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(1)

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││七言の作品を中心に││

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  㮓千 せん

とは

︑中国の唐五代

︑宋代および明代の近体詩

︵絶句と律詩︶のみを集めた比較的小規模な詩歌選集である︒

中国では㮓三字経

㮔 㮓

百家姓

㮔 㮓

千字文㮔と並んで㮑三百千千㮒

の一つに数えられ︑古くから通俗的啓蒙書として人気がある︒

中でも

千家詩

は子供向けの初歩的な漢詩読本として普及

し︑誰もがよく知る名作が多く収録されている︒たとえば︑五

言絶句では孟浩然の㮑春暁㮒など︑七言絶句では張継の㮑楓橋

夜泊㮒などである︒中国ではその後︑清の䋍 こうとう退 たいこと孫 そんしゅ

㮓千家詩㮔の問題点︵後述︶を克復するべく新たに㮓唐詩三百

首㮔を編集し︑以後はこちらの方が唐詩選集の定番となった観

がある︒とは言え︑㮓唐詩三百首㮔が完全に㮓千家詩㮔に取っ

(2)

て代わったわけではない︒現在でも㮓千家詩㮔は根強い人気を 誇り

︑様々な版が毎年のように発行されている

︒日本で言え

ば︑㮑小倉百人一首㮒か㮑いろはがるた㮒のような大衆的㮑古

典㮒と考えれば︑当たらずといえども遠からずであろう︒

  現在中国で出版されている㮓千家詩㮔のテキストは︑細部に

様々な異同は存在するものの︑順に七言絶句九十四首︑七言律

詩四十八首︑五言絶句三十九首︑五言律詩四十五首︑合計二二

六首を収録するものが一般的である︒このうち七言の部分は南

宋末の人である謝 しゃぼうとくが編集したとされ︑その名を冠して㮑謝

枋得

千家詩

㮔 㮒 と呼ばれることもある

︒その後

︑明末清初

︵一七世紀の初頭︶の人である王相は七言㮓千家詩㮔に注を施

︑また独自に五言の

千家詩

を編集した

︒この時点で

㮓千家詩㮔はほぼ現在のような形になったと推測され る︒

㮓ԛ޿ᝂ㮔ɂȽȯஓటȺɂํᚐɜȽȗɁȞ

  さて︑前述のように中国では古くから人気のある㮓千家詩㮔

であるが︑日本では中国文学の専門家以外にはほとんど知られ

ていない書物であろう︒日本人にとってなじみ深い作品も少な

からず収録されているにもかかわらず︑管見の限り︑この書物

全体の訳注は︑少なくとも戦後の日本では発行されていない︒

一方︑唐詩の代表的な選集である㮓三体詩

㮔 㮓

唐詩選

㮔 㮓

唐詩三

百首㮔などは︑それぞれ何種類もの全訳注が出版されている︒ この差は一体どこから来るのであろうか︒䋍塘退士の㮓唐詩三

百首㮔原序は㮓千家詩㮔の問題点を指摘し︑次のように記す︒

    世俗児童就学︑即授㮓千家詩㮔︒取其易於成誦︑故流伝

不廃︒但其詩随手掇拾︑工拙莫弁︑且止五七律絶二体︑而

唐宋人又雑出其間︑殊乖体製︒

    俗世間の子どもたちは勉強をはじめると︑すぐに㮓千家

詩㮔を学ばされる︒その詩は暗誦しやすいので︑流伝して

すたれることがない︒ただその詩は無造作に拾集されてい

て︑工拙を区別せず︑しかも五言・七言の律詩と絶句の二

体に限られ︑唐宋の詩人が入り混じっていて︑殊の外体裁

がちぐはぐである︒

  このように︑退士が指摘する㮓千家詩㮔の問題点は︑主に次

の三点である︒

  ︵一︶名作と凡作が入り混じっていること︒

  ︵二︶作品が五言と七言の近体詩に限られていること︒

  ︵三︶唐詩と宋詩が入り混じっていること︒

  のみならず︑他にもいろいろな問題点があると考えられるの

で︑以下に思いつくままに列挙してみたい︒

(3)

  一︑七言の部分︵特に絶句の部分︶は︑四季をたどる歳時記

的な構成になっている︒しかし︑中国人にとってはなじみ

深い年中行事も

︑ 日本人にはなじみがないものが多く

一々説明が必要である︒たとえば︑元日に爆竹を鳴らす︑

寒食節には火を使わず︑煮炊きをしない︑など︒また歳時

記としても︑絶句の部分は春の詩が過半を占め︑残りの三

つの季節とのバランスがあまり良くない︒

  一︑古い時代の宮中の伝統行事をうたう詩が多く︑一般の読

者にはなおさらなじみがない︒それ以外にも︑現代の平均

的な日本人の感覚から遠い作品が少なくない︒

  一︑七言の部分は唐詩と宋詩が入り混じっているのに︑五言

の部分は唐詩のみでまとまっており

︑体裁が不統一であ

る︒

  一︑㮓三体詩

㮔 㮓

唐詩選

㮔 㮓

唐詩三百首㮔についてはすでに全

訳注があるので︑唐詩のスタンダードな名作を読みたけれ

ば︑それで十分間に合う︒実際︑五言の部分はほとんどが

㮓唐詩選㮔と重複しており︑今さら紹介する必要がない︒

︑七言絶句の部分が

︑北宋の儒者である程

ていこう

︑これと

言って面白くもない詩で始まる︒このことに抵抗

0

を感じる 0

読者は少なくないであろう︒他にも南宋の朱 しゅ

ちょう

しょく

ど︑道学者の詩が少なくない︒書物全体に漂う道学臭がや

り切れない︒そうかと思うと︑仏教の僧侶や道教の道士の

詩などもまじっていて︑わけがわからない︒   一︑七言の部分の最後は︑明の世宗︵嘉靖帝  在位一五二一

〜一五六六︶の詩と称する七言律詩で締めくくられてい

る︒これが何とも唐突でちぐはぐな印象を与える︒しかも

その内容は︑反乱の鎮圧に向かう大将を見送る詩で︑現代

の基本的な価値観に合わない︒いかにも勇ましい感じの詩

なので︑古い時代の子ども達には人気があったのかも知れ

ないが︒

  一︑学術的な問題として︑古いテキストには作者の間違いが

非常に多い︒もともとが営利目的の通俗的な出版物である

ためであろうが︑今日から見るといかにも杜撰な印象を受

ける︒のみならず︑たとえば︑唐・杜牧の作とされる㮑清

明㮒のように︑作者の信憑性に乏しい作品が少なからず含

まれてい る︒等々︒

  他にもあるが︑ひとまずこのくらいにしておこう︒要するに

㮓千家詩㮔の原書は︑いろいろな問題のある︑かなり杜撰なテ

キストなのである︒これでは︑真面目な学者の先生方が敬遠す

るのも無理はない︒清代には㮓四庫全書㮔という大規模な編纂

事業が行われたが

︑その中にも

千家詩

は収録されていな

い︒つまりその当時から︑通俗的な読み物としての人気はあっ

ても︑学術的な価値のある古典とは見なされていなかったので

ある︒それでも現代中国では︑作者の間違いなどを訂正した上

で︑多くの版が発行されている︒ところが日本では︑中国古典

(4)

文学の専門家は誰も本気で㮓千家詩㮔の訳注に取り組まず︑か

と言って非専門家には難しすぎて手に負えずで︑ほとんど放置

されたまま現在に至っているのが実情である︒

㮓ԛ޿ᝂ㮔੔ՖͽֿɁஓటȾȝȤɞጳ̿࿡ม

  ここから︑いよいよ本題に入る︒

  以上のような次第で︑㮓千家詩㮔全体の日本語訳注はいまだ

に存在しないのであるが︑後から付加されたと考えられる五言

の部分はともかく︑七言の部分だけでもどうにかできないかと

考え

︑あれこれ研究を重ねている所である

︒七言に限定すれ

ば︑絶句九十四首︑律詩四十八首︑合計一四二首ということに

なる︒手はじめに︑これらの作品が現在までの所どの程度一般

に紹介されているのかを調査してみたので︑次にその結果を発

表することにしたい︒︵以下︑人名はすべて敬称略︶

  まず︑㮓三体詩

㮔 㮓

唐詩選

㮔 㮓

唐詩三百首㮔について︒南宋・

周弼撰

三体詩

については村上哲見

三体詩

㮔︵朝日新聞

社︑一九六六︶を︑伝明・李攀龍撰㮓唐詩選㮔については前野

直彬㮓唐詩選㮔︵岩波書店︑一九六二︑六三︶を︑清・䋍塘退

士撰㮓唐詩三百首㮔については目加田誠㮓唐詩三百首㮔︵平凡

社東洋文庫︑一九七五︶を︑それぞれ参照した︒これらの書物

には当然それ以外の著者による訳注も存在するが︑すべてを参

照することはしていな い︒   次に︑それ以外の主な参考文献を列挙する︒著者名は五十音順

︒ 同一著者に複数の著作のある場合は

︑適宜順序を調整し

た︒なお︑戦後︵一九四五以後︶に初版が発行された文献に限

る︒  まず︑漢詩解説辞典の類︒

  石川忠久㮓漢詩鑑賞辞典㮔︵講談社︑二〇〇九︶以下㮑石川

㮓鑑賞辞典

㮔 㮒

前野直彬

唐詩鑑賞辞典

㮔︵東京堂出版

︑一九七〇︶以下

㮑前野㮓唐詩鑑賞

㮔 㮒

  同右㮓宋詩鑑賞辞典㮔︵東京堂出版︑一九七七︶以下㮑前野

㮓宋詩鑑賞

㮔 㮒

  松浦友久㮓校注唐詩解釈辞典㮔︵大修館書店︑一九八七︶以

下㮑松浦㮓解釈辞典

㮔 㮒

  同右㮓続校注唐詩解釈辞典︹付︺歴代詩㮔︵大修館書店︑二

〇〇一︶以下㮑松浦㮓続解釈辞典

㮔 㮒

  向島成美㮓李白と杜甫の事典㮔︵大修館書店︑二〇一九︶以

下㮑向島㮓李杜の事典

㮔 㮒

  次に︑個別の詩人選集の類︒

  靑木正兒㮓漢詩選㲈李白㮔︵集英社︑一九九六︶以下㮑靑木

㮓李白

㮔 㮒

(5)

  荒井健

中国詩人選集二集

黄庭堅

㮔︵岩波書店

︑一九六

三︶以下㮑荒井㮓黄庭堅

㮔 㮒

石川忠久

王維一〇〇選

㮔︵NHK出版

︑二〇〇七︶以下

㮑石川㮓王維

㮔 㮒

同右

李白一〇〇選

㮔︵NHK出版

︑一九九八︶

︵文中未掲

載︶

  同右㮓杜甫一〇〇選㮔︵NHK出版︑一九九八︶以下㮑石川

㮓杜甫

㮔 㮒

  同右㮓杜牧一〇〇選㮔︵NHK出版︑二〇〇四︶以下㮑石川

㮓杜牧

㮔 㮒

  同右㮓蘇東坡一〇〇選㮔︵NHK出版︑二〇〇一︶以下㮑石

川㮓蘇東坡

㮔 㮒

  岩垂憲徳・釈清潭・久保天随訳注㮓蘇東坡全詩集㮔︵日本図

書センター︑一九七八︶以下㮑岩垂他㮓蘇東坡

㮔 㮒

  小川環樹㮓中国詩人選集二集㲅蘇軾上㮔︵岩波書店︑一九六

二︶以下㮑小川㮓蘇軾上

㮔 㮒

  同右㮓中国詩人選集二集㲆蘇軾下㮔︵岩波書店︑一九六二︶

以下㮑小川㮓蘇軾下

㮔 㮒

  小川環樹・山本和義選訳㮓蘇東坡詩選㮔︵岩波書店︑一九七

五︶︵文中未掲載︶

小川環樹

・都留春雄

・入谷仙介選訳

王維詩集

㮔︵岩波書

店︑一九七二︶以下㮑小川他㮓王維

㮔 㮒

  川合康三㮓李商隠詩選㮔︵岩波書店︑二〇〇八︶以下㮑川合 㮓李商隠

㮔 㮒

倉田淳之助

漢詩選

黄庭堅

㮔︵集英社

︑一九九七︶以下

㮑倉田㮓黄庭堅

㮔 㮒

  黑川洋一㮓中国詩人選集㲉杜甫上㮔︵岩波書店︑一九五七︶

以下㮑黑川㮓杜甫上

㮔 㮒

  近藤光男㮓漢詩選

蘇軾㮔︵集英社︑一九九六︶以下㮑近藤

㮓蘇軾

㮔 㮒

  清水  茂㮓中国詩人選集

韓愈㮔︵岩波書店︑一九五八︶以

下㮑清水㮓韓愈

㮔 㮒

  同右㮓中国詩人選集二集㲄王安石㮔︵岩波書店︑一九六二︶

以下㮑清水㮓王安石

㮔 㮒

  下定雅弘・松原朗編㮓杜甫全詩訳注㮔全四冊︵講談社︑二〇

一六︶以下㮑下定他㮓杜甫全詩

㮔 㮒

  鈴木虎雄㮓陸放翁詩解㮔上冊︵弘文堂書房︑一九五〇︶以下

㮑鈴木㮓陸放翁

㮔 㮒

  宋元文学研究会㮓朱子絶句全訳注㮔第二冊︵汲古書院︑一九

九四︶以下㮑宋元㮓朱子絶句

㮔 㮒

  高橋和巳㮓中国詩人選集

李商隠㮔︵岩波書店︑一九五八︶

以下㮑高橋㮓李商隠

㮔 㮒

  武部利男㮓中国詩人選集㲇李白上㮔︵岩波書店︑一九五七︶

以下㮑武部㮓李白上

㮔 㮒

  同右㮓中国詩人選集㲈李白下㮔︵岩波書店︑一九五八︶以下

㮑武部㮓李白下

㮔 㮒

(6)

  都留春雄㮓中国詩人選集㲆王維㮔︵岩波書店︑一九五八︶以

下㮑都留㮓王維

㮔 㮒

松浦友久

李白詩選

㮔︵岩波書店

︑一九九七︶以下

松浦

㮓李白

㮔 㮒

  同右㮓杜牧詩選㮔︵岩波書店︑二〇〇四︶以下㮑松浦㮓杜牧

㮔 㮒

  村上哲見・浅見洋二㮓鑑賞中国の古典㉑蘇軾・陸游㮔︵角川

書店︑一九八九︶以下㮑村上他㮓蘇軾・陸游

㮔 㮒

  目加田誠㮓漢詩選㲉杜甫㮔︵集英社︑一九九六︶以下㮑目加

田㮓杜甫

㮔 㮒

  吉川幸次郎著︑興膳宏編㮓杜甫詩注㮔第三冊︵岩波書店︑二

〇一四︶以下㮑吉川㮓杜甫詩注㮔第三冊㮒

  同右㮓杜甫詩注㮔第五冊︵岩波書店︑二〇一六︶以下㮑吉川

㮓杜甫詩注㮔第五冊㮒

  同右㮓杜甫詩注㮔第九冊︵岩波書店︑二〇一五︶以下㮑吉川

㮓杜甫詩注㮔第九冊㮒

  最後に︑各種の詩歌選集の類︒

  石川忠久㮓春の詩一〇〇選㮔︵NHK出版︑一九九六︶以下

㮑石川㮓春の詩

㮔 㮒

  同右㮓夏の詩一〇〇選㮔︵NHK出版︑一九九六︶以下㮑石

川㮓夏の詩

㮔 㮒

  同右㮓秋の詩一〇〇選㮔︵NHK出版︑一九九六︶以下㮑石 川㮓秋の詩

㮔 㮒

  同右㮓冬の詩一〇〇選㮔︵NHK出版︑一九九六︶以下㮑石

川㮓冬の詩

㮔 㮒

  井波律子㮓中国名詩集㮔︵岩波書店︑二〇一〇︶以下㮑井波

㮓名詩集

㮔 㮒

猪口篤志

中国歴代漢詩選

㮔︵右文書院

︑二〇〇九︶以下

㮑猪口㮓漢詩選

㮔 㮒

  今關天彭・辛島驍㮓宋詩選㮔︵集英社︑一九六六︶以下㮑今

關他㮓宋詩選

㮔 㮒

入谷仙介

宋詩選

㮔︵朝日新聞社

︑一九六七︶以下

入谷

㮓宋詩選

㮔 㮒

  同右㮓唐詩の世界㮔︵筑摩書房︑一九九〇︶以下㮑入谷㮓唐

詩㮔 㮒

  小川昭一㮓中国の名詩鑑賞㲇晩唐㮔︵明治書院︑一九七六︶

以下㮑小川㮓晩唐

㮔 㮒

  小川環樹㮓宋詩選㮔︵筑摩書房︑一九六七︶以下㮑小川㮓宋

詩選

㮔 㮒

  柏木如亭㮓訳注聯珠詩格㮔︵岩波書店︑二〇〇八︶以下㮑柏

木㮓聯珠詩格

㮔 㮒

  川合康三㮓新編中国名詩選︵中︶㮔︵岩波書店︑二〇一五︶以

下㮑川合㮓名詩選︵中︶

㮔 㮒

同右

新編中国名詩選

︵下︶

㮔︵岩波書店

︑二〇一五︶以下

㮑川合㮓名詩選︵下︶

㮔 㮒

(7)

  佐藤  保㮓中国の名詩鑑賞㲈宋詩附金㮔︵明治書院︑一九七

八︶以下㮑佐藤㮓宋詩附金

㮔 㮒

同右

はじめての宋詩

㮔︵明治書院

︑二〇一二︶

︵文中未掲

載︶

  沢口剛雄㮓唐宋詩の鑑賞㮔︵福村出版︑一九六九︶以下㮑沢

口㮓唐宋詩

㮔 㮒

  銭鍾書著︑宋代詩文研究会訳注㮓宋詩選注㲁㮔︵平凡社︑二

〇〇四︶以下㮑銭㮓選注㲁

㮔 㮒

  同右㮓宋詩選注㲂㮔︵平凡社︑二〇〇四︶以下㮑銭㮓選注㲂

㮔 㮒

  同右㮓宋詩選注㲃㮔︵平凡社︑二〇〇四︶以下㮑銭㮓選注㲃

㮔 㮒

  同右㮓宋詩選注㲄㮔︵平凡社︑二〇〇五︶以下㮑銭㮓選注㲄

㮔 㮒

  瀧口房州㮓宋詩百人一首㮔︵三省堂︑二〇一七︶以下㮑瀧口

㮓百人一首

㮔 㮒

  田中克己・小野忍・小山正孝編訳㮓中国古典文学大系

唐代

詩集上㮔︵平凡社︑一九六九︶︵文中未掲載︶

  中島敏夫㮓中国の名詩鑑賞㲅盛唐㮔︵明治書院︑一九七八︶

以下㮑中島㮓盛唐

㮔 㮒

  前野直彬㮓中国古典文学大系

唐代詩集下㮔︵平凡社︑一九

七〇︶以下㮑前野㮓唐代下

㮔 㮒 ︒

  同右㮓中国古典文学大系

宋・元・明・清詩集㮔︵平凡社︑

一九七三︶︵文中未掲載︶

松浦友久

中国名詩集

美の歳月

㮔︵朝日新聞社

︑一九九

二︶以下㮑松浦㮓名詩集

㮔 㮒 ︒   松浦友久・田口暢穂㮓中国の名詩鑑賞㲆中唐㮔︵明治書院︑

一九七六︶以下㮑松浦他㮓中唐

㮔 㮒 ︒

松枝茂夫

中国名詩選

︵中︶

㮔︵岩波書店

︑一九八四︶以下

㮑松枝㮓名詩選︵中︶

㮔 㮒

  同右㮓中国名詩選︵下︶㮔︵岩波書店︑一九八六︶以下㮑松枝

㮓名詩選︵下︶

㮔 㮒

山本和義

・大野修作

・中原健一

鑑賞中国の古典㉒宋代詩

詞㮔︵角川書店︑一九八八︶以下㮑山本他㮓宋代詩詞

㮔 㮒

  吉川幸次郎・小川環樹編㮓唐詩選㮔︵筑摩書房︑一九七三︶

以下㮑吉川他㮓唐詩選

㮔 㮒

  筆者の収集力に限度があるため︑把握し切れていない文献が

あると思われる が︑少なくとも唐詩に関しては︑ほぼ十分では

ないかと思われる

︒参照した文献は以上にとどまらないが

㮓千家詩㮔所収の詩を一首も確認できなかった文献は︑最初か

ら掲載しないことにした︒

  以上の他︑昭和六十年︵一九八五︶の開講から令和二年︵二

〇二〇︶現在に至るまでのNHKラジオ放送用テキスト㮓漢詩

をよむ㮔をすべて確認した︒これらは書名をすべて㮓漢詩をよ

む㮔のみとし︑副題は省略した︒また︑他の書物にほとんど紹

介されていない場合を除き︑なるべく控えめに紹介した︒特に

石川氏のテキストは相当多数に上るため︑同じ詩が㮓漢詩鑑賞

辞典㮔または㮓〜一〇〇選㮔のシリーズに収録されている場合

(8)

は︑すべて割愛した︒

  以上の文献を確認した上で︑収録状況によって次の四段階に

区分し︑記号を記した︒

  ◎ 多くの文献に収録され︑日本でも十分に紹介されている

と考えられる作品︒

  ○ ◎ほどではないが︑日本でもある程度紹介されていると

考えられる作品︒

  △ 日本でも一応紹介されているものの︑まだ紹介が不十分

であると考えられる作品︒

  ą  管見の限り︑まだ日本語の訳 注の存在しない作品︒

  各詩の詩題は︑㮓全唐詩㮔か㮓全宋詩㮔のいずれかに収録さ

れている場合は

︑それらの詩題を基準とし

︑㮓

千家詩

旧本

︵一九九一年発行の江蘇広陵古籍刻印社影印

︑揚州古籍書店

㮓白話注解千家詩㮔︒おそらくは清代のテキストの影印本︶のそ

れを注記した︒㮓千家詩㮔の詩を調べるのに︑なぜ㮓千家詩㮔

自身の表記を基準としないのか︑と思われるかも知れない︒し

かし︑それには理由がある︒普通︑学術的な論述にあたって底

本とすべきは︑最も古く︑最も信頼できる文献と相場が決まっ

ている︒ところが㮓千家詩㮔の場合︑もともと学術的な書物で

はないので︑古いテキストに溯れば溯るほど︑むしろ作者の誤

り︑詩題や詩句の異同の問題が増加し︑正確さからほど遠いも のになって行くのである︒現代中国ではそうした問題をそれなりに解決したものが出版されてはいるが︑真偽の判断は編者によって解釈が異なるため︑細部の異同が多く見られる︒そのため︑新しい本を底本にしようにも︑どの版を底本とすればよいのか判断に苦しむ状況となっている︒筆者は個人的には李 ぼうせい

㮓千家詩全解㮔︵復旦大学出版社︑二〇〇九︶を比較的信頼でき

るテキストと考えているが︑これとて全面的に依拠するには若

干の留保が残る︒そうした次第で︑ここでは㮓全唐詩

㮔 㮓

全宋

詩㮔を基準とすることにしたい︒㮓全唐詩

㮔 㮓

全宋詩㮔の詩題と

千家詩

旧本の詩題が一致している場合は

︑異同を記さな

かった︒また文字の表記は原則として新字体とした︒またイン

ターネットなど︑電子メディアの情報は今回は除外し︑書物の

形態のものに限定した︒

  本来ならば︑その作品の収録が確認されたすべての文献を網

羅すべきであろうが︑特に◎に該当するような名作︑たとえば

張継の㮑楓橋夜泊㮒のような詩の場合︑あまりに多数の文献に

収録されており︑とても網羅し切れない︒そうした作品につい

ては︑比較的重要度の高いと思われる文献を残し︑そうでない

ものは割愛した︒ただし︑重要度の判断は多分に筆者の主観に

よるものなので︑公正を欠く場合があるかも知れない︒この点

あらかじめご了承願いたい︒また各詩題の下の書名は︑著者名

による五十音順とした︒同一の著者の複数の書物に収録されて

いる場合は︑最も代表的なもののみを紹介し︑重要度の低いも

(9)

のは割愛した︒この判断も多分に筆者の主観による︒

  それでは︑㮓千家詩㮔所収の作品を︑順に見て行くことにし

よう︒

ˤ᜘ፏբ

  㮓千家詩㮔所収の七言絶句は合計九十四首︒そのうち唐詩は

三十三首︑宋詩は六十一首である︒

〇一㮑偶成㮒 ︻宋︼程顥

   㮓全宋詩㮔巻七一五︵第一二冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑春日偶

成㮒︒訳注未見︒ą

〇二㮑春日㮒 ︻宋︼朱熹

   㮓全宋詩㮔巻二三八四︵第四四冊︶︒宋元㮓朱子絶句㮔︒◯

〇三㮑春夜㮒 ︻宋︼蘇軾

   㮓全宋詩㮔巻八三一︵第一四冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑春宵㮒︒

石川㮓鑑賞辞典㮔︑小川㮓蘇軾下㮔︑川合㮓名詩選︵下︶㮔︑佐

藤㮓宋詩附金㮔︑前野㮓宋詩鑑賞㮔︑松浦㮓続解釈辞典㮔︑松

枝㮓名詩選︵下︶㮔︑村上他㮓蘇軾・陸游㮔など︒◎

〇四㮑城東早春㮒 ︻唐︼楊巨源    㮓全唐詩㮔巻三三三︒石川㮓冬の詩㮔︒◯

〇五㮑夜直㮒  ︻宋︼王安石

   㮓全宋詩㮔巻五六八︵第一〇冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑春夜㮒︒

石川㮓鑑賞辞典㮔︑小川㮓宋詩選㮔︑清水㮓王安石㮔︑銭㮓選

注㲁㮔︑前野㮓宋詩鑑賞㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔など︒◎

〇六㮑早春呈水部張十八員外二首㮒其一 ︻唐︼韓愈

   㮓

全唐詩

巻三四四

︒㮓

千家詩

旧本

初春小雨

㮒︒石川

㮓鑑賞辞典㮔︑川合㮓名詩選︵中︶㮔など︒◯

〇七㮑元日㮒 ︻宋︼王安石

   㮓全宋詩㮔巻五六四︵第一〇冊︶︒佐藤㮓漢詩をよむ㮔︵二

〇一三後期︶など︒◯

〇八㮑上元侍飲楼上三首呈同列㮒其一 ︻宋︼蘇軾

   㮓全宋詩㮔巻八一九︵第一四冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑上元侍

宴㮒︒岩垂他㮓蘇東坡㮔第五巻に訳注が見えるが︑やや生硬

なもの︒△

〇九㮑立春日禊亭偶成㮒 ︻宋︼張䕾

   㮓全宋詩㮔巻二四二〇︵第四五冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑立春

偶成㮒︒井波㮓名詩集㮔︒◯

(10)

一〇㮑題明王打毬図㮒  ︻宋︼晁説之

   㮓全宋詩㮔巻一二〇九︵第二一冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑打毬

図㮒︒訳注未見︒ą

一一㮑宮詞一百首㮒其九一  ︻唐︼王建

   㮓全唐詩㮔巻三〇二︒㮓千家詩㮔旧本㮑宮詞㮒︒㮓三体詩㮔の

他︑松浦他㮓中唐㮔︒◯

一二㮑廷試㮒 ︻宋︼夏竦

   㮓全宋詩㮔巻一六一︵第三冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑︵宮詞︶其

二㮒︒訳注未見︒ą

一三㮑過華清宮㮒 ︻宋︼杜常

   㮓全宋詩㮔巻七八一︵第一三冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑詠華清

宮㮒︒㮓三体詩㮔︵詩題㮑華清宮㮒

︶ ︒

   ※ この詩は㮓全唐詩㮔巻七三一にも見える︵詩題㮑華清

宮㮒︶が︑現在では作者は宋代の人であることが明らか

なので︑ここでは宋詩として扱う︒

一四㮑清平調詞三首㮒其一 ︻唐︼李白

   㮓

全唐詩

巻一六四

︒㮓

千家詩

旧本

清平調詞

㮒︒㮓

唐詩

選㮔 㮓

唐詩三百首㮔の他︑靑木㮓李白㮔︑石川㮓鑑賞辞典㮔︑

武部㮓李白下㮔︑中島㮓盛唐㮔︑前野㮓唐詩鑑賞㮔︑松浦㮓解 釈辞典㮔︑向島㮓李杜の事典㮔など︒◎

一五㮑題邸間壁㮒  ︻宋︼鄭会

   㮓全宋詩㮔巻二九五九︵第五六冊︶︒訳注未見︒ą

一六㮑絶句四首㮒其三 ︻唐︼杜甫

   㮓全唐詩㮔巻二二八︒㮓千家詩㮔旧本㮑絶句㮒︒石川㮓鑑賞

辞典㮔︑川合㮓名詩選︵中︶㮔︑黑川㮓杜甫上㮔︑下定他㮓杜甫

全詩

第二冊

︑前野

唐詩鑑賞

㮔︑松浦

解釈辞典

㮔︑向島

㮓李杜の事典㮔など︒◎

一七㮑海棠㮒 ︻宋︼蘇軾

   㮓

全宋詩

巻八〇五

︵第一四冊︶

︒石川

蘇東坡

㮔︑川合

㮓名詩選︵下︶㮔︑近藤㮓蘇軾㮔など︒◎

一八㮑清明㮒 ︻唐︼杜牧

   㮓全唐詩㮔失収︒石川㮓鑑賞辞典㮔︑井波㮓名詩集㮔︑小川

㮓晩唐㮔︑川合㮓名詩選︵下︶㮔︑佐藤㮓漢詩をよむ㮔︵二〇一

三年前期︶︑松浦㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔など︒

一九㮑清明感事三首㮒其一 ︻宋︼王禹䆑

   㮓全宋詩㮔巻七一︵第二冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑清明㮒︒石川

(11)

㮓春の詩㮔︑宇野直人㮓漢詩をよむ㮔︵二〇一〇前期︶︒〇

二〇㮑社日㮒  ︻唐︼王駕

   㮓全唐詩㮔巻六九〇︒㮓三体詩㮔の他︑石川㮓秋の詩㮔︑井

波㮓名詩集㮔︑入谷㮓唐詩㮔︑宇野㮓漢詩をよむ㮔︵二〇一〇

前期︶︑小川㮓晩唐㮔など︒◎

二一㮑寒食㮒 ︻唐︼韓䟟

   㮓全唐詩㮔巻二四五︒㮓三体詩

㮔 㮓

唐詩選

㮔 㮓

唐詩三百首㮔の

他︑石川㮓春の詩㮔︑川合㮓名詩選︵中︶㮔︑松浦㮓続解釈辞

典㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔など︒◎

二二㮑江南春絶句㮒 ︻唐︼杜牧

   㮓全唐詩㮔巻五二二︒㮓千家詩㮔旧本㮑江南春㮒︒㮓三体詩㮔

の他︑石川㮓鑑賞辞典㮔︑井波㮓名詩集㮔︑入谷㮓唐詩㮔︑小

川㮓

晩唐

㮔︑川合

名詩選

︵下︶

㮔︑前野

唐詩鑑賞

㮔︑松浦

㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔など︒◎

二三㮑下第後上永崇高侍郎㮒 ︻唐︼高蟾

   㮓

全唐詩

巻六六八

︒㮓

千家詩

旧本

上高侍郎

㮒︒柏木

㮓聯珠詩格㮔に訳注が見えるが︑やや古風なもの︒△

二四㮑詩一首㮒 ︻宋︼釈志南    㮓

全宋詩

巻二三九五

︵第四五冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑絶

句㮒

︒柏木

聯珠詩格

に訳注が見えるが

︑やや古風なも

の︒△

二五㮑遊園不値㮒  ︻宋︼葉紹翁

   㮓全宋詩㮔巻二九四九︵第五六冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑遊小

園 不

値㮒

︒ 小

川㮓

宋 詩 選

㮔︑

銭㮓

選 注

㲄㮔

︑ 松

枝㮓

名 詩 選

︵下︶㮔など︒◯

二六㮑客中行㮒 ︻唐︼李白

   㮓全唐詩㮔巻一八一︒詩題は一に㮑客中作㮒︒㮓唐詩選㮔の

他︑靑木㮓李白㮔︑石川㮓鑑賞辞典㮔︑武部㮓李白上㮔︑松浦

解釈辞典

㮔︑松枝

名詩選

︵中︶

㮔︑向島

李杜の事典

㮔な

ど︒◎

二七㮑題饒州酒務庁屏㮒 ︻宋︼劉季孫

   㮓全宋詩㮔巻七二三︵第一二冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑題屏㮒︒

訳注未見︒ą

二八㮑絶句漫興九首㮒其五 ︻唐︼杜甫

   㮓

全唐詩

巻二二七

︒㮓

千家詩

旧本

㮑慢 ママ興㮒

︒石川

㮓杜

甫㮔︑佐藤㮓漢詩をよむ㮔︵二〇一三後期︶︑下定他㮓杜甫全

詩㮔第二冊︑吉川㮓杜甫詩注㮔第九冊など︒◎

(12)

二九㮑桃㮒  ︻宋︼謝枋得

   㮓全宋詩㮔巻三四七七︵第六六冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑慶全

庵桃花㮒︒瀧口㮓百人一首㮔に紹介されているが︑原詩と訓

読のみで︑現代語訳はない︒△

三〇㮑元和十一年自朗州召至京戲贈看花諸君子㮒  ︻唐︼劉禹錫

   㮓全唐詩㮔巻三六五︒㮓千家詩㮔旧本㮑玄都観桃花㮒︒㮓唐詩

選㮔の他︑石川㮓漢詩をよむ㮔︵一九八六後期︶︑川合㮓名詩

選︵中︶㮔︒○

三一㮑再遊玄都観㮒 ︻唐︼劉禹錫

   㮓全唐詩㮔巻三六五︒石川㮓漢詩をよむ㮔︵一九八六後期︶︑

川合㮓名詩選︵中︶㮔︒○

三二㮑䈯州西澗㮒 ︻唐︼韋応物

   㮓全唐詩㮔巻一九三︒㮓三体詩

㮔 㮓

唐詩三百首㮔の他︑石川

冬の詩

㮔︑川合

名詩選

︵中︶

㮔︑前野

唐詩鑑賞

㮔︑松浦

㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔など︒◎

三三㮑花影㮒 ︻宋︼謝枋得

   㮓全宋詩㮔巻三四七七︵第六六冊︶︒訳注未見︒ą

三四㮑北山㮒 ︻宋︼王安石    㮓全宋詩㮔巻五六五︵第一〇冊︶︒今關他㮓宋詩選㮔︑佐藤

㮓漢詩をよむ㮔︵二〇一四後期︶︑清水㮓王安石㮔︒〇

三五㮑湖上㮒 ︻宋︼徐元杰

   㮓全宋詩㮔巻三一五一︵第六〇冊︶︒訳注未見︒ą

三六㮑絶句漫興九首㮒其七 ︻唐︼杜甫

   㮓全唐詩㮔巻二二七︒㮓千家詩㮔旧本㮑漫興㮒︒下定他㮓杜

甫全詩㮔第二冊︑吉川㮓杜甫詩注㮔第九冊など︒◯

三七㮑雨晴㮒 ︻唐︼王駕

   㮓

全唐詩

巻六九〇

︒㮓

千家詩

旧本

春晴

㮒︒㮓

三体詩

︵詩題㮑晴景㮒︶の他︑柏木㮓聯珠詩格㮔︒○

三八㮑春暮㮒 ︻宋︼曹豳

   㮓

全宋詩

巻二八五一

︵第五四冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑春

暮㮒︒訳注未見︒ą

三九㮑惜春㮒 ︻宋︼朱淑真

   㮓

全宋詩

巻一五八四

︵第二八冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑落

花㮒︒訳注未見︒ą

四〇㮑暮春遊小園㮒 ︻宋︼王淇

(13)

   㮓全宋詩㮔巻三五二一︵第六七冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑春暮

遊小園㮒︒訳注未見︒ą

四一㮑鶯梭㮒 ︻宋︼劉克荘

   㮓全宋詩㮔巻三〇八一︵第五八冊︶︒訳注未見︒ą

四二㮑書事㮒 ︻宋︼葉采

   㮓全宋詩㮔巻三三三八︵第六三冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑暮春

即事㮒︒訳注未見︒ą

四三㮑題鶴林寺僧舎㮒 ︻唐︼李渉

   㮓全唐詩㮔巻四七七︒㮓千家詩㮔旧本㮑登山㮒︒㮓三体詩㮔の

他︑石川㮓漢詩をよむ㮔︵二〇〇三後期︶︑前野㮓唐代下㮔︒

四四㮑蚕婦吟㮒 ︻宋︼謝枋得

   㮓全宋詩㮔巻三四八〇︵第六六冊︶︒沢口㮓唐宋詩㮔︒◯

四五㮑遊城南十六首㮒其三㮑晩春㮒 ︻唐︼韓愈

   㮓全唐詩㮔巻三四三︒㮓千家詩㮔旧本㮑晩春㮒︒石川㮓春の

詩㮔︒○

四六㮑暁登万花川谷看海棠二首㮒其二 ︻宋︼楊万里    㮓

全宋詩

巻二三一一

︵第四二冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑傷

春㮒︒訳注未見︒ą

四七㮑春晩二首㮒其二 ︻宋︼王令

   㮓全宋詩㮔巻七〇四︵第一二冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑送春㮒︒

訳注未見︒ą

四八㮑三月晦日贈劉評事㮒 ︻唐︼賈島

   㮓全唐詩㮔巻五七四︒㮓千家詩㮔旧本㮑三月晦日送春㮒︒㮓三

体詩㮔の他︑井波㮓名詩集㮔︑佐藤㮓漢詩をよむ㮔︵二〇一三

後期︶︑松浦他㮓中唐㮔など︒◎

四九㮑居洛初夏作㮒 ︻宋︼司馬光

   㮓

全宋詩

巻五一二

︵第九冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

客中初

夏㮒︒石川㮓鑑賞辞典㮔︑今關他㮓宋詩選㮔︑宇野㮓漢詩をよ

む㮔︵二〇一〇前期︶︑松浦㮓続解釈辞典㮔など︒◎

五〇㮑約客㮒 ︻宋︼趙師秀

   㮓

全宋詩

巻二八四一

︵第五四冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑有

約㮒︒今關他㮓宋詩選㮔︑小川㮓宋詩選㮔︑銭㮓選注㲃㮔︑山本

他㮓宋代詩詞㮔など︒◎

五一㮑閑居初夏午睡起二絶句㮒其一 ︻宋︼楊万里

(14)

   㮓全宋詩㮔巻二二七七︵第四二冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑初夏 睡起

㮒︒今關他

宋詩選

㮔︑小川

宋詩選

㮔︑川合

名詩選

︵ 下

︶㮔

︑ 佐

藤㮓

宋 詩 附 金

㮔︑

銭㮓

選 注

㲃㮔

︑ 松

枝㮓

名 詩 選

︵下︶㮔︑山本他㮓宋代詩詞㮔など︒◎

五二㮑三衢道中㮒 ︻宋︼曾幾

   㮓

全宋詩

巻一六五九

︵第二九冊︶

︒石川

夏の詩

㮔︑銭

㮓選注㲂㮔︑前野㮓宋詩鑑賞㮔など︒◯

五三㮑清昼㮒 ︻宋︼朱淑真

   㮓

全宋詩

巻一五八五

︵第二八冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑即

景㮒︒訳注未見︒ą

五四㮑初夏遊張園㮒 ︻宋︼戴復古

   㮓

全宋詩

巻二八一九

︵第五四冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑夏

日㮒︒石川㮓夏の詩㮔︑佐藤㮓漢詩をよむ㮔︵二〇一三前期︶

など︒○

五五㮑鄂州南楼書事四首㮒其一 ︻宋︼黄庭堅

   㮓全宋詩㮔巻九九六︵第一七冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑晩楼閒

坐㮒︒石川㮓漢詩をよむ㮔︵一九九二前期︶︑倉田㮓黄庭堅㮔

など︒◯ 五六㮑山亭夏日㮒  ︻唐︼高駢

   㮓全唐詩㮔巻五九八︒石川㮓鑑賞辞典㮔︑入谷㮓唐詩㮔︑小

川㮓晩唐㮔︑佐藤㮓漢詩をよむ㮔︵二〇一三前期︶︑前野㮓唐

詩鑑賞㮔︑松浦㮓解釈辞典㮔など︒◎

五七㮑四時田園雑興六十首㮒のうち㮑夏日田園雑興十二絶㮒其七

 ︻宋︼范成大

   㮓

全宋詩

巻二二六八

︵第四一冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑田

家㮒

︒今關他

宋詩選

㮔︑小川

宋詩選

㮔︑佐藤

漢詩をよ

む㮔︵二〇一三前期︶︑銭㮓選注㲃㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔︑

山本他㮓宋代詩詞㮔など︒◎

五八㮑郷村四月㮒 ︻宋︼翁巻

   㮓全宋詩㮔巻二六七三︵第五〇冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑村庄

即事㮒︒石川㮓春の詩㮔︑小川㮓宋詩選㮔︑銭㮓選注㲃㮔︑松枝

㮓名詩選︵下︶㮔など︒◎

五九㮑題張十一旅舎三詠㮒其一㮑榴花㮒 ︻唐︼韓愈

   㮓全唐詩㮔巻三四三︒㮓千家詩㮔旧本㮑題榴花㮒︒石川㮓春

の詩㮔︑柏木㮓聯珠詩格㮔︒○

六〇㮑村晩㮒 ︻宋︼雷震

   㮓全宋詩㮔巻三五九四︵第六八冊︶︒訳注未見︒ą

(15)

六一㮑書湖陰先生壁二首㮒其一  ︻宋︼王安石

   㮓全宋詩㮔巻五六六︵第一〇冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑茅簷㮒︒

今關他㮓宋詩選㮔︑川合㮓名詩選︵下︶㮔︑清水㮓王安石㮔︑銭

㮓選注㲁㮔︑前野㮓宋詩鑑賞㮔︑山本他㮓宋代詩詞㮔など︒◎

六二㮑金陵五題㮒其二㮑烏衣巷㮒 ︻唐︼劉禹錫

   㮓全唐詩㮔巻三六五︒㮓千家詩㮔旧本㮑烏衣巷㮒︒㮓唐詩三百

首㮔の他︑石川㮓鑑賞辞典㮔︑井波㮓名詩集㮔︑川合㮓名詩選

︵中︶㮔︑前野㮓唐詩鑑賞㮔︑松浦㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選

︵下︶㮔など︒◎

六三㮑渭城曲㮒 ︻唐︼王維

   㮓

全唐詩

巻一二八

︒㮓

千家詩

旧本

送使安西

㮒︒一に

㮑送元二使安西㮒︒㮓三体詩

㮔 㮓

唐詩三百首㮔の他︑石川㮓鑑賞

辞典㮔︑井波㮓名詩集㮔︑入谷㮓唐詩㮔︑小川他㮓王維詩集㮔︑

川合㮓名詩選︵中︶㮔︑都留㮓王維㮔︑前野㮓唐詩鑑賞㮔︑松浦

㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵中︶㮔など︒◎

六四㮑与史郎中欽聴黄鶴楼上吹笛㮒 ︻唐︼李白

   㮓

全唐詩

巻一八二

︒㮓

千家詩

旧本

題北榭碑

㮒︒㮓

唐詩

選㮔の他︑石川㮓鑑賞辞典㮔

︑武

部㮓李白上㮔

︑松

浦㮓李白㮔︑

向島㮓李杜の事典㮔など︒◎ 六五㮑題淮南寺㮒  ︻宋︼程顥

   㮓全宋詩㮔巻七一五︵第一二冊︶︒訳注未見︒ą

六六㮑入瑞巖道間得四絶句呈彦集充父二兄㮒其三  ︻宋︼朱熹

   㮓

全宋詩

巻二三八四

︵第四四冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑秋

月㮒︒宋元㮓朱子絶句㮔︒○

六七㮑七夕㮒 ︻宋︼楊朴

   㮓全宋詩㮔巻二十一︵第一冊︶︒訳注未見︒ą

六八㮑立秋日㮒 ︻宋︼劉翰

   㮓

全宋詩

巻二四一二

︵第四五冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑立

秋㮒︒石川㮓漢詩をよむ㮔︵二〇〇一前期︶︑井波㮓名詩集㮔︑

柏木㮓聯珠詩格㮔︒◯

   ※ 柏木㮓聯珠詩格㮔は作者を陳月窓︑詩題を㮑秋暁㮒と

する︒

六九㮑秋夕㮒 ︻宋︼杜牧

   㮓

全唐詩

巻五二四

︒㮓

千家詩

旧本

七夕

㮒︒㮓

三体詩

㮓唐詩三百首㮔の他︑石川㮓杜牧㮔︑佐藤㮓漢詩をよむ㮔︵二

〇一三前期︶︑松浦㮓杜牧㮔など︒◎

   ※ 㮓三体詩㮔は作者を王建とする︒

(16)

七〇㮑陽関詞三首㮒其三㮑中秋月㮒  ︻宋︼蘇軾

   㮓全宋詩㮔巻七九八︵第一四冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑中秋㮒︒

石川㮓蘇東坡㮔︑小川㮓蘇軾上㮔︑近藤㮓蘇軾㮔︑佐藤㮓漢詩

をよむ

㮔︵二〇一三年前期︶

︑銭

選注

㲂㮔

︑松枝

名詩選

︵下︶㮔など︒◎

七一㮑江楼旧感㮒 ︻唐︼趙嘏

   㮓

全唐詩

巻五五〇

︒㮓

千家詩

旧本

江楼有感

㮒︒㮓

唐詩

選㮔

︵詩題

江楼書感

㮒︶の他

︑石川

秋の詩

㮔︑小川

㮓晩

唐㮔

︑前野

唐詩鑑賞

㮔︑松浦

解釈辞典

㮔︑松枝

名詩選

︵下︶㮔など︒◎

七二㮑題臨安邸㮒 ︻宋︼林升

   㮓

全宋詩

巻二六七六

︵第五〇冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑西

湖㮒︒石川㮓冬の詩㮔︑松浦㮓名詩集㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔

など︒◯

七三㮑暁出浄慈送林子方二首㮒其二 ︻宋︼楊万里

   㮓

全宋詩

巻二二九六

︵第四二冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑西

湖㮒︒石川㮓漢詩をよむ㮔︵二〇〇一前期︶︒◯

七四㮑飲湖上初晴後雨二首㮒其二 ︻宋︼蘇軾

   㮓全宋詩㮔巻七九二︵第一四冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑湖上初 雨㮒︒石川㮓鑑賞辞典㮔︑井波㮓名詩集㮔︑今關他㮓宋詩選㮔︑

入谷㮓宋詩選㮔︑小川㮓蘇軾上㮔︑川合㮓名詩選︵下︶㮔︑近藤

蘇軾

㮔︑佐藤

宋詩附金

㮔︑銭

選注

㲂㮔

︑松浦

続解釈辞

典㮔︑前野㮓宋詩鑑賞㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔︑山本他㮓宋代

詩詞㮔など︒◎

七五㮑入直召対選徳殿賜茶而退㮒 ︻宋︼周必大

   㮓

全宋詩

巻二三二三

︵第四三冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑入

直㮒︒訳注未見︒ą

七六㮑夏日登車盖亭十絶㮒其四 ︻宋︼蔡確

   㮓全宋詩㮔巻七八三︵第一三冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑水亭㮒︒

訳注未見︒ą

七七㮑六月十六日宣鎖㮒 ︻宋︼洪咨䐿

   㮓

全宋詩

巻二八九六

︵第五五冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑禁

鎖㮒︒訳注未見︒ą

七八㮑寄王舎人竹楼㮒 ︻唐︼李嘉祐

   㮓全唐詩㮔巻二〇七︒㮓千家詩㮔旧本㮑竹楼㮒︒訳注未見︒

ą七九㮑紫薇花㮒 ︻唐︼白居易

(17)

   㮓

全唐詩

巻四四二

︒㮓

千家詩

旧本

直中書省

㮒︒石川

㮓夏の詩㮔︒◯

八〇㮑観書有感二首㮒其一 ︻宋︼朱熹

   㮓全宋詩㮔巻二三八四︵第四四冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑観書

有感㮒︒今關他㮓宋詩選㮔︵詩題㮑観書感興二首㮒︶︑宋元㮓朱

子絶句㮔︒◯

八一㮑観書有感二首㮒其二 ︻宋︼朱熹

   㮓

全宋詩

巻二三八四

︵第四四冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑泛

舟㮒︒今關他㮓宋詩選㮔︵詩題㮑観書感興二首㮒︶︑宋元㮓朱子

絶句㮔︒○

八二㮑冷泉㮒 ︻宋︼林稹

   㮓全宋詩㮔巻一〇三一︵第一八冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑冷泉

亭㮒︒訳注未見︒ą

八三㮑贈劉景文㮒 ︻宋︼蘇軾

   㮓全宋詩㮔巻八一五︵第一四冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑冬景㮒︒

石川㮓鑑賞辞典㮔︑小川㮓蘇軾下㮔︑近藤㮓蘇軾㮔︑佐藤㮓漢

詩をよむ㮔︵二〇一三後期︶︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔など︒◎

八四㮑楓橋夜泊㮒 ︻唐︼張継    㮓全唐詩㮔巻二四二︒㮓三体詩

㮔 㮓

唐詩選

㮔 㮓

唐詩三百首㮔の

他︑石川㮓鑑賞辞典㮔︑入谷㮓唐詩㮔︑川合㮓名詩選︵中︶㮔︑

前野㮓唐詩鑑賞㮔︑松浦㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔

など︒◎

八五㮑寒夜㮒 ︻宋︼杜耒

   㮓全宋詩㮔巻二八二三︵第五四冊︶︒石川㮓冬の詩㮔︵作者

は杜秉︶︑猪口㮓漢詩選㮔など︒◯

八六㮑霜月㮒 ︻唐︼李商隠

   㮓全唐詩㮔巻五三九︒川合㮓李商隠㮔︑高橋㮓李商隠㮔︒◯

八七㮑梅㮒 ︻宋︼王淇

   㮓全宋詩㮔巻三五二一︵第六七冊︶︒訳注未見︒ą

八八㮑奉酬䴆庵李侍郎五首㮒其二 ︻宋︼白玉蟾

   㮓

全宋詩

巻三一三八

︵第六〇冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑早

春㮒︒石川㮓漢詩をよむ㮔︵一九九六後期︶︒○

八九㮑梅花㮒 ︻宋︼盧梅坡

   㮓

全宋詩

巻三七四九

︵第七二冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑雪

梅㮒︒石川㮓冬の詩㮔︒○

(18)

九〇㮑梅花十絶㮒其九  ︻宋︼方岳

   㮓

全宋詩

巻三一九九

︵第六一冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑又

︵雪梅︶㮒︒石川㮓鑑賞辞典㮔︑猪口㮓漢詩選㮔︑柏木㮓聯珠詩

格㮔︒○

   ※ 㮓千家詩㮔旧本は作者を盧梅坡とし︑八九と連作とす

る︒

九一㮑絶句㮒 ︻宋︼牧童

   㮓全宋詩㮔巻一二八八︵第二二冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑答鍾

弱翁㮒︒石川㮓漢詩をよむ㮔︵一九九七前期︶︒ただし作者を

関名︑詩題を㮑牧童㮒とする︒△

   ※ 

この詩は

全唐詩

巻八五八にも見える

︒作者は呂

巖︒詩題は㮑牧童㮒︒

九二㮑泊秦淮㮒 ︻唐︼杜牧

   㮓

全唐詩

巻五二三

︒㮓

千家詩

旧本

秦淮夜泊

㮒︒㮓

三体

詩㮔 㮓

唐詩三百首㮔の他︑石川㮓鑑賞辞典㮔︑入谷㮓唐詩㮔︑

小川㮓晩唐㮔︑川合㮓名詩選︵下︶㮔︑前野㮓唐詩鑑賞㮔︑松浦

㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔など︒◎

九三㮑帰雁㮒 ︻唐︼銭起

   㮓全唐詩㮔巻二三九︒㮓三体詩

㮔 㮓

唐詩選㮔の他︑石川㮓春

の詩

㮔︑入谷

唐詩

㮔︑川合

名詩選

︵ 中︶

㮔︑前野

唐詩鑑

賞㮔︑松浦㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔など︒◎

九四㮑題峻極中院法堂壁㮒  ︻宋︼無名氏

   㮓

全宋詩

巻三七三七

︵第七一冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑題

壁㮒︒訳注未見︒ą

ˤ᜘ऺᝂ

  㮓千家詩㮔所収の七言律詩は合計四十八首︒そのうち唐詩は

二十四首︑宋詩は二十二首︑明詩は二首である︒

〇一㮑早朝大明宮呈両省僚友㮒 ︻唐︼賈至

   㮓全唐詩㮔巻二三五︒㮓千家詩㮔旧本㮑早朝大明宮㮒︒㮓唐詩

選㮔の他︑石川㮓王維㮔︒◎

〇二㮑奉和賈至舎人早朝大明宮㮒 ︻唐︼杜甫

   㮓全唐詩㮔巻二二五︒㮓千家詩㮔旧本㮑和賈舎人早朝㮒︒石

川㮓杜甫㮔︑下定他㮓杜甫全詩㮔第一冊︑吉川㮓杜甫詩注㮔

第五冊など︒◯

〇三㮑和賈舎人早朝大明宮作㮒 ︻唐︼王維

   㮓全唐詩㮔巻一二八︒㮓千家詩㮔旧本㮑和賈舎人早朝㮒︒㮓三

体詩

㮔 㮓

唐詩選

㮔 㮓

唐詩三百首㮔の他︑石川㮓王維㮔︒◎

(19)

〇四㮑奉和中書舎人賈至早朝大明宮㮒  ︻唐︼岑参

   㮓全唐詩㮔巻二〇一︒㮓千家詩㮔旧本㮑和賈舎人早朝㮒︒㮓三

体詩

㮔 㮓

唐詩選

㮔 㮓

唐詩三百首㮔の他︑石川㮓王維㮔︒◎

   ※ 石川㮓王維㮔は︑〇一〜〇四の四首をまとめて紹介し

ている︒

〇五㮑上元進詩㮒 ︻宋︼蔡襄

   㮓

全宋詩

巻三八八

︵第七冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

上元応

制㮒︒訳注未見︒ą

〇六㮑恭和御製上元観灯㮒 ︻宋︼王珪

   㮓

全宋詩

巻四九四

︵第九冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

上元応

制㮒︒訳注未見︒ą

〇七㮑侍宴安楽公主新宅応制㮒 ︻唐︼沈佺期

   㮓全唐詩㮔巻九六︒㮓千家詩㮔旧本㮑侍宴㮒︒㮓唐詩選㮔︒○

〇八㮑戯答元珍㮒 ︻宋︼欧陽修

   㮓

全宋詩

巻二九二

︵第六冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

答丁元

珍㮒

︒小川

宋詩選

㮔︑川合

名詩選

︵ 下︶

㮔︑佐藤

宋詩附

金㮔︑銭㮓選注㲁㮔︑前野㮓宋詩鑑賞㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔

など︒◎ 〇九㮑挿花吟㮒  ︻宋︼邵雍

   㮓全宋詩㮔巻三七〇︵第七冊︶︒佐藤㮓漢詩をよむ㮔︵二〇

一三後期︶︒〇

一〇㮑寄遠㮒  ︻宋︼晏殊

   㮓全宋詩㮔巻一七一︵第三冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑寓意㮒︒今

關他㮓宋詩選㮔︑小川㮓宋詩選㮔︑佐藤㮓宋詩附金㮔︑銭㮓選

注㲁㮔︵詩題㮑無題㮒︶︑前野㮓宋詩鑑賞㮔など︒◎

一一㮑寒食清明二首㮒其一 ︻宋︼劉克荘

   㮓

全宋詩

巻三〇四一

︵第五八冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑寒

食㮒︒訳注未見︒ą

   ※ 㮓千家詩㮔旧本は趙鼎の作とするが︑㮓全宋詩㮔の趙鼎

の部分には見えない︒

一二㮑清明㮒 ︻宋︼黄庭堅

   㮓全宋詩㮔巻九九六︵第一七冊︶︒荒井㮓黄庭堅㮔︒〇

一三㮑清明㮒 ︻宋︼高翥

   㮓全宋詩㮔巻二八五九︵第五五冊︶︒訳注未見︒ą

一四㮑郊行即事㮒 ︻宋︼程顥

   㮓全宋詩㮔巻七一五︵第一二冊︶︒今關他㮓宋詩選㮔︒○

(20)

一五㮑鞦韆㮒  ︻宋︼釈徳洪︵釈恵洪︶

   㮓全宋詩㮔巻一三三七︵第二三冊︶︒訳注未見︒ą

一六㮑曲江二首㮒其一 ︻唐︼杜甫

   㮓全唐詩㮔巻二二五︒㮓千家詩㮔旧本㮑曲江対酒㮒其一︒川

合㮓名詩選︵中︶㮔︑黑川㮓杜甫上㮔︑下定他㮓杜甫全詩㮔第

一冊︑松浦㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵中︶㮔︑向島㮓李杜

の事典㮔︑目加田㮓杜甫㮔︑吉川㮓杜甫詩注㮔第五冊など︒◎

一七㮑曲江二首㮒其二 ︻唐︼杜甫

   㮓全唐詩㮔巻二二五︒㮓千家詩㮔旧本㮑︵曲江対酒︶其二㮒︒

石川㮓鑑賞辞典㮔︑川合㮓名詩選︵中︶㮔︑黑川㮓杜甫上㮔︑下

定他㮓杜甫全詩㮔第一冊︑向島㮓李杜の事典㮔︑目加田㮓杜

甫㮔︑吉川㮓杜甫詩注㮔第五冊など︒◎

一八㮑黄鶴楼㮒 ︻唐︼崔顥

   㮓全唐詩㮔巻一三〇︒㮓三体詩

㮔 㮓

唐詩三百首㮔の他︑石川

㮓鑑賞辞典㮔︑入谷㮓唐詩の世界㮔︑川合㮓名詩選︵中︶㮔︑前

野㮓唐詩鑑賞㮔︑松浦㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵中︶㮔な

ど︒◎

一九㮑春夕㮒 ︻唐︼崔塗

   㮓全唐詩㮔巻六七九︒㮓千家詩㮔旧本㮑旅懐㮒︒㮓三体詩㮔の 他︑前野㮓唐代下㮔︒○

二〇㮑答李儋元錫㮒  ︻唐︼韋応物

   㮓全唐詩㮔巻一八八︒㮓千家詩㮔旧本㮑答李儋㮒︒㮓唐詩三百

首㮔︒○

二一㮑江村㮒 ︻唐︼杜甫

   㮓全唐詩㮔巻二二六︒㮓千家詩㮔旧本㮑清江㮒︒石川㮓鑑賞

辞典㮔︑川合㮓名詩選︵中︶㮔︑黑川㮓杜甫上㮔︑下定他㮓杜甫

全詩㮔第二冊︑中島㮓盛唐㮔前野㮓唐詩鑑賞㮔︑松浦㮓続解

釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵中︶㮔︑向島㮓李杜の事典㮔︑目加田

㮓杜甫㮔︑吉川㮓杜甫詩注㮔第九冊など︒◎

二二㮑夏日三首㮒其一 ︻宋︼張耒

   㮓

全宋詩

巻一一六九

︵第二〇冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑夏

日㮒︒訳注未見︒ą

二三㮑積雨䋷川荘作㮒 ︻唐︼王維

   㮓

全唐詩

巻一二八

︒㮓

千家詩

旧本

㮑䋷

川積雨

㮒︒㮓

三体

詩㮔 㮓

唐詩三百首㮔の他︑石川㮓王維㮔︑小川他㮓王維㮔︑都

留㮓王維㮔など︒◎

二四㮑東湖新竹㮒 ︻宋︼陸游

(21)

   㮓

全宋詩

巻二一五八

︵第三九冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑新

竹㮒︒鈴木㮓陸放翁㮔に訳注が見えるが︑やや生硬なもの︒

二五㮑夏夜宿表兄話旧㮒  ︻唐︼竇叔向

   㮓

全唐詩

巻二七一

︒㮓

千家詩

旧本

表兄話旧

㮒︒前野

㮓唐代下㮔︒◯

二六㮑秋日偶成二首㮒其二 ︻宋︼程顥

   㮓全宋詩㮔巻七一五︵第一二冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑偶成㮒︒

猪口㮓漢詩選㮔︑今關他㮓宋詩選㮔︒◯

二七㮑遊月陂㮒 ︻宋︼程顥

   㮓

全宋詩

巻七一五

︵第一二冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

遊月

殿㮒︒石川㮓漢詩をよむ㮔︵一九九六後期︶︒◯

二八㮑秋興八首㮒其一 ︻唐︼杜甫

   㮓全唐詩㮔巻二三〇︒㮓千家詩㮔旧本㮑秋興㮒︒㮓唐詩選㮔の

他︑石川㮓

鑑賞辞典

㮔︑川合

名詩選

︵中︶

㮔︑黑川

杜甫

上㮔

︑下定他

杜甫全詩

第三冊

︑前野

唐詩鑑賞

㮔︑松浦

㮓解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵中︶㮔︑向島㮓李杜の事典㮔︑目

加田㮓杜甫㮔など︒◎ 二九㮑秋興八首㮒其三  ︻唐︼杜甫

三〇㮑秋興八首㮒其五  ︻唐︼杜甫

三一㮑秋興八首㮒其七  ︻唐︼杜甫

   二九︑三〇︑三一はいずれも㮓全唐詩㮔巻二三〇︒㮓千家

詩㮔旧本は二九が㮑秋興㮒︒三〇と三一が㮑又㮒︒㮓唐詩選㮔

の他

︑黑川

杜甫上

㮔︑下定他

杜甫全詩

第三冊

︑向島

㮓李杜の事典㮔︑目加田㮓杜甫㮔など︒◎

三二㮑黄巖舟中㮒 ︻宋︼白玉蟾

   㮓全宋詩㮔巻三一三七︵第六〇冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑月夜

舟中㮒︒石川㮓漢詩をよむ㮔︵一九九六後期︶︒ただし作者は

戴復古︒○

   ※ 㮓千家詩㮔旧本は戴復古の作とする︒

三三㮑長安晩秋㮒 ︻唐︼趙嘏

   㮓

全唐詩

巻五四九

︒㮓

千家詩

旧本

長安秋望

㮒︒㮓

三体

詩㮔︵詩題㮑長安秋夕㮒︶の他︑小川㮓晩唐㮔︑前野㮓唐詩鑑

賞㮔︒○

三四㮑秋㮒 ︻宋︼孫僅

   㮓

全宋詩

巻一〇九

︵第二冊︶

︒ただし前半のみ

︒㮓

千家

(22)

詩㮔旧本㮑新秋㮒︒訳注未見︒ą

   ※ この詩︑㮓千家詩㮔旧本は杜甫の作とするが︑杜甫の

詩集には見えず︑下定他㮓杜甫全詩㮔にも見えない︒南

宋・劉克荘の撰とされる㮓分門纂類唐宋時賢千家詩選㮔

︵㮓後村千家詩㮔︶は前半四句のみを収録し︑北宋・孫僅

の作としており︑㮓全宋詩㮔もこれに依拠している︒

三五㮑中秋㮒 ︻宋︼李朴

   㮓全宋詩㮔巻一二七五︵第二二冊︶︒訳注未見︒ą

三六㮑九日藍田崔氏荘㮒 ︻唐︼杜甫

   㮓全唐詩㮔巻二二四︒㮓千家詩㮔旧本㮑九日藍田会飲㮒︒石

川㮓鑑賞辞典㮔︑川合㮓名詩選︵中︶㮔︑黑川㮓杜甫上㮔︑下定

他㮓杜甫全詩㮔第一冊︑松浦㮓解釈辞典㮔︑向島㮓李杜の事

典㮔︑目加田㮓杜甫㮔︑吉川㮓杜甫詩注㮔第三冊など︒◎

三七㮑秋思㮒 ︻宋︼陸游

   㮓全宋詩㮔巻二二〇〇︵第四〇冊︶︒訳注未見︒ą

三八㮑南隣㮒 ︻唐︼杜甫

   㮓全唐詩㮔巻二二六︒㮓千家詩㮔旧本㮑与朱山人㮒︒下定他

㮓杜甫全詩㮔第二冊︑吉川㮓杜甫詩注㮔第九冊︒◯ 三九㮑聞笛㮒  ︻唐︼趙嘏

   㮓全唐詩㮔失収︒訳注未見︒ą

   ※ 

この詩

︑㮓

千家詩

旧本は趙嘏の作として収録する

が︑少なくとも㮓全唐詩㮔には見えない︒

四〇㮑初冬㮒 ︻宋︼劉克荘

   㮓

全宋詩

巻三〇八一

︵第五八冊︶

︒㮓

千家詩

旧本

㮑冬

景㮒︒訳注未見︒ą

四一㮑小至㮒 ︻唐︼杜甫

   㮓全唐詩㮔巻二三一︒㮓千家詩㮔旧本㮑冬景㮒︒下定他㮓杜

甫全詩㮔第四冊︒◯

四二㮑山園小梅二首㮒其一 ︻宋︼林逋

   㮓全宋詩㮔巻一〇六︵第二冊︶︒㮓千家詩㮔旧本㮑梅花㮒︒石

川㮓

鑑賞辞典

㮔︑今關他

宋詩選

㮔︑入谷

宋詩選

㮔︑小川

宋詩選

㮔︑川合

名詩選

︵下︶

㮔︑佐藤

宋詩附金

㮔︑前野

㮓宋詩鑑賞㮔︑松浦㮓続解釈辞典㮔︑松枝㮓名詩選︵下︶㮔︑山

本他㮓宋代詩詞㮔など︒◎

四三㮑左遷至藍関示姪孫湘㮒 ︻唐︼韓愈

   㮓全唐詩㮔巻三四四︒㮓千家詩㮔旧本㮑自詠㮒︒石川㮓鑑賞

辞典㮔︑清水㮓韓愈㮔︑前野㮓唐詩鑑賞㮔︑松浦㮓解釈辞典㮔︑

(23)

松枝㮓名詩選︵下︶㮔など︒◎

四四㮑題襄陽府九華寺壁㮒  ︻宋︼北来人

   㮓全宋詩㮔失収︒㮓千家詩㮔旧本㮑干戈㮒︒訳注未見︒ą

   ※ この詩は㮓全宋詩輯補㮔︵黄山書社︑二〇一六︶第十

一冊に収録されている︒

四五㮑帰隠㮒 ︻宋︼陳摶

   㮓全宋詩㮔巻一︵第一冊︶︒訳注未見︒ą

四六㮑山中寡婦㮒 ︻唐︼杜荀鶴

   㮓全唐詩㮔巻六九二︒㮓千家詩㮔旧本㮑時世行㮒︒松浦㮓名

詩集㮔︑吉川他㮓唐詩選㮔︒◯

   ※ 吉川他㮓唐詩選㮔は︑明・李攀龍の撰とされる同名の

書物とは内容が異なる︒

四七㮑送天師㮒 ︻明︼寧献王

   訳注未見︒ą

四八㮑送毛伯温㮒 ︻明︼世宗

   訳注未見︒ą

  ※ 

四七

︑四八の二首は明詩とされているが

︑少なくとも

清・銭 せんけんえきの㮓

列朝詩集

および清

・朱

しゅそんの㮓

明詩

綜㮔には収録されていない︒インターネット上の漢籍検

索サイト㮓国学大師㮔によれば︑旧時の通俗小説の文中

に挿入された詩のようであり︑作者の信憑性についても

疑問が残る︒

  ついでながら︑㮓千家詩㮔所収の五言の作品にも簡単に触れ

ておこう︒五言絶句はすべて㮓唐詩選㮔と重複しており︑五言

律詩は杜甫の二首を除き︑他はすべて㮓唐詩選㮔と重複してい

る︒重複していない杜甫の詩は㮑陪諸貴公子丈八溝携妓納涼晩

際遇雨二首㮒であるが︑これらは下定他㮓杜甫全詩㮔第一冊お

よび吉川㮓杜甫詩注㮔第二冊︵岩波書店︑二〇一三︶に訳注が

見える︒すなわち︑㮓千家詩㮔の五言の部分に収録されている

詩は︑これですべて訳注が揃ったことになる︒

ᝩ౼ፀ౓Ɂґ౏

  以上の作業を経て︑㮓千家詩㮔所収作品の日本における紹介

状況を︑ほぼ確認することができた︒是非とも押さえておくべ

き主要な文献は一通り確認したつもりであるが︑なおも調査に

不十分な点があるかも知れない︒もし決定的な遺漏があれば︑

是非ご教示いただきたい︒

  まず七言絶句について︒唐詩三十三首のうち︑㮓三体詩

㮔 㮓

詩選

㮔 㮓

唐詩三百首㮔のいずれかに収録されている詩は十九首

(24)

を占めて

︒詳しく見るならば

︑㮓

三体詩

十三首

︑㮓

唐詩

選㮔八首︑㮓唐詩三百首㮔八首となり︑㮓三体詩㮔との重複が最

も多い︒残りの詩もおおむね名作であり︑大半の作品が◎また

は◯となっている︒若干の例外として︑高蟾㮑下第後上永崇高

侍郎㮒は柏木㮓聯珠詩格㮔以外に見いだすことができず△︑李

嘉祐㮑寄王舎人竹楼㮒はまったく訳注を見いだすことができず

ą︒いずれも唐代ではマイナーな詩人の作品である︒

  これに対し宋詩六十一首の場合︑数量が多いことに加え作品

が玉石混淆なためもあり︑紹介の程度にかなりのばらつきが見

られる︒銭鍾書㮓宋詩選注㮔所収の作品は十首︑松浦㮓続鑑賞

辞典㮔は司馬光と蘇軾の合計三首を収録︑また朱熹の四首も単

独の訳注がある︒この他︑NHKの漢詩テキストなどでもかな

りの程度個別に紹介されてはいるのだが︑それでも◎と◯をあ

わせても三十三首と約半数にとどまり︑△が四首︑ąが二十四

首と︑約四割の詩がほとんど紹介されないままになっている︒

  次に︑七言律詩について︒唐詩二十四首のうち︑㮓三体詩㮔

㮓唐詩選

㮔 㮓

唐詩三百首㮔のいずれかに収録されている詩は十三

首を占めている

︒詳しく見るならば

︑㮓

三体詩

六首

︑㮓

唐詩

選㮔八首︑㮓唐詩三百首㮔五首となり︑㮓唐詩選㮔との重複が最

も多い︒残りの詩もおおむね名作であり︑大半の作品が◎また

は◯となっている︒唯一の例外は趙 ちょうの作とされる一首で︑

まったく訳注を見いだすことができずą︒あるいは趙嘏の作風

を模倣した後世の偽作なのかも知れない︒   宋詩二十二首は︑絶句の場合と同様︑紹介の程度にかなりのばらつきが見られる︒林逋︑晏殊︑欧陽修らの作品は紹介される機会にめぐまれており︑特に林逋の詩は松浦㮓続解釈辞典㮔

にも収録されているが︑◎と◯をあわせても九首にとどまり︑

△が一首︑ąが十二首︒過半数の作品がほとんど紹介されない

ままになっている︒

  以上を要するに︑㮓千家詩㮔の七言部分については︑唐詩の

場合は若干の例外を除いてほとんどの詩がすでに紹介されてい

るのに対し︑宋詩の場合は絶句・律詩のいずれも︑まだ紹介さ

れていない作品が少なくないことがわかった︒

ɑȻɔ

  かつて︑私は㮓千家詩㮔所収の作品すべての訳注を作ること

を夢見ていた時期があった︒しかし時の流れと共に︑徐々に考

えが変わって行った︒時間をかければ全詩の訳注を作ることは

不可能ではないかも知れないが︑仮にできたとして︑果たして

どれほどの意味があるであろうか︒何と言っても︑五言の部分

はほとんどが㮓唐詩選㮔と重複しているので︑今さら新しい訳

注を作ってもあまり意味がない︒となると︑残るは七言の部分

であるが

︑これとて今さら紹介するまでもない詩が少なくな

い︒そこで︑これまで宋詩を中心に研究を続けて来た私として

は︑㮓千家詩㮔七言部分のうち︑まだ訳注の存在しない宋詩の

参照

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