序 章 計画の概要
第Ⅰ章 宇和島市を取り巻く現状と課題
第Ⅱ章 全体構想編
第Ⅲ章 地域別構想編
第Ⅲ章 地域別構想編
Ⅲ-1 地域区分の設定
地域区分は、市町村合併やコミュニティに配慮し行うものとし、本計画においては、旧市町単位で の区分とし、宇和島地域、吉田地域、三間地域、津島地域の4地域を設定する。 図 地域区分設定図宇和島
地域
津島
地域
吉田
地域
三間
地域
高 規 格 道 路 J R 予 土 線 一 般 国 道 J R 予 讃 線 高 規 格 道 路 一 般 国 道Ⅲ-2 地域別まちづくり構想
(1) 宇和島地域 1) 地域の特性 表 宇和島地域の特性 項目 概要 人口 z 地域内人口は 5.8 万人で、本市の 65%を占める。高齢化率は 27%で全国平均 23.1% (平成 22 年 10 月 1 日現在)※1よりやや高い。 土地利用 z 固定資産台帳による地目別面積では、宅地面積 695ha で宅地率は 7.5%(総数 9,465ha)で愛媛県の平均※24.6%よりやや高い。 道路・街路 z 宇和島地域を始点もしくは終点とする都市計画道路 56.01km のうち、改良済み延長 は 33.15km と 6 割である。道路整備は、中心部に集中している。 z 道路実延長は 420.3km で、改良済み延長は 235.1km と改良率は 55.9%である。愛媛 県の平均※354.2%と比べて、ほぼ同程度である。 鉄道 z 予土線(若井駅【高知県四万十町】~北宇和島駅)、予讃線(高松駅【香川県高松市】 ~松山駅【愛媛県松山市】~宇和島駅)の 2 路線が運行。宇和島駅、北宇和島駅、 高光駅が立地している。 河川 z 二級河川須賀川、辰野川、来村川、広見川、神田川などが地域を流れている。 z なお、須賀川洪水ハザードマップは作成済みである。 下水道 z 公共下水道の供用開始済み面積は 357.1ha(平成 23 年度末時点)で、市街地を中心に 整備されている。 公園・緑地 z 城山公園をはじめ、16 の都市公園が整備済み。(街区公園:4、近隣公園:5(未整 備の住吉公園は除く)、地区公園:2、運動公園:1、特殊公園:4) z 第6号南レク都市公園(特殊公園)も整備されている。 z 都市公園開設面積は 123.5ha、一人当たり面積は 22.4 ㎡(平成 23 年 4 月時点) 学校 z 小学校 18 校、中学校 4 校、高等学校 3 校、短期大学 1 校が立地している。 (平成 23 年 4 月時点) 病院 z 第二次救急医療施設の宇和島社会保険病院、第二次及び第三次救急医療施設の市立 宇和島病院(南予救命救急センター)が立地している。 都市 基盤 その他 z 都市計画決定された駐車場として中央町駐車場(0.27ha【100 台収容】)、城山下駐 車場(0.13ha【45 台収容】)の 2 か所が整備されている。 景観 z 平成 19 年 4 月に「宇和島市遊子水荷浦地区景観計画」が策定されている。 バス z 宇和島バスによりバスセンターを中心に市内各所や周辺都市をつなぐ路線バスが運 行されている。 z 中心部を周遊する観光循環バスが運行している。 (運行本数:16 本、運行間隔:30 分に 1 本程度、料金:大人 150 円) 自転車 タクシー z 平成 21 年から初乗り 50 円(500 メートル追加毎に 50 円)で運行している。 その他 地域資源 z 宇和島城や市営闘牛場、天赦園、和霊神社、伊達博物館、歴史資料館などの観光施 設、鬼ヶ城山、愛宕公園の桜、辰野川、牛鬼(祭り)、遊子水荷浦の段畑、闘牛など のその他観光資源が地域に点在している。 ※1)総務省「推計人口」(平成 22 年 10 月 1 日)から ※2)平成 18 年発刊 愛媛県統計年鑑(平成 18 年 1 月 1 日現在)から図 人口の伸び率と高齢化 図 人口1人当たり都市公園面積 13% 15% 18% 21% 24% 26% 15% 18% 22% 25% 29% 31% 14% 17% 20% 24% 27% 30% 0.94 0.76 0.77 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 0% 10% 20% 30% 40% 50% S60 H2 H7 H12 H17 H22 愛媛県 宇和島市 宇和島地域 愛媛県 宇和島市 宇和島地域 高齢化率 人口の伸び率 8.1 22.3 22.4 0 10 20 30 40 50
愛媛県
宇和島市
宇和島地域
(㎡)
人口の伸び率(平成 22 年/昭和 60 年) 愛媛県 :0.94 宇和島市 :0.76 宇和島地域 :0.77 高齢化率(平成 22 年) 愛媛県 :26.4% 宇和島市 :31.3% 宇和島地域 :29.6% 算出式=都市公園面積/行政区域人口 出典 人口:国勢調査,昭和 60 年~平成 22 年 公園面積:愛媛県)愛媛県,平成 23 年,都市公園現況 宇和島市)宇和島市,平成 23 年,宇和島市調査2) まちづくりの課題と方向 ① 歴史的資源や商店街、港湾などを生かしたまちなかのにぎわいづくり 宇和島地域の中心部には、宇和島城や和霊神社をはじめとする多くの歴史的資源や中心商店街、う わじまきさいや広場など、多くの人を引き付ける多様な資源が分布している。しかし、現状では回遊 などのための十分な歩行者ネットワークや情報提供がなされているとは言えない面もある。 これらの観光資源を生かして、まちなかの回遊性を高めるため、歩行者ネットワークの整備や路線 バス、観光循環バス、自転車タクシーなどの利用促進を図る必要がある。また、歴史学習や海産物な どの特産品体験(加工、食)など、豊富な資源を生かしたまちなか観光を振興するための仕組みづく り、組織づくりなども併せて推進し、観光振興につなげていくことが必要である。 ② 市立宇和島病院を生かした高齢者が安心して暮らすことができるまちづくり 宇和島地域には、四国西南地域の基幹病院である市立宇和島病院が立地し、その周辺には医療、福 祉施設も比較的多く立地している。その一方で、木造住宅の密集地などの災害時に危険性が高い市街 地や、緊急車両が通れない狭隘道路なども一部にみられる。 密集市街地や狭隘道路を解消し、医療・福祉などが充実した地域の強みを生かすため、道路をはじ めとする都市基盤整備や面的整備などを推進し、高齢者などのまちなか居住を促進するための住宅供 給や市街地の緑化などうるおいのある環境づくり、バリアフリーなど、高齢者が安心して暮らすこと ができる住環境づくりを推進する必要がある。 ③ 港を生かした産業の高度化・活性化 重要港湾宇和島港は、近隣の島嶼部からの玄関であると同時に、物流の拠点である。しかし、後背 圏に製造業などの集積が乏しく、重要港湾を活用した産業集積の促進が課題となっている。現在、宇 和島港大浦地区の整備が平成 24 年度完成を目標に進んでおり、港湾機能の強化と後背圏の産業集積 の促進が期待されている。 大浦地区の整備などを契機として、うわじまきさいや広場をはじめ、周辺や背後地の土地利用再編 や機能連携を図りながら、港を生かした産業集積の促進、水産業の高度化などによる、活気ある港づ くりが期待される。
3) まちづくり整備構想 z 宇和島市役所、JR宇和島駅を中心としたまちなかエリアについては、土地の高度利用 の推進を図り、まちなか居住を促進する。 z JR宇和島駅を中心とした宇和島駅周辺エリアについては、市街地再開発事業などに より土地の高度利用を図り、商業・業務・住居が一体となったコンパクトな市街地の 形成を促進する。 z 宇和島港に面する大浦地区の埋め立て地は、臨港地区に指定し、港湾機能の充実、工 業系の土地利用の推進を図る。 z 重点密集市街地に指定されている大宮地区をはじめ、和霊、番城地区などの密集住宅 地では、狭隘道路の解消や老朽木造住宅の建て替え促進などを図りつつ、居住環境の 改善を目指す。 z 薬師谷、鬼ヶ城山、北宇和島及び保田については、緑地保全地区や風致地区の指定を 検討し、景観や環境の保全などを図る。 z 市街地を取り囲む森林や里山、須賀川などの河川については、良好な景観形成の観点 から重要な緑地として位置付け、開発を抑制し、計画的に整備及び保全を進める。 ■ 土地利用の方針
四国西南部の生活・文化・経済をけん引する
活力あるまちづくり
将来像:宇和島地域
(道路・街路) z 市街地においては、未整備の都市計画道路の整備促進を図るとともに、土地利用に合 わせて適切な道路ネットワークの整備を推進する。 z 誰もが安全で安心して歩ける歩道のバリアフリー化など、快適な道路空間の整備を推 進する。また、観光客にとって分かりやすい案内板や道路におけるサインの設置など を推進する。 (鉄道) z JR予讃線については、利便性の向上と利用促進を図る。 (バス) z まちなかエリアを周遊する路線バスや観光循環バスの利便性の向上に向けて、交通事 業者と連携しながら、バス利用環境の改善や公共交通利用の活性化を図る。 (河川) z 須賀川の支川である光満川などの未改修部分の河川改修を推進し、治水及び災害防除 に努めるとともに、まちなかエリアを中心に市民などに親しまれる水辺空間の整備や 多自然川づくりなどにより、河川環境の整備と保全に努める。 (下水道) z 既成市街地及び周辺市街地において優先的に整備する。その他市街地においては、合 併浄化槽の設置補助と併せて、効率的な整備を図る。 z 大浦地区などの市街地部においては、河川改修計画と整合させながら、都市下水路の整 備推進を図る。 (公園・緑地) z 城山公園については、都市のシンボルとして計画的に整備及び保全を図る。 z 住区基幹公園や都市基幹公園については、市民の憩いの場や住民の防災環境の向上な どの観点から、既存施設の適切な維持・管理に努めるとともに、必要に応じて新たな 整備を検討する。 z ウォーターフロントエリアについては、活気と賑わいのある空間創出に向けて、水辺 環境の整備を検討する。 ■ 都市施設の整備方針
●市街地の整備方針 z 宇和島駅周辺エリアについては、公共公益機能の集積など都市機能の更新や土地利用の 高度利用を推進するために、駅前通り(国道 320 号)の高質化をはじめ、適切な土地利 用の計画策定を図りつつ、市街地再開発事業などについて検討する。 z 城山公園、宇和島市役所、JR宇和島駅を含む一帯の中心商業地では、住民によるま ちづくりとあいまって、商業と居住の共存する個性的で魅力的なまちなみを創造する ため、地区計画などの導入を検討する。また、市街地の不燃化を促進する。 z 中央町周辺地区においては、既定の地区計画により、一定の生活道路幅員を確保する など、引き続き良好な市街地環境の誘導を図る。 z 宮下地区においては、既定の地区計画により、用途の制限を行うなど、引き続き良好 な市街地環境の誘導、維持を図る。 z その他の既成市街地においても、住民など関係者の合意形成を図りつつ、市街地環境 の整備を目指すとともに、土地の高度利用及び都市機能の増進を誘導する。 z 既成市街地周辺の一般住宅地について、生活道路、公園などの都市基盤整備を図り、 住環境の改善を目指す。特に、密集住宅地については、良好な住宅環境の形成を図る ために、老朽化した木造不良住宅の更新などを促進する。 中央町地区 戦災復興土地区画整理実施箇所 z まちなかエリアにおける生活環境及び防災安全性の向上に向けて、ポケットパークな どの小規模な休憩・遊び空間の整備を検討する。 ■ 市街地の整備方針
●都市環境形成の整備方針 z 景観計画区域となっている「遊子水荷浦の段畑」周辺の良好な景観は、景観法に基づ き行政と住民の協働により景観の保全を図る。 z 半島部・島嶼部などの都市計画区域外の海岸部においては、景観法の活用も視野に入 れ、自然公園区域と相互に補完しながら良好な自然環境・景観の保全を図る。 z 社寺仏閣エリア、伊達文化エリアを中心にまちなかエリアには宇和島城、和霊神社、 歴史資料館などの個性的な歴史的資源が残っており、景観法などを活用しながらその 保存・活用を図った景観形成を推進する。 z 伊達文化エリアの伊達博物館については、施設の拡張や充実を検討する。 ●都市防災の整備方針 z 丸山公園などの公園・緑地を、災害時の避難地として位置付け、未整備箇所の整備と 住民への周知を推進する。さらに、地震災害時の物資輸送拠点として宇和島港新内港 地区緑地を位置付け、緊急時における活用を図る。 z 土石流、地すべり及び急傾斜地の崩壊による災害が発生する恐れのある土砂災害危険 箇所について、砂防ダムなどの土砂災害防止施設の着実な整備推進を図る。 z 防潮施設は、海岸保全基本計画に基づき、施設を適切に配置し、整備推進を図る。 z 商業地などの建物が密集する市街地においては、建築物の不燃化、耐火構造化の推進 を図る。 宇和島城 遊子水荷浦の段畑 ■ 都市環境形成の方針 ■ 都市防災の方針
地域全体に関する整備方針
四国横断自動車道 宇和島道路 遊子水荷浦の段畑の景観保護 JR宇和島駅周辺の整備及び、 コンパクトな市街地の形成 観光循環バスや路線バスの 利便性向上 大宮地区などの 密集市街地の居住環境改善 市街地を取り囲む森林や里山、 河川の計画的な整備、保全 適切な道路ネットワークの 整備 中心商業地の建築物の 更新に合わせた不燃化 宮下地区における地区計画 によるまちづくり 既成市街地、周辺市街地に おける計画的な下水道整備 歴史的資源などの保存・活用 土砂災害危険箇所における 土砂災害防止施設の整備推進 【凡例】 土地利用の整備方針 都市施設の整備方針 市街地の整備方針 都市環境形成の整備方針 都市防災の整備方針 まちなかエリアにおける まちなか居住推進 番城地区の 良好な住宅環境の形成 バリアフリー化など快適な 道路空間の整備 須賀川などの河川環境の 整備と保全 城山公園の計画的な整備・ 保全 住区基幹公園及び 都市基幹公園の整備推進 ポケットパークなどの休憩・ 遊び空間の整備検討 中央町周辺地区における 地区計画によるまちづくり 既成市街地における土地の 高度利用及び都市機能の推進 既成市街地周辺における 住環境の改善 都市計画区域外の海岸部の 良好な自然環境の保全 防潮施設の適切な配置及び、 整備推進 建物が密集する市街地に おける建築物の不燃化の推進 社寺仏閣 エリア ウォーターフロントエリア における水辺環境整備の検討 和霊地区の 良好な住宅環境の形成宇和島地域
JR予讃線の利便性向上・ 利用促進 薬師谷、鬼ヶ城山、保田の 緑化保全地区、風致地区検討 中心商店街 大浦地区など市街地における 都市下水路の整備 ウォーター フロント エリア 駅周辺 エリア 伊達文化 エリア 社寺仏閣 エリア シンボル 宇和島城 快適な道路空間整備 適切な道路ネットワーク整備 公共交通の利便性向上 回遊性の向上 駅前通り・国道320号の高質化 リバーフロントの検討(暗渠の改善) 一体的な水辺環境の整備 良好な市街地環境・住環境の形成 住・商一体となった市街地の形成 魅力的なまちなみの創造 歴史的資源の活用 一体的な景観形成の推進 まちなかエリアにおける相互連携イメージ ◆住環境保全エリア 大浦地区埋め立て地の 港湾機能充実、 工業系土地利用の推進 ◆景観保全エリア 宇和島港周辺の 産業高度化・活性化 まちなかエリア 自然環境保全エリア 住環境保全エリア ◆都市基盤整備エリア 都市基盤整備エリア 景観保全エリア ◆伊達文化エリア うるおいのある 都市環境供給 ◆ウォーターフロントエリア ◆都市環境保全エリア ◆まちなかエリア 宇和島港新内港地区緑地 の配置及び、機能強化 伊達博物館の施設拡張及び、 充実 歴史的資源(宇和島城)の歴 史資料館などの保存・活用 ウォーターフロント エリア 伊達文化 エリア ◆宇和島駅周辺エリア 宇和島駅 周辺エリア ◆社寺仏閣エリア 歴史的資源などの保存・活用 ◆宇和島城周辺エリア 歴史的資源(和霊神社)の 保存・活用(2) 吉田地域 1) 地域の特性 表 吉田地域の特性 項目 概要 人口 z 地域内人口は 1.2 万人で、本市の 14%程度を占める。高齢化率は 33%で全国平均 23.1%(平成 22 年 10 月 1 日現在)※1より 10 ポイント程度高い。 土地利用 z 固定資産台帳による地目別面積では、宅地面積 149ha で宅地率は 4.7%(総数 3,184ha)で愛媛県の平均※24.6%とほぼ同程度である。 z 大部分が急傾斜地であり、平坦地はごくわずかである。 道路・街路 z 吉田地域を始点もしくは終点とする都市計画道路はない。 z 道路実延長は 502.6km で、改良済み道路延長は 81.6km と改良率は 16.2%である。 愛媛県の平均※354.2%と比べて、かなり低い。 鉄道 z 予讃線(高松駅【香川県高松市】~松山駅【愛媛県松山市】~宇和島駅)が運行し、 伊予吉田駅、立間駅が立地している。 河川 z 二級河川鶴間川、立間川、立間尻川などが南部に向かって流れている。 下水道 z 該当なし。(公共下水道計画区域外) 公園・緑地 z 吉田公園など、4 の都市公園が整備済み。(街区公園:3、総合公園:1) z 都市公園開設面積は 5.3ha、一人当たり面積は 4.8 ㎡(平成 23 年 4 月時点) z 都市公園ではないが、吉田町ふれあい運動公園が整備されている。 学校 z 小学校 5 校、中学校 1 校、高等学校 1 校が立地している。(平成 23 年 4 月時点) 病院 z 宇和島市立吉田病院が立地している。 都市 基盤 その他 z 該当なし。 景観 z 立間川の流れに沿って続く桜の小道、法華津湾から九州まで望める法華津峠がある。 バス z 宇和島バスにより、宇和島市中心部と吉田地域中心部を結ぶ路線が運行されてい る。 z 3 路線のコミュニティバスが運行されている。(中浦線、筋線、大河内線) その他 地域資源 z 大乗寺、法華津峠、観光みかん園、大楽寺、国安の郷、伊予吉田陣屋(吉田町図書 館:模擬復元)などの観光施設が地域内に点在している。その他観光資源として、 筏釣り、七ツ鹿(踊り)がある。 ※1)総務省「推計人口」(平成 22 年 10 月 1 日)から ※2)平成 18 年発刊 愛媛県統計年鑑(平成 18 年 1 月 1 日現在)から ※3)平成 23 年発刊 愛媛県統計年鑑(平成 22 年 4 月 1 日現在)から
図 人口の伸び率と高齢化 図 人口1人当たり都市計画公園面積 13% 15% 18% 21% 24% 26% 15% 18% 22% 25% 29% 31% 16% 20% 25% 29% 33% 37% 0.94 0.76 0.72 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 0% 10% 20% 30% 40% 50% S60 H2 H7 H12 H17 H22 愛媛県 宇和島市 吉田地域 愛媛県 宇和島市 吉田地域 高齢化率 人口の伸び率 8.1 22.3 4.8 0 10 20 30 40 50
愛媛県
宇和島市
吉田地域
(㎡)
人口の伸び率(平成 22 年/昭和 60 年) 愛媛県 :0.94 宇和島市 :0.76 吉田地域 :0.72 高齢化率(平成 22 年) 愛媛県 :26.4% 宇和島市 :31.3% 吉田地域 :36.6% 算出式=都市公園面積/行政区域人口 出典 人口:国勢調査,昭和 60 年~平成 22 年 公園面積:愛媛県)愛媛県,平成 23 年,都市公園現況 宇和島市)宇和島市,平成 23 年,宇和島市調査2) まちづくりの課題と方向 ① 駅、病院、商店などがコンパクトにおさまった既成市街地の魅力向上 吉田支所を中心とする市街地は、JR予讃線伊予吉田駅、市立吉田病院、ショッピングセンターな どが立地し、コンパクトで利便性の高い市街地環境を形成している。この特徴を生かし、今後とも住 み続けることができる市街地環境の維持・向上が必要である。 また、商店街を中心に修景舗装などの景観整備も実施され、河川や河川沿いの桜並木などとも一体 となったうるおいのある景観を形成している。しかし、修景舗装などは老朽化しており、リニューア ルや住民参加による花や樹木の手入れなど、住民が参加した環境美化によるまちなみ景観の維持・向 上が期待される。 ② 景観や観光にも寄与する農業・水産業の維持・活性化 吉田地域は、蜜柑の栽培が盛んであり、斜面地に広く蜜柑が栽培されている。加えて、水産業も盛 んであり、真珠、ハマチ、じゃこ天など多くの特産品がある。 今後、四国横断自動車道の整備などに伴い、吉田地域の国道 56 号の交通量の減少が見込まれ、放 置すれば、地域が衰退することが懸念される。このため、これらの農林水産資源に磨きをかけ、食に 加え景観や交流・観光資源として一層の有効活用を図り、地域の活性化につなげていくことが期待さ れる。 ③ 国安の郷や吉田公園を核とした交流・学習環境づくり 吉田地域は、宇和島藩から分知された吉田藩として、独自の文化を育みながら発展してきた。地域 には、往時をしのぶことができる武家屋敷や歴史的まちなみなどの資源が残っているとともに、旧藩 時代の商家などを再現した「国安の郷」などが整備されている。また、四季を通じて多くの人が訪れ る吉田公園なども整備され、さらに、宇和海リアス式海岸を一望できる法華津峠なども、多様な資源 が分布している。 これらの施設、資源を核として、歴史学習や地域の観光など、人を呼びこむための環境整備やプロ グラムの開発などが期待される。
3) まちづくり整備構想 ●土地利用の整備方針 z 吉田支所を中心とする市街地は、住環境の維持・向上を基本とし、住宅を中心として病 院、商業施設などが調和した土地利用を維持する。 z 地域内に広く分布している果樹園などの優良な農地については、農業振興地域整備計 画の活用など、適正な土地利用規制により、景観にも配慮した保全を図る。 z 市街地を取り囲む森林や里山、立間川の支川である国安川などの河川については、良 好な景観形成の観点から重要な緑地と位置付け、開発を抑制し、計画的に整備及び保 全を進める。 z 国安の郷、吉田公園などの主要施設周辺は、一帯の文化的な環境や景観を保全するた め、これらの施設と調和のとれた土地利用を維持する。 z 吉田港の背後地は、港湾を適正に維持管理するために、必要な土地利用の誘導を図る。 みかん畑 ■ 土地利用の方針
地域文化・自然環境と共生し、
快適な暮らしを支えるまちづくり
将来像:吉田地域
●都市環境形成の整備方針 z 吉田支所を中心とした既成市街地については、修景舗装のリニューアルなど、陣屋町 としてのまちなみ景観の維持・向上を図る。 z 立間川に沿って続く桜の小道など、うるおいのあるまちなみ景観の形成を促進する。 ●都市施設の整備方針 (道路・街路) z 市街地部においては、土地利用に合わせて適切な道路ネットワークの整備を推進する。 z 吉田公園などへのアクセス道路及び、大型バスに対応した駐車場の整備などを検討す る。 (鉄道) z JR予讃線については、利便性の向上と利用促進を図る。 (バス) z 路線バスやコミュニティバスの利便性の向上に向けて、交通事業者と連携しながら、 バス利用環境の改善や公共交通利用の活性化を図る。 (公園・緑地) z 住区基幹公園や都市基幹公園については、市民の憩いの場や住民の防災環境の向上な どの観点から、既存施設の適切な維持・管理に努める。また、ポケットパークなどの 小規模な休憩・遊び空間の整備を検討する。 ●市街地の整備方針 z 既成市街地において、住民など関係者の合意形成を図りつつ、市街地環境の整備及び、 都市機能の再構築を目指す。 ■ 都市施設の整備方針 ■ 市街地の整備方針 ■ 都市環境形成の方針
●都市防災の整備方針 z 公園・緑地を災害時の避難地として位置付け、住民への周知を推進する。 z 土石流、地すべり及び急傾斜地の崩壊による災害が発生する恐れのある土砂災害危険 箇所について、砂防ダムなどの土砂災害防止施設の着実な整備推進を図る。 z 防潮施設は、海岸保全基本計画に基づき、施設を適切に配置し、整備推進を図る。 z 法華津峠は南予地方を代表する眺望点(視点場)であると同時に、国立公園(足摺宇 和海国立公園)に指定されていることを踏まえ、アクセス道路の改善など計画的に整 備するとともに、眺望景観の保全に努める。 z 国安の郷、犬尾城跡一帯を交流拠点として位置付け、集客施設の保全・活用を図ると ともに、一帯の整備を検討する。 国安の郷 法華津峠 ■ 都市防災の方針 吉田公園
吉田地域
立間川沿いの桜の小道を 生かしたまちなみ景観形成 国安の郷、吉田公園などと 調和のとれた土地利用の維持 JR予讃線の利便性向上・ 利用促進 既成市街地住環境の整備 既成市街地における景観保全、 修景舗装などのリニューアル 集客施設の保全及び活用 アクセス道路及び、大型バス に対応した駐車場整備の検討 【凡例】 土地利用の整備方針 都市施設の整備方針 市街地の整備方針 都市環境形成の整備方針 都市防災の整備方針 アクセス路 既成 市街地 適切な道路ネットワーク整備など エリア間連携強化 歴史文化・ レクリエーションエリア 国安の郷、犬尾城跡周辺の 一体的な整備 歴史文化・レクリエーションエリア ◆市街地エリア ◆歴史文化・レクリエーションエリア 市街地エリア 法華津峠へのアクセス性改善 などの計画的整備及び、保全 都市機能の再構築地域全体に関する整備方針
果樹園などの優良な農地におけ る農業振興地域整備計画の活用 コミュニティバスの利便性向上 市街地を取り囲む森林や里山、 河川の計画的な整備、保全 適切な道路ネットワークの整備 避難地の未整備箇所の整備と 住民周知の推進 土砂災害危険箇所における 土砂災害防止施設の整備推進 防潮施設の適切な配置及び、 整備推進 吉田港の適正な維持管理に必要 な土地利用の誘導(3) 三間地域 1) 地域の特性 表 三間地域の特性 項目 概要 人口 z 地域内人口は 0.6 万人で、本市の 7%程度を占める。高齢化率は 33%で全国平均 23.1%(平成 22 年 10 月 1 日現在)※1より 10 ポイント程度高い。 土地利用 z 固定資産台帳による地目別面積では、宅地面積 167ha で宅地率は 2.9%(総数 5,672ha)で愛媛県の平均※24.6%より低い。 z なお、山林が占める割合は 65.7%と愛媛県の平均※250.8%より高い。 道路・街路 z 三間地域を始点もしくは終点とする都市計画道路は宇和島宇和線(四国横断自動車 道)があり、平成 24 年 3 月供用が開始された。 z 道路実延長は 185.1km で、改良済み道路延長は 94.2km と改良率は 50.9%である。 愛媛県の平均※354.2%と比べて、ほぼ同程度である。 鉄道 z 予土線(若井駅【高知県四万十町】~北宇和島駅)が運行し、務田駅、伊予宮野下 駅、二名駅、大内駅の 4 駅が立地している。 河川 z 一級河川三間川などが地域の東南方向に向かって流れている。 下水道 z 該当なし。(公共下水道計画区域外) 公園・緑地 z 該当なし。 z 都市公園ではないが三間町運動公園(特定地区公園)、中山池自然公園が整備されて いる。 学校 z 小学校 3 校、中学校 1 校、高等学校 1 校が立地。(平成 23 年 4 月時点) 病院 z 地域内に総合病院は立地していない。 都市 基盤 その他 z 該当なし。 景観 z 中山池自然公園で、11 月頃にコスモスまつり、12 月頃にイルミネーションが開催さ れている。 バス z 宇和島バスにより、宇和島市中心部と三間地域を経由して鬼北町や松野町を結ぶ路 線が運行されている。 z 川之内線の 1 路線がコミュニティバスとして運行されている。 その他 地域資源 z 四国霊場 41 番・龍光寺、42 番・仏木寺、中山池(中山池自然公園)、旧庄屋毛利家、 仏木寺仏像(県指定無形文化財)などの観光施設が地域内に点在している。 ※1)総務省「推計人口」(平成 22 年 10 月 1 日)から ※2)平成 18 年発刊 愛媛県統計年鑑(平成 18 年 1 月 1 日現在)から ※3)平成 23 年発刊 愛媛県統計年鑑(平成 22 年 4 月 1 日現在)から
図 人口の伸び率と高齢化 図 人口1人当たり都市公園面積 13% 15% 18% 21% 24% 26% 15% 18% 22% 25% 29% 31% 16% 19% 23% 27% 31% 33% 0.94 0.76 0.84 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 0% 10% 20% 30% 40% 50% S60 H2 H7 H12 H17 H22 愛媛県 宇和島市 三間地域 愛媛県 宇和島市 三間地域 高齢化率 人口の伸び率 8.1 22.3 0.0 0 10 20 30 40 50
愛媛県
宇和島市
三間地域
(㎡)
人口の伸び率(平成 22 年/昭和 60 年) 愛媛県 :0.94 宇和島市 :0.76 三間地域 :0.84 高齢化率(平成 22 年) 愛媛県 :26.4% 宇和島市 :31.3% 三間地域 :33.3% 都市公園の開設なし 算出式=都市公園面積/行政区域人口 出典2) まちづくりの課題と方向 ① 三間インターチェンジを生かした産業・交流の拠点づくり 四国横断自動車道の供用開始により、三間インターチェンジは宇和島市の玄関口となり、交通利便 性や松山方面との近接性を生かした産業機能の集積や観光・交流の振興が期待される。 とりわけ、産業集積面では、本市において集積が低い製造業などの第 2 次産業の誘致が期待される。 産業集積を図るためには、新たな産業用地の創出が必要であり、三間インターチェンジ近傍などにお ける産業用地の整備が求められる。 また、交流面では、すでに立地している道の駅みまを拠点に、情報発信機能の強化や地元と連携し た交流・連携プログラムの推進などが期待される。 ② 優良農地と共生する計画的な市街地の整備 三間地域には、水田をはじめとする優良農地が多く分布している。一方で、四国横断自動車道の三 間インターチェンジの設置に伴う周辺開発などが期待されることから、優良農地の保全と開発との調 和が求められる。 このため、保全すべき農地と開発すべきエリアなどを明確にし、田園環境と調和した計画的な市街 地の形成を誘導する必要がある。その際、既存市街地との一体的な整備など、既存の機能集積を生か しつつ、地域として秩序あるまちづくりの推進を図る必要がある。 ③ 四国霊場を生かした歴史散策・学習の道づくり 三間地域には、龍光寺と仏木寺の2つの四国霊場をはじめ、中山池自然公園など、優れた歴史・人 文資源が分布し、コスモス祭りなどのイベントでは多くの人が訪れている。しかし、資源がやや分散 しており、相互の連携が必ずしも十分図れていない面がある。 そこで、道の駅みまを拠点として、これらの歴史、文化資源や田園風景などをつなぐ観光ルートの 整備や、生活交通とも連携した移動手段の確保など、地域全体での観光交流の促進を図ることが期待 される。
■ 将来像
田園環境と調和し、新たな活力を
創出する拠点を育むまちづくり
将来像:三間地域
●土地利用の整備方針 z まとまりのある水田などの優良な農地については、大切な食料生産の場であり、都市 的土地利用と農業的土地利用の健全な調和の観点から、農業振興地域整備計画の活用 など、適正な土地利用規制により保全を図る。 z 市街地を取り囲む森林や里山については、良好な景観形成の観点から重要な緑地と位 置付け、開発を抑制し、計画的な整備及び保全を進める。 z 三間地域の務田地区、宮野下地区一帯は、四国横断自動車道の三間インターチェンジ に接続する主要な幹線道路の沿道であり、用途地域の指定を検討し、交通の利便性を 生かした日常の生活拠点としての居住機能と商業機能の集積を図る。 z 三間インターチェンジ周辺については、用途地域の指定を検討し、製造業や流通業務 機能の集積を図る。 田園風景 務田地区 ■ 土地利用の方針●都市施設の整備方針 (道路・街路) z 市街地部においては、土地利用に合わせて適切な道路ネットワークの整備を推進する。 z 道の駅みまを交流拠点として位置付け、道路情報や地域情報の提供に加え、周遊のた めの道路網の整備を検討する。 (鉄道) z JR予土線については利便性の向上と利用促進を図る。 (バス) z 路線バスやコミュニティバスの利便性の向上に向けて、交通事業者と連携しながら、 バス利用環境の改善や公共交通利用の活性化を図る。 (公園・緑地) z 住区基幹公園や都市基幹公園については、市民の憩いの場や住民の防災環境の向上な どの観点から、必要に応じて整備を検討する。また、ポケットパークなどの小規模な 休憩・遊び空間の整備を検討する。 ●市街地の整備方針 z 既成市街地において、住民など関係者の合意形成を図りつつ、市街地の環境整備を目 指す。 z 務田地区、宮野下地区一帯は、周辺の田園環境との調和を図りつつ、良好な住宅地を 形成するため、土地区画整理事業や地区計画などの導入を検討する。 z 日常生活の中心となる三間支所周辺の地区については、商業・業務などの都市機能の 集積及び良好な住環境の形成を図るため、必要な市街地開発事業の推進を検討する。 優良農地 三間コスモスタウン ■ 市街地の整備方針 ■ 都市施設の整備方針
●都市環境形成の整備方針 z 龍光寺、仏木寺、及び周辺の樹林などについては、観光客などが訪れる重要な歴史的 緑地であり、その保全を図る。また、へんろ路についても良好な歴史的景観の保全を 目指す。 z 三間インターチェンジ周辺の無秩序な開発を防止し、田園景観の保全に努める。 龍光寺 仏木寺 ●都市防災の整備方針 z 市街地の整備に併せて、防災公園の整備などを検討する。 z 土石流、地滑り及び急傾斜地の崩壊による災害が発生する恐れのある土砂災害危険箇 z 既成市街地周辺の一般住宅地について、生活道路、公園などの都市基盤整備により、 住環境の改善を図る。 z 三間インターチェンジ周辺においては、交通利便性を生かし、流通業務地及び工業地 として、地区計画などによる計画的な都市基盤の整備を検討する。 道の駅 みま ■ 都市環境形成の方針 ■ 都市防災の方針
三間地域
【凡例】 土地利用の整備方針 都市施設の整備方針 市街地の整備方針 都市環境形成の整備方針 都市防災の整備方針 務田地区、宮野下地区の良好な住宅地 としての都市基盤整備 三間支所周辺地区における商業・業務など の都市機能集積とまちの活性化推進 四国横断自動 車道 住区基幹公園、都市基幹公園の 都市計画決定検討及び整備推進 JR 予土線の利便性向上・ 利用促進 既成市街地における住環境の改善、 都市基盤整備 龍光寺、仏木寺の樹木などの保全、へんろ 道の保全 回遊ルート 三間インターチェンジ周辺の 流通業務地・工業地として の計画的な都市基盤整備 道の駅みまを核とした 観光ルートの整備 適切な道路ネットワーク整備など 情報発信機能の強化 交流拠点と生活・観光拠点の連携 ◆インター周辺エリア ◆日常生活拠点エリア 水田などの優良な農地における 農業振興地域整備計画の活用 市街地を取り囲む森林や里山、 河川の計画的な整備、保全地域全体に関する整備方針
コミュニティバスの利便性向上 適切な道路ネットワークの整備 土砂災害危険箇所における 土砂災害防止施設の整備推進 田園環境と調和した良好な 住環境の形成 計画的な市街地整備 ◆歴史的景観保全エリア ◆市街地エリア インター周辺エリア 歴史的景観保全エリア 市街地エリア(4) 津島地域 1) 地域の特性 表 津島地域の特性 項目 概要 人口 z 地域内人口は 1.3 万人で、本市の 14%程度を占める。高齢化率は 31%で全国平均 23.1%(平成 22 年 10 月 1 日現在)※1より 8 ポイント程度高い。 土地利用 z 固定資産台帳による地目別面積では、宅地面積 189ha で宅地率は 0.9%(総数 22,105ha)で愛媛県の平均※24.6%の 5 分の 1 程度である。 道路・街路 z 津島地域を始点もしくは終点とする都市計画道路 13.09km のうち、改良済み延長は 6.83km と 5 割である。 z 道路実延長は 463.6km で、改良済み道路延長は 171.9km と改良率は 37.1%である。 愛媛県の平均※354.2%と比べて、かなり低い。 鉄道 z 地域内に鉄道は敷設されていない。 河川 z 二級河川岩松川、本谷川などが流れている。 下水道 z 該当なし。(公共下水道計画区域外) 公園・緑地 z 寿児童公園が整備済み。また、第1号南レク都市公園(広域公園)、第4号南レク都 市公園(総合公園)が一部整備されている。 z 都市公園開設面積は 59.0ha、一人当たり面積は 50.3 ㎡(平成 23 年 4 月時点) 学校 z 小学校 13 校、中学校 1 校、高等学校 1 校が立地している。(平成 23 年 4 月時点) 病院 z 宇和島市立津島病院が立地している。 都市 基盤 その他 z 該当なし。 景観 z 宇和海に面したリアス式海岸の一部と島々は足摺宇和海国立公園地域に編入され ており、豊かな自然景観が残されている森林地域には篠山県立自然公園が指定され ている。 バス z 宇和島バスにより、宇和島市中心部と津島地域中心部を結ぶ路線が運行されている。 z 4 路線のコミュニティバスが運行されている。(岩松・漁家線、岩松・本俵線、岩松・ 上槙線、岩松・谷郷線) その他 地域資源 z 南楽園(四国最大規模を誇る池泉式回遊式日本庭園)、津島プレーランド、津島やす らぎの里、南レクオートキャンプ場、岩松地区の歴史的まちなみが立地している。 その他観光資源としてしらうお祭り(毎年 1 月)、筏釣りがある。 ※1)総務省「推計人口」(平成 22 年 10 月 1 日)から ※2)平成 18 年発刊 愛媛県統計年鑑(平成 18 年 1 月 1 日現在)から ※3)平成 23 年発刊 愛媛県統計年鑑(平成 22 年 4 月 1 日現在)から
図 人口の伸び率と高齢化 図 人口1人当たり都市公園面積 13% 15% 18% 21% 24% 26% 15% 18% 22% 25% 29% 31% 16% 19% 23% 27% 31% 33% 0.94 0.76 0.73 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 0% 10% 20% 30% 40% 50% S60 H2 H7 H12 H17 H22 愛媛県 宇和島市 津島地域 愛媛県 宇和島市 津島地域 高齢化率 人口の伸び率 8.1 22.3 50.3 0 10 20 30 40 50 60
愛媛県
宇和島市
津島地域
(㎡)
人口の伸び率(平成 22 年/昭和 60 年) 愛媛県 :0.94 宇和島市 :0.76 津島地域 :0.73 高齢化率(平成 22 年) 愛媛県 :26.4% 宇和島市 :31.3% 津島地域 :33.1% 算出式=都市公園面積/行政区域人口 出典 人口:国勢調査,昭和 60 年~平成 22 年 公園面積:愛媛県)愛媛県,平成 23 年,都市公園現況 宇和島市)宇和島市,平成 23 年,宇和島市調査2) まちづくりの課題と方向 ① 豊富な観光資源を生かした地域のにぎわい創出 津島地域には、南楽園、津島やすらぎの里、津島プレーランドなどの魅力的な観光・交流施設や、 足摺宇和海国立公園、篠山県立自然公園をはじめとする豊かな自然環境や森林資源など、多くの人を 引き付ける豊富な資源が分布している。 四国横断自動車道(宇和島北~西予宇和)の供用開始により、宇和島道路の津島高田インターチェ ンジ以北は松山方面に直通利用が可能となり、津島地域へのアクセス条件が更に向上することから、 地域の観光資源や大規模林道などを有効に活用した観光・交流の振興が期待される。 このため、津島高田インターチェンジ脇に整備された津島やすらぎの里を情報拠点として活用する など、観光情報の発信を円滑に図りながら、各観光施設への誘導など、滞在型の観光振興を図ること が期待される。 ② 岩松の歴史的まちなみの保全と住環境の整備・改善 岩松の旧市街地は、藩政時代から近隣の山海物産の集積地として栄え、現在もその名残としての歴 史的建造物が多く残り、歴史的まちなみとしての文化的価値を有している。このまちなみを保全する ことは、文化財保存の観点からも重要な課題であり、伝統的建造物群保存地区の指定に向けて、積極 的にまちなみ保全を推進する必要がある。 このため、住民の協力を得ながら、地場の森林資源などを有効に活用しつつまちなみの保全や修景 などを進めるとともに、商業地、住宅地など、生活の場としての安全性や利便性の向上を併せて図る 必要がある。 ③ 宇和島道路の延伸を想定した計画的なまちづくり 宇和島道路は、津島高田インターチェンジ~岩松(仮称)間の整備が実施されており、津島地域内 に新たなインターチェンジ設置の可能性が想定される。 津島地域の岩松川以南の地域は、国道 56 号沿いに優良農地が分布し、その背後には足摺宇和海国 立公園を中心に豊かな自然が広がっている。このため、優良農地や自然環境の保全などに十分配慮し、 宇和島道路延伸の効果を生かした計画的なまちづくりについて検討する必要がある。 同時に、津島高田インターチェンジ周辺については、宇和島道路の延伸に伴い、通過されないよう、 より一層魅力あるまちづくりを推進することが必要である。
3) まちづくり整備構想 ●土地利用の整備方針 z まとまりのある水田などの優良な農地については、大切な食料生産の場であり、都市 的土地利用と農業的土地利用の健全な調和の観点から、農業振興地域整備計画の活用 など、適正な土地利用規制により保全を図る。 z 岩松川東側に見られる密集市街地については、まちなみ景観の保全を図りつつ、老朽 化した木造住宅の改善や都市基盤を整備し、良好な住宅環境の形成を図る。 z 岩松川北部の山地一帯については、風致地区として、貴重な自然的環境の保全を図る。 z リアス式の海岸部、市街地を取り囲む森林や里山については、良好な景観形成の観点 から重要な緑地と位置付け、開発を抑制し、計画的に整備及び保全する。 z 宇和島道路の津島高田インターチェンジ周辺地区は、交通の利便性が高まったことか ら、用途地域の指定を検討し、都市的土地利用の誘導を図る。 z 津島地域の芳原地区周辺は、今後、宇和島道路の延伸により、交通の利便性が高まる 可能性があることから、用途地域の指定など、計画的な土地利用誘導について検討す る。 z 巽団地周辺については、工業地として の機能維持を図るとともに、機能強化 を推進する。 z 岩松港の背後地は、港湾を適正に維持 管理するために、必要な土地利用の誘 導を図る。 岩松地区の旧市街地 ■ 土地利用の方針
四国西南部の観光・交流の活発化に
貢献するゲートとしてのまちづくり
将来像:津島地域
●都市施設の整備方針 (道路・街路) z 市街地部においては、土地利用に合わせて適切な道路ネットワークの整備を推進する。 z 愛南町や高知方面を連絡する津島道路については、広域交流・連携のための根幹とな る路線として位置付け、その整備促進を働き掛ける。 z 宇和島道路の津島高田インターチェンジへの連絡道路となる(主)宿毛津島線につい ては、高規格幹線道路を結ぶ重要な区域内道路として位置付け、その維持管理を図る。 z (主)宇和島下波津島線は、各市街地やレクリエーション拠点を結ぶ国道 56 号ととも に区域内道路ネットワークの骨格となる路線と位置付け、その整備推進を図る。 (バス) z 路線バスやコミュニティバスの利便性の向上に向けて、交通事業者と連携しながら、 バス利用環境の改善や公共交通利用の活性化を図る。 (河川) z 岩松川などの未改修部分の河川改修を推進し、治水及び災害防除に努めるとともに、 市民などに親しまれる水辺空間の整備や多自然川づくりにより、河川環境の整備と保 全に努める。 (公園・緑地) z 住区基幹公園や都市基幹公園については、市民の憩いの場や住民の防災環境の向上な どの観点から、既存施設の適切な維持・管理に努める。また、ポケットパークなどの 小規模な休憩・遊び空間の整備を検討する。 z 豊かな自然を生かした第1号、第4号の南レク都市公園については、その機能の充実 と利用促進を図る。 ■ 都市施設の整備方針
●市街地の整備方針 z 既成市街地において、住民など関係者の合意形成を図りつつ、市街地の環境整備を目 指す。 z 日常生活の中心となる津島支所周辺の地区については、商業・業務などの都市機能の 集積及び良好な住環境の形成を図るため、必要な市街地開発事業の推進を検討する。 z 津島地域の高田地区、芳原地区一帯は、周辺の田園環境との調和を図りつつ、良好な 住宅地を形成するため、地区計画などの導入を検討する。 ●都市環境形成の整備方針 z 岩松地区については、伝統的建造物群保存地区の指定に向け、保存・活用を図るとと もに、岩松川を含む広い範囲を景観計画区域に指定し、地域の景観資源を生かした景 観形成を推進する。 z 宇和島下波津島線(都市計画道路国道近家線)は、南楽園などと一体となった景観道 路として、植栽をはじめとする道路環境の維持・向上を図る。 z 半島部・島嶼部などの都市計画区域外の海岸部においては、景観法の活用も視野に入 れ、自然公園区域と相互に補完しながら良好な自然環境の保全を図る。 岩松地区の町並み ●都市防災の整備方針 z 土石流、地滑り及び急傾斜地の崩壊による災害が発生する恐れのある土砂災害危険箇 所について、砂防ダムなどの土砂災害防止施設の着実な整備推進を図る。 z 防潮施設は、海岸保全基本計画に基づき、施設を適切に配置し、整備推進を図る。 整備された都市計画道路国道近家線 ■ 都市環境形成の方針 ■ 都市防災の方針 ■ 市街地の整備方針