支圧板方式鋼ポータルラーメン橋隅角部の FEM 解析 大阪市立大学大学院
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(2) CS3‑022. 土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月). 度)が発生しているが,コンクリートがひび割れる応力に. 4.まとめ. は至っていない.また,鋼桁下フランジから支圧力を受け. 支圧板方式剛結部の構造実験の FEM モデルを作成し,弾. る位置に圧縮応力が集中しているが,これに関しては後述. 塑性有限変位解析により,設計荷重レベルでの支圧板方式. 2. する.鋼桁では下フランジに応力(201.5N/mm )が集中し. の力学的挙動を検討した.. ているが,降伏応力には至っていない.. 1.. 3.2 PBL の荷重分担. 各部材の応力集中部を明らかにし,設計仮定どおり鋼 桁下フランジの応力が最も大きいこと,設計荷重レベ. ばね要素に作用するばね反力を PBL 孔に作用するせん断. ルにおいて降伏する部材・部位がないことを確認した.. 力として評価し,PBL の挙動を検証した.図-4,5 にそれ. 2.. 解析のばね反力から PBL に作用するせん断力を評価し. ぞれ鉛直ばね反力と水平ばね反力を示す.横軸は PBL 鋼板. た.鉛直荷重の PBL1 個の分担率は不均等であり,設. 底辺からの PBL 孔までの距離を示している.. 計仮定とは異なる結果であった.また,水平力に対し. 列ごとの鉛直荷重分担率を求めると,C1 が-31.4%,C2. ては行ごとにほぼ均等に分担し,設計仮定通りとなる. が 20.7%,C3 が 110.7%となった.C1 に隅力による上向き. ことがわかった. しかし,水平力の中立軸は設計仮定. 荷重が作用する分,C3 が作用荷重以上の大きな荷重を負担. と異なり,上段の PBL の水平力の合計値は設計値をや. している.行による鉛直荷重分担率を求めると,L5~7 は. や超えることがわかった.. 20%以上,L3,L4 は 15%程度,L1,L2 は-4.1,-3.1%と負の. 参考文献. 荷重分担率となり,下側の行の PBL の荷重分担率が大きく. 1). 山口隆司,川元悠平,松村政秀,佐合大,山田貴男,谷一. なることがわかった.設計では,せん断力に対して全ての. 成:支圧板方式による鋼ポータルラーメン橋の剛結部の構造. PBL は均等に働くと仮定しており,設計仮定とは異なる結. 実験,第 66 回年次学術講演会,2012.9.. 果であった.. 2). 山口隆司,川元悠平,松村政秀,佐合大,山田貴男,谷一. 水平ばね反力に着目すると,L1~L5 までの PBL は引張. 成:支圧板方式による鋼ポータルラーメン橋の剛結部に関す. 力に抵抗しており,L6,7 の PBL は下フランジによる圧縮力. る 解 析 的 検 討 , 第 66 回 年 次 学 術 講 演 会 , 2011.9.. に抵抗し,支圧板の面外剛性を確保していると考えられる. PBL下縁からの距離(mm). L1 の PBL は,橋台前面側の方が荷重分担はやや大きくな. 825. っているが,それ以外の行では荷重分担量にほとんど差は 見られなかった.設計では隅力に対する PBL の抵抗は行ご とに均等としており,設計仮定と同様の結果が得られた.. C1 C2. C1 C2 C3. 715. L1. 605. L2. 495. L3. 385. L4. 275. L5. 165. L6. C3. L7. 55. 各行の水平ばね反力の合計値に着目すると,L1 と L2 にお. -20. -10. いて,設計水平せん断力よりもやや大きくなっていた.こ. 0 10 鉛直ばね反力(kN). 20 背面側. 図-4 鉛直ばね反力 825. れは下フランジおよび支圧板の接触面が有効断面として働. 動したためと考えられる. 3.4 支圧板の挙動. C1 C2 C3 L1. 715. PBL下縁からの距離(mm). くことにより,作用隅力の中心が設計よりもやや下側に移. 前面側. L2. 605. 495 385. 図-6 に支圧板の変形図を示す.図のように下フランジか. C1. L3. C2. L4. C3. L5. 275. 行合計. 165. 設計水平 せん断力. L6 L7. 55 -100. -50. ら圧縮力を受ける位置を中心に支圧板の面外曲げが発生し. 0 50 水平ばね反力(kN). 100. 150. 背面側. 前面側. 図-5 水平ばね反力. ていることがわかる.支圧板の最大応力は 193.3N/mm2 とな ったが,降伏には至っていない. 図-7 にコンクリート橋台に発生する橋軸方向の直応力分. 鋼桁中立軸. 布を示す.下フランジから受ける支圧力が分布し,支圧板. 下フランジ 位置. が有効に機能していることが確認できる.下フランジ直後 PBL中立軸. のコンクリートには圧縮応力(-14.3kN/mm2)が集中して. 下フランジ位置. いるが,圧縮破壊応力には至っていない. 図-6 支圧板変形図(200 倍). ‑44‑. 図-7 橋台直応力.
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