NII-Electronic Library Service
131
.
鴦
仇
摩羅
AhgulimEla
の
故
事
に
つ
いて
め
一
考察
医 学
博
士
藤
恫
隆
男
《
鴦仇
摩
羅
の故事
概 略
》
.
『賢愚
経 』 巻111
)、
『出 曜 経』 巻17〜
) 『増 壱 阿 含 経1
巻313
)な
どによると
、
仏 陀が舎
衛 国の柢
掛.
給 孤 独 園に在した時
、聡
明な
大
臣がい て、
その夫人 が一
人の男 児を出産
し たという
。 こ の 児を
見 た相
師は、
「こ の 子に は人並み以 上特
にず ぐれ た福徳
の相
があり、 聡明・智
弁、 人に こ ゆ る徳
を もっ てv61s と予 :言 し1
AhirpFaka ’
嘸 悩 )
と名づけ られ た・ や塵
その子力輝
・
姫
騰
囀 齢 聞 広識
なる一
入の婆
羅 將に づ けて学
問 をさせ た ところ、彼
は朝
早
く より夜お そ く まで学業
に はげみ、・
一
日授 業 を 受けた だけ で 、他
の幾
年
も学
んだ
もの に勝
る ほ ど で、
’
久しか
らず じ
て普 ね く悉 ぐ
精 通 し、
師の特
甥の待 遇を
得
、
.
同僚
か ら も畏 敬されて いた。 然るに彼の師事
すると ごろめ婆羅
門 は年
八十
を 過ぎ9C いたの に、そ
の妻は年
若 く顔 貌 も端 正で、
才 姿 も ひ と に ぬ き ん で てい た どい う。 そし て彼 女tt
瞭 悩 に蟹
か に想蜷
害
皆
それ繰
し得
ないρ
卵
心?
ね融
き憂いて
・喝
・と こ:ろ
嘩
就 ま笹
脚
て・
・
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市
ぱ剃
た ちと三 胡漸
に1糟 け
る・ と障
り謹
醸
は.
無鱗
とそ
の留 守を
あつ か るこ とになっ 禿6師
が弟
ア
た ち と出
ま卸
ナ
た後、彼
女 は美
しく着 飾 り 、郷
を 作っ て審
り添
い 、身
悶え して彼の 心 を 舌L
し動
かそ う と したので ある が、
無悩
の意志
は置
く1
彼女
の騾
軽
鰍
傭
離
あ くまで
も鞭
し続}垢
か くして ,遂
に趣
カ ミ婢
えられ効
読
彼
’
女 は強 い恥 辱 感を
い だきv蜘 む
暮
食しい憎
し み、怒
りに変 り.
、 や が て夫が帰 宅す
るや、
苦御
o
状 を あ ら撲
しで
灘悩
醜
暴
さ続
と蹴 、 夫を激
怒せ頃
るの で あ り ま一
}
一
・ 併 し、鑼
齣 力の強い こ とを恐れ て、密
力}
に諜
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よ、
無悩
にて
七 冂の中に千
人の首
を斬
っ て、一
人か ら一
鴛
を 取 り、
千・
髄
も
嘩
郷 と な して撫・
しか らば直
ち に梵
天c
・・91
ず
る で あ ろ う ・广
棆 ずる卿
あ嚇
す。.
さ穿
がに これ を 聞い て無 悩は躊 躇ず
るの で ありますが、
師 はさらに 「汝
はわ
が弟
子 なり
。ど
う して柳
覈 の言鱆
聯
励
説 しぞ女騰
じ ない の な礒 絶 を
す勧
ら、
ここ に住 し徹
なら
ぬ、 とお ど し、さ
らに刀 を 床に突 き 立て て呪 文を
か け た。 ところが その時
彼の心 に た ちまち
悪 心が生 じ、 刀攣
賛
讐
卸
出て・
人 を肋 ボた だち 暾 し詣 を切 り恥钁
となしたの臨
ひ とびと は 髄 鴦糠
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づ けて恐れ た とい う・ や )b
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見、 走.
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は・
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て、
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き ます。彼
はこ の比 昆を
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そ う・
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為・、
三 世を翫 て濁擁
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,弟 子の欄 に迎え 入纏 続 繊 よ 、遂
じ 鵬 すべ
て滅 尽132
藤 岡 隆 男 し て阿 羅漢
の さ と りを
得 たとい う。《
千
人
殺
害
に
つ いて
》
如 何に邪
婬
に狂 う その妻
の啼泣
と讒 訴に幻 惑された と はい っ ても、当時聡
明博達、多
聞 広 識 を以 て 知 ら れ てい た婆羅
門の師が、
鴦 仇 摩 羅に対 して 「 千人の人を殺
せ 」 と命
じ、 また 「もし汝 能 く母
を害 し、
あ わ せ て沙
門瞿曇 を殺
せば、 必ず 梵 天 上に生ぜん」 とい う よ うなこ とを事
実云 っ た で あろ うか、
私に は否 定こそ出 来 ないが、
また肯 定 もし難い 問題
で あ る。而 して こ の
時
彼は呪 文を
か け ら れたとい う が、
こ れ は 或 は一
一
種の暗
示のよ う な もの であろ う か。催
眠 暗 示hypnosis
に よっ て反社 会 的 行 動がつ く られ得る か ど うか にっ い て は、
これ までRowland
やErickson
らに よっ てい ろい ろ実 験が試み ら れてい る が、
はっ きりし た結論
は得 られてい ない 。 多 くの場合
は、
そ れ をや らせよ う とす る と覚 醒 し て し まう ものだとい わ れてい るが、
相 手にその行動
が 反社 会 的 な もの で はな く、
む し ろ好
ましい 行 動であ る とい うふ うに信 じ込ま せ た り、
パー
ソ ナ リ ティを 変 化さ せ た りするこ とによっ て は、遂
行さ せ ることも あり得る とも云わ れ てい る9
)『提 婆 菩
薩釈
楞 伽 経中
外 道 小 乗 涅槃 論』
5)に は 、一
切の生 物 も 無 生物
も梵
天の作
っ た もので ある か ら、
殺 し て梵
天 に供 養 すれば涅槃
を得るこ と が で きる と、 吠陀 (Veda
)
に説
かれ て あっ たこ と が、 ま た 『雑 阿 含 経 』ts
・
43G
} によ る と、殺
して も供 養す れ ば その業 報 をみ ない とする外
道の教があっ た こ とが、
ま た 『成 実 論 』 巻77
〕 に よ ると、
人 を殺 す 時Veda
の 語を
呪 せば、 永 遠に天に生 れるこ と の で きない よ うな罪 人で も、
こ の呪の 功徳によっ て天に生 れ 変るこ とが で き るので、罪
を得 るどこ ろか却っ て福 を
得る と す る考えの あっ たこと が、
ま た 『 阿 毘 達磨
順 正 理 論』 巻33s
)に は、桐
杞 明呪 を以て殺害 を
な すの は、
良医
が治
療 する時 告
痛 を与 え ると同 様で、
殺 者 と傍
人 は 現証で きな く と もVeda
に 明記されて い るの で 、罪業
を受 け ない と考えて い る外道の あっ たこ とが記さ れ てい る。 され ば彼は、
是の如 き外 道の教 を理 を 尽 くして説
得され、 遂に催 眠暗
示 にか かっ て しまっ たもので あ ろ うか。
ま たこ こで {、う
一
っ の考え方が 成 り 立つ と思 うc,
彼は その師の妻
の讒 訴によっ て、
その師は 云 う まで も な く、
恐らく その弟
子 たちか ら も四 面楚
歌 となり、 そし て そ れを呪 をか け ら れ てい る かの 如 く感 じ た で あ ろ う とい うことで あ る。人は集 団へ の
所属
の願 望が満
たさ れ て は じ めて、創
造 的 な仕 事のなかで 自己主張
を 試み るよ うに なる が、
こ れ が障 害され る時 には、
人 閤の 基 本 的 要 求が脅か さ れ た時と同 様に、
ま つ 最初に 不安と か怒りとい う感 情が現わ れ、
それを 何と かせ ねばなら ぬ と苦
悶 するの だ が、
もが け ば もが く ほ ど深 み には ま り、
自分は周 囲の 者の ワナには まっ た と感
じ、
人々 が彼に敵 意 を持 ち、
彼 を強 力 な 力で圧迫
し、 彼 を 身動
きで きな くさせ て し ま う かの よ うに感
じ る もの だ とい う§
)これ が 呪 文をかけられ た とい う言 葉で表 現 さ れてい る彼の 心的状 態で はなか っ たであ ろ うか。そしてこ の よう な場 合
R .
Tredgeld
も云 っ てい るよ うに、
多 く の人々 は、
他人 との 関 係が破 局に 至 る よ う な危
険を おか し てさえも、
何か の 目標に対して攻撃
を向け ると、快
く感 じる9’
)とい うこ と も事
実で ある。 これ が千人を敵にま わ して戦 うと い う攻撃
的 な態 度に彼を
走らす結 果になっ た、
と も考え ら れ る の で あ る。
然る に こ の際
、
彼の 行 動が仲問の同 情 を 得た り、
或は他人の援
助が 得 ら れ たり、
或は妨害
が 自己NII-Electronic Library Service 鴦 仇摩 羅
Ahgulim51a
の故事につ いて の一
考察133
のカ
で な ん どか克服
で ぎ る時
は、
建謾
的 な努
力に変るもので あ る とい う評
tt
广
楠起
こ種
礬
之
とは
・ そあ礁
舶 己の力で克
服 しよ うと す るr
とで はない で筋
ラ外
利 己 的で野
次馬 的 匱俗の同情
な どあて にな らぬ と看
破 し て、所
謂 千へ
の即 ち あら
ゆ為
愛著
を断
ち切 る べ きであ ろ うき.
咄曜
経捲
171
) に はゆ
し弓
こ畷髄
悪鱗
と 毬 り1 ま媛
着の・
心が羅 だ筋
三界1
・流
転
しご四 生の分を
受 け、
五 道に迷
うの だ とい い、
『中
本起
織
巻一
ド
lllに は、 世 悶一
般1
こは楽 しい も の と思・ひ
る雌 も
流
だ聯
の もととなるばかりで
なく説 す れ ば孑
たがい に憎 し み殺哈
うこ とさえあ る とい う。 置分
別 縁 起初
勝法門
経』巻 上 12) にも、’
この愛はその 自体の境 界の受の中
に 於て能ζ
貪昧
繋 縛の業 を作 り、
能 く 発起 諸 取の業を
作 り、
能 く先に引 くとこち
の行等 を
して有業
を成
ぜし め、 能く 死後続
生め
業
を作
る が故
に集 諦とな すとある。 され ば・
『出曜
経 』 巻30
la’
) に は、
人能 く愛 を 今 世にも後
世に も断 じ尽 くして こそ梵志 (
愚 悪の法 を滅 し、 煩 悩 を滅 尽 した清 浄 なる
人、
得 道 者)
14>’
15),
16>であ るとい う。’
さ れば
.
噛 曜経』巻2113
) にぽ
、一
坐 、一
臥にも、
独歩
して伴 無 く 、 当に自 ら降 伏 して、
ひと り 山林 を楽
しむべ しとい いご こ
の 人は諸 天、
世入の たあ
に承事供養
せ ら れ、.
八部鬼
神 と き に随っ て擁
護 し、
仏 世 尊の ため
に 歎誉せ られ、
天 雷 地 動の如
ぎ
大 衆の中
に入っ て も、
意 空 無の 如 く錯
乱し
ない と・
い つo’
一.
.
c
・
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鞠
一皀
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そ れ から逃れ
ようとし てi 自分φ
個性 を捨
で て服従
し よ う とす
る者
は、
結筍
それ
に耐東
られず
、.
敵意
や’
反抗
心を
生 じ、・
そ れが 層 不安感
を
強め 、 この不 安 感、
孤
立感.
、
絶望感
をお おい 隠 そ うとし
で、
攻撃
的 行郵
を
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よ う麺
な るが,9
.
.
L
彼が 白分の真 実の
孤 独に身 をゆ だねるこ とさえで きたち、
その 人 睇賜
耐
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舶 身・至1
睡
し・
遡
声
を聞
き誘
騰 な 辛斤ヤ
囃
髄
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を 行tt
く確 固と し琺 心 が 生 れx’
ひ と弊
立つ勇
気 を得・
ぞ舶 身 躾 現.
し・
他
人ゆ 槽
的 な 赫籾
あ い を持つ感
覚ζ
絆
を創
造 する新 しい木
となって
出
現 するこ とが で き る であ ろラ
と示
っ てい る6
またM
.
Buber
}8 ) も、
こ の孤 独 を 通 して こそ、
自分 自 身と ま じ わ り、 言 葉で は 云い尽 くせない神
秘
との交
あ りが で き る ば か りで な く、
悟 道に入っ て も は や こ のLff
のすべ てに執 着 しな く なっ た ものだ け が、
絶 対 者と縮 対す るこ と が でぎ
るのでないだ ろ うかど去
っ てい る。ま た母 を 殺 害 すべ し と
V
うことにう いて で あ るが、
「阿毘 達
磨
夭
毘
婆 沙 論』 巻198
董恥 ;
は〜 これ は 見集 所 断 で はあ る が、
父 母 は 自 らの性 愛を
むさぼ ること に よ っ て子が生
れたの であっ て、
父 母は ヂどものだ めを 思 らて産んだのぞ
もな
いめで、親
に は恩
はない とす
る謗 因郛
皃
あ
外道
の あつ たご
と
が記きれ
てあう
。
さ れ ば、
循
畔
こ のタ
うな 言築
で 洗 脳 され た もので も あろ う⇒
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の本 能 と して考筋 れ て ぎ た一
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睡雄 次21}は、
焼野争
雉の親 鳥が、
その上
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も・
そしてま
た鷸
曝
露
醜
膤 渓 にe
び 出 し て・
鷹や鷲 曜 食に なり、
その熱 ・晒
雛
狩 る.
のも、 こμ
は自
己犠祥
の本
能
で は ない とい い、
子 ど も をか か えて い る時戛
絶 対的 な危飆 三
直 面 する
・
’
.
N工 工一
E ↓grtr 。n・c L・braiy Serv ・134
藤 岡 隆 男 と、
気が転 倒 し て行 動 不 能に なる、
つ まり腰が抜けて し ま うの だ と酷 評 し てい る。それに対 して 人 間の母 親 は
、
「1
分が死ぬまで 母親 と して の意 識 を持 ち続け るものであり、
離 れて い て ≠,子ど{、
を思い 続け る その情は、
よ く詩
歌にも詠ま れて き た とこ ろであ る,、併
し’
文化
人類 学者 のM .
Mead
は、 ニ ュー
ギニ ア の東
方に あ るマ ヌ ス 島に お け る男の子に 人形 遊び が多か っ たこ とに着 日 して、
人間の母 性 木 能 また は篇視 本能と考えられ てい るぜ,のが、
実 は 社会
的・
文 化 的に規 定 さ れ る面
の大きい こ とを指
摘 して い るの で あ る譖
従
っ て、
母 性愛’
な る’
t
、のを
否定 す る訳で は ない が、
そ れが本
能的 な もの で あ る と考え るの は顛 倒 の妄 想で あっ て、
われわれの 社 会に於ける田:親の母 性 行 動 も、
その 文 化 社 会の影 響 を強 く受け、
教育
によっ て形 成さ れ るもの で あ ること が わ か る であろ う。
き れ ば 臼 己 中 心 的 な母は
、
時には息
r
一
を独 占し、
繋縛
し て お き度い とい う心を 持っ て お り、時
に は 子ど もの存 在 を 否 定し、
犠 牲に して しまうぜ,の で ある とい う。
『日本
霊
異 記搾
に は、
邪 婬に狂 っ て乳 を与えず、
その子 を棄て て飢 え し めた女 ざか りの母が、
あ のllt
で乳 房 を脹 ら し、 膿汁
を垂 らして痛
み苦
し む話 が あ り、
.
「今
昔物
語.
1 巻2723
}には、
老 母が鬼に なっ て わ が’
f
’
を 食い 殺 そうとし た話が載
っ てい て、 私 も老
母の孤
独 不安 が鬼
の 心 になっ てわが 子 を 悲 痛せ しめ てい る例 をしば しばみ てい る。 ま た 同 物 語 巻29241
には、
子 ども を犠 牲 に し て操
を守
っ た 母の話が あ る。 ま た 『宇
治拾
遺 物語 』 25} には、
昔、
遣 唐 使が中国
で妻 を娶 りf
一
を生ませた後、
必ず
迎 えに来る こ と を約 して帰 国 し た が、
その後
全 く音 信のない の を非 常に怒 り怨 ん だ 母 親が、
その 了・
の首
に 「遣唐
使そ れ が し がf
−
コ とい う札 をつ け、
「 宿.
世あ らば親r
・
の中に行合
なん」 とい っ て海に投
げ入 れた とい う話が あ る。『百11兪経 』 巻
126
} には、
臼分の名 声 を 高め る た めに、
自分の予 言 し た 口 にその ∫・
を
殺 した愚かな 父親の 話が あ り、
ま た 『雑
i宝 蔵 経 』 巻22
ア} と、
「撰 集 百 縁 経 』 巻42s
) には、梵
摩 達王 が 多くの採
女 を率い て園 遊 し た後、
飲残
の酒
をその 夫 人不善 意に与えたところ、
怒 りに狂っ た夫 人が、
子が泣い て哀願
す るの も聞かず、一・
r
一
法 護の咽 を 刺 し血 を飲 ま し め た とい う話 が ある。 ま た [撰 集 百 縁 経 』 巻5281
’に は、
夫 人 との 問に子の なか っ た長 者が、
同 族の 家の 女を
娶り、
間 もな くこ の 女 が懐
妊 した が、
第一・
夫 入 は そ れ を嫉 妬 し、
ひ そか に毒 薬 を飲 ませて流 産せ し め た が、
その こ とにつ い て詰問 さ れ、
「若し 私が や っ た の な ら、
死んで餓鬼
と な り、
産んだわが lt・
を11敢い ま くっ てやる」 と誓
い、
そ の 報い を 受け て餓 鬼道に堕
ち、 産ん だわ がr
一
を次 々 と食い殺
した とい う一
女の 話が ある。
ま た ギ リ シャ神 話によ ると
、Medeia
は ギ リシャ の 英 雄イアー
ソー
ン と 結婚 して、
二 人の男子 を ≠、うけ、
種々 の い き さつ が あっ て夫 妻は コ リン トに逃 れた が、
そこ で 夫はMedeia を
裏 り、
コ リン ト王ク レオー
ン の娘で花
の よ うなグ ラ ウ ケー
と結 婚 し て しまっ た とい う。 怒り に狂 っ たMedeia
は、
まずグラウ ケー
父 娘 を毒
殺 し、
続い て二 人の い たい け ない 実f
を殺 して しま うので あ る劉
it
[1
して こ の 丹 親 が夫へ の復讐
か ら実 Jt・
を 殺 害 し ようと す る願 望に つ い て、
F
.
Wittels
やE .
S
.
Stern
がMedeia
complex と名付け たが、 この 願 望・
心 理 は、
またあ ら ゆ る女性、
さ らには男 性に≠、共通 の潜
在的 心 理 であ ろう と 云 わ れてい るso
)また最 近 も 実 子 殺 しの記
事
を 多 くみ る 31〕こ とで あ る が、
こ のMedeia
complex なるもの は、
古 今洋
の東 西 を 問わ ず、宿
命的 な もので あろ うか。・偏 獣 乗 戒
留
・r
・は汝 ノ・1蠣 無 し、
親 し み近 づ くべ か らずとい い、
『宝 積 経港
44
:13:℃ は、
女であることに於て は母 も同 じで、
よ く 女の 幻 誑の術 を身 につ け て い て、
男 子の 大 志 を擢 くこと がNII-Electronic Library Service 鴦 仇摩 羅
Afigulimila
の 故事につ いての一
一
一
t
考察135
ある の で
、
その恩愛に
溺 れる:べ き で ない煮 い ましめでいる
。.
た
が
ここで弁解
が まし
くな
るが、
ζ
れを
以 で仏 教 が女性 を侮
辱 して吟
ると 受け と るべ きで罐
な
い 。’
撫
所嬉
齢
・ 都榊
「聟
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巻2
・ 35>.
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諸淋
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聴
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1
費 れ は 相 だ けであると説
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ホ プ キン ス大
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、
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女い ずれか の stereotype に形成ぎ
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発 育 過程
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天 性natu 麾 のプロ グ ラム を育 ちnurtuie が逆 転 し、
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性へ、
’
1
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木 質 的にば
男 女 め区
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経
1
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1
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を戒め
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・
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一
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雑 宝 蔵 経』 巻7
尊窺 ζ
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合い 損い合
っ て い た二 人の 子が、
仏 陀の法 を
聞婚
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歓喜
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、
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遂
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の 父 親 も仏の説
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聞い て聖 道 を得
た と あ る 。さ れば その
糧
の 愛に溺れ るこ となく、
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実の願に か な う入 となっ て は じ め て、真
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.
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生 心地 観 経』・
巻24
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達磨大毘婆沙
論 』ts198
ig)に は、
当時 、
聖者
の形
貌、
飲 食の 余の有 情 と 変りない こ とに執 わっ て、権
威 を否 定 して、
世 閥に阿 羅漢
無 し、 或 は正 至 (浬 槃)
無し とする謗 道 邪 見、
謗 滅 邪 見の外 道のあっ た こと が記さ れて い る。
され ば 彼の婆 羅門 も鴦
仇 摩羅.
に か かること を 教え て、
そ そのか し た もの で あ ろ うか。而して T
.
弘 道広顕 二 昧 経」 巻2
輸 には、
六波
羅蜜
の行 も必要で は なく、
仏 陀 世尊
も 問 題で はな く、
諸法の空 無 我 を解 するこ とが要
で あ り、
善悪
に わざ わきれ ず、
ま た罪 報にも執わ るなとい い、
唐代
の 丹 霞 禅 師が京洛
の恵林寺
を訪れ、
本 尊の 仏 像 を取 りお ろ して焚 火を
し、
煖 を取 っ た とい う話は有 名 である。また 『正 法 眼
蔵
f7
)には、
夾山禅 師が 「生死の なかに仏あ れば、
生 死 なし 」 と云っ たに対 して、
定 山禅師 は一
生 死の なか に仏 なけれ ば 生死 にま ど わず」 と云っ たこ と が載せ てあ る。 夾山 は定山の 言 葉尻
に執わ’
丿 て、
師の法 常禅
師に執 擁に その是 非 を求
め た とこ ろ、「 親 し きもの は問わず
、
問 う も の は疎
きなり」 と.・
喝された とい う。 夾山 に は まだ一
抹の仏 執が残 っ て い たの で はない で あ ろ う か’
8 )さ ればとい っ て仏 教で は空
・
無 我 をさとら し めん と してこ のよ うに説い てい るので あっ て、
外 道 の邪執
見とは根木
的に違 うものであること を銘 記 すべ き で ある 。鴦 仇 摩 羅は
IF
一
人殺せ と 云 わ れ999
人までは殺 し得た。併
し も う一
一
人が仲々殺 し得な か っ た。 仏執 を も、
そし て母に対 する愛 着 を も断 ち切るこ と が で きなか っ た。 彼は或は 無 意識 的に もせ よ、
あて に竜, な らぬあ らゆ る外物
に対’
す る執 着の 心 を断 ち切 っ て、 真の安 ら ぎを求
め てい たの か も知れ ない 。 併 し、
彼の断ち 切 るべ き最 后の一
人 は 、 自分 自身
で あ り、
その我 執、 我兄で ある こ とを
知 らなかっ たのであろ うか。
「
出
曜 経 』 巻2113
)に も、
一
人 に して千
に勝つ も なお生 死 に在っ て八難 を 受けねばならぬ か ら健夫 ではな く、
自 ら を伏 するもの こ そ真の勝 利者
で あ る とい う。 また 『雑 阿 含経
g 巻449
}には、
凡夫 は愚
痴 無 聞で慧 無 く明無 く、
徒らに我 見 を 生 じて 心を繋 着
せ し め て貪 慾 を 生 ずる か ら、苦
悩す るのだ とい い、
」F
宝積
経』 巻100
「 43)に も、
「
汝
当に善く 知 っ て、
我想及び衆
生 想 を殺 害 すべ く、
是 れを真 に一
切の衆 生を殺
すと名く。 是 くの 如 く な らば、吾
れ 当に汝に梵 行を許
す べ し1 とい い、
殺を
行 う時
に当っ では、
然 も亦 執 持の 想お よび害の想 をさ えもっ な とい う。
ま た 『生 経』 巻4
鋤 に よ る と、
本
来 無一・
物の道理を
解する こ と なく、
妻 子 眷 属 をあて にす る から裏切 ら れ て、
こん なこ とな ら一一
人 身で あ ればよかっ た と、苫
悩 を深め るのだが、
同 様にわ が身 をたの み とするか ら、
そ れを構成 して い る 五陰
に苦 し み、
六衰の 惑 を生 じ、
迷 を繰 返 すの で あ る が、
三 界は.一
切皆 空な り と解 する こと に よ。 てのみ、 わ が身に対す る鰍 を翻
して、
無上醸
の 道 に到る とい い、
ま た 難 阿 含経・巻4851
) には、
一一
VJ
の衆 牛は、
その 邪 慢を
余 無 く永滅せば、
長 夜 に安 穏 快 楽 なり とい う。
J
.
Bowlbv
52)も、
人格
の 発 達とは、
わ れ わ れの ま わ りの直
接的環 境や その 他のRl
カが次 第に 力 を 失い 、 徐々 に 自 己の 目 的 を 追求
し、
自 分 自身の環境
を 選 択 し創 造 してい く一
つ の過 程 で 、 こ れ をGoldstein
やScheerer
は abstract attitude抽
象的態 度 と呼ん でい る が、
こ れ が形成 さ れ ることに によっ て われわ れ は瞬間 的慾 望 を抑 制 して、
究 極的 に自 己の基本
的要 求 を満たすこと が で き る ようNII-Electronic Library Service 鴦 仇 摩 羅 働gulim51a の故 事につ いての
一
考察137
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環 境 や その他の圧力
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とい う〕こ と.
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威 繝 題 にな ら なくなる こ とを
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結 局、
我 執 我 見域
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をはるか に見、
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見なが ら、 侮故 に彼が母 を殺
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し犯せ ば、
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とな る からで もあ ろ ケかrv
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巻2351
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勵 に は、 こa・
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2 巻3
炉
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誦 律』 巻2156
) や1
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事 』巻
457
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これにつ いて犯 罪 精 神医
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母が死ん だの は火
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され ば 非 道にも母
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な き 五逆の罪 人と な る は 必定。 また若 し殺 して苦
悩 を 生 じ な け れば、 不成 男よ畜
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六 に は荘
厳
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E!gc 咋。n・ σ L・bra ・y Serv ・ご138
藤 岡 隆 男 て而 も厳 飾 する が故に。 七 に は安 隠と名
つ く。 母の懐
抱 を以て止 息となす が故に。 八 に は教 授 と名 つ く。 善.
巧 方便
して 了を 導引
する が 故に、
,
九に は教 誡と名つ く。 善き言辞
を以て衆
悪 を 離る る が故 に。 十に ぱ与業
と名つ く、、
能 く家業 を
以 て チに付 属す る が 故 に一
と。 され ば 「悲
母の堂
に在す、
之 を 名けて富む と なし、
悲.
母の 在さ ざる、
之 を 名 けて貧し となす。悲母
の 在す時
、名
け て 日中
となし、
悲
母死する時 、
名けて 「1
没 と な す1 とい い 、 父母 に孝
養 するこ とは、
仏 を供 養 する と同 じ福徳
にな る で あ ろ う とい う。而 し て父 殺 しにつ い て は
、
『浬 槃 経 』 加 葉 品 621 には
、
劫 初よ り巳 米、国
位 を貪
る が 故 に そ の父 を殺害
せ る悪王 が一・
万 八千 もあっ た とあり、
ア ジャ セが父 王 を 殺 害し た こと は あ ま りに革、有 名で あ る,
また 『宇 治 拾 遺 物 語尸
に も、
鯰が か っ て の父 で あ ることを知 りなが ら、
殺 して食っ た とい う話があ る。 ま た 『法 句譬
1喩糸有
巻4
鋤 に は、
愚 痴の故に宿 命 を 識 らず、前
生 に於ては 父 で あっ た鶏 を殺 し て食
い 、 かっ ての 怨で ある子を
養い、
恩 愛 深 固な る が 故に、
前 生には母で あっ た 女を
萋 と なす 譬が ある。これ と同 じ よ うな 話が
、
ギリ シ ャ神 話にあ るエ ディ プス の物
語駒 で ある。 テ…
バ イの王ライオス は、
或 る神 託に よっ て、
今 度 生 れた息 ∫一
を そのま ま 成長きせ る な らば、
王 位と生 命に危
険が あ る と.
予言 さ れ、
彼は生れ た子どもを
一
人 の牧 者に頼 んで殺させ よ うと し た。 とこ ろがその子は或る百
姓 の 主 人夫婦に助 け ら れ、
エ デ ィプス と名づ け ら れて、
養育
さ れ た、、後、
王は た だ.
.一
人の 従者 を
連れ て旅 行 中、
馬車 を
駆っ て米る一・
人の 背年に出 逢い、
些 細 なこ とで争い となり、 工の従 者が青 年の馬を
殺 して し まっ た。 それに立 腹 し た昌f
年は、
王 と従者
とを
殺して しまっ た。 而 して こ の 青年
こ そエ デ ィ プス であ っ たの で あ る。 この 出 米 事が あっ て後まも な く、
テー
バ イの町にス ピンクスと呼ば れ る怪
物が現わ れ、
岩の ヒか ら通り が か りの旅人に謎 をか け、
解 くこ との出
来 ない者
達が皆 殺 されで し まっ た とい う。 エ デ ィ プス は大li
旦にも自分か らス ピン クス の謎に挑 戦 し、
負け たス ピ ン クス は そ れを
不 面 目に思い、
岩か ら身 を投 げて死んだ。 テー
バ イの 人民は大
層よ ろこんで、
彼 を王と して 迎 え、
女 王 イオ カス テを娶
ら せ た。 か くて彼は知 らず
に父 を 殺し、 今また実の 母の良 入となっ たの で あ る。後 、
この こと を 知 り、
イオ カス テ は 自殺 し、
エ デ ィプ ス は気ち がい になっ て自分の目 をえ ぐ り抜い てテー
バ イの地 をさま よい、
悲 惨 な 生 涯を終
っ た とい う。子 ど も が自分の性 器に心 をうばわれる
3 〜 4
歳よ り5 〜
6
歳 までを phallic phase とい い、
こ の 時 期に異性
の親 に対 して性 愛 願 望が強 く な り、
男 児の場 合、
自分を
父親 と同
・
視 し、
恋 敵で ある父 親 を 嫉 妬 し、
憎 しみ をい だ く よ うに さ えな る。この現 象 をギ リシャ 神 話の故 事に名をかり てOedipus
complex (エ デ ィフ’
ス 心症 )と よ んでい る。ま たこ の よ うな心症は
、
何 も男のr
・
に限 っ た 問題で は な く、
『宝
積
経 2 巻5rf6
)には、
謂わゆる 父 母の和合
す る時、
若 し是れ男 な ら ば母に愛 を、
父 に瞋 を、
若 し 女なら ば 父に 愛 を、
母に瞋 を起 さな ければ、
受胎 しない とい う。 ま た 『分 別功徳 論 』 巻267
〕に も同 様の こ と が説
かれ てい る。この 女児が 父に 於て愛 を生 じ
、
母に於て 瞋 を 生ずる 心症 を、
Elektra
c。mplex 〔エ レ ク トラ心症 ) と呼ん で い る が、
こ の エ レク ト ラ と ぽ、
ギ リ シ ャ神話中
の女 性 の名 で あ り、
ミュ ケナ イの 王ア ガメ ム ノン と王妃ク リュ タイム ネス ト ラとの間の 子 で、
オレ ス テ ス の姉
で もある。 丹が姦夫 ア イギ ス ト ス と共 謀 し、
トロ イエー
よ り凱 旋せ る父 を 殺し、
オ レス テ ス をも 亡 きもの に せ ん と し た時、
秘か に 老 僕 をして こ の 幼 児 をポー
キス の王の許へ 伴れ去 らし め た。 オ レ ス テス 長 じて父の 仇 を討た ん と しNII-Electronic Library Service 鴦仇摩 羅
Afigulim
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考察139
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となるめ も、
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あ ろ う か・献 て こ畷 えは・