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あいさつ

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Academic year: 2021

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あいさつ

雑誌名 国立民族学博物館研究年報

2015

ページ 3‑3

発行年 2017‑02‑15

URL http://hdl.handle.net/10502/00008420

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あいさつ  

 国立民族学博物館(みんぱく)は創設43年をむかえ、調査研究、博物館事業、大学共同利用機関の役割、

大学院教育、そして広報・社会連携など、さまざまな活動を展開しております。2004年 4 月からは大学共 同利用機関法人・人間文化研究機構の一員となり、機構内の 5 機関と連携して人間と文化についての総合 的研究を推進しています。

 みんぱくは、世界の民族、社会や文化とこれらの変化などを研究対象とし、フィールドワークにもとづ いて、文化人類学およびその関連研究分野の基礎的かつ理論的研究をおこなってきました。グローバル化 によって、人類は生活や社会のしくみだけでなく価値観にいたるあらゆる面で未曾有の変化に直面してい ます。この動きの実際とプロセス、そして将来の方向性を現地での参与観察にもとづいて明らかにするこ とが文化人類学の今日的課題といえましょう。

 文化人類学とその関連分野の国内外の研究拠点であるみんぱくは、調査研究の成果を国内外に発信する とともに現地の人びとや社会と共有し、ともに議論し、考える「フォーラム型」研究をめざしています。

また、異文化をより深く理解するために、物質文化、生活様式、芸能・音楽などの資料や種々の情報収積 も積極的に進め「博情館」としての役割をはたしています。現在、34万点の民族資料、 7 万点の映像・音 響資料、そして66万点の文献図書資料を収蔵し、学界や一般の人びとにも公開しています。

 2014年度からは、文化資源のデータベースをもとに、多言語化して世界に発信する情報ミュージアムを オンライン上に構築する「人類の文化資源に関するフォーラム型情報ミュージアムの構築」プロジェクト を文科省の特別経費でスタートさせました。また、2008年度からの本館展示の新構築は、オセアニア、ア メリカ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジア、南アジア、東南アジア、朝鮮半島、中国地域、日本の文化、

音楽、言語、そしてインフォメーション・ゾーンを終え、2016年度に中央・北アジアとアイヌの文化展示 替えで完成しました。

 『研究年報』は、みんぱくの研究者の多方面にわたる研究調査から、国際研究集会、国際学術交流、大学 院教育、社会貢献にいたる種々の活動とその成果について知っていただくために編集されました。本誌は 大学共同利用機関としての活動の集大成といえます。一方、みんぱくのウェブサイトには、本誌の情報に くわえ、教員の研究活動、研究集会や展示を含め、種々の行事予定についての最新の情報を掲載し、『研究 年報』の内容を補足しています。

 本誌によって、博物館機能をもった文化人類学とその関連分野の研究所および大学共同利用機関として の研究センターであるみんぱくの活動をご理解いただき、今後も本館にたいしてみなさまからのご助言と ご支援をお願いする次第です。

2017年 2 月      国立民族学博物館長  須 藤 健 一 

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