できることを増やし、自信につなげる
~数学科での取り組み~
才野 眞弓
単元名 「数えてみよう、並べてみよう」
対象生徒 中学部3年生 Aさん
ぱれっとの一番星
支援を受けながら自立した生活を送りたい。
休日を自分の決めたことで過ごせる。
仕事、休憩など、時間を見て(アラームを聞いて)メリハリをつけて 暮らせる。
キャリア教育の視点
「とりくむ」「くらす」「はたらく」・・・
本人も苦手意識を持っている数学に、楽しみを感じながら取り組む ことで、何事にも積極的に取り組む姿勢を育て、充実した生活に繋 げる。
人の役に立つことに喜びを感じることができる生徒であるので、数 を数えられるようになることで、人に役に立てることが増え、喜びを 感じられる場面を増やすことができる。
数の基礎を理解することで、将来の仕事の幅が広がる。
授業のねらい
10こまでの具体物を正確に数えることができる
1~5までの数量を理解する
集中力をつける
手と目の協応
2桁の数字に親しむ(カレンダーの数字を読む)授業の工夫
ルールを明確に1個目は左から置く、手に持つのは1つだけなど
楽しめる教材食べ物の模型、カラフルな物、
テンポよく、飽きずに取り組む一つの教材に時間をかけない、同じ「数える」ものでも物を変えて
「できる」ところから「このくらいならできそう」の一つ前から
生活場面に置き換える「おつかい」や「配る」などの場面を設定
タイル並べ・ブロック積み
ねらい 数の概念形成 数字と数量の一致
工夫 少ない数から。
始めは1個ずつ数えながら。
後からはまとまりで。
生徒の様子
数字の順を追うごとに、数量が1増え ることが理解できてきた。
3個のタイルと5個のタイルを比較す ることで、数字の3と5ではどちらが大 きい数かなどの理解が深まった。
カレンダー作り
ねらい 日にちを意識する 1~31までの数字を読む
工夫数字を大きくし、見やすくした。
自分で日にちを確認しながら貼れ るようにし、貼った後に、楽しみなこと が何日にあるのかを質問し、曜日では なく日にちを意識させた。
様子楽しみな行事があっても、曜日でしか 記憶していないため、どのくらい先の 出来事なのかが理解できていなかっ たが、これはもうすぐ、これはまだ先な ど、見通しを持つことができてきた。
卒業後に向けて
卒業後は何らかの支援を受けて生活していくことになる 生徒であるが、支援を受けるだけではなく、仕事や生活 場面で、自分も誰かの役に立っていると感じることで、生活がより豊かになると考える。