1
[2015 広島大]
を自然数とする。 , , , , の 人が 個のボールをパスし続ける。最初に がボールを持っていて, は自分以外の誰かに同じ確率でボールをパスし,ボールを受 けた人は,また自分以外の誰かに同じ確率でボールをパスし,以後同様にパスを続ける。
回パスしたとき, がボールを持っている確率を とする。ここで,たとえば,
の順にボールをパスすれば, 回パスしたと考える。
, , , を求めよ。
を求めよ。
解説
最初に は , , , の 人の誰かに同じ確率でボールをパスするから, 回パ スしたとき, がボールを持っている確率 は
回パスしたとき, がボールを持っているのは, 回目のパスの後に 以外の誰かが ボールを持っていて,その人が 回目のパスで にパスする場合である。
回目のパスの後に 以外の誰かがボールを持っている確率,すなわち, がボールを 持っていない確率は
回目のパスの後にボールを持っている人が にパスする確率は であるから
回パスしたとき, 回パスしたときも同様に考えて
より すなわち
これを変形すると また
よって,数列 は初項 ,公比 の等比数列であるから
したがって
2
[2011 神戸大] 集合と命題
となる実数 , に対して, を満たす実数 全体の集合を , で表す。
このとき, , と は同値である。 , , , を実数とする。
, かつ , ならば,
,
が成り立つことを示せ。
, かつ , ならば,
,
が成り立つことを示せ。
実数 , に対して,
, のとき のとき
, のとき
のとき
と定める。 とするとき, , かつ , ならば,
, , ,
が成り立つことを示せ。
解説
, , , のとき …… ①, …… ② ①,② から
すなわち ,
② より …… ② ①,② から
すなわち ,
, , , ならば ,
のとき, であるから, の各辺に を掛けると …… *
* の がとりうる値の範囲は
のとき, より のとき, より よって, のとき
のとき すなわち ,
また, * の がとりうる値の範囲は のとき, より のとき, より よって, のとき
のとき
すなわち ,
以上から , ,
したがって , , ,
-1-
3
[2015 京都大] 整式の乗除
, , , , を正の有理数として整式 , を考える。
すべての正の整数 に対して は整数であるとする。このとき, は で割 り切れることを示せ。
解説
次式 を 次式 で割った商を ,余りを とおくと, , , は有理数
であり …… ①
このとき, を示せばよい。
であると仮定する。① の両辺を で割ると
を正の整数として, を代入すると
…… ②
ここで, , は有理数であるから,互いに素な整数 と , と , を用いて , と表せる。② に代入して
整理すると
…… ③
仮定より, は整数であるから,③ の左辺は整数である。
よって, も整数である。
また, , , であるから,すべての正の整数 に対して ,すなわち, …… ④
である。
一方で, であり, となる正の整数 に対して
すなわち, となる。
これは ④ に矛盾する。
したがって, であり, は で割り切れる。
4
[2019 大阪大] 領域
平面において,連立不等式 , , の
表す領域を とする。
を図示せよ。
点 , が領域 を動くとき, の最大値と最小値を求めよ。
解説