業 は,通
常時 は監視業 務 が主体 とな ってお り,高
炉操業 の安定, 設備の信頼性 の向上 な どに よって,突
発故障 の回数 も減少 してい る。 その結 果,故
障対応 の経 験 が 不足 す る とい う新 たな問題 が 出て きて お り,さ
らに コ ン ピュー タの導 入 に よって設備・ 計測機 器 な どがプ ラ ック・ ボ ックス化 して きて お り,こ
れ らの相 乗作 用 に よって作業員の突発対応能 力の低 下が危惧 さ れ るに至 って い る。 熟 練・技 能 の伝 承 が 重 要 な課 題 と して浮上 して きて い る(18)。 (1つ 『鉄鋼界』1993年4月 号17ペ
ー ジ。00
日本鉄鋼連盟 『人にや さ しい製鉄技術 に関す る調査研究報告一技術・技能の伝承の必 要性一 』48ペー ジ。 計 算 機 シ ス テ ム デ ー タ表 示 。 推移 図 0′`ターン表示(径分布、円周分布な ど) オ ン ラ イ ン操 業 ガ イ ドシステ ム 。 炉熱制 御 シス テ ム 。 異常 炉 況 予知 システ ム 。 炉 況診 断 シテ スム 数 式 モ デ ル 。 装 入物 分布 モデル 。 溶融 帯推 定 モデル 炉 体 管 理 シ ス テ ム名古屋学院大学論集 90 ¨ Щ 寸 ← ∞ 8 H ﹃蛛 熙 ぶ ﹄ ¨ 貰 ヨ 籠 理 C く 卜 К ′ヽ剛 和 器 蠍 嬰 恒 b ﹁ “ 萎 嶽 市 ゛ ︼ 図 い 総 ゼ コ ゛ 総 ゼ ヨ い あ 総 ∞ 総 ゼ 単 ∞ 状 曜 コ ︻゛ 釣 〇 C い 0 ∝ 卜 ∞ Φ ∞ 崎 ∞ ゛ ∞ ¨ ∞ ∞ ∞ ﹁ ∞ 〇 ∞ 0 い ∞ ト O ト ∝ ﹄ 副 ヽ ャ ヽ ヽ 株 森 ヽ 蛛 一 ︼∽ 口 > 鵬 ¨ 副 れ 優 = 工ヽ 鵬 ¨ 劇 和 環 畔 ︵ヽ ∽ ︼0 安 ︶口 O “ ヽ ︶鵬 ¨ 調 燎 H ≪ ︵X ︼Z つ .O ● く O の く ﹄ ︶ 出 に コ ︶製 韓 И 割 劃 一 イ ・・︱ 一 螂 椿 饉 ミ ト 中 ャ 恨 響 撻 撫 礎 ミ ヽ 中 ヽ へ ヽ l ム ﹄ 延 ヽ へヽ 中 枢 事 雄 ・ 筵 黙 く は κ ヽ 小 H 籠 最 耕 欄 歯 昇 3 郎 襲 ︻ ∽ ロ ︵O ︻∽ く “ 〇 ︼ ヽ К ヽ ヽ ヽ ュ い ヽ ゃ 、 ト 柳 則 案 鵬 鋒 墨 ゼ 単 ヽ ・ ヽ ユ ー く К ヽ 、 ﹁ ヱ 一ヽ ヽ 中 趣 削 墨 一ヽ 卜 ¨ 避 廊 醐 詰颯邸Q尽民 延臥O環ベ 1lEЩ蟷妹む酬ヽく,卜く
鉄鋼業 における熟練・技能の特質 と継承問題 (下) 図
13
高炉 エ キスパ ー トシステム 91 推論用前処理 (手続 き的手法) (センサ ー) 高炉 温 度 圧 力 流 量 ス組 成 ▲推 論 1結果 結 果 表 示 プ ロセ ス コン ピ ュー タ 推 論 │ 依 頼1 炉 況 診 断 (AI手法) 高炉 プロセス [AI専用プロセツ
サ〕
出所 :『 鉄鋼界』1993年4月 号 ② 製 鋼 工 程I
製鋼工程 における自動化・機械化の現段階 【操業の 自動制御化】 高温の溶鋼 を取 り扱 う製鋼工場 は,製
鉄所のなかで も典型的な高熱重筋作 業の職場であ り, 3K職
場である。 そのため,
自動化・機械化への取 り組み が鋭意進め られて きた。 とりわけ,平
炉か ら転炉への転換,お
よび造塊か ら 連続鋳造への転換により大幅な労働環境 の改善 と作業負荷軽減が図 られた。 その後 も,コ
ス ト削減,熟
練労働者不足への対応のために自動化・機械化が 進め られた。 転炉の吹錬作業 における自動制御の発展の推移 については,図 14に み るよ うに1960年
代半ば以降か らプ ロコンによる(転炉挿入原料の条件及び吹止の 目標温度。成分 を与 えた)スタテ ィックな制御が行 なわれ るようにな り,1970
年代 になると,さ
らにサブランスによって吹錬 中に採取 した溶鋼サ ンプル情 報が追加 され,軌
道修正 (ダイナ ミック・ コン トロール)が
可能 とな り,こ
れによって,成
分 。温度の的中精度が大幅 に改善す るとともに操業面・ コス データ収集 推 論 用 デ ー タ処 理 推 論 結 果 保 存 時系列 データ 識 板 B) 黒 G ユ ニ ッ ト 知 ン ジ AI用S/Wッー 「ESHELL」 知 識 ベ ― ザ92 名古屋学院大学論集 図
14
転炉 における吹錬制御技術 の進展\
1965 1970 1975 1980 1985 1990 設 備 転炉プロコン設備 サプランス設備 質噴分析計導入 炉内監視装置設備 吹 錬 制 御 技 術 吹錬スタティック制御 吹錬前の副原料配合計算 サプランス・ダイナミックコントロール法 吹錬末期の 〔C〕,温度の制御 Mnォンライン分析技術 吹錬中の 〔Mn〕の制御 排ガス脱炭温度計法 吹錬末期の 〔C〕の制御 排ガスによる吹錬総合制御法 吹錬中の浄化反応制御 スロッピング予知・制御技術 吹錬中のスロッピング防止制御 出所 :島 ;『 鉄 と鋼』76(1990),P■765 卜面 。労働負荷の面で多大 な改善 をもた らした。1980年
代 になると,(吹
錬途 中の排ガス組成や炉頂圧力の変動等の)吹錬状 況 と相関す る諸データを取 り込む とともに,ス
ロッピング予知の ような計算 式 に表 わ しに くい情報 について もエキスパー トシステムの ようなAIが
盛 り 込 まれ るようにな り,表
15に み られ るように未熟練工 での操業 を可能 に し た。 さらに,電
気計装部門での技術向上 により,オ
ペ レータの判断及び動作 をプ ログラム化 し,か
つ同一のCRT画
面での監視・制御 を可能 に した結果, 作業が大幅に軽減 し,多
くの転炉で一人吹錬作業 を実現 している。 現状の転炉での ピーク要員作業 は出鋼作業であるが,こ
れについて も (転 炉の傾動,合
金鉄の投入,出
鋼作業終 了の判定の)一
連の作業 を転炉操作室 か ら遠隔操作 によ り行 なう技術がほぼ完了 しつつあ り,早
晩,完
全な1人
/
1炉
体制が確立 され るもの とみ られている(19)。 同様 な 自動制御 は,二
次精錬工程や連鋳工程 で もなされている。 (19)『 鉄鋼 界』1993年4月 号19ペ
ー ジ。鉄鋼業における熟練・技能の特質 と継承問題 (下) 表
15
転 炉の吹止 実績 比較 制御 方式 項 目 未熟練者 熟練者 エ キスパ ー ト・システム 一 X σ 一 χ σ 一 χ σ 吹止[C](10-2%) 吹止[Mn](10-2%)
温度[C]同 時適中率(%) 再吹錬比率(%) 15.7 51.6 Base Base 3.4 7.0 16.6 54.3B+5.0
B-2.8
3.2 7.5 17.2 57.1B+7.2
B-0.2
2.7 5.8 出所:金本 ら;『鉄 と鋼』76(199o)p.1964【
機
械
化】
高温の溶鋼 を扱 う製鋼工程 においては,各
種の耐火物が使 われているが, この耐火物 をレンガか ら (成形後 に乾燥・焼結 して使用す る)不
定型耐火物 に転換す ることによって,高
度な築炉技術が不要 にな り,
また (継ぎ足 し補 修化 による)省
炉材効果や大幅な機械化 を可能 に した。 転炉の ように1700℃以上 の高温 に曝 され る耐火物 までは不定型化が な さ れてお らず,
レンガ積みによる築炉が不可欠である。 この機械化の1例
とし て,ロ
ポッ トによるレンガ積みがある(図15)が ,こ
れによって約6割
もの 工数削減 を可能にす るとともに,典
型的な3K作
業の一つ とされた炉内の レ ンガ積み作業 を解消 した。 使用中の取鍋 の整備作業 は,高
温かつ粉塵の多い厳 しい作業であるが,集
塵,遮
熱 による作業環境改善や機械化が行なわれ,一
連の工程 をワンマ ン・ オペ レーシ ョンによって対処す ることを可能 に している。 従来の操業方式 を改善す ることにより大幅な 自動化 を行 った例 として,連
続鋳造におけるタンデ ィッシュの熱 間回転がある。 これは,鋳
造完了後,ノ
ロを排 出 し,ス
ライデ ィングノズル等の取 り替 え予熱 を行ない,次
の鋳造に 使用す るもので,熱
間作業 の機械化 な どによリー連の作業 を一人で短時間に しか も無線 による遠隔操作 を実現 している。その結果,耐
火物やエネルギー 面で も大幅な改善 を可能 とした(20)。 93 10)同上 20∼ 22ペー ジ。ロボ ッ 94 名古屋学院大学論集 図
15
築 炉 ロポ ッ ト概 要 図 ホイスト 回 転 架 台 レ ン ガ カ メ ラ 作 業 者 f・築 炉 部 モ ニ タ ー監 視 E]_2ヽ・炉内監視 饉 =直=夏=EE=露 菫 雲 出所:伊藤:IE事例研究分科会 (1993) 『鉄鋼界』1993年4月 号 よ り再 引用【
操業・設備の管理】
製鋼 工程 の製品で あ るス ラブの品質判 定 につ いて は,従
来,現
場 で の操 業 を品質管理部門の作業 者 が観 察 し判 定 を して いた。 しか し,管
理 メ ッシュの 細 か さ,迅
速 な対応性,な
らび に基準 の多様化 な どへ の対応 が困難 にな り, 操 業 デ ー タの計算機 へ の直接取 込 な どをふ まえて品質管理 システムが構 築 さ れ た。す なわ ち,操
業 デ ー タ と後工程 か らフ ィー ドバ ック され る最終 製品の 品質 デー タ との相 関関係 に基づ く製造基準 の決 定,ス
ラブ の合否判 定及び そ の処 置 をすべ て計 算機 に よって 自動的 に行 なって い る。 製鋼 工 場 で は,転炉一 二次精練一連 鋳 間のマ ッチ ング,さ らにはDR,HCR
におけ る連鋳一熱 延 間の時 間管 理 も重要 な業務 で あ る。従 来 は,生
産 管理部 門 が各工 場 ない し操 作室間での電話連絡 を と りつつ調整 していたが,計
算機鉄鋼業 における熟練・ 技能の特質 と継承問題 (下) 95 による物流管理がなされ るようになった結果
,従
来 に比較 して より細か く, かつ高度な調整 を可能 に している(21)。II
製鋼工程 における熟練作業 と熟練・技能の継承問題 【転炉】 製鋼工程 は
,転
炉 における精練が主要な機能であるが,
コス ト削減や高級 (高清浄)鋼
の溶製のために精練機 能の分割が進め られ,(溶
銑段階で をSi,P,Sの
各成分 を低減す る)溶
銑予備処理,お
よび(転炉溶製後の取鍋 内の溶 鋼の清浄化や温度・ 成分の精密な制御 を行な う)二
次精練の機能が各製鉄所 で強化 されている。 転炉の主要 な業務である吹錬 については,
トラブル時の対応 に熟練が必要 とみている (習得年数3年
)。 出鋼 お よび出鋼可否判断では,異
常時対応 も合めて熟練 を必要 とし,吹
錬 よりは熟練の要求が高い。習得 までに時間がかか る (習得年数3∼
5年 )う
えに,個
人差が操業結果 に大 きく影響 を与 える。 その他の作業では,異
常や突発事態対応や炉体 (耐火物)管
理が熟練 を要 す る作業 にあげ られている。 転炉の作業 は,今
日では判断業務が主 になってお り,定
量化や計測 されて いない要因を経験 に基づ いて読み取 ることが重要であることか ら,
自動化可 能な例 はない。(溶銑予備処理や二次精練 による転炉精錬負荷の軽減,複
合吹 錬化 による転炉機能の向上,計
測機能や制御機能の向上 による自動吹錬や 自 動出鋼 な どにみ られ る)め
ざま しい技術発展に もかかわ らず,熟
練・技能が 操業結果 に大 きく寄与 し,完
全 自動化が困難 な状況が示 されてお り,熟
練 。 技能の伝承の必要性が際立 って高ぃ(22)(表16)。【
二 次 精 錬】
脱 ガ ス につ い は,成
分・ 温 度調整 につ いて熟練 が必要 とみ てい る。脱 ガ ス 耐 火物 寿命判 定で も熟練 が必要 と捉 えてい る ところ もあ る。脱 ガス において, 01)同上23ペ
ー ジ。20
日本鉄鋼連盟 『人にや さ しい製鉄技術 に関す る調査研究報告一技術。技能の伝承の必 要性一 』52∼54ペー ジ。96 名古屋学院大学論集 表
16
製鋼 (転炉)の
主 な熟練 作業 大 分類 熟 練 必 要 要 素 作 業 自動 化 の 可能 性 作業伝承の要否 pr能 1不可 (社数) 理 由 要 1不要 (社数) 理 由 溶 銑 r備 処 理 故 障,突発事 態 対 応 処 理 剤量 の修 正 耐 火物 の 寿 命 判 断 F測 困難な事態に対応す る ため 溶 銑 成 分,温度 が バ ラ ツ ク た め判 断 必要 目視 判 断 に頼 って い るため 経 験 に基づ い た迅速 な対 応 が 必 要 自動 化 不 可で熟練 の 効果 大 自動 化 不可 で熟練 の 効果 大 原 科 受 入 紐 付,配合 等 条件 変更 対応 トラブ ル ヘ の 対応 溶 銑 の 払 い 出 しの 監 視 副 原 料 の在庫 管 理 突 発事 態 へ の リアル タ イ ム な 対 応 必 要 原 因 追求,判断,復帰 手 順 に判 断 が 必要 傾 動 角 度 の チ エ ンク な ど判 断 が 必 要 経 験 に基 づ い た迅 速 な対 応 が 必 要 経 験 に基 づ い た 迅 速 な対 応 が 必 要 熟 練 が 保 安L重要 転 炉 吹 錬 出鋼 及 び出鋼 可否 判 断 異 常 事 態 対 応 転 炉 耐 火物 管 理 定 量 化 で きな い要 因 の把 握 ア クシ ョン必 要 不確 定 要 素へ の 対 応 が 必 要 予 測 困難 な事 態 に迅 速 な 対 応 が 必 要 日視 判 断 に頼 るため 非 定 量 領 域 が 大 き く効 果 大,技術 開 発へ の 寄 与 大 非 定 量 領 域 が 大 き く効 果 大,技術 開 発へ の 寄 与 大 経 験 に基づ いた迅速 な対 応 が 必 要 自動 化 不 可 で熟 練 の 効 果 大 二 次 精 錬 脱 〃 ス にお け る成 分 温 度 調 整 取 鍋 精錬 にお け る成 分温 度 調 整 取 鍋 精 錬 百1火 物 の 寿 命判 断 脱 ″ ス耐 火物 の キ 命判断 脱 ″ ス浸 漬 管 の浸 漬 作 業 反 応 の パ ラ ツキや 品 質ニ ー ズ の 高 度化対 応 反 応 の パ ラツ キや 品質 エ ー ズの 高度 化対応 目視 判 定 に頼 るた め 最 終 的 な判断 は 人に頼 るた め 非 定 量 領 城 が 大 き く効 果 大.技術 開 発へ の 寄 り大 非 定 量 領 城 が 大 き く効 果 大,技術 開 発へ の 寄 り大 自動 化 不 可で熟練 の 効果 大 自動 化 不 可で熟 練 の 効果 大 造 塊 修 注 人作 業 お よび品 質管 理 鋳 型 管 理 お よび 寿 命 判 断 鋳 型修 理 最 終 判 断 は人 に頼 るため (連鋳 化 で 注 人 そ の もの が 不 要 とな る) (連鋳 化 で 注 入 そ の もの が 不 要 とな る) 自動化 不 可で熟練 の効果 大 起 重機 点検,修理,調整 故障,突発事態の対応 溶 銑 装 入 取鍋 ハ ン ドリング 型 抜 き,型捉 作 業 人手に頼 る作業である 予測困難 な事態 に迅速 な対 応が必要 炉 口,溶銑鍋 の形状変化や 異常に対応す るため 万全を期すため 3連操作 を含む複雑 な操作 で精度が必要 経 験 に頼 る部分 が大 経 験 に基づ いた迅 速 な対応 が 必 要 経 験 に頼 る部 分 が 大 熟 練 が 保 安 上 重 要 技 能 の 重 要 性 大鉄鋼業 における熟練・ 技能の特質 と継承問題 (下) 97 大 分 類 熟 練 必 要 要 素作 業 自動 化 の可 能性 作 業 伝 承 の 要 否 可能 1不可 (社数) 理 由 要 1不要 (社数) 理 由 そ の 他 プ ロコンメンテナ ンス 「 程管理 プ ロ グ ラ ミング.異常 対 応 な ど人手 以 外 手段 な し 定 常 的 ス ケ シ ュー リン グの みAI化可 能 自動 化 不 可 で熟 練 の 効果 大 経 験 に基づ いた迅速 な対応 が 必 要 出所:日本鉄鋼連盟 前掲書 浸漬管の浸漬作業 を代表的熟練作業 とみている会社 もある(習得年数4.3年)。 取鍋精錬では
,成
分・温度の調整,耐
火物の寿命判断 などに熟練が必要 と みているところがあるが,熟
練ニーズは脱ガス よりは低 い。成分・温度の調 整精度が脱ガスほど高い もの を求め られていないことや溶鋼の均一性 が高い こと,昇
熱機能 を備 えていることな どが評価 に反映 している。 しか し,習
得 年数の平均 は5.5年
と長い。 取鍋精錬では多 くの熟練作業があるが,
自動化可能な作業 には,脱
ガス浸 漬管の浸漬 け―一作業 と,取
鍋精錬耐火物 の寿命判定な どがあげ られている。 しか し,後
者 には,耐
火物の残厚判定セ ンサの導入や耐火物寿命の安全サ イ ドの設定が条件 となっている。 脱ガスや取鍋精錬 における成分・温度調整 については,(溶
鋼の均一性 の不 足,条
件のパ リエーシ ョンの多 さ,反
応のバ ラツキ,調
整精度の向上 などの 状況や変化 に対応で きるまでの)自
動化のメ ドは立 っていない。 精錬機能の向上や計測技術 。制御技術の向上及び機械化 により,
自動化が 進 め られてい るが,品
質ニーズの高度化 を一 因 として依 然熟練 ニーズは高 ぃ(23)。HI
製銑・製鋼工程 における熟練・技能の比較 製銑工程 におけるAI導
入の狙 いをみ ると,「熟練者支援」が最 も高 く,特
に高炉 において際立 って高いのが特徴である。「熟練作業か らの脱却」を合わ せ ると段 トツである。 また,「単純省力」 に加 えて「品質 。歩留向上」,「質量 13)同上 54∼ 55ペー ジ。98 名古屋学院大学論集 変化へ の対 応」 も高 く
,フ
レキ シブル かつ高精 度 な システムが狙 い とな って い る(表 17)。AI導
入 の ネ ック と して,「ハ ー ド能 力の不足 」,「モデル化 困難」 が高 く,ハ
ー ド・ソフ トともに大 きな壁 を抱 えてい るこ とがわか る(表 18)。 こ う した傾 向 は,製
鋼工程 にお いて も同様 にみ られ る。AI導
入 の狙 いは,「熟 練 者支援 」が最 も高 く,転
炉精錬や連鋳 で と りわ け高 い(表 19)。 またAI導
入の 問題 点 と して,「 モデル化 困難」が際立 って高 く,転
炉,連
鋳 にお いて特 に 目立 ってお り,「 ハ ー ド能 力の不足」ともあわせ て,ハ
ー ド,ソ
フ ト共 に大 きな壁 を抱 えてい る (表20)。 表17
製銑工程 におけるAI導入 の狙 い (件数) 工 程 項 目 原料 ヤ ー ド コー クス炉 焼 結 炉 高 炉 設備保全 生産管理 計 熟練作業か らの脱却 14 熟練者支援(標準化) 21 ソフ トの生 産性 向上 品 質 ・ 歩 留 向 上 17 質 ・ 量 変 化 対 応 14 単 純 省 力 19 出所:通産省監修 前掲書 表18
製銑工程 におけるA!導入上の問題 点 (件数) 工 程 項 日 原料ヤー ド コー クス炉 焼 結炉 高 炉 設備保全 生産管 F[K E
不 足 16 モ デ ル 化 困 難 21 投 資 効 果 小 19 保 全 体 制 ハ ー ド 能 力 不 足 22AI導
入 意 欲 開 発 環 境 悪 検 証 困難(信頼性) 自 動 化 困 難 出所:通産省監修 前掲書鉄鋼業 における熟練・ 技能の特質 と継承問題 (下) 99 なお,「 今後 の課題 」につ いては
,製
鋼 工程 が「省 力化」を多 くあげて い る の に対 し,製
銑工 程 で は「品質 」「 コス ト」「異 常時処 理 」「効 率化」な どが 多 く(表21),対
照 的 で あ る。 また,監
視・デ ー タ採 取 の手段 と して,製
鋼 工程 で は特 に「 目」 を多 くあげて い るのが 目立 つ (表22)。 次 に,「 判断,定
常業務 」につ い て は,製
銑工 程 が熟 バ ラ ンスや 通気性,異
常処 理,適
正判断 な どが 多いの に対 し,製
鋼 工程 で は,「 生 産指 示 との照 合」 「終 点 (予測)計
算 」「異物判 定」な どの照合,判
定,計
算 が 多 いの が対 照 的 表19
転炉製鋼工程 におけるA:導入 の狙 い 工 程 項 目 溶銑 処理 原料 受入 転炉 精錬 取鍋 精錬 二次 精錬 連続 鋳造 補 助 作業 生 産 管 理 計 熟練作業か らの脱却 20 熟練者支援(標準化) 28 ソフ トの生産性 向上 品 質 。歩 留 向 上 22 質 ・ 量 変 化 対 応 単 純 省 力 19 出所 :通 産省監修 前掲書 表20
転炉製鋼工程 におけるA:導入上の問題 点 工 程 項 目 溶銑 処理 原料 受入 転炉 精錬 取 鍋 整 備 二 次 精 錬 連続 鋳 造 補助 作業 生 産 管 理 計K E
不 足 10 モ デ ル 化 困 難 10 34 投 資 効 果 小 25 保 全 体 制 ハ ー ド能 力 不 足 22AI導
入 意 欲 10 開 発 環 境 悪 検証 困難(信頼性) 自 動 化 困 難 出所 :通産省監修 前掲書名古屋学院大学論集 100 コ ヽ 経 逃 ¨ 率 一 瞑 、 皿 ¨ 回 一 螺 Ⅸ │ 涎 翼 Ⅸ
R
КK
闊 騰 N “ 麻 S 一 ︶掘 皿 。 一 ︶鐸 響 0 む 縫 せ 騨 H ポ 轟 ︵じ ︱ 一 ∞ 誦 ○ く │ 鱈 鵠 櫂 総 ¨ 総 酬 螺 捜 回 ¨ 回 抑 寧 侵 熱 一韻 紳 姻 嶼 一 さ ヨ 限 離 C S ぐ ﹁ 恒 撻 蠣 R紳 R 椰 .冊 ミ 蓉 酬 R 椰 .削 嘔 ム κ 何 .飩 嘔 叡 嘔 .く H 無 R柳 肛 嘔 ´ く H 即 ´ べ 無 R 椰 そ 1 柳 .R 椰 R 柳 く H 柳 ´ R 柳 暉 却 ぐ 黎 ム κ ヽ ^賦 嘔 R神 削 嘔 .特 H 柳 飩 嘔 R 無 .く H 無 鎌 鎌尽 べ ヽ 嶽 鎌べ 様 べ 尽 ,ヽヽ ス、べ 羮 最 尽 様 ヽ ヽ 当 早 細 増 当 早 燎 増 檬 靭 製 平 。 当 平 m 肛 ド陣 相 一ヽ林 肛 嘔 Ц 響 壇 . ヽ ヽl H ヽ 卜 К 酬 製 掟 嗽 雇 わ 楓 嘔 掴 良 撻 蝋 . 製 軍 ﹄ 準 翻 一 輝 酬 製 類 蝋 廻 製 無 鍬 躙 製 撃 蝋 翠 卑 択 一黎 傘 郭 雇 ■ 叡 唱 製 早 釉 ロ 製 罪 卜 業 督 撃 ヽ 酬 製 無 嗽 畔 郎 率 m m Ш 黎 率 率 率 回 回 率 皿 E[ 率 回 繁 率 ロ 麟 米 ヽ ︱ 卜 ・ 尽 餌 田 腎 麟 摯 ヘ ー ト ロ 椰 尽 胡 口 醐 t 出 鴫 終 縛 ヽ 冬 暮 興 嘔 挙 と 概 削 唱 終 膊 樫興 酬 J 答 豪 く ヽ 樫 鴫 E 堅 ぶ 単 題 ﹂ 一 .廻 ヨ 醐 く ヽ .R 日 .樫 嘔 像 区 .樫 蘊 R L .樫 嘔 秦 凝 S K 直 回 嘔 て ぶ 颯 冬 褒 廻 く 〓 襲 肛 士 螂 鴫 侵 .事 條 昼 .出 澤 R 出 .出 嘔 皿贔゛ く く q < く <1 < く く○ く < < く < ○ く ギ 黙 曇 嘩 相 塞筆翠 ○ < ○ ○ ○ 〇 ○ ○ ○ ○ ○ く < ○ ○ ○ ○ ○ 州 蝋 廻C総縣 回 く博C凶像 回 総 緯 ヽ 回 回 総 回 ヽ 回 回 回 回 回 回 ヽ 回 回 く 蛹 ^ 興 製 .ぐ 嘔 靭 相 輩半 陣 驀 岬 枷 ^禦 卑 C 酬 “ モ 回 Ⅵ 懸 興 . 回 一¨ ■ ■ .K 鼈 暮 殴 . ぐ 饂 嶽 維 .事 條 鯛 需 圏 竜 傘 半 郎 酬 熟 く 鶏 測 羅 醐 К ヽ 彗 嘩 郭 三 ﹂ 一 .歴 歴 鵬 璧 転 羅 慶 ぶ 製 雇 ヽ ヽ ︵一 。 卜 ヽ ト 翻 羅 醐 堰 ´回 鴫 0 無 .雇 誌 糾 龍 .案 條 測 需 E 世 さ 撃 .漱 駆 真 墨 櫻 雇 ヽ ヽ ︵一 卜 ヽ ト 靭 羅 輔 慣 一 .燃 鴫 回 呼 靭 半 岬 枷 世 ゛ 経 モ 飩 嘔 尊 興 ヽ ヽ 、 憔 、 て 0 口 輌 田 製 根 椰 く 蝋 駆 響 ■ 側( 量 ぐ 製 ﹁“ 飩 唱 暉 製 К 矢 岬 榊 せ 黙 ぐ 口 劇 爾 製 侵 椰 答 撃 製 一算 蝕 唱 劇 製 く ヽ 騨 H ユ ー キ 薫 懸 ﹄ К ベ ー ヽ 撃 業 ポ鉄鋼業 における熟練 。技能の特質 と継承問題 (下) 101 である。 これは
,工
程の違い,す
なわち,高
炉溶銑の トータルな量・ 品質・ コス トの安定 をめ ざす製銑工程 と,圧
延工程 との関係で材質 を確定 してい く 製鋼工程 との違い,炉
内制御の水準の違 いな どを反映 しているとみ られ る。 高炉の炉前作業 については,機
械化,
自動化が進み,熟
練 を必要 とす る直 接作業 は減少 し,限
定 されて きている。 その反面,
リスクの きわめて高い判 定,判
断業務の性格が強 まってお り,そ
の対象範囲 も広が る傾向にある。 し か も,突
発・ 異常時の対応 にみ られ るようにケースが多岐 にわた り,個
々の 発生頻度や対応の機会が減少す るなかで修得の機会 も少な くなってお り,熟
練 に も長期間を要す る。機械運転作業 は,故
障対応の経験不足の もとで,突
発対応能力の低下が問題 としてあげ られている。 原料処理,コ
ークス炉,焼
結 について も,異
常対応が熟練の中心 となって いるのが特徴である。 転炉 における吹錬や出鋼,転
炉 と二次精錬 における成分・温度の調整 は, 計測技術,制
御技術の向上,フ
ィー ドバ ック機能 も含めた 自動化が推進 され ているに もかかわ らず,残
された部分の重要性 は依然 として高 く,熟
練及び その継承のニーズが高い。 また,異
常,突
発事態への対応 も,多
くの工程 と の連携 の強 さ,影
響の大 きさか ら,
きわめて高度な熟練 を要す る。 転炉の主要な業務である吹錬 については,
トラブル時の対応 に熟練が必要 とみ られている(修得年数3年
)。 出鋼 における出鋼可否判断では,異
常時対 応 も合めて熟練 を要 し,吹
錬 よ りも熟練の要求が多 く(習得年数3∼
5年
), 個 人差が操業能率に大 きく影響す る。 二次精錬 については,脱
ガス,取
鍋精錬のいずれ も,成
分,温
度調整,耐
火物の寿命,判
断な どに熟練が必要 とみている。(修得年数4.3年
,5.5年
)。 いずれ も,精
錬機能の向上や計測技術,制
御技術の向上,機
械化 により自動 化が進め られているが,品
質ニーズの高度化 を一因 として,依
然 として熟練 ニーズは高い。躙 維 C S ぐ 肛 唱 .4 K 何 二 К ● .団 嘔 酬 製 掟 畔 I K ヽ ^ 飩 嘔 剌 製 掟 蝋 ゴ く ヽ .飩 唱 R柳 択 柳 R 柳 R 無 R 椰 R 靱 哨 却 ぐ 黙 酬 製 掟 嗽 .R 靱 廻 ば , 嗽 .R 神 一 ︶ 冊 ミ 〓 ヽ 椰 一 ヽ 辮 ミ .択 平 冬 郎 浴 靭 製 平 。 当 平 1卜ヽ く、 尽 鎌 最 濠 螺 べ 録 ヽ ヽ べ 濠 縁 翠 様 議 m 一暉 陣 相 ヨ ト 肛 理 細 錮 C 棒 條 当 ヽ収 嶼 К ヽ 卜 ″ ヽ 飛 К ヽ ヽ く ヨ ホ E 璧 当 旱 榊 増 当 平 窯 世 ゛ 無 燃 嘔 画 ・癬 圏 鸞 聘 К 矢 撻 景 ・ヽ 禦 颯 尽 ギ 蔭 郭 翠 ば 咽 .К ヽ 小 く 繊 回 歳 酬 ヨ ´ぐ 楡 細 継 ● 経 轟 軽 ヽ ︱ 卜 ・ 藤 韻 ■ 部 率 回 m [[[ 蒸 回 響 藩Ш [:[ Ш Ш m 回 回 臀 餃 弯 米 ヽ ︱ ト Ш 暉 黙 胡 興 唱 ヽ く 熟 卜 ヽ や 雇 + “ 棒 ぶ 維 R ﹄ . 維 醐 信 一 翠 か ヽ や E 璧 醐 世 ポ ■ 駆 嘔 .像 裏 瞭 一秦 傘 澤 醐 績 ヽK ヽ . 出 鴫 R 出 ぃ醐 琴 . 圏 鴫 醐 掟 ヽ .拠 鴫 秦 や S ≪ 進 R 日 .醐 績 一 . 出 鴫 撫 畔 .R 日 .鶴 襲 訳 一薬 響 籍 半 緊 相 皿薇ご く く く < < < < < ○ く < く < く 塞経ご○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ < ( く く < く 相 蝋 廻C籠癒 回tp C ttO 回 回 回 回 S 国 回 回 回 回 回 回 回 総 回 ヽ E 当半 郎 難 熙 相 尋 龍 ﹀ 榊 口 一理 案 條 潮 幅 緯 ぶ ゛ < 螺 型 翻 駆 C 酬 ﹄ 増 測 冊 せ ≪ ﹄ 増 ヽ く 熱 辮 歴 コ ﹄ 眠 L ぶ ヨ 案 條 ヽ ヽ ︵ 一ヽ ヽ 卜 世 ポ 鯰 一 ゛ 撃 ゛ ≪ 這 岬 細 黎 黍 岬 枷 i 聘 く ヽ 半 緊 ﹂ヽ ぐ 趨 筆 .雇 歳 半 邸 撃 経 .靭 郎 当 料 0 無 熙 半 軍 国 エ ト ヽ 回 暉 靭 こ ぐ 一 回 < 熱 貢 濶 撻 1(0 1R 呻 冊 一 ポ ■ 製 一“ 飩 岨 0 無 饗 暮 製 ﹄ ﹄ 一 職 岬 製 K 矢 岬 一 製 一 ヽ い K 岬 枷 せ 堅 靭 こ ﹄ ‘ 当 ゛ 当 零 案 国 エ ト ヽ ⊃ 餞 〇 興 H 験 恒 畑 き 撃 経 名古屋学院大学論集 102 圏 艦 N 郭 罫 e コ ︶ 晨 皿 ・ 一 ︶鋒 塞 Ю む “ u 騨 H ボ 副 ︵N ︶︱ ︻ 倒 悩
103 鉄鋼業 における熟練・ 技能の特質 と継承問題 (下) ○ く│ コ ヽ 鸞 撼 ¨ 纏 硬 や 回 ¨ 回 択 椰 .二 く ヽ 鎌 く , 1 1 ″ 二 К n く く 回 繁 螺 盤 来 螺 駅 韓 ︱ 燦 饗 Ⅸ ヘ ︱ 卜 К К ギ o ヽ ミ 軍 鱈 器 薇 機 ¨ 終 胸 蝋 製 回 ¨ 回 ぶ 颯 せ 岬 蜘 礁 鑑 継 増 麟 く K や 日 ヽ く や 口 ヽ ミ 暉 抑 撃 樫 迪 劇 コ 製 増 ¨ 養 壼 劇 枷 ぐ 襲 製 期 躙 製 世 撃 嗽 .そ H 椰 R 椰 .二 く ヽ 嗅 繰 当 罪 く ヽ 卜 く さ ぶ 尋 く , II ″ ‘ К ヽ Ш 緊 ︱ ヽ一 ● ミ ぃ R 日 ぃ 劇 髯 ヽ l 憔 撃 躍 К ギ D ト ミ 甲 く く ○ ○ 回 回 相 羅 鯉 離 製 嵌 お 需 釈 継 増 哨 E 縮 劇 枷 鯉 絆 ︱ キ ヽ ヽ そ H 田 枷 ぐ 撃 E 韓