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●信頼性とその応用●・

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2019年8月号 (47)491

信頼性とその応用

・第1

日 時:2019年5月25日(土)9 : 00〜10 : 50 場 所:愛知工業大学本山キャンパス 出席者:16

テーマと講師,及び概要:

(1)「製品リコール実施の意思決定における信頼性工 学手法についての検討」

銭 存華(南京工業大学)

消費生活用製品安全法においては,製造事業者に とって,消費者に安全な製品を供給することが基本的 な責務として規定されている.最新の技術進歩を踏ま えた周到な製品安全管理態勢を構築し,その運用を 行っていても,製品事故等の発生を完全に防止するこ とは困難である.このため,製品事故等の発生又は兆 候を発見した段階で,迅速かつ的確なリコールを自主 的に実施することが必要不可欠になる.本講演では,

確率過程を用いたリコールモデルが紹介された.また,

リコールするリスクとしないリスクの比較によってリ コールを実施するか否かの意思決定問題が紹介された.

(2) “Maintenance modeling with non-replacement intervals”

Xufeng Zhao(Nanjing University of Aeronautics and Astronautics)

本講演では,ホットスタンバイシステムにおけるユ ニットの年齢取り替えについて紹介された.特に,ある ミッション期間中における信頼性を考慮した上で,ユ ニットの取り替え機械がランダムに発生する環境下に おける最適な取り替え方策についての議論が行われた.

危機管理と社会と

OR ●

・第3

日 時:2019年6月20日(木)14 : 00〜17 : 00 場 所:政策研究大学院大学研究会室4B 出席者:17

テーマと講師,及び概要:

(1)「時間的圧迫状況下での意思決定過程に及ぼす要 因の検討」

永岑光恵(東京工業大学),曽雌崇弘(京都大学)

意思決定過程に影響を与える要因の一つに時間的圧 迫があり,高齢者を巻き込んだ特殊詐欺で想定される 状況要因の一つと考えられている.本講演では,まず 意思決定課題である「アイオワ・ギャンブリング課 題」を用いた若年者研究で,時間的圧迫が意思決定に 要する時間や個人特性との関係性に影響を及ぼすこと が紹介された.さらに,対象群を高齢者に拡張した実 験とその結果の概略が紹介された.

(2)「共同作業による連帯感の醸成と利他行動の関係」

福田恵美子(東京工業大学),竹内あい(立命館 大学)

本講演では,独裁者と受領者がコミュニケーション を取りながら実労働を通じて報酬を獲得し,獲得した 報酬を配分する独裁者ゲームについて,行動経済学的 な実験の結果が紹介された.通常の独裁者ゲームでは,

独裁者が配分する報酬は「天から降ってくる」設定で 行われる.紹介された実験により,協力して課題を行 うことで独裁者と受領者の心理的距離が縮まるかどう か,心理的距離が近づいた相手には利他的行動をとる 傾向が高まるかどうかについての分析が紹介された.

加えて,意思決定までの応答時間や個人のもつ不安傾 向等の特性が,利他的行動に及ぼす影響などが議論さ れた.

参照

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