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学位論文題名TaxonomlCStudieSOntarSOnemidmiteSWithSpeClalreferenCetotheCata10gue OffamilyTarSOnemidaeoftheWOrld

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Academic year: 2021

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博 士 ( 農 学 ) 林    堅 貞

     学 位論 文題 名

TaxonomlCStudieSOntarSOnemidmiteS WithSpeClalreferenCetotheCata10gue   OffamilyTarSOnemidaeoftheWOrld

   (ホコリダニ類の分類学的研究および 世界のホコリダニ科記載種目録の作成)

学位論文内容の要旨

  節 足 動 物 門 , . 蛛 形 綱 , ダ 二 目 , ホ コ リ ダ 二 科 ′Farsonemidaeは , 農 林 業 上 の 害 虫 を 多 く 含 み , ま た 菌 食 , 捕 食 性 種 を も 包 含 す る 大 き な 分 類 群 で あ る . こ の ダ ニ は 微 小 な 農 林 害 虫 と し て よ く 知 ら れ る ハ ダ ニ 類 に 比 べ , さ ら に そ の 数 分 の 一 ( 体 長100マ イ ク ロ ヌ 一 夕 一 以 下 ) と , 肉 眼 で そ の 存 在 を 確 認 で き な い サ イ ズ を も つ こ と か ら , 分 類 , 生 態 研 究 は 大 幅 に 遅 れ て い る , し か し , 一 方 で は , 野 菜 を 中 心 に , ホ コ リ ダ 二 類 に よ る と さ れ る 被 害 が , 近 年 数 多 く 報 告 さ れ る よ う に な っ て き た . そ の 一 例 , チ ャ ノ ホ コ リ ダ こ は , チ ャ の 若 葉 や 果 菜 類 の 生 長 点 付 近 に 寄 生 し , そ れ ら の 植 物 の 生 長 を 著 し く 阻 害 す る こ と が 知 ら れ て い る ・ ま た , イ ネ に 寄 生 す る ス ジ ブ ト ホ コ リ ダ ニ の 被 害 も 報 告 さ れ る よ う に な っ て き て い る , し か し , こ れ ら は 実 際 の ホ コ リ ダ 二 類 に よ る 被害 のご く一 部 に過 ぎず , 病 害 と み な さ れ て い た 作 物 被 害 の 中 に , こ の ダ ニ に よ る も の が 数 多 く 含 ま れ て い る と 考 え ら れ て い る . ま た , ホ コ リ ダ 二 類 は 植 物 寄 生 性 の ハ ダ 二 類 , フ シ ダ 二 類 お よ び そ れ ら の 天 敵 ダ 二 類 と と も に , 作 物 を 含 む 多 く の 植 物 の 葉 の 表 面 に 1つ の 半 ば 閉 じ た マ イ ク ロ コ ミ ュ ニ テ ィ − ( 群 集 ) を 形 成 し て い る た め , モ デ ル シ ス テ ム と し て そ れ ら の 相 互 作 用 解 明 が 生 態 学 的 に 注 目 さ れ 始 め て い る .   本 論 文 で は , 第1章 に お い て , 福 建 省 を 中 心 と し た 中 国 東 南 部 お よ び 日 本 に 分 布 す る ホ コ リ ダ 二 科 ,Neotarsonemoides triquetrus,Xenotarsonemus 1igula,Xenotarsonemus  il)icangulus,  Stenotar〇n.emuS  J〔)ngfCのpuS, S絶門e〇 ぬrSの1emuSS口pa,D甜(ゴ甜〇−ぬrSのユemuSd起打ぬLD甜匸たd〇ぬrS〇nemuS 匸;〇門 ユu亡uS,  D甜匸脚〇ぬrS〇門emuS  dLI〇ぬme仏,  瓰rSのユemuS  MカamuS, m一S〇nemuspraedaめ ガusの5属10種 を 新 種 と し て 記 載 し た . 中 で も , 特 筆 す べ き は , 丁praedaめ ロusと い う 日 本 産 の ホ コ リ ダ 二 ( 和 名 : サ サ モ リ ホ コ リ ダ 二 ) の 発 見 で あ る . 全 世 界 で500種 以 上 知 ら れ て い る ホ コ リ ダ ニ の 中 で わ ず か に 数 種 , ま た 日 本 で は じ め て 確 認 さ れ た 捕 食 性 の 種 で あ る . こ の ホ コ リ ダ ニ は , 日 本 に お い て は ス ゴ モ リ ハ ダ こ 種 群 の 天 敵 で あ り . 同 種 群 の ハ ダ ニ で 中 国 に お い て 大 発 生 し , モ ウ ソ ウ チ ク に 重 大 な 被 害 を も た ら し て い る ナ ン キ ン ス ゴ モ リ ハ ダ ニ の 天 敵 と し て も 有 望 だ と 考 え ら れ る , 今 後 , そ の 中 国 へ の 導 入

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を視野に入れた生態および応用的研究が待たれる.

    第2章 で は , 長 年 に わ たる ホコ リダ 二類 の分 類研究 の集 大成 を兼 ねて ,全 世 界 で 記 載 さ れ た ホ コ リダ 二 科 ,3亜 科 ,40属 ,529種 の記 載を 再検 討し ,上 位 分 類 群 の 整 理 統 合 を 試 み , 本 科 に , 新 た にPseudacarapis属 お よ び Crossacarapis属 か ら な るPseudacarpini族(tribe)を 提 案 し た . ま た , 従 来 異な った 属に 配置 され てい た複 数の 種に つい て,そ れら が所 属す る属 を変 更し た. これ らの 検討 を基 に, ホコ リダ ニ科 各族 の検索 ,さ らに それ ぞれ の族 にお け る 属 の 検 索 表 を 提 案 し, 最 後 に (1) 同 種 異 名 の 整理 ,(2)原 記載 論文 の目 録 作 成 ,(3)当 該 種 を 扱 っ た論 文の 目録 作成 を行 って, 現在 にい たる まで の本 科の総合力夕口グを完成させた.

  前 記の カタ ログ 作成 と併 行し て, ホコ リダ 二科の 属, 種の 世界 にお ける 分布 およ び生 態的 特徴 を精 査し ,汎 世界 的に 分布 する属 は少 なく ,40属の うち で世 界の全ての生物地理区(6区)に分布しているのは,6属(P(ガypカag〇ぬrS〔加emus, S亡ene〇亡arS〇nemuS,D証く捌〇ぬrS〇nemuS,Fun餌亡arS〇nemuS,A・Carap佶およ びTars〇ne.muS)にと どま るこ とを 明ら かに した .こ れら6属は ,い ずれ も農 業害 虫種 を含 んで おり ,人 間の 農業 活動 の発 展に伴 い, 特定 の種 が作 物と とも に 移 動 し , 分 布 の 拡大 が 起 こ っ た も の で あ る と 考 察 さ れ た . 一 方 ,15属 が1 つの 生物 地理 区の みか らし か報 告さ れて いな いこと が判 明し ,こ れら が, それ ぞれ の地 理区 にお ける固有の歴史を反映しているものと考えられた.すなわち,

他rSan〇nychuSとHC〇 ぬrS〇nemuSは 東 洋 区 の み か ら , 〇 め ぬrS〇nemuSは 旧熱 帯区 から ,Afセfh〇enemus,Asめc〇rぬrS〇・nemusおよびSusk珀はオース ト ラ リ ア 区 の み か ら , へb〇denむ ℃pfusは 新 北 亜 区 か ら,F.bcカmlannus, FIara亡arS〇門emeJぬ,AmCOrぬrs〇nemuS,E〇亡arSOnemuS,F}Seud〇ぬrS0nemuS およ びCr〇SSacarapぬ は新 熱帯 区, さら に瓰rS〇nemeJ亅aとSuCCarS〔冫nemuS がェ チオ ピア 区の みか ら見 いだ され た, これ らをみ ると ,温 暖な 地理 区に おい ては 固有 の属 が多 く, 逆に 寒冷 な地 理区 では 固有の 属が 少な いと いう 傾向 が認 めら れた .こ れら は, 他の 多く の動 物に おい てもみ とめ られ る傾 向で ある .特 にホ コリ ダニ 類の よう な移 動性 に乏 しい 生物 におい ては ,熱 帯の よう に生 息場 所, 動植 物の 種多 様性 の高 い環 境に おい ては 種分化 が促 進さ れ, 多く の固 有な 分 類 群 が 生 ま れ る と い う一 般 的 な 傾 向 が , 顕 著 に 現 れ てい ると 考え られ た.

    さら に, ホコ リダ 二40属の6つの 生物 地理 区における分布データをもとに,

ホコ リダ ニ相 の各 生物 地理 区間 の類 似性 (共 通性) をシ ンプ ソン の指 数に よっ て 比 較 し た 結 果 , 例 え ばェ チ オ ピ ア 区 が オ ー ス ト ラ ル ア区 およ び新 北亜 区と 80% の 共 通 性 を 示 し て いる の に 対 し て , 東 洋 区 お よ び 新熱 帯区 とは70% ,さ   ら に旧 熱帯 区と は60%と類似性が下がる傾向が示された.また,東洋区と新熱 帯区 との 類似 性は ,他 のど の組 み合 わせ より も低く ,47%の 属が 共通 する にと   ど まっ てい た, これらを,各生物地理区の現在の位置関係,すなわち距離から 解釈 すぺ きか ,あ るい は古 大陸 の分 離, 移動 (ゴン ドワ ナ, 口ー ラシ ア古 大陸 等) から 理解 すべ きか ,議 論の 分か れる とこ ろであ るが ,現 在ま での 分析 結果   は , む し ろ 後 者 を 支 持 す る 傾 向 を 示 し て い る こ と が 興 味 深 い .

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学 位論文 審査の要旨

主査   教授   齋藤   裕 副査   教授   諏訪正明 副査   教授   前川光司

副査   助教授   高久   元(北海道教育大学)

副 査    助 教 授   Zhang Zhi‑Qiang     (Landcare Research ,New Zealand)

     学位論文題名

TaxonomlCStudieSOntarSOnemidmiteS WithSpeClalref も renCetotheCata10gue   Off ・ amilyTarSOnemidaeoftheWOrld      (ホコリダニ類の分類学的研究および      世界のホコリダニ科記載種目録の作成)

  本 論 文 は 、 図 表 を 含 め323ベ ー ジか らな り英 文で 書か れて いる 。他 に参 考論文16編 が添えられている。

  第1章において,福建省を中心とした中国東南部および日本に分布するホコリダ二科,

ヘreotarsonemojdeS  けfque打uS,  Xen〇ぬrSOnemuS  Eguぬ,  Xen〇ねパ〇・nemuS bぬnguJuS,S絶n〇ぬrS〇nemuSJ〇n餌C〇r.puS,S絶ne〇ぬrS〇nemuSSHpa,D甜く捌〇一 ぬrS〇nemuSd起亜ぬLDaJ匸ぬめぬrs〇nemuSCm】umS,DajCぬわぬrs〇nemuSdu〇ぬn】eぬ,

TarS〇nemuSbmamuS,nrS〇nemuSpraedaf捌 uSの5属10種 を 新 種 と し て 記 載 し た。中でも,特筆すべきは,丁prae〔ぬ亡〇ガ峪という日本産のホコリダ二(和名:ササ モ1」ホ コリ ダニ )の 発見 であ る。 全世 界で500種 以上 知ら れているホコ1」ダニの中で わ ずかに数種,また日本ではじめて確認された捕食性の種である。このホコ1」ダニは,

日 本に おい ては スゴ モリハ ダ二 種群の天敵であり。同種群のハダニで中国において大発 生 しモ ウソ ウチ クに 重大な 被害 をもたらしているナンキンスゴモリハダニの天敵として も 有望 だと 考え られ る。今 後, 本種の中国への導入を視野に入れた生態および応用的研 究が待たれる。

    第2章で は, 長年 にわ たる ホコ リダ 二類 の分 類研究 の集 大成を兼ねて,全世界で記 載 さ れ た ホ コ リ ダ 二 科 ,3亜 科 ,40属 ,529種 の 記 載 を 再 検 討 し ,上 位分 類群の 整理 統 合 を 試 み , 本 科 に , 新 た にPseud acarapム 属 お よ びQりssacaraロs属 か ら な る

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Pseudacarpini 族(tribe) を提案した。また,従来異なった属に配置されていた複数 の種について,それらが所属する属を変更した。これらの検討を基に,ホコリダこ科各 族の検索,さらにそれぞれの族における属の検索表を提案し,最後に(1 )同種異名の 整理,(2) 原記載論文の目録作成,(3) 当該種を扱った論文の目録作成を行って,現 在にいたるまでの本科の総合力夕口グを完成させた。

   前記のカ夕口グ作成と併行して,ホコリダ二科の属と種の世界における分布および生 態的特徴を精査し,汎世界的に分布する属は少なく,40 属のうちで全ての生物地理区

(6 区)に分布しているのは,6 属 (Po ゆ phag 〇ぬrS 〇 nemuS ,Sfene 〇魎rS 〇nemuS . Dajda わ亡 arS 〇nemuS ,Fun 餌farS 〇nemuS ,Acarap ぬおよび乃rS 〇nemuS )にとどまるこ とを明らかにした。これら6 属は,いずれも農業害虫種を含んでおり,人間の農業活動 の発展に伴い,特定の種が作物とともに移動し,分布の拡大が起こったものであると考 察された。一方,15 属が1 つの生物地理区のみからしか報告されていないことを示し,

これらが,それぞれの地理区における固有の歴史を反映してることを明らかにした。

   本研究では,害虫種を含む多数のホコリダニの種を発見・記載し,また作成された世 界のホコリダ二科総合力夕ログは,今後の本グル―プの研究に重大な貢献をするものと 判断された。

   よって,審査員一同は林塑貞が博士(農学)の学位を受けるのに十分な資格を有する

ものと認めた。

参照

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八〇.

三〇.

87)がある。二〇〇三年判決については、その評釈を行う Schneider, Zur Annahme einer konkludenten Täuschung bei Abgabe einer gegenteiligen ausdrücklichen Erklärung, StV 2004,

十四 スチレン 日本工業規格K〇一一四又は日本工業規格K〇一二三に定める方法 十五 エチレン 日本工業規格K〇一一四又は日本工業規格K〇一二三に定める方法

〇畠山座長 ほかにはいかがでしょうか。. 〇菅田委員

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