Title
ペルオキシソーム病モデルマウス作製による病態解明に関
する研究( はしがき )
Author(s)
下澤, 伸行
Report No.
平成6年度-平成7年度年度科学研究費補助金 (一般研究(C)
課題番号06670782) 研究成果報告書
Issue Date
1995
Type
研究報告書
Version
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/207
※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。研究成果の概要
ZeMweger症候群に代表されるペルオキシソーム欠損症は細胞内小器官の1つであるペルオキシソー ムが先天的に欠損し、中枢神経のmigrationdisorderなど種々の臓暑引こ重篤な異常を呈する常染色体劣 性遺伝性疾患である。我々はすでに本症には遺伝的に9つの相補性群が存在し、ペルオキシソーム形 成因子1(PAF-1)がF群の病因であることを世界で初めて明らかにした。本研究では世界各地より集 積したペルオキシソーム欠損症を解析し、10個の遺伝的相補性群が存在することを明らかにし、さ らにCEO変異細胞を用いて新たにC群の病因であるPAF-2のクローニングにも成功した。また本症は 脳のmigrationdisorderが特徴的であり、その発症機構を解明するためにモデルマウスの作製を目指し てマウスPAF-1遺伝子のクローニングに成功している。 本報告書ではペルオキシソーム欠損症の遺伝的相補性群とその病因遺伝子解明の現状、国内外の研 究状況を概説し、平成6、7年度の研究成果を報告する。 (-1)ペルオキシソーム欠損症遺伝的相補性群と病因遺伝子解析の現状K.K.岐阜 Phenotype CHOmutant Yeast gene
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩ 1 2 3 4 6 7 00 9 E ZS,NALD,lRD ZS,NALD C B A D F G ZS ZS NALD ZS,NALD ZS,NALD,1RD ZS ZS,lRD ZS Z24 PAS8 PXRl(1995) ZP92 RAS5 PAF-2(1995) PAF-1(1992) K.K.:TheKennedyKriegerResearch]nstitute,USA ZS :Ze][wegersyndrome NALD:neOnataladrenoleukodystrophy lRD:infanti[e Refsum disease
PAS:Pichiapastoristhataredeficientinperoxisomeassembly PAF:PerOXisomeassemblyfactor PXRl:PerOXisometargetingsrgna11receptor (2)ペルオキシソーム欠損症に関する国内外の研究状況 1964 Ze[[weger症候群が音形症候群として報告された。 (Bowenetal,Bu".JohnsHopkinsHosp) 1973 Zer[weger症候群でペルオキシソームの欠損が報告された。 (Go]dfischeretal,Science) 1985 ZeHweger症候群でペルオキシソームβ酸化系酵素の欠損が報告された。 (Tageretal.,BiochemBiophysResCommun) 1986 CHO細胞よりペルオキシソーム欠損変異株が分離された。 (ZoelLeretaI,ProcNatlAcadSci) 1988 Zellweger症候群患者の線維芽細胞でghostperoxisomeの存在が報告された。 (SantoseraI,Science)