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インドネシア国 PDAM 資産管理支援プロジェクト第 2 次詳細計画策定調査 第 1 回現地調査報告書 平成 26 年 9 月 (2014 年 ) 独立行政法人国際協力機構 (JICA) 株式会社コーエイ総合研究所株式会社日水コン

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インドネシア国

インドネシア国

インドネシア国

インドネシア国

PDAM

PDAM

PDAM

PDAM 資産管理支援プロジェクト

資産管理支援プロジェクト

資産管理支援プロジェクト

資産管理支援プロジェクト

第 2

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2 次詳細計画策定調査

次詳細計画策定調査

次詳細計画策定調査

次詳細計画策定調査

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1 回現地調査報告書

回現地調査報告書

回現地調査報告書

回現地調査報告書

平成 26 年 9 月

(2014 年)

独立行政法人

国際協力機構(JICA)

株式会社コーエイ総合研究所

株式会社日水コン

環境

環境

環境

環境

JR

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インドネシア国

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インドネシア国

PDAM

PDAM

PDAM

PDAM 資産管理支援プロジェクト

資産管理支援プロジェクト

資産管理支援プロジェクト

資産管理支援プロジェクト

第 2

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2 次詳細計画策定調査

次詳細計画策定調査

次詳細計画策定調査

次詳細計画策定調査

第 1

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1 回現地調査報告書

回現地調査報告書

回現地調査報告書

回現地調査報告書

平成 26 年 9 月

(2014 年)

独立行政法人

国際協力機構(JICA)

株式会社コーエイ総合研究所

株式会社日水コン

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インドネシア国

インドネシア国

インドネシア国

インドネシア国

PDAM資産管理支援プロジェクト

PDAM資産管理支援プロジェクト

PDAM資産管理支援プロジェクト

PDAM資産管理支援プロジェクト第

第 2

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2 次

次詳細計画策定調査

詳細計画策定調査

詳細計画策定調査

詳細計画策定調査

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1 回現地調査報告書

回現地調査報告書

回現地調査報告書

回現地調査報告書

第 1 章 調査の背景と目的 ... 1 1.1 調査の背景 ... 1 1.1.1 インドネシア上水道セクターの概況 ... 1 1.1.2 上水道セクターの課題 ... 2 1.1.3 インドネシア政府の取り組み ... 2 1.1.4 案件形成の経緯 ... 3 1.2 調査の目的 ... 4 1.3 調査方法 ... 4 1.3.1 調査団の構成 ... 4 1.3.2 調査日程 ... 4 1.3.3 主要協議先 ... 5 1.3.5 調査方法 ... 6 第 2 章 COE プログラムの位置付け・計画 ... 7 2.1 COE プログラムの政策的位置付け ... 7 2.1.1 COE プログラムの目的・目標 ... 7 2.1.2 上水道セクター開発戦略・政策上の位置付け ... 7 2.2 COE プログラムの計画・予算 ... 9 2.2.1 中期計画 ... 9 2.2.2 予算 ... 9 2.3 他の研修プログラム等との比較 ... 10 第 3 章 COE プログラムの実施体制 ... 11 3.1 プログラム全体の実施体制 ... 11 3.2 州レベルの実施体制 ... 13 3.2.1 PIP2B ... 13 3.2.2 Satker PK PAM ... 14 第 4 章 COE プログラムの実施状況 ... 15 4.1 COE プログラムの実施の流れ ... 15 4.1.1 Socialization ... 15

4.1.2 TOT (Training of Trainers:講師養成講座) ... 15

4.1.3 Monitoring ... 16 4.1.4 BINTEK 研修 ... 16 4.2 TOT 研修 ... 17 4.2.1 Provincial トレーナー候補の選定 ... 17 4.2.2 TOT カリキュラム ... 18 4.2.3 インストラクター ... 18 4.2.4 研修テキスト ... 19 4.2.5 Provincial トレーナーの選定 ... 22 4.2.6 Provincial トレーナーの責任とモニタリング ... 22 4.2.7 BINTEK でのトレーナー経験 ... 22 4.3 BINTEK 研修 ... 23 4.3.1 BINTEK 研修の実施状況 ... 23 4.3.2 BINTEK 研修参加者の評価 ... 24 4.4 National TOT 研修 ... 24 4.5 COE プログラムの使用機材 ... 24 4.5.1 BITAMS(人間居住総局トレーニングセンター) ... 24

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4.5.2 各州での研修で用いる機材 ... 25 第 5 章 PDAM の運営状況と COE プログラム... 26 5.1 PDAM の経営規模と健全性評価 ... 26 5.2 ヒアリング対象 PDAM の運営状況... 27 5.3 PDAM ヒアリング結果の概要 ... 28 5.3.1 PDAM 経営者・幹部のコメント... 28 5.3.2 研修参加者のコメント ... 29 第 6 章 COE プログラムの課題 ... 36 6.1 COE プログラムの必要性 ... 36 6.2 実施上の課題 ... 36 6.2.1 実施機能の明確化 ... 36 6.2.2 研修で得た知識の PDAM 事業改善への活用 ... 37 6.2.3 新規研修モジュールの追加 ... 38 6.2.4 研修テキストの改良 ... 38 6.2.5 BINTEK 研修参加者のレベル分けの必要性 ... 40 6.2.6 National・Provincial トレーナーの継続的確保 ... 41 6.2.7 研修で用いる機器の不足 ... 41 6.2.8 他ドナーからの聴取事項 ... 41 6.3 JICA プロジェクトに係る人間居住総局の要請 ... 42 6.3.1 既存研修モジュールの改善 ... 42 6.3.2 COE プログラムの新規モジュール ... 42 6.3.3 PBC とパイロット事業 ... 42 6.3.4 将来の COE プログラム運営体制 ... 42

図 3.1.1 COE プログラムの実施体制 ... 11 図 4.1.1 COE プログラムの実施フロー ... 15 図 4.1.2 2012 年および 2013 年に TOT あるいは BINTEK 研修を実施した州 ... 16 図 4.2.1 トレーナー経験のある Provincial Trainer(2012・2013 年) ... 23 図 5.1.1 全国 PDAM の接続数 ... 26 図 5.1.2 PDAM 健全性評価別の接続数 ... 27 表 1.1.1 調査の背景 ... 1 表 2.1.1 COE プログラムの国家戦略上の位置付け ... 8 表 2.2.1 COE プログラムの 2014 年計画 ... 9 表 2.3.1 COE プログラムと他プログラムの比較 ... 10 表 4.1.1 COE プログラムの実施状況及び計画 ... 16 表 4.2.1 TOT 研修参加者に求められる要件 ... 18 表 4.2.2 各モジュールのインストラクターの所属と経歴 ... 18 表 4.2.3 各モジュールの概要 ... 20 表 4.2.4 TOT で選定された Provincial トレーナー ... 22 表 4.3.1 BINTEK 実施州と各モジュールへの参加者数 ... 23 表 4.5.1 人間居住総局が有する研修機材 ... 25 表 5.2.1 ヒアリング対象 PDAM の運営状況 ... 28 表 5.3.1 PDAM 経営者・幹部のコメント ... 28 表 5.3.2 研修参加者のコメント(NRW) ... 30 表 5.3.3 研修参加者のコメント(エネルギー効率化) ... 32 表 5.3.4 研修参加者のコメント(SAK ETAP) ... 34

表 6.2.1 COE Central Management System の構築... 37

表 6.2.2 既存研修モジュールテキストへの追加内容(案) ... 38

表 6.2.3 研修モジュールのレベル分け ... 40

添付資料1: 面談記録

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Akatirta Akademi Teknik Tirta Wiyata YPTD-PAMSI が設置・運営する水道分野の職業訓練学校。

BINTEK 一般的な用語で研修訓練を意味するが、COE プログラム

では TOT により養成されたトレーナーが他の PDAM 職員 向けに実施する研修を BINTEK と呼び、TOT と区別して いる。

BPP SPAM Badan Pendukung

Pengembangan Sistem Penyediaan Air Minum

公共事業省水道開発支援庁

BTAMS Balai Teknik Air Minum dan

Sanitasi 人間居住総局の上下水道・廃棄物処理に係る研修センタ ー。西ジャワ州ブカシ市に所在する Region I と東ジャワ州 スラバヤ市に所在する Region II の 2 ヶ所があり、それぞ れ全国を 2 つに分けた西部地域と東部地域を担当してい る。

COE Center of Excellence 原語では Center of Excellent と表記される場合がある。

DPD PERPAMSI

Dewan Pengurus Daerah PERPAMSI

PERPAMSI Regional Representative Board PERPAMSI の州レベル地方機関。

EE Energy Efficiency エネルギー効率化

IWA International Water Association

Kabupaten・Kota Kota は市(City)、Kabupaten は県(Regency)と訳され、

州を構成している。

NRW Non Revenue Water 無収水

PDAM Perusahaan Daerah Air Minum Regional Water Company

県(Kabupaten)または市(Kota)により所有・運営され る上水道事業体。

PERPAMSI Persatuan Perusahaan Air

Minum Seluruh Indonesia

インドネシア上水道協会

PIP2B Pusat Informasi Pengembangan

Permukiman dan Bangunan

Settlement and Building Development Information Center 各州に設立された人間居住総局の情報センター。

TOT Training of Trainers トレーナー養成を目的とした研修訓練。

SAK ETAP Standar Akuntansi Keuangan

untuk Entitas Tanpa Akuntabilitas Publik

Financial Accounting Standards for Entities without Public Accountability

非公開会社向け会計基準

Satker Satuan Kerja Working Unit

主に人間居住総局等、中央政府の州レベルの組織を指す。

Satker PK PAM Satuan Kerja Pengembangan

Kinerja Pengelolaan Air Minum

人間居住総局上水道開発局の州レベル組織。 YPTD-PAMSI

(YPTD)

Yayasan Pendidikan Tirta Dharma - Perusahaan Air Minum Seluruh Indonesia

Tirta Dharma Education Foundation

PERPAMSI の関連団体で PDAM の教育訓練サービスを提 供する非政府機関。

上水道開発局 Direktorat Pengembangan Air

Minum, Direktorat Jenderal Cipta Karya, Kementerian Pekerjaan Umum

Directorate of Water Supply Development, Directorate of

Human Settlement, Ministry of Public Works(公共事業省人間

居住総局上水道開発局)

人間居住総局 Direktorat Jenderal Cipta

Karya, Kementerian Pekerjaan Umum

Directorate General of Human Settlement, Ministry of Public Works(公共事業省人間居住総局)

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1

第1章

調査の

調査の

調査の背景と目的

調査の

背景と目的

背景と目的

背景と目的

1.1 調査

調査

調査の背景

調査

の背景

の背景

の背景

1.1.1 インドネシア上水道セクターの概況

インドネシア上水道セクターの概況

インドネシア上水道セクターの概況

インドネシア上水道セクターの概況

インドネシア国は下表の通りミレニアム開発目標(MDGs)に基づく安全な水へのアクセス率 を基準年(1993 年)の全国 37.3%(都市部 50.58%、農村部 31.61%)から目標年次(2015 年)に 全国 68.87%(都市部 75.29%、農村部 65.81%)まで増加させることを目標としている。しかし、 2011 年時点では全国 42.76%(都市部 40.52%、農村部 44.96%)、パイプ給水によるアクセス率は 2015 年目標の全国 41.03%(都市部 68.32%、農村部 19.76%)に対して 2011 年 27.05%(都市部 41.88%、 農村部 13.94%)と依然として低水準である(パイプ給水の目標・実績値は表 1.1.1 参照)。 インドネシアの上水道セクターは、公共事業省が政策官庁となっているが、水道事業のサービ ス供給は各市・県の下に位置付けられる水道公社(PDAM)が実施している。 表 表表 表 1.1.1 調査の背景調査の背景調査の背景 調査の背景 ミレニアム開発目標 ミレニアム開発目標ミレニアム開発目標 ミレニアム開発目標 ( (( (MDGsMDGsMDGsMDGs)達成状況)達成状況)達成状況)達成状況 ■ ■ ■ ■MDGsMDGsMDGsMDGs に基づく安全な水へのアクセス(パイプ給水)に基づく安全な水へのアクセス(パイプ給水)に基づく安全な水へのアクセス(パイプ給水)に基づく安全な水へのアクセス(パイプ給水) 2015 年目標 全国 41.0% 都市部都市部都市部都市部 68.3%68.3%68.3%68.3% 農村部 19.8% 2011 年実績 全国 27.1%(▲13.9%) 都市部都市部都市部 41.9%都市部41.9%41.9%41.9%((▲26.4%((▲26.4%▲26.4%)▲26.4%)) ) 農村部 13.9%(▲26.4%) PDAM PDAMPDAM

PDAM 経営の課題経営の課題経営の課題 経営の課題 ■■■■水道公社(水道公社(PDAM水道公社(水道公社(PDAMPDAMPDAM)の財務状況が悪く、設備投資資金が確保できない)の財務状況が悪く、設備投資資金が確保できない)の財務状況が悪く、設備投資資金が確保できない )の財務状況が悪く、設備投資資金が確保できない

・ 多数の PDAM の水道料金が低く、運転・維持管理費、設備投資費が賄えない ・ 無収水率が高い ・ 過去の ODA 事業等の政府転貸債務が累積し、多くの PDAM が債務超過状態にある ■民間投資による施設整備(PPP 事業)が成立しにくい ・ PDAM の財務状況が悪く、案件が限られる、多数のステークホルダー間の調整が必要 ■地方分権により県・市が水道整備を担っている ・ PDAM の経営改善が他県へ波及しにくい/ 水道料金改訂が政治化し困難である イ国政府の主要施策 イ国政府の主要施策イ国政府の主要施策 イ国政府の主要施策 ■PDAM 債務減免プログラム(DRP)(財務省) ・ ビジネスプランの作成、コストリカバリー可能な料金改訂などが条件 ■PDAM Health Program(公共事業省人間居住総局)

・ コンサルタントの派遣によるビジネスプラン作成など財務改善支援、PDAM 職員対象の研修 ■Center of Excellence プログラム

‐ Training of Trainers(TOT)

(Healthy PDAM の職員がトレーナーとなる)

‐ トレーナーが各州で他の PDAM 職員(Un-Healthy/Sick PDAM)の研修(BINTEK)を行う ‐ モジュールは①無収水対策、②エネルギー効率化、③SAK ETAP(非公開会社向け会計制度) ■ 民間投資促進等による更なる運営改善

・ PPP(上水道施設建設)及び Performance Based Contract(無収水対策・エネルギー効率化等) の推進による、民間投資の促進ならびに PDAM 財務改善

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1.1.2 上水道セクターの課題

上水道セクターの課題

上水道セクターの課題

上水道セクターの課題

都市上水道の問題点は以下のように整理される。①PDAM の財務状況が悪く、施設整備資金が 確保でいない、②民間投資による施設整備(PPP 事業)が成立しづらい、③地方分権が進んでお り、他地域に成果が波及しない。①については、多くの PDAM は水道料金が低く、料金収入では 必要な運転・維持管理費が賄えない状況にある。水道料金によって施設整備費を賄うというコス トリカバリーの発想も乏しい。また、無収水率も高く、中央政府への債務返済が滞るほど経営赤 字が続き、収入増につながる施設整備資金が調達できない。②については、公共事業省は長期的 なインフラ整備戦略として、民間資金活用を打ち出しているが、多くの PDAM の財務状況が悪い 上に、PPP 事業は複数のステークホルダーの調整を必要とすることから、PPP 事業が実際に案件 に至っている数は少なく、民間資金活用策の充実が課題となっている。インドネシアは日本の民 間企業の関心の高い国でもあるが、上述のような課題があるため、具体的な事業に結びつきにく い状況が続いている。③については、政府が地方分権を進めており、上水道分野においても県・ 市が地域の水道整備の責任を負っている。PDAM は全国に 350 以上あるが、ある PDAM において 財務状況の改善が見られても、他の地域にその教訓や取り組みが波及せず、公共事業省は支援策 を効率的に運用できていない。

1.1.3 インドネシア政府の取り組み

インドネシア政府の取り組み

インドネシア政府の取り組み

インドネシア政府の取り組み

上述のような問題に対し、インドネシア政府は主に以下のような取り組みを進めている。 (1) PDAM の健全性評価の健全性評価の健全性評価(ベンチマーキング)の健全性評価(ベンチマーキング)(ベンチマーキング)(ベンチマーキング) 公共事業省水道開発支援庁(BPPSPAM)では、PDAM を財務経営、サービス、オペレーション、 人材の各分野に関する合計 18 項目の指標に基づいて評価し、その結果に基づいて 3 つのランク (Healthy・Un-Healthy・Sick)に分けて公表している。Healthy と評価された PDAM は 2012 年時 点で約半数であり、民間資金の活用を促進する方針である。Un-Healthy、Sick と評価された PDAM については、公共事業省人間居住総局が後述の「PDAM Health プログラム」と称する財務改善の 支援を行い、Healthy になるようにコンサルタント派遣等を行っている。 (2) PDAM Health プログラム(水道公社経営健全化計画)プログラム(水道公社経営健全化計画)プログラム(水道公社経営健全化計画)プログラム(水道公社経営健全化計画) 公共事業省による PDAM 経営改善のための技術支援プログラムであり、2011~2013 年の 3 年間 で 170 の PDAM を対象に、ローカルコンサルタントを傭上し、現状調査、問題分析・代替案比較、 経営健全化計画の策定、地方政府と人間居住総局長の間で経営健全化計画実施に係る合意形成を 行っている。 (3) 財務省による債務救済財務省による債務救済財務省による債務救済 財務省による債務救済 財務省は、PDAM が 5 年間のビジネスプランを提出して、財務省、財政開発統制庁(BPKP)、 人間居住総局から成る委員会に承認されれば、元本以外の債務の免除と元本債務返済のりスケジ ュールを認める政令を定めている。ビジネスプランは、フルコストリカバリーを達成するための 水道料金、料金徴収率、無収水率、水道普及率、職員数、純利益、投資計画、キャッシュバラン スの観点から審査されることとなっており、3 年以内にフルコストリカバリーが達成できる水道 料金に引き上げることが求められている。2008 年時点で 175 の PDAM が債務を抱えていたが、2012 年までに 123 の PDAM がビジネスプランを提出し、2013 年までに 47 の PDAM に対して債務の減 免が承認された。しかし、ビジネスプランのテンプレートを財務省が用意し、USAID や世界銀行 が作成を支援しているにも拘わらず、ビジネスプランを提出できていない PDAM が残っているこ とや、提出できても計画が継続できていない PDAM が多いという課題がある。財務省はビジネス プランを提出した PDAM を対象に、その後の進捗をモニタリングしているが、2012 年時点の評価 では、無収水率削減の未達成が 72%にも及んでいる。

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3 (4) 銀行融資保証制度銀行融資保証制度銀行融資保証制度 銀行融資保証制度 2009 年の大統領令により、民間銀行が PDAM に融資を行う際に、政府が債務保証や利子補給を 行う制度が整えられている。融資申請書類には返済計画を記載する必要があり、収益性のあるプ ロジェクトが対象となる。 (5) 取り組みの課題取り組みの課題取り組みの課題 取り組みの課題 2007 年時点で Healthy と評価された PDAM は 79(26%)であったのに対し、2012 年時点では 171(52%)まで増えており、インドネシア政府による取り組みは成果を上げつつある。しかし、 依然として半数の PDAM は Un-Healthy や Sick と評価されており、さらにはビジネスプランを提 出して業務の改善に取り組んでいる PDAM においても、無収水削減等の設定された目標を達成で きておらず、ビジネスプランを実践に移して成果につなげることが課題となっている。

1.1.4 案件形成の経緯

案件形成の経緯

案件形成の経緯

案件形成の経緯

かかる状況下で、アセットマネジメント(資産管理)を切り口として PDAM の財務改善から設 備投資の増加を目指す技術協力プロジェクトの要請が、インドネシア政府から日本政府に対して 2009 年度に提出され、2010 年度に採択された。これを受けて、2010 年 10~12 月に現地派遣を 2 回に分けて第 1 次詳細計画策定調査を実施したが、先方の事情により十分な協議時間が取れず、 特に技術協力の成果の面的拡大を実現するためのプロジェクトデザインが課題として残った。さ らに、その後先方実施機関のキーパーソンである公共事業省人間居住総局の水道局長が交代した ため、新しい局長と 2011 年 7 月に協議を行い、アセットマネジメントというやや先進的な内容に 焦点を当てるよりも、PDAM の財務改善に直結するような投資及び業務改善を進めるための包括 的な支援が必要であるという基本的な方向性で合意したが、面的拡大の仕組み等については引き 続き課題として残った。 そのため、2012 年に「インドネシア共和国上水道セクターに係る情報収集・確認調査」を実施 し、主に財務・経営面を中心に、インドネシア上水道セクターの基本的な政策や課題、他ドナー の支援状況等について把握した。その結果、課題であった面的拡大の仕組みについては、人間居 住総局が PDAM の財務改善に向けた人材育成支援を行うために、2012 年から新たに Center of Excellence Program(COE プログラム)と呼ばれる研修の取り組みを開始したことが判明した。 この結果を踏まえて、2013 年 5~6 月に改めて人間居住総局と協議したところ、先方からは、 ①経営改善に関連する各分野(財務計画策定、無収水対策等)を広く扱うことができ、好事例の 全国展開が期待できる COE プログラムの質的向上、及び②経営が健全な PDAM が継続的に施設 投資資金を得られるよう、民間資金活用の選択肢を増やすための PBC(Performance Based Contract:性能規定型契約※)導入について JICA の支援を得たいとの意向が示された。 ※ 定義されたパフォーマンス基準にどれだけ達しているかに基づいて支払いがなされる契約形態であり、伝 統的契約がインプットベースであるのに対し、性能規定型契約はアウトプットベースの契約である。 しかし、これまで JICA が行ってきた調査や協議では、これら先方から要望のあった取り組みに ついて現状を詳しく把握できていない。したがって、本プロジェクトの背景、目的及び内容を精 査し、インドネシア政府が進める COE プログラムの詳細や他地域への展開にあたっての留意点、 PBC の実績等、プロジェクトデザインを検討するにあたって必要な情報収集及び分析、案件形成 に必要な検討を行うため、コンサルタントメンバーが先行して現地調査を行うこととし、その結 果を元に、JICA 団員がプロジェクトの基本コンポーネントについて先方との協議を行うこととし た。

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4

1.2 調査

調査

調査の

調査

の目的

目的

目的

目的

JICA プロジェクトの背景、目的及び内容を精査し、イ国政府が進める COE プログラムの 詳細や他地域への展開にあたっての留意点、PBC の実績等、プロジェクトデザインを検討す るにあたって必要な情報収集及び分析、案件形成に必要な検討を行い、プロジェクトデザイ ンについて提言を行う。

1.3 調査方法

調査方法

調査方法

調査方法

1.3.1 調査団の構成

調査団の構成

調査団の構成

調査団の構成

上水道経営(業務主任者) 蒔田勇作 株式会社コーエイ総合研究所 人材育成・能力強化 横田義昭 株式会社日水コン

1.3.2 調査日程

調査日程

調査日程

調査日程

1 3 月 31 日(月) 成田⇒ジャカルタ(GA885) 2 4 月 1 日(火) 9:40 人間居住総局(キックオフ・ミーティング) 16:00 JICA インドネシア事務所 3 4 月 2 日(水) 10:00 人間居住総局上水道開発局(COE 担当) 4 4 月 3 日(木) 8:00 BPP SPAM 5 4 月 4 日(金) 9:00 YPTD 13:30 PERPAMSI 6 4 月 5 日(土) 資料整理・分析等 7 4 月 6 日(日) 資料整理・分析等 8 4 月 7 日(月) ジャカルタ⇒スラバヤ(GA304)

10:00 BTAMS Region II(スラバヤ・トレーニングセンター)

スラバヤ⇒マラン(陸路) 9 4 月 8 日(火) 10:00 PDAM Kota Malang

10 4 月 9 日(水) マラン⇒スラバヤ(陸路) スラバヤ⇒ジャカルタ(GA315) 11 4 月 10 日(木) 11:00 オランダ大使館 13:30 人間居住総局上水道開発局(COE 担当) 12 4 月 11 日(金) 9:00 ADB 13 4 月 12 日(土) 資料整理・分析等 14 4 月 13 日(日) ジャカルタ⇒マカッサル(GA610)

15 4 月 14 日(月) 9:00 PDAM Kab. Maros 14:00 南スラウェシ州 PIP2B 16 4 月 15 日(火) 10:00 PDAM Kab. Takalar

17 4 月 16 日(水) 10:00 PDAM Kab. Pangkajene Dan Kepulauan

18 4 月 17 日(木) マカッサル⇒デンパサール(GA621)

19 4 月 18 日(金) 資料整理・分析等

20 4 月 19 日(土) 資料整理・分析等

21 4 月 20 日(日) 資料整理・分析等

22 4 月 21 日(月) 9:00 PDAM Kota Denpasar 13:30 バリ州 PIP2B 23 4 月 22 日(火) 10:00 PDAM Kab. Badung

14:00 PDAM Kab. Tabanan 24 4 月 23 日(水) 10:00 PDAM Kab. Gianyar

13:00 Satker PKPAM Bali

デンパサール⇒ジャカルタ(GA419) 25 4 月 24 日(木) 16:00 JICA インドネシア事務所

26 4 月 25 日(金) 13:30 人間居住総局総局長官房(PIP2B)

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28 4 月 27 日(日) ジャカルタ⇒パレンバン(GA110)

29 4 月 28 日(月) 8:00 PDAM Kota Palembang 13:00 南スマトラ州 Satker PKPAM 30 4 月 29 日(火) 9:30 PDAM Kab. Banyu Asin

12:30 Government of Kabupaten Banyuasin 15:30 南スマトラ州 PIP2B

31 4 月 30 日(水) 9:30 PDAM Kab. Ogan Ilir パレンバン⇒ジャカルタ(GA115) 32 5 月 1 日(木) 資料整理・分析等 33 5 月 2 日(金) 資料整理・分析等 34 5 月 3 日(土) 資料整理・分析等 35 5 月 4 日(日) 資料整理・分析等 36 5 月 5 日(月) 14:00 世界銀行インドネシア事務所

37 5 月 6 日(火) 11:00 COE National TOT 視察(バンドン)

38 5 月 7 日(水) 15:30 人間居住総局上水道開発局投資課(PBC)

39 5 月 8 日(木) 10:00 人間居住総局上水道開発局(調査結果報告・COE の方向性)

16:00 COE National TOT インストラクターヒアリング(バンドン)

40 5 月 9 日(金) 資料整理・分析、報告書作成等

41 5 月 10 日(土) 資料整理・分析、報告書作成等

42 5 月 11 日(日) 資料整理・分析、報告書作成等

43 5 月 12 日(月) 10:00 BTAMS Region I(ブカシ・トレーニングセンター)

44 5 月 13 日(火) 13:00 人間居住総局上水道開発局 16:00 JICA インドネシア事務所 ジャカルタ⇒(GA886) 45 5 月 14 日(水) ⇒成田

1.3.3 主要協議先

主要協議先

主要協議先

主要協議先

公共事業省人間居住総局上水道開発局 公共事業省人間居住総局上水道開発局 公共事業省人間居住総局上水道開発局 公共事業省人間居住総局上水道開発局 Subdirectorate of Institutional and Regulatory

Framework - Mr. Hilwan, Head

- Ms. Luky Retno Andayani, Head. Subdivision of

Institutional Development Subdirectorate of Investment

- Ms. Meike Kencanawulan, Head

公共事業省人間居住総局( 公共事業省人間居住総局( 公共事業省人間居住総局(

公共事業省人間居住総局(PIP2B Pusat))) PIP2B Pusat

- Mr. Daru Sukamto, Staff of Sub-directorate of Water

Supply

- Mr. Teddy Kreswanto, Staff of Task Unit for Program

and Budget Control for Setditjen 関係機関

関係機関 関係機関 関係機関

公共事業省水道開発支援庁(BPPSPAM)

- Ir. Rina Agustin Indriani, Secretary

インドネシア上水道協会(PERPAMSI)

- Ir. H. Agus Sunara, Executive Director

- Mr. Dwike Riantara, Head of Training and Partnership

YPTD PAMSI

- Mr. Rama Boedi, Chairman

BTAMS Region I

(ブカシトレーニングセンター) - Mr. Ilham Muhargiady, Head

BTAMS Region II (スラバヤトレーニングセンター) - Mr. Yusrizal HS, Head 州 州 州 州 Satker・・・・PIP2B Satker PBL Bali - Mr. I Putu Agra

Satker PK PAM Bali - Mr. I Nyoman Sumberyasa, Institutional and Investment Assistant

Satker PK PAM South Sumatera

- Mr. Adam, Head of Institutional and Investment Assistant

PIP2B South Sulawesi

(12)

6 PIP2B South Sumatera

- Mr. Duhara, Head of Subdivision for Administration PDAM

PDAM Kota Malang

- Ir. Teguh Cahyono, Technical Director

- Mr. Mifhatul Munir, Administration and Finance Director

PDAM Kabupaten Maros

- Mr. Abdul Baddar, Director

PDAM Kabupaten Takalar

- Mr. Syamsul Kamar Dg. Timung, Director

PDAM Kabupaten Pangkajane dan

Kepulauan - Mr. Kamaruddin, Head of Administration and Finance Division

PDAM Kota Denpasar - Mr. I Putu Yasa, Head of Division for Research and Development

PDAM Kabupaten Badung

- Mr. Ida Bagus Gede Wimbardi, Director of Technical

PDAM Kabupaten Tabanan

- Mr. Ida Bagus Oka Sadana, President Director

PDAM Kabupaten Gianyar

- Mr. I Wayan Suastika, PLT (Acting Head) of Research

and Development

PDAM Kota Palembang - Mr. Andi Wijaya, Director for Operation and Marketing PDAM Kabupaten Banyuasin

- Ir. Bakri, MT, Director

PDAM Kabupaten Ogan Ilir

- Mr. Zulkarnain, Director ドナー・国際機関 ドナー・国際機関 ドナー・国際機関 ドナー・国際機関 世界銀行インドネシア事務所

- Mr. Fook Chuan, Sr. Water & Sanitation Specialist

ADB インドネシア事務所

- Mr. Paul van Klaveren, Senior Urban Development

Specialist (Water Supply and Sanitation), Urban

Development Water Division, Southeast Asia Department オランダ大使館

- Mr. Peter de Vries, First Secretary (Water Management),

Economic Department その他

その他 その他 その他

Multi Karadiguna Jasa, PT. (MKJ)

COE プログラムコンサルタント - Ir. Raminatha Puizi Uno

1.3.4 調査方法

調査方法

調査方法

調査方法

関係機関との面談によるインタビュー調査を行い、併せて関連資料を収集し分析を行った。 面談記録は添付資料 1 の通り、また収集資料リストは添付資料 2 の通りである。

(13)

7

第2章

COE プログラムの

プログラムの

プログラムの

プログラムの位置付け・計画

位置付け・計画

位置付け・計画

位置付け・計画

2.1 COE プログラムの政策的位置付け

プログラムの政策的位置付け

プログラムの政策的位置付け

プログラムの政策的位置付け

2.1.1 COE プログラムの目的

プログラムの目的

プログラムの目的

プログラムの目的・目標

・目標

・目標

・目標

2013 年 COE プログラム最終報告書によれば、COE プログラムの目的・目標は下記の通り である。 (1) COE プログラムの目的(プログラムの目的(プログラムの目的(プログラムの目的(Purpose))) 「PDAM の人的資源を効果的かつ効率的に向上することにより、PDAM の経営改革プログ ラム(PDAM Restructuring Program)を推進すること」

(2) COE プログラムの目標(プログラムの目標(プログラムの目標(プログラムの目標(Goal))) 「1. PDAM 職員から選出された参加者に TOT を受講させ、プロフェッショナルなトレー ナーを養成する」 「2. 選定されたトレーナーが他の PDAM に技術支援(BINTEK)を行う」 「3. 人間居住総局の技術情報センターとしての PIP2B の機能を活性化(Revive)する」

2.1.2 上水道セクター開発戦略・政策上の位置付け

上水道セクター開発戦略・政策上の位置付け

上水道セクター開発戦略・政策上の位置付け

上水道セクター開発戦略・政策上の位置付け

(1) COE プログラムのプログラムのプログラムのプログラムの導入の背景と導入の背景と導入の背景と導入の背景と政策的位置付け政策的位置付け政策的位置付け 政策的位置付け COE プログラムの導入の背景に関する上水道開発局の説明は次の通りである。PDAM の現 状の経営健全性の評価に拘らず、各 PDAM においては、未だ未熟練職員が多いことが課題と なっており、経営改善のために各種施策を実施する上で前提となる人材能力の向上が急務と なっている。 一方、人間居住総局には既存の BTAMS(トレーニングセンター)がブカシとスラバヤに あるが、上水道開発局の試算によると、BTAMS のキャパシティだけでは、必要とされる全 国の PDAM 職員の研修には 10 年以上かかってしまうことから、早急な対策が求められてい る。中でも、PDAM の経営改善に直接寄与すると期待される無収水削減やエネルギー効率化 については、関連知識の早期普及が急務であり、これらを取り上げた研修プログラムが必要 とされていた。

こうした中、上水道開発局が主導して、まず TOT 研修(Training of Trainers:選ばれた PDAM 職員を対象とした研修を実施し、他の PDAM 職員を指導するトレーナーを養成する)により 各州に講師を育成し、州レベルでの研修プログラムを展開していく COE プログラムが 2012 年より開始された。

それ以降、2013 年 12 月には、公共事業省令「上水道開発に係る国家戦略・政策」

(No.13/PRT/M/2013)に COE プログラムが明記され、上水道開発に係る政令(No.16/2005) 等に基づいた中央政府による PDAM 支援プログラムの一つとして実施されるに至っている。

(14)

8 (2) 「上水道開発に係る国家戦略・政策」(「上水道開発に係る国家戦略・政策」(「上水道開発に係る国家戦略・政策」(No.13/PRT/M/2013)「上水道開発に係る国家戦略・政策」( )) 2013 年 12 月に成立した上記省令により、COE プログラムは公共事業省による PDAM 支援 戦略の一つとして明記された。同省令は、全国の上水道システムの施設及び組織制度(制度・ 経営・財務等)の包括的な整備・拡充を通じ、上水道開発が直面する課題に対応し、Basic Human Needs を満たした国民の生活環境向上に寄与することを目的としている。下表に公共事業省 が掲げた政策・戦略の概要と COE プログラムの位置付けを示す。COE プログラムの実施は、 政策 3「上水道開発に係る組織能力の向上」の戦略(5)として明記されている。 また関連して、戦略 1-(5)「無収水率の低減」では、PDAM の NRW 削減を目的とした研修 を実施するとともに、NRW 削減策に取り組む PDAM に対するインセンティブを供与する、 としている。戦略 2-(1)「水道事業体の財務能力の改善」では、PDAM の収入増加・運営コス トの低減を通じフルコストリカバリーを達成し、債務救済プログラムを完了させることを目 標に掲げた。また、戦略 3-(1)「中央・地方レベルにおける上水道事業の人材能力の強化」で は、上水道開発に携わる中央・地方レベルの人材(政府職員、PDAM 職員だけでなく、施工 業者やコンサルタント等を含む人材)能力の向上を図るトレーニングを実施する、としてお り、これらの具体的施策が今後検討されるものと考えられる。 表 表 表 表 2.1.1 COE プログラムの国家戦略上の位置付けプログラムの国家戦略上の位置付けプログラムの国家戦略上の位置付けプログラムの国家戦略上の位置付け 政策 政策 政策 政策 戦略戦略戦略戦略 1. 都市部・農村部のすべてのコミュニティにお ける安全な水へのアクセス改善 (1) 上水道開発による、特に低所得層への飲料水 供給サービスの拡大 (2) 上水道開発を通じた経済成長 (3) パイプ給水等の上水道開発を通じた安全な水 へのアクセス改善 (4) 飲料水の水質改善 (5) 無収水率の低減 (6) 情報・データ収集システムの開発による水道 サービスのモニタリングと評価 2. 水道事業体の財務能力の改善及び代替的な資 金源の開発 (1) 水道事業体の財務能力の改善 (2) 上水道開発の財政支援に対する中央・地方政 府のコミットメントの増大 (3) 企業の社会責任(CSR)を通じた資金供与の拡 大 (4) 国内外の銀行融資・社債等の非政府資金の活 用 (5) 上水道開発における官民連携(PPP)の拡大 3. 上水道開発に係る組織能力の向上上水道開発に係る組織能力の向上上水道開発に係る組織能力の向上 上水道開発に係る組織能力の向上 (1) 中央・地方レベルにおける上水道事業の人材 能力の強化 (2) 上水道開発における州・県/市の機能強化 (3) 地方政府の上水道開発の重点化への支援 (4) 水道事業体経営への Good Corporate Governance の原則の適用

(5) Center of Excellence((((COE)アプローチを通)アプローチを通)アプローチを通)アプローチを通

じた人材能力の開発 じた人材能力の開発じた人材能力の開発 じた人材能力の開発 (6) 上水道事業の資産管理の強化による経営改善 4. 中央・地方レベルにおける上水道事業運営基 準・手続きの開発と適用 (1) 上水道事業運営に係る基準・制度の確立 (2) 上下水道事業運営基準の適用 (3) 技術基準に基づいた上水道開発 5. 持続可能な飲料水供給のための原水開発 (1) 流域保全・水源保護の改善 (2) 飲料水用原水供給への取り組みの拡大

(15)

9 (3) 流域管理による水源管理の改善 (4) 広域利用による原水利用の改善 6. 官民連携及び地域社会の役割の拡大 (1) 上水道開発における地域社会の参加の拡大 (2) PPP 等官民連携の環境整備 7. 上水道事業における技術革新 (1) 水道技術の研究開発の推進 (2) 技術革新のマーケティング (3) 水質の良くない地域での新技術の適用 (4) 上水道経営の持続可能な開発原則の実施 出典:公共事業省令 No.13/PRT/M/2013 に基づき調査団作成

2.2 COE プログラムの

プログラムの

プログラムの

プログラムの計画

計画

計画

計画・予算

・予算

・予算

・予算

2.2.1 中期計画

中期計画

中期計画

中期計画

第 4 章で詳述する通り、COE プログラムは 2012 年に南スラウェシ・南スマトラの 2 州を 対象に実施され、2013 年にバリ州を加えた 3 州に拡大された(TOT によるトレーナー養成は 8 州を対象に実施)。2014 年以降、対象を全国 31 州に拡大して実施することが予定されてい るが、プログラムは 2012 年に開始されたため、人間居住総局の 5 か年計画(RENSTRA 2010-2014)等には含まれていない。2015 年以降の次期中期計画は 2014 年に選出される次期 政権により策定される予定である。また上水道開発局は 2014 年 10 月頃に COE プログラム のマスタープランを作成予定である。

2.2.2 予算

予算

予算

予算

2012 年及び 2013 年の COE プログラムには各々約 20 億ルピアの予算が配賦された。2013 年の予算にはバリ州での Socialization、BTAMS(ブカシ・スラバヤ)での TOT、及び 3 州に おける研修(BINTEK)が含まれている。BTAMS 及び PIP2B の施設・人員に係る費用は含ま れていない。TOT・BINTEK 研修には、TOT を実施するインストラクターの報酬、BINTEK を実施するトレーナー(PDAM 職員)の手当、TOT・BINTEK 参加者の日当等が含まれてい る。 2014 年の COE プログラム予算は総額約 200~210 億ルピアであり、下表の通り 12 パッケ ージに分かれている。 表 表 表 表 2.2.1 COE プログラムのプログラムのプログラムのプログラムの 2014 年計画年計画年計画 年計画 パッケージ パッケージパッケージ パッケージ 概要概要概要概要 予算額予算額予算額予算額 パッケージ 1 COE プログラムマネジメント・コンサルタント ・ プログラム全体の運営管理

・ インストラクター雇用・派遣(BTAMS Region I・II への派遣)

・ 研修モジュール開発 ・ 6 州での BINTEK 運営管理・モニタリング(東ジャワ、バリ、 南カリマンタン、リアウ、中部ジャワ、ジョグジャカルタ) ・ COE プログラムのマスタープラン案作成 18 億ルピア パッケージ 2~10 ・ Socialization、Provincial TOT、BINTEK、モニタリング(パッ ケージ当たり各 3 州、計 27 州) 150 億ルピア パッケージ 11~12 ・ Socialization、Provincial TOT、BINTEK、モニタリング(パッ ケージ当たり各 2 州、計 4 州) 34 億ルピア 出典:上水道開発局からのヒアリングに基づき調査団作成

(16)

10

2.3 他の研修プログラム等との比較

他の研修プログラム等との比較

他の研修プログラム等との比較

他の研修プログラム等との比較

COE プログラムが開始される以前は、人間居住総局に属する研修機関である BTAMS(ブ カシ・スラバヤのトレーニングセンターで、それぞれ BTAMS Region I、II と呼ぶ)において 水道関連の研修が行われている。研修の対象者は Un-HealthyCOE プログラムと他の研修プロ グラムの比較を下表に示す。既存の BTAMS(ブカシ・スラバヤのトレーニングセンター) の研修と比べ、モジュール数が限定されている代わりに各州の州都で開催され、対象とする 受講者数も多いことがわかる。また、参加費負担によるプログラム運営費用の回収が前提と なっている PERPAMSI の Water Operator Partnerships(WOPs)や YPTD の研修と比較しても、 地方の PDAM にとってアクセスしやすい研修プログラムであることがわかる。 表 表 表 表 2.3.1 COE プログラムと他プログラムの比較プログラムと他プログラムの比較プログラムと他プログラムの比較プログラムと他プログラムの比較 実施主体 実施主体実施主体

実施主体 プログラムプログラムプログラム プログラム 受講受講受講受講 PDAMPDAMPDAM 費用負担PDAM費用負担 費用負担費用負担 受講者数(受講者数(2014受講者数(受講者数(201420142014 年計画)年計画)年計画) 年計画) 人間居住総局上水道開発局

人間居住総局上水道開発局 人間居住総局上水道開発局

人間居住総局上水道開発局 COECOE(COECOE(((BintekBintekBintek)Bintek))) ・テーマ別: ・テーマ別:・テーマ別: ・テーマ別:3333 テーマテーマテーマ テーマ ・開催: ・開催:・開催: ・開催:31313131 州州州州 交通費のみ負担 交通費のみ負担 交通費のみ負担 交通費のみ負担 (所属県 (所属県 (所属県 (所属県////市⇒州都)市⇒州都)市⇒州都)市⇒州都) 約 約約 約 1,3951,3951,395 人1,395人人 人 うち うちうち うち NRWNRWNRW は計NRWは計は計 31は計313131 州州州州 約 約約 約 465465465 人465人人 人

BTAMS Region I・II Regular Trainings

・テーマ別:11 テーマ ・開催:各 1 回 完全無償 (ブカシまたはスラバヤ) 684 人(COE TOT 除く) うち NRW は各 1 回 45 人 PERPAMSI ・WOPs による PDAM 間の技 術移転 ・パイロット事業の実施 WOPs ・メンター:8 PDAM 完全有償 (パイロット事業費 約 Rp.200 百万~含む) 12 PDAM YPTD ・PDAM OB による実地訓練 を中心とした研修(NRW 等) Regular Trainings ・階層別:3 階層 ・開催:計 12 回 ・テーマ別:2 テーマ ・開催:計 5 回 完全有償 (参加費・交通費等含む) (全国で Malang のみで開 催) 約 510 人 うち NRW は計 3 回 約 90 人 出典:各研修主体の情報に基づき調査団試算

(17)

11

第3章

COE プログラムの実施体制

プログラムの実施体制

プログラムの実施体制

プログラムの実施体制

3.1 プログラム全体の実施体制

プログラム全体の実施体制

プログラム全体の実施体制

プログラム全体の実施体制

COE プログラム全体の実施体制は図 3.1.1 に示す通りである。 出典:調査団作成 図 図 図 図 3.1.1 COE プログラムのプログラムのプログラムのプログラムの実施体制実施体制実施体制実施体制 (1) 公共事業省人間居住総局上水道開発局公共事業省人間居住総局上水道開発局公共事業省人間居住総局上水道開発局 公共事業省人間居住総局上水道開発局 中央の上水道開発局が COE プログラムの計画・実施主体である。マネジメント・コンサルタン トを雇用し、州レベルを含めた研修運営を直接行っている。また、参加 PDAM の募集業務も上水 道開発局が主体となって行われている。 (2) COE マネジメント・コンサルタントマネジメント・コンサルタントマネジメント・コンサルタントマネジメント・コンサルタント及びインストラクター及びインストラクター及びインストラクター及びインストラクター 上水道開発局により雇用されるマネジメント・コンサルタントが中央・地方レベルに亘り COE プログラムの運営管理に従事している。TOT 研修を担当するインストラクターの雇用もコンサル タント契約に含まれる。2012 年より開始されているが、現在まで Multi Karadiguna Jasa, PT.が業務 を受注している。契約は単年度毎の契約となっており、単一契約の中でインストラクターを含む 10 名の専門家・傭人(2014 年の場合)により合計 67 人月(18 億ルピア)で実施されている。そ の業務内容(Scope of Work)の要約を下表に示す。

Provincial Level DITPAM, Cipta Karya, MPW

[Planning and Management of COE Program]

BTAMS Region I & II (Bekasi and Surabaya Training Centers)

[Hosting Trainings-of Trainers (TOT) for COE Trainer Candidates]

PIP2B

(Provincial Buiding & Settlement Development Information Centers)

[Hosting COE Trainings for PDAM Staff] Provincial Trainer

Candidates COE Trainer PDAMs [“Healthy” PDAMs that

dispatch COE Trainers

COE Trainee PDAMs COE Trainees/ PDAM Staff Central Level Provincial Trainers Provincial TOT (Training of Trainers) BINTEK

(Training of PDAM Staff)

TOT Training Venue COE Management Consultants [Implementation of COE Program]

COE Instructors

[Trainings for COE Trainer Candidates]

BINTEK Training Venue Satker PK PAM

[Assistance and monitoring of institutional development of PDAMs in general]

(18)

12 表

表 表

表 3.1.1 COE マネジメント・コンサルタントの業務内容(マネジメント・コンサルタントの業務内容(マネジメント・コンサルタントの業務内容(マネジメント・コンサルタントの業務内容(2014 年)年)年)年)

A. 計画 1. 州 PIP2B、Satket PK PAM、DPD PERPAMSI 等の関係機関と調整を行う。

2. COE プログラムの Socialization を通じ、関係機関からの情報収集と調整を図る。 3. 実施計画案、活動スケジュール案を作成し、モニタリングを行うとともに、活動 の評価をする。 4. 上水道開発局と実施計画・活動スケジュールについて協議する。 5. 報告書を作成する。 B. 実施 1. 中央・地方政府、PIP2B、PERPAMSI、PDAM 等関係機関向けの COE プログラム の実施マニュアルを作成する。 2. 2014 年度 COE プログラムで用いる研修モジュール・教材案(NRW、エネルギー 効率化、SAK ETAP)を制作する。 3. 関係機関と研修モジュール教材について協議する。 4. インストラクター候補に対する上記 3 モジュールの研修を実施する。

5. 過去の Provincial TOT で養成されたトレーナーを対象に、National トレーナーを養

成する TOT 研修を実施する。

6. National トレーナー研修・選定結果の評価を行う。

7. Provincial TOT 及び BINTEK の実施に先立ち、研修内容及びトレーナーの準備状

況をモニタリングする。

8. いくつかの選択された州において、Provincial TOT と BINTEK 研修の実施状況を

モニタリングする。 9. COE プログラムのデータベースを整備する。 10. 2014 年度 COE プログラム実施状況の評価を行う。 11. COE プログラムの将来計画を作成する。また、既存モジュール以外の必要性につ いても検討する。 12. COE プログラムの実施状況と PDAM 人材育成支援への貢献を関係機関と共有し 今後の参加を促進する為のワークショップの開催 C. 業務の完了 1. 各種報告書の作成 2. 研修及びワークショップ実施に係る報告書の作成 業務の成果 1. 2014 年度 COE プログラムの評価の実施 2. 将来の人材能力強化・COE プログラムの改善に向けた提言 3. PIP2B 向け COE 研修実施マニュアル 4. 3 分野の研修モジュール教材(NRW、エネルギー効率化、SAK ETAP) 5. 技術チームと議論を踏まえた COE マスタープラン(5か年計画)のドラフト 作成 6. 各種報告書 出典: 上水道開発局資料

(3) BTAMS Region I(ブカシ)及び(ブカシ)及び(ブカシ)及び(ブカシ)及び Region II(スラバヤ)(スラバヤ)(スラバヤ)(スラバヤ)

Provincial トレーナー養成を行う TOT(Training of Trainers)は、Provincial TOT と呼ばれ、人間 居住総局の上下水道セクターの政府・PDAM 職員向け研修を実施している BTAMS で実施されて いる。BTAMS が直接担当する Regular Trainings と異なり、COE プログラムの実施においては、 BTAMS の役割は研修施設・宿泊の提供と実施補助に留まり、研修内容やインストラクターの派 遣には関与していない。

(19)

13

(4) 参加参加参加 PDAM 参加

2013 年の COE プログラムの Provincial TOT は Healthy PDAM を対象に実施された。第 4 章(4.2.1) で詳述するような参加資格に合致する Provincial トレーナー候補が各 PDAM により選定・応募さ れる。BINTEK 参加者も同様に上水道開発局の募集に応じて派遣される。養成された Provincial トレーナーは各州で開催される BINTEK で研修を実施する。さらに 2014 年より、Provincial トレ ーナーを対象とした National TOT が開催されており、Provincial TOT を自ら実施する資格を有す る National トレーナーが養成されている(第 4 章 4.4 参照)。

3.2 州レベルの実施体制

州レベルの実施体制

州レベルの実施体制

州レベルの実施体制

現在のところ、各州において Provincial トレーナーが BINTEK 研修を実施する際も、COE マネ ジメント・コンサルタントが、人間居住総局上水道開発局の委託を受けてその運営管理を行う体 制となっている。下記に詳述する通り、各州に設置された PIP2B という施設で研修が開催される が、その機能は単に研修施設の提供に限られている。また現在の BINTEK 研修参加者の募集業務 は、上水道開発局が担い、対象州所在の PDAM に直接連絡する形で実施されている。上水道開発 局直属の地方組織として Satker PK PAM があるが、現在は COE プログラムの運営には直接携わっ ておらず、管轄州の PDAM の組織体制整備支援の一貫として、上記の研修参加者募集業務や研修 運営の側面支援を行うという役割に留まっている。

3.2.1 PIP2B

PIP2B(Pusat Informasi Pengembangan Permukiman dan Bangunan)は、人間居住総局により各州 に建設された情報センターであり、同総局の所掌するセクター(住宅、都市開発、上下水道、廃 棄物等)に関する地域社会に向けた情報普及やイベント開催等を目的としている。設備は 1990 年 代に設立された Building Information Center(人間居住総局 PBL 局(Building and Environment Arrangement)が所掌)を前身とする例が多く、視聴覚設備を備えた講堂や建設基準などの情報が 閲覧できる図書館、会議室、展示場等で構成されている。COE プログラムにおいて各州で実施さ れる BINTEK は PIP2B の施設を利用して開催された。

PIP2B は国家予算(APBN)により建設された中央政府の資産であるが、人間居住総局は PIP2B の州政府への移管と運営組織の拡充を進めつつある。正式に PIP2B が各州政府の組織として成立 するには、①州政府が実施運営組織として PIP2B の UPTD(Regional Technical Implementation Unit) を組織すること、②APBN で建設された PIP2B を中央(人間居住総局)から財務省を通じ州政府 へ移管すること、が必要であり、州知事(及びその指示に服する州 DINAS PU)の了解と受け入 れが前提となる。 現在までに州政府により PIP2B の UPTD が組織された州は、ジョグジャカルタ、南スラウェシ、 南スマトラ、中部ジャワ、リアウ、パプアの 6 州に留まる。またその実態も、各関係 Satker 及び DINAS PU 職員の兼職による不安定な体制が多く、州政府による主体的な活動はほとんど行われ ていない。UPTD 未設置の州では PIP2B 運営維持管理予算もすべて APBN を頼っており、年間の 修繕・維持費は人間居住総局 PBL 局(Building and Environmental Arrangement)より約 200~300 百万ルピア/州、運営費(人件費を除く)は計画局より約 100 百万ルピア/州が配賦されている。 調査団が訪問した 3 州では、バリ州の PIP2B は依然 UPTD が設置されておらず、州政府の組織 が発足しておらず、Satker PBL を中心とした暫定的な運営がなされている。南スラウェシ州では 上記の通り UPTD が存在するが、職員は殆ど兼職者である。南スマトラ州の PIP2B には常勤者が いるが、プログラム実施に係る州予算の配賦はなく、また上水道担当者も置かれていない。 2014 年 4 月 15 日にバリで行われた PIP2B に関する全国会議では、中央による PIP2B でのイベ ント実施(COE 含む)やコミュニティへの情報サービス提供を拡充し、PIP2B の価値を州政府に

(20)

14 認知させつつ、州による UPTD 設置及び PIP2B 施設資産の引受けを促していく、という方針が示 された。しかし時期的な目標を含めた計画はなく、まずは中央が州レベルで開催するイベントを すべて PIP2B に集約しスケジュール化し、州政府の認知と理解を徐々に促していくとのことであ る。この中で、COE はすでに地方での研修をすべて PIP2B で開催する予定であるため、先行事例 と言える。 上記に鑑みると、PIP2B が主体となって COE プログラムを州レベルで運営管理する体制にはな く、当面は施設・設備の提供に留まると考えられる。

3.2.2 Satker PK PAM

Satker PK PAM(Satuan Kerja Pengembangan Kinerja Pengelolaan Air Minum)は、人間居住総局上 水道開発局が各州に設置している中央政府直属の組織である。州により約十~数十名の職員がお り、PDAM の組織開発・人材能力強化の担当者(Institutional and Investment Assistant)がいる。そ の主な職務は管轄州の PDAM の経営・運営状況のモニタリングや、PDAM が県・市と水道料金値 上げの協議を行う際の支援、研修プログラムのニーズ把握、設備投資事業計画のファシリテーシ ョン等である。

COE プログラムとの関連では、PDAM の研修ニーズを把握し COE プログラムの紹介を行った り、上水道開発局の募集業務の支援を行ったりしている。

(21)

15

第4章

COE プログラムの実施状況

プログラムの実施状況

プログラムの実施状況

プログラムの実施状況

4.1

COE プログラムの実施の流れ

プログラムの実施の流れ

プログラムの実施の流れ

プログラムの実施の流れ

COE プログラムの実施の流れは、図 4.1.1 のフローチャートに示すように、4 つの段階を経て行 われている。 出典:上水道開発局資料に基づき調査団作成 図 図 図 図 4.1.1 COE プログラムの実施フロープログラムの実施フロープログラムの実施フロープログラムの実施フロー

4.1.1 Socialization

COE プログラムは、2012 年に始まった新しいプログラムであることから、上水道開発局が主導 して全国への普及活動を行っている。全国の PDAM および関係の機関である DPD PERPAMSI (PERPAMSI Regional Representative Board)、Satker PK PAM および PIP2B に対して、COE プログラ ムによる PDAM 職員の人材育成の目的やそのプログラムの内容・進め方について、上水道開発局 が説明し、各 PDAM および関係機関からの参加を募るものである。

4.1.2 TOT (

(Training of Trainers:講師養成講座

:講師養成講座

:講師養成講座)

:講師養成講座

地方の各州で行う PDAM 職員に対する研修(BINTEK)のトレーナー(Provincial Trainer)を 養成するために、PDAM 職員から講師候補者を選定し育成する研修である。2013 年からは、TOT 研修参加者の参加資格として、Healthy PDAM からの出身職員であることという条件が付けられて いる。この TOT 研修を行うインストラクターは、現在は Akatirta やローカルコンサルタントから 採用された専門家が行っている。将来的には、このインストラクターについても PDAM 職員が担 うことを予定している。トレーナーに対するインセンティブは特になく、日当や交通費が支給さ れるのみである。 TOT Training MONITORING BINTEK Training Socialization

(22)

16

4.1.3 Monitoring

TOT 研修を実施後に Provincial トレーナーとして選ばれた PDAM 職員には、三つの役割が課せ られている。Provincial トレーナーと選定された後、各州において開催される BINTEK 研修の準備 (追加テキストや事例紹介の準備)を行うこと、BINTEK 研修の実施、さらに出身 PDAM におい て TOT 研修で得られた知見を活用した改善策を当該 PDAM に対して提案することの三つが求め られている。そのため、本プログラムでは Provincial トレーナーとして選ばれた PDAM 職員に対 し COE インストラクターが提案の作成および BINTEK 研修の準備・実施を支援しその進捗を管理 している。

4.1.4 BINTEK 研修

研修

研修

研修

各州において、Provincial トレーナーが講師となって、三つのモジュールについての研修を州内 の PDAM 職員に対して行うもので、COE プログラムの最終目的である。 2012 年および 2013 年に TOT 研修 あるいは BINTEK 研修が行われた州は、図 4.1.2 に示す地 域である。2012 年には TOT・BINTEK ともに南スラウェシ州(マカッサル)及び南スマトラ州で 実施された。2013 年には TOT が人間居住総局の研修センターである BTAMS(ブカシ及びスラバ ヤ)で TOT が実施され、2014 以降も同様の予定である。2013 年の BINTEK は南スラウェシ州・ バリ州・南スマトラ州の 3 州で実施された。 出典:上水道開発局資料に基づき調査団作成 図 図 図 図 4.1.2 2012 年および年および年および年および 2013 年に年に年に TOT あるいは年に あるいはあるいはあるいは BINTEK 研修研修研修を実施した州研修を実施した州を実施した州を実施した州 COE プログラムは、2012 年から開始されているが、2013 年以降、毎年、改良・工夫をしてき ている。表 4.1 に 2012 年から 2014 年までの COE プログラムの概要の推移を示す。 表 表 表 表 4.1.1 COE プログラムの実施状況及び計画プログラムの実施状況及び計画プログラムの実施状況及び計画プログラムの実施状況及び計画 No. No. No. No. 項目項目項目項目 2012201220122012 年年年 年 2013 年201320132013年年 年 2014201420142014 年年年年 1 PDAM へのソーシャ ライゼーション 2 州(南スラウェシ州、 南スマトラ州) 1 州(バリ州) 28 州 2 TOT 研修実施場所 PIP2B (南スラウェシ 州、南スマトラ州) BTAMS Region I (ブカシ)および Region II(スラバ ヤ) ・BTAMS I(ブカ シ)および II(ス ラバヤ) 8

2012: TOT & Bintek 2013: Bintek

2013: TOT 2013: Bintek 2012: TOT & Bintek

(23)

17 3 BINTEK 研修実施場 所 PIP2B (南スラウェシ 州、南スマトラ州) PIP2B(南スラウェ シ州、南スマトラ、 バリ州) PIP2B とその他(未 定) 4 研修クラス数(TOT および BINTEK) それぞれ 2 クラス それぞれ 3 クラス それぞれ 3 クラス (25 州向けは NRW モジュールの み実施) 5 一クラス当たりの TOT 参加者定員数 各 4 名 各 15 名 各 15 名 6 一クラス当たりの BINTEK 参加者定員 数 各 4 名 各 10 名 各 10 名 7 TOT 研修参加者の出 身州 2 州(南スラウェシ、 南スマトラ) 8 州(南スマトラ、 北スマトラ、南カリ マンタン 、西カリマ ンタン、西ジャワ、 南スラウェシ、バリ) 31 州 8 BINTEK 研修参加者 の出身州 2 州(南スラウェシ、 南スマトラ) 3 州(南スラウェシ、 南スマトラ、バリ) 31 州 9 TOT 研修参加者の出 身 PDAM の条件

特に設定せず Healthy PDAM Healthy PDAM 以

外も可とする予定 10 Provincial トレーナー 選定の際の心理適性 テストの導入 不採用 採用 採用 出典:上水道開発局資料に基づき調査団作成 以下のセクションでは、改良された 2013 年以降の活動について記述する。

4.2 TOT 研修

研修

研修

研修

TOT 研修は、Provincial トレーナーを育成する研修である。

4.2.1 Provincial トレーナー候補の選定

トレーナー候補の選定

トレーナー候補の選定

トレーナー候補の選定

2013 年の TOT の参加候補者としては、8 州(北スマトラ州、南スマトラ州、西ジャワ州、東ジ ャワ州、バリ州、西カリマンタン州、南カリマンタン州、南スラウェシ州)の Healthy PDAM、Satker および DPD Perpamsi のそれぞれに対し、3 つの研修モジュールに対して各モジュール当たり 2 名を定員として各 PDAM から参加者が募られた。 その際、参加者の一般的な要件としては、以下の 4 要件が求められている。  教えることに興味があること。  Open-mind な性格であること。  MS Office の操作ができること。

表 表  2.3.1       COE プログラムと他プログラムの比較 プログラムと他プログラムの比較 プログラムと他プログラムの比較 プログラムと他プログラムの比較
表 表  3.1.1       COE マネジメント・コンサルタントの業務内容( マネジメント・コンサルタントの業務内容( マネジメント・コンサルタントの業務内容( マネジメント・コンサルタントの業務内容(2014 年) 年) 年) 年)  A
表 表  5.2.1     ヒアリング対象 ヒアリング対象 ヒアリング対象 ヒアリング対象 PDAM の運営状況 の運営状況 の運営状況  の運営状況
表 表  6.2.1     COE Central Management System の構築 の構築 の構築 の構築(案) (案) (案) (案)  カウンターパート

参照

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