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(1)

築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書 平成 19 年 3 月 中央区

(1)にぎわい施設(鮮魚マーケット・食文化の拠点)の具体化

① これまでの検討と土地現況

1) 築地ブランドを活かすまちづくりコンセプト

昨年度の調査において、築地ブランドを活かすまちづくりのコンセプトや築地市場

地区の方向性を下記のとおり取りまとめた。今年度の検討にあたっては、これらコン

セプト等を検証しながら、にぎわい施設の具体的な検討を進めていくこととした。

2) 既存土地・建物の所有区分の整理

にぎわい施設建設想定地約

3.5ha 中、区有地は約2割の 7,548.1 ㎡である。

既存施設活用エリア

1.9ha

にぎわい施設建設想定地

(都有地+区有地)

約 3.5ha

うち、区有地

0.75ha(7,548.1 ㎡)

■まちのコンセプト

本物に出会えるまち 食のプロが集まるまち

築地

■主要ターゲット 飲食店等の小口買出人(いわゆる プロ) ■築地市場地区の位置づけ 豊洲新市場と質の違う市場 ①プロに認められる高品質 ②少量・多品種の商品展開 ③周辺地区(銀座等)との連携によるまちの 活性化・魅力度アップ ④立地特性(交通利便性等)を最大限に活用 ■築地市場地区の方向性

プロ

のニーズに応える

市場

プロが来ることで一般消費者・

観光客も訪れる市場

■場外市場における売上比率の現状

プロ

: 一般客 =

: 1

●にぎわい、活気は「一般消費者・観光客」で 生まれている 対プロ 対 一般消費者 観 光 客 ● 高品質の品物が揃う ● 必要なものが全て揃う ● 対プロサービス向上(駐車場、配送サービス) ● 市場移転までの間に認知度を高める 等 ● 案内所、トイレ、駐車場等の施設整備 ● イベントの開催 ● 食の情報提供 ● 銀座地区との連携 等

【施策】

【参考】

うち、区有地

0.75ha(7,548.1 ㎡)

(2)

CHUOKU | 3

② 鮮魚マーケットの先行営業に向けて

東京都では、平成

17 年 11 月の第8次東京都卸売市場整備計画において「豊洲新

市場の開場を平成

24 年度目途とする」ことを明らかにし、平成 18 年 10 月にはPF

I方式による新市場施設整備を決定するなど、豊洲新市場の整備に向けた動きが進

行しつつある。

こうした動きの中で、築地市場地区の活気とにぎわいを絶え間なく継承・発展さ

せていくためには、平成

24 年度の築地市場移転を見据えつつ、市場移転前から先行

的に鮮魚マーケットを営業させていく取組が求められている。

第一段階としての鮮魚マーケット先行営業に取り組みつつ、その後の事業展開に

向けては、東京都との具体的な協議を進め、都有地を活用した築地ビジョンの実現

を目指していくこととする。

1) 区有地を活用した先行営業の考え方

築地市場は、平成

24 年度の移転まで現在地で開場される計画であることから、都

有地である市場敷地を事前に活用することは困難である。また、築地市場周辺での

適地確保も難しいことから、鮮魚マーケットの先行営業にあたっては、築地市場地

区周辺にある区有地を活用し、段階的に施設を整備していく検討を進めた。

■先行営業の具体化に向けては、主に以下の意見が出された。

・先行営業はPR期間も含め、現市場が閉場する前に行いたい

・先行営業にあたっては区有地を活用して段階的に施設を整備してほしい

・カルバートの空間を有効に活用したい

・駐車場など現在ある機能を維持してほしい

・冷凍冷蔵庫などのバックヤードスペースが必要である

・配送センターは不可欠な施設である

■ 区有地活用の基本的な考え方

A) 築地川第一駐車場

築地市場地区へのゲートとなる立地を生かし、低層部の鮮魚マーケット先行営

業利用やインフォメーション機能、駐車場として利用することが考えられる。

B) 仮店舗A棟

築地川第一駐車場同様に立地を生かし、鮮魚マーケット先行営業利用やインフ

ォメーション機能として利用することが考えられる。

C) 仮店舗 B 棟

将来的には鮮魚マーケットの中心部に立地することから、にぎわい広場などの

オープンスペースとして活用することが考えられる。

D)築地川東支川バイク置き場

場外市場の一体的なにぎわいを創出し、まちの連続性を確保するため、駐車場

や配送センター、仮店舗、イベント広場などとして活用することが考えられる。

E) 市場橋公園

一時的に大型観光バスなど駐車場機能を補完する活用が考えられる。

F) 小田原橋臨時駐車場

場外市場の一体的なにぎわいを創出し、まちの連続性を確保するため、駐車場

や配送センター、仮店舗、イベント広場などとして活用することが考えられる。

また、カルバートへの出入り口としての利用が考えられる。

都有地

A B

C

D

F

E

勝どき門駐車場 水産物部 立体駐車場 築地川 第二駐車場

A 築地川第一駐車場

2,427.6㎡

B 仮店舗A棟

1,748.0㎡

C 仮店舗B棟

682.5㎡

D 築地川東支川バイク置き場

2,690.0㎡

7,548.1㎡

E 市場橋公園

1,854.6㎡

F 小田原橋臨時駐車場

3,070.2㎡

4,924.8㎡

12,472.9㎡

小計

小計

合計

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築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書 平成 19 年 3 月 中央区

2) 年次整備イメージ

平成

23 年度の鮮魚マーケット先行営業および築地市場跡地が活用できる平成 24 年度以降のにぎわい施設の実現に向けて、段階的な年次整備イメージを以下のとおり検討した。

【年次整備イメージ】

施工中敷地 完成施設 市場橋公園: 観光バス駐車場 として活用 小田原橋駐車場: 仮店舗・駐車場等 施工中 バイク置き場: 駐車場・バイク置場 (配送センター)完成 (平成 20 年度工事) カルバート: バックヤード 施工中 築地川第一駐車場 仮店舗 A 棟: コンバージョン 施工中 都有地:施工中 塩干物冷蔵庫: マーケット使用 水産物部駐車場 勝どき門駐車場: コンバージョン 施工中 区有地:施工中 都有地活用による 鮮魚マーケット: 完成 海幸会: 個別開発等 水産物部駐車場 勝どき門駐車場: コンバージョン 完成 観光バス駐車場 鮮魚マーケット バックヤード 仮店舗・駐車場等 冷蔵庫 食文化の拠点 駐車場・ バックヤード 小田原橋駐車場: 仮店舗・駐車場等 完成 カルバート: バックヤード完成 観光バス駐車場 鮮魚マーケット 先行営業 バックヤード イベント広場等 仮店舗・駐車場等 駐車場・配送センター

(4)

CHUOKU | 5

③ 築地市場地区周辺の区有地活用計画の概要

1) 鮮魚マーケット先行営業施設のイメージ

●対象施設 :築地川第一駐車場・仮店舗

A 棟

●活用方針 :築地市場地区へのゲートとなる立地を活かし、

1 階部分を先行的に

鮮魚マーケット施設として活用する。(2 階以上は現行用途で使用)

●所在地 :中央区築地

4-16

●敷地面積 :

4,175.5 ㎡(築地川第一駐車場 2,427.5 ㎡、仮店舗 A 棟 1,748 ㎡)

●用途地域 :商業地域(容積率

500%、建蔽率 80%)

店舗:65 ユニット

(1448 ㎡) 仮店舗施設部1階 31 ユニット(23 ㎡) 駐車場施設部1階 34 ユニット(21 ㎡)

テナント事務所・倉庫等

:34 ユニット

(776 ㎡)

駐車場(自走式):計 184 台

●配置図・1階平面図

築地川第一駐車場・仮店舗 A 棟 店舗イメージ

(5)

築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書 平成 19 年 3 月 中央区

2) 駐車場・仮店舗施設・カルバート活用イメージ

●対象施設 :小田原橋臨時駐車場、カルバート

●活用方針 :場外市場の一体的なにぎわいを創出し、まちの連続性を確保する

ため、駐車場や仮店舗として活用するとともに、カルバートへの

出入口として利用する。

●所在地 :中央区築地

4-26

●敷地面積 :

3,070.22 ㎡

●用途地域 :商業地域(容積率

500%、建蔽率 80%)

●配置図・1階平面図

●地下カルバート平面図

●2階平面図

●3・PH 階平面図

店舗:48 ユニット

(702 ㎡)

テナント事務所・倉庫等

(738 ㎡)

駐車場(自走式):計 121 台

小田原橋臨時駐車場 門跡橋交差点付近(晴海通り) カルバート 小田原橋臨時駐車場(晴海通り方面)

(6)

CHUOKU | 7

3) 駐車場・配送センターのイメージ

●対象施設 :築地川東支川バイク置き場

●活用方針 :場外市場の一体的なにぎわいを創出し、まちの連続性を確保する

ため、駐車場や配送センターとして活用する。

(配送センターとして活用するまではバイク置き場としての利用が可能)

●所在地 :中央区築地

4-27

●敷地面積 :

2,690 ㎡

●用途地域 :商業地域(容積率

500%、建蔽率 80%)

4) 観光バス臨時駐車場としての活用

●対象施設 :市場橋公園

●活用方針 :一時的に大型観光バスなど駐車場を補完する機能として活用する。

(平成

18 年 11 月 27 日利用開始)

●所在地 :中央区築地

4-15

●敷地面積 :

1,854.58 ㎡

●用途地域 :商業地域(容積率

600%、建蔽率 80%)

観光バス 8台 普通車 28台

駐車台数 102 台 1階配送センター 7ブース(2t トラック想定)

●2・3・PH 階平面図

●配置図・1階平面図

●配置図

市場橋公園

(7)

築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書 平成 19 年 3 月 中央区

④ 将来的な鮮魚マーケットの店舗配置パターン

前年度の報告書において、リニア型、サークル型、オーバル型の店舗配置パターンを

示したところであるが、鮮魚マーケットの先行営業を踏まえて、新たに段階的な整備に

おける店舗配置パターンを示す。

■前提条件

○段階的整備にあたっては、出入口の位置をあわせる等、客動線に配慮した計画

とする。

○築地場外市場との一体性、回遊性を強化する。

・片道通過型の配置としない。

(奥まった場所、行き止まりの場所をつくらない)

・イベント空間の配置を工夫する。

○鮮魚マーケットと食文化拠点の一体性、回遊性を強化する。

○築地市場地区(鮮魚マーケット、食文化の拠点、場外市場)として必要な施設を

整備する。

・築地市場内に依存していた倉庫、冷蔵(凍)庫

・鮮魚マーケット整備によって減少する駐車場

・築地場外市場にとって必要不可欠なごみ処理施設、発砲スチロール溶解施設等

○カルバートは、バックヤードとして活用する。

○公有地のみの検討とする。

■想定規模

○約200ユニット(店舗)を確保する。

○できる限り接通路長の長い配置計画とする。

○1ユニットは、現市場内の仲卸店舗規模より大きいものとする。

■段階整備イメージ

■パターン概念図

門跡橋 市場橋公園 晴 海 通 り 新大橋通り 築地 市場駅 東銀座駅 築地駅 食文化 の拠点 大型バス駐車場等 イベント広場 カルバート、バックヤード利用 1階 大型バス駐車場 2階∼ 一般駐車場 1階 冷蔵庫・倉庫・店舗 2階∼ 一般駐車場 ごみ処理施設、溶解施設

(8)

CHUOKU | 9

■ 1 階平面図 (FL=±0)

■ 2 階平面図 (FL=5.0m)

■ 計画概要

●鮮魚マーケット内施設概要

●場外市場対応施設概要

施 設 規 模 設置場所 店 舗 600 ㎡ 水産物部立体駐車場 1F 倉 庫 500 ㎡ 水産物部立体駐車場 1F ごみ処理室 300 ㎡ 水産物部立体駐車場 1F 溶解施設 100 ㎡ 水産物部立体駐車場 1F

S=1/200

施 設 1 階 2 階 合 計 店 舗 163 ユニット 21 ㎡/ユニット 計:3,539 ㎡ -163 ユニット 21 ㎡/ユニット 計:3,539 ㎡ 倉 庫 1,000 ㎡ 650 ㎡ 1,650 ㎡ 管理事務所 - 170 ㎡ 170 ㎡ ビジターセンター 100 ㎡ 120 ㎡ 220 ㎡ ごみ処理室 210 ㎡ - 210 ㎡ 溶解施設 130 ㎡ - 130 ㎡ 配送センター 475 ㎡ - 475 ㎡ パッケージセンター 100 ㎡ - 80 ㎡ 2F テナント事務所 - 12 室(平均 100 ㎡) 1,200 ㎡ 2F 飲食店舗 - 5 店舗(平均 100 ㎡) 500 ㎡ 駐車台数 (8m x 3m) 100 台 94 台 194 台

S=1/100

S=1/200

■ 配置図

※先行営業施設1階部分(店舗、配送センター)のみ算入 断面計画 S=1/1000

■ 店舗ユニットの配置の考え方

段階整備①

(9)

築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書 平成 19 年 3 月 中央区

●鮮魚マーケット内施設概要

●場外市場対応施設概要

施 設 規 模 設置場所 店 舗 600 ㎡ 水産物部立体駐車場 1F 倉 庫 500 ㎡ 水産物部立体駐車場 1F ごみ処理室 300 ㎡ 水産物部立体駐車場 1F 溶解施設 100 ㎡ 水産物部立体駐車場 1F

S=1/200

断面計画 施 設 1 階 2 階 合 計 店 舗 204 ユニット 21 ㎡/ユニット 計:4,352 ㎡ -204 ユニット 21 ㎡/ユニット 計:4,352 ㎡ 倉 庫 1,000 ㎡ 650 ㎡ 1,650 ㎡ 管理事務所 - 170 ㎡ 170 ㎡ ビジターセンター 210 ㎡ 120 ㎡ 330 ㎡ ごみ処理室 210 ㎡ - 210 ㎡ 溶解施設 130 ㎡ - 130 ㎡ 配送センター 170 ㎡ - 170 ㎡ パッケージセンター 100 ㎡ - 100 ㎡ 2F テナント事務所 - 12 室(平均 100 ㎡) 1200 ㎡ 2F 飲食店舗 - 5 店舗(平均 100 ㎡) 500 ㎡ 駐車台数 (8m x 3m) 100 台 94 台 194 台

S=1/100

S=1/200

■ 1 階平面図 (FL=±0)

■ 2 階平面図 (FL=5.0m)

■ 計画概要

■ 店舗ユニットの配置の考え方

■ 配置図

断面計画 S=1/1000

段階整備②

(10)

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(11)

築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書 平成 19 年 3 月 中央区

(2)業界関係団体へのヒアリング

①JF 全国漁業協同組合連合会

◆ 目的

鮮魚マーケット等のにぎわい施設の実現に向けては、これまで検討を進めてきた施設整備計画 などのハード面はもちろんのこと、商品の仕入れや運営手法などのソフト面についても詳細な検討 が必要である。 「JF 全国漁業協同組合連合会」(以下、全漁連)が持つ、漁業協同組合の全国的な人的・組織 ネットワークやこれまでに蓄積されてきたノウハウを、鮮魚マーケット運営に活用できるのでは ないかとの想定のもとヒアリングを行い、にぎわい施設のソフト・ハード両面における全漁連の 事業協力の可能性について確認することとした。

1) JF 全国漁業協同組合連合会について

① 組織構成

JF 全国漁業協同連合会は、漁業者が全国の沿岸地区で地域毎に結成している漁業協同組合(JF)の 全国組織として、組合員の漁業経営と生活支援のための事業を行っている。組合員は年々減少傾向にある が、2006 年 6 月 1 日現在では、全国の沿岸地区には、1,310 の JF(漁協)があり、およそ 43 万人の 漁業者が組合員として加入している。そのほとんどが、都道府県単位で連合会を構成している。

② 主な事業と今後の展開

全漁連は、次のような全国的な施策の展開、組合員の指導・支援等の事業を主な業務としている。 ・ また、全漁連ではグループ内に全漁連フーズ、塩釜食品工場等の自ら商品開発を行う団体を有して おり、生協や量販店等を対象に、様々な販売事業も展開している。昨今の厳しい業界状況を背景に、 「浜から製品」までをテーマに事業展開している。 ・ 全漁連としては、魚の消費拡大を主要な活動テーマとしており、販売事業改革を行っている。

2) 近年の水産業界動向

・ 国内の魚介類生産量は中長期的には減少傾向にある。また、国内の魚介類消費量も年々

減少傾向にあり、魚離れが進行している。

・ 世界的需要としては、中国が 30 年前の約5倍と大幅に増大するなど、全体としては増加

傾向にある。

3) にぎわい施設整備構想について

① にぎわい施設整備構想について

・生産者がみえるような形を目指すべきであると思う。また、高級・上物だけを取り扱うのではなく、 規格外の商品などを産地の食べ方などの紹介と合わせながら販売していくことも考えられる。 ・魚を単に売るだけでなく、様々な魚の食べ方などもあわせてPR しながら、全国の魚の情報集積地 として魚文化を発信していくことが必要である。 ・一番の問題は、物流コストと品揃えであろう。

② 商品展開、ターゲットについて

・高くても質の良いものを扱うという話はよく分かり、期待感を持たせることは必要だと思う。 ただし、コスト的に課題はある。また、そのような魚を仕入れる場合にも豊洲との競合が起きる 可能性がある。当然、豊洲へ集まっていくものも多いはずである。 ・珍しい魚やブランド魚を仕入れるにも、あらかじめ注文を受けてからでないと厳しいだろう。 ・魚は安定供給が最も難しい。少量高品質を目指していくべきかもしれない。 ・近隣の小口料理人をターゲットとする場合は、切り身ではなく、頭から丸ごとで売る必要がある。 そうなると、一般人は購入しにくいのではないか。 ・鮮魚をメインとして取り扱う際に、近隣商店会(場外市場)との競合が起きる懸念がある。

・ 全漁連では、鮮魚はあまり扱っておらず、加工品等の販売事業が主力である。

・ しかし、鮮魚の供給面においては、各都道府県漁連が対応しており、その橋渡しは可能

である。

・ 鮮魚(特に、ブランド魚など)の仕入れには、あらかじめ注文が必要である。

・ 全国組織として、全漁連が行うべき事業としては、食文化の拠点など、PR・啓蒙事業の方

がニーズに一致するであろう。

「購買事業」

漁業生産活動の基盤を支えることを目的として漁船用燃料油や漁船、養殖資材などの 商品を取り扱うとともに、各地域の油槽所を活用し備蓄・供給体制を整備している。 広域的な集荷力・情報収集力、在庫機能等を活かし会員や加工業者に対する加工原料 や餌飼料の安定供給を行っている。

「指導事業」

漁業者の地位向上、組織強化、充実を目指し、水産政策活動、漁場漁村の環境整備、 水産輸入対策などを行っている。

(12)

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②区内料飲業組合(6団体)

◆目 的

プロの消費者であり顧客でもある区内料飲事業者に対して、区と地元が検討する鮮魚マーケット計画に ついての周知を図るとともに、仕入れの実態や築地ビジョンに対する意見・要望などについて意見交換を 行い、今後の事業計画に役立てる基礎的な調査を実施した。

1) 食材の仕入れの実態について

仕入先は築地市場がほとんどで、「築地市場に来ることで、ほとんどの食材が一括して仕入

れられる」が最大の理由

2) 築地市場地区の現状に対する意見について

① 築地(現市場と場外市場)の魅力と課題

●魅力 ・ 築地は銀座にも近く、立地が良い(自宅からも近い) ・ 品数が豊富で新鮮である ・ たくさんの専門店や活気ある雰囲気が良い etc… ●課題 ・ 場外市場の品揃え(鮮魚店が少ないなど) ・ 衛生面(場内・場外とも)・防災性(場内市場施設の屋根は劣化していて恐い) ・ 平日の水曜が休みになったこと etc…

② 市場移転後も築地を利用したいか

・ 立地が良いため、築地を主として利用したい、使い続けたい (但し、良い品物が手に入ることが前提) ・ 豊洲市場を利用するだろう (理由:大手の仲卸やこれまで付き合ってきた仲卸が豊洲に移る可能性が高いため) ・ 両方の施設を見てみないとわからない(両方に寄るのは時間のロスが大きい)

・ 築地の魅力としては、立地や近接性という物理的な要因のほか、多くの専門店や活気ある

雰囲気などが良い。

・ 一方、課題としては、衛生・防災面や平日の休業日、場外市場に鮮魚店が少ない、などが

あげられる。

・ 移転後の築地利用や一般客・観光客の見方については、意見が分かれる。

・ 移転後の築地を利用する条件としては、良い品物が手に入ることが大前提。

3) 「鮮魚マーケット」計画に要望すること

① 「鮮魚マーケット」において重視することはどのような点か

(意見の多い順) ・ 産地直送物の取り扱い(安定供給) ・ 多品目のバラエティある商品構成 ・ 希少性・特殊性の高い食材の取り扱い

② 商品・サービスについて

・ 現在の築地とは異なる、新しい店舗・商品展開 ・ 市場で買った食材を使って、レストランで調理してもらえるようなサービス ・ 営業時間の拡大 ・ 錦市場(京都)や近江市場(金沢)のようなサービスの実施 (「店で魚の内臓を取ってくれる」「魚の食べ方などを教えてくれる」など) ・ 活け物など、豊洲市場との違いをつくる

③ 施設整備について

・ 現在の市場機能を代替するような鮮魚を扱うマーケットの整備 (鮮魚(仲卸)の機能を中途半端に残すのであれば、意味がない) ・ 勝どき門駐車場など、既存の施設を有効に利用して欲しい(低層部は店舗に) ・ 一般客が入れるスペースや観光バス駐車場の確保

④ 先行営業について

・ 現在の市場で営業している仲卸が出店すること ・ 先行営業をやることはPR になり意義がある(築地ブランドを全面に PR して欲しい) ・ 築地市場があるうちに先行営業されれば、皆、興味を持って様子を見にいくだろう

まとめ

・ 鮮魚マーケットで重視する点では、①産地直送物の取り扱い、②多品目のバラエティある

商品構成、 ③希少性・特殊性の高い食材の取り扱い、があげられた。

・ 商品・サービスでは、①現在の築地とは異なる商品展開、②購入食材のレストラン調理、

③営業時間帯の拡大など。

・ 施設整備では、①現市場の機能を代替するマーケット、②施設の有効活用など。

・ 先行営業等では、仲卸の出店を希望する意見が大半で、鮮魚マーケット計画を実現し、

築地の活気を残して欲しい意向がうかがえた。

(13)

築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書 平成 19 年 3 月 中央区

(3)銀座・築地地区などの連携

■ 地区間を分断する物理的要素

築地

地区

浜離宮

500m 1000m 1500m

汐留

地区

銀座地区

歩行者のみ横断可能 横断通行可能 両通行 一方通行 【現況】 ・両地区間の交通ネットワークは弱い(晴海通りのバスが主流) ・銀座∼築地間の距離は約1km、歩いてまわることも可能な距離 ・両地区を物理的につなげる通りは、晴海通り、みゆき通り、 花椿通り ・高速道路や幹線道路による物理的・視覚的分断 ・両地区間の昭和通りから新大橋通りのエリアには、 オフィスが多く立地し賑わいが途切れる ・まちの活動時間帯のズレ (築地は早朝、銀座は昼から深夜) ・両地区の近接性が広く認知されていない 【連携の考え方】 ○銀座と築地を結ぶ新たな交通手段等の検討 ○両地区間での集客施設の創出や魅力的な回遊ルートの形成 ○特に晴海通りは連携の主軸として、魅力的な街路整備が必要 ○物理的・視覚的分断を緩和する通りの魅力付けや一体性の強化 ○連携軸としての晴海通りを中心に、賑わいの連続を誘導 ○営業時間の拡大等両地区を廻り一日中楽しむことができる 時間的連携の検討 ○両地区近接性のアピール、一体的なエリアとしての魅力発信

晴海通りを銀座∼築地の「連携の主軸」へ

① 通り沿いの大規模開発地の活用、及び 大規模開発予定地での誘導 ② 既存の公園や広場等の活用 ③ 沿道空間の魅力付け ④ 銀座地区と築地地区の地元組織が互いに連携

■晴海通りを主軸とした連携方策イメージ

1.「晴海通り」のイメージづくり ピアス銀座ビルや歌舞伎座の建て替えによって、晴海通りの賑わいは 今 よりも連続していくものと考えられるが、連携を強化していくためには通り自 体の魅力付けも必要である。 ●晴海通りのイメージアップ作戦 ・歩きたくなる歩行者空間整備(沿道空間の魅力づけ) ・駐輪場の整備、ストリートファニチュア整備 ・デザイン性のある地下鉄出入口の整備など ●観光案内機能 ・ピアス銀座ビルに設置される、観光案内機能を積極的に活用 2.両地区のまちづくり組織が連携し、 活気・賑わい・集客のためのイベント等の企画 ●たまり空間の整備 ・建替えに併せて晴海通り沿いにたまりの空間を整備 ●空地などをイベント空間として活用 (築地川銀座公園・ADK 松竹スクエア公開空地及び屋内スペース等) ・両地区をアピールするようなイベント開催空間として積極的に活用 ●銀座と築地の地元組織が連携したまちづくり ・定期的なまちづくり情報交換の場や連携方策を話し合う場の 創出や体制強化 3.営業時間の拡大等、両地区を廻り一日中楽しむことが できる時間的な連携 ●時間の連携 ・築地地区における、物販店舗の時間延長 ・夜遅くまで営業する飲食店の増加 高速道路・幹線道路による 視覚的・物理的分断 オフィスを中心とした土地利用により、 賑わいは途切れる 浜離宮は、1 方を幹線道路と高速道路、 3方を水辺で囲まれており、視覚的・ 物理的に分断される。 凡例

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■ ソフト面での連携方策 (一日のモデルイメージ)の検討

地域情報サービス拠点の設置 □店舗案内・情報提供、マップ・クーポン配布 □外国人も対応可能なコンシェルジュサービス □手荷物一時預かり □コインロッカー、コイン冷蔵庫 ・商品即日宅配サービス ・直接家まで即日宅配  

前日

銀座

築地

○寿司屋にて、はやめのランチ AM 11:00 ○マーケットでもらった 割引券・クーポン券を利用 ○体験イベントに参加 ○食のプロとの触れ合い PM 12:00

銀 座 ― 築 地

○銀座で買い物・カフェで一休み ○映画、歌舞伎鑑賞 ○老舗・デパートめぐり

銀 座

PM 2:00 ○その日に買った新鮮な 食材を使って料理 (仮) 銀座サービス ステーション 駐車場の連携 ・駐車割引の提携 ・周辺での空室案内表示 築地サービス ステーション(仮) 商品配送システム  指定されたサービスステーション に商品の配送 ○築地ならではの新鮮な食材を 場外市場や鮮魚マーケットで購入

築 地

AM 8:00 ○築地・銀座の双方で利用可能な ポイントサービス・割引券をもらう ○両地区で利用可能なお買い物券、ポイントサービス ○駐車場割引券 等 両地区が連携した店舗サービスの展開 ○インターネットHPや情報誌で情報収集

築 地

ADK松竹スクエアや公園等を活用 □食のプロによる料理教室、セミナー □出前市場、物産展、屋台村 □食の博覧会 □銀座築地の老舗・名品展 イベント・名物企画の定期的開催 □アート性、デザイン性のある ストリートファニチュア、地下鉄出入口 □開発地での広場等の溜まり空間の創出 □1階店舗等の賑わいの連続誘導 食のプロ同行 築地裏方体験ツアー ・食のプロの仕事の裏方をめぐる ・プロならではの専門知識や・ レシピ、調理方法等の紹介 ホテル等との連携による オーダーメイドの観光案内・企画づくり 既存事例) ■ホテル西洋銀座「シェフ飯島の"築地市場" オーダーメイドフレンチ」 一日一組限定でシェフが築地市場で食材の買出し オーダーメイドのメニューを提供 ■丸の内ホテル「築地ツアー」 ホテルスタッフ同行による宿泊者への築地ツアーの開催 連携の主軸:晴海通りの魅力付け □一体的な魅力プロモーション □各地区のHPをつなぐ役割 □両地区連携の特集 □近接性のアピール 連携した情報発信・イメージ発信 HPや情報誌を活用しさらなるアピール

COOL PM 5:00 駅に隣接した地域情報サービス拠点 ○帰りがけに商品や荷物を受け取る 晴海通り

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