共謀罪と刑事手続
亀−井 源太郎
自次 1 捜査と共謀共同正犯
1 はじめに 2 公訴と共謀共同正犯
n コンスピラシーの訴追 三 公判手続と共謀共同正犯
一 アメリカ合衆国におけるコンスピラシーの概念 1 訴因と求釈明
ニ コンスピラシーをめぐる手続法上の問題 2 共謀の立証
1 裁判地 3 共謀の証明の程度と判示方法
2 コ・コンスピラターの供述と伝聞法則 W 展望・共謀罪と手続法
3 ゆるやかな関連性の基準による情況証拠の許容 一 コンスピラシー概観が示唆するもの
4 併合審理 1 手続的﹁優遇措置﹂と共謀罪
三 小括 2 裁判地と共謀罪
m 共謀共同正犯の訴追 3 伝聞法則と共謀罪
一 ﹁事件処理の便宜化・簡易化﹂ 4 ゆるやかな関連性の基準による情況証拠の許容と共謀罪
二 捜査および公訴 5 併合審理と共謀罪
共謀罪と刑事手続 ︵都法四十八−一︶ 一一九
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二 共謀共同正犯概観が示唆するもの 3 公判手続と共謀罪
1 捜査と共謀罪 V まとめにかえて
2 公訴と共謀罪 −共謀罪創設による刑事手続へのインパクト
1 はじめに
いわゆる共纂﹁飢誕﹂を巡る議論が盛んである・言うまでもなく・この議論は・いわゆる国連国際犯罪轟籍
にともなう国内法を整備しようとする﹁犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の
一部を改正する法律案﹂による共謀罪創設に関するものである︒ この法案を巡っては︑すでに多くの論稿が存在する︒しかしながら︑多くの論稿の焦点は︑その実体法的側面に集 中しているように思われる︒このことは︑もちろん︑ある意味で当然のことである︒同法案のうち︑共謀罪に関する
部分は︑実体法の面についてのみ言及するからである︒しかしながら︑同法案を評価するためには︑共謀罪創設の意
味を手続法の観点からも すなわち︑共謀罪という実体法規定を創設することが刑事手続にどのようなインパクト
を与えるのかという観点からも 検討せねばならない︒
そこで︑本稿では︑共謀罪創設を巡る手続法上の問題を検討する︒
なお︑本稿執筆段階︵二〇〇七年三月︶では同法案は審議中であり︑議論の前提となる法案の内容や審議の状況は
流動的である︒このため︑本稿は︑法案の文言についての検討や︑立法を巡る経緯の記録・検討は目的としていない︒
むしろ︑本稿は︑共謀罪を広く処罰する規定を創設することによる刑事手続に対するインパクトを概観し︑この問題
に関する考え方を整理しようとするものである︒
また︑言うまでもないことだが︑本稿が共謀罪の有する手続法へのインパクトを検討することは︑本稿が︵本稿執
筆段階において︶共謀罪創設を既定路線であると考えていることと同義ではない︒﹁ある法案の是非﹂あるいは﹁あ
る制度の是非﹂を検討する際︑﹁そのような法制度が導入された場合に︑実体法・手続法それぞれの面でどのような
影響が及ぶか﹂を︑個別の点について仔細に考察するのでなければ︑﹁検討﹂は単なる直観的.感覚的判断に陥って ︵7︶ しまうからである︒
︵1︶ 本稿では︑便宜的に︑﹁コンスピラシー﹂という語はアメリカ合衆国におけるそれを指し︑﹁共謀罪﹂という語はわが国に おいて今般創設されようとしているそれを指すこととする︒
︵2︶ もちろん︑わが国にも︑すでに陰謀を処罰する犯罪類型は存在する︒ここでカギ括弧付きで﹁創設﹂と記したのは︑全く 新しく共謀罪を処罰する犯罪類型を作り出すことではなく︑一定の条件付ではあるが︑従来よりも広範かつ一般的に処罰を 早期化させることを意味する︒以下︑とくにカギ括弧を付さない場合も︑この意味での﹁創設﹂を意味する︒
︵3︶ 国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約a巳⑦ユZ註8°・Oo口くΦロ江oo﹄・e巴5桿ゴ芦ω§8芦巴○偏目冒豊ひユ日①︶︒ ︵4︶ 藤井剛﹁越境性を要件としない共謀罪立法は国際的合意に基づいているか﹂季刊刑事弁護三三号︵二〇〇三年︶一八頁以 下︑松宮孝明﹁実体刑法とその﹃国際化﹄−またはグローバリゼーション に伴う諸問題﹂法律時報七五巻二号︵二〇 〇三年︶二五頁以下︑同﹁﹃共謀罪﹄および国際組織犯罪対策のための刑事立法の動向﹂法学セミナー五九〇号︵二〇〇四
年︶六〇頁以下︑海渡雄一‖大塚明﹁﹃共謀罪﹄新設の危険性 国会審議にむけて ﹂自由と正義五五巻一〇号︵二〇
〇四年︶四四頁以下︑宮島尚史﹁共謀行為独立化罪︵案︶の違憲無効 沿革と現時点の内外の政治状況から見て内容およ
び運用の人権否定−﹂学習院大学法学会雑誌四〇巻一号︵二〇〇四年︶一頁以下︑浅田和茂﹁共謀罪立法化の動きと問題 点﹂季刊刑事弁護四四号︵二〇〇五年︶八頁以下︑足立昌勝︵監修︶﹃共謀罪と治安管理社会﹄︵二〇〇五年︶︑同﹁日本に
おける組織犯罪の現状と対策﹂広渡清吾ほか編﹃小田中聰樹先生古稀記念論文集民主主義法学・刑事法学の展望︵上︶刑事 訴訟法・少年法と刑事政策﹄︵二〇〇五年︶六三九頁以下︑同﹁刑法を変容させる共謀罪﹂法律時報七八巻四号︵二〇〇六
年︶一頁以下︑中山研一﹁﹃共謀罪﹄法案の何が問われているのか﹂世界七四六号︵二〇〇五年︶五六頁以下︑平川宗信﹁人
共謀罪と刑事手続 ︵都法四十八ー一︶ 一二一
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権と刑法の原則を危うくする﹃共謀罪﹄法案﹂ヒューマンライツニ〇三号︵二〇〇五年︶一二頁以下︑宮本弘典﹁﹃安全な 社会﹄のパラドクス ﹃共謀﹄処罰化への動きをめぐって﹂関東学院法学一四巻三11四号︵二〇〇五年︶一九五頁以下︑
内海朋子﹁刑法の話題・共謀罪立法﹂法学セミナー六一六号︵二〇〇六年︶三六頁以下︑海渡雄一﹁国際︵越境︶組織犯罪
防止条約からみた共謀罪規定の問題点﹂季刊刑事弁護四五号︵二〇〇六年︶一五二頁以下︑小早川義則﹁いわゆる﹃共謀罪﹄ とコンスピラシー︵一︶︑︵二︶﹂名城ロースクール・レビュー三号︵二〇〇六年︶四一頁以下︑同四号︵二〇〇六年︶四四
頁以下︑椎橋隆幸﹁共謀罪を巡って﹂中央ロー・ジャーナルニ巻四号︵二〇〇六年︶一二四頁以下︑新屋達之﹁刑法理論と 共謀罪﹂法と民主主義四〇八号︵二〇〇六年︶五四頁以下︒
また︑拙稿﹁コンスピラシーの訴追ーコンスピラシー研究序説﹂都法四五巻一号︵二〇〇四年︶一三三頁以下において
も一定の言及をした︒
︵5︶ もちろん︑手続法上の問題に焦点を当てた重要な論稿も存する︒小早川・前掲注︵4︶﹁︵一︶﹂︑﹁︵二︶﹂がそれである︒
︵6︶ 同様の問題意識から︑正犯と共犯の区別︑とりわけ︑共同正犯と狭義の共犯の区別について検討したものとして︑拙著﹃正
犯と共犯を区別するということ﹄︵二〇〇五年︶︒同書では︑実体法と手続法の両領域に配慮しながら問題を解き明かす手法 を︑具体的な問題との関係で一定程度示したつもりである︒ ︵7︶ 念のために付言すれば︑拙稿・前掲注︵4︶一七六頁以下や︑日本刑法学会第八四回大会におけるワークショップで話題提
供者として私が披渥したスタンスにいささかの変更もない︒なお︑当該ワークショップのオーガナイザーによる紹介として
京藤哲久﹁共謀罪﹂刑法雑誌四六巻二号︵二〇〇七年︶二七〇頁以下がある︒
皿 コンスピラシーの訴追
本章では︑共謀罪と同様に複数の者の合意を処罰するアメリカ合衆国のコンスピラシーにつき︑その手続面に重点
を置いて︑従来の議論を整理することとする︒これによって︑共謀罪創設を検討する際のポイントを明らかにする︒
一 アメリカ合衆国におけるコンスピラシーの概念
︵8︶ ここでは︑以下の議論に必要な限りで︑アメリカ合衆国法におけるコンスピラシーの概念について概観する︒
コンスピラシーは︑コモン・ロー上は︑﹁二名以上の者による︑不法な行為若しくは不法な手段による合法な行為
を為すための結合︵①8目げ芦注80㊦薯①巾昌苔o自日o苫廿oぱ8︒・♂§oユ旨﹁日⑦唇壱oω而ohユo芦oqm嘗臼ふ5c巳§一
①臼o﹃三§ご臼ξ已巳き一日而餉5°・︶﹂と定義され︑諸法域の制定法もしばしばこの定義に従ってきた︒また︑連邦
法も︑コンスピラシーとは︑連邦法に違反するあらゆる犯罪の遂行を企て︑若しくは︑連邦に対して欺岡︵△o時①昆︶ 行為を働くことを共謀することであるとする︒
このようなコンスピラシーの本質︵牲ω︷︶は︑﹁二名以上の者の合意︵§§o日o暮ぴo苔mo⇒苔oo﹃日08駕︹
°・
緒ケω︶﹂であるが︑この合意は︑他の領域におけるそれよりも緩やかに認められる︒単なる黙示の了解︵声o芭でも
足り︑要式行為でもなく︑明白にコミュニケイトしたことも必要ない︒さらに︑互いに直接の関係︵ユ窪巨ぬ︶を欠
いても合意に至りうるので︑互いに相手が誰だか知らなくとも︑計画全体を詳細に知らなくとも︑当初から計画 ︵10︶ ︵︒力合⑦日而︶の中にいなくても︑合意を形成しうる︒
また︑コンスピラシーには︑その主観面として︑合意する意図︵巨①暮86⑦①︶︑及び︑目的を達成する意図︵日
叶o巨8①o宮o<⑦o宮oo穿①︶が要求される︒すべてのコンスピラシーは合意を含み︑複数の関与者が合意しようとする
意図が必要だが︑この意図は﹁倫理的な内容を伴わない︵..註浮O自﹇日O邑OO口けO口叶︑﹀︶﹂ので︑関与者がその合意によっ
て何を達成しようとしているかが重要であり︑コンスピラシー法によって規制された目的を達成しようとする共通意 ︵11︶ 図がある場合のみ有責とされる︒
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さらに︑現在︑多くの州法や連邦法の一般コンスピラシー規定は︑合意と意図に加え︑オーバート・アクトを要求
する︒コモン・ロー上は︑合意成立さえあれば︑それだけでコンスピラシーとして処罰可能であったが︑現在では︑
﹁コンスピラターのうちの一名が︑コンスピラシーを促進へと前進させたこと︵o器︒パ仔而08貿日§ω﹇o筈ωo日o
°・
y唱8巨尋氏夢Φoo旨゜・巳①o司︶﹂の証明が必要とされるのである︒このオーバート・アクトが要求される理由は︑
「『 槙Yコンスピラシーが進行中であり︵夢060口゜・豆日口尻讐≦♀オ︶﹄︑⁝⁝計画が単にコンスピラターの心中にとど
まっているのでもなければ︑完全に作戦が完遂され︑もはや存在しないものでもないと︑明確に示すこと﹂にあるが︑
実際には︑オーバート・アクトは︑かなりゆるやかに︑その存在が肯定される︒﹁オーバート・アクトは︑コンスピ
ラターの微々たる行為で足り﹂︑﹁目的達成から遠く離れたものであってもかまわない﹂とされるように︑合意が成立 ︵12︶ したが︑目的が達成されなかった場合︑事実上︑あらゆる行為がオーバート・アクトの要件を満たしうるのである︒
︵8︶ 詳細については︑拙稿﹁コンスピラシーの訴追 コンスピラシー研究序説﹂都法四五巻一号︵二〇〇四年︶=三二頁以
下参照︒また︑コンスピラシーに関する先行研究については︑同論文一三四頁以下注︵1︶に引用したものを参照されたい︒
︵9︶ 拙稿・前掲注︵8︶二二六頁︒
︵10︶ 拙稿・前掲注︵8︶二二七頁以下︒
︵11︶ 拙稿・前掲注︵8︶一四四頁以下︒
︵12︶ 拙稿・前掲注︵8︶一四⊥ハ頁以下︒
ニ コンスピラシーをめぐる手続法上の問題
このようなアメリカ合衆国におけるコンスピラシーは︑しばしば︑訴追者にアドバンテージを与えるものと評価さ
れて主超・このため・コンスピラシよの批判も・以下に魏するように・コンスピフシ|訴追の手霊に対し強く
︵15︶ なされてきた︒
1 裁判地
アメリカ合衆国におけるコンスピラシーの訴追は︑犯罪が遂行されたとされる場所で裁判を受ける権利を保障する 合衆国憲法修正6条との関係が問題となる︒この権利は︑遠隔地で起訴された場合に生ずる不公正さ・困難さから被 ロ 告人を保護するための非常に重要なものと考えられている︒
判例は︑裁判地を︵コンスピラシーの﹁本質︵笹ω﹇︶﹂である︶合意が為された場所でなくともよいとする︒合意
の場所を証明するのはしばしば困難なので︑オーバート・アクトが為された場所でもよいとするので五馳︒このた
め︑裁判地となり得る場所が無限に広がってしまう危険もある︒オーバート・アクトはゆるやかにその存在が肯定さ
れるため︑裁判地たり得る場所は限りなく無限に広がってしまいかねず︑被告人に不便な裁判地を選ぶことが可能に ︵19︶ なってしまいかねないのである︒
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2 コ・コンスピラターの供述と伝聞法則
アメリカ合衆国のコンスピラシーの立証に際しては︑コ・コンスピラターの供述の利用が問題となる︒
すでにわが国でも詳細に紹介されているよ逗・ヲコンスピラタL供述は︑伝聞例外もしくは非伝聞として扱 ︵22︶ われている︒
伝聞証拠一般の許容性は︑供述不能及び独立の﹁信用性の兆候︵芦窪o富oパ﹁合各巨ロ︶﹂の二つのテストによって判
断さ竃・しかし・コ゜コンスピラターによる供述については︑連邦最高裁はこのル←を破棄し︑原供述者たるコ・
コンスピラターの供述蕊も・提供される供述の信用性についての独立の轟も不要として奉
連邦証拠規則も︑同様に︑﹁供述が一方当事者に対し不利なものとして提出され﹂︑﹁関与者中の一名であるコ.コ
ンズピラターによる供述が︑コンスピラシーの過程において︑コンスピラシーを促進するものとして行われたもので
あるとき﹂二当該供述は伝聞ではないLと嘉・すなわち・る︶コンスピラシふ存在し︑被告人がそれに関与し︑
︵2︶関連する伝聞供述及び被告人が同一のコンスピラシーに属し︑︵3︶供述がコンスピラシーの過程で為され︑︵4︶供
述がコンスピラシ6促進として為さ羅L場A︒に・ヲコンスピラタあ供述は伝聞証拠ではないとされるのであ
る︒ コ・コンスピラター供述の許容性を決定する手続においては︑裁判所は供述そのものの内容をも検討し得るが︑独
立証璽§而︒曇①邑゜目8︶を検討せねばならな曜・しかし・多くの巡回裁判優︑妻審は連邦証拠規則八・ ぬ 一条︵d︶が要求する証明以前にコ・コンスピラターによる供述を許容し得るとし︑さらに︑この供述を陪審員不在で
個別に審理することは重要でなく︑許容の前提となる要件の証明に失敗した場合︑それらの証拠を無視するように説
︵32︶ 示すれば︑偏見を排除するのに十分とする︒さらに︑連邦最高裁は︑これらの諸要素の証明は証拠の優越で足りると
︵33︶ する︒このため︑コ・コンスピラターの供述の伝聞例外としての許容も︑検察官を有利にするものと考えられてい
︵34︶
る︒
さらに︑この例外的許容は 理論上検察官に有利に働くのみならず 実際にも広く解釈されがちである︒
行為もしくは供述がコンスピラシーを促進することという要件は︑しばしば︑広く適用され︑その結果︑コンスピ
︵35︶ ︵36︶ ︵37︶ ラシーとわずかな関係があるに過ぎないものが証拠として許容される︒コンスピラシーの形成以前もしくは終了以後 ︵38︶ に為された供述が許容された例もある︒また︑新メンバーの加入は新しいコンスピラシーを形成しないという理由か ︵93︶ ら︑あるコンスピラターによる供述は︑既存のグループに後から加わった者に対しても許容される︒また︑コンスピ
ラシーに関与した参加者がコンスピラシーの主要な点と概括的な目的を認識している限り︑当該コンスピラシーを促
進する計画の細部に関係する供述は︑供述されている行為について特別な知識を有していない関与者に対しても︑許
︵40︶ 容される︒このような例外的許容は︑﹁コンスピラシーの伝聞例外は︑しばしば︑合理的な範囲を超えて適用されて
︵41︶ いる﹂とされる︒
3 ゆるやかな関連性の基準による情況証拠の許容
︵42︶ コンスピラシーの諸要素は︑合理的な疑いを容れない程度に証明されなければならない︒しかし︑その証明は︑情
況証拠のみによるものでもよいとされるのみならず︑これらの証拠は︑しばしば︑よりゆるやかな関連性の基準に
︵43︶ よって許容される︒
共謀罪と刑事手続 ︵都法四十八ー一︶ =一七
一二八
たとえば︑﹁隠遁︵oり69⑦自︶と隠匿︵8口o①巴日⑦旦は︑コンスピラシーの成功の主たる特徴である︒それが完全
に為されれば為されるほど︑犯罪が成功する︒それゆえ︑法は︑正当にも︑そのすべての詳細もしくは他者の関与に
対する認識についての証拠を要求せずに︑計画の本質とそれへの関係︵︒8口⑦6己8︒・︶が十分に明らかにされた者を
有罪とする余地を許容した︒さもなければ︑発見の困難さのみならず︑証明における確実性の困難さ︑抗弁との相関
的な証明︵8q⑦冨旨ぬ胃oobの困難さは︑克服し難いものとなり︑コンスピラターは巧に無罪になってしまうだろ
︵44︶