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2007-018 タ イ ト ル

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Academic year: 2021

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提供者名 福岡県工業技術センター 整 理 番 号

2007-018

タ イ ト ル

ガン細胞を特異的に破壊する新規タンパク質およびそれをコードする遺伝子

技 術 分 野 利 用 分 野 ・ 適 用 製 品 情 報 メ モ

□電 機 ・ 電 子 □機 械 ・ 加 工

□情 報 ・ 通 信 □化 学 ・ 薬 品

□有 料 □無

□金 料 □輸

■食 品 ・ バ イ オ □生 活 ・ 文 化

□土 木 ・ 建 築 □繊 ・ 紙

□農 ・ 林 ・ 畜 ・ 水 産 □医

ガン診断薬・ガン治療薬 詳 細 資 料:□有 ■無 サ ン プ ル:□有 ■無 見 学:■可 □不可 そ の 他:

目 的 ・ 効 果 ・ 特 徴

本技術は、Bacillus thuringiensis A1470 株が産生する細胞傷害性タンパク質(パラスポリン 4)を対象と するものである。パラスポリン 4 は大腸ガン細胞由来の培養細胞である CACO-2 細胞をはじめとして、哺乳 動物ガン細胞由来の培養細胞に対して高い細胞傷害活性を示す。一方で、正常細胞に対しては細胞傷 害活性を示さない。また、幅広い pH 領域で安定であり。30℃以下ではその細胞傷害活性に影響がなく、

高い温度安定性を示す。パラスポリン 4 のガン細胞認識能を用いることでガン診断薬の開発が、細胞傷害 能を用いることでガン治療薬の開発が期待できる。

技 術 概 要

B. thuringiensisはグラム陽性の桿菌で、産生するタンパク質が殺虫活性を示すことで知られている。こ

のタンパク質は通常ほ乳類には無害とされているが、福岡県工業技術センターではヒト培養ガン細胞を破 壊するタンパク質を産生する新規B. thuringiensis 株を発見し、そのタンパク質をパラスポリンと命名した。

現在世界中で 12 種類のパラスポリンが発見されており、パラスポリン 4 はそのうちのひとつである。A1470 株が産生するパラスポリン 4 前駆体は分子量が 30kDa で 275 個のアミノ酸残基からなる。この前駆体がプ ロテアーゼ K によるプロセッシングを受けて C 末側 247 番目以降のアミノ酸が切断されて 27kDa の活性体 となり、はじめて細胞傷害活性を示す。

主 た る 提 供 特 許 関 連 特 許 番 号

特許番号/公開番号:特開 2005-333865 出 願 日:2004 年 5 月 26 日

発 明 の 名 称:バチルス・チューリンジエンシスA1470 株由来の細胞認識および細胞障害活 性を有する新規タンパク質およびそれを コードする遺伝子

特許権者/出願人:福岡県

特開 H11-222498

図 ・ 特 記 事 項 ・ その他

細胞名称 由来 EC50

(μg/mL)

CACO-2 ヒト大腸ガン細胞 0.12

Sawano ヒト子宮ガン細胞 0.25

MOLT-4 ヒト白血病T細胞 0.64 TCS ヒト子宮頸上 皮ガン細胞 0.72 T cell ヒト正常 T 細胞 >2

HC ヒト正常肝細 胞 >2

UtSMC ヒト子宮正常 平滑筋細胞 >2 MRC-5 ヒト正常胎児 繊維芽細胞 >2 表 パラスポリン 4 の細胞傷害活性 表以外にJurkat, K562, HeLa, A549, Vero, COS-7, CHO-K1, NIH3T3 細胞に対しては EC50 が 2μg/mL 以上を示した。

パラスポリン 4 の細胞特異性について

【方法】 B. thuringiensis A1470 株から得た封入 体 タンパク質 に 10mM ジチオスレイトール及 び 1mM EDTA を含む 50mM 炭酸ナトリウム緩衝液

(pH 10.5)を加 えて、37℃で1時 間 可 溶 化 した。

この可 溶 化 液 を遠 心 分 離 して上 清 を回 収 し、最 終濃度が 30 μg/ml となるようにプロテナーゼK を加えて 37℃で 90 分インキュベートし活性化し た。終濃度が 1mM になるように PMSF を加えて活 性化を停止 し、フィルターでの濾過 によって不 溶 物を除いて活性化タンパク質溶液を得た。これを 各種培養細胞に投与し MTT アッセイによりその 細胞傷害活性を測定した。

【結果】パラスポリン 4 はヒト大腸ガン細胞、ヒト子 宮ガン細胞などに高い傷害活性を示すが、ヒト正 常 T 細胞を初めとする正常細胞に対しては細胞 傷害活性を示さなかった。(右表)

参照

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