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H15.12月定例会 ~ ~

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平 成 1 5 年

南 ア ル プ ス 市 議 会

第3回定例会(12月)会議録

平成15年12月 8日 開会

平成15年12月19日 閉会

山梨県南アルプス市議会

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2 南アルプス市告示第109号 平成15年南アルプス市議会第3回定例会(12月)を次のとおり招集する。 平 成 1 5 年 1 2 月 1 日 南アルプス市長 石 川 豊 1.期 日 平 成 1 5 年 1 2 月 8日 1.場 所 南 ア ル プ ス 市 議 会 議 場

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3 ○ 応 招 ・ 不 応 招 議 員 応 招 議 員 ( 9 5 名 ) 1番 金 丸 忠 仁 2番 仙洞田 将 行 3番 西 野 浩 蔵 4番 清 水 実 5番 志 村 裕 子 6番 向 山 敏 宏 7番 井 上 良 輝 8番 塩 澤 忠 9番 石 川 俊 幸 10番 穴 水 一 正 11番 伊 東 隆 雅 12番 小 林 敏 徳 13番 住 吉 國 雄 14番 小 野 得 温 15番 川 村 浩 一 16番 小 野 秀 雄 17番 秋 山 武 彦 18番 森 岡 千代野 19番 名 取 純 一 20番 近 藤 輝 男 21番 名 執 義 廣 22番 河 野 敬 亮 23番 亀ケ川 正 広 24番 名 取 常 雄 25番 加 藤 和 教 26番 志 村 正 文 27番 内 藤 正 28番 石 川 珠 美 29番 五 味 栄 吾 30番 河 西 民 雄 31番 齋 藤 秀 男 32番 大 芝 孝 二 33番 小 澤 眞寸穂 34番 清 水 祝 子 35番 山 本 一 彦 36番 深 澤 永 雄 37番 志 村 一 郎 38番 西 海 勝 男 39番 村 松 文 男 40番 小 林 順 一 41番 今 津 三 夫 42番 厚 芝 邦 雄 43番 浅 野 伸 二 44番 清 水 勝 利 45番 樋 川 積 46番 久保田 松 幸 47番 森 本 聖 治 48番 伊 東 徹 49番 伊 東 義 己 50番 飯 野 冨士雄 51番 小笠原 孝 52番 芦 沢 清 人 53番 若 尾 敏 男 54番 齊 藤 哲 夫 55番 野呂瀬 久 雄 56番 齊 藤 勇 二 57番 杉 山 好 幸 58番 河 西 六 市 59番 小 池 正 夫 60番 市 川 元 就 61番 滝 澤 幸 保 62番 小 池 幸 雄 63番 横 内 広 志 64番 内 池 虎 雄 65番 入 倉 善 文 66番 三 枝 幹 男 67番 堀 廣 男 68番 中 島 善 次 69番 戸 沢 忠 70番 鈴 木 徳 平 71番 清 水 忠 次 72番 深 澤 米 男 73番 相 原 豊 74番 内 田 進 75番 清 水 賢 吾 76番 塩 澤 とみ子 77番 東 條 俊 昭 78番 清 水 勝 則 79番 齊 藤 正 80番 中 込 量 81番 深 澤 忠 夫 82番 小 野 富 夫 83番 清 水 喜代秀 84番 相 原 智 徳 85番 伊 東 健 治 86番 浅 利 尚 男 87番 津久井 豊 雄 88番 市 橋 幸 男 89番 穴 水 俊 一 90番 稲 山 徳 仁 91番 青 木 常 治 92番 中 込 政 巳 93番 横 内 光 明 94番 森 本 今朝盛 95番 築 野 仁 朗 不 応 招 議 員 ( な し )

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平 成 1 5 年

南 ア ル プ ス 市 議 会 第 3 回 定 例 会(12月)

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5 平成15年南アルプス市議会第3回定例会(12月)(1日目) 平成15年12月 8日 午 前 1 0 時 0 0 分 於 議 会 議 場 1.議事日程 諸 報 告 日程第 1 会議録署名議員の指名について 日程第 2 会期の決定について 日程第 3 議案第55号 南アルプス市個人情報保護条例の制定について 日程第 4 議案第56号 南アルプス市芦安ケーブルテレビ情報連絡施設条例の制定につ いて 日程第 5 議案第57号 南アルプス市行政組織条例の一部改正について 日程第 6 議案第58号 南アルプス市地域振興基金条例の一部改正について 日程第 7 議案第59号 南アルプス市重度心身障害児(者)医療費助成条例の一部改正 について 日程第 8 議案第60号 平成15年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号)につい て 日程第 9 議案第61号 平成15年度南アルプス市国民健康保険特別会計補正予算(第 2号)について 日程第10 議案第62号 平成15年度南アルプス市老人保健特別会計補正予算(第2号) について 日程第11 議案第63号 平成15年度南アルプス市介護保険特別会計補正予算(第1号) について 日程第12 議案第64号 平成15年度南アルプス市下水道事業特別会計補正予算(第 2号)について 日程第13 議案第65号 平成15年度南アルプス市農業体験実習館事業特別会計補正予 算(第1号)について 日程第14 議案第66号 平成15年度南アルプス市南アルプス温泉ロッジ事業特別会計 補正予算(第2号)について 日程第15 議案第67号 平成15年度南アルプス市白根簡易水道事業特別会計補正予算 (第1号)について 日程第16 議案第68号 平成15年度南アルプス市芦安簡易水道事業特別会計補正予算 (第1号)について 日程第17 議案第69号 平成15年度南アルプス市甲西簡易水道事業特別会計補正予算 (第1号)について 日程第18 議案第70号 平成15年度南アルプス市水道事業会計補正予算(第1号)に ついて

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6 日程第19 議案第71号 平成15年度南アルプス市自動車運送事業会計補正予算(第 1号)について 2.出席議員は、次のとおりである。(94名) 1番 金 丸 忠 仁 2番 仙洞田 将 行 3番 西 野 浩 蔵 4番 清 水 実 5番 志 村 裕 子 6番 向 山 敏 宏 7番 井 上 良 輝 8番 塩 澤 忠 9番 石 川 俊 幸 10番 穴 水 一 正 11番 伊 東 隆 雅 12番 小 林 敏 徳 13番 住 吉 國 雄 14番 小 野 得 温 15番 川 村 浩 一 16番 小 野 秀 雄 17番 秋 山 武 彦 18番 森 岡 千代野 19番 名 取 純 一 20番 近 藤 輝 男 21番 名 執 義 廣 22番 河 野 敬 亮 23番 亀ケ川 正 広 24番 名 取 常 雄 25番 加 藤 和 教 26番 志 村 正 文 27番 内 藤 正 28番 石 川 珠 美 29番 五 味 栄 吾 30番 河 西 民 雄 31番 齋 藤 秀 男 32番 大 芝 孝 二 33番 小 澤 眞寸穂 34番 清 水 祝 子 35番 山 本 一 彦 36番 深 澤 永 雄 37番 志 村 一 郎 38番 西 海 勝 男 39番 村 松 文 男 40番 小 林 順 一 41番 今 津 三 夫 42番 厚 芝 邦 雄 43番 浅 野 伸 二 44番 清 水 勝 利 45番 樋 川 積 46番 久保田 松 幸 47番 森 本 聖 治 48番 伊 東 徹 49番 伊 東 義 己 50番 飯 野 冨士雄 51番 小笠原 孝 52番 芦 沢 清 人 53番 若 尾 敏 男 54番 齊 藤 哲 夫 55番 野呂瀬 久 雄 56番 齊 藤 勇 二 57番 杉 山 好 幸 58番 河 西 六 市 59番 小 池 正 夫 60番 市 川 元 就 61番 滝 澤 幸 保 62番 小 池 幸 雄 63番 横 内 広 志 64番 内 池 虎 雄 65番 入 倉 善 文 66番 三 枝 幹 男 67番 堀 廣 男 68番 中 島 善 次 69番 戸 沢 忠 70番 鈴 木 徳 平 71番 清 水 忠 次 72番 深 澤 米 男 73番 相 原 豊 74番 内 田 進 75番 清 水 賢 吾 76番 塩 澤 とみ子 78番 清 水 勝 則 79番 齊 藤 正 80番 中 込 量 81番 深 澤 忠 夫 82番 小 野 富 夫 83番 清 水 喜代秀 84番 相 原 智 徳 85番 伊 東 健 治 86番 浅 利 尚 男 87番 津久井 豊 雄 88番 市 橋 幸 男 89番 穴 水 俊 一 90番 稲 山 徳 仁 91番 青 木 常 治 92番 中 込 政 巳 93番 横 内 光 明 94番 森 本 今朝盛 95番 築 野 仁 朗 3.欠 席 議 員(1名) 77番 東 條 俊 昭

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7 4.会議録署名議員 8番 塩 澤 忠 80番 中 込 量 81番 深 澤 忠 夫 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(28名) 市 長 石 川 豊 収 入 役 塩 澤 佳 文 総 務 部 長 内 田 秀 男 企 画 部 長 保 坂 俊 朗 保 健 福 祉 部 長 野 中 茂 男 農 林 商 工 部 長 名 執 雅 人 建 設 部 長 内 藤 希 香 八 田 支 所 長 清 水 脩 白 根 支 所 長 飯 室 好 文 芦 安 支 所 長 青 木 可 行 若 草 支 所 長 荻 野 忠 彦 櫛 形 支 所 長 森 田 煕美雄 甲 西 支 所 長 武 内 栄 企 業 局 長 中 澤 勝 消 防 長 白 倉 靖 夫 秘 書 課 長 野 中 國 幹 企 画 課 長 中 澤 友 好 総 務 課 長 高 野 敏 男 財 政 課 長 中 澤 都喜夫 市 民 課 長 中 嶌 義 仁 農 林 課 長 浅 原 知 義 建 設 課 長 手 塚 修 教 育 委 員 長 河 野 浩 士 教 育 長 野 沢 達 也 教 育 次 長 大 芝 政 則 教 育 総 務 課 長 保 坂 昌 志 代 表 監 査 委 員 横 山 好 孝 農 業 委 員 会 長 名 取 保 6.職務のため議場に出席した者の職氏名(6名) 議 会 事 務 局 長 名 執 俊 一 書 記 古 屋 芳 雄 書 記 笹 本 格 書 記 河 野 敏 直 書 記 小 沢 勝 博 書 記 今 村 繁 樹

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9 開会 午前10時05分 ○議長(稲山徳仁君) おはようございます。 ただいまから、平成15年南アルプス市議会第3回定例会を開会いたします。 これより、本日の会議を開きます。 本定例会の開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 師走に入り、平成15年も少なくなってまいりました。早いもので、南アルプス市議会定例会も 3回目を迎えました。本日、議員各位には、公私極めてお忙しいところ、ご参集をいただき、ここ に第3回12月定例会を開会できますことに、厚く御礼を申し上げます。 南アルプス市が誕生して8カ月余りが経過し、旧町村の継続事業などを含む、平成15年度の各 事業もいよいよ終盤に入り、市政運営についても、新市として確かな足取りで歩み始めてきたもの と感じているところであります。 議会を代表して各種事業やイベントなどにご招待をいただき、市内各地域を訪問し、多くの方々 と交流をさせていただく中で、改めて合併したことの実感と、南アルプス市の素晴らしさを再発見 させていただいております。 来年度事業にあたりましても、より一層多くの市民が交流を図れる場となりますよう、計画され ることを希望するものであります。 また10月には、国際交流事業の一環として、アメリカ合衆国、アイオワ州、マーシャルタウン 市、およびウインターセット市との姉妹都市友好締結調印の立会いに、議会代表の1人として同行 させていただき、短い期間ではありましたが、異文化に触れ、見聞を広めてまいりました。 この他、本市ではオーストラリア、クエンビャン市とも交流があり、これからも市民の国際感覚 の醸成と国際人養成の足がかりとなりますよう、市民の方々のますますの交流を望むものでありま す。 さて県内スポーツ大会の掉尾を飾る、第40回山梨県1周駅伝競走大会におきまして、我が南ア ルプス市チームが初出場、初優勝という栄光に輝きました。本市1年のスポーツを振り返りますと、 5月には山梨県市町村対抗軟式野球大会で、南アルプスAチームが、また学童軟式野球大会関東大 会では、若草エコーズが、ともに優勝を飾るなど、各種目で華々しい戦績を残し、新聞のスポーツ 欄に南アルプスの市名が大きく躍った1年でありました。この1年、市民に感動を与え続けてくれ た選手の皆さんに、改めて感謝したいと思います。 さて本定例会には、個人情報保護条例の制定議案を始め、17の議案が提案されております。議 員各位には当面する市政の諸問題を含め、十分なご審議をいただき、適切なご議決をされますよう、 希望するものであります。 また、議会運営につきましても、格別なご協力をいただけますようお願い申し上げ、開会のごあ いさつとさせていただきます。 次に、報告事項を申し上げます。 本定例会に提出する議案につき、市長から通知がありました。 提出議案は、議事日程記載の日程第3から日程第19でありますので、朗読を省略いたします。 次に、監査委員から平成15年10月分例月出納検査結果について報告がありました。 お手元に配布いたしてありますので、報告書によりご了承を願います。 次に、議長のもとに請願2件、および陳情2件が提出されました。 お手元に配布いたしてあります、請願・陳情文書表によりご了承願います。

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10 次に、地方自治法第121条の規定により、市長ならびに関係行政委員会の長に出席を求めたと ころ、お手元に配布の名簿のとおり、説明員の出席ならびに委任の通知がありました。 次に77番 東條俊昭君、助役 小池通義君は、一身上の都合により本日の会議を欠席する旨、 届出がありました。 以上で報告は終わります。 これより、日程に入ります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(稲山徳仁君) 日程第1 会議録署名議員の指名についてを議題といたします。 会議録署名議員には、会議規則第76条の規定により、 8番 塩澤 忠君 80番 中込 量君 81番 深澤忠夫君 を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(稲山徳仁君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、お手元に配布の会期予定表のとおり、12月19日までの12日間といたし たいと思います。 これにご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は12日間とすることに決しました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(稲山徳仁君) 日程第3 議案第55号から日程第19 議案第71号までの17案件を一括議題といたします。 市長から市政一般に対する概況、ならびに提出議案に対する説明を求めます。 石川市長。 ○市長(石川豊君) 平成15年12月定例市議会の開会にあたり、提出いたしました案件につきまして、その概要を ご説明申し上げ、併せて私の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力 をお願い申し上げます。 平成15年も師走を迎え、朝晩の冷え込みも厳しくなり、本年も残りわずかとなったことを、身 をもって感じる季節となりました。しかしながら、気象庁の発表した長期予報によると、今月から 新年にかけては、北日本を除いて暖冬傾向になるとのことであります。 振り返りますと、今年は全般的に温暖であったために大雨が多く、県営林道南アルプス線の崩落 を始めとして、梅雨明け以降の日照時間の不足による、果樹や稲作等への被害を見るにつけ、自然 の摂理を痛感いたした年でありました。 さて、日本が大きく決断を迫られている中東情勢につきましては、イラク北部のティクリートに おいて、ついに日本人も犠牲になってしまいました。犠牲になられた外交官両名は、バグダッド陥

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11 落後の4月に、米復興人道支援室に日本から派遣され、日本の復興支援の主軸として活躍されてお られた方々であります。このように対米英軍のみならず、各国大使館、警察署等にまで及んでいる 反米勢力と思われるテロ攻撃は、後を絶たないばかりか、トルコなど中東全域にも広がりを見せて おります。イラク復興支援特別措置法に基づく、自衛隊派遣につきましては、今回、犠牲になった 両名の悲しい結果を無駄にすることのないよう、政府も徹底した現地情勢の把握と、日本国として の義務や責任を踏まえ、妥当性を言及していただきたいと思います。 一方、国内の経済状況に目を移しますと、経済協力開発機構が発表した経済見通しでは、日本の 実質国内総生産は、前年比2.7%の成長率となり、今年4月よりも大幅に上方修正されておりま す。大手銀行の通期見通しでも3年ぶりの最終黒字を見込んでいる模様で、財務が好転しているこ とを表しておりますが、今後、本格的な景気回復の鍵を握るのは、基本的な経営体力を備えること であり、株価が長期にわたり安定することが条件になってまいります。 同時に、11月9日執行の衆議院議員選挙において、絶対安定多数を確保し、第88代首相に指 名された小泉首相が、強力に推進する小泉改革の内容にも、大きく左右されると思われます。経済 財政諮問会議では、年金改革と国と地方の税財政の「三位一体の改革」を、去る28日に集中審議 しており、また首相の指示した国庫補助金1兆円の削減に向けて、関係省庁が事業の廃止、縮小に 向けての調整に入っております。そのうち地方への税源移譲につながる額は、5千億円弱にとどまっ ているとも報道されており、その開きの大きさに、今後、地方を取り巻く環境は、一層厳しくなっ てくることは間違いないはずであります。 こうした厳しい財政環境を踏まえながら、本市といたしましても、平成16年度南アルプス市一 般会計、特別会計の本格的な予算編成に先立ち、効率よく予算が配分できるよう、平成16年度か ら3カ年の主要事業のヒヤリングを行っております。合併初年度が経過する中ではありますが、ま だまだ旧6カ町村当時の継続事業が目立っております。当然、新年度予算は南アルプス市として編 成いたします初めての予算となります。合併の効果を目指した、特色ある予算編成をしてまいりた いと思っておりますが、本市の財政状況も大変厳しいものがあり、現在のところ来年の予算は、本 年度より数十億円ほど下回った予算規模になる見込みであります。 しかしながら、その内容については、創意工夫を重ね、財政の健全化を柱に無駄を省き、市民要 望に十分配慮し、合併してよかったと市民の皆様に評価していただける予算となるよう、努力をし てまいります。 一方、道路公団の改革につきましては、道路関係4公団民営化推進委員会が、昨年末にまとめた 意見書に対し、国土交通省の改革案が具体化されつつあります。中部横断自動車道の早期開通を切 望する本市にとりましては、厳しい課題を抱えることになりかねない問題でありますが、国土交通 省が28日に発表した、高速道路の区間別総合評価点数を見ますと、すでに建設工事が進んでおり ます、南アルプスインター・増穂間は低かったものの、増穂・吉原ジャンクション間の点数は、相 対的に高いものであり、Aランクに位置付けされている区間もあります。本市にとりましては、新 市発展の生命線ともなる道路ですので、この決定は大変ありがたいことであります。今後も状況を 注意深く見守りながら、未確定区間の開通につきまして、積極的に推進してまいります。 また、国をあげての町村合併も、県内においての地方自治体の枠組みが、大きく様変わりしよう としております。合併特例法の期限が迫る中、各法定協議会ならびに任意協議会の動きが活発となっ てきており、ここのところ富士河口湖町の誕生や、北杜市、甲斐市の合併合意もありました。 南アルプスも満開の桜の花の下、感動の開庁式を済ませてから、はや8カ月が経過し、去る10月 17日には、合併記念式典の開催に併せて、市のマークとなる市章の発表を行いました。さらに

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12 11月2日には、市制施行記念イベントとして200名の市民合唱団と、東京交響楽団との共演に よるベートーベン第9演奏会が開催されました。当日は徳島県より飯泉知事をはじめ、山本山梨県 知事ご夫妻のご臨席の中、南アルプス市として市民の協同による新たな力の結集を見ることができ、 深く感動を覚えたところであります。 このように、日々、市の体制は整いつつありますが、先にご報告申し上げましたとおり、先月27日 増穂町より合併に対する任意合併協議会設置の申し入れが正式にございました。これに対し、当市 といたしましても、種々検討の上、回答いたさなければなりませんが、新市の総合計画を策定中の 本市にとりましては、旧6カ町村の意見をお伺いすることが第1であり、早速、6地区地域審議会 を開催していただき、意見集約をお願いいたしたところであります。その結果を踏まえて、今後、 市議会とも十分協議を重ねながら、適切な対応をしてまいる考えであります。 一方、新市としての事業は着々と進捗し、南アルプス市の基盤も確実に整備されつつあります。 特に本年は、新市施行の1年目として、行財政の基盤強化とバランスの取れた行政サービスの執行 などを基本に、新しいまちづくりを積極的に進めてまいりました。ここで主な施策事業について、 その進捗状況を踏まえながら、ご報告を申し上げます。 まず、市民の皆様とお互いに膝を交え、対話を重ね、市民参加のまちづくりを進めようという趣 旨から、市内19カ所においてまちづくり懇談会を開催しております。 10月8日の八田高度農業情報センターを会場とした、六科・野牛島地区から始まり、すでに 17カ所での懇談会を終え、本日8日と明日9日の若草地区の2カ所を残すのみとなりました。こ の懇談会におきましての各地域の皆様の声の中には、行政への要望事項等が多く、とりわけ道路水 路の補修・改修等、生活密着型の基盤整備が大半を占めております。地域の身近で切実な住環境整 備でありますから、可能な限り実施したいと考えておりますが、それぞれの地域間の均衡をも図り ながら対処してまいりたいと思います。 2つ目は、市のまちづくりの方針・方向を定める各種計画の策定についてであります。 目下、取り組んでおります計画は、新市の行政執行の基本となる「総合計画」をはじめ、市民生 活の安全・安心の確保を図る「地域防災計画」「障害者福祉計画」、新エンゼルプラン等を含めた「地 域福祉計画」、市民一人ひとりが健康で、幸せな生活を送るための「健康増進計画」「男女共同参画 基本計画」、山岳観光に係る「南アルプス観光基本計画」などであります。 まず、総合計画の策定であります。 学識経験者、地域代表者、市議会の議員等30名で構成する総合計画審議会において、南アルプ ス市の特性を生かした計画となるよう、取り組んでいただいているところであります。特に、住民 参画につきましては、さまざまな手法がありますが、本計画におきましては、10月から12月に かけ、18歳以上の2千人を対象とした住民意向調査を実施し、現在調査内容の分析をしておりま す。また、より多くの皆様のご参加とご協力を得られますよう、公募を含め50人規模の市民ワー クショップを年明け1月から実施いたします。このようにして、多くの皆様のご意見を集約し、総 合計画に反映していきたいと考えております。 次に、地域防災計画の策定であります。 現在進めている現況調査を踏まえ、今年度末までに庁内調整を行い、防災会議へ提案することと しており、東海地震などの災害発生が予測される今日、安全で安心な生活の確保を目指してまいり たいと思います。 なお、地域防災に関連いたしまして、10月19日に山梨県消防学校で行われた、第39回山梨 県消防団員操法大会ポンプ車操法の部で、本市の代表として出場した若草分団第1部が、見事優勝

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13 いたしました。自主防災の要としての本市消防団の心強い活躍に、心から敬意を表する次第であり ます。 次に、地域福祉計画についてであります。 まず10月16日に、公募による委員を含む策定委員会を設置いたしました。今年度は、障害者 福祉および児童福祉にかかわる、基礎資料となるアンケート調査を3千人を対象に実施し、年度末 には集計分析を行うこととしております。この計画は、高齢者、障害者、子どもたちなど、地域に 暮らすすべての人が、自由・安全・快適な生活を営むことができる、地域社会をつくることを目的 としております。今回、策定する計画には、高齢者福祉をはじめ障害者福祉、新エンゼルプランも 含め、南アルプス市としての確固たる総合福祉の方針を位置付けてまいりたいと思います。 次に、健康増進計画についてであります。 市民一人ひとりが、健康で幸せな生活を送るための指針となるもので、実践的でより効果の高い 計画を、平成16年度までに策定いたします。計画、実行、評価とすべて市民の皆様と協力しなが ら策定するものであります。より多くの市民の声を反映し、また計画の実践を強化するために、 123人の委員で構成する、南アルプス市健康を考える会をも設置いたしました。生涯にわたり一 貫した、きめ細かな健康づくり事業を推進するため、住民参加型の健康増進計画を策定し、心身と も健やかな市民生活の実現を目指したいと考えております。 次に、男女共同参画にかかわる基本計画の策定についてでございます。 11月中旬から12月上旬にかけて、市内全域にアンケート調査を実施いたしております。今回 の調査は、従来の一般成人を対象とした調査に加え、次代を担う中学生・高校生も対象とし、幅広い 年代層からの意見をお聞きしております。さらに新しい取り組みとして、市内約80社のさまざま な業種の企業や事業所を調査の対象とし、職場内の状況を把握する中で、アンケート集計結果を分 析・研究してまいります。今後は分析結果をもとに、男女共同参画推進研究会で基本方針を検討し、 現在の社会状況や市の将来像を見据えた中で、基本計画策定推進委員会を設置いたしまして、推進 条例の制定や宣言都市を含めた、基本計画を策定していくつもりであります。 次に、南アルプス観光基本計画についてであります。 本市の地域経済活性化の観点から、観光の振興はきわめて重要であります。現在、山岳観光振興 施策の立案に必要な調査を行い、計画を策定しているところであります。また、策定にあたりまし ては、地元観光業者をはじめ、NPO法人芦安ファンクラブなどの協力を得ながら進めてまいりま す。 3つ目は、行政改革の取り組みでございます。 職員によるワーキングを設置し、行政改革大綱策定に向け、具体的な作業を進めております。事 務事業の見直し、時代にあった組織・機構の見直し、定員管理および給与の適正化の取り組み、職 員の能力開発と効果的な行政運営、行政の情報化推進による行政サービスの向上、公共施設の設置 と管理の見直し、以上6項目を作業の重点項目として協議をしております。 併せて、市民から応募委員を含めた20名で構成する行政改革推進委員会は、すでに3回開催さ れたところであります。特に、補助金制度の見直しについては、新年度予算編成に反映できるよう、 年内には提言をいただくことになっています。また、組織・機構の見直しや公共施設の統廃合、職 員の意識改革、定員管理、給与の適正化等を含めて検討もお願いしてまいりたいと考えております。 4つ目に、産業振興の方策としての、南アルプスブランドの確立であります。 現在、特産品の開発を目指す勉強会を、JAこま野、市商工会と連携して、各分野で調査研究し ております。南アルプスブランドの確立は、地方分権時代の到来により、地方がますます元気にな

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14 るためにも不可欠な課題であり、本市におきましても、是が非でも成功させたいところであります。 地域ブランド研究事業として、すでに10月29日研究会を設置し、地域資源の発掘やブランド確 立に向けての勉強会等を実施しながら、平成16年度には具体的に取り組むことができるよう、準 備を進めているところであります。しかしながら、ブランドは計画してできるものではなく、消費 者の評価によるところが多大であります。こうした基本的な考え方を、生産者自体にも深く認識し ていただくことを期待しております。 また農業者の高齢化、後継者不足による農地の荒廃防止と農地の流動化を促進し、有効活用を図 るため、遊休農地等流動化促進事業補助金交付要綱を制度化いたしました。 一方、農業の構造改革特別区の指定を受けることにより、これまで法律では農業はできなかった 株式会社やNPO法人等が、農地を借りて農業経営ができる制度が確立されておりますので、今後 この制度をも検討に加えてまいりたいと考えております。 5つ目に、子育て支援対策でございます。 延長保育につきましては、4月当初の状況では16の公立保育所の中で、5施設のみの実施であ りましたが、7月から残り11施設につきましても実施を指示し、現在16保育所で654人が利 用しております。これにより延長保育が統一化されますが、今後さらに調査、検討を重ね、望まし い保育環境を整えてまいりたいと考えております。 次に、働く女性を支援するための学童保育についてであります。 市内各小学校単位に実施することを基本に進めてきた結果、未実施でありました大明小学校区に ついては、甲西農村環境改善センターにおいて、夏休みから実施しており、落合小学校区と南湖小 学校区については、年明けの3学期から周辺公共施設を利用しながら実施できるよう、修繕工事を 進めております。これにより、市内すべての小学校区において、学童保育が実施されることになり ます。 6つ目は、合併協定書による小中学校の通学区の区域の改善についてであります。 各地区の地域代表、学校、PTAおよび市議会文教委員、教育委員による検討委員会において、 計画を進めてまいりましたが、原則としては、従来の通学区を適用することとし、一部の地域には 複合学区を設けて、来年度入学の小中学校新1年生から、それぞれの学校を選択できることとなり ました。 引き続きまして、提出案件についてご説明申し上げます。 今定例会に提出いたしました案件は、条例案5件、予算案12件の合わせて17件であります。 まず、議案第55号 南アルプス市個人情報保護条例の制定についてであります。本市には、個 人に関する情報を保有し、個人の権利にかかわる重要な情報もあり、その保護が必要であります。 そのため、本市職員にその個人情報の適正な取扱いについて、基本事項を定めるとともに、市民に 対し、本市が保有する自己にかかわる個人情報の開示や訂正等を、請求する権利を保障しようとす る条例を制定するため提案するものであります。特に、条例の実行を期するため、罰則処分も規定 しております。 次に、議案第56号 南アルプス市芦安ケーブルテレビ情報連絡施設条例の制定についてであり ます。これは南アルプス市芦安ケーブルテレビ情報連絡施設の設置に伴い、その管理、運営等につ いて条例を制定するため、提案するものであります。 次に、議案第57号 南アルプス市行政組織条例の一部改正についてであります。これは地方自 治法第158条の一部改正により、市町村の部課の設置について、地方公共団体の長の権限になっ たことに伴い、本条例の一部を改正するため提案するものであります。

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15 次に、議案第58号 南アルプス市地域振興基金条例の一部改正についてであります。将来の財 政事情を考慮し積立金を行うものであり、合併特例債を財源として、新たに15億円の南アルプス 市地域振興基金を設置することとし、その処分の方法および基金の額について、基準を定めました ので、本条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第59号 南アルプス市重度心身障害児(者)医療費助成条例の一部改正についであ ります。これは、山梨県重度心身障害者医療費助成事業補助金交付要綱の一部改正に伴い、本条例 の一部を改正するため、提案するものであります。 続きまして、補正予算についてご説明申し上げます。 本定例会に提案させていただきました補正予算案は、南アルプス市一般会計予算、国民健康保険 特別会計ほか、8特別会計予算、企業会計予算2件、合わせまして12予算案件であります。 始めに、平成15年度南アルプス市一般会計予算案(第4号)についてでありますが、歳出予算 のうち主なものにつきまして、ご説明申し上げます。 まず、行政改革の推進についてであります。 若草児童館建設に伴い、光ケーブルの敷設を行います。情報機器を利用するためのもので、 315万9千円を計上、さらに市内16保育所のうち、保育室にLAN設備が構築されていない 11保育所に、新たに整備するための工事費379万8千円をそれぞれ計上いたしております。ま た、先に決定をいただきました、南アルプス市の市章の市旗の作成経費といたしまして398万2千 円を、市街地宅地評価法導入業務委託費といたしまして677万1千円を計上いたしております。 次に、商工業の振興についてであります。 産業活性化推進事業といたしまして、八田地区御勅使南工業団地等への企業誘致を促進するため に行う、基礎調査経費として258万5千円を計上いたしております。 次に、地域資源を生かした観光の振興についてであります。 県営南アルプス林道崩落に伴い、市営バスの旅客輸送収入の大幅な減少により、一般会計より減 収額を補填するため、補助金として1,663万1千円を計上、また同様の趣旨により、南アルプ ス温泉ロッジ特別会計に、赤字補填金といたしまして1,684万9千円を繰出金に計上いたして おります。 次に、都市空間の整備についてであります。 来年3月に供用開始となります、中部横断自動車道南アルプスインターチェンジの開通記念イベ ント経費といたしまして、400万円を計上いたしております。 次に、社会福祉の充実についてであります。 障害児保育環境改善事業といたしまして、市内4保育所に障害児を受け入れるための施設改修費 等、396万9千円を計上いたしております。 次に、学校教育の充実についてであります。 旧櫛形町当時から、育英奨学事業にと多額のご寄附をいただいております、甲府市在住の小林愛 則様より、このほど1千万円のご寄附をいただきました。このため新市の育英奨学事業として、新 たに従来の原資に加え、NPO法人により事業を行うことといたしましたので、この1千万円を合 わせて補助金2,714万4千円を計上いたしております。 また、先に申し述べましたとおり、諸支出金に地域振興基金積立金に15億円を計上しておりま す。 以上の財源といたしまして、地方交付税、国庫支出金、財産収入、寄附金、諸収入、市債を見込 み、補正額を15億8,702万3千円の追加とし、補正後の歳入歳出予算の総額を301億

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16 810万3千円といたしております。 次に、特別会計補正予算についてご説明いたします。 まず、平成15年度南アルプス市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてであります。 歳出のうち主なものは、一般被保険者療養給付費保険者負担経費の追加、人事院勧告に伴う職員 給与費の減額補正であります。以上の財源といたしまして、国保税等の減収分の補填をも含め、財 政調整基金繰入金を見込み、補正額を3,571万8千円の追加とし、補正後の歳入歳出予算の総 額を54億3,570万4千円といたしております。 次に、平成15年度南アルプス市老人保健特別会計補正予算(第2号)についてであります。 歳出のうち主なものは、医療費支給費と国庫負担金等返還金の追加補正であります。以上の財源 といたしまして、支払基金交付金、一般会計繰入金を見込み、補正額を1,456万3千円の追加 とし、歳入歳出予算の総額を62億4,028万円といたしております。 次に、平成15年度南アルプス市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてであります。 歳出のうち主なものは、介護認定審査会費に介護費用適正化特別対策事業を追加し、人事院勧告 に基づき、職員給与費を減額いたしております。以上の財源といたしまして、国庫支出金、諸収入 を見込み、補正額を142万1千円の追加とし、歳入歳出予算の総額を31億7,306万4千円 といたしております。 次に、平成15年度南アルプス市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。 歳出のうち主なものは、下水道管理費の一般管理費の減額、および公共下水道事業費の一般会計 への組み替えに伴う減額をいたしております。以上の財源といたしまして、国庫支出金、一般会計 繰入金を減額し、補正額を5,334万4千円の減額とし、歳入歳出予算の総額を26億2,468万 8千円といたしております。 次に、平成15年度南アルプス市農業体験実習館事業特別会計補正予算(第1号)についてであ ります。 歳出のうち主なものは、人事院勧告に基づく職員給与費の減額と、施設修繕費であります。以上 の財源といたしまして繰入金を見込み、補正額を172万2千円の追加とし、歳入歳出予算の総額 を6,997万円といたしております。 次に、平成15年度南アルプス市温泉ロッジ事業特別会計補正予算(第2号)についてでありま す。 歳入につきましては、県営林道南アルプス線の崩落により、施設利用収入が大幅な減収となって おります。このための補填といたしまして、財政調整基金および一般会計からの繰入金を見込んで おります。歳出につきましては、施設関係経費を精査し、562万4千円の減額補正となり、歳入 歳出予算の総額を9,030万2千円といたしております。 次に、平成15年度南アルプス市白根簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についてであり ます。 歳出のうち主なものは、水道施設事業の追加であります。この財源といたしまして、一般会計か らの繰入金を見込み、補正額を225万円の追加とし、歳入歳出予算の総額を1億9,692万3千 円といたしております。 次に、平成15年度南アルプス市芦安簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についてであり ます。 歳出の主なものは、本年度行う予定の水道施設事業の一部を、来年度以降に実施することとした ための減額であり、補正額を3,796万2千円の減額とし、歳入歳出の予算総額を1億8,941万

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17 2千円といたしております。 次に、平成15年度南アルプス市甲西簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についてであり ます。 歳出の主なものは、公債費の追加であり、その財源といたしまして諸収入を見込み、補正額を 119万9千円の追加とし、歳入歳出予算の総額を3億8,771万5千円といたしております。 次に、平成15年度南アルプス市企業会計補正予算についてであります。 まず、平成15年度南アルプス市水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。 主なものは、職員配置換えに伴う給与費の追加補正であります。 次に、平成15年度自動車運送事業補正予算(第1号)についてであります。 主なものは、南アルプススーパー林道崩落によります、旅客輸送収入の大幅な減収によります一 般会計からの補助金と職員給与、手当等の減少であります。 以上、提出議案の内容について、ご説明申し上げました。 なにとぞ、よろしくご審議の上、ご議決ご同意をいただけますようお願い申し上げます。 平成15年12月8日 南アルプス市長 石川 豊 ○議長(稲山徳仁君) 以上で市長の説明は終わりました。 この際、申し上げます。 すでに確認されているところでありますが、条例、予算案等委員会付託案件については、議事進 行上、市長からの提案理由の説明にとどめ、職員からの補足説明は省略いたします。 これより各案件について、大綱質疑のみ発言を許します。 質疑はありませんか。 23番、亀ケ川正広君。 ○23番議員(亀ケ川正広君) 市長より提案のあった、南アルプス市地域振興基金条例の一部改正について、お伺いしたいと思 います。 市長要旨説明では19ページになります。 議案第58号 南アルプス市地域振興基金条例について大綱質疑を行います。 市長は、15億円の南アルプス市地域振興基金の財源として、合併特例債を充てると説明をされ ました。このことについて、詳しい説明をお願いします。言うまでもなく、合併特例債は借金です から、借金をして基金に積み立てるということの理由がよく分かりません。それとも、合併特例債 の地方交付税への算入が事前に行われるということでしょうか。 この点について、ご説明をお願いします。 ○議長(稲山徳仁君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) ただ今、亀ケ川議員さんから新たに設置する15億円の地域振興基金についてのご質問がござい ました。 ご案内のように、それぞれの地方団体は財政調整基金、もしくは特別の振興基金というものを設 置いたしておりまして、それを将来のいろいろの事業に充てるというようなことをやってきており ます。

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18 本市の場合も合併当初、人口1人当たり1万円というようなことで、約7億円の基金というもの は各町村から新市のほうへ引き継がれております。それ以外に6カ町村でやっておりました、ふる さと振興基金というのが、当初10億円ございましたけれども、これにつきましては、3億円を合 併の準備に使いましたから、7億円が残っておりまして、それも財政調整基金へ積み立てています。 ですから現在、財政調整基金が14億円あると、こういうことでございます。 ただ、各市の状況を見ますと、おおむね数十億の基金というものを持っております。国のほうの 指導といたしましても、この合併特例債の中で、本市の場合にはおおむね25億円程度、基金の財 源として使ってもよいというような指導もいただいております。 結局、これにつきましては、合併特例債というのは、10カ年間の間に使う経費でございまして、 要は10カ年後の財政需要に対して、どのように対応するかという問題がございます。 したがいまして、ここで基金15億円を積み立てて、さらにまたでき得れば来年度以降、あと 10億円積み立てて、それを10年後の事業費の財源に充てたいと、こういうように思っているわ けであります。 おっしゃるとおり借金ではないかと、ではそれを今後、返していかなければならないではないか というようなお話がございました。ただ、特例債につきましては、7割の交付税措置という有利な 起債でございます。 したがいまして、15億円借りましても、10億5千万円というものは交付税で補填してもらえ るということですから、4億5千万円を償還すれば、15億円の基金が積み立てられると、こうい う結果になるわけです。 したがいまして、ではその4億5千万円の償還をどうするかということでございますが、先ほど 申し上げました、ふるさと振興基金が7億円ございますから、それをこの償還財源に充てていけば、 財政を圧迫することなく、10年後には15億円の基金が本市に残ると、こういう結果になるわけ であります。 将来の財政運営を考えた上の措置でございますので、ご了承いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(稲山徳仁君) 23番、亀ケ川正広君。 ○23番議員(亀ケ川正広君) 今、市長の説明では合併特例債、ここの規模だったら、25億円程度は基金に積み立てておくよ うな使い方をしてよいという話でした。 普通、補助事業というのは、何か事業をやることに対して、そういう申請があったことに対して、 国と県の負担金があって、それがこう来ると、バックしてくるというふうに理解してきたわけです けれども、そういう点では、この合併特例債というのは、特別なそういう性格を持っているという ことですか。 そうすると、10年目以降のために積み立てておくということならば、具体的にこういうものに 使おうという考えは、まだそれは白紙ということでしょうか。 ○議長(稲山徳仁君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 合併特例債というのは、新市が発足をして基盤づくりのために使えと、こういうことになってい るわけです。ですから、現在のところは6カ町村の間の、いろいろの事業の中でもありますし、施

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19 設の中においても、格差是正というようなことについて充当いたしております。 例えば、学校の耐震設備ができていないというようなものについては、そういうものに充当する ということで、今年度も南湖小学校の改築については、合併特例債を適用いたしております。 今後もできれば、その6カ町村の公共施設の格差を是正するという意味でも、そういうものを使 うと同時に、また新市として必要な施設、将来的には市役所を建設ということになりますと、その 市役所の建設等にも充当できると、こういうことになっているわけであります。 ただ、国のほうといたしましても、合併して10カ年間は交付税も特別扱いいたします。合併算 定替措置をとって、旧町村の1カ町村別に計算した額と、新市で一体となって計算した額と、多い ほうを交付するというような特例があるわけです。それは10カ年間は、そういう保障をするけど も、10カ年後には交付税も大幅に減額されると、こういう現在の制度です。 ただそれは、それまでの間に行政改革なり、いろんなことを見直しした中、財政基盤というのは しっかり整えなさいということをいってくれておるわけであります。だからそういうこともあるけ ども、しかし10年後においても、まだいろいろな新しいものが出た場合には、ある程度基金が使 えるようにということで、25億円程度はいいよと、こういう話になっているわけです。 今までも、ふるさと振興基金というのがございますが、あの基金も10億円のうち、1億円は県 から補助金でもらって、あとの9億円は全部、借金で積み立ててきているわけです。それは国も交 付税である程度、財源で見ると。だから今のところは、我々としては、全額借金で積み立てるとい うことになると、それはむしろ利息を払うだけ、これはマイナスになりますから、そんなことはや りませんけども、国が交付税の算定の中に、償還金、元利償還金の7割を見ると、こういう制度で ございますから、将来に向かっての財政基盤を、きちっと整えておくという意味合いで設けるもの でございますので、その点はご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(稲山徳仁君) 89番、穴水俊一君。 ○89番議員(穴水俊一君) 14ページについてお伺いいたします。 行政改革の中で、行政改革推進委員会がすでに3回開催されたということで、特に補助金の見直 しについて、年内ということはあと3週間くらいだと思いますが、提言をいただくというふうになっ ていると。さっきの説明の中にもありましたが、今年の交付税が90億円見込んだところ68億円 であった。したがって来年度予算の編成にあたっては、今年度予算よりも、先ほどの説明では数十 億とありましたが、前回は40億円の減額予算が必要だというふうに言われております。 その中の1つに、予算編成の上で、旧6町村内に出されていた補助金ならびに補助金制度の見直 しと。これが新年度予算編成に反映できるようにというふうにうたっています。細かいことは、提 言が出されたあとになると思いますが、諮問をした大体基本的な、どういう方向でどのように補助 金を見直していこうとされるのか、という点について、あと1点。 2回お伺いしますが、まずこの点について、ご答弁お願いしたいと思います。 ○議長(稲山徳仁君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) すでに来年度の当初予算編成の準備を行っておるわけでございます。しかし、いろいろの補助金、 例えば、自治会に対する助成にいたしましても、体育協会に対する助成にいたしましても、各種団

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20 体に対する助成にいたしましても、各町村の扱いというものが、まちまちでございます。 それは、今までの各町村長さんたちのお考えによって、力を入れているところの強弱の差で、そ ういう結果になっているのではないかと思いますが、1本になった以上、やはり同じPTAの補助 金にしても、Aの学校とBの学校の補助金が違うということについては、これは好ましいことでは ございません。 また、体育協会の各支部の補助金についても同様でございます。そういうようなものを、この際、 1つの流れとして、ある程度の人口規模、場合によれば生徒数というようなものを勘案をして、い ろいろ異議の出ないような形で、方針を定めるというようなことが、必要になってまいっておりま す。 そういうことを始めといたしまして、今までの従来のいろいろの補助金制度の内容を吟味してい ただくと。これを行政改革推進委員会ということになりますと、民間サイドの見方ということになっ ておりますから、今までの行政サイドから見た目と、また違った目で、あるいはこのような補助金 はいらないではないかと、こんな補助金は出さなくてもいいのではないかという意見もあるだろう し、場合によれば、もっとこういう面にも、ここにこういう補助金を出しておるならば、こういう 面にも出すべきではないかというような、率直なご意見をいただきたいというように思っていると ころでもございます。 ただ、この補助金の削減というのは、私も県の財政課長をやりましたし、いろいろな面で取り組 んでまいっておりますが、なかなか、この外郭団体の圧力というものが非常に強うございまして、 答申をいただいた場合に、果たしてそれどおりに実施できるかということについては、各種団体そ れぞれの皆さんが、新市の建設について深いご理解をいただかないと、なかなか難しい問題でござ いますので、ぜひともそういう点を、議会の皆さん方にもご理解をいただいて、やはりこれからの 新市を育てていく上には、必要なものには出す、しかしある程度我慢してもらうときは、お互いに 我慢してもらうというような考え方で対応してほしいというように思っているところでございます。 ともあれ、第3者の意見も聞いた上で、予算編成にあたりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(稲山徳仁君) 89番、穴水俊一君。 ○89番議員(穴水俊一君) もう1点、お伺いいたします。 組織機構の見直しや公共施設の統廃合、職員の意識改革等も今後も検討をお願いしてまいりたい ということですから、今後とも推進委員会が順次やっていくんだろうと思いますが、1つ来年度の 関係でお伺いしたいのは、公共施設等の統廃合等とも含めて関係がありますが、職員の配置の問題 については、4月合併時点では、いわば本庁へ旧役場の職員を異動させて、支所間とか本庁から支 所、支所間同士の異動とか、そういうものはありませんでした。 やはり地域において、支所の果たした役割というのは、非常に大きくなっているわけであります が、とりわけ職員の意識改革とか定員管理とか、そういうことは非常に大事だと思いますが、新年 度において、これらについては、どのようなお考えでやられようとしているのか、その点について お伺いをしておきたいと思います。 ○議長(稲山徳仁君) 石川市長。

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21 ○市長(石川豊君) 穴水さんのご質問にお答えします。 公共施設の問題につきましては、同じような施設がいくつもあってもという感じも持っておりま す。しかもそれが経営の中で、赤字を出しておるというようなものについては、この際、統合整備 する必要もあるのではないかと。この新市の中に、そういうものが同じようなものがいくつもあっ ても、というような感じのものもございます。ですから、それを今後いろいろ地元とも相談しなけ ればいけませんし、一方的にこれをするのをやめるよというようにはまいりませんから、十分、そ ういうものを勘案しながら、今後の取り組みをしていかなければならないというように思っていま す。 ただ、職員の配置の問題ですが、合併協議会の当初も一時、支所についてもある程度の人事交流 をというような議論もございました。ただ、合併をした当初でございますから、住民の皆さんも支 所へ行ったけども、全然顔も知らない人よりかも、今までいた人たちが面倒見ていただけるという ことが、人間関係を保つ面においても、必要ではないかと。今後、来年以降は、ある程度の人事異 動をやって、それぞれの支所の職員の勤務状態の均一化と言いますか、同じようなサービスをやれ るように、また他の町村の支所へ勤務していただきますと、新しい地域の勉強もできますから、そ ういうことを考えながら、人事異動には配慮をいたしたいと。 まだ、人事異動には取り組んでおりませんから、確たることは申し上げられませんけども、そう いう考え方ではおります。 以上です。 ○議長(稲山徳仁君) 以上で質疑を終結いたします。 ただ今、議題となっております17案件については、お手元の議案付託表のとおり、所管の常任 委員会に付託いたします。 次に、請願について、請願文書表記載のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。 お諮りいたします。 明日12月9日から15日まで、委員会審議のため本会議を休会いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、明日12月9日から15日まで、本会議を休会することに決しました。 休会明け本会議は12月16日、午前10時から開会いたします。 次回、本会議は市政一般に対する質問を予定しております。 市政一般に対する質問希望者は、12月10日、水曜日、午前9時から午後3時までに、一般質 問通告書により、議会事務局まで通告をお願いいたします。 本日は、これをもって散会といたします。 どうも、ご苦労さまでした。 散会 午前11時09分

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22 平 成 1 5 年

南 ア ル プ ス 市 議 会 第 3 回 定 例 会(12月)

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23 平成15年南アルプス市議会第3回定例会(12月)(9日目) 平成15年12月16日 午 前 1 0 時 0 0 分 於 議 会 議 場 1.議事日程 1.諸報告 日程第 1 市政一般に対する質問 質問順位 1番 村 松 文 男 君 〃 2番 志 村 一 郎 君 〃 3番 住 吉 國 雄 君 〃 4番 清 水 祝 子 君 〃 5番 森岡千代野君 〃 6番 名 取 純 一 君 〃 7番 塩 澤 忠 君 〃 8番 亀ケ川正広君 〃 9番 穴 水 俊 一 君 〃 10番 仙洞田将行君

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24 2.出席議員は、次のとおりである。(午前93名、午後88名) 1番 金 丸 忠 仁 2番 仙洞田 将 行 3番 西 野 浩 蔵 4番 清 水 実 5番 志 村 裕 子 6番 向 山 敏 宏 7番 井 上 良 輝 8番 塩 澤 忠 9番 石 川 俊 幸 10番 穴 水 一 正 11番 伊 東 隆 雅 12番 小 林 敏 徳 13番 住 吉 國 雄 14番 小 野 得 温 15番 川 村 浩 一 16番 小 野 秀 雄 17番 秋 山 武 彦 18番 森 岡 千代野 19番 名 取 純 一 20番 近 藤 輝 男 21番 名 執 義 廣 22番 河 野 敬 亮 23番 亀ケ川 正 広 24番 名 取 常 雄 25番 加 藤 和 教(午前) 26番 志 村 正 文 27番 内 藤 正 28番 石 川 珠 美 29番 五 味 栄 吾(午前) 30番 河 西 民 雄(午前) 31番 齋 藤 秀 男 32番 大 芝 孝 二 33番 小 澤 眞寸穂 34番 清 水 祝 子 35番 山 本 一 彦 36番 深 澤 永 雄 37番 志 村 一 郎 38番 西 海 勝 男 39番 村 松 文 男 40番 小 林 順 一 41番 今 津 三 夫(午前) 42番 厚 芝 邦 雄 43番 浅 野 伸 二 44番 清 水 勝 利(午前) 45番 樋 川 積 46番 久保田 松 幸 47番 森 本 聖 治 48番 伊 東 徹 49番 伊 東 義 己 50番 飯 野 冨士雄 51番 小笠原 孝 52番 芦 沢 清 人 53番 若 尾 敏 男 54番 齊 藤 哲 夫 55番 野呂瀬 久 雄 56番 齊 藤 勇 二 57番 杉 山 好 幸 58番 河 西 六 市 59番 小 池 正 夫 60番 市 川 元 就 61番 滝 澤 幸 保 62番 小 池 幸 雄 63番 横 内 広 志 64番 内 池 虎 雄 65番 入 倉 善 文 66番 三 枝 幹 男 67番 堀 廣 男 68番 中 島 善 次 69番 戸 沢 忠 70番 鈴 木 徳 平 71番 清 水 忠 次 72番 深 澤 米 男 73番 相 原 豊 74番 内 田 進 75番 清 水 賢 吾 78番 清 水 勝 則 79番 齊 藤 正 80番 中 込 量 81番 深 澤 忠 夫 82番 小 野 富 夫 83番 清 水 喜代秀 84番 相 原 智 徳 85番 伊 東 健 治 86番 浅 利 尚 男 87番 津久井 豊 雄 88番 市 橋 幸 男 89番 穴 水 俊 一 90番 稲 山 徳 仁 91番 青 木 常 治 92番 中 込 政 巳 93番 横 内 光 明 94番 森 本 今朝盛 95番 築 野 仁 朗 3.欠 席 議 員(午前2名、午後7名) 76番 塩 澤 とみ子 77番 東 條 俊 昭 25番 加 藤 和 教(午後) 29番 五 味 栄 吾(午後) 30番 河 西 民 雄(午後) 41番 今 津 三 夫(午後) 44番 清 水 勝 利(午後)

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25 4.会議録署名議員 8番 塩 澤 忠 80番 中 込 量 81番 深 澤 忠 夫 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(28名) 市 長 石 川 豊 助 役 小 池 通 義 収 入 役 塩 澤 佳 文 総 務 部 長 内 田 秀 男 企 画 部 長 保 坂 俊 朗 保 健 福 祉 部 長 野 中 茂 男 農 林 商 工 部 長 名 執 雅 人 建 設 部 長 内 藤 希 香 八 田 支 所 長 清 水 脩 白 根 支 所 長 飯 室 好 文 芦 安 支 所 長 青 木 可 行 若 草 支 所 長 荻 野 忠 彦 櫛 形 支 所 長 森 田 煕美雄 甲 西 支 所 長 武 内 栄 企 業 局 長 中 澤 勝 消 防 長 白 倉 靖 夫 秘 書 課 長 野 中 國 幹 企 画 課 長 中 澤 友 好 総 務 課 長 高 野 敏 男 財 政 課 長 中 澤 都喜夫 市 民 課 長 中 嶌 義 仁 農 林 課 長 浅 原 知 義 建 設 課 長 手 塚 修 教 育 委 員 長 河 野 浩 士 教 育 長 野 沢 達 也 教 育 次 長 大 芝 政 則 教 育 総 務 課 長 保 坂 昌 志 代 表 監 査 委 員 横 山 好 孝 6.職務のため議場に出席した者の職氏名(6名) 議 会 事 務 局 長 名 執 俊 一 書 記 古 屋 芳 雄 書 記 笹 本 格 書 記 河 野 敏 直 書 記 小 沢 勝 博 書 記 今 村 繁 樹

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27 再会 午前10時00分 ○議長(稲山徳仁君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 報告事項を申し上げます。 76番、塩澤とみ子さん 77番、東條俊昭君 農業委員会長、名取保君は、一身上の都合によ り本日の会議を欠席する旨、届け出がありました。 なお、報道関係者から撮影の申し出がございましたので、これを許可いたしましたのでご了承願 います。 以上で報告を終わります。 これより、日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(稲山徳仁君) 日程第1 市政一般に対する質問を議題といたします。 この際申し上げます。 一般質問通告者は30名であります。質問者は、お手元に配布の一般質問通告表記載のとおりで あります。 質問者は、申し合わせ事項を遵守され、与えられた時間を有効にご活用願います。 また、当局の答弁も、その趣旨を十分把握され、簡単、明瞭にされまして、議事進行にご協力を お願いいたします。 それでは、通告順に従い質問を行います。 通告1番、村松文男君の質問を許します。 39番、村松文男君。 ○39番議員(村松文男君) 39番、村松文男です。 本定例会に、私は3点について質問をいたします。 まず1点ですが、県道若草・増穂線バイパスの早期実現をということであります。 この件につきましては、陳情や先の地域懇談会でも話題になったわけですが、さらに市長の見解 をお伺いいたします。 県道若草・増穂線バイパスは長い間の懸案であり、旧甲西町では県に対して強く要望を続けてき ました。平成11年度には、県の道路整備に関するプログラム、これは平成10年度から平成19年 度までの実施計画でありますが、この中に位置付けられ、その後、路線について検討されるなど、 現道路の交通緩和が図られ、安全に生活できることに地域住民は大きな期待を寄せてきました。 合併前に、三郡衛生組合の横川斎場へ新たに6町村が加わり、13町村で施設建設が進められる という中で、地元東南湖区からはイメージの面からや、また葬儀関係車両も多くなることも懸念さ れ、建設反対が強く出され、環境整備の条件として、バイパスの早期着工を関係13町村は、県へ 強く要望するということを、地元と約束をされています。 横川斎場は、来年3月完成予定であります。1日も早いバイパス実現を地域住民は望んでいます が、市長と関係町村は県に対して、どのように今まで進めてきたのか、その進捗状況について伺い ます。

参照

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