超 仕 上 にお け る被 削 性 の統 一 的評 価* 上 田 隆 司** 杉 田 忠 彰**
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(2) 上 田 ・杉 田 :フ ァイ ソ セ ラ ミ ック ス の 研 削 ・ホ ー ニ ン グ ・超 仕 上 に お け る被 削 性 の統 一 的評 価. (a) Cylindrical. grinding. (b) Honing Fig.. 図1(a)に. 石 径:4,切. 込 み:t,砥. 工 物 径:D,加. 度:o,砥. Models. 砥 石 が 加 工 物 を 加 工 す る様 子 を 示 す.砥. 石 幅:b,砥 y,加. 1. 砥 石 が1往. of machining. と表 す こ とが で き,両 者 は等 し い こ とか ら. 工物 回転速. とす る.. (6). 復 に 必 要 な 時 間Tは 式(6)に. (1) 切 込 み がtで. (c) Superfinishing. 石 回 転 速 度:. 工 物 長 さ:B,加. 石 送 り速 度:〓. 681. あ る こ と か ら,理 想 的 に は1往 復 間 の 加. 工 物 直 径 減 少 量 が4tと. お い て,げ. の値 が 大 き くな る ほ ど過 酷 な. 加 工 条 件 と判 断 す る こ とが で き る こ と か ら,砥 石 回 転 速 度 γ や 砥 石 送 り速 度〓,切. な り,研 削量 △Dは. 込 みtと. い った 一 つ ひ. とつ の 加 工 条 件 が 過 酷 さ に及 ぼ す 影 響 を 定 量 的 に評 価. (2). す る こ と が で き る. 一方 ,1往 復 間 に 砥 石 が な し た 仕 事 量Wは,こ. 一方,1往 復 間 に砥 石が動 く加 工物上 の距離Lは. 間 の 平 均 研 削 抵 抗 接 線 分 力 をEと. (3). の. す る と,. こ こ で,砥 石 が 回転 し て い な い と考 え,こ. の間 の静止. した が って,加 工物 を単 位体 積 当た り研 削す るた め に. 砥 石 の 切 込 み 深 さ をtと. 砥 石 が切 込. 必 要 な エネル ギ ーksは. み 深 さtで. 距 離Lを. す る と,幅bの. 加 工 す る こ と か ら,研 削 量 △D. (7). は と な り,砥 石 切 込 み 深 さ が4の. (4) 式(2)と. 式(4)を. ときの 比 加工 エ ネ ル. ギ ー が 求 ま る. と こ ろ が,実. 等 置 す る こ と に よ り,. ら,砥 石1往. (5). t=δZ)/4を. 際 の加 工 で は 切 残 しが 生 じ る こ と か. 復 間 の 加 工 物 直 径 減 少 量 を δDと し, 式(6),式(7)に. 代 入 す る と,. と ころ が,砥 石 は 実 際 に は 速 度 γ で 回 転 し て い る と か ら,微 小 加 工 時 間 δτを 考 え,こ み 深 さ を4と. (8). の間 の砥 石 切. す る と,. (9). 静 止 砥 石 の 切 削 量=∂t〃 δτ 回 転 砥 石 の切 削 量=∂4Vδ. τ. と な り,δD,Rを 149. 測 定 す る こ と に よ り,4,ksを. 求 め.
(3) 682. 精 密 工 学 会 誌59/4/1993 Table. 1. Characteristics. of ceramics. る こ とが で き る. 2.2. (13). ホ ー ニ ン グ6). 等 間 隔 に 配 置 さ れ た η本 の 棒 状 砥 石(砥 1)が. シ ト ン ダ 状 の 加 工 物 側 面(加. 物 長 さ:β)を. 石 長 さ:. 工 物 径:D,加. ホ ー ニ ン グ 速 度y,交. と な る.. 工. 差 角2θ,オ. ま た,こ. ー. の と き の 加 工 抵 抗 接 線 分 力 をRと. す る と,. 比 加 工 エ ネ ル ギ ーksは. バ ラ ン α,で 加 工 し て い る 状 態 を 考 え る.図1(b)は η 本 の 砥 石 の1本. (14). が 切 削 す る様 子 を 加 工 物 表 面 を 軸 方. 向 に 展 開 し て 示 した も の で あ る.砥 石 が 定 常 加 工 状 態 に あ る と き,加 工 時 間 τの 間 の 加 工 物 半 径 変 化 量 を. で 与 え ら れ る.た. δRと す る と,こ の 間 の 砥 石 平 均 切 込 み 深 さ4は. り,. だ し,E(k)は. 第2種. 楕 円積 分 であ. (10) ま た,こ. の と き の 加 工 抵 抗 接 線 分 力 をRと. す る と,. で あ る.. 比 加 工 エ ネ ル ギ ーksは. 2。4. "砥 石 切 込 み 深 さd"に. 式(8),(10),(13)で. (11). よる評価方 法. 表 さ れ る砥 石 切 込 み 深 さ δ は. 旋 削 に お け る切 込 み 深 さ に相 当 す る値 で 加 工 条 件 の過 酷 さ を 評 価 す る 関 数 で あ り,{7の. と表 され る. 2.3. 超. 仕. 値 が大 き くな るほ. ど 加 工 条 件 は 過 酷 に な る 。 一 般 に,dは 上8). よ っ て 定 ま る が,加. 1本 の角 状 の砥石(抵 石 長 さ:1,砥. 石 幅:6)が. 直. 量 δRを 測 定 す る こ と に よ っ て 求 め る こ と もで き る.. 径D,幅 β の円 筒状 の加工 物 側面 を振 動数N,振 幅 αで振 動 しな が ら,速 度 γ で加 工 して い る状態 を考. 特 に,定. え る.図1(c)は 切 削す る様 子 を加工 物表 面 を軸方 向 に展開 して示 した もの で あ る.砥 石 が定常 加工 状 態 に. て い る.4を. 圧 加 工 の 場 合 に は この 方 法 が 有 効 と な り,こ. の と き4は. 切 削 量 に 相 当 す る量 を一 般 的 な 形 で 表 し 用 い て 比 加 工 エ ネ ル ギ ー 々、を 整 理 す る. こ とに よ り,研 削 ・ホ ー ニ ン グ ・超 仕 上 と い っ た 異 な. あ る とき,加 工時 間 τの間 の加工 物 半径 変 化量 を δR. る加 工 法 の 切 削 性 を 統 一 的 に 整 理 して,同. とす る と,こ の間 の砥石 平均 切込 み深 さ δ は. 比 較 す る こ と が 可 能 と な る. 3. 3.1. (12). 実 験 材 料,加. 表1に す.材. た だ し,. 実. 砥 石 長 さ1が 等 しい. 方. 法. コニ 条件. 料 は 一 般 に 常 圧 焼 結 し た も の で あ る.加 工 物 形. D=45mm,長. とき. 験. 一 レベ ル で. 加 工 材 料 と し た セ ラ ミ ック ス の 特 性 値 を 示. 状 は い ず れ も 円 柱 状 で,円. で与 え られ る.加 工物 の幅Bと. 加 工 条件 に. 工 実 験 に よ っ て 加 工 物 の半 径 減 少. mm,B=20mmの. 筒 研 前 ・ホ ー ニ ン グで 外 径. さ β=100mm,超. 仕 上 でD=45. シ トン ダ外 面 を 加 工 し て い る.表. 2は 使 用 し た 砥 石 で あ る.円 筒 研 削 で は レ ジ ン ボンド 150.
(4) 上 田 ・杉 田:フ. Table. Table. 3. の 円 盤 状 砥 石,ホ. 683. ァイ ンセ ラ ミ ッ ク ス の研 削 。ホ ー ニ ソ グ ・超 仕 上 に お け る被 削 性 の 統 一 的 評 価. Experimental. 2. Characteristics. of wheel,. sticks. and. stones. conditions. ー ニ ン グ ・超 仕 上 で は メ タ ル ボ ン ド. (a) Grinding. (b) Honing. の 角 状 砥 石 で あ り,こ れ ま で の 研 究 結 果4)5》に 基 づ い Fig.. て加 工 材 料 に 最 も適 す る と考 え られ る仕 様 の 砥 石 を 用. 2. Machining. characteristics. (c) Super- fi nishing of Si3N4. い て い る.砥 粒 粒 度 は 切 削 性 を 重 視 す る こ と か ら,各 加 工 法 に お い て 粗 い 砥 粒 を 用 い て お り,研 削 で#60,. り くず の 排 出 が 主 体 と な る 加 工 状 態 を 正 常 な 加 工 状 態. ホ ー ニ ン グ で#150,超. と し,塑. 加 工 液 は,研 ト ー ス(株):サ. 仕 上 で#1000と. し て い る.. 削 で は ソ リ ニ ー ブ ル タ イ プ(日 ソ ラ イ トEG11‑S)の50倍. (株):サ. ソ ク ー ルGFr100)お. プ(サ. 希 釈 液,超. 表3に. 加 工 条 件 を示 す.研. 工 が 進 行 し て もRの. す れ ば,加. 3.2. 削 の条 件 は標 準的 な もの. 測 定 結 果 の 一 例 と し て,Si3N4を3つ. た.砥. や 砥 石 圧 力Pnを. 石 が トラバ ー ス方 向 を 変 え る ご と に 切 込 みtを. び 加 工 材 料 半 径 減 少 量 δR,加 ー ニ ソ グ,お. 復 間 の加工. 量 が 増 大 し,か. 工面 粗 さ. 代. 求 め る こ と が で き る.. 実 験 結 果. 工 し た 結 果 を 図2に. R。 を 測 定 し た.ホ. 式(8)〜(11),(13),(14)に. 入 す る こ と に よ り,ん,,4を. を 採 用 し て お り,定 切 込 み 円 筒 トラ バ ー ス 研 削 を 行 っ. 抵 抗R,及. 低 下 は 少 な く,. 工 量 が 増 え て ゆ く.. 測 定 し たRやδRを. 重. 用 い た.. 与 え て 加 工 を 行 い,定 常 状 態 に お け る1往. 常 な加. また砥 石 圧力 や切 込 み 深 さ を大 き くして過 酷 な条件 に. 仕上 で. は 切 り く ず の 排 出 能 力 の 大 き い 低 粘 性 の 油(比 性40℃,3.3cSt)を. 工 状 態 で は,加. 本 グ リース. よ び ソ トニ ー ブル タ イ. ン ラ イ トEC‑11‑S)の30倍. 0.84,粘. 本 グ. 希 釈 液,. ホ ー ニ ン グ で は ソ リ ニ ー シ ョ ン タ イ プ(日. 性 変 形 型 の 切 り くず 生 成 が 主 体 と な る 加 工 量. が 極 め て 少 な い 加 工 状 態 は 除 外 し て い る*.正. の加 工 法 で加. 示 す 。 い ず れ の 場 合 も,切. 大 き くす れ ば4が つksが. 込 みt. 大 き くな っ て 加 工. 減 少 し て お り,正 常 な 加 工 が. 行 わ れ て い る こ と が わ か る.. よび超 仕 上 は これ ま. で の 研 究 結 果4)5)か ら最 適 と考 え ら れ る 条 件 の も と で 定 圧 加 工 を 行 い,研 な お,い. 削 と 同 様Fi,δR,Raを. ず れ の 加 工 法 に お い て も,ぜ. 測 定 した.. *. い性破 壊 型切 151. 超仕上 やホ ーニングで は,加 工中 に砥石 が磨 き状 態に入 り, 切削抵抗(接 線分 力)が 低 下 して い く場 合 も除外 して いる..
(5) 684. 精 密 工 学 会 誌59/4/1993. (a ) Grinding. (b ) Honing Fig.. 3. ks-d. relation. (c ) Superfinishing of ceramics. き,右. 下 に 来 る加 工 法 は 左 上 に来 る 加 工 法 よ り も加 工. 効 率 が 良 い と判 定 で き る. 全 体 的 に み る と,超 円 筒 研 削 が 位 置 し,ホ. 仕 上 の 結 果 が 左 上 に,そ. の下 に. ー ニ ン グ加 工 の 結 果 は 左 上 か ら. 右 下 へ 広 く分 布 し て い る.研. 削 が#60と. 他 の2つ. の. 加 工 に 比 べ 粗 い 砥 石 を 用 い て い る こ と を考 慮 す る と, セ ラ ミ ッ ク ス に 対 し て 研 削 が か な らず し も効 率 的 な 加 工 法 と は い え な い こ とが わ か る.こ れ に対 し,超 仕 上 は#1000と. 微 粒 砥 粒 を 用 い て い る に も か か わ ら ず,. 研 削 と 同 程 度 の4が. 得 ら れ て い る.ま. た,材. 料間の. 差 も他 の 加 工 法 に 比 べ て 小 さ く な っ て い る.砥. 石 に加. え ら れ る 振 動 が 切 り くず の 生 成 や 除 去 で 大 き な 働 きを して い る た め で あ る. Fig.. 4. Evaluation. of. grinding,. machinability. honing. 4. ks‑d線. and. of. ceramics. in. 個 々 の 材 料 に つ い て 比 べ る と,Al203やSio2は. superfinishing. ホ ー ニ ン グ の 場 合 が 右 下 に位 置 し て お り,研 削 よ り も は る か に能 率 よ く加 工 で き る こ と が わ か る.多 量 の 切. 図 に よる被 削性 の評 価. り くず が 砥 石 作 業 面 を ドレ ス して ボ ン ドを 除 去 し,切 図2の. 実 験 結 果 に お け るksを4で. ま と め な お した. 結 果 を 加 工 法 別 に 整 理 した も の が 図3で. あ る.こ. れ 刃 の 自 生 作 用 を 活 発 に す るた め で あ る.と. れ ら. Sicに. な る と,ホ. こ ろ が,. ー ニ ン グ が最 も左 上 に位 置 し て お. の 図 よ り加 工 材 料 の 被 削 性 を 比 較 す る こ と が で き,図. り,超 仕 上 よ りも 加 工 能 率 が 低 い こ と に な る.材. の 左 上 に 位 置 す る 材 料 は 右 下 に 位 置 す る材 料 よ り被 削. 被 削 性 は 一 定 の も の で は な く,加 工 法 に よ っ て 大 き く. 性 が 悪 い と判 定 で き る.図3(b)の. 変 化 し て い る こ と が わ か る.. で は,硬. 度 の 高 いSiCが. Al203やSiO2の 対 し,図3(a)の. ホ ー ニ ングの 結 果. 最 も 被 削 性 が 悪 く,逆. 被 削 性 が 良 い と 判 定 で き る.こ 研 削 加 工 や 図3(c)の. に. 5.. れに. 5.1. 超 仕 上 の場 合. に は エ ネ ル ギ ー解 放 率Gcの. 大 き いZrO2やSi3N4の. 被 削 性 が 悪 くな っ て い る.す. なわ ち,同. 料の. 材料 物 性 の被 削性 へ の影響. 次元 解析 に よる検 討. ぜ い性 破壊 型 の 多量 の切 りくず を生 成す るか,塑 性. じ 材 料 で も加. 変 形型 の少量 の切 り くず しか 生成 で き ないか が,比 加. 工 法 が 異 な れ ぽ そ の 被 削 性 が 大 き く変 化 す る こ とが わ. 工 エ ネ ルギー の大 き さに大 き く影響 す る.破 壊 力学 を. か る.. 用 いた切 りくず 除去 機構 の解 析 で は球 の押 込み モ デル. そ こ で,こ. が用 い られ,材 料 中に き裂 が発 生す るか ど うか,ま た. れ ら の 図 を 一 つ の 図 に ま とめ 加 工 法 間 の. 比 較 を した 結 果 が 図4で. あ る.図. 個 々 の デ ー タ は 省 略 し て い る.こ. が 煩 雑 に な る た め,. 発 生 した き裂 が進 展 す るか ど うか な どで切 り くず生 成. の 図 に よ り各 セ ラ. 形 態 を判定 して い る.こ の とき,き 裂 の発生 に関係 す る代 表 的 な材 料物 性 と して破 壊 じん性 ・硬度 ・ヤ ン グ. ミ ック ス に 対 す る加 工 法 の 有 効 性 を 比 較 す る こ と が で 152.
(6) 上 田 ・杉 田:フ. (a). 685. ァイ ン セ ラ ミッ クス の 研 削 ・ホ ー ニ ソ グ ・超 仕 上 に お け る被 削 性 の統 一 的評 価. (b). Superfinishing. Grinding. Fig. 5 Influence of physical properties 率,ま. た 押 込 み 条 件 と し て押 付 け 力 ・球 径 が あ げ られ. る.そ. こ で,こ れ ら の点 を考 慮 して,材. (c) on machinability G,ま た はHVだ. 料 の代表 的物. Honing. (d =30 nm) けを変 化 させた 数種 類 の 材料 を準. 備 す る こ とが 困 難 で あ る こ とか ら,Al203を. 加 工 した. 性値 として破 壊 じん性 とヤ ング率 か ら求 ま る エ ネ ル. 場 合 を 取 り上 げ て α を 求 め て み る.こ. の と き,G。,. ギ ー解 放 率G,お. HVが. お い て4と. よ び硬 度HVを,加. と して 砥 石 切 込 み 深 さ4(押. 工 条 件 の代表 値. 付 け 力 に 相 当)。 砥 粒 径. 定 数 と な る こ と か ら,式(17)に. ks,dgとksの. 関 係 よ りm,nを. ぬ を 取 り上 げ,材 料 の 被 削 性 を 表 す 量 と し て 比 加 工 エ ネ ル ギ ー を 用 い る こ と に す る と,. 同 一 砥 石 でA1203を. (15) の関係 を考 える ことがで き る.こ の 関係式 に対 して次. と な る.一 方,粒. 元解 析 を行 うと. が 得 ら れ,%=0.83と. 超 仕 上 し た 結 果(図3(c))よ. 4』が 一 定 の も とで のksと4の. 4が. こ で,こ れ ら無 次 元 量 の 関 係 を 一 般 的 に. な る.こ. 定 数 で あ り,勉. 料 や 加 工 条 件 で変 化 す る値 で あ る.整. 方,Al203を. ホ ー ニン グ した場 合 に対 して. な る.式(18)に. 求 ま り,α=. 代 入 す る と,A1203の. の 関 係 が 得 られ る.こ. の2つ. の 結 果 を 比 較 す る と,超. 影 響 を 強 く受 け る の に 対 し,ホ. グ で はHVの. 大 き くな り加 工 条 件 が 過 酷 に な. わ ち,同. さ くな って 精 度 レ ベ ル の 高 い 加 工 を行 う程 大 き くな る. 被 削 性 は 変 化 す る と考 え る こ とが で き る.. 数 〃zと η はm≧0,%≧. 5.2. 0の 値 を と る こ と に な り,. 実 験 結 果 に よ る検 討. り,G,で. り4=30nmに. HVで. る と,4,dgは. 上 で はG.の. き直 す こ とが で き る.す. な わ ち,G。. 整 理 す る よ り もksと. のセ ラ 除 き,. よ く対 応 し て お り,超 仕. 大 き な 材 料 ほ ど被 削 性 が 悪 い と判 断 で き. る.図5(b)は. 図3(a)か. ら4=30nmに. お け るks. の 値 を 読 み 取 り,G。 で 整 理 し た 結 果 で あ る が,研. やHVの. ksへ の 影 響 の 程 度 は αの 値 に よ っ て 変 化 す る こ と に. の 場 合 も0,と. な り,α が0。5よ け,α が0.5よ. 値を読み取. あ る.他. ミ ック ス に 比 ぺ て 性 質 の 大 き く異 な るZrO2を. (18) と,書. お け るksの. 整 理 し た 結 果 が 図5(a)で. と お く こ と に す る.さ ら に,同 一 粒 度 の 砥 石(4gが 一 定)で4が 一 定 と な る条 件 で 加 工 す る場 合 を 考 え 定 数 と な り,. な. 一 材 料 を 加 工 し て も,加 工 法 に よ っ て材 料 の. 図3(c)よ. た だ し,. ーニソ. 影 響 を 強 く受 け る こ と が わ か る.す. る と 小 さ く な り,ま た 使 用 す る砥 石 の 砥 粒 径4』 が 小. 傾 向 に あ る.し た が っ て,指. ホ ーニ. 理す る と. 仕 上 で はG,の ,ksは4が. な. ソグで. や ηは加 工 材. (17) とな る. 一般 に. 関係. れ よ り,α=0.83と. も 同 様 の 手 順 で 勉=0.27,η=0.11が. とお く.た だ し,C1は. 加 工 し,. 求 め る と,ksと4gの. 超仕 上 で. と な る.一. 0.38と. り,. 関 係 が 得 られ,m≒0. 度 の 異 な る砥 石 でA1203を. 一 定 の も とで のksを. り,Al203の. (16) とな る.そ. 求 め る こ と が で き る.. よ く対 応 し て い る.こ. 削. れ らの 加 工 で は. り小 さ い 時HVの. 影 響 を大 き く受. 切 れ 刃 が 加 工 面 に 衝 撃 的 に 食 い 込 む こ とか ら,切. り大 き く な っ て1に. 近 づ く につ れ て. ず 生 成 に は硬 度 よ り も材 料 の じ ん 性 の影 響 が 大 き くな. G,の 影 響 が 大 き くな る と解 釈 す る こ と が で きる9).. る た め と考 え る こ とが で き る. 153. りく.
(7) 686. 精 密 工 学 会 誌59/4/1993. こ れ に 対 し,ホ る 。 図5(c)は. ー ニ ン グで は異 な る結 果 が 得 られ. 硬 度HVで. を 整 理 し た 結 果 で あ る.ksはHVに り,ホ. ー ニ ン グで は,硬. く な る こ とが わ か る.切. 傾 向は次元 解析 に よる解 析結果 か ら も得 られて い る.. 図3(b)の4=30nmのks よ く対 応 し て お. 終 わ りに,研 究 に ご協 力 いただ いた大 阪大学基 礎工. 度 の 高 い 材 料 ほ ど被 削 性 が 悪. 学 部:花 見 真 司氏,お よび実験 材料 の提供 を受 けた 日. り くず を 生 成 す る た め に は,. 砥 粒 切 れ 刃 が 材 料 に 押 し付 け られ て 材 料 中 に 食 い 込 ま. 本特殊 陶 業(株),(株)ミ ズ ホ,日 本 グ リー ス(株)に謝. な け れ ば な ら な い加 工 機 構 に よ るた め で あ る と考 え ら. 意 を表 します.. れ る.. 参 6.. 結. 1). 研 削 ・ホ ー ニ ン グ ・超 仕 上 とい っ た 代 表 的 な砥 粒 加 工 法 に よ り種 々 の セ ラ ミ ッ ク ス の 加 工 を 行 い,そ 削 性 に つ い て検 討 を 加 え た.得. の被. 2). られ た 結 果 を ま とめ る. と次 の よ うに な る. (1). 巨 視 的 に 砥 石 を1個. 3). の 工 具 とみ な す モ デ ル 化. に よ り,各 加 工 法 に お い て 共 通 の 概 念 を 持 つ 評 価 関 数"砥. 石 切 込 み 深 さ"を. 導 出 す る こ とが で き,. この 評 価 関 数 を 用 い る こ とに よ り,異 な る3つ. の 加 工 法 を 比 較 す る と き,. 5). 構,精 密 工 学 会 誌,54,6(1988)1138. 上 田 隆 司,金 曽 久 佳,松 森 昇,杉 田 忠 彰:フ ァイ ン セ ラ ミ ック ス の超 仕 上 加 工― 加 工 条 件 と被 削 性,精 密 工. 6). は ホ ーニ ユ ン グの方 が は る か に す. ホ ー ニ ン グ で は 材 料 硬 度 の 影 響 を 強 く受 け,. SiCの. よ うに 硬 度 の 高 い 材 料 の 被 削 性 は 悪 く な る. が,研. 削 や 超 仕 上 で は 材 料 の じ ん 性 の影 響 を 強 く. 受 け,Si3N4やZrO2の. 1229. 明:ホ ー ニ ン グ機 構 に 関 す る一 考 察, 1514.. 7). T. Ueda and A. Yamamoto : An Analytical Investigation of the Honing Mechanism, ASME, J. Eng. Ind., 106, (1984) 237.. 8). 上 田 隆 司,金. ぐれ て い る. (3). 学 会 誌57,7(1991) 上 田 隆 司,山 本. 精 密 機 械,48,11(1982). 研 削 は か な らず し もす ぐ れ た 加 工 方 法 で は な く, Al2O3やSiO2で. 合 剤 が 切 削 性 能 に 及 ぼ す 影 響,精 密 機 械,51,6 (1985) 1195. 上 田 隆 司,花 見 真 司,裏 匡 史,平 野 聡,山 本 明: フ ァ イ ン セ ラ ミ ック ス の ホ ー ニ ン グ 加工―― 砥 石 集 中 度・ 粒 度 の影 響,精 密 工 学 会誌,52,11 (1986) 1889. 上 田 隆 司,花 見 真 司,裏 匡 史,山 本 明:フ ァイ ン セ ラ ミ ック ス の ボ ーニ ン グ 加 工― 被 削 性 と切 り屑 生 成 機. す る こ と が で き る. 生 産 性 に 関 し て3つ. 上 田 隆 司,花 見 真 司,山 本 明:フ ァイ ン セ ラ ミ ック ス の ホ ー ニ ン グ加工―― ダ イ ヤ モ ン ド砥 粒 の じ ん 性 が 切 削 性 能 に及 ぼす 影 響,精 密機 械,50,9(1984)1507. 上 田 隆 司,花 見 真 司,平 野 聡,山 本 明:フ ァイ ン セ ラ ミ ック ス の ホ ーニ ン グ 加 工 ダ イ ヤ モ ン ド砥 石 の結. 4). の. 加 工 法 に お け る材 料 の 被 削 性 を 同 一 レ ベ ル で 評 価. (2). 考 文 献. 言. 9). 曽 久 佳,杉. 田 忠 彰:超. 仕 上 の加 工 機 構 に関. す る 研 究,日 本 機 械 学 会 論 文 集C編,57,538(1991) 2154. 田 中 芳 雄:セ ラ ミ ック ス の 機 械 的 性 質 と 被 加 工 性, ニュ ー セ ラ ミッ クス,5(1988) 37.. 被 削 性 が 悪 く な る。 こ の. 2か 月 で原 稿 を書 か なけ れ ば な らな い.原 稿 の締 切 は4か. 編集 後 記. 月 前 で,原 稿 が集 ま り次第 編 集 委員 に査読 に出 され る.査. 最 近,日 の経 つ の がや けに 早 く感 じ る よ うに な った.や. 読 で は,そ の 専 門領 域 以 外 の 人 に もわ か る よ うに と か, ペ ージ数 はオ ーバ ー して い な いか な どに も注 意 しなが ら読. は り歳 の せ い か と も思 った が,よ. く考 えて み る と会 誌 編 集. み,も. う一 度 執筆 者 の と ころ に原稿 が 返 され る こと もある. 委 員 を お引 き 受 け し て か ら加 速 され て い る よ うな気 が す. の で,あ ま りゆ っ く り読 ん で もい られ な い.と にか く2か. る.特 に特 集 の企 画 を担 当 した とき に強 く感 じた.そ れ は. 月 前 に は 印刷 屋 さん に原稿 が全 部 入 らな けれ ば な らない.. 1年 間 の編 集 の流 れ を見 てみ る とわ か る よ うな気 が す る.. 1か 月前 に著 者校 正 も しな けれ ば な らな い.従 って,企 画. 例 え ば,多 少 の違 い は あ るが 毎 月 の特 集 の企 画 をた て るの. 立 案 か ら会 誌 の 発 行 まで は一 気 に進 ま な け れ ば な らず,. は掲 載 号発 行 のほ ぼ1年 前 で あ り,そ れ か ら具 体 的 な 目次. あ っ とい う問 に1年 が 経過 す る こ とにな る. この よ うに学会 誌 の編 集作 業 は 毎月 自転車 操業 を して い. 案 を編 集 委員 会 で 協 議 し,ほ ぼ 執 筆 者 に 内 諾 を 得 るの が7 か月 前 に な る.そ の後 最 終 目次 案 を編 集 委 員 会 で決 定 して. るわ け です が,会 員 の皆 さま は まさ か と思わ れ ます か,そ ん な もん だ ろ うと思わ れ ます か.. か ら,執 筆 依 頼 を出 す の が6か 月 前 に な る.執 筆 者 はほ ぼ 154. (有賀 幸則).
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